新学期がスタートして、そろそろ子どもたちも保育園・幼稚園、または小学校の新しいクラスにも慣れてきたころですね! 4月までにそろえるべき必要最低限のアイテムが終わって安心、、なのも束の間。 追加でちょこちょこと、あれが必要、これも必要、というお達しが園や学校から届くのもこの時期なんですよね(笑) そんな追加アイテムの代表?が、意外と持ってそうで持っていない、こどもエプロンと三角巾。 エプロンは、がおすすめなのですが、こちらには三角巾はついていません。 ですが、ときどきお客様よりいただく「三角巾の作り方を教えてほしい」との声にお応えして、今回は作り方を紹介します。 大人の場合はもう、真四角の布(バンダナでもいいですね)を頭に巻いて後ろで結べば三角巾、なのですが、子どもの場合は一人で結ぶことが難しいので、ゴム仕様にしてあります。 ポイントは 三角の布の角度と長さ。 子どもの頭をすっぽり覆えるだけの布が必要です。 (足りないと、三角がピーン!って立って幽霊みたいになるのご注意です…) 角度を説明するのが難しいので、製図をご用意しました!ぜひお役立ていただけたら、とおもいます。 こども三角巾の作り方 こども三角巾の作り方(製図) 仕上がりサイズは製図を参考にしてください。 3歳~6歳ぐらいまでの平均頭囲で採寸しています。 お子さまに合ったサイズへの微調節は、本体ではなくゴムの長さでしていただくのが良いとおもいます! 今回は、こどもエプロンと柄おそろいにしたかったので、を使いました。 横幅ギリギリですね。 1.型紙を作って布を裁断する 上記の製図に記載してある寸法を参考にして、型紙を作りましょう。 周りにあるどんな紙、不要なチラシなんかでも構わないので、かならず型紙を取ってください。 ここを省いてしまうと、布がゆがんだり、あれれ?あれれ…?と、どんどん布をカットしていく羽目になります。 (よくなりました) 型紙はぬいしろ込みで作ってくださいね。 型紙が作れたら、「わ」に注意して布の上に置き、布を裁断しましょう。 1cmだとちょっとごわつくので、8mmがおすすめです。 この2mmが大きい…! 3.周囲を縫う アイロンで折り目をかけておけば、三つ折り縫いもしやすいです。 両サイドはゴムを挟んで縫います。 まずは片側から。 手芸用クリップが大活躍!厚手の生地やゴムなんかは、まち針よりもクリップが便利ですよ~。 一度、ゴムを内側に向けて縫ったら、もう一度、外側に向きを変えて縫います。 反対側も同様に。 完成! できました。 こんなに簡単なら、手ぬぐいをかぶらせるよりも早いかもしれませんよ。 ゴム仕様なのですっぽりかぶるだけ! お子さまが一人でもかぶることができたら、お母さんも先生も、そして子ども自身もとっても嬉しいですよね。
次の救急法基礎講習 24期福祉・環境科 私達、福祉・環境科の学生は日本赤十字社埼玉支部から二名の先生にお出でいただき、救急基礎講習を受けさせていただきました。 今回の講習は「三角巾を使ったケガの手当」です。 三角巾は、傷の大きさに応じて使用でき、広範囲の傷や関節を包帯したり、手や腕を吊るのに適しています。 三角巾の使用法を知っていると、ふろしき、スカーフ、シーツなどを応用することができるので、応急手当の基本的知識のひとつです。 今回の講習では、三角巾を使った次の項目について、御教授いただきました。 1、三角巾の名称と作り方 一辺の長さ1メートル以上の四角の布を、対角線に沿って二等分に切ります(2枚できます)。 開いた状態の三角巾を「開き三角巾」、たたんだものを「たたみ三角巾」といいます。 なお、名称は右側のイラストを参照ください。 三角巾の説明と作り方をお話する先生方 2、たたみ三角巾の作り方 ○頂点を、底辺の方に折り曲げます。 ○それを、さらに繰り返します。 ○折るときは三角巾が不潔にならないように注意しましす。 ○必要な時は適当な幅に切り裂いて使うこともできます。 3、結び方 結び方が悪いと、搬送中に包帯がゆるんだり、ほどけたり、逆に解きにくくなることもあります。 包帯を結ぶ時には本結び(横結び)で結びます。 結びの見本を行う先生 結びの練習をする生徒 難しいな〜〜 4、結び目の解き方 結び目の片方の端を、包帯に沿って引き延ばし、結び目を持って引き抜きます。 5、三角巾のしまい方 ○三角巾を八つ折りにします。 ○中央に向かって片側を折ります。 ○もう一度折ります。 ○さらに折って、もう一方の端も同様に折ります。 ○両側から合わせて折ります。 6、額、頭の周囲への使用方法 ○適当な幅のたたみ三角巾を作り、患部に保護ガーゼを当て、その上を押さえます(イラスト左)。 ○端を、それぞれ後頭部を回して前にもってきて、患部を避けたところで結びます(イラスト右)。 額へ包帯を当てる見本を行う先生 モデルを相手に練習する学生 生徒一丸となって練習 7、顔への使用方法 ○患部に保護ガーゼを当てます。 三角巾の底辺を3CMくらい折り、折った方を外側にして、頂点が頭の後にくるように患部にかぶせます(イラスト左)。 ○外側に折った底辺を額に当てます(イラスト右)。 ○底辺を押さえながら指を耳のあたりまでずらし、後頭部にかかっている三角巾を耳のあたりでとめます(イラスト左)。 ○端を片方ずつ後頭部に回して前までもってきます(イラスト右)。 ○前まで回した両端を額の中央でむすびます(イラスト左)。 ○後ろにたれている三角巾の頂点を2回程度折りたたみます(イラスト右)。 ○折りたたんだ三角巾を後頭部に巻いた三角巾の中にさし込みます(イラスト左)。 顔に包帯を当てる見本を行う先生 同左 8、前腕への使用方法 ○適当な幅の「たたみ三角巾」を作り、1/3くらいのところを、患部の保護ガーゼの上に当てます(手首の側を長くします)(イラスト左)。 ○長い方を持ち、らせん巻きの要領で巻きます(イラスト中)。 ○他方の端と、前腕外側で結びます(イラスト右)。 前腕に三角巾をまく見本を行う先生 練習開始です 上手くできました(拍手) 9、腕の吊り方への使用方法 ○吊ろうとする腕の肘側に頂点を置き、健側の肩に底辺の一端をかけます(イラスト左)。 ○もう一方の端を、患側の肩に向かって折り上げ、他方の端と結びます(イラスト中)。 ○頂点を止め結びにするか、または、折り曲げて安全ピンで止めます(イラスト右)。 腕の吊り方見本を行う先生 どうやるの?教えて 私がサポートします 10、膝への使用方法 ○膝を十分覆うくらいの「たたみ三角巾」を作り、患部に当てた保護ガーゼの上を覆います(イラスト左) ○端を膝の後ろに回して交差します(イラスト左中)。 ○他方の端で、当てた三角巾の膝の上方を回して押さえます(イラスト右中)。 ○膝の上方外側で結びます(イラスト右)。 膝に三角巾をまく見本を行う先生 先生の指導で練習する生徒 私、出来ました 先生各位:本日はご多忙の中、ご指導を頂き有難う御座いました。 福祉・環境科HP委員 佐藤 清(写真・文) 【イラスト・説明文は日本赤十字社教材使用(講師より了承を得ています)】.
次の「本結び」の結び方 準備するもの ・ロープ まず、写真 1 のようにロープを持ちます。 次に写真 2 のとおり、左手で持っているロープが上側にくるようにロープを交差します。 そして、下側のロープを手前にかけるようにして、写真 2 矢印のように1回絡めると写真 3 のようになります。 1 2 次に、写真 3 矢印のようにロープの先端を結んでいきます。 このとき写真 4 のように右手側のロープを左手側のロープの上に掛けるように結び始めましょう。 3 4 両端を引っ張り、結び目を締めれば、これで本結びの完成です。 固い結び目ができて丈夫な『本結び』ですが、この結び方の一番のポイントは、なんといってもその解き方の容易さにあります。 上側に来たロープの先端をもう一方の手で持ち、写真矢印の方向に強く引っ張ります。 写真 8 は、引っ張った状態です。 7 8 9 ロープの端を持っていた方の手をいったん放し、写真 9 のように結び目部分をつまみます。 結び目をつまみながら矢印の方向にロープを引いていくと・・・ 10 スポッ・・・?! あらふしぎ!! 簡単に解くことができました。 こんなとき便利! 本結び応用編 1 楽しいお弁当。 2 いただきまーす。 3 あれっ!! かたくて解けない… 4 そうだ! 5 ここをこう持って… 6 こう引っ張る! 7 結び目をもって引っ張れば… 8 やったね! ここで肝心なのは、お弁当を包むときに『本結び』で結んでおくことですよ。 この他、救急法で使用する三角巾の結び目もこの『本結び』を活用します。 いろんな場面で活躍すること間違いなしですね! ダウンロード用PDF ここからこのページに関連するメニューです.
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