マウンテン バイク レース。 【2019】初心者もおすすめ!マウンテンバイク(MTB)の選び方

マウンテンバイクレース

マウンテン バイク レース

太くてゴツいタイヤ ホイール径は、29インチまたは29er(ツーナイナー)と呼ばれるロードバイクやクロスバイクと同じ700Cサイズのタイプと、一回り小さい27. 5インチ(650b)と呼ばれるサイズが今は一般的です。 かつては26インチしかありませんでしたが今市販されているマウンテンバイクではほとんど見られなくなりました。 ビーチクルーザーの改造から始まったマウンテンバイクのホイールサイズは、必然的に26インチで広まっていったのですが、荒れた路面でのグリップや走破性はもっと径の大きいホイールの方が適しているということで、現在は29erや27. 5が一般的になったのです。 太さは5cm(2インチ)を超える太いものが標準的で、中には7. 6cm(3インチ)を超える極太タイプ(27. 5プラス、29プラス)もあります。 砂利道、地面から露出した無数の木の根、ゴロゴロと転がる小さめの岩、滑りやすい土や落ち葉の上を走行するため、グリップ力、安定性、クッション性、剛性などが重視されています。 リムとフレームが対応していれば、太さの異なるタイヤに交換することもできます。 セミファットマウンテンバイクはこちら 幅広いレンジのギア段 以前はフロント3xリア8〜9という組み合わせが一般的でしたが、ホイールサイズの大径化により使えるギアが変わってきたことと、技術革新により後ろにより多くの段数を装着できるようになったことなどにより、フロントに3枚もギアが必要なくなってきました。 現在の主流はフロントが1枚(シングル)ないし2枚(ダブル)、リアが11から12枚となっています。 エントリー・レクレーションモデルは現在もフロント3段(トリプル)がありますが、トレイル向けもXCレース向けも、ハードテイルもフルサスも、アルミフレームもカーボンフレームも、ハイエンドから中級グレードまでフロントシングル、歯数は30T、32Tがもっとも一般的になっています。 リアの重いギアは10T、軽いギアは45や51Tが一般的です。 重いギアから真ん中あたりのギアまでは以前の組み合わせと変わりないのですが、段数が増えたことで以前とは比べ物にならないくらい軽いギアが増えています。 「フロントシングルxリアワイドレシオ」は、フロント変速の煩わしさがなくなるだけでもかなりのメリットです。 フロントギアが小さくなったことで地面とのクリアランスが増えたので、より大きな段差にも対応できるようになりました。 油圧ディスクブレーキ 抜群の制動力とコントロール性の油圧ディスクブレーキ。 指1〜2本で軽く操作できる。 制動力とコントロール性に優れた油圧ディスクブレーキは、マウンテンバイクではもはや標準的なスペックと言えるでしょう。 悪条件でも素晴らしいストッピングパワーを発揮してくれるだけでなく、繊細なタッチで利かせ方の強弱をとてもコントロールしやすいのが特徴です。 タイヤがグリップを失い車体のコントロールが難しくなってしまうようなフルブレーキから、短い距離での速やかな減速、ライド中の絶え間ない速度コントロールに至るまで、少ない力で効果的に行うことができます。 ディスクブレーキ用のホイールでは、リムをブレーキで挟む必要がなくなったため、リムのデザインがかっこよくなっています。 銀色の面がなくなり、黒くしまった印象のホイールが増えたのはそのためです。 カッコいいデカールをリムにデザインすることもできるようになりました。 砂や小砂利をまとったリム側面をブレーキで削ってしまうこともありません。 フロントにもリアにもサスペンションを搭載したフルサスタイプか、フロントのみにサスペンションを搭載したハードテイルタイプの2タイプが市販されています。 サスペンションが動く量(ストローク量)によって適した用途が異なります。 サスペンションのお陰で荒れた路面を走行していてもタイヤが地面から離れてしまうことが減るので、速度もハンドルもしっかりとコントロールできるのです。 また、サスペンションが路面の凹凸からくる衝撃や振動を減衰し頭(視線)が安定するので、狙った場所をきちんと走行することができます。 複雑な内部構造で高価な物ですが、荒れた路面を走行するのに不可欠なパーツです。 マウンテンバイク選びのポイント 様々なモデルが展開されているマウンテンバイクですが、大きな違いが出る部分はこれらの場所になります。 それぞれの選び方のヒントをご紹介します。 MTB選びのポイント• タイヤの径は29インチ? それとも27. 5インチ?• サスペンションはフロントのみ? それともリアも?• どの程度のサスストローク量が自分のライドに適してる?• フレームの素材の違いでマウンテンバイクの走りはどう変わる? タイヤの径は29インチ? それとも27. 5インチ? 速さなら29インチ、操作している楽しさなら27. 5インチ 29インチと27. 5インチ。 走破性に優れた29インチ、コーナリング性や左右の操作性に優れた27. 5インチと考えてほぼ問題ありません。 一般的に、29インチの方が外径が大きいので小さなギャップの連続を走破する能力が高く、直線では少ないパワーでもよく伸びる傾向にあります。 一方27. 5インチの方は29に比べると後輪の軸の近くにサドルがくるので、ホイールリフトをしやすかったり、車体を傾けてのコーナリングがしやすかったりなど、アグレッシブに車体を操作したい走り方を好む方は、そういったシチュエーションに向いていると言えるでしょう。 ちなみに、スピードの維持は29の方が有利ですが、0からの急加速は径が小さい27. 5の方が有利です。 実際に市販されているマウンテンバイクの傾向として、下り系など、取り回しが楽しいマウンテンバイクには27. 5インチが多く、トレイルやXC系には29インチが多く採用されている傾向にあります。 それぞれ得意とするシチュエーションが違うので、ライドの全シチュエーションを考えた場合27. 5と29のどっちが有利なのかは実際にタイムを測ってみないとわからないのかも知れませんが。 5インチの太めのタイヤは29インチの細めのタイヤとほぼ外径の大きさは変わりないのですが、27. 5の太めのタイヤの方が空気量が違うので乗り心地は高い傾向にあります。 XCレースへの参戦やXCマラソンへの参加など スピードを意識しているのであれば29インチ、ゲレンデダウンヒルやトライアル的に前後に左右に 操作している感覚を楽しみたいのであれば27. 5インチがいいでしょう。 メーカーによっては、同一モデルの小さなフレームサイズには27. 5インチ、そうではモデルには29インチを採用していることもあります(スマートホイールサイズ)。 こちらの動画も参考になります。 (こちらに掲載されたMTBは、SやXSなどの小さいフレームサイズが27. 5、M以上の大きいフレームサイズが29を採用しているスマートホイールサイズモデルも含まれています。 ) ドライブトレインは1 x 12? それとも3 x 9? さよならフロントディレイラー エントリーモデルの多くは、フロントトリプルギアが搭載されていますが、マウンテンバイク全般として、リアのギア段数の増加やタイヤの大口径化に伴い、フロントシングル(やダブル)が標準になりつつあります。 せっかく新しくマウンテンバイクを購入するのであれば、トレンドのフロントシングルx リア12を購入するのがよいでしょう。 フロントに変速機がなくなったことでライド中のトラブルも激減!! 本当におすすめです。 自転車と地面のクリアランスが大きく取れるので、丸太越えや段差越えも楽々です。 おすすめフロントシングルマウンテンバイク• 凹凸の激しい悪路でもタイヤを地面に接地させておけるので車体をコントロール下における、走りたいラインをしっかりとトレースできる• トラクションを一定に保ちやすくタイヤが急な登りでもコーナリングでもしっかりグリップする• 体に伝わる振動や衝撃を和らげ全身快適にライドできる• 頭(視線)がブレずに安定するので安全に狙ったコースを走行できる そのメリットが前輪だけなのか後輪にもあるのかで、走行スピードや乗り手の疲労、狙ったラインでトレイルを走り抜けることができるかなど、様々な点で大きな違いとなって現れます。 フルサスペンションの方がほとんどのシチュエーションで有利に働くのです。 なので、や下りを本格的に楽しみたいのであれば初心者の方にも断然フルサスをおすすめします。 ただ、リアのサスペンションユニットと、ピボットが多数あるリアサス専用フレームには、かなりのコストがかかりますので、ハードテイルの方が割安になります。 同じ価格のフルサスモデルとハードテイルモデルとでは、ハードテイルモデルの方が断然軽量で、コンポやホイールも上のグレードが搭載されていることがほとんどです。 80mm〜100mm:XCレース、レクレーションライド• 120mm〜130mm:トレイルライド、XCレース、レクレーションライド• 150mm〜160mm:ゲレンデダウンヒル、下り系トレイルライド• 200mm前後:ダウンヒルレース ストローク量(トラベル量)は〜100mmがXCライドやレクレーションライド向きで、120〜130mmがトレイルライド向き、150〜160mmが下りを重視したトレイルライド向き、200mm前後になってくるとダウンヒル向きと考えてよいでしょう。 サスペンションフォークをあとからロングストロークに交換することもできなくはありませんが、サスペンションが長くなるとハンドリング性能などに悪い影響が出てしまうことがあります。 トータルに設計されたそのモデル本来の性能を堪能する意味でも、最初から用途に適したストローク量のフォークを搭載したモデルを選びましょう。 そこそこ本格的にマウンテンバイクらしい遊びを楽しめるモデルをお考えであれば、断然120〜130mmがおすすめです。 ゲレンデダウンヒルの初中級コースもこなせて、ペダリングセクションが多いトレイルライドでも大活躍、もっともオールラウンドに様々な地形を楽しむことができるでしょう。 とても使い勝手のいいマウンテンバイクと言えます。 アルミフレーム VS カーボンフレーム ロードバイクやクロスバイクと同じように、アルミフレームのモデルとカーボンフレームのモデルが存在します。 アルミはエントリーグレードからミドルグレードまで、カーボンはミドルハイエンドが中心になります。 カーボンの方が当然軽量ですが、激しくぶつけると割れる可能性も高く、少々デリケートですが、ヒットしやすい部分はもともと頑丈に作られていたり、カーボンアーマー(カーボンを保護するゴムパッド)が標準で装着されているモデルも存在しますので、あまり神経質になる必要はありません。 軽量であることのメリットの方が大きいと言えるでしょう。 カーボン製リムを搭載したホイールもあります。 フレームよりはるかにデリケートではありますが、重量以上にペダリングに軽さを体感できるので、予算が許せばぜひ試していただきたいアイテムです。

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《2020年》MTBの今を知れば乗りたくなる! 幅広いスタイルで楽しめるマウンテンバイク最前線

マウンテン バイク レース

マウンテンバイクの今を知ろう• マウンテンバイクはどうやって選べばいい?• 注目のマウンテンバイクをピックアップ!• 【マウンテンバイクの今を知ろう1】走行スタイルの多様化にともないマウンテンバイクの種類も細分化 マウンテンバイクにかかわらず、スポーツタイプの自転車はレースを基準としたモデルが展開され、レースに出ているモデルがほぼそのまま手に入れられる。 そのレースが数年前とは比べ物にならないほど多様化、過激化しているため、マウンテンバイク自体の進化はめざましく、ジャンルも細分化しているのだ。 たとえば、もっともポピュラーなレースであろう「ダウンヒル」や「クロスカントリー」は、年々過激になるコースにあわせ自転車の性能も進化している。 いっぽう、少し長めの距離を走るクロスカントリーは、レースの下りのセクションがひと昔前のダウンヒルレースに匹敵するほどのハードさとなっているため、クロスカントリーモデルはそうしたセクションをこなせるだけの性能を持ちつつ、ペダルを踏んで登らなければならないシーンにも対応できる走破性を有するまでになっている。 徒歩で下るの苦労しそうなほどの斜面を信じられないような速度で下るダウンヒルレースで使われるマウンテンバイクは、下りに特化している(写真左)。 クロスカントリーレースは、下りセクションはハード化しているものの基本的にペダルを漕いでタイムを競うため、クロスカントリー向けのマウンテンバイクはペダルを踏む区間でタイムが稼げる仕様(写真右) そして、近年急速に人気が高まっているレースが「エンデューロ」だ。 過去に日本国内で巻き起こったマウンテンバイクブームの頃のエンデューロといえば長距離を走る耐久レースのイメージが強かったが、今流行中のエンデューロレースは登りと下りのステージに分かれており、下りステージのみでタイムを競い、登りのステージは設定されたタイム内でこなせばいいという形式となっている。 どんなステージもこなせる万能な性能が求められるエンデューロモデルは、現在のマウンテンバイク市場でもっとも人気が高い。 登りステージもあるものの基本的には下りで競われるエンデューロモデルは、下りも楽しめて登りもこなせるものが多い ここまではレース向けモデルを紹介してきたが、それ以外のモデルも数多くある。 登りも下りも楽しめる「オールマウンテン」、より下りの性能を高めることで岩山を下ることも可能にした「フリーライド」、日本ではもっとも親しみのある、山中を走る「トレイル」などが有名だ。 現に、オールマウンテンモデルでエンデューロレースに参戦している人もたくさんいる。 また、別ジャンルのように見える、専用コースを走る「4X(フォークロス)」や「ダートジャンプ」、変速機を装備しない「SS(シングルスピード)」、荷物を積んで遠くへ旅するような「アドベンチャー」、太いタイヤで砂浜や雪の中を走れる「ファットバイク」といった自転車もマウンテンバイクに属する。 オールマウンテンモデルにプロライダーが乗れば、写真左のようなところも下れる! 写真右のファットバイクは、4インチや5インチの極太のタイヤを装着しているのが特徴(通常のマウンテンバイクは2インチ程度)。 タイヤ内の空気がサスペンションのような働きをするので、フワフワした独特の乗り心地が味わえる 【マウンテンバイクの今を知ろう2】機能が向上し、よりラクに快適に走れるように! マウンテンバイクのジャンルの幅が広がり、走れるシーンが劇的に増えたのは機能面の進化があればこそ。 まず、近年大きく変化したのが、ホイールサイズだ。 10年ほど前まではマウンテンバイクのタイヤは26インチがほとんどで、その後、走破性にすぐれ、スピードも乗せやすい29er(トゥーナイナー)と呼ばれる29インチのモデルがレースシーンを中心にトレンドとなった。 そして、ここ数年は26インチと29インチの中間に当たる、両者のいいとこ取りをした27. 5インチサイズが一気に主役の座に躍り出し、現行モデルのほとんどのジャンルが27. 5インチを採用している。 スピードが求められるレース向けなどでも29インチモデルが増加傾向にあり、26インチモデルは本当に選択肢が限られてきているのだ。 狭い日本のトレイルでは小回りの効く26インチこそが扱いやすいという意見もあるが、基本的にこれからマウンテンバイクを購入するなら27. 5インチが中心で、身長や用途によっては29インチを選ぶことになると考えたほうがいいだろう。 現在の主流である27. 5インチ(左)と、選ぶことも可能な29インチ(右)。 ひと昔前の26インチより大きくなるが、段差などを乗り越えやすい走破性の高さや、スピードの乗りのよさが得られるので、初心者でも乗りやすいだろう 実際に乗った時にもっとも進化を体感できるのは、サスペンションを始めとする足回りの高性能化だろう。 以前は、サスペンションのストローク(沈み込む量)は80mmもあれば立派なものだったのが、今はストロークの少ないクロスカントリー向けモデルでさえも100mmが主流。 下りもこなすオールマウンテンモデルは140〜180mm、ダウンヒルモデルでは200mmを超えるのが当たり前になっている。 そして、サスペンションの構造も激変。 金属製のスプリングの代わりにエアー圧を利用し、軽量で調整もしやすい機構を採用したものが大半だ。 しかも、路面からのショックを吸収するだけでなく、路面にタイヤを押し付ける役割も果たし、荒れた路面でもタイヤが地面から離れない。 さらに、路面からのショックはきちんと吸収するが、ライダーがペダルを踏んでも動かない構造になっており、登りでもサスペンションの性能を生かしてラクに進むことができる。 ペダルを踏んだ上からの力では動かず、下からの衝撃のみで動くサスペンションはリアにも装備されている(ハードテイルは除く) エアー圧となったフロントサスペンションは軽くて動きがよく、豊富な調整機構も備える。 また、大半のモデルが平坦な道ではサスペンションが動かないようにするロックアウト機構を搭載 フォークを支えるフレーム側のコラムと呼ばれる部分も、大径化によって剛性がアップしている。 これにより、荒れた道でも正確なハンドリングが可能に そして、ブレーキの主流も「Vブレーキ」から「ディスクブレーキ」へと変動している。 Vブレーキはリムを挟み込む機構であるため、ホイールが濡れたり汚れたりすると効きが落ちてしまうが、ディスクブレーキではその心配がなく、状況を問わず安定した効きとコントロール性を発揮。 また、エントリーモデルでも油圧式のディスクが採用されているので、少ない力で効かせ方をコントロールでき、急ブレーキによる前転のおそれも低減してくれる。 ブレーキの主流は油圧式のディスク。 なお、最近はマウンテンバイクで進化した技術がロードバイクにもフィードバックされている 車輪を支える「アクスル」と呼ばれる部分も、以前は9mm径のクイックリリース方式だったが、現在は15mm径のスルーアクスル方式となり、剛性が格段に向上。 正確な路面トレースが可能となった このほか、軽量なカーボン製フレームを採用したモデルの登場や、変速機構の改良によって激しい下りでもチェーンが外れないようになるなど、進化点はきりがないほどある。 その中から、筆者が思う「過去にマウンテンバイクに乗っていたことのある人が、現行モデルに触れたら驚くであろう」ポイントを最後に2つあげておきたい。 ひとつは、ハンドルの幅。 以前は600mm前後が多かったが、現行のモデルは780mmなど700mmを軽く超えるものが主流だ。 ステムも短くて体に近いので、はじめはびっくりするかもしれないが、慣れてくるとハードなコースで車体を押さえつけて走るにはこれくらいの幅が適していると実感できるだろう。 ハンドル幅はエントリーモデルでも700mmを大きく超えるスペックが一般的。 荒れた路面でも車体をコントロールしやすい そして、もうひとつはシートを支えるポストを可動化させた「ドロッパーポスト」というパーツが登場したこと。 マウンテンバイクは登りの際には高めのシート、下りでは低めのシートにするのが一般的だが、いちいち自転車から降りてシート位置を調整する必要があった。 時間ロスにもつながるこの作業が、ドロッパーポストを装備していれば、乗車したままで変更できる。 登りと下りが連続したコースでは、非常に重宝するはずだ。 最近では完成品でドロッパーポストが搭載されているモデルも増えてきているが、アフターマーケットパーツとして購入も可能。 ただし、2〜5万円程度かかるので、これからマウンテンバイクを買うならドロッパーポスト採用モデルを選ぶほうがお得かも。 ドロッパーポストの調整は、ハンドルに設置したレバーで行う。 レバーを引いて体重をかければシートが下がり、シートを上げる時は腰を浮かせてレバーを引けばOK 【マウンテンバイクの今を知ろう3】世界的に急増中の「e-MTB」も注目! 海外ではずいぶん前から人気の高いカテゴリーだが、日本ではもともとマウンテンバイクの市場が小さく、海外とは規格も異なるため、なかなかリリースされずにいた。 そんな中、2017年に初めて本格的なマウンテンバイクタイプの電動アシスト自転車「e-MTB」がイタリアンブランド「Benelli(ベネリ)」から登場し、その後、同年にパナソニックが国産初となるe-MTB「」を発売。 以降、多くのブランドが続き、日本国内のe-MTB市場は拡大していき、ここ数年の「サイクルモード」(スポーツ自転車の祭典)では国産から輸入ブランドまでe-MTBがもっともアツイ盛り上がりを見せている。 日本の規格に合わせて改良し、2017年にイタリアから上陸した このように人気が高まっているe-MTBだが、登場した当初は、モーターやバッテリーといった電動アシスト機能の重さを懸念する声も聞かれた。 たしかに普通のマウンテンバイクよりも車重は増してしまうが、電動アシスト機能で得られるメリットも大きい。 それは、圧倒的な登坂能力だ。 登りの多い山道を走るジャンルだけに、登りでほとんど体力を消耗せずに済むのはありがたい。 さらに、軽量化や車体バランスが向上し、ただラクに登れるだけでなく、登りも下りも積極的に楽しめるモデルが続々と登場していることも、既存のマウンテンバイク乗りのe-MTBに対する評価を変えつつある。 特に、近年リリースされ始めたフルサスモデル(前後にサスペンションを装備したタイプ)は、グリップの悪い路面でもタイヤを押し付けてくれるため登りの性能が格段にいい。 高価ではあるが、ベテランライダーが山道を走っても満足できるだけの走行性能を有している。 登りも下りもハードなセクションのある山道を、2019年3月に発売されたパナソニックのフルサスe-MTB「」(100台限定発売)で走ってみたが、普通のマウンテンバイク以上に楽しめてしまった! マウンテンバイクはどうやって選べばいい? さまざまな面が進化し、モデルも多様化していることは魅力だが、その半面、初心者からすると何を選べばいいかわかりにくくなっているともいえる。 目的にあわせて選べばいいのだが、これから乗る人にとっては遊びたいスタイルを具体的に想像できないことも多いだろう。 そこで提案したいのが、登りと下りの割合でモデルを決めるという方法だ。 1例をあげると、下の表のようになる。 ほぼ登りのことは考慮されていないダウンヒルモデルの場合、「(下り)9:(登り)1」、あるいは「(下り)10: (登り)0」となるので、リフトやゴンドラで上がり、下りだけを楽しむようなスタイルに最適。 少々自力で登りも行い、かつ下りも攻めたいならエンデューロモデルがいいだろう。 登りと下りの割合がまだわからない、どちらもほどほどに使いそうなら、オールマウンテンモデル、クロスカントリーモデル、トレイルモデルから選べばいい。 ただ、ダウンヒルモデルは別だが、その他モデルは登りも下りも対応するのでモデル選びはそれほど厳密でなくても困ることはないだろう。 もちろん、走行する場所に適するサスペンションの長さなど細かい部分の選択肢はあるが、性能が劇的に向上したことにより、モデルの垣根を越えて走行できるシーンは広がっているため、明確な目的が決まっていない人は下の表をもとにモデルをざっくり選べばOKだ。 同メーカーのダウンヒルモデル、エンデューロモデル、オールマウンテンモデル、クロスカントリーモデルだが、フロントフォークの角度などが微妙に異なっているのがわかるだろうか? 基本的にはフォークやシートポストが寝ているほど下り寄りの設計 なお、トレイルモデルの「フルサス」と「ハードテイル」はサスペンションの装備位置の違いだ。 前輪にだけサスペンションを配置した「ハードテイル」よりも、前後にサスペンションを装備した「フルサス」のほうが後輪にもショックの吸収やタイヤを路面に押し付けるチカラが働くので、登りも下りもフルサスのほうが快適。 ただ、価格はフルサスのほうが高く、車重も重くなる。 同レベル性能でフルサスとハードテイルを比べると10万円ほど差が出る場合もあるので、必要性をじっくり考えて選ぶようにしよう。 たとえば、自転車ごと飛び降りるドロップオフと呼ばれるセクションを走りたいならフルサスを選ぶべきだが、未舗装の山道を走ってみたいというレベルならハードテイルでも十分だ。 ただし、同じモデルの中にもフレームの素材や装備されるパーツの違いでグレードが分かれており、価格が大きく異なる。 フレーム素材も含めて上位グレードを望むと数十万円高くなることもあるが、パーツのみグレードの高いものが搭載されたマウンテンバイクを選べば2〜3万円高くなるだけで済むことも(高くてもプラス10万円程度)。 パーツのグレードによって走れる場所が限られるワケではないが、操作性が格段に変わり、上位グレードほど乗り手をラクにしてくれるので、長い目で見るとそこそこの車体(ハードテイルなら10万円強、フルサスなら20万円程度)を選ぶのがいいだろう。 たとえば、サスペンションの性能差によって上位グレードでは足を着かずにクリアできる個所が下位グレードでは足を着かなければならなくなるという具合だ。 購入したあとにパーツのグレードを上げるのは費用もかかるので、後で高性能なものが欲しくなりそうであれば、初めからグレードの高いモデルを選んでおいたほうが結果的に安くすむ場合が多い。 変速機やブレーキなどを上位グレードにすれば、より正確な変速やブレーキングが可能となり、性能のよいサスペンションを搭載すれば、路面への追従性がさらに高くなる 注目のマウンテンバイクをピックアップ! おおよそのことはわかったけれど数が多過ぎて選べないという方のために、これを選んでおけば安心! というモデルを選定してみたので参考にしてほしい。 エンデューロモデル、オールマウンテンモデル 登りも下りも高い走破性を持ち、「どこでも走れる」という感覚を味わえるのがエンデューロモデルとオールマウンテンモデル。 日本国内の里山などを走る場合、場所によってはオーバースペックに思うほど高性能だ。 ・ジャイアント「REIGN 2(レイン 2)」 ハードな下りでもしっかりと路面をとらえられるように、「ブースト規格」と呼ばれるタイヤが太く剛性の高いホイール回りを採用。 さらに独自構造のサスペンションは、登りでのペダリング効率を高め、下りではブレーキング時に安心感を与えてくれる。 エンデューロモデル。 軽さとバランスのよさを兼ね備えた「X-Wingレイアウト」と呼ばれるフレームを採用するとともに、下り志向の車体設計で、地面に吸い付くようなグリップを感じられる。 エンデューロモデル。 剛性の高いフレームと強力なブレーキで、シーンを選ばずに高い走行性能を発揮する。 オールマウンテンモデル。 登りと下りを同等に楽しみたい人や、家から山まで自走でアクセスするのに適したモデル。 ツーリングのような長距離走行や、街乗りにも向いている。 ・ジャイアント「ANTHEM ADVANCED 29er 1」 カーボンフレームに29インチホイールを装備し、ペダルを踏んでもグングン進む走破性と夏場のゲレンデを下るダウンヒルもこなせそうな走破性を持つ。 価格は45万円と高価だが、パーツのグレードを落とした下位モデルは25万円から購入できる。 違いはコンポーネントくらいなので、レースでタイムを競うのでなければ下位グレードでも十分。 0インチの27. 5+規格となっているのが特徴。 このタイヤは外径は29インチタイヤと同じだが、エアボリュームが大きいので乗り心地がよく、グリップ性も高い。 高い走破性と安定した走りが望めるだろう。 フルサスとハードテイルがラインアップされているので、予算や走るコースに合わせて選べる範囲が広いのも魅力だ。 ・ジャイアント「TRANCE3」 日本のトレイルに完全適合させたとうたう「TRANCE」シリーズにおいても、もっとも安い価格で手に入れられるのが「TRANCE3」。 登りでも路面にタイヤを押し付けるサスペンションシステム「マエストロ」と150mmトラベルのフォーク、ドロッパーポストなど、隙のない装備となっている。 このクラスにしては求めやすい23万弱という価格も魅力のひとつだ。 6インチ幅の太めのタイヤなど、近年のトレンドを押さえたパーツを装備。 サスペンションストローク(フロント)は120mmで、ドロッパーポスト装備 ダウンヒルモデル 激しい凹凸のある下りをいかに速く走れるかに特化したダウンヒルモデルは、「ダブルクラウン」と呼ばれるゴツいフロントフォークや、下りの安定性を重視したジオメトリーが最大の特徴。 ジャンプするようなシーンも含めて下りの性能は抜群だが、フレームやサスペンションなどは重く、ペダリングで登るシーンはほぼ想定されていないに等しい。 ・ジャイアント「GLORY ADVANCED 1」 カーボン製のフレームは非常に軽量ながらも、レースチームと共同開発されたものだけに剛性は高く、激しいギャップを高速で通過しても音を上げない丈夫さもあわせ持つ。 ワールドカップの現場で鍛えられた、世界標準のダウンヒルレーシングバイクだ。 高速ダウンヒルでも路面をつかんで離さない特性が体感できる。 また、「LTS」にはペダリングしやすい車高に調整できる機構も搭載されているので、下りだけでなく山道をペダルを漕いで駆けまわることも可能。 登りはアシストで快適にこなし、下りを楽しむというスタイルが支持されており、日本国内では、パナソニック、ヤマハ、BESVといったメーカーを筆頭に、今後も新たな参入が見込まれる注目のカテゴリーだ。 ・ヤマハ「YPJ-XC」 ヤマハのe-Bike向けフラッグシップドライブユニット「PW-X」を搭載したハードテイルモデル。 踏み込んだ瞬間にアシストが立ち上がり、ペダルを止めると瞬時にアシストもゼロになるというようにレスポンスが非常によく、凸凹を乗り越える際に瞬間的にパワーをかけ、乗り越えたところでトラクションを抜くといった走り方ができる。 電動アシスト機能を使って山道を楽しむのに、最適なドライブユニットといえる完成度だ。 3(L)kg。 容量13. 3Ah(36V)のバッテリーを搭載しており、最大225kmアシスト可能となっている。 7」 カーボンフレームに前160mm、後150mmストロークのサスペンションを装備し、アシストユニットはBOSCH製「Performance Line CX」を搭載するなど、最新スペックで構成されたフルサスモデル。 フルサスのe-MTBとしては21. 83kg(Mサイズ)と軽量で、パワフルなアシストと相まって登りも下りもガンガン振り回して楽しめる。 S、M、L、XLの4サイズを用意。 83kg(ともにMサイズ)。 容量500Whのバッテリーを搭載しており、最大140kmアシスト可能となっている。

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未舗装路や登山道を走るため、太いタイヤと丈夫なフレーム、パーツが装着されています。 また、基本的にサスペンションを装備していたり、自動二輪車のようにディスクブレーキを装備していたりすることなども特徴で、自転車の中でも最も技術開発が盛んなジャンルのひとつです。 カスタムはしたいけど、どこから手を入れたらいいのか分からない…という方のため、ワイズロード各店のスタッフにおすすめのポイントを聞いてみました。 タイヤ 「走りや見た目の変化がわかりやすいうえ、自分で交換する場合も作業が楽です。 」 横浜店 「走るシチュエーションに応じて太さや接地面のタイプを使い分けるのがおすすめです。 」 府中多摩川店 「ホイールを変えたときほどではありませんが、乗り味が変わるパーツの代表です。 」 松山店エミフルMASAKI ペダル 「路面の情報を体に伝える重要なパーツです!バイクコントロールの要!安定感・操作性の向上が狙えます。 」 東大和店 「シューズとの相性で乗りやすさが変わりますよ。 」 二子玉川店 「MTBのペダルは、いわばステップです。 グリップ感が重要。 」 名古屋本館 ブレーキ 「油圧ブレーキにすれば、本格的な山にも対応できます。 」 越谷アウトレット店 「機械式から油圧式に交換すれば、コントロール性が向上します。 」 上野本館 「山を走るならば重要なパーツです。 」 渋谷本館.

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