ほうれん草の旬 ほうれん草の旬は11~1月の冬野菜です。 ほうれん草の下ごしらえ ほうれん草の根元には小さな土や砂などがついているので、ボウル等の中に溜めた水の中でふり洗いをしたあと、流水で丁寧に洗います。 ほうれん草は茎と葉を切り離さずにゆでます。 湯であがったらすぐに水に浸すので、ボウルに水をはっておきます。 順を追って説明します。 ほうれん草のゆで方(アク抜き)• 大きめの鍋に、たっぷりの湯を沸騰させ、色よく仕上げるために塩少々をいれます。 沸騰している状態で、ほうれん草の根元~茎の部分を湯に入れ、6~7秒ほどおき、茎がしんなりしてきたら葉もゆでます。 再び沸騰したら、手早く裏返します。 茎がしんなりしたらゆで上がりです。 ゆで過ぎたらベタベタになるので、ゆで上がったら素早く冷水をはったボウルにほうれん草を入れ、冷たくなるまで数回水を替えてさらします。 水にさらして一気に冷やすと、アクが取れ色鮮やかに仕上がります。 冷水にさらしながら根元の部分を揃えて束ねます。 長く水につけていると、味が落ち、栄養もなくなるので手早く仕上げます。 束にまとめたまま水から引き上げ、根元を上にして、上から下へ徐々に手を移動させながら水気を絞ります。 絞るときは、雑巾絞りのようにヒネるのではなく、ギュッと軽くしっかりと握るように絞っていきます。 根元を切り落とし、食べやすい大きさに切り揃えます。 ゆでてアク抜きしたほうれん草を煮物に使うときは、ゆで時間を短めにして、煮物の火を止める直前に鍋に入れます。 茹で上がる感覚は、もう慣れ!です。 料理によっては硬めに茹でたり・・・、と茹で時間を調整してください。 器にかたち良く盛り付けて、削り節少々をのせます。 新鮮なほうれん草の見分け方 葉の緑にツヤがあって葉先がピンとしたもので、根元の赤みが濃いものが新鮮です。 葉が黄色くなっているものや、萎びているものは新鮮ではありません。 茎が太すぎるものは育ち過ぎで、葉が硬く、アクが強いことがあります。
次の西洋ホウレンソウはアク抜きせずにそのまま調理できますが 従来の日本種は他の回答者のお答え通り、シュウ酸がが多く、アク抜きせず に食べていると体に害が生じます。 ホウレン草を買うときにアク抜きせずに食べられる表示のあるホウレン草を買えば、調理はらくです。 (アク抜きする) 根っこがほそく薄い赤が西洋ホウレン草。 葉っぱも余りギザギザになっていない。 (アク抜きなし、生でも食べられる) ホウレン草全国一の生産地は埼玉県の川越市です。 友人が農家に嫁ぎ、栽培していますが、日本種は人気がなく、現在はサラダ感覚の西洋種が主になっているそうです。 最近は従来のあくの強いホウレン草は余りみかけませんね。 個人的にはあの根っこの部分が好きですが…。 手がかかっても美味しい気がします。 用途に合わせて使い分け下さい。
次の目次[ ]• お味噌汁のほうれん草はいつ、どのタイミングで入れるべき? 「ほうれん草のお味噌汁は下茹でするのと、生のまま煮るのはどっちが良いの?」 和食の基本、お味噌汁。 特に寒さが厳しい季節は、一口飲むだけでじんわりとした温かさがおなかと心を満たしてくれます。 お味噌汁の具の種類はたくさんありますが、お野菜の具としてよく使われるものにほうれん草がありますね。 我が家でも、好き嫌いの多い息子が食べてくれる数少ない野菜入りメニューとして、ほうれん草のお味噌汁が頻繁に食卓に並びます。 本当によく利用するので、プランターで自家栽培もしています。 ところで、ほうれん草のお味噌汁ってどのように作っていますか?私が新婚のころは、ほうれん草を生のままお鍋に入れるべきか、別で下茹でしたものを後から入れるべきかで迷いました。 同じ「ほうれん草のお味噌汁」なのに、2つの作り方は全く違いますよね。 どちらが正しいのかと、お料理初心者さんは悩むのではないでしょうか。 実は「ほうれん草のお味噌汁」を作る上で最大のポイントが、ほうれん草の処理方法なのです。 ほうれん草の処理の仕方によって、お味噌汁の味にも栄養面でも大きな差が出てきます。 ほうれん草自体はある程度加熱処理されれば食べられるものなのですが、いつどのように熱を加えるかが、出来上がりに大きな影響を与えるのです。 そこで、冬が栽培・収穫真っ盛りのほうれん草を、おいしく健康的に食べるためのお味噌汁の作り方をご紹介します。 先に茹でておかないと、シュウ酸が溶け出してしまいます。 まず結論を言ってしまうと、ほうれん草は「茹でてから使う」のが良いです。 なぜなら、ほうれん草には「シュウ酸」という大量に摂取するとカルシウムの吸収を邪魔したり、体内で血中カルシウムと結合して、腎臓や尿路に結石を引き起こすことがある成分が含まれているからです。 このシュウ酸は水溶性のため、ほうれん草を茹でることによって茹で汁の中に溶け出します。 緑色になった茹で汁、これが「ほうれん草のアク」と表現されるシュウ酸が可視化されたものなんです。 お味噌汁を作るときに、 生の状態からほうれん草を茹でた汁にそのまま味噌を入れるやり方だと、このシュウ酸を全部摂取してしまうことになります。 手間のかからない作り方で楽ですが、アクのエグみは残りますし、シュウ酸を摂取するのでカルシウムの吸収に影響が出てしまいます。 なので、私はほうれん草を先に茹でてから使っています。 まずお味噌汁のベースを作り、最後に茹でたほうれん草を投入して完成(または茹でたほうれん草の入ったお椀に、お味噌汁を注ぐ)という作り方です。 ほうれん草1束下茹でしたものを用意しておけば、お味噌汁はもちろんゴマ和えや炒め物などにも流用できて便利です。 ほうれん草をおいしく健康的に食べるために私がやっていること ほうれん草の「茹でてくたくたになった食感がイヤ」「茹でると色が抜けるのがイヤ」というこだわりを持つ人もいると思います。 その場合は生のほうれん草を水でよく洗ったり、さっとお湯にくぐらせてすぐに冷たい水で冷やせば、多少シュウ酸は抜けつつシャキシャキの食感と鮮やかな色が保たれます。 ほうれん草をラップに包んでレンジで加熱した場合も、 加熱後にさっと水で流すだけで少しでもシュウ酸の摂取を抑えることができます。 逆に言うと、ほうれん草を水にさらす時間が少ないほど、たくさんのシュウ酸を体内に入れることになるのです。 「大量に食べなければ問題ない」とされているシュウ酸ですが、摂らないに越したことはありません。 特に尿路結石を作りやすいと言われている中年男性や、成長期のお子さんがいる家庭では、念頭に置いて料理を作ってあげたほうがいいと私は思います。 お味噌汁だけではなく、ほうれん草の調理方法に悩んでいた人は、下茹での重要性を頭の片隅に置きつつ、たのしくおいしく自分なりのほうれん草料理を作ってみてくださいね。
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