鼻のかみすぎで耳が痛い原因は? 治し方に移る前に、 鼻のかみすぎて耳が痛い原因は何なのでしょうか? これには2つの理由がありますので、 順番に説明していきますね。 1.中耳炎で耳が痛い まずは、鼻のかみすぎで中耳炎になる場合。 多くの鼻のかみすぎで耳が痛い原因は、この中耳炎です。 これはでも書きましたが、• 鼻を強くかむことで中耳炎になるか。 鼻を強くかむことで、耳管狭窄症となるか このどちらかが原因で、耳がこもるのです。 が、耳管狭窄症も最終的には、 悪化すると中耳炎に発展するので、今回は一緒くたにして考えていきます。 2.鼓膜が破れて耳が痛い また、あまりみないケースのようですが、 鼻を強くかむことで、耳にも圧力が掛かります。 そこで鼓膜にまで圧力が掛かると、 鼓膜が破けることもあります。 この鼓膜が破けることで、耳が痛い場合もあります。 鼻のかみすぎで耳が痛い場合の治し方 では、鼻のかみすぎで耳が痛い場合は、 どうすればいいのでしょうか? 正直に言うと治し方は 「病院へ行ってください」としか言いようがありません^^; なので、今回お伝えする内容は、 治し方と言うより、応急処置になってしまいますね。 病院というと大げさですが、大丈夫。 放っておかなければ、治るものですからね^^ 病院へ受診するまでの応急処置 まずは、 耳に痛みを感じる部分を冷やしてください。 ただし、冷やしすぎると凍傷になるので、 あくまで程々に冷やしてくださいね。 また、 鎮痛剤を使用して、 耳の痛みを抑えるようにしましょう。 お医者さんで処方されるものが良いですが、 どうしてもその場しのぎで乗り越える場合は、 薬局で痛み止めでしのぐ他ありません。 ですが、必ず合間を見て、病院へ受診してください。 鼻をかむ時は片方ずつ 最後に、予防策を伝えておきますね。 次回から鼻をかむ時は、• 力を入れすぎず• 片方ずつ かむようにしましょう。 なぜ、片方ずつなのか?というと。 左右同時にかんでしまうと、 鼻水がむしろ鼻の奥に追い込まれて、 中耳炎になる可能性があるからです。 まとめ 今回は鼻のかみすぎで耳が痛い場合の治し方について、 解説してきました。 最後に、中耳炎が慢性化して難聴になるのが一番最悪なケースですから、 早めに病院で受診したほうが身のためです。 ぜひ、耳が痛いのを我慢したり、誤魔化したりせず、 病院へ受診して適切な処置を施してもらいましょう。 この記事を読んだ方は、こちらの記事も多く読まれていますよ。 鼻のかみすぎで耳が痛い!! 治し方はある?
次のこの記事の目次• 耳と鼻はつながっている 耳と鼻をつなぐ耳管 じかん 上の図にあるように、耳の奥と鼻の奥は、細い くだでつながっています。 このくだのことを 耳管 じかん といいます。 耳管は普段は閉じていますので、耳は耳としての役割を、鼻は鼻としての役割を、それぞれ別々に果たしています。 鼻の役割には呼吸があります。 鼻が詰まって息ができない場合などに、口呼吸をする場合もありますが、耳呼吸をする人はいませんよね。 飛行機にのったときや、長いトンネルに入ったとき、エレベーターに乗ったときなどに、耳が詰まった感じになることがあります。 音が聞こえにくくなったり、自分の声が耳に響いたりして、とても嫌な感じがしますよね。 これは、耳の中にある鼓膜がどちらか一方に引っ張られる、というか押されることによって発生します。 耳の中の気圧と外の気圧に差ができるからなのです。 鼓膜はどちらにも引っ張られない状態にあるとき、外からの音に反応して振動し、それを耳小骨 じしょうこつ という器官に伝えます。 そうすることで、私たちは正常に音を聞くことができます。 鼓膜が引っ張られて張りつめていると、鼓膜が振動できないので、音がこもって聞こえにくかったり、キーンという音がすることもあります。 耳が詰まった感じや、こもってへんに感じたときに、私たちはつばを飲み込んだり、あくびをしたりして解消しようとします。 これはなぜでしょう。 ここで登場するのがいつもは閉じている 耳管です。 私たちは意識して耳管を開いているわけではありませんが、つばを飲み込んだり、あくびをしたりしたときに耳管が 一瞬開くのです。。 耳管が開いたと同時に空気が入ってきたり、出て行ったりすることで、耳の中の気圧と外の気圧が同じになり、 鼓膜の緊張状態が解消されます。 外よりも鼓膜の中の気圧が高ければ、耳の中の空気が出ていきますし、耳の中の気圧が低ければ空気は入ってきます。 耳管の働き 耳管は、気圧を調整しているだけではありません。 耳の中 中耳 の 換気、血管から中耳にシミ出た 液体の排出、 感染の防御などがあります。 ものを飲み込んだ時や口を開いたときなどに耳管は開きます。 耳管が開きっぱなし!? 耳管は通常閉じていて、必要な時に一瞬開くと述べましたが、もし、いつも開いていたとしたらどんなことになるのでしょう。 息を吐くときに耳の方へも抜けていくことになりますし、息を吸い込んだら、耳からも空気が入ってくることになるのです、そうなると、息をするたびに 鼓膜が大きく振動し、その音が大きく耳に入ってきます。 話し声はどうでしょう。 いったん口から出て、外から入ってくるのではなく、耳管を通って直接耳に入ってきます。 すると 声が大きく耳の中で響きますし、外の音が聞きづらくなることもあります。 そういう症状を引き起こしてしまうのが、 耳管開放症 じかんかいほうしょう という病気です。 これは大変苦痛をともなう病気ですし、悪化すると鼻の炎症で生じている膿が耳に達してしまうこともあります。 耳管開放症の原因は? 耳管開放症を引き起こしてしまう原因のひとつに、急激な体重の減少があると言われています。 体重の減少にともない、耳管周囲の脂肪が減少し、硬くなります。 血液の循環も悪くなると、さらに耳管周囲は硬くなってしまいます。 また、水分摂取の不足による 脱水症やホルモンバランスの変化も原因と考えられています。 間違った対処法 耳が詰まったからと言って、鼻をふさいで無理に息を出そうとしたり、吸おうとしたりして、常に耳に圧力をかけると、鼓膜をいためてしまうことがあります。 また、急性中耳炎や耳の周囲の骨を破壊する 真珠腫性 しんじゅしゅせい 中耳炎、鼓膜の内側に分泌物がたまる 滲出性 しんしゅつせい 中耳炎に進行する恐れもありますので、注意が必要です。 耳管が開かない!? 耳管開放症は耳管の開きが問題の病気ですが、耳管が開かないのも問題です。 耳管は気圧の調整をしていますので、開かなければやはり耳管開放症の場合と同じように、鼓膜の状態が異常になります。 耳に詰まった感じがしたり、キーンという音がしたり、自分の声が大きく響いたり、耳に痛みが出たり、難聴、耳鳴りをともなうこともあります。 耳管の開放がうまくいかない病気を「 耳管狭窄症 じかんきょうさくしょう 」と言います。 耳管狭窄症を発症すると、耳の中の圧力が低下することで、血管やリンパの 液体がしみ出してしまうこともあるのです。 耳管狭窄症の原因は? 耳管狭窄症の原因は、耳管に炎症が起きる 耳管炎や、耳管近辺にある 扁桃 へんとう の炎症による圧迫、筋性、または神経性の障害による 開閉機能の低下などが考えられています。 耳管炎は耳の中の炎症 中耳炎 を引き起こすことも多く、悪化して膿がたまると鼓膜が破れて、耳だれが出てくることがあります。 鼻のアレルギーがあったり、副鼻腔炎、喘息、上気道炎がある場合は、早めの治療が大切になります。 Sponsored Links 耳管機能不全を起こさないために 耳管の機能が低下する耳管開放症や耳管狭窄症のことを 耳管機能不全 じかんきのうふぜん と言います、耳管機能不全の恐れがある場合は、なるべく早く耳鼻咽喉科での受診をおすすめしますが、ここでは、それらを引き起こさないようにするための対策をご紹介します。 脱水症に注意しましょう 耳管開放症を、汗をかいた後や運動の後によく引き起こす、という方がいらっしゃいます。 これはからだが 脱水症状を引き起こしているからと考えられます。 運動をする前や運動の後、汗をかく入浴の前や後などには、水分をしっかりとりましょう。 アルコールやカフェイン飲料は利尿作用がありますので、脱水症状をまねくものの一つです。 また、甘い飲み物も有効ではありません。 ミネラルウォーターか炭酸水を冷たくしないで飲まれることをおすすめします。 飲み方や炭酸水については、こちらを参考にしていただければと思います。 急激な無理なダイエットはしない やせたいときは急激に!、というのが願いかもしれませんが、いろいろなところで急激なダイエットは体の調子を崩す原因だと言われていますよね。 頭の中の、小さな管にも影響します。 ダイエットで体の調子を悪くしてしまっては、やせられたとしても楽しい気分になれないことが多いものです。 健康的に痩せる方法でトライしてみてくださいね。 鼻をかみすぎるのはよくないの? 耳に何度も、無理に圧力をかけるのは、良くないと言いましたが、鼻をかむときにも注意が必要です。 鼻づまりがひどくても、鼻の中が気持ち悪くても、 無理に鼻をかむと耳をいためてしまう恐れがあります。 鼻をかむときは、片方ずつ、軽くかんでください。 十分にかめてないと思ったときは、何度も軽くかむようにしましょう。 鼻をすすらない! 鼻の調子が悪いときは、ティッシュを常にたくさん持ち歩いてかむようにし、 鼻はすすらないようにしてください。 鼻の菌が耳に到達して中耳炎をおこすことがあるからです。 鼻をかめない子供は特に、耳鼻科で早めに治療を受けられることをおすすめします。 鼻のかたまりが喉に落ちると、咳の原因にもなります。 風邪をひいたときも、耳鼻科の診察を受けられると、早く回復することがありますよ。 まとめ 耳と鼻のつながりと、不調について見てきましたが、いかがでしたか。 耳と鼻をつなぐ3. 5cmほどの細いくだである 耳管は、しっかり働いてくれないと、困ったことになりますよね。 しかしそのためには、やはり私たちが気を付けることはしっかり気を付けて、日常生活を送りたいものです。 鼻や耳の不調を感じたら、早めに診察を受けたり、睡眠や水分を十分とったり、適度な運動で体力、抵抗力をつけたり… 鼻や耳の不調で悩んでいる人は、年々増えています。 しっかり対策しましょう。
次の私たちの耳には「外耳・中耳・内耳」の3つの働きがあり、それぞれ大切な役割を果たしています。 「外耳」には、一般的に「耳」と呼ばれるもので外から入ってきた音を内側に集める役割をしています。 耳の形が広いのは、なるべく外部の音を広く聞くことができるように平たく丸くなっており、外から受け取った音を外耳道と呼ばれる管の一番奥の鼓膜まで伝える役割をしています。 「中耳」は「鼓膜とその奥の3つの耳小骨」から成り立っています。 主に外耳から聞こえてきた音を鼓膜で振動して響かせて内耳に伝える役割と、中耳は鼻の奥まで繋がっているので定期的に空気の出し入れも行っています。 「内耳」は「蝸牛という器官を使って音に振動を与え、脳へ電気信号として音を伝える」役割を持っています。 中耳から伝わってきた音はカタツムリのような蝸牛に入ると、その中にあるリンパ液を揺らして有毛細胞が脳へ伝える電気信号へ変える工程で音が認識できます。 内耳に伝わることで初めて「音の強弱や高低」が電気信号に変わってくるのです。 耳が詰まったなと感じる大きな原因3つと対処法 耳が詰まった感覚は実は日常に原因があることも多いのです。 ぜひ日頃の行動をチェックしてみましょう。 耳垢がたまっている 耳は耳垢が外耳あたりに溜まってしまうと聞こえづらくなります。 耳垢は耳栓のようになってしまうこともあるので、耳が詰まった感じがすると思った人はまずはじめに耳垢をチェックしてみましょう。 また、外耳炎も「耳掃除をしている時にひっかいてそこから細菌が入ったり、耳を強くこすってしまうこと」によって起こる症状です。 耳は外部でもキレイに優しいケアをしてあげましょう。 ストレスや睡眠不足 実際には音はしていない時でも何か音らしきものが聴こえる「耳鳴り」やいきなり周りの音や声が遠くなって聴こえ辛くなる「難聴」の原因の多くはストレスと言われています。 何か思いつめたような悩みがあったり、いつも身体が強張っている緊張状態にあると耳にも悪影響を与えてしまいます。 また、睡眠不足も耳から来るめまいや耳鳴りの原因となっています。 不規則な時間帯で眠ることや短時間睡眠は身体のバランスも取りづらくなるので注意しましょう。 耳詰まりの時の可能性がある病気って? 耳詰まりの時は、原因によっては病気になる可能性があることをご存知でしょうか?ここでは主に、耳が詰まった時に起こる可能性のある病気をいくつかご紹介します。 耳に水が入る「耳垢栓塞」 この症状は主に水泳や入浴などで耳に水が一定量入った時に起こる症状です。 耳に水が入ってぼーっとしたり耳の聞こえが悪くなったことはありませんか?原因としては「耳垢が外耳道を塞ぐように詰まっていること」が多いと言われています。 耳垢は乾燥したり水分を多く含んだ時など変化しますが、診察を受けて定期的に耳掃除をすることをオススメします。 大きな音の衝撃で起こる「鼓膜損傷」 この病気の症状はその名の通り、鼓膜を傷つけてしまうことで耳鳴りや軟調になってしまうことを言います。 原因としては平手打ち・爆発・潜水などで発生してしまうことが多いと言われます。 また、かなり奥まで耳掃除をしている時など些細なことでも起きる場合があるので耳を触るときは注意しましょう。 症状の治療としては、風邪などウイルス病原体を減らして健康な身体にしていくようにすると徐々に改善されます。 音楽好きの人はご注意!「急性音響外傷」 これは「長時間爆音にさらされて聴力が低下し、耳鳴りや難聴になる病気」です。 例えば音楽ライブや音楽関係の仕事の人に起こりやすいと言われている病気です。 この病気では主にビタミン剤・代謝促進剤・血管拡張剤などを投与する必要があると言われていますが、日頃から音響予防などで気を付けることが長引かないコツと言われています。 突破な病気もある「突発性難聴」 これは「ある日突然聞こえが悪くなったり耳鳴りが起こる」症状です。 耳だけでなく朝起きた時にめまいがしたりするなどの症状が出ます。 原因は今のところ不明となっていますが「ウイルス感染・耳の神経障害・血行障害」が挙げられます。 突然のことが多いので、聞こえが悪い状態が長時間続くのであれば早めに院に行くことをオススメします。 長期間不調であれば「メニエール病」の可能性 メニエール病とは「めまいや吐き気が毎日・長期間に継続して起こる病気」のことです。 この病気の特徴は「耳の一番奥にある内耳にリンパ液がたまりすぎて起こること」なので、毎日や長期間でめまいが頻繁に起こるようであればメニエール病の可能性が高くなります。 早めに診察してもらうようにしましょう。 耳詰まりを感じた時にできる解消法 ここでは、耳が詰まった感覚がした時に未然に耳の病気予防ができる方法をご紹介します。 定期的な耳掃除 耳垢の詰まりは本来の耳の機能を低下させてしまう原因にもなります。 週に一度のペースから、傷つけないように掃除してあげましょう。 爆音を避けて鼓膜を守る 音楽が好きな人であればライブや音楽パーティーなどで爆音にさらされる人もおおいようです。 大切な鼓膜を守るためにも「爆音予防機能のアイテム」を身に付けて少しでも予防することをオススメします。 ストレスをためないこと ストレスは耳や身体の機能や美容にも負荷をかけてしまいます。 1日に1時間くらいは読書やアロマを香ったりお風呂に入ることなど、1日の間にリラックスした自分だけの時間を作ってみてくださいね。 耳は脳に最も影響を与える五感の1つです。 日頃から負担を減らすサポートを・・・ 身体の中でも脳はかなり大切な機能の一尾と言われますが、意外と身体のバランスを取っているのは「耳の機能」です。 耳の機能が低下すると、方向感覚や周囲の情報などをすばやくキャッチすることができないので、何か日常で違和感を感じた場合は少しずつ改善していきましょう。
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