強い眠気の原因はもしかして糖尿病かも 昼食後には副交感神経が活発になりウトウトしてしまうこと自体は正常な生命活動です。 しかし、耐えがたいほどの強烈な眠気に襲われてしまうと、仕事や学業に差し支えます。 自分の場合の原因は何か突き止めましょう。 眠気の原因も多数あり対策もそれぞれです。 対策も難しく考える必要はなく、例えば食べ方を工夫するだけでも午後も頭がスッキリします。 強烈な眠気は血糖値が原因の可能性があります。 糖尿病の疑いがあれば、もちろん病院を受診する必要があります。 14時過ぎに眠くなる原因 午後の眠気の原因には、睡眠時間の問題であったり眼精疲労であったり生活習慣に原因があったりと様々です。 自分はこれが該当するなと思った原因を排除し、仕事も遊びも充実した毎日を送れるよう努力しましょう。 最も分かりやすい原因は睡眠不足 一番分かりやすい原因は睡眠不足です。 適切な睡眠時間には個人差がありますが、平均すると6時間はしっかり眠るのが理想的です。 もし睡眠不足を自覚していれば、生活時間を調整し早く寝るよう心掛けてみて下さい。 忙しくて睡眠時間を取れないと考えていても、誰にでも時間は平等です。 どこかに無駄な時間があるはずです。 寝酒は午後眠くなる原因になる 寝酒の習慣があると、慢性的な睡眠不足に陥っている恐れがあります。 「飲むと寝つきが良くなる」とよく言われます。 しかし、専門家の考えに共通しているのは「お酒=良質な睡眠の大敵」です。 お酒を飲んで寝ると、睡眠中、アルコールを分解するため内臓がフル稼働し、前の日の疲れが取れず、寝不足状態になります。 寝る前に水分を多く摂取すればトイレも近くなります。 夜中何度も起きて寝不足になるケースもあります。 不規則な生活はランチ後も眠くなる 徹夜の日が続いたかと思えば、昼過ぎまでダラダラ寝る日もある。 不規則な生活を送っていると、しっかり眠った日も日中眠くなってしまいます。 人間には、体温やホルモンの分泌を24時間周期に合わせて無意識に変化させるサーカディアンリズムが備わっています。 不規則な生活でリズムが崩れると、ランチ後はもちろん1日中眠くなることもあります。 体のリズムを整えるには、起床時間を統一し朝は日光をたっぷり浴びて、早寝早起きを心がけましょう。 部屋の二酸化炭素の濃度でも眠くなる 「会議室で眠くなる」誰しも経験があると思います。 アメリカの研究では二酸化炭素が原因と言われており、二酸化炭素の濃度が高くなると眠気も強くなることが分かっています。 会議室の二酸化炭素濃度は普通の部屋の3倍濃くなることもあります。 せっかくの会議、換気をしっかり行い集中できる環境を整えましょう。 疲れ目や眼精疲労? 1日中パソコンや書類と向き合うデスクワーク中心の方は、目の疲れのせいで日中眠くなっている可能性が高くなります。 目の疲れを感じると、脳は目を休ませるために眠るよう命令します。 そのため、目を休ませるだけで眠気がなくなることもあります。 ただし、目の疲れは単純な疲れ目と眼精疲労の2種類があります。 疲れ目はたっぷり寝るだけで回復させることができますが、眼精疲労は眠るだけでは治りません。 眼精疲労の場合、ホットアイマスクやホットタオル、ビタミンB12配合の目薬が効果的です。 血糖値が乱高下すると眠くなる 最新の研究ではランチの後眠くなる最大の原因は、昼食の内容だと考えられています。 午後の強烈な睡魔の正体は血糖値に影響する食事です。 ランチは丼ものや麺類など糖質が多いメニューを選びがちです。 昼食で糖質をたっぷり摂ったあと、食後血糖値は一気に上昇します。 その反動で血糖値が急降下するため、一種の低血糖状態に陥ってしまいます。 結果、大事な会議でも抗いがたいほどの眠気が生じます。 血糖値が下がると眠気が起きるメカニズム 昼食後の眠気で仕事に支障をきたしているケースが増加しています。 いつもウトウトしていると評価に響くかもしれません。 午後の睡魔の真犯人とされる血糖値が乱高下するメカニズムを詳しく把握しておきましょう。 眠気と消化活動は関係ない 一昔前まで、食べたあと眠くなるのは消化のために胃や腸に血流が集中しているから、と思われていました。 ところが、最新の研究によって午後にやってくる眠気の多くは、血糖値の急降下が原因だと判明しています。 脳の血流は非常に重要なので、どのような状況下でも真っ先に確保されます。 脳の中の血液量は一定に保たれているので、たとえ消化器官が消化活動をフルに行っている時でも、脳に流れる血流が食事の影響で足りなくなることはありません。 血糖値が下がると眠気が強くなるのは 血糖値の影響で眠気が起こるのは、太古の時代から続く脊髄動物の脳のメカニズムが関係しています。 お腹が空いて血糖値が低くなると、脳を覚醒させる脳内物質「オレキシン」が活性化します。 その昔、人間は野生動物のように狩りを行っていました。 空腹になると敵と戦い食べ物を確保しなければなりません。 危険な場面でも意識を最高レベルまで覚醒させる必要がありました。 その結果、今でも空腹状態だと脳内でオレキシンが分泌され、目が覚める仕組みになっています。 オレキシンは満腹になると自然に活動が鈍り、眠くなるようになっているので、ご飯を食べたあとは自然に眠くなるというわけです。 食べても眠くならない食べ方 ランチで糖質をたっぷり摂取してしまうと、血糖値がグングン上昇します。 血糖値が高くなるほど膵臓から出るインスリンの量も増えます。 インスリンが効き過ぎると血糖値が下がり過ぎるため、一時的にブドウ糖不足に陥ってしまいます。 脳の唯一の栄養源であるブドウ糖が十分に行き渡らなくなることで「集中できない」、「眠くなる」などマイナスの影響が出ます。 昼食に摂取するブドウ糖の量がそれほど多くなければ、血糖値の上昇も緩やかになり、インスリンが過剰に分泌されることもなくなります。 血糖値が上がってもゆっくり下がるので、ブドウ糖不足のため強い眠気に襲われることはなくなります。 午後の眠気に邪魔されないためにも、血糖値が乱高下しない食べ方を覚えておきましょう。 食べ方1:糖質の量を控える 糖質は血糖値をダイレクトに上げる眠気の大敵です。 ご飯や麺類、パンを食べるのは控えめにしましょう。 同じ糖質でも白米などの白いものより、玄米や発芽米、全粒粉のパンなど精製度が低く色がついているものは血糖値を急上昇させにくくなります。 果物やデザートなど甘いものは糖質の塊なので、ランチの時も我慢した方が良さそうです。 食べ方2:定食をチョイス パンやおにぎりだけのランチだと、どうしても炭水化物だけになってしまい、糖質の過剰摂取にも繋がります。 ブドウ糖の吸収を穏やかにする食物繊維やタンパク質、ビタミンを補うためにも、定食タイプのメニューを選びましょう。 食べ方3:食べる順番を工夫 同じ量オカズでも、食べる順番を工夫するだけで血糖値の上昇は緩やかになります。 最初に野菜や海藻を食べてから、お肉や魚などのオカズを口にするベジファーストが効果的。 食物繊維が小腸で膜のような役割を果たすことで栄養がダイレクトに吸収されにくくなり、ブドウ糖の吸収が穏やかになります。 ご飯や麺類を最後に食べることで、食べ過ぎも予防することができます。 食べ方4:食事中の水分摂取を控える ランチ中の飲み物は、清涼飲料水など糖質が多いものは避けましょう。 お茶など無糖ドリンクがベストですが、そもそも食事中の水分摂取を控えることも食後の高血糖を防ぐ食べ方の1つです。 水分によって胃酸が薄まってしまい、食べ物を消化するスピードが遅くなってしまいます。 食べ物を分解するために小腸で消費される酵素の量も増加し、内臓負担も大きくなってしまいます。 脳に血流が届きにくくなるため、食後の眠気も強くなる傾向があります。 食べ方5:ご飯抜きはNG 血糖値の食事対策で重要なのは、1日3食を規則正しいタイミングで食べること。 お腹が空いていると必要以上に食べ過ぎてしまいます。 血糖値も急上昇しやすくなることが分かっているので、ご飯は抜かないようにしましょう。 朝食を抜くだけで昼食、夕食の血糖値が上がりやすくなり、インスリン分泌のピークも30分遅れ、高血糖状態が長く続くことが分かっています。 完全な糖質抜きの食事も心身の負担が大きいので、おすすめできません。 食べ方6:よく噛んで食べる 1口30回を目標に、よく噛んでゆっくり食べましょう。 噛む回数を増やすだけで血糖値の急上昇が抑えられ、昼食後の眠気も軽くなります。 ご飯を丸呑みするような早食いの癖があると、食べる量も増えてしまいます。 ゆっくり食べるためには、意識して一人で食べずに誰かと一緒にランチタイムを過ごすのもおすすめ。 会話を楽しみながら食べることで早食い、ドカ食いを予防することができます。 食べ方7:あえて離れたお店を選ぶ 食べたあと眠くなるのが嫌なら、食後の運動を心がけましょう。 筋肉を動かすと余ったブドウ糖が消費されやすくなり、血糖値の急上昇を30%もセーブすることができます。 昼食後の運動が習慣になれば、糖の代謝量を引き上げる運動療法効果も期待できます。 全身の筋肉の約70%は脚に集中しているので、ウォーキングや階段の上り下りをするだけでも効き目があります。 強制的に食後歩くことになるので、職場から少し離れたお店を選ぶのもおすすめです。 食べ方その8:サプリやお茶を活用 糖値の問題を抱えている多くの方は、食べるのが好きな方です。 食事制限で無理をするとストレスの原因になります。 ストレスも血糖値上昇の要因なので、食べ過ぎてしまった時などは積極的にサプリやお茶を活用しましょう。 特に食事制限の最初は胃も今まで通りに量を要求します。 獰猛な食欲に抑えきれないこともあります。 当社で扱うサプリやお茶にはしています。 やってはいけない眠気対策 食後の眠気を軽くするためには、昼食の食べ方を工夫するのが一番てっとり早く、ダイレクトな効き目があります。 一般的に眠気対策として効くと言われているものは、意外と良くない影響を及ぼすことがあるので要注意です。 昼寝をするなら短時間で 昼寝をすれば、ランチ後の眠気問題はすっきり解消します。 最近は昼寝によって仕事の効率が上がる、と注目されていますが、実際に昼寝できる環境で働いている方はごく一部です。 眠くなったら眠れる状況なら、午後の眠気で苦しんでいません。 午後の眠気を解消するために昼寝する場合、15~30分以内に抑えましょう。 30分以上寝てしまうと眠りが深くなり、かえって眠くなる恐れがあります。 夜眠れなくなる可能性もあるので眠り過ぎはNGです。 カフェインの頼りすぎは逆効果 紅茶やコーヒーに含まれるカフェインは覚醒作用があるので、飲んで30分~1時間で脳内に到達して目を覚ましてくれます。 コーヒーで食後血糖値が下がるという研究もありますが、カフェインの覚醒作用は一時的なもので長続きしません。 耐性ができると1日に何杯も飲まなければ効き目を感じにくくなります。 依存性も強いので、いつの間にかカフェイン中毒になって毎日大量のコーヒーを飲み、消化器官に負担がかかったり、自律神経が乱れて寝つきが悪くなる悪影響が及ぶことも考えられます。 強い眠気は糖尿病の可能性もあり 昼食後の強い眠気は糖尿病の症状かも知れません。 日本には糖尿病予備軍がたくさんいます。 糖尿病は誰にでも可能性がある病気です。 決して他人事ではありません。 少しでももしかしてと思ったら真剣に向かい合いましょう。 早ければ早いほど改善できる可能性が高くなります。 健康診断が正常なのに糖尿病? 昼食を食べたあと強い眠気が起こるのは、血糖値スパイクと呼ばれる血糖値の異常が起きている恐れがあります。 血糖値スパイクは糖尿病を発病する寸前の状態で、食後血糖値が急上昇するのが特徴的です。 血糖値スパイクを放置すると 血糖値スパイクを気づかないまま放置してしまうと、全身に様々なリスクを負うことになります。 ・心筋梗塞や脳梗塞などのリスクが上昇 食後高血糖を繰り返すと血管の壁に強い負担がかかるため、動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳梗塞が引き起こしやすくなります。 ・発ガン率も上昇 インスリンは細胞を増殖させる働きがあるため、大量に分泌されるとガン細胞の増殖にもつながり、ガンが発症しやすくなります。 ・精神的な悪影響も 血糖値が急上昇する時は激しい眠気に襲われますが、急降下する時はどうしようもないイライラ感が湧き上がり、集中力や判断力が低下します。 別人のような態度になり、人間関係にヒビが入ることも。 ・糖尿病の発病、重症化 血糖値スパイクが一番恐ろしいのが糖尿病になるリスクが急上昇すること。 既に発病している方も早めに手を打たないと重症化し、合併症リスクが倍増します。 低血糖の症状で眠くなることも 糖尿病による低血糖で眠くなる症状が出ることもあります。 眠気の他、頭痛やふらつき、吐き気などの症状にも警戒しましょう。 血糖値の異常を自己測定で早期発見 糖尿病や他の深刻な病を予防するためにも、健康診断でも見つけにくい血糖値スパイクや低血糖にいち早く気づくことが大切です。 ただし、血糖値が変動しても一定時間経過すると正常値に戻るので、一般的な健康診断で行われる空腹時血糖値やHbA1cの検査で見つけることは至難の業。 専用の精密検査を受ければ異常が判明しますが、血糖値の自己測定を行えば自宅で気軽に食後の血糖値や低血糖をチェックできます。 当社エイコンの測定器は消耗品のセンサー代も業界最安値の1枚39円~。 本体を含むセットを無料でプレゼントしています。 「病院の待ち時間が嫌」、「平日に会社を休めない」方にも大好評です。
次の食後は血糖値が上がるのは当然のことですが、食後どれくらい経つと「血糖値が一番高くなる」のかご存じですか? たとえ空腹時の血糖値は正常であっても、食後の「血糖値のピーク」が基準値を超えてしまった場合は「食後高血糖」の疑いがあります。 食後高血糖は、空腹時に行われる一般的な健康診断では発見しにくいため、食後高血糖を早期発見するには自己測定機を使って自分で測ってみることがベストだと思います。 では、食後高血糖を知るためには、食後どのタイミングで血糖値を図り、いくつを超えてしまうと要注意なのでしょうか? 今回は、「食後の血糖値のピーク時間」と「食後高血糖と診断される基準値」について調べてみました。 スポンサーリンク 食後の血糖値の上昇ピークは何時間後? 食後高血糖を発見するためには、食後の血糖値を図るタイミングが大切です。 なぜなら、食後のピーク時の血糖値を測らなければ、食後高血糖かどうかを知ることができないからです。 健康な人の場合、胃の中に食べ物が取り込まれるとすぐにインスリンが分泌され始めますので正常な人の血糖値は「食事を食べ始めてから1時間後」にピークとなり、「食後2時間でもとの血糖値に戻る」とされています。 国際糖尿病連合では、食後2時間の血糖値の基準値は「140mg/dl以下」と定められていますので、食後2時間の血糖値がこれを超えていた場合は食後高血糖だと考えられます。 しかし、血糖値は日々刻々と変動しているものであり、食事内容によっても血糖値の上がり方は異なります。 例えば、体内に吸収されやすい液体(甘いジュースなど)を摂取したときは、飲食後30分くらいでピークを迎えことになるでしょうし、脂っぽい食事や消化の悪い食事(揚げ物やラーメンなど)の後は、食後2時間くらいでピークを迎えることもあります。 つまり、血糖値の上昇ピークは食後1時間が基準ではありますが、食事内容によって大きく左右されるというのが本当のところだと思います。 食後高血糖かどうかを知るためには、少なくとも ・食後1時間 ・食後2時間 のタイミングで血糖値を測ってみましょう。 食後1時間の血糖値が高い!その原因は? 上記で述べたように、食後の血糖値は1時間後にピークを迎え、2時間後には下がっているのが一般的だとされています。 しかし、ここで注意が必要です! なぜなら、食後2時間の血糖値の基準値は「140mg/dl以下」とされていますが、食後30分、食後1時間、食後1時間半・・・など、 食後2時間以外の血糖値の正常値は明確にされていないからです。 私はズバリ、食後高血糖なのですが、食後2時間の血糖値は140mg/dl以下であることがほとんどであり、まったくの正常値です。 しかし、食事1時間の血糖値が大きく上昇することがあります。 特に、おにぎりやトーストなど炭水化物オンリーの食事をしてしまうと、食後1時間で200mg/dlを超えることすらあります。 それでも食後2時間経つころには140mg/dl以下まで下がりますので、食後2時間の血糖値を見る限りでは「正常型」なのです。 なぜ、食後2時間の血糖値は正常値なのに、食後1時間の血糖値が高くなり過ぎてしまうのでしょうか? 健康な人であれば、食事を始めると「瞬時に」インスリンが分泌されるため、上昇ピークを迎えても140mg/dlから大きく外れることはありません。 しかし、すでに糖尿病予備軍である(私のような)方は、インスリンが分泌されるタイミングが遅かったり、インスリンの分泌量が少ないために、血糖値の上昇ピークをある一定の値までに抑えることがでず、高くなり過ぎてしまうのです。 つまり、食後1時間の血糖値が大きく上昇している場合は、インスリンの機能に何らかの問題があると考えられます。 また、食後2時間経っても血糖値が140mg/dlを超えた状態が続いたり、血糖値のピークが食後1時間ではなく2時間後、3時間後と遅れさらに140mg/dlを下回らない場合も、インスリンの分泌異常が考えられます。 ちなみに、病院で「ブドウ糖負荷検査」を行った場合、正常な人はブドウ糖を飲用後60分でピークを迎えるそうですが、糖尿病の方はピークが30分ほど遅れてしまい90分後にピークを迎えるそうです。 インスリンが「瞬時に」分泌されていないことがわかりますね。 このように、血糖値やインスリンの異常を発見するには、食後2時間の血糖値だけを測定するのは不十分であり、食後の血糖値が「上昇ピークを迎えるタイミング」も、あなたの健康状態をする大切な判断材料になるのです。 スポンサーリンク 食後1時間後の血糖値の基準値はない?! 食後2時間の血糖値の基準値は140mg/dl以下ですが、では「食後1時間の血糖値の基準値」はあるのでしょうか? 実は「ない」のです! 食後1時間後の血糖値のピークには「明確な基準値がない」というのです! その理由は、「血糖値の上昇度合は、年齢によって変わるから」だそうです。 若い人と高齢の人では、高齢者のほうが血糖値が高くなりやすく、全世代で同一の基準値を設けることができないのだそうです。 そう言われてしまうと、食後1時間の血糖値を測っても、その値が高いのか低いのかわからないですよね・・・(汗) そこは安心して下さい! 一応「目安」があります。 日本糖尿病学会によると、 食後1時間の血糖値が180mg/dlを超えた場合、将来糖尿病になるリスクが高いとされています。 そして、 180mg/dlを超えた時点から血糖によって血管がダメージを受け始めるため、心筋梗塞など心血管疾患のリスクが倍増すると言われています。 そのため、 食後1時間の血糖値が180mg/dlを超える場合は「境界型」となります。 食後3時間の血糖値の正常値は? では、さらに進んで食後3時間の血糖値の基準はどれくらいなのでしょうか? 「食後2時間の血糖値は、食前と同じレベルまで下がる」ことを考えると、食後3時間というのは、基本的には「空腹時と同じ血糖値」と考えられます。 しかし、先ほども述べましたが、血糖値は食べた内容にもよって大きく影響されます。 消化に時間のかかるコッテリ系をたくさん食べた場合は、食後の血糖値のピークが遅れますので「食後3時間経っても、血糖値がもとの数値まで下がり切らない」ということもあるかと思います。 また、血糖値というのは、食事だけでなく体調によっても変化しますので、正常な人であっても基準値を超えることもあるそうです。 もし、体の状態が良好なときに、ごく普通の料理(一般的な家庭料理や和定食など)を食べたのにも関わらず、食後の血糖値のピークが遅かったり、食後3時間たっても血糖値が高い状態続く場合は、インスリンの機能に異常があると考えられます。 まとめ 食後の血糖値のピークは、食べたものによって変わるのは確かです。 私の場合、「ごはんとおかず」という普通の食事をしたときや、麺などの炭水化物を食べたときの血糖値のピークは食後1時間です。 しかし、チーズたっぷりオイルたっぷりのピザを食べたときの血糖値のピークは食後2時間でした。 先日は、家族のお祝い事があり子供と一緒に食後にドーナツ(しかも2個!)を食べたのですが、そのときの血糖値は下記になりました。 ・食後1時間 >> 130mg/dl ・食後2時間 >> 170mg/dl ・食後3時間 >> 79mg/dl 食事の際に野菜をたっぷり食べておいたせいか血糖値の上昇スピードが緩やかになり、ピークは食後2時間後でした。 本来でしたら、食事をして瞬時にインスリンが分泌されるため上昇ピークは170mg/dlまで上がることはないはずですが、おそらく私は「インスリンの分泌するタイミングが遅いタイプ」と思われるので、食後しばらく経ってからやっとインスリンが出始め、食後3時間経つ頃に血糖値が一気に下がったのだと思います。 自己測定器をお持ちの方は、「何を食べると血糖値のピークがずれるか」「ピーク時の血糖値はどれくらい上がるのか」を知っておくといいと思います。 私は、ドーナツやケーキなどの甘いものがどうしても食べたいときは、食べる前後で筋トレをし、なるべくピーク時の血糖値が180mg/dlを超えないように気を付けています! スポンサーリンク.
次の食後の血糖値について その7 食後、血糖値が下がる時間は? 健康な人の血糖値は、食後1時間をピークとし、その後は徐々に下がりはじめ緩やかなカーブを描きながら、180分後には食前の血糖値まで戻ります。 しかし、糖尿病の人の場合食事をしてからの血糖は、グーッと上昇し始めます。 そして健康な人の倍の時間120~150分後にピークを迎えます。 その後の血糖は急下降をしていくのです。 そして210分後にようやくもとの血糖に戻るのです。 食後の高血糖、ピーク後の急下降怖いですよね。 インスリンが多く分泌されれば、それだけ血糖は下がります。 ですが、その代償もついてきます。 インスリンは脂肪を作り、脂肪の分解を抑制する働きがあるのです。 インスリンが分泌されることは血糖を下げること、そして脂肪を増やすことなのです。 食後、血糖が下がらない原因は? 高血糖の原因は様々です。 それは、糖代謝異常によって引き起こされます。 ですが、だからといって、一概に「高血糖=糖尿病」と勘違いしないでもらいたいのです。 もちろん、糖尿病患者さんの高血糖についても述べていきますが、他の疾患の症状として高血糖が現れることがあるのです。 では、早速見ていきましょう。 ストレス ストレスを感じることで、体内の防御反応が働き、ホルモンを分泌します。 それにより体は活発となり興奮状態なることで、エネルギーを産生。 インスリン分泌が低下し高血糖症状がみられると言うことになるのです。 ステロイドの副作用 糖尿病で、最近高血糖が続いている方がいらしたら是非、最近処方された薬を確認してみましょう。 特に皮膚科、アレルギー科、耳鼻科、内科など。 確認方法は、もらってきた薬と一緒に「お薬情報」が入っています。 それに詳しく書いてあります。 ステロイドは、糖を合成する働きを高めます。 否応なく高血糖になってしまうのです。 糖尿病の方はステロイドの副作用が高血糖の症状を悪化させるという知識を持ち、他科に受診することが大切です。 クッシング症候群 副腎皮質から分泌されているコルチゾールが過剰分泌を生じ高血糖を起こします。 甲状腺機能亢進症 甲状腺ホルモンの異常分泌、身体の代謝異常が原因でおこる。 エネルギーが亢進されることで各症状のひとつに高血糖があります。 末端肥大症 成長ホルモンを作る脳下垂体にできた腫瘍である。 症状の現れ方の中で、糖尿病患者さんの中から発見された例があったといわれています。 褐色細胞腫 副腎の髄質に出来る腫瘍ですが、そのほとんどは良性と言われています。 症状の一つに血糖の上昇があります。 ここに紹介したのは、ごく一部ですが、食後、血糖が下がらず心配な方は早めに内科、内分泌科へ受診をお勧めします。 食後、散歩をすると血糖値は下がる? 運動にも、有酸素運動と無酸素運動がありますが、血糖を下げるために効果的なのは有酸素運動です。 だからと言って、なにもジムに通い始める必要はありません。 毎日続けられないと意味がないからです。 犬を飼っているお宅は、犬の散歩は日課になりやすいですよね。 出来れば日々の記録をつけておくと、ペットとの思い出にもなる上、自分の健康管理まで出来てしまいます。 ですが、食後すぐの運動は避けましょう。 食後は消化のため胃に血液が集まります。 ここで運動すると他に血流をとられ、結果、胃が虚血を起こし胃の痛みを伴ってしまうためです。 同じ有酸素運動でもジョギングなどのハードなものは、脂肪を燃焼するうえで血液中の糖分を(エネルギー)を補充しようとします。 そのため、血糖を下げるには散歩などの軽い有酸素運動が良いのです。 歩幅は、少し大きめに取りましょう。 最初は10分位でもかまいません。 慣れてきたら、別のルートを探検してみるのも楽しいかもしれません。 有酸素運動は、続けることで、ダイエット効果も期待されます。 血糖が下がり、ダイエットにつながればうれしいですよね。 余談ですが、若返り効果は大腿四頭筋にあると言われています。 ようするに太ももの筋肉です。 大きな筋肉を育てること、維持することは老化防止にもつながりますね。
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