2019年5月18日、キックボクシングの那須川天心選手がAbemaTVの名物企画「勝ったら1000万円」シリーズに挑戦。 約3500人の応募者から選ばれた挑戦者2人と対戦し、挑戦者を退けました。 番組の最後にAbemaTVから驚きの対戦カードが発表されました。 超重大発表としてVTRが流され、本企画の続編として2019年6月22日 土 、ボクシング元世界3階級王者の亀田興毅氏が那須川選手に挑戦することが明らかになりました。 亀田氏は第1弾の「勝ったら1000万円」シリーズに参戦し、挑戦者4人に勝利。 当時、AbemaTVの視聴数を更新し、アクセスが集中しすぎて視聴できない状態になるほど話題を集めました。 その亀田氏が、那須川選手と対戦。 どんな戦いになり、どういう反響を呼ぶのか今から楽しみです。 結果は果たして…。 ここでは、『那須川天心vs亀田興毅』の結果や、両選手のプロフィール、「勝ったら1000万円」シリーズの結果などをご紹介します。 試合前、AbemaTVが実施した予想投票では、那須川天心選手が46%、亀田興毅選手が54%と亀田選手がやや有利との予想結果が出ました。 試合は那須川選手が1Rから右のジャブで試合を組み立てると、テンプルへのパンチを当てダメージを与えます。 続く2Rも那須川選手がパンチを当て続け、連打で亀田選手を追い込み試合を優勢に進めました。 3Rは両選手の合意の上、ヘッドギアを外して対戦。 打ち合いに出た亀田選手が右フックを当てるも、逆に那須川選手の強烈なパンチで亀田選手がぐらつく場面も。 試合は両者倒れることなく終了のゴングが鳴りました。 ブランクがあるとはいえ、体重を増やしパンチ力が増した元世界王者相手に何もさせなかった那須川選手恐るべしです。 また、バリバリの現役王者のパンチを受け続けながらも倒されなかった亀田選手もさすがでした。 亀田選手は今回で終わりと言わず、再び何かのボクシング企画に絡んでほしいところです。 亀田興毅氏の参戦理由 那須川天心選手の「1000万企画」が無事終了しようとしたところ、サプライズで亀田興毅氏の電撃参戦が発表されました。 対戦発表VTR内で亀田氏は「これから未来ある若人にボクシングというものを教えてやろうかな」と参戦した理由を明かし、さらに「どんな戦い方をしてきても無理無理。 一生懸命練習して、全力でぶつかって来たらいい」と続けました。 それに対し、那須川選手は亀田氏の印象について「日本の格闘技を盛り上げた人。 自分の実力がどこまで通用するかぶつけてみたい」と話し、「KOしたい」とノックアウトでの勝利を宣言しました。 亀田氏は「吠えとけばいい。 当てれるもんなら、当てたらええ。 やってきた所が違う」と応じました。 M-1ジュニア3階級をはじめ、ジュニアでのタイトルを総なめし、ジュニアキック最強男子と呼ばれる。 アマチュアで105戦99勝 37KO 5敗1分の成績をおさめ、中学校を卒業するとプロへ転向。 16歳でのプロデビュー戦では、RISEバンタム級7位と異例の強敵と対戦。 しかし、1R58秒という圧巻のKO劇でデビュー戦を飾り、いきなりランキング入りを果たした。 初勝利からも勝ちを重ね、わずか6戦目でRISEバンタム級挑戦者になると、王者・村越優汰選手から計4度のダウンを奪いタイトルを獲得。 RISE史上最年少王者となった。 王者となった3か月後には各団体のチャンピオンが集まったBLADEに出場。 3試合3連続KO勝利で完全優勝に輝いた。 その後も強豪外国人選手と幾度も対戦し、連戦連勝。 17歳で権威あるISKA世界王者を獲得した。 2018年大晦日のRIZINでは、プロボクシング50戦無敗の元5階級王者フロイド・メイウェザー氏とエキシビジョンマッチで対戦した。 メイウェザー氏と5kg以上の体格差、キック禁止ルールなど不利な試合形式で完敗するも、試合後の敗戦の弁で素直に猛省した那須川選手の姿勢に海外メディアから「品格ある選手」と評価された。 2019年4月、6階級制覇王者のマニー・パッキャオ氏の推薦選手に勝利するなど、那須川選手の一戦一戦に世界が注目している。 11歳から父・亀田史郎氏の指導でボクシングを教わるようになり、中学時代は空手とボクシングの練習を平行して行っていました。 ボクシングに専念するため高校には進学せず、社会人ボクシングで活動。 アマチュアでは15勝 11KO 1敗の成績を残し、17歳でプロボクサーとなりました。 2003年12月、プロデビュー戦の記者会見では、雑誌を素手で裂いたり、対戦相手に激しくメンチを切ったりと、亀田氏の強烈なキャラクターを世に知らしめました。 デビュー戦のファイトマネーは6回戦ながら破格の1000万円だったとか。 試合は1回44秒KO勝利。 2005年4月に協栄ジムに移籍すると、同年8月東洋太平洋フライ級王座を獲得。 翌2006年8月、WBA世界ライトフライ級タイトルマッチでファン・ランダエタと対戦し、12回2-1の判定勝利で王座獲得。 しかし、この判定結果は賛否両論を呼ぶこととなり、同年12月にランダエタとの再戦が初防衛戦になりました。 2度目の対戦では、亀田氏が終始試合を有利に進め、12回判定 3-0 で勝利し初防衛に成功しました。 2007年、王座返上を表明し、フライ級に転向。 2009年11月、WBC世界フライ級王者内藤大助氏を12回判定 3-0 で下して2階級制覇。 さらに2010年12月、WBA世界バンタム級王座決定戦でアレクサンデル・ムニョスを倒し、日本人初の3階級制覇を達成。 その後、8度の防衛を成功させました。 2015年10月、4階級制覇を目指すべくWBA世界スーパーフライ級王者の河野公平氏と対戦。 0-3の判定負けを喫し、試合後、亀田氏は引退を表明しました。 2017年5月、ボクシングを盛り上げるためAbemaTVの特別企画『亀田興毅に勝ったら1000万円』に参戦。 挑戦者4人と対戦し、全て勝利をおさめました。 2018年1月、弟・亀田大毅氏の「勝ったら1000万」シリーズの番組内で現役復帰を表明。 プロボクサーライセンスの再交付が認められたものの、公式戦には至らず元WBC世界フライ級王者ポンサクレック・ウォンジョンカム氏との公開スパーリング扱いの試合に留まりました。 同年11月、再び引退を表明しました。 スポンサーリンク 【参考】那須川天心に勝ったら1000万円 結果 ここでは、2019年5月18日に開催された 『那須川天心にボクシングで勝ったら1000万円』の結果をご紹介します。 挑戦者決定トーナメント結果 ここでは、『那須川天心にボクシングで勝ったら1000万円』の挑戦者決定トーナメントの結果をご紹介します。 <ルール> 試合は2分・3ラウンド。 決着がつかない場合は3人のジャッジで判定。 のちに欠場。 初回に続き、2R、3Rも激しい打ち合いとなりましたが、テーパリット選手は那須川選手を倒すことはできず終了。 第1試合は那須川選手に軍配が上がりました。 5月1日に行われた「ボクシング経験者トーナメント」では、トーナメントで優勝した藤崎美樹選手に判定で敗れましたが、那須川との対戦を望む声も多く、今回敗者復活となりました。 スポンサーリンク 【参考】亀田興毅に勝ったら1000万円 結果 ここでは、2017年5月7日に行われた『亀田興毅に勝ったら1000万円』の結果をご紹介します。 積極的に前に出た神風氏でしたが、亀田氏の左ボディ連打からの左フックでマットに沈みました。 最後はレフリーストップにて試合終了。 ちなみに、ジョー氏のYouTubeチャンネル登録者数は、試合終了後30分で51万から54. 3万に急増しました。 松本氏は堪えきれずフラフラとなり、レフリーストップで試合終了となりました。 そんな状況のなか、体格やリーチ差で有利なユウタ氏と対戦。 序盤は互いに出方をうかがう試合運びとなりましたが、2Rからパンチを出し合います。 ユウタ氏はパンチを何度か食らいますが、倒れることなく攻め続けました。 3Rに入ると、亀田氏がギアを上げユウタ氏を倒しにかかります。 しかし、ユウタ氏はボディに何発も食らい、フラフラになりながらも立ち続けパンチを出し続けました。 ユウタ氏はダウンすることなく立ち続け、試合終了。 判定はないので引き分け 企画としては亀田氏の勝利 となりました。 スポンサーリンク.
次のもくじ• そもそも今回の夢のカードが実現された経緯は何だったのでしょうか? AbemaTV3周年記念 という中での 1000万円シリーズの企画として組まれたようです。 このシリーズは2017年に亀田興毅さんに勝ったら1000万円という企画で人気を集め、対戦者には人気youtubeeのジョーブログさんが出場したことでも話題になりました。 このあと、ホストの神風永遠さんの企画が組まれたり、ジョーブログさんがプロを目指す企画が組まれたりと反響は非常に大きいものがあります。 さらに2019年5月18日には那須川天心さんに勝ったら1000万円という企画で、その強さを存分にアピールしました。 なので両者とも 1000万円を奪われない側を経験していることになります。 今回は亀田興毅さんが那須川天心さんにKOしたら1000万円獲得となります。 なのでプレッシャーが大きいのは那須川天心さんの方なのかな?って気がします。 これが逆の立場だった場合、精神的にもまた違ってくるのでしょう。 那須川天心さんのパンチが当たりすぎて、亀田興毅さんが距離を掴めない…そんな展開でした。 第3Rでは、亀田興毅さんがヘッドギアを取ったことに答える形で、那須川天心さんもヘッドギアを取るといった、パフォーマンスがあり、見ごたえと興奮を覚えました。 しかしキックの選手でここまで強いというのは、やはりメイウェザーとの1戦が、那須川天心さんに自信を持たせているのでしょう! マジ強すぎ!! 試合結果的には両者ともKOはしなかったので、ドローと言えますが、ルール的には1000万円を守り抜きました! 2人の対戦前の記者会見がヤバイ! 対戦前日の6月21日に計量をし、2人は意気込みを語りました。 -何かメッセージは 亀田氏 計量するのも久しぶり。 今後何があっても(リングに)あがることはないので。 今回、天心くんも20歳で、これからの格闘技界を背負っていく素晴らしいファイターだと思う。 でも、そもそも次元の違うところに自分はいる。 亀田興毅の時代が終わることはないから。 最後の瞬間まで輝き続けて、きれいに終わらせてあげようかな。 そういう気持ち。 これからの時代を作っていくファイターたち、格闘界のすべての人たちに亀田興毅の姿を見て、いろいろと感じ取ってもらえたらと思います。 -倒す自信は 亀田氏 自信がなかったらここにいてないので。 圧倒的な勝利で終わらせますよ。 チャンスがあればいつでも仕留めにいきますよ。 -連戦の中でどういった試合をしたいか 那須川 メインは7月の試合。 ここで落とせない。 でも、今回の試合のためにいろんなこと用意してきたので。 自分の実力がわかると思う。 通用するのか、しないのか。 明日になってみないと分からない。 変に自信はもっている。 まだ若いので思いっきりいくだけ。 -倒す自信は 那須川 倒すための練習をしてきたのでいけると思います。 とにかく全力でいくというのがテーマ。 今まで見せてない技術、パンチの種類も増えますし、パターンを変えないと当たらない。 それが当たれば。 ボクサーにもないパンチをもっていると思うので、それも当てられたら。 -事前に公開された動画では「天津飯」を食べていたが 亀田氏 天津飯食べさせられたんですよ。 まぁまぁおいしかったですよ。 明日も亀田興毅にとって、この戦いはおいしい戦いじゃないですかね。 格闘技を知らない人たちもこの戦いを注目しているわけで。 1度は引退して一線退いているけど、その中で、若い天心くんに圧倒的な勝ち方をすれば、ちょっとした勇気や希望を与えられるのかな。 自分にとって、すべてにおいておいしい舞台。 あの時食べた天津飯よりおいしいのかな。 -どんな調整をしてきたか 亀田氏 期間短かったですけど、見ている人たちが裏切らないコンディションまでもってこれたかな。 那須川 自分はキックの練習もしてきた。 多少はボクシングの練習を多めに。 サウスポーの選手との多めにマス(ボクシング)を入れたり、スパーリングしたりしました。 -視聴者予想では亀田有利となっている 那須川 周りが思っているのと自分が思っているのは違う。 自分を信じて、戦いたい。 -意気込み 亀田氏 明日で亀田興毅劇場は完全に終わり。 プロとして、エンターテイナーとして、天心くんにいろいろと見て、肌で感じて、学んでもらえたら。 プロである以上、お客さんをどれだけ楽しませるか。 興味をひかせるか。 自分たちは格闘技の世界に生きている中で商品。 勝つだけじゃない。 強かったらいいだけじゃない。 そこが足りていないところだと思う。 そういった本当のプロがどういうもんなのか、圧倒的なカリスマ性でみなさんを楽しませようと思います。 那須川 僕も格闘技を背負っていく以上、ここでつまずいてはいられない。 亀田さんは世代交代させないつもりでしょうけど、僕は世代交代しなきゃいけない。 自分の今後がどういう風になるのかというのが明日わかる。 ここでしっかりと決着つけて、那須川天心強いな、という印象だけで終わらせたい。 当然ながら両者とも負ける気はないようですね。 でも亀田興毅さんの場合はKOすれば1000万円を手に入れることができるわけですし、そういった意味でも亀田興毅さんの方が気合入ってるでしょうね! 逆に言えばこのプレッシャーの中で那須川天心さんが勝てれば、その強さが改めて世間に認められることでしょう。
次のスポンサーリンク 2019年6月22日に 「1000万円シリーズスペシャルマッチ 那須川天心VS亀田興毅」が、AbemaTV企画で開催されました。 格闘技に全く興味がない私の知人ですら、今回の企画を知っていたくらいですから、格闘技に興味がない一般人の間でも、結構話題になっていた注目のカードでしたね。 私も、去年開催された「那須川天心VSフロイド・メイウェザー戦」が一時中止になりかけた時に、「那須川天心VS亀田興毅」をやれば面白いんじゃないかと当ブログで書いていました。 両者の実力は拮抗していると思っていましたが、いざフタを開けてみれば、 亀田興毅が那須川天心にボコボコにされるという試合内容でした。 今回は、那須川天心VS亀田興毅のボクシングマッチを振り返ってみると共に、那須川天心のボクシングセンスについて記事にしています。 sponichi. html) 日本人初の世界ボクシング3階級王者である亀田興毅は、引退した今でこそ、本来のお茶目な性格が全面に出て「愛されキャラ」になっています。 しかし 現役時代の亀田興毅はというと、ボクシングファンからは全く支持されず、むしろ「超」がつくほどの「嫌われ者」でした。 現役時代は 「相手を全くリスペクトしない度を過ぎた挑発」や、 「亀田とKOはセットや」などと言っておきながら、 「全くKOできないファイトスタイル」、、、更に、 「弱い相手ばかり選ぶマッチメイク」から、ファンの間では完全な悪役キャラと化していました。 亀田興毅の視聴率に関しては、飛びぬけて良い数字を叩き出していましたが、 その多くの視聴者が求めていたことは 「亀田興毅が無様にKO負けする姿」 だったと思います。 結果、対戦相手を選んでいた亀田興毅の相手にハードパンチャーは皆無で、亀田興毅がKO負けすることはありませんでした。 対戦相手があまり強くなかったことも事実ですが、亀田興毅はディフェンス能力が高く 「亀ガード」と言われる高いブロッキングで、相手のパンチをまともに当てさせない技術を持っていました。 しかし試合内容はというと、、、正直なところ 「ツマラナイ試合」が多く、その理由としては 「パンチ力がない」「フットワークはなく、いつも亀ガードでノシノシ歩いて近づき、相手にパンチを打ちこむというワンパターンな戦法」「毎回微妙な判定決着」ということにつきます。 亀田興毅は、ボクシング界の歴代世界王者に比べれば、決して評価の高い世界王者ではありません。 しかし、相手の良さを殺す上手さも持ち合わせており、 「日本人初の3階級制覇」、そして 「バンタム級王者を8回も防衛」したことは立派な功績であり、快挙という他言葉はないでしょう。 sponichi. html) さて、、、この両者の戦いは、私が当ブログで予想していました。 タイトルの通り、那須川天心やや優勢のまま試合が進むんじゃないかなと予想していましたが、結果はというと、 終始、那須川天心が亀田興毅を圧倒していましたね。 1Rから、那須川天心が亀田興毅のスピードを遥かに上回っていました。 那須川天心の右ジャブは、亀田興毅の顔面を幾度も捉えますが、逆に亀田の右ジャブは那須川天心には届きません。 想定していた以上に那須川天心にスピードがあったのでしょう…亀田興毅の手が全く出ません。 そして、タイミングの良い「左アッパー」が、ことごとく亀田の顎を跳ね上げます。 「左アッパー」は今回の試合に向けて、那須川天心が磨きに磨いてきたパンチなのでしょう。 亀田興毅の「八の字型ガード」(いわゆる亀ガード)には、「アッパー」が入ると想定して練習してきたのだと思います。 そして実際の試合も、その想定通り、那須川天心の左アッパーが亀田興毅の下顎を幾度となく捉えます。 2Rも1Rと似たような展開が続きます。 那須川天心のスピードと、抜群の距離感から、亀田興毅のパンチが全くもって当たりません。 那須川天心は、右ジャブをテンポよくヒットさせ、左アッパー、左ストレートと、亀ガードの隙間を捉えます。 この試合を見ていると、まるで那須川天心が、元世界王者である亀田興毅に「ボクシングレッスン」をしているような内容でした。 亀田興毅のブランクと、年齢から来る体力的な衰えのせいもあるでしょうが、 それにしても、那須川天心のスピードと距離感、そしてそのボクシングセンスはピカイチです。 3Rになると既に打ち合わせ済みだったのか、両雄ヘッドギアをはずします。 私は1~3Rを通して生で観戦していましたが、1、2RはYouTube動画で再度見ることができましたが、3Rに関しては今のところYouTubeに動画があがっていないため、詳細を忘れてしまいました。 私の記憶によると、相変わらず那須川天心の右ジャブがよく機能し、左アッパーが亀田興毅の顔面を跳ね上げていたと思います。 那須川天心が、亀田興毅をロープに詰めて連打する場面も見られましたね。 しかし、 ロープに詰めても亀田興毅を倒そうという感じはなく、元世界王者にやや遠慮していた感すらありました。 那須川天心のボクシング転向の可能性は? 今回の試合に向けて、那須川天心が練習に取り組んできたことは、 「右ジャブ」と 「左アッパー」、そしてボクシング独特の 「距離感」でしょうね。 そして、その対策は亀田興毅にばっちりとはまり、右ジャブも左アッパーも終始よく機能していたと思います。 一方の亀田興毅は、那須川天心のスピードに圧倒されて、全く手が出ませんでした。 ボクシングにおいては、両者の間にスピード差がありすぎると、スピードのない方は手を出せなくなってしまうものです(カウンターをもらう恐怖心のため)。 全盛期の亀田興毅であれば、スピードのある相手に相対すれば、強引に距離を詰め、そして右フックや左ストレートを当てていくと思いますが、やはりブランクと年には勝てませんでしたね。 しかし私が思うに、3Rの戦いであれば、例え全盛期の亀田興毅相手でも、那須川天心ならいい勝負をするんじゃないかなと思います。 ボクシングのタイトルマッチの12Rといった長丁場になれば、さすがに全盛期の亀田興毅に軍配が上がるとは思いますけど…。 ボクシング転向については、那須川天心自身、次のように語っています。 ーボクシング転向は? 考えたりはしますけれど、例えば自分が今ボクシングに行ったらまだ後悔するんじゃないかなっていうのがあって。 キックボクシングが盛り上がってきていますが、ここでいま自分が抜けてしまうと、少しは自分がキックボクシングを盛り上げられていると思うので、今抜けるべきではないと感じます。 欲を言えば、ですよ。 欲を言えば両方やりたいです。 (中略) キックのベルトを現役で持っていて、海外でボクシングの世界タイトルを獲って、両方持つという。 それって夢がありますよね。 両方現役で獲った人っているんですか?多分、どっちかを辞めてからだと思うので、両方現役で持ちたいです。 それが夢、憧れです。 yahoo. さすがに、キックボクシングをやりながらボクシングの世界王者にもなるなんてことは難しいんじゃないかと思いますが、久保準でも世界タイトルを獲れたくらいですから(久保準ファンの皆様ゴメンナサイ)、穴王者を狙っていけばいけるかもしれないですね。 仮に那須川天心が本格的にボクシングをやるのであれば、世界タイトルを獲るだけの器と才能は全然あると思います。 那須川天心の格闘ロード、どの道に進むにしても、今後も応援していきたいと思います。 関連記事.
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