ナユタン星人の8作目にあたる作品であり、歌唱するボカロは初音ミクです。 翌年1月にリリースされた2ndアルバム『ナユタン星からの物体Y』に楽曲収録がされており、ナユタン星人の代表曲の一つとしても数えられている楽曲です。 しかしその本当の正体は、地球の歌い手EveのデビューCD『OFFICIAL NUMBER』の為に制作された楽曲! 次の項目では、制作者であるナユタン星人の正体について迫ってみましょう! 1那由他先からきたボカロP、ナユタン星人 ナユタン星人は、ナユタン星からやってきた宇宙人のボカロPです。 私達、地球人が過去到達したことのある宇宙内の距離の云倍もある距離で、そこから音楽を届けに来ているナユタン星人の凄さを考えると、背筋が凍るものを感じます……。 ナユタン星人、おそろしい……。 が、そんなおそろしさに反し、彼の作る曲は地球人の心を一瞬で掴むキャッチーな楽曲が多かったりします。 そんな彼が地球人の為に作った一曲。 それを歌うEveとはどのような人物なのか、次の項目でご紹介しましょう! 注目必須! 歌い手出身シンガーソングライターEve 活動開始は2009年の10月。 初投稿曲は『TRAGIC BOY』。 なんと恐ろしい地球人なのか……。 2016年にはボカロPとしての活動も開始。 初音ミク歌唱の『sister』は、2019年現在では43万越えの再生数を誇る人気曲となっています。 さらについ先日(2019年10月27日)には、AbemaTVオリジナル連続ドラマ『フォローされたら終わり』の主題歌にEve作詞作曲の『ドラマツルギー』が起用される事も決まりました。 今、熱い注目を浴び出している歌い手育ちのシンガーソングライターです! 巡り続ける、深い深い「あなた」への思い ここからは楽曲の中身について迫って行きましょう! 1那由他先の星から届けられた惑星がモチーフの恋の歌には、どんなメッセージが詰め込まれているのでしょうか。 どこの銀河なのかはわかりませんが、ナユタン星と何か関係がある場所なのかも……? と思うとちょっとワクワクしてきますね。 さらに気になるのは出だしの歌詞です。 まるでなにかの擬音のような、呪文のような言葉が並んでいます。 妙に頭の中に残るこれは、なにを意味するのか……。 疑問を抱きつつ、続くメッセージを見てみましょう。 「遠くの宇宙で」「届かないこと理解ってるのに」。 その切ない距離を示す言葉から、この歌が叶わない恋をしている宇宙人のものである事が判明します。 しかし「逢いたい」という気持ちが彼の中では募り続けているよう。 恋をすると盲目になると言いますが、どうやらそれは地球人も宇宙人も関係ないことみたいですね。 惑星が恒星の周りをまわる際に、ぐるぐるとするルートを指す「周回軌道」という言葉も入り、恋する気持ちがぐるぐると循環し続けているさまが目に浮かぶようです。 そしてその間に挟まれるまたあの不思議な音。 一体これはなんなのか……。 また次を見てみましょう。 けれど思いが強まれば強まる程、この恋が叶わないものである事実を突きつけられているよう。 純粋な気持ちだった思いにちょっとずつ矛盾した思いも混じり始め、広大な宇宙に一人取り残されたような悲しさで溢れる言葉になっています。 しかしそれでも最後に残るのはやはり「逢いたい」という気持ちだけ。 どんな苦しい思いも、矛盾した思いも、その根っこにあるのは「あなた」を思う深い気持ち。 それをわかっているからか、Bメロ、サビの最後で「それだけでいいよ」「それ以外想えない」と悟るように綴られています。 さらに、今まで「気持ち」と表現されていた「あなた」に対する思いが「心」「命」とその形に大きな変貌を遂げています。 それは彼自身にとって、この思いがかけがえのない大切なものになっている証拠なのではないでしょうか。 なんだか一番最初の交信という言葉が脳裏を横切る終わりです。 となると、もしかしたらこの謎の音は、私達地球人では理解ができない宇宙の言語での愛の言葉なのかもしれません。 隣の地球語で届く歌詞にも「愛」という言葉が入ってますし。 だとすると、かの宇宙人のの思いの深さがよりいっそう我々の胸に届いてくるような気がしませんか? キラキラ光る星のように鳴り響くピコピコ音 胸がキュッと切なくなるような歌詞ですが、それでもこの歌が色んな人に好かれているのはきっとそのメロディーにも秘密があると思われます! この楽曲は、ナユタン星人お得意のデジタルサウンドをふだんに使ったメロディーとなっているのです。 その代表的な音が、うしろで鳴らされ続ける「ピコピコ音」! 可愛らしさを感じる音であると同時に、昔懐かしい哀愁みも感じられるピコピコ音は、惑星ループの歌詞の切なさを損なうことなくとてもよい塩梅で、この曲をキャッチーでとっつきやすい楽曲へと導いてくれているようです。 歌詞の擬音が宇宙言語なら、この音はそれを届ける交信機の音のようなものなのかもしれません。 でも、私にはそれだけではなくまるで夜空の星の輝きにも見えます。 惑星間同士の届かない恋愛を、その周囲でキラキラと輝きながら見守り続けてくれている無数の星達のような、邪魔をすることはなく、そっと寄り添うようにピコピコと鳴り続けている。 そんな惑星間を見守る宇宙の星々の存在に思えて来るのです。 YouTube、ニコニコ動画。 2サイトでMV公開中! 惑星の特性を巧みに使った片思い曲。 そこに込められたメッセージ、皆様に届きましたでしょうか。 またこの楽曲、Eve版のMVがニコニコ動画とYouTubeで公開されていますが、それぞれに少し異なる演出がされていたりします。 ほんのちょっとの違いですが、その差がまた可愛くって思わず笑いたくなるものなのです! ぜひ楽曲だけではなく、MVも共に楽しんでくださると嬉しいです! 初音ミク版との聴き比べも、お互いに異なる印象を受けてとても面白いですよ。 最新情報はこちら TEXT 勝哉エイミカ.
次のようこそ!ここは、銀河英雄伝説のマニアックな(特に軍艦)部分が主なサイトです。 公式情報をもとに、独自解釈、妄想、重箱の隅つつきなどがあります。 現在、ジオシティーズサービス終了に伴い移殖の真っ最中です。 まさかの閉鎖危機に、かつて作ったデータたちだけでも後世の歴史家(銀英伝ファン)たちのために残しておかなくてはと、仕事の合間に行っています。 (笑) しばらくお待ちくださいね。 (開設:2019. 31) 「銀河帝国・フェザーン」のアイコン移植完了、次は新帝国軍の予定。 (2019. 19) 「新銀河帝国」のアイコン移植完了、次は自由惑星同盟の予定。 (2019. 19) 「自由惑星同盟」のアイコン移植完了、次は各艦艇のページ(帝国)の予定。 (2019. 06).
次のまずは楽曲タイトルを考察していきましょう。 楽曲名「惑星ループ」とは まず 「惑星」とは、辞書的に言うと 恒星の周囲を公転する、比較的大きな天体。 という意味になっています。 私たちがイメージしやすいのは太陽系の• 天王星• 海王星 の八つ 太陽から近い順 ですね。 実は本楽曲では• 天体の1つを自分• 天体の1つを好意を寄せるあなた であると比喩して歌詞が綴られています。 そして 「ループ」は 繰り返すことを意味します。 天体の特徴を理解している方は、この時点でピンと来ているかも知れませんが、この対比が 惑星ループの底知れぬ切なさの正体です。 スポンサーリンク 歌詞 トゥットゥル ルットゥ ルットゥッ トゥル 銀河の隅で 惑星はグルグル周る 電波の記録 エコーが返ってきた これで何回だ 遠くの宇宙で あなたに恋をしたんだ 届かないこと 理解っているのに あーあなたに逢いたいな って気持ちがループ ループする 頭がどうにかなりそうだ それ以外交わせない あーいますぐ逢いたいな って来る日もループ ループする この周回軌道上に あなたが居なくても トゥットゥル ルットゥ ルットゥッ トゥル そこに大体愛が在るだけ トゥットゥル ルットゥ ルットゥッ トゥル そこに大体愛が在るだけ 声を辿って何光年だ 延長戦に消えていく このままパッと忘れられたら 楽だろうなあ 触れられないのに見えてしまって どうしようもないや 近くて遠いあなただ 理解ってるよ あーそれでも逢いたいな って何度もループ ループする 心があなたで鳴っている それだけが確かだ それだけでいいよ あぁ、星が周るように ぼくらはずっとループする 想いが軌道を描いている あなただけを追うよ あーいますぐ逢いたいな って命がループ ループする この周回軌道上に あなたが居なくても それ以外想えない トゥットゥル ルットゥ ルットゥッ トゥル そこに大体愛が在るだけ トゥットゥル ルットゥ ルットゥッ トゥル そこに大体愛が在るだけ そこに大体愛が在るだけ 作詞:ナユタン星人 言葉1つが深い。 そして後の 「遠くの宇宙」というフレーズですが、こちらは純粋に惑星間の距離がとてつもないことに加え、 もっと悲しい要素を含んでいます。 これを踏まえてサビ1の考察に移っていきます。 サビ1 あーあなたに逢いたいな って気持ちがループ ループする 頭がどうにかなりそうだ それ以外交わせない あーいますぐ逢いたいな って来る日もループ ループする この周回軌道上に あなたが居なくても 「あーあなたに逢いたいな」 この歌い出しの一文だけを見ると、可愛らしいラブソングに聞こえるのですが 「この周回軌道上に あなたが居なくても」が主人公とあなたの 哀しすぎる運命を物語ります。 惑星は性質上、決められた恒星の周囲を公転することしかできません。 さらに惑星の要件には 公転軌道近くに衛星以外の天体がないことというものがあります。 つまり惑星は孤独を象徴するものであり、周回軌道上にあるものにしか出会うことができないのです。 そのため 「あーあなたに逢いたい」 と願望をこぼしたところで、その願いが叶うことは一生ないのです。 まさに 「気持ちをループ」するしかできることはないのです。 惑星で対比される恋愛が哀しすぎる。 2番 声を辿って何光年だ 延長戦に消えていく このままパッと忘れられたら 楽だろうなあ 触れられないのに見えてしまって どうしようもないや 近くて遠いあなただ 理解ってるよ ここまで解釈すると2番以降の歌詞はスッと入ってきますね。 2番の前半部分は• 届かない君を追いかける恋愛• 何もない周回軌道上を公転する惑星 が対比されています。 切ない。 そして後半部分も 「近くて遠いあなた」というフレーズが胸を締め付ける。 同じ構成の周りを公転していれば、長い時間をかけて惑星同士の最短距離まで近づける日がやってきます。 しかしそれは一瞬であり、次の瞬間には 近づいていたものが遠ざかっていくものに様変わりします。 近付いたと思ったら離れていく。 離れたと思ったら近づいていく。 リアルな片想いの情景は、まさにこれですよね。 サビ2 あーそれでも逢いたいな って何度もループ ループする 心があなたで鳴っている それだけが確かだ それだけでいいよ 惑星 あなた に恋した惑星 主人公。 上記の歌詞から伝わってきたように、主人公の恋愛は運命レベルで叶うことが難しいです。 そのためあなたを追いかけることで辛い思いをするばかり。 しかしあなたという存在だけで人生の救いと言えるほど、心が救われています。 それほど愛情が大きいのです。 だから辛い思いをしても生まれるのは 「あーそれでも逢いたいな」 という一途な感情ばかり。 ラストサビ あぁ、星が周るように ぼくらはずっとループする 想いが軌道を描いている あなただけを追うよ あーいますぐ逢いたいな って命がループ ループする この周回軌道上に あなたが居なくても それ以外想えない やはり最後の最後まで一途な想いが伝わる。 想いが軌道を描いている あなたに届かない と分かっていても、めげずにあなただけ追いかける。 この 周回軌道上にあなたが居ない 運命的に結ばれない としても、一方的に想い続ける。 この強すぎる想いを具現化しているのが 命がループ ループする というフレーズ。 これまでは 気持ちがループ ループする だったのに 「気持ち」が「命」に変化している。 これは、 一生をかけて想い続けるという決意表明のように解釈できるのではないでしょうか。 トゥットゥル ルットゥ ルットゥッ トゥル そこに大体愛が在るだけ トゥットゥル ルットゥ ルットゥッ トゥル そこに大体愛が在るだけ そこに大体愛が在るだけ ラストフレーズでは トゥットゥル ルットゥ ルットゥッ トゥル と最初と同じフレーズが綴られる。 これは 「惑星ループ」というタイトルなだけあって、 気持ちがループしている様子を楽観的に表しているのでしょう。 主人公は沈静しない恋心を抱えたまま、運命に逆らうようにあなたを追いかけ続けるのです。 感想 楽曲全体を通して、主人公の大きすぎる恋心が痛いほど伝わってきたために、 そこに大体愛が在る「だけ」という締めに、どうしても悲しさを感じてしまう。 絶対強がってるじゃん…てね。 それにしてもナユタン星人さんの発想力の高さに驚愕しました。 これほどまでに切ない恋愛を「惑星」で対比する、しかもそれがここまで型にハマるなんて、、、これは天才のなせる技と言ったところですね。
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