鼻水や鼻づまりに悩まされる人は、主に次のような病気や症状が原因だと考えられます。 副鼻腔炎(慢性・急性) 副鼻腔内に鼻水や膿(うみ)がたまる病気。 炎症が4週間以内に治まれば急性、12週間以上続けば慢性と診断されるそうです。 副鼻腔炎は以前は蓄膿症(ちくのうしょう)と呼ばれていました。 蓄膿症といった方がピンとくる方も多いでしょう。 副鼻腔は鼻腔を取り囲むように位置する空洞で、片側4種類、左右で合計8つあります。 いずれかが炎症を起こせば、副鼻腔炎です。 好酸球性副鼻腔炎 最近急増している難治性の副鼻腔炎。 通常の副鼻腔炎と異なり、薬などの効果が現れにくく再発しやすいのが特徴です。 鼻タケ(鼻ポリープ)や嗅覚障害(においを感じにくくなる)も生じやすくなります。 アレルギー性鼻炎 花粉症に代表される鼻炎です。 アレルギーを引き起こす物質(アレルゲン)が鼻腔に侵入し、アレルギー反応を起こすことで発症します。 何がアレルゲンになるかは個人差があります。 慢性上咽頭炎 鼻とのどの境目にある上咽頭という部分に炎症が起こります。 3週間以上続いた場合は慢性と診断されます。 副鼻腔炎の炎症がないのに後鼻漏(鼻からのどへ流れる分泌物)が起こる場合、上咽頭炎の可能性があります。 副鼻腔真菌症 副鼻腔内に真菌(カビ)が増殖して真菌塊になり、強い炎症が起こる病気です。 免疫力(病気から体を守る力)が低下している人、糖尿病の人、がんの人に起こりやすく命にかかわることもあります。 鼻中隔弯曲症 鼻中隔という鼻腔を左右に分ける壁が左右どちらかに曲がることで起こります。 C字型、S字型に変形し、突出した側(凸側)の鼻腔が狭くなって鼻づまりなどの症状が現れます。 鼻水・鼻づまり自己診断チェック セルフケアはもちろん大切ですが、みなさんは田七ニンジンという植物をご存知でしょうか? 高麗ニンジンなどと同じように、中国では漢方薬として使用されている植物で「カテキン」と「サポニン」の成分を多く含む食品です。 「茶カテキン」と言えば、聞いたことがある人もいるかもしれませんが、カテキンは健康維持への働きが期待されており、特に【ズルズルや詰まり】があって思ったような呼吸ができない人におすすめとされています。 また、サポニンはウコギ科の植物やマメ科の植物に多く含まれています。 含まれる植物によって構造が異なり、性質や働きに多少の違いがあるようですが、田七ニンジンや高麗ニンジン由来のものは「ニンジンサポニン」といい、詰まって黄色いネバネバの人、いつもすすっている人には有用な成分と考えられています。 カラダネ編集部は、これらの成分をしっかりと摂取できるお茶を見つけました。 それが 【白井田七。 茶】というお茶。 田七ニンジンに含まれるサポニンはもちろん、化学肥料を使用しない有機栽培された茶葉を使用しており、安心して飲むことができるのです。 お茶に含まれる茶カテキンもしっかりとれるのもうれしいポイント。 茶】も試してみてはいかがでしょうか。 鼻タケができて両側の鼻がつまることが多くあります。 鼻のかみ過ぎで中耳炎を招くこともあるので注意。 後鼻漏とは、鼻からのどへと流れる鼻水、分泌物のこと。 ネバネバと粘度の高い鼻水は、強い不快感を引き起こします。 また、就寝中にイビキをよくかきます。 鼻水・鼻づまりセルフ改善法 自分の症状のことが少しでも理解できたら、次に鼻水・鼻づまりを改善させるべく、簡単なセルフケアを試してみませんか? 1. ほお骨プッシュ きたにし耳鼻咽喉科院長の北西剛先生は、鼻づまりなど副鼻腔炎の症状のある患者さんに、「ほお骨プッシュ」をすすめています。 北西先生が、「鼻づまりの改善に導くツボの刺激と、顔の骨のゆがみを正す作用が得られる」と期待を寄せる「鼻ヨガ」の一種です。 これを3回くり返す。 「ほお骨プッシュは、自分の手で簡単にできて副作用の心配もなく継続的に行えるのがメリットでしょう。 病院で正しい診断や治療を受けることを前提に、ほお骨プッシュなどを行うことはとてもおすすめです」(北西先生) くわしくは下の記事をご覧ください。 なお、堀先生が特に注意喚起するのが、「鼻をかんだ後に鼻水をすすらないこと」。 鼻をすすると、副鼻腔内に残っている鼻水が耳の器官である中耳腔まで逆流し、中耳炎の原因になる可能性があるからです。 強化版鼻うがい 鼻をかむだけでは、つらい鼻水・鼻づまりの原因になる鼻腔内の細菌やウイルス、膿などを出し切るのは難しいもの。 きたにし耳鼻咽喉科院長の北西剛先生は、慢性副鼻腔炎や花粉症などのアレルギー性鼻炎、上咽頭炎への対策に、鼻うがいをすすめています。 100円ショップなどで売られているドレッシング容器など液体容器にシリコン製のイヤホンパッドをつけるだけでで、鼻うがい器ができあがります。 ・水は無理に吸い込まずに、容器を手で押して出てくる水の量で十分です。 無理に吸い込もうとすると中耳炎などになる可能性もあるため、注意してください。 ・鼻腔内に水があるときに、つばや注入した水を無理に飲み込まないでください。 ・1日に行う回数は1~2回まで。 やりすぎは禁物です。 さらに、ドロドロとした鼻水や膿がなかなか出せない人には、重曹入りの強化版鼻うがいがおすすめ。 5グラム、塩5グラムを入れて混ぜる。 重曹はスーパーなどで市販されている食品用を使用 あとは、通常の鼻うがいと同じように、鼻腔を洗い流します。 くわしくは下の記事をご覧ください。 鼻カイロ 「鼻づまりは、私たちの寿命をも左右する症状」と警告するのは、日本医科大学耳鼻咽喉科の大久保公裕教授です。 鼻がつまって口呼吸になると、基礎代謝が下がって太りやすくなる可能性があるそうです。 肥満は生活習慣病の大きな原因です。 また、心臓の鼓動が早くなることで、循環器系に負担をかけて老化を早める恐れもあります。 大久保先生がすすめるのは、朝起きたての鼻カイロ。 温かいタオルを鼻に乗せるだけの簡単セルフケアです。 またはタオルを水道水で濡らして絞り、丸めた状態で電子レンジに30秒〜1分かける。 タオルが冷めるころには、軽くかむだけで出てくるでしょう。 くわしくは下記の記事をご覧ください。 タマネギ深呼吸 最後に、就寝時のユニークな鼻水・鼻づまりセルフケアを。 日本医科大学耳鼻咽喉科の大久保公裕教授が推奨するタマネギ深呼吸です。 タマネギ深呼吸は、タマネギを皮がついたまま薄切りにして器にのせ、においが届くように枕元に置きます。 そのまま、朝まで眠るだけです。 タマネギ(特に皮)には、強い抗酸化作用のある「ケルセチン」という成分が含まれています。 ケルセチンは、アレルギーの原因となるヒスタミンを抑え、鼻づまりを改善する働きがあります。 また、硫化アリルという鼻づまり改善に有用な成分が含まれています。 タマネギを切った時に涙が出るのは、硫化アリルのせいです。 寝る直前に、切ったタマネギを鼻に近づけ、思い切り息を吸い込むだけでも変化を実感できる人がいます。 くわしくは下の記事をご覧ください。
次の健康管理士のSAYURIです。 実は近年増加傾向にあるのが、鼻くそが大量に出るドライノーズ(乾燥性鼻炎)。 ドライアイは多くの人が知っている症状ですが、ドライノーズはまだ知らない人も見かけますね。 今回はドライノーズについてご紹介します。 ドライノーズの症状6つ (1)大量の鼻くそ 鼻腔(鼻の穴)の粘膜が乾燥することで、本来なら粘液で外部から侵入したホコリなどを洗い流す働きをする鼻水が乾燥して、鼻くそになります。 (2)鼻をかむとティッシュに血が付く 鼻をかんだときに、鼻血ほどまとまった量ではありませんが出血がみられることが頻繁に起きます。 これも鼻腔内の粘膜が乾燥することで 表皮に亀裂が入りやすくなってしまいます。 (3)鼻水が出ていないのに鼻をかみたくなるようなムズムズ感がある これも鼻腔の乾燥でムズムズしたり、ピリピリするような感覚がするために、頻繁に鼻をかみたくなるという症状がでます。 (4)かさぶたや炎症が起こる ドライノーズになると鼻の中が乾燥した状態になるため、傷つきやすくなってしまいます。 それによりかさぶたができてしまい、 雑菌が繁殖し臭いを感じることも。 また、このかさぶたができて雑菌が繁殖するということを繰り返していると、粘膜が炎症を起こしてしまうこともあります。 (5)感染症にかかりやすくなる 粘膜の乾燥は鼻の中のバリア機能の低下を引き起こします。 こうなるとウイルスの侵入を許すことになってしまうため、早めの対処が必要になるでしょう。 風邪なども引きやすくなってしまうはずです。 (6)頭痛を引き起こす 主に頭の中心部分に痛みがある場合も、ドライノーズの可能性があるといわれています。 鼻の奥から頭にかけて、強い痛みに悩まされることもあるようです。 関連記事: ドライノーズの原因5つ (1)空気の乾燥 ドライノーズの原因としてまず挙げられるのは、空気の乾燥です。 エアコンのきいた冬場の室内の湿度は、 加湿を怠ると20%台になるほど乾燥してしまいます。 小中学校のエアコンの導入の増加とともに、子どものドライノーズの罹患者が増えているという調査結果もあるほどです。 (2)点鼻薬の過剰な使用 点鼻薬の過剰な使用も見逃せません。 花粉症の時期に点鼻薬を使う人も多いですよね。 しかし点鼻薬は鼻の粘膜から吸収され、毛細血管を収縮させることで炎症を抑制し、腫れた粘膜を薄くすることで鼻の通りを良くする効果があります。 これを過剰にしようすると鼻の中に過度な湿度をもたらし、ウイルスやホコリの侵入を防ぐ働きをする 鼻水の分泌が抑えられすぎてドライノーズになってしまうことも。 また、点鼻薬には離脱プログラムが確立されているほど依存性もあるため、花粉症のつらさを緩和するために使っていた点鼻薬のはずが年中手放すことができなくなり、それがドライノーズの原因となるケースもあります。 (3)水分を取らない 1日に摂取すべき水分は1. 5〜2L程度と言われていますが、これより少ない水分しか摂取していない場合、ドライノーズになる可能性があります。 水分を取る場合には、 コーヒーなど利尿作用を高めてしまうものを避けるようにした方がいいでしょう。 (4)シェーグレン症候群 シェーグレン症候群30〜50代の女性に多く見られる疾患で、女性ホルモンの働きなどが関係して症状が現れると言われています。 鼻はもちろん、全身の粘膜が乾燥してしまうという症状があるため、目などに乾燥を感じた場合も病院を受診した方がいいでしょう。 これは国の難病指定を受けており、 治療法も確立されていないようです。 (5)老人性鼻炎 老人性鼻炎は、老化が進むことによって 鼻の粘膜機能が低下してしまうことで引き起こされる鼻炎のことです。 こちらも根本的に治療する方法はないと言われているため、鼻の粘膜を乾燥させないようにするなどの対処で症状を軽減させることになるでしょう。 関連記事: ドライノーズの治療法 ドライノーズには、それを完治させる治療法というのはないとされています。 耳鼻科等でも、ドライノーズとして診断を受けることもまれで、 点鼻スプレーをこまめに使うように渡される程度ということも少なくないようです。 まずは生活習慣を整え、乾燥から鼻を守ることが重要と言えるのではないでしょうか。 関連記事: ドライノーズの対策7つ (1)加湿器を使う 室内に加湿器を置くなどして、湿度を保ちましょう。 湿度の目安は 50〜60%程度で、これより大きく下がるようであれば加湿器が必須といえます。 ただし、あまり湿度を高くしすぎると今度はカビなどが発生する恐れが出てくるため、過度な使用はやめましょう。 可能であれば、乾燥しやすい職場のオフィスなどでも使うようにしたいものです。 (2)マスクを使う マスクをするだけでも乾燥を防ぐことができます。 冷たい空気を直接吸い込むことは乾燥にとって大敵。 冬場の外出時はマスクに 湿らせたガーゼを挟むことでより効果を高めることもできるでしょう。 加湿器を使うのは面倒で億劫だという人はこの方法を試してみてください。 (3)お風呂に長く入る お風呂は室内が湿気で充満しているため、乾燥対策にはうってつけの場所です。 最低でも10分程度お風呂につかることで、鼻の中をじっくりと潤わせることができるはず。 意識的に 鼻で呼吸するようにすると、より効果的でしょう。 (4)市販薬を使う 薬局などでは、ドライノーズのための市販薬も販売されています。 スプレータイプであれば、症状が気になったときに手軽にシュッとすることで保湿することができます。 また、ジェルタイプの薬もあるため、状況や症状に応じて使い分けるようにするといいでしょう。 (5)生理食塩水の点鼻や鼻うがい 鼻の乾燥だけでなく、ウイルスを洗い流すことにも効果があるのが鼻うがい。 生理食塩水を鼻の周りにスプレーするという使い方もいいでしょう。 市販のドライノーズスプレーなどは、この生理食塩水と同じような成分だと言われています。 生理食塩水の作り方と使用方法 生理食塩水は 0. 9%の濃度の食塩水のことで、ぬるま湯(36〜37度)1Lに対して食塩9gを溶かして作ります。 普通の水で鼻うがいをすると痛みが出ることもありますが、これは体液と同じ浸透圧の液体でありその心配がありません。 この生理食塩水を鼻から吸い、口からゆっくりと吐き出します。 吸い込むときには前屈みになり、飲み込まないようにしましょう。 これを1回あたり2〜3度、1日2回行うようにすると症状が改善していくかもしれません。 (6)ワセリンを塗る 鼻の粘膜に、ワセリンを直接塗るのも保湿には効果的。 刺激が少なく、肌の保護効果が高いため、すでにドライノーズでかさぶたができていたり炎症を起こしていたりするときにも使えるでしょう。 (7)耳鼻科に行く 明確な治療法はありませんが、 症状が悪化するまえにまずは耳鼻科へ行って診断を受けるのもいいかもしれません。 間違った対処をしてさらに悪化させたり、ドライノーズと思っていたら違う病気と誤解していたりということを防ぐこともできるでしょう。 関連記事: ドライノーズになったとき注意すべきこと ドライノーズになってしまい症状が悪化すると、鼻の中にかさぶたができたり、乾燥が進むことで鼻粘膜で捕まえるはずのウイルスや細菌が直接喉へと侵入してきたりする危険性があります。 抵抗力が弱まっているときや、幼児・高齢者などがドライノーズになると、病気へ感染しやすくなるため特に注意が必要です。 空気中のチリやホコリも肺に入りやすくなっており、 呼吸器系の疾患を持つ人も気をつける必要があると言われています。 関連記事: まとめ ドライノーズの原因や対処法などについて紹介しました。 自覚症状がない人も多く、知らず知らずのうちにドライノーズになっていることもあり、治療法がないことからも対処が難しいものと言えます。 悪化することで思わぬ症状にみまわれることもあるため、適切に対処し、できるだけ快適な状態を保つようにすることが先決です。 まずは、手軽にできる予防法から試してみてはいかがでしょうか。
次の鼻くそができる原因 空気中には、ホコリ、ダニ、微生物、ウィルス、花粉など、様々なものが浮遊しています。 呼吸することで、これらの異物が鼻から侵入してきますが、侵入してきた異物は、まず、鼻毛によってブロックされます。 しかし、すべての異物が鼻毛によってブロックされるわけではなく、いくらかの異物は鼻毛のプロックをすり抜けて、鼻腔内に侵入していきます。 そこで、さらに異物の侵入をブロックするのが、鼻腔内の粘膜です。 湿った粘液で、侵入してきた異物を吸着し、体内に入っていくのを阻止します。 この時、異物と粘液が混ざりあった液体が「鼻水」ですが、この鼻水は、呼吸することで少しずつ乾燥していきます。 そして、乾燥した結果、最終的に鼻腔内に残ったのが「鼻くそ」です。 異物の侵入を阻止した証として残った「かす」が、鼻くそだというわけです。 空気中に浮遊している異物が多いほど、たくさんの鼻くそができて、たまりやすくなります。 鼻毛 空気が汚れている環境では、それだけ浮遊している異物も多いので、異物の体内への侵入を阻止して体を守るため、鼻毛の成長が早くなるといわれています。 「鼻毛が多いと風邪を引きにくい」と言われたりもしますが、風邪のウィルスの体内への侵入を阻止しやすいという意味では、理にかなっているといえそうです。 身だしなみで、鼻毛をカットすることも多いですが、あまり短くカットし過ぎたり、抜いたりすると、鼻毛本来の機能が果たせなくなってしまうので注意しましょう。 鼻くそがたまりやすい環境 鼻くそは、空気中の浮遊物が体内に侵入していくのを阻止された後に残った「かす」なので、空気中に浮遊物がたくさんあると、鼻くそがたまりやすくなります。 つまり、空気が汚れている場所にいると、鼻くそがたまりやすくなるというわけです。 掃除をしていない部屋や排気ガスの多い道などは、鼻くそがたまりやすい環境といえます。 部屋のエアコンや車のエアコンのフィルターは、しばらく掃除しないと、黒く汚れてしまいますが、これは空気が汚れているからです。 これと同じ環境で汚れた空気を吸っていたら、フィルターの役目をする鼻にも、鼻くそがたまりやすくなります。 鼻くそを少なくしようと思えば、空気がきれいな場所で過ごせば良いというわけです。 また、乾燥していることが、鼻くその原因になることもあるといわれています。 鼻の中が乾燥すると、鼻水が過剰に出て、鼻くそができやすくなることがあるというのです。 乾燥している場所では、加湿することも、鼻くそをたまりにくくする効果的な対策だと考えられています。 ちなみに、風邪を引いている時には、体内のウイルスや菌が排出されるために、一時的に鼻水や鼻くそが多くなります。 風邪を引いた時の鼻くその多くは、ウィルスや菌と戦った「白血球の死骸」で、白血球の中にはウィルスや菌がたくさん入っているといわれています。 白血球の死骸を取り除くためにも、鼻の掃除はきちんとするようにしましょう。 鼻掃除の方法 鼻をほじっていて、鼻血が出た経験がある人も少なくないのではないでしょうか。 鼻くそを取ろうとして、鼻血が出るくらい鼻の中をほじってしまうのは、当然NGです。 鼻の中は思っている以上にデリケートで、指や爪で直接ほじると、すぐに鼻の粘膜が傷ついてしまいます。 傷ついた箇所から菌などが入ってしまい、炎症を起こしてしう原因にもなってしまいます。 鼻掃除の際には、指や爪で直接ほじるのではなく、 「綿棒」を使うようにするといいです。 綿棒を使って、ゆっくりとなぞるようにするだけでOKです。 何回もなぞらなくても、右回りと左回り、それぞれ1~2回程度なぞれば、十分に鼻の掃除ができます。 特に、風呂上がりには、鼻の粘膜がほぐされているので、簡単にきれいに掃除することができます。 ただ、綿棒を使った鼻掃除も、やり過ぎてしまうと粘膜を傷つけてしまうので、気をつけるようにしましょう。 鼻うがい 鼻掃除というと、「ほじる」ことを思い浮かべますが、鼻の中をきれいに掃除するには 「鼻うがい」が一番良い方法だといわれます。 鼻の中を水で洗うのが「鼻うがい」です。 洗面器に温かい食塩水を入れて、一方の鼻を押さえながら、もう一方の鼻で食塩水を吸い込み、少し息を止めてから食塩水を出します。 ポイントは、「飲み込まないギリギリのところまで食塩水を吸い込む」ということです。 左右それぞれ2~3回繰り返すと、きれいに鼻掃除ができます。 鼻から水を吸い込むと「キーン」と感じることがありますが、それは真水を使うからで、温かい食塩水を使えば、それを避けることができます。 鼻うがいの際の注意点 鼻うがいの際、鼻の中に食塩水を入れたら、絶対につばを飲み込まないようにしましょう。 鼻うがいをの最中につばを飲み込むと、耳の方に食塩水が流れていってしまい、中耳炎になる危険性が高くなるといわれています。 また、鼻づまりが酷い場合は、鼻の中に食塩水が残ったまま鼻をかんで、炎症を起こす恐れがあるため、鼻づまりがひどい時には、鼻うがいは避けた方が良いともいわれています。 ~・~・~・~・~・~・~ 鼻くその多くは、体内に侵入するのを阻止された空気中の浮遊物などの残骸です。 定期的に鼻掃除をして、鼻の中はいつも清潔に保つように心がけたいですね。
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