広い範囲の害虫に有効。 アメリカシロヒトリなど樹木の害虫から、つつじのツツジグンバイ、宿根かすみそうのシロイチモジヨトウ、ヨトウムシ、ポインセチアのタバココナジラミまで、幅広い害虫に優れた殺虫効果を示します。 速効性と残効性に優れています。 極めて速効的なノックダウン効果を示します。 また効果の持続性に優れるため、長期間害虫の発生を抑えます。 低毒で安全性の高い殺虫剤。 人や動物に低毒性の殺虫剤で、皮膚、粘膜の刺激性もありません。 安全性がことに要求される公共の場所での緑化樹や花の害虫防除に最適の殺虫剤です。 さらに天敵としてのクモや、また鳥類への安全性も高く、安心して使用できます。 樹木に安全。 各種の樹木に対して薬害の心配がほとんどなく、安心して使用できます。 かんきつの訪花害虫に対して、飛来防止や摂食阻害など、特異な忌避作用があります。 公園や庭園の緑化樹や花の管理に害虫防除は欠かすことが出来ません。 ところが、公園などは絶えず一般の人々に利用されているため、防除に当たっては危被害防止の徹底が大切です。 使用する殺虫剤は特に安全性の高いものを選ぶ必要があります。 トレボン乳剤は人や動物に対して毒性が低く、使いやすい殺虫剤です。 公園など、薬剤の安全性がとくに求められる場所で使用するために適した殺虫剤です。 もちろん害虫に対しては優れた殺虫力を発揮します。 緑果樹の大敵アメリカシロヒトリ、触れるとかぶれるチャドクガ、ケムシ、アブラムシ、つつじの害虫ツツジグンバイや宿根かすみそう、りんどう、きく、ゆり、カーネーション、トルコギキョウ、ポインセチアの害虫など、幅広い害虫に速効的な効果をあらわします。 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきること。 蚕に対して長期間毒性があるので、近くに桑園がある場合には絶対に桑葉にかからないようにすること。 散布器具、作業衣等は桑用と必ず区別すること。 ミツバチに対して影響があるので、以下のことに注意すること。 ミツバチ等の巣箱及びその周辺に飛散するおそれがある場合には使用しないこと。 関係機関(都道府県の農薬指導部局や地域の農業団体等)に対して、周辺で養蜂が 行われているかを確認し、養蜂が行われている場合は、関係機関へ農薬使用に係る 情報を提供し、ミツバチの危害防止に努めること。 本剤のかんきつ、茶での散布は、場合によりハダニ類がふえることがあるので注意すること。 ねぎのシロイチモジヨトウの防除に使用する場合は、食入前の若令幼虫期に散布すること。 きくのアブラムシ類への使用にあたっては、一部地域のワタアブラムシでは効果が劣ることがあるので使用をさけること。 採種用とうきに使用する場合は、根部及び葉を収穫せず、種子の収穫に限ること。 水耕栽培に使用する場合、本剤を使用した施設からの廃液をかんがい水路、排水路、河川等には絶対に流さず、適切に処理すること。 本剤を本田の水稲に対して希釈倍数300〜600倍で散布する場合は、所定量を均一に散布できる乗用型の速度連動式地上液剤少量散布装置を使用すること。 本剤は自動車等の塗装面に散布液がかかると変色するおそれがあるので、散布液がかからないよう注意すること。 本剤の使用に当っては使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意すること。 とくに適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤をはじめて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用すること。 なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。 安全使用・保管上の注意• 誤飲などのないよう注意すること。 誤って飲み込んだ場合には吐かせないで、直ちに医師の手当を受けさせること。 本剤使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当を受けること。 本剤は眼に対して強い刺激性があるので、散布液調製時には保護眼鏡を着用して薬剤が眼に入らないよう注意すること。 眼に入った場合には直ちに十分に水洗し、眼科医の手当を受けること。 原液は皮膚に対して刺激性があるので皮膚に付着しないよう注意すること。 付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落とすこと。 散布の際は手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用すること。 作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、洗眼・うがいをすること。 街路、公園等で使用する場合は、散布中及び散布後(少なくとも散布当日)に小児や散布に関係のない者が散布区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払うこと。 水産動植物に有毒な農薬については、その旨• 水産動植物 甲殻類、冷水魚 に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用すること。 養殖池等周辺での使用は避けること。 なお、比較的低濃度でも魚が平衡失調を起こす恐れがあるので、十分注意すること。 散布後は水管理に注意すること。 使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきること。 散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないこと。 また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理すること。 引火し、爆発し、又は皮膚を害する等の危険のある農薬については、その旨 危険物第四類第二石油類に属するので、火気には十分注意すること。 貯蔵上の注意事項 火気をさけ、直射日光が当らない低温な場所に密栓して保管すること。
次の青く澄み渡る空はどこまでも快晴である。 遮るもののないグラウンドには容赦なく日差しが降り注ぐ。 その日差しは若い体力をじわじわ削っていた。 「そこまでっ!! 」 円堂の鋭い声が飛ぶと、駆け回っていた雷門イレブンは足を止めた。 「今日はここまでだ、体を冷やさないように涼んでくれ!」 「「「「「はいっ!! 」」」」」 屋内にいても熱中症患者の出るような猛暑でも雷門イレブンたちは日々の鍛練を怠らず、今日も今日とて練習に励んでいた。 しかし、流石の暑さに練習にならないな、と判断した円堂は、夕方まで続くはずだった練習を切り上げた。 体力有り余る中学生とはいえ、暑さには勝てなかったらしく、みなドリンクとタオルを持ち日陰に入り休んでいた。 それを見た円堂は、自分の判断は間違ってなかったな、と思いつつクーラーボックスを取り出した。 「んー…本当は体を冷やすからやっちゃいけないことなんだが、まぁ、暑いし、特例だな」 そういうと円堂はクーラーボックスの蓋を開けた。 「アイスあるから皆好きなの選んでくれ!」 神童拓人は思った。 "どうしてこうなった"と。 自分たちの目の前で繰り広げられる行為を、神童はただただ見守るしかなかった。 自分はアイスを食べていたはずでは…? 神童のその思いは一部を除く、雷門イレブンの総意だった。 それは遡ること数分前のことであった……… 「監督ーっ!監督のソーダ、一口下さいっ! 」 日陰に腰掛けバインダーを見ていた円堂の元に蘭丸が訪れた。 「おう!構わねーけど、食いかけだぞ?」 「大丈夫です!じゃ、いただきまーす」 円堂がアイスを渡すと、蘭丸はそれを大きく開いた口に押し込んだ。 知覚過敏には何とも痛い光景である。 「あああぁぁ!……あーあ、霧野お前な……」 「ごめんなさーい!やっぱソーダの方が食べたくなっちゃいましてー、あ、その代わりに俺のあげますから!」 そう言いながら円堂に返されたアイス棒には、俺のライフとっくに0だぜ、と言わんばかりにしかアイスは残ってなかった。 悪気がなさそうに笑う蘭丸に円堂がため息をつくと、蘭丸は円堂の口元にスッとアイスを差し出す。 円堂が反射的にそれを含むと、蘭丸はほんの少し大きな声で言った。 「監督のほぼ全部食べちゃったんで……俺のミルクあげます! 」 ブハッッッ!!!! 蘭丸から差し出されたアイスをくわえながら円堂は、ある者はドリンクやアイスを噴き出し、またある者はタオルやドリンクを落とした教え子たちに首を少し傾げた。 「監督、俺のミルクおいしいですか?」 「ん!……んむ…ん、」 「おいしい?じゃあ、全部舐めちゃって良いですよ!俺は監督の頂いたし」 「ん、んん……ん、ふあ…」 「あ、口の端垂れてますよ!」 喋ろうにも、蘭丸によって押し込まれているアイスで上手く喋れず、鼻がかった声で円堂は返事した。 しかも、口が冷えてきて飲みきれなかったアイスが口の端から顎へ伝い鎖骨に落ちると、その冷たさに肩がピクリと跳ねた。 季節は夏。 暑さというものは総じて人を狂わせるものであった。 そして、体力有り余る中学生は同時に性欲も有り余っていた。 中学生とはいくら勉強出来ようが、いくら爽やかスポーツマンぶろうがバカはバカなものであった。 有り余る性欲は聴覚を視覚を都合の良いように補正し、勝手に性欲を増幅させる。 一帯には何とも言えない空気が流れた。 神童は目眩を感じた。 暑さに弱い自覚はあったが、それ以外に目の前の光景眩んだ。 近くに立つ南沢が自らのアイスを見つめて、俺もミルクにすれば良かったな、と呟くのを聞いてそのまま意識がブラックアウトした。 監督ー!キャプテンが倒れましたー!.
次のケニアでは今年1月16日、バッタの大群が襲った(ロイター) 中国にWショック。 同国武漢で発生した新型コロナウイルスは中国政府の19日発表で、死者2004人、感染者も計7万4185人に増加した。 感染の恐怖が世界中を震撼させるなか、今度はイナゴ(バッタ)の大群が押し寄せて大飢饉をもたらすとの情報が飛び出している。 仰天の3600億匹のイナゴが、アフリカ東部から中東、インドを経て、中国に侵入する可能性があると国連の専門機関が警告したのだ。 襲われた地域は壊滅的被害を受け、数千万人が飢饉など大災害の犠牲になるというから、未曽有の天災になりかねない。 米CBSニュースが伝えた。 これに対し、中国の当局者は「大群の足取りを追い、警戒しているので心配ない」と返答し「特に現在は冬季なのでイナゴは国境には到達しない」と続けたが…。 FAOによると、中東での記録的な大雨と、2回のサイクロンがもたらした大雨により、イナゴの大群はオマーンの砂漠で大繁殖。 これまでイエメン、イラン、パキスタン、インドなどで、すでにイナゴの甚大な被害が報告されている。 特にアフリカ東部のエチオピアやケニア、ソマリアなどが大被害を被っており、深刻な食糧不足が心配されているという。 この地域では、穀物などの作付けから収穫を今の時期から6月にかけて行う。 だが、すでに約2000万人の住人が食糧不足に苦しみ、再びイナゴによる被害が襲いかかれば、ここ数十年間で最悪の大飢饉が発生する危機に直面しているとしている。 さらに恐ろしいことに、FAOは同地域ではこの先、数週間ほど多くの降水が予想され、それによりイナゴの繁殖が加速度的に進んで大きく成長し、6月ごろまでには現在の約500倍に膨れ上がると推測している。 今月生まれた幼虫が4月には3600億匹にまで膨れ上がる計算だという。 巨大な黒い雲が空を覆いながら、農作物を食い尽くして移動するというから、その情景はまるでこの世の終わりのように、人々を震え上がらせるだろう。 イナゴと中国といえば過去にも大規模な被害があった。 同国では「蝗害(こうがい)」と呼ばれ、大天災として歴史にも数多く記録されている。 中でも有名なものでは唐代の785年の蝗害で「夏にバッタが発生し、東は海から西は黄河の上流まで、10日以上にわたって群れが天を覆った。 草木や家畜に群がり、死骸が道をふさいだ」と歴史書「旧唐書」に記されている。 また、明代や清代にも度々農作物の壊滅的被害は起きている。 最近では2005年に海南省を襲ったもので、同省ではこの年の稲が全滅した。 FAOは現在のところ、イラン、パキスタン、インド、中国などの国では食糧不足は起きていないとみている。 FAOによると、1平方キロ内のイナゴの群れには約4000万匹がおり、1日に3万5000人分の作物を食い尽くすというから、その数が3600億匹にもなれば、多くの地域で大飢饉が起きることは想像に難くない。 新型コロナといい、人類は今、世界規模の大危機にさらされている。
次の