鉛筆デッサンで「リアルな顔」の描き方 鉛筆デッサンで描く顔のポイントになるのは・・• それぞれのバランスや間隔をしっかりと観察する• それぞれの明闇の差、質感を表現していく• それぞれの描写の描き込みを均一にしていく 顔のモチーフは人物デッサンは、さまざまな結果となるので難易度はとても高いものになっています。 とくに、部分部分で描き込みが過ぎると、そこだけ浮いてしまうので、いろいろと平均して描き込みながら進める必要があります。 あくまでぼくの描き方です しっかりと観察して、細かな描写 調子・質感 などをしていきしょう。 アタリをつける モチーフにアタリをつけますが、構図は重要になります。 単体のモチーフを描く場合は、上下左右それぞれの、画面の端からモチーフまでの距離がほぼ等しい比率になるようにするのが良いです。 モチーフの表情をしっかりと描きたいときは、バランスが崩れない程度に実物よりも大きく描き、モチーフの置かれている状況や周りの空気感を表現したいときは、実物よりも小さく描くと効果的です。 間違った構図にするとバランスが崩れるので、注意をしましょう。 鉛筆の下の方を優しく持つことで、大きいストロークを描くことができるので、 肌の質感のようなやわらかくて大きな部分の質感を描くときに、鉛筆を長めに持って、肌の質感をつくっていきます。 例えば、顔の表情を描く時には、ある程度で平均して描き込んでいくことが良いです。 【次のページでは、さらに描き込んでリアルなデッサンにしていきます】.
次の5 技法を組み合わせて顔を描こう - その1 顔の場合も状況にあわせて臨機応変に方法を変えていこう。 完成した絵に辿り着くプロセスを頭の中にイメージしながら描いていこう。 気持ち悪い骸骨はいつも描かなくてもいいよ。 ただ意識しながら描いて欲しいんだ。 さあ、えんぴつ持って顔を描いてみよう。 普通に横を向いているだけの顔だけど立体箱十字の縦の柱はしっかりとろうね。 頬は以前に説明した方法と重ねあわして自分の描き易い方法を選ぼう。 すべてが臨機応変だよ。 杓子定規になっちゃだめだよ。 半円を描いて顔の中心線を決め顎の位置をしっかりとる。 それぞれのパーツを描き込みマネキン顔を完成させる。 描き方は個人によって違うものだから描き方AとBで好きな方法を選んで仕上げよう。 両方組み合わせるのも素敵なアイデアだよね。 どんな顔を描く時も「頭部」のコーナーのマネキン顔が基盤となっているでしょ。 上図の1. の段階でしっかり顔のデッサンができるようにしておいたらとても便利だよ。 基盤がしっかりしているとそうそうデッサンの狂いはおこらないからね。 角度のついた顔は立体箱十字が非常に有効です。 左の図をいつも意識して顔を描いていくようにしよう。 正面の顔を描こう。 正面の顔は左右対称に描くという事に注意してデッサンしようね。 正面顔は単純な図形を利用して描いた方が綺麗に描けるよ。 「頭部」のコーナーの最初のページを参考にして、そこに十字を当てはめて頬や細かい部分を描き込んでいこう。 縦横に補助線を入れ頭部、頬、顎の線を左右対称に整えよう。 額に四角を貼付けてあるでしょ。 その四角を利用したら頭のラインをとても綺麗に描けるよ。 別に四角じゃなくてもいいよ。 自分にあってデッサンの狂いを少なくするモノならなんでも利用しようね。 おおまかに頭部の半円を描いて縦横に基本線を引き顔をつくる。 描かなくてもいいから十字を常に紙の上に意識しよう。 左右対称に綺麗にデッサンできたら立体十字を紙の上に意識しよう。 イメージしたら頬骨をデッサンして顔の輪郭をしっかりさせようね。 目鼻口も丁寧にデッサンする。 目鼻口を正面から描くととても難しいよね。 そうゆうときは直線でさっさっと描いてみてだいたいの辺りをとってからはじめて曲線で仕上げるやり方をとろう。 そうしたら左右のデッサンのぶれが少なくなるよ。 顔を立体的に見せる影を効果的に入れて行く。 正面の顔は最初の輪郭線でどれだけしっかりデッサンできているかが最後まで大きく響いてくるんだ。 だから補助線や基本線をこれでもかってくらいに書き込みデッサンの誤差を少なくするようにする必要があるよ。 何も恥ずかしいことなんてないよ、補助線は後で消しゴムで消して大切な線だけ残して綺麗にしたらいいんだから。 あれ、ちょっとおかしいなぁって感じたらもう一度確認してみようね。 初心者の皆さんへ、 目等の細かい部分を描く時曲線は最後に使う習慣をつけよう。 例えば目をみると曲線が複雑に交わるような形をしていてそれをそのまま描き出すのは非常に困難なんだ。 だからあえてその目の曲線を直線でとらえて描くように習慣づけようね。 先に直線でカッチリ描いてあたりを採る。 あたりをとってから始めて曲線を使うんだ。 骨組みをしっかりとってからデッサン、こうすればより正確に描くことができるんだよ。
次のデッサンは一枚描いただけじゃわからない事だらけ。 何回も描いてコツが分かっていくのものだと最近思うようになりました。 ですので今回は、石膏デッサンの成長記録と、その中で気がついた事をご紹介します。 (1枚目)石膏デッサン初心者は線で描いちゃいけない。 影をつけて描くこと。 「メディチ」 ミケランジェロ作 イタリアフィレンツェの実質的な支配者のメディチ家一族の三男 これが初めての石膏デッサンです。 普段漫画絵ばかり描いてきた影響もあり、輪郭、目、鼻の位置をはっきり決めて描いていました。 その容量で石膏デッサンをしていくと、これがなかなか難しいのです。 何度も比率を図りながら、顔のパーツを配置していくとズレを感じて、何度も手直し。 永遠に直し続けていくのです。 そんな私に先生は、「最初から線ではっきり描いてはいけない」とアドバイスをいただきました。 「目」「鼻」「口」などの顔のパーツとしてみるのではなく、あくまで凹凸の影としてみること。 最初は大雑把に固まりとして陰をつけて徐々に詳細を描きたしていくのです。 難しそうに見える髪の毛のくるくるパーマも同様の考えです。 (2枚目)人の顔には凹凸があることを知る 「アリアス」 クレーテー王ミーノースと妃パーシパエーの間の娘。 前回の初めは大雑把に影をつけていくことは覚えました。 が、さらに影が落ちる部分の詳細を突き詰めていくと、様々なカタチが見えてきました。 (ア)顔には目のくぼみがあり、目玉は白色に見えますが、影が落ちているので実際暗いこと。 (イ)頰骨から顎にかけて頰に膨らみがあるので面を意識して影を付けること。 (ウ)目尻から頰にかけて外側は影をが落ちて暗いことが分かりました。 これまで立体を意識しないのっぺりした漫画顔しか描かなかった私には、目からウロコが落ちました。 その違和感は未だによく分かっていません。 最後の講評で先生に言われたのが、「後ろに下がって冷静な目で石膏を見てる?」と。 先生は数分に一度は後ろに下がり、形に狂いはないか、光の写り込みや影が落ちている場所など、具体的なチェック項目を立てて、自分のデッサンを厳しい目で見ているそうです。 私は、後ろにさがって自分のデッサンを頻繁に見ているのですが、漠然とただ見ているだけ。 先生のような細かいチェックはしていません。 失敗したら次にいけばいいと思っている」と。 一枚の絵に固執しているのもいいけど、気持ちを切り替えて新しい絵を描くことも大切のなのかなと思いました。 (4枚目)石膏デッサンの形の取り方のおさらい 「アグリッパ」 古代ローマの軍人。 初心者向けで、難易度は低め 4回目の石膏デッサン。 完成をみると、前回よりも立体を意識して描くことができたと思います。 が、実は描きはじめ、先生にからカタチを大幅に修正されて今に至ります。 ということで、今回は石膏デッサンの形の取り方のおさらいをします。 (1)描きたい大きさをきめる。 描きたい石膏像の範囲を決める。 縦横の比率も計る。 顔だけや、頭から首まではNGだそうです。 (2)中心を図る。 (1)で測った範囲の中心を取ります。 実際の石膏像を見て、その中心がどこにあるのか確認。 仮に唇だとして、中心に唇を描き込みます。 さて、比率を図るスタート地点ができました。 ここから各パーツの比率を図りながら描いていきます。 (5枚目)正面顔は難しい 「ラボルト」 海の神のポセイドンの妻。 本当の名前はアンピトリテ。 その何が原因で難しいのかわからず、戸惑いながら描いていました。 この戸惑いが、講評で先生から言われたことで ハッキリと明確にわかりました。 「正面顔は、立体的に見えづらく難しい位置。 後ろへの回りこみを表現するのに手こずっているのがよくわかる。 あと、首元が円柱を意識して書けば良くなるよ」 このようにお言葉をいただきました。 私には正面を描く技量まだまだだけどいつか、よいデッサンが描けるようにこれからも努力していきたいと思います。
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