プロフィール:勝又壽良(かつまた ひさよし) 元『週刊東洋経済』編集長。 静岡県出身。 横浜市立大学商学部卒。 経済学博士。 1961年4月、東洋経済新報社編集局入社。 週刊東洋経済編集長、取締役編集局長、主幹を経て退社。 東海大学教養学部教授、教養学部長を歴任して独立。 若者の失業が急増中。 対中貿易の不振で韓国経済は行き詰まりへ ウォンは通貨のカナリヤ 韓国経済は、 米中貿易戦争の影響を強く受けます。 韓国輸出の 約4分の1が対中輸出です。 さらに、 全輸出の5分の1は、半導体が占めています。 実は、この中国と半導体が、いずれも不振であるという事態に追い込まれています。 こういう韓国の輸出構造から見て、ウォン相場は、アジア通貨では「カナリヤ」と見られています。 カナリヤは昔、坑道に入って作業する鉱夫の安全管理のために利用されてきました.坑内に有毒ガスが発生した場合、カナリヤが最初に反応するという特性を利用したものです。 この伝でいけば、 韓国ウォン相場の急落はアジア通貨異変の兆候と見られています。 韓国にとってはなはだ迷惑な話ですが、貿易構造がそうなっている結果です。 韓国人特有の「ひがみ根性」から言えば、承服できない話でしょう。 韓国は、これから世界三大格付け会社が、相次いで格付け作業に入ります。 すでに、S&Pの審査は終わりました。 結果は発表になっていませんが、「条件」が付くという予測がされています。 つまり、半年後の「見直し」条件です。 もし、 格付けで引き下げられることがあれば、文在寅政権のメンツは丸潰れになります。 これまで、「マクロ経済は相対的に良好である。 間もなくその成果が国民に届く」と確言してきました。 それが、格付け会社の総合判断によって覆されれば、文政権は責任問題に発展します。 来年4月は、国会議員の総選挙です。 格付け会社によって、経済実態が不調であると判断されれば、総選挙の結果に響いて来ます。 与党の「共に民主党」が敗れれば、次期大統領選にも響きます。 このように、韓国は経済次第で政治状況が変わるので、ウォン相場の推移に注目が集まります。 与野党が、逆転する事態も起こりかねません。 以上で、概略の説明を終えて、具体的に 韓国経済の問題点を探って行きます。 5月15日の終値は、1188. 6ウォンで前日比0. 8ウォン高となりました。 1200ウォンが「マジノ線」と意識されています。 理由は、このラインを割って下げ続けると、ウォン投機売りを誘い込み一気に危機ラインの1400ウォンへ持って行かれるリスクを抱えているからです。 過去2回、韓国は通貨危機に陥っており、塗炭の苦しみを味わいました。 耐乏生活を強いられたからです。 ウォン相場と関係の深い輸出は、昨年12月から前年同月比マイナスを続けています。 5月に入ってもこのマイナス基調が続いています。 これで、 6ヶ月連続で前年比マイナスとなります。 マイナス要因は、先に指摘しました対中国輸出と半導体輸出が振るわなかったことです。 ページ内の商標は全て商標権者に属します。 銘柄の選択等、投資の最終決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 また、本サイトに掲載している全ての記事およびデータについては、その情報源の確実性を保証したものではありません。 本サイトの提供情報を利用することで被った被害について、当社および情報提供元は一切責任を負いません。 万一、本サイトの提供情報の内容に誤りがあった場合でも、当社および情報提供元は一切責任を負いません。 本WEBサイトの記載内容は、予告なしに変更することがあります。
次の日本では、輸出においては通貨安になるとメリットがあるが、 韓国の場合は、過度のウォン安になるとマイナス影響になる。 何故だろうか? 日本は、何しろ内需が大きい。 部品は、国内で調達できるから円安の影響はない。 単純に日本製品が安くなるため輸出企業が儲かる。 韓国もウォン安になると、輸出企業が儲かるように感じるが、 製品を製作する上で必要な部品は、ほとんど海外から、 輸入しているため、輸出する製品はコストが増す。 つまり貿易依存度が高いため、ウォン安は致命傷、 今回の場合は、トドメを刺すくらいの危機になる。 為替レートの影響で、輸出製品の部品価格は上がり、 国内商品価格もインフレにより上がる。 2008年ウォン大暴落で対外債務が増し返済ができなくなった。 *対外債務は、借りた通貨で返済しなければならない。 ウォン安になると返済額が増大する。 一年前は、1ドル=1175ウォンとすると・・・。 まあすぐには、金融危機にはならないとは思いたいけれど。 差し当たって9月期限の短期債務を支払えるのだろうか。 2008年麻生総理が李大統領に、 「慰安婦問題等を今後取り上げないから助けて」 と言われ助け、その後民主党政権になると、 李は、掌返し慰安婦問題を世界に広げ、竹島に上陸した。 韓国は現政権が続く限り、経済は悪化の一途と考えるべき。 韓国人の中には、外貨を集め国外に出る人がいるかもしれない。 日本は、早々に入国の規制を厳しくして、そのような人を、 入れない様にしなければならない。 日本は、輸出管理を今後厳しくすると発表したが、 まだ何もしていない。 韓国経済は、絶賛悪化中のところハゲタカに突かれている。 だから、ウォンドルはとんでいく なのだ。
次の2019年止まらない韓国のウォン安!原因は!? 2019年に入ってから、 韓国のウォン安が止まらない状況が 続いています。 その進行具合は、 金融不安が続く、 トルコに相次いで 2位という状況です。 どういった原因でウォン安は 進行したのでしょうか? また、 韓国とは反対に日本では 円高が 進んでいます。 韓国旅行や日韓関係に何かしらの 影響はあるのでしょうか? 詳しく見て行きましょう。 2019年の止まらな韓国のウォン安! 2019年4月と5月の間で、 韓国のウォン安がトルコの次に 最も進んだ事が判明しました。 トルコは金融危機の可能性が 高く、ドルに対して、 6. 78%もの下落を見せています。 ドル対ウォン相場が 2. 9%なので、 トルコ程では無いですが、 かなりの下落を見せています。 韓国では、 1997年の アジア通貨危機や 2008年の グローバル金融危機の と同じ様な状況になる事を 危惧する声が高まっています。 では、何故、この様なウォン安が 進んだのでしょうか? 止まらないウォン安の理由! ウォンが安くなった理由には、 韓国経済が減速した為です。 2019年に入ってから、 韓国の貿易黒字は減少し、 GDP(国内総生産)も マイナス傾向となりました。 更にアメリカのトランプ大統領が 中国への更なる関税賦課の発言を した事で韓国経済の要とされる 輸出産業に陰りが見えてきています。 2018年時点で、 韓国国内でも経済成長に陰りが 見える推測が流れていましたが、 トランプ大統領の発言で、 それ以上に韓国に危機が訪れる可能性が 高まっています。 最近歩み寄りを見せていた北朝鮮が 再びミサイルを発射する等、 韓国は踏んだり蹴ったりな状況が 続いている様に見えます。 スポンサード・リンク ウォン安円高の影響!韓国旅行や日韓関係は? ウォン安はドルだけではなく、 日本円にも同様の状態となっています。 円高のこの状況で、 韓国旅行や日韓関係への影響は あるのでしょうか? 詳しく見て行きましょう。 ウォン安円高が韓国旅行に与える影響! きのうから続く円高により、日本円に対するウォンも安くなっており、韓国旅行にとっては今年最高のレート、さきほどの時点で100円=1060ウォンをつけています。 昨日も少し触れましたが、きょうは両替のチャンス。 免税店などでの買い物はもちろん、韓国での美活のためにウォンに替えましょう。 — 吉村剛史(トム・ハングル) tomhangeul このツイートの通り、 現状、ウォン安円高は韓国旅行を するのに良い影響を与えています。 日韓関係は冷え込んでいますが、 旅行となると話は別です。 韓国旅行に行きたいという方は、 今が行くのにいい時期だと言えます。 ウォン安が日韓関係に与える影響! ウォン安によって、 現状の冷え込んだ日韓関係に 変化が見られるかもしれません。 先述した通り、 韓国国内では急速なウォン安と 景気の悪化で、過去の通貨危機の 様な事態の再来を恐れています。 過去の通貨危機では、 日本に 通貨スワップ、つまり、 外貨を借りる仕組みを結んで もらいました。 しかし、 レーダー照射問題や 徴用工裁判で 日韓関係は冷え込んでいるのと、 日本側が強硬路線を取っている事で、 通貨スワップを締結できるかは、 微妙だと言えます。 もし更に、ウォン安が進み、 韓国に通貨危機の事態が起こったら、 韓国側から 態度を軟化させて、 通貨スワップを持ち掛けられる 可能性は考えられます。
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