「2人で吉祥寺の町や井の頭公園を歩いて、3時間ぐらい歩いて、疲れ切って、喫茶店に入ったんですね。 席に着いた途端に宮崎駿が『この映画でなにやったらいいの?』と聞いてきたので、苦し紛れに『正面から思春期ってやったことないですよね』と答えたんです。 そしたら『それだ!』って。 宮崎駿という人は抽象的な概念で思考をしない人だから、すべてが具体化するんですね。 (作中で主人公のキキが)パン屋へ行って次の日の朝起きてトイレに行くじゃないですか。 あのシーンと、つまらなそうな顔をしながらパン屋でお留守番をする絵。 宮崎駿がそういった形で思春期を表したんです」と明かしています。 それで、宮崎駿と話してあのシーンを付け加えることになったんです」と理由を述べ、「でも、メインのスタッフからは呼び出されて袋叩きにあいました。 『あのシーン(本来ラストシーンとされていた老婦人からサプライズのプレゼントにケーキをもらうシーン)で終わればいい映画なのに、なんでそんな提案したんだ!? 』って。 そこで、『なんでもいいから付け足してやればいいシーンになるわけじゃない。 宮崎駿がやるんだよ。 面白くなるでしょ!』って…これが説得の言葉だったんです」と経緯を明かしてくれました。 森の中の山小屋で一人、絵を描いて生活している少女。 宅急便をはじめたばかりのキキが森の中に荷物を落としてしまったことが出会うきっかけとなりました。 彼女はさっぱりした性格で、キキの無二の親友となります。 さて、彼女の名をみなさんはご存じでしょうか。 もしご存じなら、どうやってその名を知りましたか? 実は、彼女は作中で一度も誰にも呼ばれることがなかったのです。 だから映画本編を見ているだけだと彼女の名を知ることはできません。 しかも、原作では「絵描きさん」と呼ばれるだけで本名は登場しないのです。 でも、映画好きのみなさんならご存じですね。 エンドロールにはきちんと「ウルスラ」という名がクレジットされていますし、パンフレットにも掲載されています。
次のもくじ• html 実際魔女とほうきには昔から伝わる関係があったようです。 実際は飛んでいなかった?! 魔女を描写するとき、ほうきで空を飛んでいることが多いのですが、 実際には空を飛ぶなんてことは、やっぱりなかったみたいです! 実は、本当に空を飛んでいるのではなく、 意識だけ、精神だけが空を飛んでいるような、 もしくはそれ以上の気分になっていたそうなんです 魔女は英語で言うと、『Witch ウィッチ 』ですが、 このWitchの古い英語は『Wicca』となります。 Wiccaは元々、『賢い女性』を指す言葉で、 薬を調合したり、病人の治療をしたりしていたようです。 そんな風にしていたわけで、 自分の身の回りを常に清潔を保つために掃除を怠らなかったので、 Wiccaはほうきを持っているイメージが民衆に強くつきました。 またWiccaたちはとても賢いので、 民衆たちには理解のできないものを調合していき、 不思議な薬を完成させることができます。 それだけでも民衆からしたら不思議だし、 なによりも得体の知れないものを作っていることで、 恐ろしく不気味に感じたのでしょう。 そのうえ、Wiccaたちには特別な催眠の秘薬がありました。 それをほうきに塗り、その上にまたがると、 途轍もない快楽を得られるんだそうです。 その光景もまた、民衆を不思議がらせたことでしょう。 そういったことを、当時盛んだった魔女狩り裁判で、 魔女として拷問された人々が 「ほうきにまたがり空を飛んで、サバトへ行った」 と自白したことを皮切りに、この『魔女はほうきで空を飛ぶ』という説が有名になったそうです。 実際には空を飛んでいないけど、 空を飛ぶような快楽が、魔女たちにはあったみたいです。 ほうきでないとダメな理由とは? 上で紹介した通り、魔女は賢い女性のことを指しますが、 それ以外にも巫女だったりシャーマンのような役割を持った人のことも指します。 ほうきには元々、 呪術的な信仰の対象であったり、 産婆さんの象徴であったりもしたので、 賢い女性=魔女=ほうきという図式が成り立ったのではないでしょうか? 必ずしも魔女はほうきに乗っているというわけではありません。 熊手や豚、ヤギのしっぽなんかでも飛んでいたそうです。 ほうきの柄が意味するものは? ほうきの柄に女性がまたがることは、 『性的な意味合い』=『キリスト教的にアウト』であるということらしいです。 キリスト教では性的な快楽をタブー視しており、 魔女たちの行いである『ほうきにまたがる行為』は、 宗教的に良くないこととされていました。 また、女性上位という考え方も、キリスト教の教えとは合わなかったようで、 キリスト教の教えに沿わない人たちを魔女狩りと称して、処刑していたそうです。 どうしてほうきだけが特別扱いされたのかわかりませんが、そこにはほうきならではの理由や、 象徴としての意味があったとされています そのほかにも、結婚式でほうきを飛び越える儀式をしたり、 今もイギリスの田舎の方では「幼い女の子はほうきにまたがってはいけない」 と言い伝えられています。 キリスト教的には、人は垣の中にいて、 外に出れば戻ってくることはできないとされていました。 中と外を行ったりできたのは、神だけだったのです。 しかし、『魔』も同じように中と外を自由に動けたので、 キリスト教徒は『魔』をとても嫌いました。 ほうきはその垣とする考えもあり、 それをまたぐ・越えるものを同じ『魔』として扱いました。 その『魔』は男性よりも女性が多かったので、 『魔女』という呼び方が広がっていったそうです。 photo-ac. エニシダはしなやかで、折れにくくほうきにはぴったりの素材です。 その原因がスパルテインと呼ばれる成分で、 現代では劇薬として扱われていて、 不整脈などを起こしてしまうようです。 エニシダはとても美しく、鮮やかな色の花を咲かせるそうで、 花言葉は『純潔』『上品』『清楚』など、 上で挙げてきた魔女の印象とは、似ても似つきませんね。 日本で葉の落ちた竹の枝を束ねてほうきにしたように、 あちらではエニシダの枝を束ねて、実用的なほうきとしていたのでしょう。 魔女につきまとう黒のイメージ 魔女といえば黒いマントを羽織っている、 というようなイメージを持ちますよね。 どうして黒というイメージが強いかというと、 やはりイラストの魔女たちは黒いマントを羽織っていて、 ほうきに乗っていることが多いからだと思います。 なぜ魔女=黒なのかというと、 黒には悪いイメージがあるからです。 このイメージというのは最近になってできたもので、 特に歴史的な理由とかはないみたいですね。 ただ、魔女狩りが流行っていたころ、 白魔女と呼ばれる人々もいたようで、 この白魔女は同じ魔女でも悪いことをしない魔女として、 民衆から支持を得ていたそうです。 pakutaso. html 魔女のほうき星雲と呼ばれる、 星の爆発によって生まれた、 星の残骸がはくちょう座の近くに存在するんです。 その見た目はとても美しく、青や赤が主体の色となっています。 この美しい魔女のほうき星雲の色は、 星の爆発によって暴れまわるガスと周辺のガスがぶつかり合うことで生まれます。 その見かけはなんと満月の3倍以上もあり、 天文写真で見かけると、その美しさに見とれてしまうほどです。 魔女気分で飛びたい人へ なんとこの日本に、 魔女気分で飛べる場所が存在するんです! その場所というのが、香川県にある 小豆島オリーブ公園なんです!.
次のジブリの雑学まとめ7選!トリビア&豆知識を一覧にしました みんな大好き、ジブリの雑学記事をチェックしていこう! 「魔女の宅急便」とヤマト運輸に関する雑学 『魔女の宅急便』と、ヤマト運輸の間に問題が起こっていたなんて…思いも寄らなかった。 というか、「宅急便」って登録商標だったのか…。 普通に多くの運送会社で扱われているものかと思っていた…。 個人的に衝撃だったのが、文中にサラっと書かれている「となりのトトロが赤字だった」という事実である。 無知でお恥ずかしいが、今の今まで当然のように黒字だと思っていた…。 「天空の城ラピュタ」の英語版タイトルに関する雑学 「パズー!」・「シータ!」でおなじみの『天空の城ラピュタ』。 実は「ラピュタ」という言葉が、スペイン語ではとんでもない意味になってしまうというのだ。 そのまま当てはめるととてもじゃないが、子どもには見せられないタイトルである! 宮崎駿監督は、この「ラピュタ」の意味を知っていたんだろうか…。 「となりのトトロ」のサツキとメイに関する雑学 「となりのトトロ」といえば、サツキとメイの麗しき姉妹愛が見どころでもある。 しかし当初の予定では、主人公の女の子は1人だったというではないか! サツキとメイの姉妹2人になった理由も、またまさかと思わされる内容だ。 いわれてすぐに対応できるスタッフもさすがプロ。 その柔軟性は見習いたいものだ。 ジブリの裏設定に関する雑学 ジブリの裏設定…、この響きだけでワクワクしてしまう。 『もののけ姫』のあのラストシーンには、こんな意味があったなんて…深い、深すぎる! そして『もののけ姫』と『となりのトトロ』は他作品にも関わらず、時代設定にここまでこだわる宮崎駿監督に頭が下がる…。 内容を知ったうえで、もう一度注意深く作品を観てみよう。 きっと「コレか!」と思わず叫んでしまうに違いない。 スポンサーリンク 全国にある"トトロスポット"に関する雑学 トトロってやっぱりすげえ…。 トトロを謳った駅やバス停、さらに「トトロに似てる!」と偶然いわれたことで、ゆかりの地となっている場所が日本全国に点在しているのだ! マジでネコバスが来そうなところもあるよ。 実際に来たら怖くてよう乗らんけど…。 『となりのトトロ』の原作?に関する雑学 『となりのトトロ』の原作? が、ちょっとまがまがしすぎる。 このなんの救いもないエピソードが、ほんとにあのトトロのモデルになったっていうのか!? …と、思っていたらやっぱり裏があった。 またサツキとメイがもう死んでるっていう都市伝説はけっこう有名だよね。 『ナウシカ2』の制作に関する雑学 宮崎駿監督は物語の続編を作らないことで有名。 しかし『風の谷のナウシカ』に関して、エヴァで有名な庵野秀明監督が続編を作りたいと名乗りを上げているのだとか。 実は庵野監督とナウシカには深い縁があり、将来的に実現される可能性はなきにしもあらずだという! 期待していいのか?.
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