原子力発電の長所(メリット)と短所(デメリット)を理解することは、将来のエネルギーの在り方を考えるうえでとても重要です。 原子力発電のもっとも大きな短所(デメリット)は、今回の東日本大震災でも明らかになっていますが、放射能(放射線)の漏えい・拡散リスクです。 トラブルや想定外のアクシデントなど、きっかけは何であれ、ひとたび放射能(放射線)が漏えいした場合、さらにそれが広範囲になった場合、その影響は甚大です。 それだけ厳重に管理、運転しなければならないと言うことになります。 原子力発電の原料となる核物質は、莫大なエネルギーを得る代わりに、発電の原料として使用中はもちろんですが、使い終わった後も、放射能が発生します。 簡単に原理を説明すると、核燃料である核物質が核分裂するときに、エネルギーを放出。 その際に同時に放射線も放出ということになります。 電視力発電で使い終わった原料は、放射性廃棄物になります。 名前の通り放射能を発する廃棄物です。 この放射性廃棄物の管理も、原子力発電所で用いる核物質(核燃料)と同等に重要です。 なぜならば、放射性廃棄物にも(簡単のためシンプルに分けると)2種類あります。 ・低レベル放射性廃棄物 ・高レベル放射性廃棄物 文字通り、原子力発電所のデメリットになる、より注意が必要な廃棄物は、後者の「高レベル放射性廃棄物」になります。 具体的な高レベル放射性廃棄物は、 ・使用済み燃料のうち、再利用できない放射性物質(セシウム、ストレンチウムなど)の廃液 ・原子炉内の制御棒 ・原子炉内のその他の構造物 となります。 これら要注意な高レベル放射性廃棄物の処分についても、もちろん有力な方法が検討されています。 それは、 「ガラス原料とともに、高温で溶かして固める」方法(ガラス固化)です。 固めることによって、より安定な形態になり、運搬、保管などにしやすくなると言う訳です。 しかし、固めただけでは不十分です。 あくまで固めただけであって、強い放射線は継続して発生します。 何もせずに、もしこの固化体の近く居れば、間違いなく死に至ります。 このガラス固化された容器のまわりをさらに頑丈な容器で囲われます。 そして、もうひとつのデメリットがあります。 放射線がでるということは、それなりの熱も発生します。 その温度は、300度(容器表面)から400度(容器中心部)と高温。 (個人的には、これだけの高温を常時維持するなら、処分する前に長期にわたって利用する技術が確立できないのかなぁと思ってしまいますが・・・きっと利用するためのコストが割に合わないのではと推測されます。 ) そのため、さらに 何十年(30年から50年)もかけて、冷却しなければなりません。 最後は地中の奥深くの地層の中に最終処分(最終保管)となります。 つまり、原子力発電でエネルギー(電気)を得た後から、最後の地中深くに最終保管するまでの間も、何らかのトラブルで広範囲に発散してしまうような事態になったときに、大きなリスクになるわけです。 ガラス固化するためには、一般的にフランスやイギリスの海外に頼っているため、輸送中にトラブルが発生するかもしれない。 冷却させている間に何らかのトラブルが発生するかもしれない。 最終処分場である地中深くでも、何らかのトラブルが発生するかもしれない。 これらが、原子力発電の短所(デメリット)である放射性廃棄物の処分となります。 ある意味、原子力発電のもっとも大きなデメリットである放射能漏れに準じたリスクと言えます。 「放射能から身を守る具体的方法」「母乳」「食べ物」 「日々の生活での注意事項」.
次の日本人さんに指摘されているように、これも何十回も繰り返されている質問ですから、回答も繰り返します。 <原発のメリット、デメリット> <原発の必要性と反原発理由の嘘> <メリット> 無資源国の日本にとって、3E(安全保障、環境保全、経済性)の視点で考えた時に、化石、核(原発)、再エネの3種類しか無い1次エネルギーの中で、最も優れたエネルギーであることがメリットです。 安全保障が優れているということについて補足しておきます。 しかもLNG、石油と異なりウランは石炭と同様に安定個体なので、備蓄には圧倒的に有利であること。 7%しか自然界にはないが、残りのU238はPu239に変換でき、このU238が正に国産資源となること。 また、エネルギー収支比の圧倒的に優れています。 <エネルギー収支比(EPR)> 石炭火力:6. 55、石油火力:7. 90、LNG火力:2. 14、原発:40. 6、水力:15. 3、地熱:6. 80、 風力:3. 90、太陽光2. 00 環境保全に優れているということについて補足しておきます。 石炭火力(ドイツは褐炭火力が主):943、石油火力:738、LNG火力:599、コンバインドLNG火力:474、太陽光:38、風力:25、原発:20 経済性に優れているということについて補足しておきます。 発電コスト試算(公開されています)は2004年、2011年(福一事故後の民主党政権時代)、2015年の3度行われていますが、いずれも原発の発電コストが最も安くなっています。 原子力:10. 1、石炭火力:12. 3、LNG火力:13. 7、水力:11. 0、風力:21. 9、太陽光:24. 3 <発電コスト試算結果> なお、原発は危険源(hazard)ではありますが、リスクは著しく小さいので安全であるのは科学的事実ですが、安全性についても補足しておきます。 電源別過酷事故における死亡者数(OECD報告)は以下で、単位は人です。 全死因:1. 今の若い人は、調べる力、学ぶ力、考える力、理解できる力がある人が多いので、核エネ(原発)に対する受容性は高いのですが、60代以上の人は、マスコミ(特に、朝日、毎日、東京新聞及びその系列TV局)の報道を盲目的に信じる人が多く、エネルギー問題という国の存亡に直接係わる重要問題を、感情だけで判断してしまうのです。 しかも、こういう老人の方が、投票率が高いので、政府も、老人に迎合し、確固たるエネルギー政策を採れないのです。
次の地球にやさしい発電方式 太陽光発電は、光エネルギーを電気エネルギーに直接変換するので、原子力・火力等のように放射能を含んだ冷却水や廃棄物、 二酸化炭素や大気汚染物質などの有害物質を一切出さない、全く無害のクリーンエネルギーを作り出す事が出来ます。 太陽光エネルギーは実質無尽蔵 このままいけば石油資源があと40年で枯渇していると言われています。 しかし太陽の寿命はあと50億年と いわれており、実質太陽光エネルギーは無尽蔵で、地球上どこでも手に入る再生可能エネルギーです。 無料という魅力もあります。 メンテナンスが簡単で寿命が長い 太陽光発電システムは構造的にシンプルでモーターの様な可動部がないため、ほかの発電システムに比べメンテナンスも簡単です。 清掃も必要ありません。 システムの寿命も長く、現在、太陽光発電に用いられる太陽電池の耐用年数は、20年以上とされています(設置場所などの諸条件によって変わります)。 省エネ意識が高まる 発電状況や二酸化炭素電気削減用をいつでも確認可能で、ご家族の皆さまの省エネ意識が高まります。 環境イメージのアップ 環境に優しいエネルギーを導入することで、各自治体における住民意識の向上や、企業のイメージアップに貢献することができます。 災害時にも電気を使用できます パワーコンディショナーに自立運転機能が付いていれば、災害で停電になった場合でも発電した電気を使用できます。 いざと言う時のために専用コンセントから電気製品を繋げて使用できるようになっています。 家庭で電気を自給でき、余った電気は電力会社に販売可能 昼間発電した電気は、まずご家庭の電力として使います。 当然、その分の電気代は削減可能で設置したkW数によっては余った電気を電力会社に売ることも可能です。 昼の余剰電力は電力会社に自動的に売却。 夜は購入できます。 つまり、 今までの2倍の速さで太陽光発電システムの償却が可能となるばかりでなく、太陽光発電の資産運用価値も高まり、運用面でも高い利回りが可能となります。 6kWシステムの場合 以下の全国平均数値を参照ください。 一般家庭における年間消費電力量 a 5,650kWh 一般家庭における月平均消費電力量 b 470. 6kWhの場合 新エネルギー財団2,007年度数値による全国平均。 自家発電だから割高3段目使用料を削減可能で、月々7,074. 5円も電気料金がお得 電気料金の上で最も頭が痛いのが3段目料金。 東京電力管内で最も契約者が多い従量電灯Bの場合、3. 6kWの太陽光発電システムを設置すると、2段料金を少し超えた水準まで電気代を削減可能です。 上記項目9の e から、太陽光発電システム設置前後の電力使用量が計算されているので、これに基づいて計算すると月々7,074. 5円も電気料金を削減できます。 東京電力の電力量料金(従量電灯B) 電力量料金 (従量電灯B) 単 価 1段料金 最初の120kwhまで 17. 発電量が不安定 発電出力は晴れている昼間しか発電できず、季節、時刻、天候に左右されます。 また、夜間は発電できません。 設置場所によって発電量が変わる 太陽電池を設置する方向および、設置する屋根の角度(勾配)によって発電量は変わります。 出来るだけ、南、南東・南西の、東・西の順にパネルの設置をおすすめします。 北側の屋根は発電効率が良くありませんので、設置する際、方向にはご注意ください! 3. 導入コストが高い 技術進歩と市場の広がりで価格は下がってきていますが、まだ他の発電設備に比べると発電単価は割高です。 国策として太陽光発電拡大には様々な補助金や減税措置が準備されています。 パワーコンディショナーは交換が必要 太陽光発電システムでは太陽電池で発電した直流電流をパワーコンディショナーで交流電流に変換しますが、10年程度使用したパワーコンディショナーは交換が必要です。 屋根の形状によって、載せられるパネルの数・発電量が違う ご家庭により必要な発電量は異なりますが、ある程度の発電量が必要な場合はパネルの枚数を多く設置しなければならないので、 シンプルで屋根の面積が広いほうが良いとされています。 こだわった瓦をお使いの場合は、屋根の美観が損なわれると感じる方もいらっしゃると思います。
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