おばあちゃん死ぬなあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!! またも深夜のテンションでやっちゃったよこん畜生。 とりあえずコパス10話見てくる。 後半グダグダすぎるので金曜日に書き直します。 コパス10話視聴しました。 感想です。 10話ネタバレ注意。 それにしてもやっぱり朱様のメンタル最強すぎて好きです、踏んでください。 禾生壌宗:朱ちゃん大好きシビュラメンバー筆頭。 『あーちゃん』とはハイスクール時代でいろいろ騒動起こしてお互いに、これは生涯張り合い続けるなと確信しての腐れ縁だったとかなんとか。 シビュラシステム構成に関しては、メンバーも所詮道具であり人間と考え、むしろいずれ奴隷落ち確定とか予想している。 常守朱に対してはそれが一足先に来たとモデルケースであり、いろいろ無理とか無茶とか通すのは道理なんだよとかなんとか。 GODOGについては公安局にとっつかまった時に測ってみたら免罪体質者と確定し、いろいろあって自分の手駒&メンバーとして受け入れさせたというどうでもいい過去あり。 GODOG:ガドッグ。 GODとDOGを合わせた皮肉の名前。 人間の時は雅堂(がどう)と呼ばれていたらしい。 シビュラシステム直轄の処刑人であり、システムの物理的守護者。 義体は超高性能戦闘用で、某攻殻機動隊某少佐レベル並みにチート。 槙島聖護の『残骸』である聖護の世界=部屋ではなぜか犬になっていたのは自分でも謎。 しかしそっちの方がなんとも落ち着くのでいつのまにか義体も犬の姿で作られ、メインが人型から犬へと向かっている。 ちなみに未成年であり、現シビュラシステム構成員中で最年少。 現在の仕事の多くは聖護と常守朱の監視。 という名のスキンシップ。 アニマルセラピーで殺伐とした二人のストレス軽減によくもふもふされる。 ちなみにモデルは大型サイトハウンドのボルゾイ。 [newpage] 一面真っ白な白い空間は、無菌室を思わせる。 家具は蔦で出来た椅子と丸テーブルが一つずつ。 どちらもやはり白い。 聖護は空間の中央に置かれたその椅子に座り、ぼんやりと、自分を囲う世界を眺めた。 シビュラシステムに組み込まれ、自分が誰なのかさえ知らなかった彼が、最初に自分を自覚した場所が此処だ。 システムの最奥に存在しながら、システムから隔離された閉鎖空間。 コミュニティフィールドと類似したこの仮想空間は、聖護の望む意思のまま作り出せる。 望めば見渡す限りの青空と大草原をも表現できる。 この世界は聖護だけの空間だ。 無理やりにシビュラシステムに組み込んだ構成員たちでさえ、おいそれと侵入することは出来ないブラックボックスの内側。 シビュラシステムに組み込まれ、彼ら構成員に呼ばれて外の世界から戻ってきたとしても、この始まりの部屋にだけは彼らの雑音も届かない。 埃一つ落ちない。 あるのは異物として黄泉還った聖護だけだ。 だから聖護以外この部屋には生きて死んでいく不完全なものはいないはず。 「…………?」 記憶にないし、覚えがない。 この部屋に戻る前までは、常守朱の部屋にいた。 いつものように彼女は笑って、気を付けてね、無茶しちゃだめよ、わがままもほどほどにね、と仕事に向かい、自分もまたこの退屈で閉ざされた世界に戻ってきた。 システムに奉仕すると言う名目で幾つかの仕事を引き受け、そんなものは塵箱に棄てるように終わらせて付き返した。 なのに、この聖護以外を拒絶するはずの世界で、聖護以外の異物が存在している。 そして、それがひょこりと頭を上げて、 「ふむ、戻ったか。 コミュニティフィールドとは比べ物にならない高密度情報で集積された疑似空間だが、味気ないにもほどがある。 せめてテーブルに花でも生けたらどうだ」 なんとも渋いハスキーヴォイスで、そんなことを口にした。 「自己紹介が遅れたな。 俺はGODOG(ガドッグ)。 常守朱には禾生壌宗から伝達され、お前には俺本人が報せることとなり、こうしてお前の領域(テリトリー)に侵入した。 一度侵入(はい)ったら二度と戻れないと他のメンバーは恐れ戦いていたようだが、どうなのだろうな。 俺は俺の脳(からだ)に戻れないのかどうか……ふむ、戻れないと困るな。 総体の命令が果たせないのは困る」 ふむふむ。 と首を上下に動かし、何度も頷くような動作をする白い犬は細い顔に嵌められた硝子のように煌めく銀色の瞳を瞬かせ、垂れた耳をぱたりと動かした。 聖護は自らをGODOGと名乗った犬を見つめ、そうして低いのかそれとも高いのか曖昧な天井を見上げて考える。 いつもと同じはずの日常に、とんでもない爆弾が目の前に転がり込んできたような、そんな驚き慌て取り乱す前に、興奮する頭へ冷や水をぶちまけて表向きには取り乱さず現実逃避に向かってしまう。 というか、なんで、犬。 細面に嵌った銀色の瞳をきらりと輝かせ、頭と同じく全身が針金で作られたかのように無駄な肉を削ぎ落し、細く滑らかに流れる長毛で覆われた細身の前脚、胴体の側面、後脚、そしてふさふさと揺れる長い尾を確認して、聖護と再度向き直る。 「ふむ。 なぜ俺は犬になっているのだ?」 こてりと首を傾ける、愛らしい仕草。 がたんと音を立てて、聖護は立ち上がり、その空間から出た。 思考処理のオーバーヒート、パンク、ブレーカーダウン、なんでもいい。 公安局でのんびり昼食のカレーうどんを啜っていた彼女に真正面から抱きついて、カレー汁を噴出されても何の問題も無いくらい、訳が分からず混乱していた。 [newpage] 「ふぅん、それが君と聖護くんの最初の出会いだったわけだ」 一年以上前の最初の邂逅を経て、聖護の世界に客人が二人訪れるようになった。 一人気ままでやるよりも、職場の付き合いはそれなりにやっておきなさい。 下手に騒ぐよりもあっちにぐうの音も出ないほど上手く立ち回ればあれこれ口出しできないんだから。 と、生前のちょっとした知り合いから保護者と子供として身の振り方が変わった常守朱の経験上のアドバイス(その発言時、彼女は上司である公安局局長にラリアットを叩き込んだ直後である)から、それを素直に聞き入れて実行している。 そのおかげが、システム内で細く研ぎ澄まされ、張り巡らせた蜘蛛の巣の糸の上に立つような絶妙な立ち位置にいた聖護は、しかしシステムに組み込まれて一年以上しても労働奉仕を強制されたことは無い。 与えられた役割を最低限こなし、それを最大限生かして立ち回り、システム構成員たちは誰も聖護の行動を制限する明確な理由と権利を持っていないのだ。 それがこの社会を支えるシビュラに貢献しているのなら、どうしてそれを阻む理由があるのか。 それを盾にして、聖護は自由気ままに、不愉快と嘲笑を混ぜ込んで、閉じた世界で終わりの日を待っている。 なのにそれがいつからかぶち壊されたのは予想外と言うか予定外と言うか。 とりあえず。 「僕の部屋に勝手にその頭も悪いし趣味も悪いポスターを張るのをやめてくれないかい」 「えっ、いいじゃん。 超高画質拡大版常守朱ちゃん(私服春物)はにかむ笑顔とピースサインに何の問題が」 「大有りだ。 有り得ないだろうけど僕の色相が刻一刻濁りそうになる。 ガドッグ、剥がして棄ててくれ。 復元させないよう削除処理も実行」 「ふむ、承知した」 「おわあああああ半日張り付いて隙見てベストショットした私の秘蔵の一品が遠慮なくべりべり引き剥がされたああああああ!!!??」 雨に濡れたような白い毛並みの痩躯の犬が、天井側の端から床下の端まで壁一面を占拠していた特大ポスターを綺麗に、迅速に剥がしていく。 最初に会った頃とは大違いで、今ではシビュラ構成員の中で彼ほど信用できる犬はいないと聖護は思っている。 本名は知らない。 かなり初期のシステムメンバーだと聞くが、情報は少なく、禾生壌宗以外の姿を取ったことは無いので、彼女のことは仮名として禾生と呼んでいる。 本人曰く知り合いの保護者な気分。 彼女の体質、性質に目を付け、槙島聖護が表立って出てきたメモリースクープ実施後からノナタワー襲撃後までに、常守朱との交渉を進めるため準備を始めていたと聞く。 そして彼女の目利きは当たりであり、シビュラの目的である槙島聖護の確保は失敗したとはいえ、常守朱をシステムから切っても切り離せない人間として確保した。 それまで彼女は他の構成員のように高級官僚の肉体を使って外に出ることも無く、黙々と増えていくメンバーと意見交換を続ける古参メンバーとして見られていたらしい。 今の社会に興味はない。 システムの進化に努力しますよと投げやりに、今の聖護のように波風立たせず、徐々に台頭していく新参者たちから興味を持たれぬよう細々と日々に務めを果たしていた。 シビュラの構成員たちからしても、それはある意味平穏だったのだ。 「おおおおおいおいおいおい。 酷い、酷過ぎるよガドちゃん! 私の努力の結晶が……私の四時間と三十五分の戦果の報酬が……! でもオリジナルはちゃあんと此処に確保してるから大丈夫だもんねー! 公安局シャワールームでのムフフな朱ちゃんは今晩の私のメイン! ディッ! シュぅうおああああん!!!?!?!?」 パスケースほどの大きさのメモリーを素早く奪い取り、膝で割った。 ばらばらに砕ける映像データの残滓は、そのまま聖護の意思によって削除され、抹消される。 塵ひとつも残してなるものかと思い、丹念に、容赦なく虚無へ葬る。 そうして残るのは、両手両膝を床につけ、項垂れる禾生。 照明どころか影もない白い部屋の中で、彼女の周囲だけ薄暗い帳がかかったかのように暗くなる。 絶望してますオーラを漂わせる禾生を、しかし聖護も、GODOGも特に気にした風もなく、いつものように部屋の中央にあるテーブルと椅子に向かい、それぞれの席に腰掛け、飛び乗り、それぞれ思い思いの時間を過ごすのだ。 それがいつもの聖護の、常守朱が自分の部屋に戻るまでの日常だった、のだが。 そして、禾生と俺への牽制なんだろう。 東金美沙子はシステム内で上位権限を掌握するために、禾生を邪魔だと思っている。 愚かなことだ。 人の上に乗らずとも息が出来ぬわけでもないのに」 「君のように考えている者は、シビュラを構成する免罪体質者の中でも稀なんだろう。 社会の枠組みにとらわれない存在と謳っておきながら、彼らも所詮人間の枠組みから外れていない。 根底にあるのは、他者が自らを認めることによる自己顕示欲の固まりだ」 「お前がそう感じるのなら、そうなのだろう。 俺は無学だから良く解らん。 上に立ちたければ立てばいい。 邪魔ならば消せばいい。 死にたくなければ抗うだけだ。 俺は主人の命令に従って、獲物を狩る。 それだけだ。 ふむ、こうしてお前の世界で犬の姿を取るのも、俺の本質が犬だからだろう。 人の姿よりもこの姿が落ち着くし、よく馴染む。 聖護には迷惑だろうが、ここは、俺にとって人の真似事をするよりも楽でいい」 「それは良かった。 君がそう言ってくれると、僕も道化役者をやるよりは、この部屋は在ってましだと思えるようになったよ」 「ふむ。 良く思えるなら、俺も良かった。 常守朱は今晩も始末書か?」 「連続爆破事件で刑事課全体がピリピリしててね。 三回目の爆破で、事件が決着するまで泊まり込みは確定かな……」 「ふむ、そうか。 寂しいな」 「…………いや、特に寂しいわけではないが」 「ふむ、そうか。 俺は寂しいと思う」 ぱたぱたと長い尻尾が揺れる。 常守朱が公安局に泊まり込みになる=アパートの部屋に戻らない=自ら直接監視できない=おしゃべりもじゃれあいもできない。 そういった単純かつ明確な理由で、GODOGはきゅんと鼻を鳴らしてしょんぼりと落ち込む。 槙島聖護の『残骸』を監視する任務を命じられたGODOGの、監視を受けてからのこの一年での変化は、その在り方を知る構成員たちが検分したら顎が外れるほどの驚きを持つことだろう。 GODOGはシビュラシステム直下の処刑人だ。 免罪体質者としてシステムに認識される以前から、GODOGとなる前の人間は、暗殺を生業とする者だった。 権力者である主人に命じられるまま人を殺して殺して殺して殺しまくって、ついには自分の主人も殺して、シビュラの手元に転がり落ち、システムに組み込まれる直前まで他人に命じられるまま人を殺し、システムに組み込まれた後もシビュラの命じられるままやはり人を殺した。 その生粋の殺人鬼にして暗殺者が、まるであまえたがりの仔犬のように、好きなものを目の前に我慢しているように小刻みに体を左右に揺すっている。 「君、最初は人間の身体を使っていたのに、今じゃこの空間と同じ犬の姿で出歩くようになったけれど、それでいいのかい?」 「ふむ、それでいいのかと言われると返答に困るな。 人の時では使えた技術は、犬の時では使えない。 逆もまたしかり。 自明の理だが、どちらも甲乙付け難い。 ふむ、だがしかし、やはり常守朱がブラッシングしてくれるという点では、犬の姿は望ましい。 聖護も、禾生が用意した義体を使えばいいのに」 「却下だ。 あんなファンタジーでリリカルな服とも呼べないコスプレ衣装を着て彼女の前に出る気はさらさらない」 「…………かわいいのに」 そういう問題ではない。 槙島聖護である以前に、成人男性として、あんなひらひらしてるのにぴっちりして足とか脇とか腹とか首とか素肌がそれとなく出ているどこのフィギュアスケートの選手の衣装かと聞きたいレベルの服などもはや服ではない、コスプレである、新手の嫌がらせである。 すぴすぴと鼻を鳴らしつつ、テーブルに顎を乗せるGODOG。 それに疲れた顔をして肩を落とす聖護。 「あれ? まだ君義体使ってなかったの? もったいない」 そして、聖護にとって煩わしいにもほどがあるタイミングで復活する禾生。 GODOGと同じくテーブルに顎を乗せ、椅子に座って足を組む聖護を見上げる形で話しかける禾生の目には、眼鏡越しでも明らかに娯楽に飢える子供のような、悪戯めいた輝きがある。 その外見は五十過ぎた老女だと言うのに、その動作や仕草はまるで若い雌鹿のように俊敏で活発なのだ。 そして間違えても少女だとかそういうキーワードはつけてはならない。 「聖護は義体の服装が気に入らないらしい。 ふむ、別のものを用意しないのか?」 「ええー、だめだめ。 聖護くんはシビュラのアイドルなんだから、アイドルはアイドルらしく胸ときめかせるイメージの衣装じゃなくちゃ。 ちなみにコンセプトは清楚系且つ蠱惑的ファンタジーな巫女衣装で本気出しちゃったよ私。 あれだね、まさに信託の巫女ーんな感じ。 もっと背中開けても良かったかな? かな?」 「ああ、そうだね。 閑話休題。 「美沙子ちゃんねー。 子供の朔夜君使っていろいろとあれこれやってみたいだよねー」 GODOGの座る椅子の後ろから、細く長く裂けた口端に指を入れてむにーっと伸ばしながら、禾生壌宗と呼ばれるシステム最古参のメンバーは語る。 「私は別にどうでも良かったし気にしてなかったから放置してたんだけど、なんでだろうねー、この一年つーか一年半? で、なんかやけにとげとげしくなっちゃってさー、私がなにしたんだってーのーぅ」 「うむ、ひょれはほひほんちゅねもひあひゃへぬおほほひゃほう」 ふむ、それはもちろんつねもりあかねのことだろう。 と言ったのだろう。 口端を引っ張られているのでまともな発音は耳に届かなかったが、出した発言はログとして残されるのだ。 そして発言されたそれは事実だ。 東金美沙子は、禾生壌宗の手駒である常守朱を、そしてそれを操る禾生壌宗を警戒して、行動に移した。 「槙島聖護の回収をはじめ、この一年半の常守朱の大きな実績の裏には、必ず貴女が少なからず噛んでいる。 今までシステム内で表だって動かなかった貴女に対して、他のメンバー然り、東金美沙子は警戒を抱くに十分だろう。 常日頃ふざけた態度をとってはいるが、貴女はこのシビュラシステムの根幹を構築した開発メンバーの一人であり、率先してシステムに組み込まれた最初の免罪体質者だ」 「正確に言えば、最初に組み込まれた免罪体質者たちの一人、なんだけどねー」 「貴女がシビュラシステムに提示し、実行した数々の実績は、東金財団総帥である東金美沙子でさえおいそれと手出しできない。 替えが利くものではないし、貴女の人格と性癖はともかく、その能力は多くのメンバーが与するに十分な利益をもたらす。 また、下手に反感を買えば最悪システムから外される可能性がある」 「ふむ、そうだな。 禾生は怒らせると怖い。 東金美沙子が本格的にメンバーとなる少し前に引きこもったが、その前は凄いと聞いた。 血で血を洗うどころか、血で漫画の原稿を十週打ち切り二十本仕上げるぐらい権力闘争と内ゲバを繰り返して、メンバーの欠員は防いだが誰もが禾生に手を出すな、藪から蛇どころじゃなく鬼が出るとまで言われるようになったとかならなかったとか」 「やっだなぁ、そんなの若気の至りと言うものでして大したことじゃないですよぉーだ。 あんまり目立つの馴れてないんだから昔の私の噂話なんてするなよぉぉーう」 きゃー、と両頬に手を当てて恥ずかしがる禾生。 「依怙贔屓だなんだと言われてるが、しょうがないのさ。 常守朱は私にとっても特別な娘でね、私の生涯の宿敵である『あーちゃん』との因縁でもある。 それが無かったら、私も此処まで彼女にのめり込まなかったさ」 「あーちゃん?」 「知り合いのお友達さ。 私の近親者でもなんでもない。 血の繋がらないまさに赤の他人だよ、私と朱ちゃんは。 でも私たちにとって血より濃厚で遺伝子よりも根深いのさ。 槙島聖護と狡噛慎也。 あの二人に似て非なる、私と彼女なりの宿命と闘争とでも言うべきか。 それとも朱ちゃんと聖護くん、君たちのような疑似的な家族めいた繋がりとも言えるのか。 ううん、『あーちゃん』とは長いけど、今でも言葉にするのは難しいねぇ……ま、それだけ複雑なんだからしょうがないか」 うんうんと、腕を組んで頷く禾生に、聖護は眼を鋭く尖らせていく。 この白い部屋は聖護の世界だ。 望めば中にいる者を二度と現実の外には出さないし、精神を破壊することだってできるだろう。 禾生壌宗は聖護にとってシビュラシステム内で最も油断ならない存在だ。 信用も信頼も出来ない、GODOGと同じくなによりも解りやすい立場を貫いているからこそ絶え間ない嫌悪感と警戒心を抱かねばならない人物。 「ふむ……、やめてくれ聖護。 禾生に手を出せば、俺はお前と殺し合わなけばならない」 と、そこで今まで禾生にされるがままにされていたGODOGが顔を上げて、申し訳なさそうに、眉を顰めて懇願した。 シビュラの処刑人であるGODOGは、総体としてシステムを構成するメンバーとしての命令は忠実にこなすが、個人を主として働くならばそれは禾生の言葉がすべてだ。 忠誠を誓っていると言っていいだろう。 それがシビュラに多大な被害を与えようとも、GODOGは禾生の命令ならばどんなことでも実行する。 なぜなら、禾生の行動は常にシビュラを第一としたものだから。 槙島聖護の『残骸』と常守朱を監視するよう総体に命じられたこともあるが、それと同時に聖護と朱を助けるように動けと禾生に命じられたからこそ、GODOGは聖護と、そして朱へのコミュニケーションを成立させ、それなりの信頼関係が生まれることとなったのだ。 「禾生も人が悪い。 聖護をからかうにしても、常守朱を引き合いに出すのは良くない。 ふむ、常守朱が聖護を引き合いに出して、からかわれるのと同じくらい、危険な行為だ」 「むむっ、ガドちゃんにそういわれるとは……まあ確かにこの聖護くんの領域で話すにしてはハイリスクハイリターンだね」 「ふむ、返ってくるのは害だけではないのか?」 「んー、どうだろうなー。 君が朱ちゃんと『あーちゃん』と私の関係を知ったらどう転ぶかまだ分からないんだにゃー。 聖護の世界と外の世界を繋ぐ出入口。 「待て、禾生。 君はこれから何が起こるのか解っていると言うのか」 「さあねー、知らないねー、私は別に預言者でも神さまでもないからねー。 何事も無いようにいるかもどうかも解らない神さまに祈って縋るしかない無力な人間だからさぁー。 下手に動くと美沙子ちゃんに捕まっちゃうよ」 ばいばーい、と手を振って、扉から消えていく女の背を、聖護は最後まで睨みつけるしかなかった。 そうして訪れる沈黙。 静かな、無音に等しい白い部屋の内側で、聖護は胸の内から湧き上がる焦燥感を、深呼吸と両腕を抱きしめることで抑え込む。 自分の真正面に座る白い犬から、案じるよう視線を受けるが、無言で返した。 見上げる白い天井は、高く、低く、いっそ落ちて、自分を押し潰してしまえばいいと思った。 [newpage] 公安局地下駐車場を足早に移動する中、ふと彼女は視線を感じて顔を廻らした。 人の気配はない。 だが、誰かの視線を感じる。 そしてそれは、この一年で慣れ親しんだものだ。 「聖護……いえ、雅堂?」 「ふむ、やはりばれたか」 がどう、と呼ばれる男の声が、朱が乗り込もうとした車両の後ろから現れる。 濡れるような黒く艶やかな毛並みに覆われた、細面の大型狩猟犬。 銀色の目は、まるで夜空に浮かぶ満月のように皓々と煌めいている。 「こんばんは、常守朱。 時間が無いので、手短に済ませよう。 俺を君の監視役として、共に連れて行ってほしい」 「それはシビュラの命令? それとも『禾生』の命令?」 「どちらでも捉えていい。 君が協力的ならば邪魔はしない。 拒否されると、こちらもそれなりに無理を通すことになる。 ふむ、邪魔はしたくないし、負担をこれ以上かけたくはない」 「そう……ならいいわ。 一緒に来なさい」 「ふむ、ありがとう、常守朱」 お礼を言われる筋合いは無いわ、と返したいところだが、朱にはそれさえ返す時間も惜しい。 運転席のドアを開けると同時に、するりと黒い犬は運転席に飛び乗り、助手席に移る。 それを待たず、朱もまた運転席に乗り込み、ドアを閉めた。 「今回の責任と権限は公安局局長に集中しているが、俺の権限で介入は出来る。 最短ルートで目的地に向かえるよう整えよう」 「ありがとう。 ……雅堂、聖護は、大丈夫?」 「ふむ、無事かどうかと聞かれれば、無事だ。 常守葵が誘拐されたと情報を受けた時は取り乱したが、君に迷惑がかかると考え、俺がこの義体に入る前まで部屋に閉じこもっていた。 ふむ、もし以前のような暴走を起こしたとなると、今の状況で常守朱の安全が確保できないと判断したのだろう。 この案件において、我々が君の助けとなることは見ているだけに限られる。 下手に手を出せば、シビュラ総体より危険視され、君の排除が決定されるかもしれない」 それは聖護も、俺も、そして『禾生』も望むところではない。 犬の身でありながら律儀にもシートベルトを締める様子に笑いがこみあげてくる。 それだけでも、刻一刻と悪くなる状況に焦り、冷静さを欠きつつあった朱を平常に戻してくれる。 そして皮肉なことだ。 「俺の行動は公安局局長には伝えられていない。 俺のことは、いないものとして扱ってくれると助かる」 「解った。 通信中は傍受されている恐れもあるから、喋らないで」 「ふむ、承知している。 ふむふむ、国交省のドローンを使って最短ルートが確保できた。 いつでも行ける」 「ありがとう」 エンジンをかけ、目的地を入力、発車する。 自動運転で目的地に到着するまで残り一時間足らず。 それまでに出来ることをしなければと通信を入れようとして。 「ふむ、すまない、忘れていたことがあった」 「え?」 「聖護からの伝言だ。 邪魔をした」 「い、いえっ、別に良いわ。 そう……」 思わず顔を背け、後ろへ流れていく街並みを見る。 街に灯る無数の明かりが、いつになく速く流れていく。 そうだろう。 自動運転が出せる規定の最高速度で走行しているのだから、いつもより速く早く感じてしまうのは。 朱の前に現れた二人の男は、おそらく、生まれてくる時代を間違えたのだ。 彼らの在り方は、この社会においては受け入れ難く、そして社会を作り、守る者たちにおいて、様々な手段をもって排除しなければならなかっただろう。 そして彼らは、自分の信念を通し、消えいった。 麦畑の向こうに消えた二人。 一人は命を奪われ、一人は姿を消した。 そして命を奪われた一人は、しかし無理やり甦らされ、生きてもいない死んでもいない曖昧な幽霊になって、地上に括りつけられた。 失われたものは戻らない。 過去へは帰れない。 生きている者は前に進むしかない。 それでも、ふと思ってしまう。 失われたもの、消えてしまったもの、過去に置き去りにしたものを、もう一度手にすることはできないか、と。 きっと消えてしまうはずだったものと言葉を交わし、触れ合って錯覚してしまった、愚かな妄想だ。 『彼』と『彼』は、同じであって違うと知っているのに。 「………ばか」 自分を慕う大人の姿をした子供と、そして自分自身に向けての、叱咤。 言われるまでもない。 この胸に灯った信念は、たとえ多くの人間から、この社会そのものから排除されるものであっても、決して消せることはない。 命の有る限り、常守朱は自らの正義と法を守り続けよう。 自分の前から消えたあの二人とは同じように、彼らとは違う道を歩き続ける。 そして彼女は、通信を繋げる。 長く続いた一つ(地獄)の季節の、終わりへと向かうために。
次のこんにちは、ライターのギャラクシーです。 絶対死ぬやつあるある 01. この戦いが終われば結婚を考えてるやつ キングオブ死亡フラグ。 こんなに有名なフラグなんだから、そろそろ「先に結婚しとく」といった対策を講じるキャラがいてもいい 02. 殺人鬼がいるかもしれないのに一緒の部屋で寝れるか! 死体となって自室で発見されるパターンが多いけど、自室に閉じこもってるうちに 周りが全員死んでたパターンのほうがもっとイヤ 03. 墓場でセックスし始めるカップル ギークやナードに恨みを買ってそうなマッチョ学生と、 踊りながら服を脱ぎ始める網タイツの女 04. リンプ・ビズキットのTシャツ着てる白人の少年 ホラーが好きな人は、作るほうも見るほうも、大体ミクスチャーとかヘビメタが好き 05. 断崖絶壁で自供し始める犯人 探偵役はせめて ガケを背にする位置で自供を聞け 06. 全員でお茶を飲んでる時に自供し始める犯人 無能探偵「!? しまった、毒か……!」 07. 真夜中に誰か訪ねてきて、不審に思い、覗き穴から外を覗こうとするやつ パスッ 08. 夜の港で釣りしてるやつ 目の前で海面が盛り上がり、謎の巨大生物に踏み潰される (冒頭5分) 09. 「す……素晴らしい……」と感動する博士 途中まで順調だったけど 暴走した超生命に消し飛ばされる。 「ま、待て! おまえを作ったのは私……」 10. 「これは……そうだったのか。 だからあいつはあの時……」 重要なヒントを脇役が手に入れた場合、ほぼ100%の確率で犯人に口封じされる。 逆に 主人公が発見した場合は犯人の死亡フラグに…… 11. 倒れた仲間が「大丈夫、ちょっと休めばすぐに元気になるから」 作中でそのダメージが回復することはない 12. 「いま何かが……いや、気のせいか」 気のせいじゃない 13. 「まさかね」 そのまさか 14. 死体のフリをしてやり過ごそうとするやつ 発見されるまでのドキドキが心臓に悪いし、発見されたあとマジでエグいことになったりするので本当にイヤだ 15. 「先に行け!後で必ず合流する!」 合流できたためしがない 16. 仲間を裏切ってでも究極の力や知性を求めるやつ 脳や肉体の容量をオーバーする 17. ヘリの操縦士 特に カプコン製のヘリだとヤバい 18. 洞穴や廃坑をちょっと探検してみようとするカップル 「ちょっと」で探検できる場所じゃねぇだろ 19. 見逃してもらった悪党が主人公の背中にナイフを投げる 一旦退いて、後から不意打ちで攻撃した方が、絶対成功すると思う 20. 嵐の中、車が立ち往生して歩いてるうちに洋館にたどり着く さんざん怖い思いして「全部ドッキリでした!」というオチもたまにある 21. 警官「ちょっとちょっと、あんた、何してんの?」 裏拳で吹っ飛ばされる 22. ビルを占拠したテロリストに取り入ろうとする 口ばっかり達者な人質 「僕は君たちの味方だよ。 仲良くしようじゃないか」 23. 鏡を2回見るやつ 一回目で何も写ってなくて、2回目に見ると背後に何者かが写ってるパターン( 実際に背後にいるタイプと、 鏡の中だけにいるタイプがあり、鏡の中だけにいる場合のほうが危険) 24. 登山映画の主人公 大体死ぬ(しかも実話) 25. サーフィン映画の主人公 死んで伝説になる(しかも実話) 26. 「やっと迷宮の出口が見えてきたぞ……!」 最後の最後に罠で死ぬ 27. 「ついに脱出したぞ……!」 脱出した先には第二の迷宮が待ち構えていて、絶望してるうちに なんか死ぬ 28. 「この中にゾンビに噛まれたやつはいないな? OK、じゃあ行こうぜ!」 OKじゃない 29. 定年間近で禁煙をはじめたベテラン刑事 死ぬ前にタバコを吸って「禁煙失敗しちまったよ」ポロッ……ジュッ 30. 作中で子供を生む妊婦 新しい命と引き換えに病弱な母が死ぬ。 もしくは赤ちゃんを守るために囮になって死ぬ 31. 災害時、主人公が「入れてくれー」って走ってきてるのに避難所のドアを閉めるやつ 主人公は何とか別の方法で難を逃れ、 一方、避難所は崩壊している 32. パイロットとメカニックというカップル ていうか 戦争もので職場恋愛してるカップルは大体どっちかが死ぬ 33. 騒いだら襲われる!「いいか、振り返るなよ?」「え?(クルッ)」 別のパターンとして、「振り返るなよ?」「よし、もう振り返っていいぞ(怪物が声マネしてる)」っていうのもある 34. 倒した敵に不用意に近づく下っ端たち 「噂に聞いてたより大したことなかったな」「あれ?おまえ、腕が……」 35. 「何かの撮影? よくできてんなぁ」 東京だと特にそう思っちゃうかも 38. ゾンビの包囲網を抜けるため、仲間を裏切って一人で車で逃げるやつ 安全圏に逃れたあたりで 後部座席からゾンビが起き上がる 39. 命を賭けたゲームで、自分にとって有利なルールを提案するやつ そのルールを逆に利用され、ニヤニヤ顔から一転、真っ青になって敗北したことに気づく 40. 胸を病んでいる師匠 悪に堕ちた弟子を止めるため戦闘になるが、勝ちそうなところで血を吐く 41. 組織の秘密を今まさにゲロしようとする悪党 もっと悪いやつに狙撃で口を封じられる 42. 入院中、主人公と仲良くなる同じ病気の子供 「最近見ないけど、あの子どうしたんですか?」「知らなかったの?あの子は一週間前に……」 43. 伝説とまで言われた鍛冶屋 主人公の剣を作ったあとに病気で死ぬ(生かしとくと勇者の剣が量産されてしまうから) 44. 隊列を離れ立ち小便する新兵 背後からヒモみたいなもので絞殺される 45. 不審な人物に対して気さくに声をかける酔っぱらいのホームレス 「姉ちゃん、服はどうしたんだい?」 46. 金の力にものを言わせてきたやつ 物語の世界では金持ちより貧乏人のほうが強いことになっている 47. 「悪いおじいさん」という名称で呼ばれるおじいさん 童話とか昔話のBADエンドは 死んだほうがマシなくらいエグい(もぐらになって一生土の中で暮らすとか) 48. 頭上からネリネリした液体が垂れてきたやつ 怪物は基本的に天井におり、その体液は大体ネリネリしている 49. 通風口の真下に立ってるやつ 油断してタバコを吸ったり、侵入者を侮った発言してるやつは引きずり込まれる 50. 「病院いったほうがいいぜ」「そんな大げさな(笑)」 あなたのことです いかがだったでしょうか。 絶対死ぬやつのあるある……思いつく限り挙げてみましたが、 漫画家や脚本家のみなさんからは「殺しにくくなった」とクレームがくるかもしれませんね。 しかし、僕はキャラクターの唐突な死にショックを受けるみなさんのことを見ていられないのです……そう、あくまでみなさんのために記事を書い…… あれ? こんな時間に玄関のチャイムが? Amazonで買ったコンタクトレンズの保存液がもう届いたのかな。
次の毎回10話(単行本1冊分)連載して長期休載に入るサイクルですから、今回の 5話目で半分過ぎたわけです。 休載期間は基本的に不定期ですが、ここ2回くらいは 約4か月連載して4か月休載するパターンになってます。 週刊少年ジャンプ 冨樫義博 ハンターハンター No. 385 「警告」 いや、10話でまた休載と決まったわけではなく、ひょっとしたらそれ以降も連載が続く可能性もゼロではありません。 淡い期待ですが。 さて、今週の本編は、前回 ツェリードニヒを殺すと決断した テータちゃんの話の続きを腰を据えてやってくれました。 毎週、次はどの場面の話をやってくれるのかこちらには全く予想もつきません。 現在 生き残ってる王子は14人中11人だからもうそれだけで11場面ありうるわけで、さらに下層客船のマフィアと旅団とヒソカの話もあるし数え切れません。 テータの作戦は、ツェリードニヒが「 絶」を覚えたらそれはすなわち念能力を封じた無防備状態だから、そこをつけば 暗殺できるというものです。 最初に結論を言ってしまうと、テータの暗殺は失敗するわけですが、今週号もう冒頭2ページ目で既にツェリードニヒに勘付かれてしまってます。 この小さなコマ、初読ではなんのことか分からなくて、最後まで読み終わって、あ、この時にツェリードニヒは「敵はもっとシビアに攻める」って何気ない言葉から、「絶は無防備になってしまい、テータがもし自分を暗殺する気ならそこを狙われるかもしれない」ことに気づいたんだと理解できました。 彼は以前に「 自分が最も嫌いなのは嘘をつく女」って言ってたので、女の嘘には敏感で、そしてそれが彼の念能力にも大きく反映していると。 テータは彼が40分以上絶を維持したら彼自身の念能力も 守護霊獣も無力化するだろうと判断したわけですが、それは甘い観測だったわけで、きっともっと長時間絶でいても守護霊獣の能力はキープされるのでしょう。 テータはツェリードニヒに絶のやり方を教え、目を閉じて集中してすぐそばでどんな物音や気配があっても反応しないように指示します。 ツェリードニヒはそれを即座に覚えて絶に目を閉じて集中。 霊獣も消えます。 しかしテータにとって不運が! ちょうど彼を撃とうとする瞬間と、前々回の話の カチョウフウゲツ逃走作戦の センリツの演奏のタイミングが重なるというものすごい偶然。 というかこれは逆にツェリードニヒが強運の持ち主でもあるってことなんでしょうね。 霊獣の能力の詳細はまだ不明瞭ですけど、この偶然がなかったらテータの暗殺は成功してたのかもしれません。 テータがツェリードニヒの眉間にズドンと一発撃って、銃弾は確かに命中して王子は現実にそこで一度死亡したように見えます。 しかし次の瞬間にセンリツの幻惑演奏が始まって、テータ達全員は意識が飛びます。 ただ、ここ、前々回センリツが演奏してるページで呆然としてるツェリードニヒも描かれているので、この前後の経緯はやっぱり今の時点では不明瞭すぎてよくわかりません。 (383話) 彼には「俺はテータに撃たれた」「霊獣の能力で助かった」という自覚すらもないようにも見えます。 なんにせよ、 確かに射殺したはずのツェリードニヒが普通に生きてて、混乱してフラフラのテータに霊獣が喋って 警告してきます。 「王子に3回嘘をついたら人間でなくなる」 ジョジョでDIOが自分を暗殺しようとしたホルホースに肉の芽を打ち込むようなものでしょうか。 テータは 顔にアザができてひどい状態になってしまいましたが、今週のあのヤマ場を生きて過ごしました! これ、テータはこの継承戦苦しみつつもなんとか最後まで生き残れるフラグのように感じました。 それとも彼女は今後ツェリードニヒに3回目の嘘をついて身も心もモンスターにされてしまうのか? キメラアント編の ザザンの能力に近いかな。 テータの相棒的な存在の念能力者のこの男、 サルコフのほうは逆にあっさりツェリードニヒに殺されるかモンスターにされそうな死亡フラグを感じます。 死亡フラグと言えばセンリツもやばいです。 彼女がやった全船室へ波及する音楽の能力も「あれなんだったの?」と全方面から追及は避けられませんもんね。 あと残り5話でどれくらい話が進んでくれるかなあー。 あ、巻末の著者コメント。 富樫は 欅坂46だけでなく 乃木坂46も好きな様子。 乃木坂はちょうど富樫のご夫人 武内直子の セーラームーンの舞台やってたようです。
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