味噌汁とは、説明するまでもなく、カツオ節や煮干しでダシをとったあと、具と味噌を加えたスープのことです。 味噌汁のミソは味噌。 ここでは、具を除いた「味噌」に注目してみたいと思います。 味噌は手前味噌という言葉もあるように、様々なつくり方がありますが、基本的には大豆を煮て塩と麹を加えて発酵させたものです。 そしてその製造過程で大豆の成分に加えて、脳の働きを助け記憶力や学習能力を高めるグルタミ酸を生じます。 また、大豆は体に有用な植物性タンパク質を多く含む食品ですが、煮たり炒ったりするだけでは消化吸収性が悪くその威力を十分に発揮できません。 しかし麹菌や酵母菌、乳酸菌などが繁殖することにより、それらが持つ酵素の働きで消化吸収性が増します。 さらには、大豆には含まれていないビタミンB12なども増えるという特徴があります。 出典: 味噌汁ダイエットのメリット 熱中症診療2015年版ガイドライン 日本救急医学会「熱中症に関する委員会」によって作成された でも、「梅昆布茶や味噌汁などもミネラル、塩分が豊富に含まれており熱中症の予防に有効と考えられる」とあります。 塩分については、体液中の塩分濃度は0. 1~0. 2%に合わせた食塩水、つまり 1リットルの水に 1 ~ 2g の塩分を補給すればよいと言われています。 梅干し1個10gで約2gですから1リットルの昆布茶に入れて作り置きするなどしておくとよいでしょう。 また、味噌汁1杯分も1. 5~2gの塩分濃度です。 暑い時に暑い食べ物は体によいと言われていますが、近年のような過酷な暑さでばて気味の時には冷たいお味噌汁もおいしく、食欲もわいてきます。 少し多めに作って冷蔵庫で冷やし、食事やお茶の時間に飲むのもおすすめです。 ただし、塩分が熱中症予防に役立つとはいえ、塩分補給は汗をかいて塩分濃度が下がっているか、あるいは水分不足になっているかによって、その必要性は異なります。 むやみにたくさん飲んで過剰摂取にならないように注意しましょう。 塩分が気になるけれど、濃い味が好きという人は、だしを効かせて味噌が適正量を超えないようにしてみましょう。 出典: ご存知の通り、味噌は大豆でできています。 大豆は畑の肉といわれるぐらいたんぱく質豊富。 しかもコレステロールを下げる働きもあるのです。 さらに、アンチエイジングに有効な成分も多数含まれています。 さらにさらに、冷え性や貧血を予防する効果もあります。 味噌にすると麹の作用でたんぱく質が吸収、消化しやすくなるので、夏の疲れた胃腸にはもってこいなのです。 さらに、味噌汁に含まれる塩分が、水分の摂りすぎで不足した塩分を補給。 しかも野菜や海草などの具を入れることで、不足しがちなビタミンやミネラルを補うことができるのです。 味噌は天然熟成のものがおすすめ。 塩分が気になる人は1日1杯までにしましょう。 味噌汁なら、外食の時は和食を選んだり、コンビニでインスタントも売っているので、手軽に食べることができます。 出典: 第36回日本高血圧学会総会 平成25年10月26日発表 において、共立女子大学の研究で、味噌汁の摂取頻度と血圧の間に関係性は認められないこと、また1日1杯程度の味噌汁のある食生活が血管年齢を10歳程度改善する傾向があることが発表されました。 この研究では、東京都内の人間ドックを受診した男性 平均年齢55歳 102名に、聞き取り法で食物摂取頻度と人間ドックの成績との関連性を調査しました。 味噌汁の摂取低頻度群(5日間当たり0~2回)、味噌汁摂取中頻度群(5日間当たり3~5回)、味噌汁摂取高頻度群(5日間当たり6~15回)にわけて評価したところ、味噌汁摂取頻度と血圧には関連が見られず、また1日1杯程度の味噌汁のある食生活が、血管年齢を10歳程度改善する傾向が確認されました 味噌そのものの塩分は、味噌汁の食塩摂取量への寄与率は約2%程度。 味噌汁は食塩摂取量の独立した決定要因ではありませんでした。 むしろ「調味料・香辛料」(14%)や「漬け物」(9%)、「ゆで麺」(5%)の方が塩分摂取に与える影響が大きいことがわかりました。 味噌汁1杯150mlを飲む時の塩分摂取量は1. 2g~1. 5g前後で、他の料理と比較しても、味噌汁の塩分はそれほど多いものではありません。 塩分の摂り過ぎで間題になるのは、ナトリウムの過剰摂取が高血圧などの原因になると考えられるためです。 ナトリウムは、同時にカリウムを摂取すると、体外に排泄されやすくなります。 味噌汁には、野菜や芋類、ワカメなどの海藻といったカリウムを含む食品を使います。 こうした組み合せで中和されているのでしょう。 また、以前の共立女子大学の研究 ラットレベル では、0. 9%食塩水、1. 3%食塩水とみそ汁(塩濃度1. 3%)を与え血圧上昇を比較したところ、味噌汁摂取区では0. 9%食塩水を与えた場合の血圧上昇にとどまり、3割の減塩効果があることが報告されています。 みそには抗酸化成分や、血管拡張物質がが含まれていることが抗高血圧作用に関わっているのではないかと示唆されています。 出典: 一人暮らしにおすすめしたいイチオシ電子レンジ調理器具は『レンジでラーメン』です。 お湯を沸かすか、もしくはラーメン丼に200mlの水を入れて、電子レンジ(600W)に3分かけてお湯を用意します。 お湯の中に和風だしの素(水200ml分)、冷凍豚汁ミックス(40g)を入れ、その上に豚こま切れ肉(30g)を広げて乗せて、電子レンジ(600W)で4分加熱します。 フタを開けて、味噌(大さじ1)を溶き入れたら、できあがり。 冷凍野菜ミックスとラーメン丼があれば、具だくさんの味噌汁も簡単です。 水をたっぷり入れて加熱できるラーメン丼は、汁物も得意。 豚汁用の冷凍食品を利用しましたが、お好みの野菜でOK。 だしの素をスープの素や鶏ガラスープの素に変えれば、洋風や中華風のスープが電子レンジひとつで作れます。 出典:.
次の味噌汁ダイエットとは 味噌汁 ダイエット は、 朝食・昼食・夕食のいずれかに、1食だけ味噌汁を食べるという方法です。 「味噌汁だけだと、すぐにお腹がすくのでは?」と思った方も多いはず。 しかし、味噌汁ダイエットでは、具をたくさん入れるため食べごたえがあり、空腹感があまり感じないとされています。 また、味噌汁ダイエットの魅力の一つに、 作り置きができることがあげられます。 温めなおすだけなので、「毎回作るのが面倒…」「忙しくて作れない…」という方も楽にダイエットを続けることができます。 味噌汁ダイエットの効果 アミノ酸で代謝がアップ 味噌汁に使う味噌には、アミノ酸が豊富にふくまれています。 その中には、 脂肪の燃焼を促すとされている 「ロイシン」や 「イソロイシン」がふくまれているのです。 これらの成分により、 代謝が上がりやすい体質になります。 メラノイジンが血糖値の上昇を抑制 味噌には、普段あまり聞くことのない「メラノイジン」という成分をふくんでいます。 この成分は、発酵や熟成の過程で作られるもので、 食後の血糖値の上昇をゆるやかにしてくれる作用があります。 血糖値がゆっくりと上昇するため、脂肪を蓄積させてしまう 「インスリン」の分泌をふせぐ効果が得られます。 大豆ぺプチドで便秘を解消 味噌にふくまれている「大豆ペプチド」は、 体内でビフィズス菌を作り出す作用があります。 ビフィズス菌は腸内環境をととのえて、正常化させる効果が期待できるものです。 そのため、大豆ペプチドを摂取することでビフィズス菌が生み出され、 便秘の解消がのぞめます。 大豆イソフラボンによる美肌効果 豆腐や納豆・大豆飲料にはおとりますが、味噌には女性にやさしい成分として有名な 「大豆イソフラボン」がふくまれています。 この成分は、女性ホルモンと似たようなはたらきがあり、 更年期障害などの女性の悩みを解消してくれる効果が期待できます。 さらに、肌の弾力を保つ「コラーゲン」を増やしたり、ターンオーバーを促進させるたりする作用があるため、美肌へと導いてくれる効果もあるといわれています。 味噌汁ダイエットにおすすめの味噌・気になるカロリー 味噌の種類は大きく分けて、「赤味噌」「白味噌」「合わせ味噌」の3つです。 この中で味噌汁ダイエットに適しているのは、 「赤味噌」だといわれています。 赤味噌にはメラノイジンが豊富にふくまれており、血糖値の上昇をおさえ、脂肪の蓄積をふせぐ効果が期待できるからです。 ちなみに、白味噌には空腹をおさえて脂肪の増加をふせぐ「ギャバ」が多くふくまれています。 空腹感が強いときは、白味噌を使った味噌汁を食べることをおすすめします。 また、これら3つの味噌の大さじ1(18g)あたりのカロリーは、赤味噌33kcal・白味噌39kcal・合わせ味噌39kcal。 具を取りのぞいた味噌汁であれば、1杯約140gで 約40kcalと低カロリーです。 味噌汁ダイエットのやり方 味噌汁ダイエットのやり方は、 1日3食のうち1食を味噌汁に置き換えて食べるだけです。 朝食・昼食・夕食のどちらでも良いのですが、特にダイエットに効果的とされているのが 朝食です。 朝食時は交感神経が活発化するため、カロリー消費が多いのだとか。 普段味噌汁を飲まない方を対象に行った実験で、朝食に300mlの味噌汁を8日間飲んでもらったところ、平均で1. 4kgも体重が減ったという結果がでたという研究報告もあります。 このことから、味噌汁ダイエットの効果をより得るためにも、朝食に食べることをおすすめします。 味噌汁ダイエットにおすすめの食材 ここでは、味噌汁ダイエットにおすすめの食材をまとめてみました。 食材次第でダイエット効果も変わるため、色々ためしてみてくださいね。 また、満腹感が感じやすくなるチラコイドという成分がふくまれています。 また、低カロリーなためダイエットに適しています。 味噌汁ダイエットにおすすめのレシピ 豆腐とわかめのヘルシーな味噌汁 【材料】 ・豆腐 80g ・乾燥カットわかめ 適量 ・レタス 100g ・だし汁 300ml ・味噌 大さじ1 【作り方】 1わかめは表示通りに水で戻す。 豆腐をサイの目に切り、レタスは洗って適当な大きさにちぎる。 鍋にだし汁をいれて火にかけ、沸騰したらレタスとわかめを加えて煮る。 3に味噌を溶きいれ、豆腐を加えて再度に沸騰したら完成。 乾燥わかめを水で戻しておく。 なめこを袋から出し、ヌメヌメを水で洗う。 豆腐はお好みの大きさに切り、長ネギは小口切りにする。 鍋に水を入れて沸騰させ、えのきを入れてひと煮立ちさせ、アクを取りのぞく。 いったん火を止めて顆粒だしを入れ、味噌を溶かす。 6にわかめ・なめこ・豆腐を入れて、中火で沸騰直前まで温める。 最後にねぎを入れたら完成。 えのきは石づきを切り落とし、半分に切る。 キャベツはざく切りに、長ねぎは太めの小口切りにする。 鍋にだし汁を入れて沸騰させて1と2を入れ、再度沸騰してからフタをして約3分加熱する。 4に3を入れて再度沸騰したら味噌をとき入れて、鍋肌が少しフツフツしてきたら完成。 味噌汁ダイエットにおすすめのレシピ動画集 即席みそ汁のレシピ動画集 味噌汁ダイエットの口コミ 味噌汁ダイエットを行った人の口コミを集めました。 「水分を取らないからか、便秘に悩んでいました。 できる限り毎食、味噌汁を飲むようにしたら便通がよくなり、体重が減ってきました。 これからも続けます。 」 味噌汁ダイエットの注意 食べ過ぎに注意 味噌汁に使う味噌には、塩分が豊富にふくまれています。 塩分の過剰摂取は、むくみを引き起こす原因です。 むくみは体重の増加や セルライトの原因となるので、味噌汁を食べすぎには注意しなければいけません。 そのため、味噌汁はできるだけ1日1杯だけ食べるようにしてください。 高カロリーなものは控える 味噌汁ダイエットは1食分を味噌汁に置き換えて、1日の摂取カロリーを減らすという目的もあります。 なので、それ以外の食事は 高カロリーな料理を食べるのは控えるようにしてください。 カロリーオーバーとなり、体重の増加を招いてしまう場合があります。 【味噌汁ダイエットのまとめ】 味噌汁ダイエットについてご紹介しました。 1日1食分を美味しい味噌汁に置き換えるだけなので、いつでも気軽にはじめることができますね。 具材をいっぱい入れて食べてもよいとされているので、空腹感の心配もなさそうです。 ただ、食べすぎることと、他の食事の際には高カロリーの摂取はひかえるように注意してください。 これらを行ってしまうと、ダイエットが失敗におわってしまいます。 注意点をふまえて、味噌汁ダイエットでまずは-1kgを目指しましょう。
次のみそ汁に使うだしについて みそ汁はお吸い物ほどだし汁にこだわらなくてもOKです。 それは 具材からだしが出ることがあったり、みそ自体のうま味が強く、臭みを消す効果も持っていたりするからです。 とはいえ、だしが薄いよりは濃いほうが間違いなく美味しくできますので、 みそ汁も立派な献立の一品として考え、だしのきいた仕上がりにするのがおすすめです! だしは下の3種類を家庭のやりやすさ、好みなどで使い分けるとよいと思います。 これは煮干のくせが出た、家庭的な味に仕上がります。 みそ汁の味噌の分量と組み合わせ 味噌は米味噌、豆味噌、麦味噌など、製法や産地によって香りや味が違うものが様々あります。 みそ汁に使う味噌は、もちろん使い慣れた1種類のものでもよいのですが、 製法の違う味噌を2種類くらい混ぜ合わせて使うと、より風味や味わいに深みが出るのでおすすめです! 料理屋でよく出す赤だしのみそ汁も、赤味噌だけでは渋みが強いので、少しの白味噌や米味噌を混ぜ合わせていたりします。 以下は参考までに料理屋さんなどで使われる味噌の混ぜ合わせ方です。 製法やこうじの違う『赤味噌もしくは赤っぽい味噌』と『白味噌もしくは白っぽい味噌』を 季節や好みに合わせて混ぜ合わせます。 夏はさっぱりした赤味噌主体にして、冬はあたたかな味・舌触りのある白味噌主体にするという変え方が一般的です。 みそ汁の基本の作り方と具材 だしと味噌さえあれば、あとはだし汁のなかで、具材にさっと火を通すだけで完成する簡単さがみそ汁のよいところです。 みそ汁の具材を考えるときは 「食感」「色合い」「風味」の異なるものを数種類組み合わせることが大切です。 いちばんわかりやすいのは「豆腐」+「季節の野菜」。 【春ならたけのこや絹さや、菜の花、新じゃがなど】、【夏ならオクラやモロヘイヤ、アスパラガスなど】、【秋だときのこ類やなす、長芋など】、【冬ならほうれん草、水菜、れんこんや春菊など】を豆腐や厚揚げ、時には油揚げと組み合わせると、自然とそんな組み合わせになります。 味噌は香りが飛びやすいので、味噌を溶き入れるのは具材にしっかり火が通り、あとは食べる前に軽くあたためるだけ、という状態になってからです!•
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