天気次第に回復へ 台風の近畿への影響は３０日から１日か？
天気次第に回復へ 台風の近畿への影響は３０日から１日か？ SHARE あす２７日は次第に天気は回復する見込みです。 朝までは近畿南部では雨が残りそうですが、昼ごろから晴れ間の見られるところが多いでしょう。 午後は日ざしを感じられそうです。 雨を降らせた前線があすにかけて南下する見込みです。 その後、大陸からは高気圧が移動してくるでしょう。 あさって２８日にかけて覆われるため、あす天気が回復したあと、あさってにかけて晴れが続きそうです。 台風２４号は風速１５メートル以上の強風域の範囲が広く、大型になっています。 中心気圧は９５０ヘクトパスカル、最大風速は４５メートルで非常に強い勢力です。 あす、あさってまでは同じようなところにありますが、２９日土曜日ごろから動きだし、まずは北上する見込みです。 その後、東に進路を変えそうです。 本州に近づく可能性があります。 また、台風は急に速度を上げる見込みです。 前回、近畿地方に大きな被害をもたらした台風２１号は、時速５５キロから６５キロで通過しました。 移動速度が速かったことで、一段と風が強まったんです。 急に速度を上げるのは上空の風に乗るからです。 きのう２５日は太平洋高気圧から遠いため、周辺で吹く風に乗れず、しばらく動きが遅いという話をしましたが、動きだしたら違う風が台風を運びます。 それが上空の強い西風、偏西風です。 週末になると、偏西風が南下するんです。 すると台風はこの風に乗って速度が上がります。 今のところ近畿地方に影響がありそうなのは、３０日日曜日から１０月１日月曜日にかけてです。 台風２１号の被害を受けたところでは、まだ片づけが終わっていない方もいらっしゃると思います。 土曜日は次第に天気が崩れますが、まだ３日程度はあります。 できるだけ早く作業を進めるようにしてください。 さて、こちらはススキの花の一つです。 ススキの穂はこうした花の集まりですが、その花の構造について長居植物園の方に教えてもらいました。 植物が仲間を増やすために大事なのは花の雄しべと雌しべ。 ススキにもあります。 黄色い部分が雄しべ、紫色の部分が雌しべだそうです。 その雄しべと雌しべの周りを毛のようなものが囲っていますが、種ができ始めると、この毛のようなものが伸びていくそうです。 そうして、風に乗って種を遠くまで飛ばすんだそうです。 身近な植物のススキですが、実はこんな不思議もあるんですね。 おととい２４日は中秋の名月で、お月見のためススキを用意した方もいると思います。 観察してみてくださいね。
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