「緊急事態宣言」のパネルを持つ杉本知事(14日、福井県庁) 緊急事態宣言の期間は5月6日まで。 国の宣言と異なり法的な拘束力はない。 従来の週末と平日夜間に加え、平日昼間にも不要不急の外出自粛を求めた。 県外に向けても不要不急の来県自粛や、来県後の2週間の自宅待機を求めた。 福井県で14日に新たな感染者は確認されなかったものの、14日までに92人が感染し、うち3人が死亡している。 医療機関での院内感染や感染者病棟を担当する看護師の感染もあった。 杉本知事は宣言直前と表明した7日以降も感染者が増えていること、医療体制の逼迫が続いていることを今回の宣言の理由に挙げた。 ただ、感染経路が不明な事例は引き続き少ないとして、国に対象地域への追加は求めない。 報道陣の取材に応えた杉本知事は「(外出自粛要請の)一定の成果が出ている」と述べた。 そのうえで「ここで気を緩めれば増えてくる」と、県民に自粛や感染防止対策の徹底を求めた。 19日に当初の自粛要請の期限を迎え、5月には大型連休を控える。 「ほかの自治体でも緊急事態宣言が出されるなかで、福井県が(自粛を)緩めれば流入してくる。 立場を明らかにすることが必要な時期だ」と、14日に宣言した理由を示した。 県内企業にはテレワークやシフト制の導入による出勤人数の削減、喫煙所や更衣室などの感染防止対策の徹底を求めた。 「すでに県内の大きな商業施設などは自主的に休業や営業時間短縮をしている」(杉本知事)ため休養要請はしない。 県内の商業施設ではショッピングセンターのエルパ(福井市)が18、19日の休業と平日は24日までの営業時間短縮をすでに決めている。 西武福井店(同市)も営業時間短縮を実施済みで、担当者は「県から営業制限がない限り対応は変えない。 生活者支援の使命を果たす」と話した。
次の福井新聞は5月1日、調査報道「ふくい特報班」(通称・ふく特)の「通信員」に新型コロナウイルスに関するアンケートを行った。 政府が緊急事態宣言を1カ月程度延長する方向で調整していることについて、賛成が91%を占めた。 「早期終息のためにはやむを得ない」との声が大半だった。 アンケートは、無料通信アプリ「LINE」(ライン)で実施した。 男女625人から回答があった。 緊急事態宣言の延長反対は9%だった。 「生活が持たない」「全国一律に疑問」との声が寄せられた。 緊急事態宣言が延長された場合、事業者に対する休業要請の期間も延びる可能がある点については、賛成が84%だった。 「事業者には心苦しいが、もうしばらく休業をお願いするしかないのでは」との声が多かった。 一方で、反対者からは「生活が壊れてしまう」との悲痛な声が聞かれた。 政策課題として浮上している「9月入学」の導入を巡っては賛成が64%。 「国際的には9月入学が主流」「授業の遅れをこれから取り戻すのは厳しく、公平性が保てない」と、今秋導入を推す意見が目立った。 一方で「9月にコロナが終息している保証がない」「社会全体を変更する必要があり混乱は必至」と準備期間の短さを危惧し、反対する声も多くあった。 アンケートは世論調査ではなく、多様な意見を聞く目的で行った。
次の福井新聞は5月1日、調査報道「ふくい特報班」(通称・ふく特)の「通信員」に新型コロナウイルスに関するアンケートを行った。 政府が緊急事態宣言を1カ月程度延長する方向で調整していることについて、賛成が91%を占めた。 「早期終息のためにはやむを得ない」との声が大半だった。 アンケートは、無料通信アプリ「LINE」(ライン)で実施した。 男女625人から回答があった。 緊急事態宣言の延長反対は9%だった。 「生活が持たない」「全国一律に疑問」との声が寄せられた。 緊急事態宣言が延長された場合、事業者に対する休業要請の期間も延びる可能がある点については、賛成が84%だった。 「事業者には心苦しいが、もうしばらく休業をお願いするしかないのでは」との声が多かった。 一方で、反対者からは「生活が壊れてしまう」との悲痛な声が聞かれた。 政策課題として浮上している「9月入学」の導入を巡っては賛成が64%。 「国際的には9月入学が主流」「授業の遅れをこれから取り戻すのは厳しく、公平性が保てない」と、今秋導入を推す意見が目立った。 一方で「9月にコロナが終息している保証がない」「社会全体を変更する必要があり混乱は必至」と準備期間の短さを危惧し、反対する声も多くあった。 アンケートは世論調査ではなく、多様な意見を聞く目的で行った。
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