昨年5月にを上梓した高岡英夫氏は、「運動科学」という分野の創始者であり、さまざまなアスリートの身体の動かし方や使い方を世界最先端の方法で研究・分析している。 そんな高岡氏が日本サッカー界で最も注目を浴びる久保建英選手の才能と未来について、股関節を中心に詳細に分析してくれた。 では読者の、あるいはサッカーの専門家の皆さん、このように言われてどう考えられるでしょうか。 そう言われたって困るよな、といったところでしょうか。 つまり、選手本人自身が、誰に言われなくたって、どうしても自らたくましくなろうとするのですから。 皆さんの子どもの頃を思い出してください。 あるいは、いまちょうど中学3年生くらいから高校生くらいの皆さん、たくましくなろうとしていますよね。 つまり大人になりたいのです。 それは、様々な精神性と肉体性がごちゃまぜに絡み合いながら、同時一体的に進行しているのです。 中学3年生くらいにもなると、あるいはもっと前からそういう子もいるかもしれませんが、太腿の太さを気にかけたり、裸になると鏡に自分の体を写してみたり、二の腕に力こぶを入れてみるなどの象徴的な行為から始まり、「オシッ!」といったような大人っぽい声を出して腿の付け根や腰横を押さえてみたり、さらには、父親に対して当たったり、逆らってみたり、実際に腕ずくでやってしまったぜ、と自慢してしまう子が出てきますよね。 サッカー的に非常にわかりやすいことを言うと、やはり子どもっぽい細いままの体では頼りない。 だから、当然たくましくなくてはいけません。 高校になると、筋トレはある程度様子を見ながらやっていいというトレーニング常識もありますから、皆、これまた当然筋トレもやり出すわけです。 実はまた、その筋トレが転子をゴチャゴチャにしていく恐れがあるのです。 具体的には、転子の身体意識が薄くなって、本来は正しい転子の位置ではないところに強い硬縮的な身体意識が次々に形成されていってしまうのです。 それは、筋トレが大きな原因になっているのです。 そして一方ピッチ上では、やはり大人っぽく「倒されねーぞ、てめえ」というふうに当たりたくなってくるわけです。 サッカーが、倒されないことが目的になってしまったら困りますよね。 ラグビーやさらには相撲ではないのですから。 もちろん正確には、ラグビーも倒されないことが目的ではなく、ボールを相手のゴールラインまで持ち込みトライすることが目的ですが。 このように走る、ドリブル、当たり、ダッシュ、キック、そういったことでも太ももの前面である大腿直筋を中心に股関節の前面~側面から腿の前面~側面にかけての筋肉を強くしたがる傾向があるのです。 その中には、相手選手に当たられて絡まってぶち倒れたりするような危険な倒れ方がありますが、そういったときにケガを防止するという大事な目的で行う筋トレもあります。 実際多くのスポーツには、筋肉を鎧にするという考え方があります。 それがないのは、接触プレーのない陸上競技や水泳などのスポーツです。 サッカーやバスケットボール、ラグビーなどの球技では、特にラグビーが顕著ですが、筋肉を鎧として身に付けるという考え方があります。 その考え方は間違っているのですかと尋ねられたら、必ずしも間違っているとは言えないところが非常に難しいところなのです。 もし100%完全に間違っているのだったら、大きな声で「止めろー!!」と言って、何がなんでも止めさせればいいだけです。 しかしながら、筋肉があることで助かったということは、当然起こり得ます。 だからこのケガ防止という観点だけでも、筋トレを100%否定することはできません。 実は、だからこそ、筋肉は上手に鍛えないといけないのです。 筋肉を付けることは大事だが…… 筋肉は体を守る鎧として、ある程度の量は必要です。 しかし同時に量だけではなく、体のどこにどういう配分で付けていくかということも巧みに考えていかなくてはいけません。 また筋肉にどういう性質を持たせるか、ということも大事です。 鎧的なイメージだと、どうしても硬縮した固い筋肉を皆イメージしてしまうので、たとえトレーナーが筋肉の鎧を付けなくちゃいけないんだと直接言わなかったとしても、そういう意識で筋肉を付けようとしてしまいます。 選手にも「筋肉がないとぶつかった時にケガするからな」とか「筋肉はケガを防止するんだから」「今日は当たった時、結構平気だったろう」「逆に相手がふっとんだだろう」とか、そういう感じの会話になってきます。 そうすると潜在意識の中に「鎧だ、鎧だ、鎧だ」というイメージが生まれてきてしまうのです。 そうすると、どうしても筋肉が固く張ってきます。 実は筋肉の筋繊維や細胞というのは、神経を通して全部脳と密接に繋がっています。 逆に言えば、そうでないと、人間はこれだけ自由には動けません。 動物も同じです。 たとえば、ツバメが空を飛ぶのを想像してみてください。 脳と筋肉が詳細かつ密接に繋がっているのが分かるはずです。 全て、脳直結の神経筋単位で行っているのです。 だから、どういう意図をもって筋肉を付けているかということが、ものすごく大事になってくるのです。 そうでないと、脱力してても脱力ができない、つまり、脱力している状態のはずなのに硬縮したままの筋肉が付いてしまうのです。 この身体意識は、筋肉や骨がどういう性質で使われているかを絵に描いたものです。 だからと言って「そうか、じゃ、止めてしまえばいいんだ」とか「筋肉なんかつけなければいいんだ」と言って済むような簡単な話ではありません。 たとえば過去、小学校高学年とか中学生の時に素晴らしいプレーができていた天才少年が日本にも数多く存在しました。 小野伸二選手は、そのような中でも典型的な天才少年でした。 しかし大変残念なことに、大人になってからガチガチに筋肉が付いてしまって、まったくの別人になってしまいましたが、ああいうことが起こってしまうのです。 だから、子どもの頃に素晴らしい才能を持っている選手は日本にもかなりいるのですが、これまではほぼ全員がこの難しい壁を乗り越えられずに、ガチガチの鎧型の筋肉が付いていってしまったのです。 筋トレ時から常に股関節への意識を その中で数少ない例外として、海外に行ってもそのような筋肉を付けずに、一時活躍できていたのがでも紹介した中田英寿選手です。 セリエAのペルージャにいた時の彼は、大変に素晴らしかった。 まだ鎧型の筋肉が付いておらず、良い筋肉、つまり脱力すればフワフワになって、股関節まわりにゴチャゴチャ描かれるような硬縮的な身体意識の少ない筋肉の付き方をしていました。 同リーグの名門ASローマに移籍してからは、もっと筋肉を付けなければということで、ガチガチな身体意識の筋肉に取り囲まれてしまいましたが……。 久保選手がメッシやC・ロナウドより先天的に優れた股関節を持っているとすでにお話をしました。 股関節の中心が左右ともほぼ理想的にきちんと取れている、そのような身体意識が備わっているのです。 だから、ぜひそれを活かして、今後は大人の選手として現実に最強の支配力を持った転子、身体意識を形成し、サッカー選手として最高の能力を育てていって欲しいと思います。 そのためには、筋トレをしている時にも股関節の中心をいつも一所懸命意識することです。 の中で紹介した「転子突擦法」や「転子揺解法」を常にやり続けて、筋肉を鍛えたら「筋肉擦法」で必ず擦る。 筋肉を鍛える前にも擦る。 さすってやると固い身体意識が取れてきて、筋肉も柔らかくなります。 鍛えても常に柔らかくなるようにし、走っても、練習や実際の試合でピッチに立っても踏ん張ったり、また接触プレーでも絶対に頑張ったりするような当たり方はしない。 脱力して自分のポジションが良くなった結果、相手のディフェンスを難なくスルーしたり、相手の選手が下手な当たり方をしてしまい、相手がふっ飛んだりひっくり返っているということを大事にしていく。 ますます力が抜けていったら「今のいいな」と、一方、ガーッと踏ん張って動いたり、当たったりしたら「今のじゃダメだな、俺は」と、気がつくことが非常に大事です。 踏ん張る動きをすると必ずワンテンポ、ツーテンポ、時にはスリーテンポ遅れますから、プレーが繋がりません。 久保選手レベルの才能であれば、その辺りの違いはすぐに分かります。 ぜひ、そうなって欲しいなと思っています。 久保選手の今後の進化と活躍を期待しています。 ぜひメッシを超える選手になってください。 【プロフィール】 高岡英夫 たかおか・ひでお 運動科学者、高度能力学者、「サッカーゆるトレ」「球軸トレ」開発者。 運動科学総合研究所所長、NPO法人日本ゆる協会理事長。 東京大学卒業後、同大学院教育学研究科を修了。 東大大学院時代に西洋科学と東洋哲学を統合した「運動科学」を創始し、人間の高度能力と身体意識の研究にたずさわる。 オリンピック選手、企業経営者、芸術家などを指導しながら、年齢・性別を問わず幅広い人々の身体・脳機能を高める「ゆる体操」をはじめ「身体意識開発法」「総合呼吸法」「ゆるケアサイズ」など、多くの「YURUPRACTICE ゆるプラクティス 」を開発。 多くの人々に支持されている。 【書籍紹介】 股関節を三次元に使いこなすことが、超一流選手への最短距離 最も鈍感な関節がフル稼働! トップアスリートは爆発力が違う 『股関節脳』理論に基づく「走る」「打つ」「投げる」「蹴る」の力を引き出す最先端のメソッドを紹介。 ジュニサカ公式LINEはじめました! ジュニアサッカー応援宣言 『ジュニアサッカーを応援しよう!』は、ジュニアサッカー(少年サッカー)に関わる方の情報サイトです。 弊サイトに記載されている、コラム、ニュース、写真、その他情報は、株式会社カンゼンが報道目的で取材、編集しているものです。 ニュースサイトやブログなどのWEBメディア、雑誌、書籍、フリーペーパーなどへ、弊社著作権コンテンツ(記事・画像)の無断での一部引用・全文引用・流用・複写・転載について固く禁じます。 無断掲載にあたっては、個人・法人問わず弊社規定の掲載費用をお支払い頂くことに同意したものとします。 All Rights Reserved.
次の昨年5月にを上梓した高岡英夫氏は、「運動科学」という分野の創始者であり、さまざまなアスリートの身体の動かし方や使い方を世界最先端の方法で研究・分析している。 そんな高岡氏が日本サッカー界で最も注目を浴びる久保建英選手の才能と未来について、股関節を中心に詳細に分析してくれた。 では読者の、あるいはサッカーの専門家の皆さん、このように言われてどう考えられるでしょうか。 そう言われたって困るよな、といったところでしょうか。 つまり、選手本人自身が、誰に言われなくたって、どうしても自らたくましくなろうとするのですから。 皆さんの子どもの頃を思い出してください。 あるいは、いまちょうど中学3年生くらいから高校生くらいの皆さん、たくましくなろうとしていますよね。 つまり大人になりたいのです。 それは、様々な精神性と肉体性がごちゃまぜに絡み合いながら、同時一体的に進行しているのです。 中学3年生くらいにもなると、あるいはもっと前からそういう子もいるかもしれませんが、太腿の太さを気にかけたり、裸になると鏡に自分の体を写してみたり、二の腕に力こぶを入れてみるなどの象徴的な行為から始まり、「オシッ!」といったような大人っぽい声を出して腿の付け根や腰横を押さえてみたり、さらには、父親に対して当たったり、逆らってみたり、実際に腕ずくでやってしまったぜ、と自慢してしまう子が出てきますよね。 サッカー的に非常にわかりやすいことを言うと、やはり子どもっぽい細いままの体では頼りない。 だから、当然たくましくなくてはいけません。 高校になると、筋トレはある程度様子を見ながらやっていいというトレーニング常識もありますから、皆、これまた当然筋トレもやり出すわけです。 実はまた、その筋トレが転子をゴチャゴチャにしていく恐れがあるのです。 具体的には、転子の身体意識が薄くなって、本来は正しい転子の位置ではないところに強い硬縮的な身体意識が次々に形成されていってしまうのです。 それは、筋トレが大きな原因になっているのです。 そして一方ピッチ上では、やはり大人っぽく「倒されねーぞ、てめえ」というふうに当たりたくなってくるわけです。 サッカーが、倒されないことが目的になってしまったら困りますよね。 ラグビーやさらには相撲ではないのですから。 もちろん正確には、ラグビーも倒されないことが目的ではなく、ボールを相手のゴールラインまで持ち込みトライすることが目的ですが。 このように走る、ドリブル、当たり、ダッシュ、キック、そういったことでも太ももの前面である大腿直筋を中心に股関節の前面~側面から腿の前面~側面にかけての筋肉を強くしたがる傾向があるのです。 その中には、相手選手に当たられて絡まってぶち倒れたりするような危険な倒れ方がありますが、そういったときにケガを防止するという大事な目的で行う筋トレもあります。 実際多くのスポーツには、筋肉を鎧にするという考え方があります。 それがないのは、接触プレーのない陸上競技や水泳などのスポーツです。 サッカーやバスケットボール、ラグビーなどの球技では、特にラグビーが顕著ですが、筋肉を鎧として身に付けるという考え方があります。 その考え方は間違っているのですかと尋ねられたら、必ずしも間違っているとは言えないところが非常に難しいところなのです。 もし100%完全に間違っているのだったら、大きな声で「止めろー!!」と言って、何がなんでも止めさせればいいだけです。 しかしながら、筋肉があることで助かったということは、当然起こり得ます。 だからこのケガ防止という観点だけでも、筋トレを100%否定することはできません。 実は、だからこそ、筋肉は上手に鍛えないといけないのです。 筋肉を付けることは大事だが…… 筋肉は体を守る鎧として、ある程度の量は必要です。 しかし同時に量だけではなく、体のどこにどういう配分で付けていくかということも巧みに考えていかなくてはいけません。 また筋肉にどういう性質を持たせるか、ということも大事です。 鎧的なイメージだと、どうしても硬縮した固い筋肉を皆イメージしてしまうので、たとえトレーナーが筋肉の鎧を付けなくちゃいけないんだと直接言わなかったとしても、そういう意識で筋肉を付けようとしてしまいます。 選手にも「筋肉がないとぶつかった時にケガするからな」とか「筋肉はケガを防止するんだから」「今日は当たった時、結構平気だったろう」「逆に相手がふっとんだだろう」とか、そういう感じの会話になってきます。 そうすると潜在意識の中に「鎧だ、鎧だ、鎧だ」というイメージが生まれてきてしまうのです。 そうすると、どうしても筋肉が固く張ってきます。 実は筋肉の筋繊維や細胞というのは、神経を通して全部脳と密接に繋がっています。 逆に言えば、そうでないと、人間はこれだけ自由には動けません。 動物も同じです。 たとえば、ツバメが空を飛ぶのを想像してみてください。 脳と筋肉が詳細かつ密接に繋がっているのが分かるはずです。 全て、脳直結の神経筋単位で行っているのです。 だから、どういう意図をもって筋肉を付けているかということが、ものすごく大事になってくるのです。 そうでないと、脱力してても脱力ができない、つまり、脱力している状態のはずなのに硬縮したままの筋肉が付いてしまうのです。 この身体意識は、筋肉や骨がどういう性質で使われているかを絵に描いたものです。 だからと言って「そうか、じゃ、止めてしまえばいいんだ」とか「筋肉なんかつけなければいいんだ」と言って済むような簡単な話ではありません。 たとえば過去、小学校高学年とか中学生の時に素晴らしいプレーができていた天才少年が日本にも数多く存在しました。 小野伸二選手は、そのような中でも典型的な天才少年でした。 しかし大変残念なことに、大人になってからガチガチに筋肉が付いてしまって、まったくの別人になってしまいましたが、ああいうことが起こってしまうのです。 だから、子どもの頃に素晴らしい才能を持っている選手は日本にもかなりいるのですが、これまではほぼ全員がこの難しい壁を乗り越えられずに、ガチガチの鎧型の筋肉が付いていってしまったのです。 筋トレ時から常に股関節への意識を その中で数少ない例外として、海外に行ってもそのような筋肉を付けずに、一時活躍できていたのがでも紹介した中田英寿選手です。 セリエAのペルージャにいた時の彼は、大変に素晴らしかった。 まだ鎧型の筋肉が付いておらず、良い筋肉、つまり脱力すればフワフワになって、股関節まわりにゴチャゴチャ描かれるような硬縮的な身体意識の少ない筋肉の付き方をしていました。 同リーグの名門ASローマに移籍してからは、もっと筋肉を付けなければということで、ガチガチな身体意識の筋肉に取り囲まれてしまいましたが……。 久保選手がメッシやC・ロナウドより先天的に優れた股関節を持っているとすでにお話をしました。 股関節の中心が左右ともほぼ理想的にきちんと取れている、そのような身体意識が備わっているのです。 だから、ぜひそれを活かして、今後は大人の選手として現実に最強の支配力を持った転子、身体意識を形成し、サッカー選手として最高の能力を育てていって欲しいと思います。 そのためには、筋トレをしている時にも股関節の中心をいつも一所懸命意識することです。 の中で紹介した「転子突擦法」や「転子揺解法」を常にやり続けて、筋肉を鍛えたら「筋肉擦法」で必ず擦る。 筋肉を鍛える前にも擦る。 さすってやると固い身体意識が取れてきて、筋肉も柔らかくなります。 鍛えても常に柔らかくなるようにし、走っても、練習や実際の試合でピッチに立っても踏ん張ったり、また接触プレーでも絶対に頑張ったりするような当たり方はしない。 脱力して自分のポジションが良くなった結果、相手のディフェンスを難なくスルーしたり、相手の選手が下手な当たり方をしてしまい、相手がふっ飛んだりひっくり返っているということを大事にしていく。 ますます力が抜けていったら「今のいいな」と、一方、ガーッと踏ん張って動いたり、当たったりしたら「今のじゃダメだな、俺は」と、気がつくことが非常に大事です。 踏ん張る動きをすると必ずワンテンポ、ツーテンポ、時にはスリーテンポ遅れますから、プレーが繋がりません。 久保選手レベルの才能であれば、その辺りの違いはすぐに分かります。 ぜひ、そうなって欲しいなと思っています。 久保選手の今後の進化と活躍を期待しています。 ぜひメッシを超える選手になってください。 【プロフィール】 高岡英夫 たかおか・ひでお 運動科学者、高度能力学者、「サッカーゆるトレ」「球軸トレ」開発者。 運動科学総合研究所所長、NPO法人日本ゆる協会理事長。 東京大学卒業後、同大学院教育学研究科を修了。 東大大学院時代に西洋科学と東洋哲学を統合した「運動科学」を創始し、人間の高度能力と身体意識の研究にたずさわる。 オリンピック選手、企業経営者、芸術家などを指導しながら、年齢・性別を問わず幅広い人々の身体・脳機能を高める「ゆる体操」をはじめ「身体意識開発法」「総合呼吸法」「ゆるケアサイズ」など、多くの「YURUPRACTICE ゆるプラクティス 」を開発。 多くの人々に支持されている。 【書籍紹介】 股関節を三次元に使いこなすことが、超一流選手への最短距離 最も鈍感な関節がフル稼働! トップアスリートは爆発力が違う 『股関節脳』理論に基づく「走る」「打つ」「投げる」「蹴る」の力を引き出す最先端のメソッドを紹介。 ジュニサカ公式LINEはじめました! ジュニアサッカー応援宣言 『ジュニアサッカーを応援しよう!』は、ジュニアサッカー(少年サッカー)に関わる方の情報サイトです。 弊サイトに記載されている、コラム、ニュース、写真、その他情報は、株式会社カンゼンが報道目的で取材、編集しているものです。 ニュースサイトやブログなどのWEBメディア、雑誌、書籍、フリーペーパーなどへ、弊社著作権コンテンツ(記事・画像)の無断での一部引用・全文引用・流用・複写・転載について固く禁じます。 無断掲載にあたっては、個人・法人問わず弊社規定の掲載費用をお支払い頂くことに同意したものとします。 All Rights Reserved.
次の国内リーグ戦に限る。 2019年8月22日現在。 2019年10月15日現在。 ( ) 久保 建英(くぼ たけふさ、 - )は、出身の。 ・所属。。 ポジションは、。 経歴 [ ] プロ入り前 [ ] 2004年3歳の時、父もコーチとして参加していたの坂浜サッカークラブでサッカーを始める。 2009年8月、パンフレットに「MVPに選出された選手はと試合が出来るチャンスが与えられる」との告知を見て参加したFCバルセロナキャンプ(2007年より日本国内で毎年開催 )でMVPを獲得。 2010年4月、FCバルセロナスクール選抜としてで開催されたソデクソ・ヨーロピアン・ルーサスカップに参加。 チームは3位に終わったが、通常は優勝チームから選出される大会MVPに選ばれた。 小学校3年生の時にの下部組織に入団。 2011年8月、FCバルセロナの下部組織()入団テストに合格し、に渡る。 10-11歳で構成されるに入団した。 2014-15年は(13-14歳で構成)に所属。 しかしFCバルセロナがから18歳未満の外国人選手獲得・登録違反による制裁措置を受け 、この影響により久保の公式戦出場停止処分が続いたため、2015年3月に日本へ帰国してのに入団した。 2016年、中学3年ながらFC東京U-18に飛び級で昇格。 では飛び級で出場し、大会史上初となる中学生ながら得点王 5得点 に輝いた。 9月、FC東京のトップチームにされる。 同年11月5日に行われた第28節・戦に後半開始から出場し、Jリーグ史上最年少記録を塗り替えた。 2017年3月12日、J3開幕戦の戦では初の先発フル出場を果たした。 4月15日、J3第5節の戦では15歳10カ月11日でJリーグ最年少得点を決めた。 5月3日、第4節の戦で後半21分から途中出場し、トップチームデビューを果たした。 また、Jリーグの選手としては初の生まれである。 FC東京 [ ] 2017年11月1日、とプロ契約を結んだことが発表された。 11月5日、J3第30節の戦でプロ入り初得点を決めた。 11月26日、J1第33節の戦で途中出場からデビューを果たした。 16歳5か月22日でのJ1出場は、に続いて歴代3位の年少記録となった。 2018年2月24日、J1開幕戦の戦では途中出場し 、3月7日にはルヴァンカップ第1節の戦でプロ入り初先発。 3月14日、ルヴァン杯第2節の戦にてトップチーム初得点を含む大会最年少ゴールを決めた。 3月25日、J3第4節の戦でも同季J3リーグ戦初得点を決めるなどJ3での結果は出ていたが 、J1リーグ戦では監督のからさらに上のレベルで守備時の運動量を求められベンチ入りの機会が徐々に減少した。 に日本代表のトレーニングパートナーとなるU-19日本代表に選出され帯同。 ロシアでのA代表メンバーとの練習やロシア現地で日本のグループリーグでの戦いを観戦 後は、自身の主戦場がJ3リーグとなっている現状に危機感を募らせ 、FC東京首脳に「新しいチャレンジがしたい」と環境を変えることを直訴。 FC東京は当初J2への育成型期限付き移籍を提案したが、久保がJ1でのプレーにこだわり 、長谷川監督も慰留したが久保の移籍の意思が固く 、へのを容認することとなった。 長谷川は当時の久保に足りなかった部分を「オフ・ザ・ボール時の動きの量と質が足りていなかったが、この半年で落とし込めてシーズン後半の彼に期待していたので慰留したが変化を望む意志が固かった。 新天地で力を発揮してもらいたい 」「才能ある選手なので、日本全体でサポートしていくことが大事 」と久保を送り出した。 横浜F・マリノス [ ] 2018年8月16日、への期限付き移籍が発表された。 8月22日、4回戦の戦で移籍後初先発し、初アシストを記録した。 続く8月25日、第24節の戦では56分にから折り返しのパスを受けると、ワントラップから左足のハーフボレーで初得点となるゴールをマークし、勝利に貢献した。 この得点はに続くJ1歴代2位の最年少得点となった。 久保はのちにF・マリノスでの4ヶ月間で得たものを「チームで求められるコンセプトを実践できないと試合に使われないのは当たり前であって、そのうえで自分の特徴を出して攻撃での貢献が必要だということを10代の早い時点で知ることができたのが大きな収穫だった」と語り、それまで「なぜ試合で使ってくれないのか」という外向きだった意識が「自分に足りないものは何か」とメンタル面で変化できたことを挙げている。 FC東京復帰 [ ] 2019年、FC東京に復帰。 前年の期限付き移籍を経たことで、チーム始動キャンプから長谷川監督も驚く運動量と守備意識の向上を見せ 、2月23日、開幕戦の戦では、クラブ史上3番目の若さとなる17歳9か月19日でスタメンに抜擢された。 3月10日、第3節の戦では初のフル出場を果たし、FWに決定的なパスを通す初アシストで勝利に貢献。 5月12日、第11節の戦では後半39分に左足ボレーシュートを決め、FC東京の選手としてリーグ戦初得点を決めた。 6月1日、第14節の戦では2ゴールを挙げ自身プロ初の複数得点を決め勝利に貢献した。 6月14日にのへの移籍が発表された。 移籍発表時点では、FC東京はJ1リーグ首位であり、久保もレギュラーとしてチームに貢献していた中 での移籍だった。 しかし、移籍発表翌日にFC東京の代表取締役社長である大金直樹のコメントで「加入する時点から、久保選手の海外でプレーしたいという想いが強く、 18歳を迎える時にはもう一度その可能性を確かめるべく、クラブとの契約期間はその日までとなっておりました」と久保が18歳の誕生日を迎えた同年6月4日に契約が終了していた事を明かした。 契約終了後にFC東京も契約延長のオファーを出し、久保も「FC東京の今シーズンのチーム状況、自身の成長の実感から、そのまま残留して優勝に貢献したい」という気持ちもあったものの、最終的にはレアル・マドリードへの移籍を決意した。 レアル・マドリード [ ] 2019年6月、のレアル・マドリードへ移籍。 1年目はBチーム相当であるでプレーし 、2年目にはトップチームへの昇格あるいは別のトップレベルのクラブへの放出を約束したと伝えられている。 7月9日、プレシーズンツアーの帯同メンバーに選出され 、試合にも出場してトップチームで実践デビューを果たした。 同月に行われたにも出場し、31日に行われた戦では、後半73分からの出場で短い出場時間だったものの、紙『マルカ』は評価ランキングで1位に選出している。 また、でのテストマッチではクラブのエースナンバーである7番を背負ってプレーした。 RCDマヨルカ [ ] 2019年8月22日、への期限付き移籍が決定した。 同日夜にクラブの公式サイトで発表している。 前述のプレシーズンマッチでの限られた出場時間の中で十分に通用するだけの素質を見せつけた事で、当初予定されたBチームよりレベルの高い1部の他クラブで経験を積むことになった。 9月2日、リーガ・エスパニョーラ第3節の戦で途中出場し、リーグ戦デビューを果たした。 11月10日、第13節の戦で後半8分にミドルシュートを決め、リーガ・エスパニョーラでの初得点を決めた。 このゴールが欧州4大リーグのアジア出身選手最年少得点 18歳5ヶ月6日 となった。 代表経歴 [ ] 2016年、U-16日本代表としてに参加。 大会得点ランキング2位となる4得点をあげて、の出場権の獲得に貢献した。 同年11月、アルゼンチン遠征(11月30日 - 12月10日)を行うに飛び級で初選出された。 15歳5カ月20日での選出は史上最年少で中学生でU-19日本代表選出は史上初となる。 そして、U-19アルゼンチン代表との親善試合でU-19代表デビューを果たした。 2017年、(3月19日 - 3月29日)を行うメンバーに選出され、U-20ドイツ代表との親善試合を含む4試合に出場し、2得点を挙げた。 同年5月2日、に挑むに飛び級で選出された。 5月21日、初戦の戦で途中出場からの逆転ゴールをアシストして勝利に貢献した。 9月、のメンバーに選出。 10月8日、との初戦では1得点1アシストの活躍で勝利に貢献した。 2018年、のメンバーに選出。 10月19日、初戦のU-19北朝鮮戦では直接フリーキックを決めて勝利に貢献した。 2019年5月23日、の日本代表メンバーに初選出。 21世紀生まれの選手がA代表に選出されるのは史上初である。 その翌日に発表されたに臨む世代中心で構成された日本代表にも選出された。 6月9日、の戦にて後半22分から途中出場し、A代表初出場を果たした。 に次ぐ史上2番目の若さでのデビューとなった。 コパ・アメリカでは、初戦の戦で代表初スタメンを果たし、グループリーグ全3試合に出場した。 レアル・マドリード移籍発表後すぐの大会だったため、日本だけでは無く海外からも注目されたが 、海外メディアも久保のプレーに高い評価を与えている。 チームはグループリーグ敗退となったが、この大会でのラストパス本数はグループリーグ終了時点で大会最多の8本と、高い存在感を示した。 人物 [ ]• 出身で、ポジション及びプレースタイルがと似ていることから「和製メッシ」 、またはと似ていることから「左利きのイニエスタ」 と呼ばれる。 に所属していた(2018-19年所属)は当時の久保を「小さい時の自分の姿を思い出すようだった」と記憶していた。 FC東京トップチームデビュー戦となった第4節・戦では84分に直接の機会があり、久保が倒されて得たFKだったこともありボール地点に集まったや、の3人から「蹴っていいよ」と言われたため、デビュー戦の久保がキッカーを務めたがボールはわずかに枠の外に外れた。 横浜F・マリノス入団時の会見で背番号はFC東京での番号と同じく15番になったことについて「理由は特にというものは無いですが、15番が好きというのはあります。 空いている番号の中から自分で選ばせてもらった。 (1や5ではなくて)15が好き」とコメント。 なおFC東京U-18(2017年)での背番号も15であった。 スペインへ完全移籍発表後の2019年6月29日に行われたFC東京の試合後に壮行セレモニーが行われた。 当日の対戦相手が期限付き移籍先だった横浜F・マリノスだったため、両サポーターに感謝の言葉を述べている。 弟の瑛史もサッカーをしており、横浜FMのアカデミーに所属している。 幼少期からバルセロナでの活躍が報じられていたため、マスコミから長年に渡り「久保くん」という愛称で報道され続けていたが、プロ入り後の、「これからは久保くんじゃなくて、久保建英でお願いします」とマスコミに対して呼び方の変更を要望している。 尊敬する人物は両親と祖父母 所属クラブ [ ]• 2004年 - 2005年 坂浜サッカークラブ• 2006年 - 2007年 百合ヶ丘子供サッカークラブ• 2008年 - 2009年 FCパーシモン• 2010年 - 2011年 U-10• 2011年 - 2015年• 2015年 FC東京U-15むさし• 2016年 - 2017年• 2016年 - 2017年 ()• 2017年11月 - 2019年6月 FC東京• 2018年8月 - 同年12月 ()• 2019年7月 -• 2019年8月 - (期限付き移籍) 個人成績 [ ] 国内大会個人成績 年度 クラブ 背番号 リーグ リーグ戦 期間通算 出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点 日本 リーグ戦 期間通算 41 2 0 2 0 0 0 4 0 15 4 0 6 1 0 0 10 1 5 1 - 1 0 6 1 FC東京 13 4 3 1 - 16 5 スペイン リーグ戦 オープン杯 期間通算 2019-20 26 - 通算 日本 J1 24 5 11 2 1 0 36 7 スペイン プリメーラ - 総通算 24 5 11 2 1 0 36 7 国内大会個人成績 年度 クラブ 背番号 リーグ リーグ戦 期間通算 出場 得点 出場 得点 日本 リーグ戦 期間通算 50 3 0 3 0 41 21 2 21 2 15 10 3 10 3 通算 日本 J3 34 5 34 5 総通算 34 5 34 5• 2016年は2種登録選手• J1初出場:2017年11月26日 第33節 戦()• J1初得点:2018年8月24日 第24節 戦()• J3初出場:2016年11月5日 第28節 戦()• J3初得点:2017年4月15日 第5節 戦()• リーガ・エスパニョーラ初得点:2019年11月10日 プリメーラ第13節 戦() タイトル [ ] チーム [ ] FC東京U-18• (2016年、2017年)• (2016年)• 日本クラブユースサッカー選手権 U-18 関東大会(2017年) 個人 [ ]• ・優秀選手(2015年)• ・得点王(2016年) 代表歴 [ ] 出場大会 [ ]• U-15日本代表• バル・ド・マルヌU-16国際親善トーナメント(2015年)• U-16日本代表• スポーツ・フォー・トゥモロー(SFT)プログラム 中央アジア・日本 U-16サッカー交流大会(2016年)• International Youth U-17 Four Countries Football Tournament(2016年)• U-16 インターナショナルドリームカップ2016 JAPAN Presented(2016年)• (2016年)• (2016年)• 第24回バツラフ・イェジェク国際ユーストーナメント(2017年)• (2017年)• U-19日本代表• アルゼンチン遠征(2016年)• ロシア遠征(2018年)• メキシコ遠征(2018年)• (2018年)• ブラジル遠征(2018年)• ドイツ遠征(2017年)• (2017年)• U-21日本代表• ドバイカップU-23(2018年)• U-22日本代表• (2019年)• (2019年)• (2019年)• (2019年) 試合数 [ ]• 国際Aマッチ 7試合 0得点(2019年 - ) 年 出場 得点 7 0 通算 7 0 出演 [ ] CM [ ]• (2018年) 脚注 [ ] []• SPORT. es-スポルト(2015年5月16日)• RCD Mallorca• ジュニアサッカーを応援しよう! (株式会社カンゼン、2016年2月23日)• (2019年6月17日)• 久保建史『おれ、バルサに入る! 』、2012年、23-55頁• (2011年8月8日)• 2015年4月2日• (2015年3月30日)• livedoor(2016年8月4日)• (2016年9月16日)• (2016年11月5日)• ゲキサカ(2017年3月12日)• Goal(2017年11月1日)• Goal(2017年11月5日)• 日刊スポーツ(2017年11月26日)• サッカーダイジェスト(2018年2月24日)• ゲキサカ(2018年3月7日)• ゲキサカ(2018年3月14日)• ゲキサカ(2018年3月26日)• 2018年6月19日• 2018年6月20日• 2018年6月24日• 2018年8月15日• スポーツ報知 2020年5月17日• 2018年8月17日• スポーツニッポン 2018年8月17日• 横浜F・マリノス(2018年8月16日)• スポーツ報知(2018年8月22日)• サッカーダイジェスト(2018年8月26日)• FC東京 2019年1月12日• サッカーキング(2019年1月12日)• ゲキサカ(2019年2月23日)• スポニチannex(2019年3月11日)• ゲキサカ(2019年5月12日)• Real Madrid 2019年6月14日• サッカーダイジェストWeb 2019年6月4日• FC東京 2019年6月15日• レアル・マドリード 2019年6月14日. 2019年6月14日閲覧。 デイリースポーツ 2019年6月15日• サッカーキング 2019年7月9日• サッカーダイジェストWeb 2019年7月21日• フットボールチャンネル 2019年8月1日• サッカーダイジェストWeb 2019年8月8日• 日刊スポーツ 2019年8月22日• レアル・マドリード 2019年8月23日. 2019年8月23日閲覧。 RCD Mallorca 2019年8月22日• 日刊スポーツ 2019年8月22日• サッカーダイジェスト(2019年11月10日)2019年11月10日閲覧• Football ZONE web(2016年9月23日)• スポーツニッポン(2016年11月25日)• スポーツニッポン(2017年3月29日)• ゲキサカ(2017年10月9日)• ゲキサカ(2018年10月19日)• サッカーダイジェストweb 2019年05月23日• サッカーダイジェスト. 日本スポーツ企画出版社 2019年5月24日. 2019年5月25日閲覧。 サッカーダイジェスト. 日本スポーツ企画出版社 2019年5月24日. 2019年5月25日閲覧。 nikkansports. com. 2019年6月9日閲覧。 ゲキサカ(2019年6月9日)• サッカーキング 2019年6月15日• 日刊スポーツ 2019年6月25日• ゲキサカ 2019年6月25日• 2015年11月11日• (2016年12月7日)• スポーツナビ(2011年9月6日)• FOOTBALL CHANNEL(2017年05月04日)• FOOTBALL CHANNEL 2017年5月15日. 2017年5月15日閲覧。 サッカーダイジェストweb(2017年5月3日)• 2017年4月8日• ゲキサカ 2019年6月29日• ニッカンスポーツ 2019年6月30日• 2019年7月11日• 2018年8月28日 関連項目 [ ]• 外部リンク [ ]• takefusa. kubo -• — 主催大会成績• - による選手データ (日本語).
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