この項目では、漫画作品について説明しています。 アニメについては「」をご覧ください。 食戟のソーマ ジャンル 、、 漫画 原作・原案など 作画 出版社 掲載誌 レーベル 発表号 52号 - 29号 巻数 全36巻 話数 全315話 その他 協力: 漫画:食戟のソーマ L'etoile-エトワール- 原作・原案など 附田祐斗・佐伯俊・森崎友紀(原作) (ストーリー) 作画 昭時大紀 出版社 集英社 掲載誌 レーベル ジャンプ・コミックス 発表期間 - 2019年 巻数 全8巻 話数 全47話 ヴォイスコミック 原作 附田祐斗、佐伯俊、森崎友紀 放送局 、公式サイト 番組 発表期間 - 話数 全4話 ゲーム:食戟のソーマ 最饗のレシピ 対応機種 、 発売元 メディア ダウンロード 発売日 ゲーム:食戟のソーマ 友情と絆の一皿 対応機種 発売元 メディア 3DSカード、ダウンロード 発売日 レイティング : C - プロジェクト ポータル 『 食戟のソーマ』(しょくげきのソーマ)は、原作:、作画:によるの作品。 『』()にて2012年52号から2019年29号まで連載された。 名門「遠月学園」を舞台に、下町の定食屋の息子である料理人の少年・幸平創真の活躍と成長を描く。 2月より、『』(集英社)で本作のスピンオフ漫画が連載されたほか、同年4月からはが放送を開始し、合計5期製作されている。 単行本第1巻は発売直後から予想を上回る売れ行きを見せ、異例の速さで10万部の重版がかかり、発売2週間で20万部を超す勢いとなった。 テレビアニメ化以降も順調に売上を伸ばし 、本連載完結時点で累計発行部数は1900万部以上に達している。 第9回全国書店員が選んだおすすめコミック第3位、2018グルメ漫画部門・大賞 を受賞。 作風 名門「遠月学園」を舞台に、下町の定食屋の息子である料理人の少年・ 幸平創真(ゆきひら そうま)の活躍と成長を描く。 料理対決や登場する料理の意外性に加え、登場人物が料理を食べた時に放つリアクションが要素に近い大仰なものであることが特徴である。 タイトルの「 食戟」とは、作中の用語で(独自のルールに則った)料理対決を意味する。 本作品の企画は、作者と編集のバカ話から偶然生まれた。 『』()2012 SPRING巻頭カラーに50ページで読切版が掲載された後、『』(集英社)52号より連載が開始された。 2013年4・5合併号掲載の第5話以降は料理研究家のが協力しており 、食のアイデアなどを提供している。 お手軽なものから本格的なものまで、紹介されるレシピもこの作品の魅力の1つとなっている。 単行本では、作中に登場した料理の一部や連載時点では氏名不詳だったキャラクターのプロフィールが紹介されている。 あらすじ 下町の定食屋の息子・ 幸平創真は、家業を手伝いながら、父・ 幸平城一郎を越えるべく料理修業に励む日々を過ごしていた。 ところが、中学校卒業後は家業を継ごうと考えていた創真をよそに、城一郎は店を数年閉めると宣言して海外に渡る。 城一郎の命により、超名門料理学校「遠月茶寮料理學園」の高等部に入学した創真は、持ち前の料理のノウハウを駆使して料理人として成長していく。 遠月学園への入学と初めての食戟(第1巻 - 第2巻) 創真は、学園の実力者・ 薙切えりなが審査員を務める編入試験を受験する。 試験では「卵料理」を課され、創真は「化けるふりかけごはん」を作る。 合格レベルに達しているにもかかわらず、彼女のプライドに傷をつけたことで目をつけられ、私情で不合格判定を下されてしまう。 だが、えりなの祖父にして学園の総帥・ 薙切仙左衛門は創真の実力を認め、えりなの判定を取り消して創真を正式に編入させる。 一方、落ちこぼれの少女・ 田所恵は調理演習の授業で創真とペアになったおかげで、退学処分を免れる。 学生寮「極星寮」へ入寮した創真は、「遠月十傑」の1人・ 一色慧から、遠月学園の勝負「食戟」について知らされる。 創真は遠月学園に多数存在する研究会の1つ「丼物研究会」(通称:丼研)の部室を訪れる。 丼研は勢力拡大を続けるえりなの圧力によって、廃部の危機に陥っていた。 創真は丼研部長・小西寛一に代わり、えりなの派閥との「食戟」の相手を引き受ける。 対戦相手は、ミートマスターと呼ばれる肉料理のスペシャリスト・ 水戸郁魅。 「郁魅が勝てば丼研は廃部、創真は退学」「創真が勝てば郁魅が丼研に入る」という条件の下で創真が入学して初の食戟が行われ、「ゆきひら流丼」を披露した創真が勝利する。 郁魅はえりなに見捨てられ、条件どおりに丼研に入ることとなる。 宿泊研修(第3巻 - 第5巻) 創真たち高等部1年生は、課題に合格しなければ即退学という地獄の合宿に臨む。 合宿1日目、卒業生 乾日向子の課題で創真は自分と同じくイタリアの大衆食堂で厨房に立っていた双子の兄弟 タクミ・アルディーニと イサミ・アルディーニと出会い、勝負を挑まれるが、勝負はうやむやに終わる。 合宿2日目、卒業生である講師・ 四宮小次郎の課題で、恵が退学を言い渡されてしまう。 その理由は、レシピ通りに作るという課題で恵が不測の事態に対処しようと、提示されたレシピに手を加えたためだった。 四宮の正論ではあるが高圧的な姿勢に異を唱えた創真は、彼に「食戟」を挑む。 卒業生たちのリーダー格・ 堂島銀の計らいで、恵・創真と四宮は非公式の「食戟」を行うことになる。 創真がサポートに回り恵がメインとなった2人の料理は審査員の卒業生たちを唸らせるが、結果は四宮の勝利に終わる。 しかし、堂島の勧めで恵の料理を食した四宮が考えを改めたことにより、恵の退学処分は取り消される。 合宿4日目、卵を使った朝食の新メニュー作りという課題はビュッフェ形式で審査が行われ、えりな、タクミ、恵らは順調に課題の200食に合格していく。 しかし、ビュッフェに不向きな「ミニスフレオムレツ」をメニューに選んだ創真は、制限時間残り30分でわずか8食という窮地に陥る。 城一郎からの教えを思い出した創真は、状況を整理して現状打破の対策を練り、客の目の前で調理を行う「ライブクッキング」を披露することで客の関心を集め、制限時間寸前で合格する。 そして、合格者の中にはえりなの秘書である 新戸緋沙子とえりなの従妹 薙切アリスとその側近である 黒木場リョウの姿もあった。 合宿終了後、連休を利用して実家に帰省した創真は、駅の商業施設のリニューアルと大手唐揚げ専門店「もず屋」に押されて寂れていた地元商店街を「すみれ印の唐揚げロール」で立て直すが「もず屋」のフードコンサルティングを担当していた遠月十傑第九席・ 叡山枝津也から、自身の経歴を傷つけたとして宣戦布告を受ける。 秋の選抜(第6巻 - 第13巻) 1学期が終わり、1年生の優秀な生徒のみ出場できる「秋の選抜」に創真をはじめ極星寮のメンバーやライバルたちも順当に出場を果たしたころ、城一郎が極星寮を訪れる。 翌朝、城一郎との料理勝負に負けた創真は、「秋の選抜」の予選テーマ「料理」の参考としてその専門家・ 汐見潤を紹介される。 肝心の汐見の協力は得られなかったものの、彼女の助手でカレー料理を得意とする生徒・ 葉山アキラのカレーを食べた創真は、選抜に備えて自己流のカレー作りを始める。 予選本番では各自が趣向を凝らすが、日本一のカレーメーカー「ハウビー食品」の 千俵姉妹をはじめとする、あらゆる料理に精通する審査員たちにはまるで受け入れられず、大半の生徒が低評価を受けてしまう。 それでも一部の生徒たちは高評価を叩き出し、Bブロックではアリス、緋沙子、タクミ、恵の4名、Aブロックでは葉山、創真、黒木場、 美作昴の4名が本戦へ出場する。 本戦一回戦では第一試合の「」で創真がアリスを破り、第二試合の「」で恵が黒木場に破れ、第三試合の「」で葉山が緋沙子を破り、第四試合の「」で美作がタクミを「食戟」形式で破る。 そして準決勝第一試合では、洋食のメイン1品の「」対決で創真が「食戟」形式で美作を破る。 しかし、第二試合は葉山と黒木場への判定が拮抗してしまう。 そこで、審査員を務めた堂島の提案で2人とも決勝へ上がり、史上初の三つ巴の決勝戦が行われる。 決勝のテーマは秋が旬の魚「」となるが、創真は目利きの時点で葉山や黒木場に劣ってしまう。 やがて、3人がそれぞれ趣向を凝らす決勝戦を制したのは、己の顔が見える料理を作った葉山だった。 スタジエール(第13巻 - 第14巻) 秋の選抜から数日後、高等部1年の生徒たちは園外への実地研修「スタジエール」へ赴く。 創真の最初の研修先は緋沙子と同じ洋食店「洋食の三田村」となるが、そこは客の数に対応できていないなど問題が多い店であった。 現状のままで満足する緋沙子とこのままではダメだという創真の意見の対立を経て、自分たちが去った後の店の現状を考えた末に店のシステムを大幅に変更することで2人は本来の店を取り戻し、合格となる。 一方、恵の研修先はえりなと同じフランス料理店となるが、えりなはあっという間に厨房を掌握する。 そして、恵も料理の改善点を指摘したことでえりなから認められ、合格となる。 次の研修先として、四宮が新たに出店した「SHINO'S TOKYO」へ派遣された創真は、当初は膨大な仕事量ゆえに厨房の動きにもついていけなかったが、徐々に慣れてプレオープン最終日の新作コンペでは料理を認められ、合格となる。 そして、他の高等部1年のメンバーも全員合格となる。 月饗祭(第14巻 - 第16巻) スタジエールから数日後、秋の選抜で本戦に進出した8名と現遠月十傑のメンバーが一堂に会する「紅葉狩り会」が開かれる。 創真はそこで十傑メンバーに「食戟」を挑むも相手にされなかったが、第八席・ 久我照紀から「何か一つでも料理で勝てる物があれば食戟を受ける」との条件を取り付ける。 学園祭「月饗祭」の準備期間に入り、各々が模擬店の準備に取りかかる。 中華料理研究会を牛耳る久我の激辛に衝撃を受けた創真は、同じ中華料理で久我の店に対抗することを決め、台湾の定番屋台料理「胡椒餅」で出店するも、豪華な四川料理を揃える久我の店に客足を奪われ、初日の売上で中央エリアの最下位かつ赤字を出してしまう。 その後も最終日まで中華研がトップを維持していたが、4日目に創真は胡椒餅と麻婆豆腐の素材を流用した「時限式麻婆カレー麺」で久我に挑む。 美作や郁魅、アルディーニ兄弟らの協力を得て中華研を超える売上を出し、久我に一矢報いる。 創真が中華研に勝利した翌日に、創真を気に入った二席・ 小林竜胆は創真と恵を一席・ 司瑛士の店に招待する。 二人は気弱な態度とは裏腹に自分の料理に絶対の自信を持つ司の圧倒的な実力を知る。 同時刻、えりなの店へ彼女の父・ 薙切薊が現れる。 えりなは過去の記憶が甦り薊の支配に屈しかけるが、店を訪れた創真によって事無きを得る。 だが、薊は十傑メンバーの過半数を手中に収め、仙左衛門を総帥の座から引きずり下ろし、彼の後任に就く。 薊政権誕生 中枢美食機関発足(第16巻 - 第18巻) 薊政権誕生後、創真のもとに仙左衛門が現れ、自分が城一郎を通して創真の遠月学園への入学を勧めたことや、薊がえりなに対して異常な教育をした過去やその危険性を伝えた上でえりなを救ってほしいと懇願する。 その頃、えりなは薊によって幼少時と同様に行動の自由を奪われ追い詰められていたが、付き人を解任された緋沙子から事情を聞いたアリスや黒木場らによって屋敷から脱出、逃亡の末に極星寮に辿りつき匿われる。 えりなが極星寮に身を寄せて数日後、薊は遠月大改革の幕開けとして学園におけるゼミ、同好会、愛好会などの全ての自治勢力を解散し 中枢美食機関(セントラル)の設立を宣言する。 学園に存在する自治勢力に中枢美食機関から解散が通達される中、極星寮には九席・叡山が部下を引き連れ解散および、創真達の退去を勧告。 創真達は食戟で勝利することで決定を覆そうとするが、反抗勢力の一人である 甲山鉄次が審査員を買収し八百長を仕掛けた叡山に敗北、叡山は創真達に薊政権による食戟の形骸化を宣言する。 寮の解散・退去が迫る中、創真は自分や寮生達が料理を極める場である極星寮を守るため、圧倒的に不利な状況を承知の上で叡山に食戟を申し込む。 叡山が仕組んだ妨害に遭いつつも、創真はこれまで培った料理で八百長策を打ち破り見事勝利する。 数日後、薊は一色、女木島、久我の三名の十傑評議会からの追放を宣言。 同時に学園に残る自治勢力を淘汰するべく機関による残党狩りが行われようとしていた。 残党狩り(第18巻 - 第20巻) 薊がえりなの様子を見に極星寮を訪れた翌日、創真達は「残党狩り」が行われる各会場に三人一組で偵察に赴く。 各会場で機関の勝利が告げられる中、創真、恵、タクミが向かったD会場では十傑四席・ 茜ヶ久保ももと九席・叡山を先頭に十傑予備軍の 楠連太郎らによって学園の強豪である各研究会・同好会が次々と敗北、解体を余儀なくされていた。 そしてD会場、最後の試合では、最先端料理研究会の主将となっていたアリスの代役である黒木場と楠とのテーマ食材「鮭」の食戟が執り行われる。 両者の品の出来はほぼ互角だったが、秋の選抜からの成長を見せつけた黒木場に軍配が上がった。 翌日、創真は第一席・司が講師を務めた講義で彼のサポートに回り、その働き振りを評価され中枢美食機関に勧誘される。 最初は断った創真だが、自身の機関入りと司の第一席の地位をかけた食戟を挑まれ、鹿肉をメインとしたフレンチ料理で対決する。 隠れて様子を伺っていたえりなと緋沙子が審査員となり判定は司の勝利となるが、様々な理由から賭けは無効となる。 進級試験(第20巻 - 第23巻) 司との勝負から数日後、残党狩りで恵や郁魅が機関に対して勝利を勝ち取る中、学園から進級試験の概要が発表される。 機関からの事実上の処刑宣告ともいえる内容に多くの生徒が抵抗を諦めてしまう中、えりなは創真に城一郎との出会いや自分の迷いを話す。 創真はえりなに対して編入試験でのリベンジとして鶏卵の天ぷらを使用した天丼を作りあげる。 創真の料理を食べて迷いを振り切ったえりなは翌日、気落ちする極星寮の面々に進級試験において自らサポートをすることを宣言する。 1週間後、えりなによるスパルタ講義を乗り切った創真たちは進級試験の舞台である北海道に到着する。 一次試験・二次試験では共に中枢美食機関派の試験官による露骨な嫌がらせを受けるも、講義で仕込まれた北海道の食材の知識を活かして全員が欠けることなく突破を果たす。 しかし、三次試験は「十傑との料理対決」というかつてない難所となり、さらに創真の対戦相手に選ばれた刺客は、中枢美食機関に恭順し十傑に加わった葉山だった。 堂島の立会いの下、「熊肉」をテーマとした揚げ物対決はほぼ互角だったが、皿に込められた「情熱」の差で創真に軍配が上がった。 それと同時に葉山の退学が決定し、別ルートで試験を受けていた仲間たちもことごとく十傑に敗北、残ったのは創真とえりなのほか、対戦相手である小林の手心で通過した恵とタクミの4人だけだった。 仲間たちの理不尽な退学を撤回する策として「十傑席次を賭けた食戟」を薊に申し込み却下される中、城一郎・仙左衛門・堂島が現れ、城一郎が自分自身を担保とした「 連隊食戟」を提案したことで薊の了承を取り付けることに成功する。 連隊食戟(第23巻 - 30巻) 堂島が恵とタクミに在籍時の自分と城一郎の過去を話した後、チームワーク強化の為、幸平親子・えりなと堂島・恵・タクミの紅白戦が仙左衛門の提案により会話禁止と言うルールの元で行われ、互いを実力を認め合った。 後日、連隊食戟のルール決めのため創真たちは薊率いる現十傑と対峙、そこでえりなは十傑の座を返上し反逆者チームに付く事を宣言。 1か月後、決戦の地である礼文島にて創真・えりな・恵・タクミに元十傑の一色・久我・女木島さらに美作を加えた8人が中枢美食機関に挑む。 反逆者連合のリーダーを務めるえりなの提案で3対3の対決が決まり、1st BOUTでは中枢美食機関側には紀ノ国と新十傑に加わった白津・鏑木の3名。 反逆者チームは創真・一色・女木島の3人が出場する。 創真の相手は六席の紀ノ国となるが、テーマ食材を決めるくじ引きで紀ノ国の得意料理である「そば」を引いてしまい、創真の圧倒的不利な状況でスタートを迎えてしまう。 それでも逆境を跳ね返し見事勝利を収め、一色・女木島も勝利し1戦目は反逆者チームが全勝する。 続けて行われた2nd BOUTは、司と久我・小林と女木島・斎藤と美作の対決となる。 各自奮戦したものの、結果は十傑側の全勝。 残り5対5のタイに持ち込まれてしまうが、主力である司と小林の体力を大きく消耗させる。 翌日の3rd BOUTは創真と斎藤が「バター」、恵と茜久保が「りんご」、タクミと叡山が「牛肉」でそれぞれ対決を迎える。 恵は惜しくも敗れるも創真とタクミが勝利し再び反逆者チームが勝ち越す。 4th BOUTでは突如薊が審査員に割って入り、えりなが茜久保を下すも、一色とタクミは司と小林に敗れる。 4th BOUTを終え、残るは反逆者チームが創真とえりな、中枢美食機関は司と小林の2名ずつとなる。 そこへ仙左衛門が現れ、試合形式を個人戦からチーム戦にし、一方が前菜、もう一方がメインを担当するコース料理で勝負する形式にすることを提案。 翌日のFINAL BOUTでは創真が前菜、えりながメインを務め、司と小林を破り反逆者チームが勝利する。 登場人物 担当は特記がない限りテレビアニメ版。 「食事処 ゆきひら」の跡取り息子。 「遠月十傑評議会」の 第一席。 極星寮303号室 の寮生。 身長173cm(入学時171cm)。 体重57kg。 生まれ。 血液型はB型。 好きなこと、洗濯。 好きなもの、広い風呂。 左眉にある切り傷と赤髪が特徴の少年。 普段はマイペースで飄々とした性格だが、料理人として非常に高い情熱とプライドを持ち 、どんな逆境や強敵に対しても物怖じすることなく立ち向かい、時には相手に言い訳のしようのない鋭い発言をすることもある。 実家の「ゆきひら」を誇りに思っており、店を侮辱されると強い怒りを露にする。 また、自分が認めた人物には劣勢な状況であろうと見放さずに積極的に協力しようとする仲間思いな一面を持つ。 強気な発言と向こう見ずな行動により周囲の反感を買うこともあるが、並外れた料理への情熱と仲間思いの人柄に惹かれ、男女を問わず好感を抱く者も多い。 初対面の者でも屈託なく接し、誰もが認める実力者と親交を結ぶなどコミュニケーション能力は高いが恋愛事には疎く、自分に好意を持つ真由美や郁魅の想いには気付いていない。 ゲテモノを振る舞うなど破天荒な面が目立つ一方で、一色のふんどしや夏期と冬期の極端な変化をするイサミに突っ込みを入れるなど、一般人の感性も持ち合わせ、時折本人以上に破天荒な中華研などに突っ込みを入れている。 遠月学園総帥。 身長162cm。 生まれ。 3サイズはB88-W56-H87。 血液型はAB型。 好きな歌はアマリリス。 好きな遊びはトランプ(特に七並べ)。 長い金髪に豊満なプロポーションを持つ美少女。 神の舌(ゴッドタン)とまで呼ばれる優れた味覚を持つ。 恵まれた境遇や才能から、極度なまでのプライドの高さや、エリート意識を持っている。 高飛車かつ我侭な性格だが、子供っぽい一面もあり、味の評価の仕方がかなり独特。 その性格は幼少時からのもので、旧知である従姉妹のアリスからも、我が儘をされたことからあまり快く思われていない。 「遠月十傑評議会」の 第十席。 極星寮302号室の寮生。 身長154cm。 生まれ。 3サイズはB79-W55-H81。 血液型はO型。 好きな本、。 好きなスポーツは卓球。 三つ編みのおさげ髪が特徴の少女。 に悩む気弱な性格で、パニックに陥ると、出身のが出ることがある。 あがり症が原因で授業ではなかなか本来の実力を発揮できずにいるが、料理の腕前は決して悪くなく、後に堂島を含む卒業生たちには料理を食べた者の心を癒す 心遣い()の才能を高く評価されている。 自分の腕に自信を持てるようになって以降、 をベースにした料理を披露していく。 作中では元々高い実力を持つ創真とは対照的に、料理人として(ひいては人として)の成長が最も顕著に描かれている。 学園では郷土料理研究会に所属している。 十傑入りして以降は、世界各地の郷土料理を学ぶために、実際に世界各地に足を運んでいる。 2013年12月2日に発売された『週刊プレイボーイ』同年50号には、女優のが田所恵に扮した姿のグラビアが掲載された。 「遠月十傑評議会」の 第七席。 のにある大衆食堂「・アルディーニ」の跡取り息子。 身長168cm(入学時)。 体重54kg。 生まれ。 血液型はA型。 好きな休日の過ごし方は美術館へ行くこと。 好きな女性のタイプは所作の美しい人。 日本人の父とイタリア人の母を持つ の美少年。 一見するとクールな雰囲気だが、実際には創真に負けず劣らずプライドが高い熱血的な性格で、極度の負けず嫌い。 学園内での女性人気は高く、編入してわずか1か月でファンクラブが発足し、その会員数は秋の選抜の時点で87名に達しているという。 イタリアの両手持ち包丁「メッザルーナ 」を使った、軽快な調理が持ち味の を得意としている。 日本食など専門外のレベルも非常に高く、限られた状況下でも機転を利かせ、独自にアレンジした料理を作り出す。 料理を出す時などの決めセリフには「グラッツェ」などのイタリア語を使う。 アニメ版では「味の地平を斬り拓く者」の異名をつけられた。 極星寮206号室の寮生でもあり、現寮生たちのリーダー的存在。 身長180cm。 生まれ。 血液型はAB型。 好きな日課、畑いじり。 好きな合唱曲、旅立ちの日に。 後輩思いの穏やかな人物 だが、羞恥心がなくやたらと服を脱ぐ癖があり、寮内では一丁の姿で農作業をしたり、裸エプロン姿で料理を作ったり、全裸で寝るなどかなりの変わり者である。 ただし、十傑の会議や秋の選抜など公式の場においてはきちんと制服を着用しており、普段を知る者からはまるで別人のように見える。 宴会好きで、毎日寮の屋根裏を伝って寮生に声をかけている。 (但し、女子には気を使ってパイプ管を使用している。 )卓球の腕前は恵と互角に渡り合うほどであり、スタイルは。 極星寮116号室の寮生。 に纏めた髪型が特徴。 明るい性格をした少女で、誰とでもすぐに仲良くなれる極星寮のムードメーカー。 感情の赴くままに行動することから、冷静さを失うと暴走しがちになる面もある。 友人の榊の胸と自分の胸を無言で見比べることがあり、貧乳であることを気にしている。 ジビエ料理を得意としており、寮内でさまざまな禽獣()を飼っている。 夢は自分の手で新しいブランドの(仮称:極星鶏)を作り出すこと。 地元の猟友会と密接なパイプを持っている。 アニメ版では「禽獣の森の赤ずきん」の異名をつけられた。 秋の選抜Bブロック予選では、オレンジの果肉との相性を利用した「鴨ジビエカレー」で86点を獲得したが、予選敗退となった。 選抜戦後は肉というよく似たジャンルから郁魅と気が合うようになり、極星寮で互いに試作している。 えりなが極星寮に匿われるようになってからは彼女を「えりなっち」、緋沙子を「秘書子っち」と呼んでおり、えりなの方は極星寮のメンバーの間で定着している。 極星寮112号室の寮生。 大人っぽい雰囲気をしたの少女。 温厚で冷静沈着な性格から、暴走しがちな吉野のなだめ役になることも多い。 極星寮の女子でも抜群のプロポーションの持ち主で、学園内には隠れファンがいる。 を使った料理が得意であり、寮の近くに専用の作業場を構えている。 秋の選抜Aブロック予選では、醤油麹を加えた「炭火熟成カレー」で86点を獲得し、審査員からは「 発酵屋本舗榊一家」の異名をつけられたが、予選敗退となった。 秋の選抜以降吉野同様、郁魅や極星寮に同棲するようになったえりなと親しくなっている。 極星寮208号室の寮生。 目が前髪で隠れているミステリアスな雰囲気をした少年。 寡黙でクールな性格だが、自らの料理に対する自信は高く、強い情熱を秘めている。 秘密主義者で、自分の実力をあまり表に出さない。 極星寮に来て間もない創真と一色が勝負をした際、一色が手を抜いていたことを見抜く他にもからかわれたりと、一色との絡みは極星勢では最も多い。 料理が得意で 、チェーンソーを使いを自作している。 燻製に使う丸太を軽々と運ぶなど腕力はかなりのもの。 秋の選抜Aブロック予選では、粗引きスパイスを使った「特製スモークカレー」で88点を獲得し、審査員からは「 燻煙の貴公子(プリンス・オブ・スモーク)」と賞賛されるが予選敗退となった。 スタジエールでは売上不振で倒産寸前のレストランに派遣され、苦戦を強いられたが合格はできた。 極星寮205号室の寮生。 丸い大きな眼鏡をかけており、料理に関する勉強に余念の無いインテリタイプ。 若干神経質な性格で、自室がいつもきれいに片付いているため、極星寮の寮生たちが会合を開く際には自室に集まられることが多いが、決まって散らかされてしまうことから本人はそれを迷惑がっている。 美食に関する古典文献を研究・分析する宮里ゼミに所属しており、1年にしてエースを担っている。 ずば抜けた料理センスがない凡才であることを自覚し、周囲の天才たちに追いつくためにさまざまな学識を詰め込んでいる。 宮里ゼミの関係者からは「丸井氏」、「 味の物知り博士」と呼ばれている。 その反面、体力が非常に低く、長時間の持久力を必要とする課題を苦手としている。 秋の選抜Aブロック予選では、風のルーを使った「白のポタージュカレーうどん」で88点を獲得したが、予選敗退となった。 スタジエールでは半死半生の状態になりながらも極星寮へ戻ってきた。 アニメでは、残党狩りにおいて小古に2-1で勝利している場面が描かれている。 青木 大吾(あおき だいご)、佐藤 昭二(さとう しょうじ) 声 - (青木)、(佐藤) それぞれ極星寮107号室、211号室の寮生。 ガラの悪い2人組の男子生徒。 黒髪の方が青木で、金髪のオールバックが佐藤。 連載当初は他の寮生たちと比べて登場回数が極端に少なく、本編では長らく名前すら紹介されていなかったが、秋の選抜編から他の寮生たちの応援役として徐々に登場回数が増え始め、第116話で初めて名字のみ呼ばれた。 スタジエールでは2人とも同じ研修先であった。 極星寮の寮生では秋の選抜に選ばれなかったものの、2人とも夏合宿とスタジエールに合格しており、プロから一定の評価を受ける程度の実力はある。 向上心も他の生徒に比べて非常に強く、えりなに料理を酷評されてもへこむどころか「神の舌がなんぼのモンじゃ!」と逆に闘志を燃やし、えりなが極星寮に匿われてからは吉野らも含めリベンジに励んでいる。 アニメでは1期第4話で正式に名前が紹介されている。 遠月十傑評議会 単行本第31巻時点のメンバー。 物語開始時点のメンバーはを参照。 「遠月十傑評議会」の 第一席。 を参照。 「遠月十傑評議会」の 第二席。 を参照。 中華料理研究会(通称「中華研」)主将。 身長155cm。 生まれ。 血液型はO型。 好きな飲み物、熱々のチャイ。 好きな映画監督、ジェームズ・キャメロン。 常にテンションが高く口やかましい性格で、相手を挑発するような発言が目立つ。 1年生のことは眼中になく、虎視眈々に3年生を引きずり下ろそうとしている。 十傑の男子で最も低い身長を気にしており、それを指摘されると激怒する。 創真のことは「幸平ちん」と呼んでいる。 中華料理の中で辛さを追求した を得意としている。 激辛料理に大汗をかきながらも病み付きになって食べ続ける人を見るのが楽しくて仕方がないからという理由で、四川料理にこだわっている。 一般の店にもレシピを提供しており、学外からも問い合わせが来ている。 裕福な家庭に生まれ幼い頃から親に連れられて海外をいろいろ回り、小学生の頃には本格中華を食べ歩いていたという。 十傑入りしてからもその権限で四川・湖南・貴州などに行きまくっているという。 身長177cm。 誕生日は。 血液型はA型。 好きなもの、コーヒー。 好きな休日の過ごし方は原チャリで市場に行くこと。 褐色の肌と後ろに束ねた長い銀髪が特徴。 クールな性格で、自分の実力に一切揺るぎない自信を持っている。 を研究している汐見のゼミに、彼女の助手として所属している。 汐見からも信頼され、本来は高等部2年生からしか参加できないゼミへの参加を許可されている。 汐見同様、自身もカレーやスパイスに関する豊富な知識を持つ。 スパイスの配合を的確に嗅ぎ分ける非常に鋭い嗅覚の持ち主。 料理において香りを最も重要視しており、作る料理の香りは審査員だけでなく観客をも虜にさせる。 その類まれなポテンシャルは、えりなの「神の舌」に匹敵しうると高い評価を得ている。 アニメ版では「香りの貴公子」の異名をつけられた。 「遠月十傑評議会」の 第五席。 身長179cm。 生まれ。 血液型はO型。 好きな日課、筋トレ。 好きな休日の過ごし方は釣り。 アリスのことを「お嬢」と呼び、彼女の忠実な側近を務める長身の少年。 長めのボサボサ頭が特徴。 掴み所のない不思議な雰囲気で、常にマイペースかつボーッとしていることが多い。 日々ハードな筋トレをしており、片手で男を持ち上げるほどの怪力の持ち主。 右手首にバンダナを巻いており、これを頭に巻くと雰囲気が一変して狂気的な顔付きになり、口調も非常に攻撃的な荒々しい口調になる。 アリス以外の異性はフルネームで呼ぶことが多い。 を使った を得意とし、をアレンジした技法を多く用いる。 また、アリスとの対戦で学んだ分子美食学の技術も多く取り入れている。 アニメ版では「厨房の独裁者」の異名をつけられた。 「遠月十傑評議会」の 第六席。 えりなの従姉妹。 最先端研究会主将。 身長165cm。 生まれ。 血液型はO型。 好きなスポーツ、アイスホッケー。 好きな日課、日記をつける。 日本人の父親と人の母親の間に生まれたハーフの北欧系美少女。 ショートカットの銀髪と白い肌が特徴で、えりなに負けず劣らずの豊満なプロポーションの持ち主であり、薙切一族らしい独特な表現の持ち主でもある。 父親は遠月財閥の傘下企業の1つである美食に関する総合研究機関「薙切インターナショナル」の設立者。 創真同様、マイペースな性格で、えりなを振り回すことが多々ある。 大人びた外見をしているが、子供っぽい一面がある。 えりなを打ち負かして遠月の1年生の頂点に立つ者と宣言しており、創真にも少なからず辛辣な発言を浴びせるが本人に悪意はなく、むしろ同期の良きライバルとして彼の成長に期待をかけている節がある。 えりなとは5歳の時まで同じ屋敷で過ごしていた顔馴染みだが、幼い頃から類まれな才能を発揮していた彼女とは常に比較される立場にあった。 そのうえ、えりなからはよくいじめられていた経験から不仲で、恨み節を口にして強い対抗心を示しているが、心底では仲良くしたいと思っている。 一方、えりなの父で叔父にあたる薊のことは自身が北欧からえりなに送っていた手紙を悉く処分したこともあって毛嫌いしている。 「遠月十傑評議会」の 第七席。 を参照。 身長178cm。 生まれ。 血液型はB型。 好きな物、金。 好きな犬種、柴犬。 インテリヤクザに近い外見が特徴。 眼鏡を着用している。 プライドが高く、自分に刃向かう者には容赦しない性格。 徹底的な拝金主義者で料理人ではなく「全ての料理人を従える者」と自負している。 学園に入学した理由も「金になるから」とのこと。 中等部の頃より武闘派として名を馳せており、負かした相手を従わせては次々に手下を増やし続け、高等部に進級する頃には一大勢力を築き上げていたという。 身長164cm。 生まれ。 血液型はA型。 好きな場所、神社仏閣。 好きな小説家、村上春樹。 丸メガネとおさげ髪が特徴。 3年生進級後は髪形をストレートに変えている。 口数は少ないが、時折的を射たような発言をする。 性格に問題がある生徒が多い遠月では公正さを重んじており、フェアな勝負を好む。 同期の一色とは幼少の頃からの付き合いであり、自分が苦労して覚えた技術をあっさり身につける一方で、本気を出さずに飄々としていることを嫌っている。 第91期生最強と目されており別格とされているが、彼女自身は一色の方が上だと卑下している。 和食料理全般を得意とするが、本人は「和食だけの料理人ではない」と主張している。 和食の中でも を「必殺料理 スペシャリテ 」にするほど得意としており、熟練された作業工程に対し薊は「そばのテキスト・ブック」と賞賛している。 「遠月十傑評議会」の 第十席。 を参照。 「研究会」の主将。 リーゼント頭とちょび髭と革ジャンが特徴。 丼物へのこだわりは本物で研究会のレシピは創真が一目置くほど だが、小心者であるために「丼研」での人望は薄く、郁魅からもほとんど頼りにされていない。 えりなに「丼研」を潰されかけて気力を失っていたが、たまたま見学に来た創真の協力によって助けられ、廃部の危機を脱した。 その後、郁魅との関係は比較的良好の様子であり、秋の選抜の予選で彼女を応援する姿は完全に「娘の運動会に来たお父さん」状態であった。 秋の選抜終了後は、選抜での郁魅の活躍もあり、部員の数が大幅に増えている。 学園創立期から続く「研究会」(通称「ちゃん研」)の第76代主将。 のような風貌で、語尾に「ごわす」を付けて話す。 高校生相撲大会で地区優勝したことが遠スポによって報じられている。 調理棟の拡張と「ちゃん研」の存続を賭けた「食戟」でえりなに敗れ、近年めぼしい実績がないことを理由に「ちゃん研」を廃部にされたうえ、部室を破壊されてしまった。 月饗祭の時点では同好会として再開し、薊が新総帥就任後は再び研究会となっていたが、残党狩りで敗れ再び取り壊された。 その後も密かに活動をしていたが、見つかって晒し者にされる。 串打ち研究会主将。 牛、鶏、魚介とあらゆる食材を変幻自在に加工・調理し、「 串打ちの鉄」の異名を持つ食戟の勝率が8割を超える実力者。 秋の選抜での創真の実力を評価し、スタジエールから戻った創真に食戟を挑むが、料理人としてのレベルを上げた彼の前に敗北した。 月饗祭では目抜き通りエリアに出店し、初日の売上では第2位にランクインした。 中枢美食機関設立に異を唱え、叡山に食戟を挑むが、叡山が仕組んだ八百長によって料理を食べてもらえずに敗北する。 本来なら退学となるはずだったが、創真が叡山に勝利し一色によって叡山の八百長が公表されたことで彼の処分も見直されることになった。 中枢美食機関の一員。 左目の目元に入れ墨を入れている。 中枢美食機関に選ばれたことに対して強いプライドを持っており、尊大な態度をとっている。 食戟では相手の得意分野で戦い制限も相手に委ねるスタイルで戦い、そのうえで徹底的に叩き潰すことを好んでいる。 しかし、ももからは「悪趣味」、タクミからは「今まで味わってきた劣等感の裏返し」「セントラルに選ばれた事実に縋りついている」と評されている。 創真からは「連たろ先輩」と呼ばれている。 の使い手で、やサラマンドル といった最先端の加熱機器を多数所持している。 火入れの全てをマスターすることで、素材特化の料理人には辿り着けない地平に行けると自負している。 素材の加熱に入ると普段とは打って変わり冷静になる。 残党狩りで最先端研究会代表の黒木場と対決し、魚介類を得意とする黒木場にあえて食材テーマ「鮭」をぶつける。 凍結粉砕機で作った鮭のアイスを付け合せ、オリーブオイルで鮭の水分を閉じ込めた「サーモンのコンフィ・フラム 」を披露したが、黒木場のクーリビヤックに比べ味が単一的かつ表面的であることを指摘され黒木場の成長を侮っていたことが仇となり敗北。 その後空位となった十傑の座を賭けたバトルロイヤルに出場したが、3年生の実力者に敗北した。 中枢美食機関の一員。 軽い性格で髪を左側で縛っている。 楠同様中枢美食機関でない料理人を見下している。 十傑第四席のももの取り巻き的存在。 二度目の残党狩りで丼物研究会代表の郁魅に敗れた。 「遠月十傑評議会」の元 第五席。 身長163cm。 3サイズはB79-W56-H84。 好きなものは、アップルティー、テニス観戦。 嫌いなものは、タバコの匂い、蜘蛛 中枢美食機関発足後のサバイバルで十傑入りした生徒の一人。 2年生では現役の紀ノ国や叡山よりも上の第五席に配された。 連帯食戟の1st BOUTでは元第三席の女木島と対戦するも、他の2試合と違い試合描写が全く描かれることなく惨敗した。 「遠月十傑評議会」の元 第八席。 中枢美食機関発足後のサバイバルで十傑入りした生徒の一人。 長髪と割れたあごが特徴。 同期の一色をライバル視しており、彼の才能を尊敬し共に中枢美食機関で競い合いたいと考えている。 そのため彼の普段の飄々とした振る舞いや薊への反逆行為を不満に思っている。 得意ジャンルは イタリア料理。 白津家は代々イタリアの食事番を任され、日伊両国でその名を轟かせている家柄。 樹利夫の先代はその優れた功績から爵位を与えられたという。 樹利夫自身の実力も本物で司も高く評価している。 身長161cm。 生まれ。 3サイズはB80-W56-H79。 血液型はA型。 好きな映画、。 好きな休日の過ごし方は珍しいお茶の買い出し。 えりなの側近を務めている少女で、ボブカットの髪型が特徴。 えりなに対しては同級生でありながら、「えりな様」と呼ぶなど、人一倍従順である。 えりなからは高く評価され、友人としても信頼されているが、緋沙子自身は従者として一歩引いた態度をとっている。 えりなと不仲であるアリスに対しては敵意を抱いている模様。 また、創真のことも長らく敵視していたが、スタジエール以降は薄れており一人の料理人として信頼している。 周囲からは「秘書子」と呼ばれているが、本人は気に入っていない。 長年えりなの側近を務めているため、事務作業には慣れており、電子端末の扱いにも長けている。 事務作業をする際は眼鏡をかける。 「丼物研究会」部員。 身長163cm。 生まれ。 3サイズはB90-W57-H88。 血液型はB型。 好きな本、。 好きな休日の過ごし方はお菓子作り。 褐色の肌にのあるショートカットの金髪という派手な容姿に加え、作中屈指の豊満なプロポーションの持ち主。 制服を風に着崩した露出度の高い格好をしており、男子生徒からの人気も高い。 勝気な性格もあって言動は男勝りだが、根は真面目で素直。 当初は肉以外の食材への配慮が薄かったが、創真に敗北してからは改善している。 実家は牛肉業界の一角を支配するほどの大規模な肉の卸売業者という裕福な家庭で育ったため、金銭感覚は一般庶民とかけ離れている。 周囲からは肉魅(にくみ)というあだ名で呼ばれているが、本人はそれを嫌っている。 を得意とし、 ミートマスターの異名を持つ。 また、食材の温度を繊細に感じ取る優れた感覚の持ち主。 秋の選抜予選では肉以外の食料に造詣を深め、審査員からは「 肉将軍(ミートジェネラル)」と高く賞賛される。 タクミの双子の弟で、同じく「トラットリア・アルディーニ」の跡取り息子。 身長182cm。 誕生日は。 血液型はO型。 好きなこと、タクミをからかうこと。 好きな女性のタイプは一緒にいて穏やかな気分になれる人。 タクミとは似ても似つかない太った体格の大柄な少年で、金髪のタクミと違い逆立った黒髪をしている。 毎年夏バテで激痩せする体質で、秋冬にかけて元の体型に戻るという。 短気で暴走しがちなタクミと対照的に、普段はマイペースでのんびりしており、人当たりも良い。 タクミと同じくイタリア料理を得意とする。 調理速度はタクミよりも遅いと本人は語っているものの 、動きは機敏であり 、双子ならではの絶妙な連携で、タクミと共に優れた料理を作る。 アニメ版では「味の地平の探求者」の異名をつけられた。 気の強い性格で、が特徴。 長身でスタイルもいい。 非常に重いを片手で軽々と扱う男子顔負けの腕力の持ち主。 運動神経もよく、で軽々とダンクシュートを決めるほど。 で50年続くの名店「北条楼」の料理長の娘。 中等部3年の時点で部門長をも黙らせるほどの腕前を持ち、卒業後は実家の店の厨房に入ることが決定しているが、部門長をはじめの考えを持つ店員たちからは快く思われていない。 そのため、周囲を屈服させるために料理人としての絶対的な箔を得ようと、遠月十傑第一席の座を狙っている。 秋の選抜後は、従業員と少しずつ打ち解けてきている。 中華料理を得意としており、調理時はを着用する。 中華料理を得意とする十傑第八席の久我からたびたび中華料理研究会へ勧誘されているが、辛さ重視の彼の方針が気に入らず、中華研には入っていない。 アニメ版では「鉄腕火龍小姐(アイアンドラゴンガール)」の異名をつけられた。 陰湿な性格で、非常に長い黒髪で顔の半分以上を隠し、学園の警備員からも恐れられるほど不気味な雰囲気を絶えず放っている。 普段は黒髪で隠れてほとんど見えないが、素顔はかなりの美少女である。 創真とはゲテモノ料理を好む者同士馬が合う。 「 鍋の前の魔女(ボイリング・ウィッチ)」の異名を持ち、 料理を得意としている。 おぞましさの中に真の旨さがあるという料理観を持ち、やなどクセの強い食材にも造詣が深い。 自身が所有している調理室は子供が泣いて逃げ出すような禍々しい雰囲気を放っており、たびたび異臭騒ぎを起こしている。 血液型はA型。 創真よりもはるかに大きな巨体と分厚い唇にの髪型が特徴。 「微に入り細を穿つ」がモットーであり、大柄な体格で粗暴な雰囲気に似合わず、愛用のバイクに万全な盗難対策をしたり服の裏に自ら刺繍を入れるなど、非常に繊細な作業をこなす。 周到なる追跡(パーフェクト・トレース)と称する事前に調べた相手の料理を完全にコピーし、さらにその品にオリジナルの要素を付け加えることで相手を完全に上回るという、高い技術を持つ。 各種の料理にも造詣が深く、その手のエキスパートに匹敵する知識や技術を持つ。 連帯食戟ではコピー技術をさらに進化させ、瞬間的に相手の行動・思考を読み取り、自分の手元に全く同じ手順を反映させる「 周到なる追跡・閃(パーフェクト・トレース・フラッシュ)」を披露した。 連隊食戟では反逆者連合として参戦、十傑入りの権利を得るが固辞し、「自分の料理」を完成させるために修行を行っている。 リボンで結んだ長い黒髪が特徴のアイドル風美少女。 高等部1年生が行う食戟の司会進行を担当しており、創真と郁魅の食戟の際にも担当した。 可愛らしい仕草や台詞の言い回しによって男子生徒からの人気を集めているが、自己顕示欲が強く内心では自分以上に目立つ女子生徒を敵視するなど実際はかなり腹黒いため、女子生徒たちの怨念をかき立てることも少なくない。 秋の選抜予選では、Bブロックの司会進行を担当した。 アニメ版では本戦の司会も担当した。 OVAでは普段はメイド喫茶でアルバイトしていることが明らかになり、そこでタクミにオムライスを振る舞っており、2期アニメのスタジエールでもタクミが店員となりオムライスに二人でケチャップをかける場面が追加されている。 中枢美食機関設立後は機関の思想に洗脳され、連隊食戟の司会進行を務めた際にはあからさまに薊寄りの発言をしている。 秋の選抜予選でAブロックの司会進行を担当した。 麗と反対に気が弱く、高慢な態度で辛口評価を連発した千俵なつめの威圧感に気押されていた。 丸井と同じく宮里ゼミ所属。 丸井とよく似た丸い眼鏡をかけているボブカットの少女で、宮里ゼミのエースである丸井を敬愛している。 名前は単行本7巻で判明。 新聞部所属。 まだあどけなさが残る少年。 秋の選抜での創真の戦いぶりに感動し、遠スポの取材のため創真の下を訪れる。 当初は把握している情報量の多さから創真からは美作のスパイではないかと疑われ、実際、創真についてもかなりのことを調べていた。 その後は試作したビーフシチューの味見役として創真の取材を行ったが、美作にデータを盗み見られた。 月饗祭では創真の依頼で久我の特集記事を見せたり、彼の久我に対する宣戦布告の記事を掲載している。 学園OB 幸平 城一郎(ゆきひら じょういちろう) 声 - (アニメ・VOMIC) 創真の父で、大衆食堂「食事処 ゆきひら」の店主。 38歳(第1話時点)。 血液型はAB型。 旧姓は 才波(さいば)。 ボサボサの長髪と無精髭を生やした風貌が特徴。 性格は非常にマイペースで、創真らを振り回すことが多々あるが、料理の腕前は創真を遥かに上回り、にある高級ホテルのVIP専用ルームで料理人を務めるほどである。 創真にとっては尊敬できるだけではなく超えるべき高き壁でもあり、彼が幼稚園児の頃から自身の料理技術や料理人としての心構えを徹底的に叩き込んでいる。 世界中を渡り歩いた経験に基づく創作料理を得意としている。 かつては遠月学園の極星寮に所属し、同期の堂島と共に極星寮の黄金期を築いた。 出身は不明だが、名門出身者が言いがかりを付けていることからそれほど高い家柄ではない模様。 料理の腕前は堂島より上(121戦101勝)であり、第69期生最強の料理人だったが、初めて試す料理やゲテモノ料理を食戟の場で平気で出すなど生真面目な優等生の堂島とは対照的に気まぐれでマイペースな性格で、問題行動が多かったため「十傑評議会」では堂島に次いで第二席であった。 後輩の薊や学外の食通からは類まれな料理センスを持つ天才と称えられていた。 しかし、高2になった頃からゲテモノ料理を作るようになり 、自分を天才と決めつけ勝負する前からあきらめる相手を容赦なく屈服させる姿から と呼ばれるようになった。 高3になってからも様々な学外のコンクールで優勝し世界若手料理人選手権コンクール「BLUE」でも金賞候補に挙げられていたが、周囲の期待と自分の理想との間で苦悩し続けた結果、遂にゲテモノを作ることすらできなくなるほどに疲弊し、「BLUE」を放棄してしまった。 そこへ仙左衛門に料理から離れ自分を見つめ直すことを勧められ、遠月を中退した。 中退後は無気力なまま各地を放浪していたが、珠子との出会いをきっかけに料理人として再起を遂げ、彼女と結婚して幸平家に婿入りし「ゆきひら」の店主になった。 堂島 銀(どうじま ぎん) 声 - 遠月リゾート総料理長兼取締役会役員。 遠月学園第69期卒業生。 極星寮OB。 身長188cm。 生まれ。 血液型はA型。 3サイズはB126-W90-H108。 好きな日課は肉体のメンテ。 筋肉質な体格をした坊主頭の男性で 、肉体のを日課としている。 他の卒業生たちからも一目置かれており、創真も一瞬たじろぐほどの気迫を持つ。 後輩たちには厳しい言葉で説教をしながらも、人情味のある温かい態度で彼らを励まし 、彼らの成長を静かに見守っている。 気まぐれな性格の城一郎と対照的に生真面目な優等生で、卒業後も寮母のふみ緒には毎年年賀状とお中元を贈っている。 ただし生真面目といっても融通の利かない堅物ではなく、時折ユーモアに富んだ言動で周囲の雰囲気を和ませ、料理の審査ではリアクションのイメージ内でをするなど、剽軽な一面も見せる。 在学時は「遠月十傑評議会」の第一席であり、歴代最高得点で学園の卒業試験をクリアした。 創真の父・城一郎とは同期生でり、第二席の城一郎と共に極星寮の黄金時代を築いた。 城一郎がスランプに陥り自主退学したことに責任を感じ、全国800件あまりの高級料理店からのオファーを断るほど落ち込んでいたが、仙左衛門の誘いを受け、次世代の料理人を導く役目を担うため現在の地位を選んだ。 四宮 小次郎(しのみや こじろう) 声 - 、(幼少期) のフランス料理店「SHINO'S」オーナーシェフ。 遠月学園第79期卒業生。 スピンオフ漫画『食戟のソーマ L'etoile-エトワール-』における主人公。 眼鏡をかけた痩身な男性。 血液型はB型。 フランスにおいて、その年に最もフランス料理の発展に貢献した料理人に与えられる「プルスポール勲章」を日本人で初めて受章した実績を持つ。 毒舌家で、幼少期から非常にプライドが高く、頑固で融通の利かない性格だった。 しかし、元々は厳しいながらも面倒見がいい性格で、合宿以降は以前よりも性格が丸くなり 、「SHINO'S」のスタッフからも慕われ ている。 同期の水原を始め、後輩の乾、梧桐田の3人とは在学時代から仲が良く、関守とも交流が深かった。 特に前者の3人には学生時代からよくからかわれ、現在でもたびたび振り回されている。 創真に対しては、彼の知識欲や好奇心、それが他人が踏み出せないような一歩を踏み出せることから、彼に期待をかけている。 スタジエールを終えた創真からは「師匠」、連隊食戟にむけての特訓を終えた恵からは「コーチ」と呼ばれている。 肉料理に偏りがちなフランス料理において、 レギュム に新しい光を当てた料理を評価され、「 野菜料理(レギュム)の魔術師」と称えられる。 四宮の料理を食べた者は、魔法少女のようなリアクションを見せる。 水原 冬美(みずはら ふゆみ) 声 - イタリア料理店「リストランテ エフ」シェフ。 遠月学園第79期卒業生。 ショートヘアの小柄な女性。 基本的に無表情で、皮肉っぽい台詞が多い。 在学時は同期の四宮に次ぐ十傑第二席であり、四宮とは在学時代からの腐れ縁。 宿泊研修では、関守・梧桐田と同様、創真・恵ペアと四宮による食戟の審査員を務めた。 研修終了後、創真とアルディーニ兄弟をリクルートしようとしたが、実家の料理店を継ぐことしか考えていない彼らからは断られた。 秋の選抜では準決勝の審査員を務めた。 関守 平(せきもり ひとし) 声 - 店「銀座ひのわ」板長。 細い目の男性。 水原・梧桐田と同じく審査員を務めた。 宿泊研修後、恵を自分の店にリクルートしようとした。 ドナート 梧桐田(ドナート ごとうだ) 声 - 近藤孝行 「テゾーロ」シェフ。 遠月学園第80期卒業生。 が2つに割れているのが特徴の男性で、水原・関守と同じく審査員を務めた。 初登場時から恵に注目し、彼女を自分の店にリクルートしようとした。 アニメでは在学当時からやや片言で喋る。 乾 日向子(いぬい ひなこ) 声 - 日本料理店「霧のや」女将。 遠月学園第80期卒業生。 マイペースかつおっとりした雰囲気の女性。 血液型はB型。 先輩の四宮に余計なことを言っては小突き回されるなど 、子供っぽい面がある。 在学時代は十傑第二席で「 霧の女帝」の異名で恐れられるなど、料理に対しては時折冷徹な一面を見せる。 初対面の時から恵のことを気に入っており 、自分の店に必死にリクルートしようとするなど、公私混同になりがちな面がある。 アニメ版では角崎にも興味を見せている。 宿泊研修では、自身の課題において創真とタクミの対決の審査を行なったが、散々焦らした挙句に勝敗の判定は預かりとした。 創真・恵ペアと四宮による食戟では審査員から外されたが、ちゃっかり実食していた。 秋の選抜では準決勝の審査員を務めた。 角崎 タキ(つのざき タキ) 声 - 店「タキ・アマリージョ」シェフ。 遠月学園第88期卒業生。 小柄だが、短気な性格で怒りっぽい毒舌家の女性。 料理のマナーが悪い者に対しては「調教」と称した体罰も辞さない、過激な考えを持っている。 自分と近いタイプの水原に対しては「冬美先輩」と敬意を払って接しているが、子供っぽい乾に対してはタメ口で接している。 在学時は十傑第二席。 秋の選抜準決勝の審査員を務めた。 木久知 園果(きくち そのか) 声 - 専門店「春果停」シェフ。 遠月学園第89期卒業生。 気弱でおとなしい雰囲気の女性だが、時折豊富な料理の蘊蓄を語る癖がある。 作中の女性たちの中でもトップクラスの巨乳であり、角崎には「乳房お化け」と呼ばれるほどの豊満なプロポーションの持ち主。 在学時は十傑第二席。 秋の選抜準決勝の審査員を務めたが、黒木場と葉山の第二試合では両者の出来が拮抗していたために判定を下せなかった。 海老沢 理子(えびさわ りこ) 遠月学園第70期卒業生。 極星寮黄金世代の一員であり、当時は十傑第四席の地位にいた実績を持つ。 城一郎の過去編のみ登場し、城一郎とは薊や銀とよく料理勝負をしていた。 第90期卒業生 司 瑛士(つかさ えいし) 声 - 遠月学園第90期卒業生。 「遠月十傑評議会」の元 第一席。 身長176cm。 生まれ。 血液型はA型。 好きな色、白。 好きな飲み物、コーヒー(砂糖・ミルクは無し)。 現在の十傑の頂点に君臨する立場であり一見クールな雰囲気だが、人付き合いが苦手で自分でも「人前に立つタイプじゃない」と語るほど気弱な性格で、第一席としての責任や重圧に押しつぶされそうになっている。 秋の選抜でも会場の仕事は一色たちに任せて自分は裏方に回っていたが、本戦で創真や美作が食戟を立て続けに行ったことで事前処理にかなり苦労したと語っている。 一方で、短すぎる人生に対して料理はあまりにも深く広いという考えを持っており、料理の腕には他人に味の有無を確かめないほどに絶対の自信を持っている。 また、良くも悪くも自分の料理を極めることしか頭になく、他人への配慮を考慮しない傲慢なところがあり 、中枢美食機関の方針で大衆料理店が潰れることを仕方ないと割り切っている。 いつもネクタイを肩にかけている。 得意ジャンルは フランス料理。 徹底的に「自分らしさ」を捨て、素材のよさを極限にまで研ぎ澄ませた料理を重要視し、食通からは食材に傅きその身と誇りを奉じる者「 食卓の白騎士(ターフェル・ヴァイスリッター)」と賞賛されている。 特に「ジビエ」に造詣が深く「 鹿肉」を自身のスペシャリテにしている。 えりなからも感性と技術は人間業を超え、美食をつかさどる神々の領域に踏み込んでいると評されている。 一方、弱気すぎる性格から他人に作業を任せられないため作業工程は全て自分で行っている。 小林 竜胆(こばやし りんどう) 声 - 遠月学園第90期卒業生。 「遠月十傑評議会」の元 第二席。 身長171cm。 生まれ。 血液型はO型。 好きな季節、夏。 好きな国、特にスペイン。 スタイルがよく、八重歯、左目を髪で隠している のが特徴。 明るく茶目っ気があるが、ドキドキするという単純な理由で薊に加担するなどどこか食えないところもある。 や、果ては虫といった「」を料理に取り入れる「 希少食材マスター」。 調理法だけでなく未知の希少食材の味に対する好奇心が旺盛で、十傑加入後はその権限を活用して世界中を巡り、さらに磨きをかけている。 そのような性分のため、料理することよりも食べることを趣味としており、3年次の月饗祭では十傑の中で一人だけ出店せず5日間で全120店舗の食べ歩きを行っていた。 女木島 冬輔(めぎしま とうすけ) 声 - 遠月学園第90期卒業生。 「遠月十傑評議会」の元 第三席。 身長193cm。 生まれ。 血液型はO型。 好きな箸、割り箸。 好きな女優、。 ニット帽子を被った大柄な生徒。 十傑の中では最も背が高く筋肉質な体格。 常に無表情で口数も少ない。 勝負事は性に合わず、料理の勝ち負けはいかに客を喜ばせられるかという競争だけでいいと考えており、食戟嫌いの料理人として知られる。 ただし、口先だけの者は容赦なく叩き潰す。 日本一の料理学校という評判を聞き遠月に入学したが、望まない食戟を毎日挑まれ、あまりのしつこさに売られた勝負を片っ端から受けた結果、いつのまにか第三席にまで上り詰めていた。 そのため十傑の地位へのこだわりはなく、自分のラーメンを戦闘の道具にはしたくないと語っている。 得意料理は で「 ラーメンマスター」の異名を持つ。 調理時には創真と同様頭に手ぬぐいを巻く。 ラーメン道を追及するため、日本全国で屋台を引きながら修行の日々を重ね、その先々で経営難に陥った店を助けたり、ラーメン店同士のいざこざなどを解決してきた。 やがて女木島の名は全国に広がり、いつしか日本中のラーメン店主から絶大な信頼を受け、若旦那や組長などと呼ばれるラーメン界の若き王となった。 茜ヶ久保 もも(あかねがくぼ もも) 声 - 遠月学園第90期卒業生。 身長140cm。 生まれ。 血液型はB型。 好きな匂い、バニラエッセンス。 好きな部分、肉球。 十傑では最も小柄でのように見える髪型をしており、常に ブッチーと呼ばれるネコのようなぬいぐるみ を抱いている。 ブッチーをぬいぐるみ扱いされると怒る。 一人称は「もも」。 口数は少ないが結構な毒舌家でもある。 人見知りが激しく梁井によると目を合わせて会話が成立するまで軽く1か月はかかるという。 ただし時間が経つとかなり口数が増える。 気に入った相手に様々なあだ名をつけるが 、一色によると可愛いと愛でるのは下に見ているからで、あだ名で呼ぶのは自分より格下だと思っている人間だけだと分析している。 飛行機が苦手で、進級試験で北海道に向かうときは必死に抵抗していた。 遠月学園当代きっての(菓子職人)と呼ばれており、・問わず 作りを得意としており、その繊細な技術と華やかな美的センスを生かした菓子作りで十傑入りを果たした。 茜ヶ久保をトレースした美作は「 かわいいのカリスマ」と称している。 作った料理を自撮りしてその写真をSNSに投稿しており、同世代の女子から絶大な支持を集めている。 斎藤 綜明(さいとう そうめい) 声 - 遠月学園第90期卒業生。 身長186cm。 生まれ。 血液型はB型。 好きな剣術の構え、八相。 好きな映画、太秦ライムライト。 モヒカンと鼻の横一文字の傷が特徴。 刀ほどの巨大な包丁「いさな斬り」を常に持ち歩いており、さらしを巻いている。 古風な武士口調で話し、武士道を志すあまり他人からすればどうでもいいことにまで武士っぽさを見出しこだわり抜く。 食戟でも正々堂々を好み、敵に塩を送ることもある。 一人称は基本的に「俺」だが、他の3年の十席からは時々「拙者」も使うと言われており、創真との対決では実際に使っている。 得意ジャンルは で、当代きっての 寿司職人と呼ばれる。 愛刀いさな斬りで巨大なまぐろを瞬時に解体する刀工技術を持つ。 魚介類の扱いを特に得意としているが、魚介類を生かすあらゆる副食材の扱いにも長けている。 そのため寿司以外のジャンルにも精通している。 学園関係者 薙切 仙左衛門(なきり せんざえもん) 声 - 元遠月学園総帥。 えりなとアリスの祖父。 日本の料理界を牛耳る首領。 右目の辺りに大きな傷を持ち、長い髭を生やした威圧的な外見の老人。 徹底的な少数精鋭主義者であり、学園内では「 食の魔王」と呼ばれ恐れられているが 、料理に対する審査は公正で、たとえ身内であっても決して贔屓はしない。 しかし性格や素行に問題があっても美味い料理を出せれば高評価を与え、退学となった者への救済措置が何一つないため、学園内では成績上位者が気に入らない相手や料理人としての成長スピードが遅い生徒を私情で潰す事を可能としているなど、多くの弊害が生じている。 日頃の鍛錬から老齢に見合わないほど筋肉質の体格であり、優れた料理を試食した際には上半身を露にする「おはだけ」を披露する。 学園行事のチラシやパンフレットを飾るイラストは自身が描いている。 実娘である真凪が料理に絶望して薙切家を去って以降、えりなのために極秘裏に 「玉の世代」計画を実行する。 ローラン・シャペル 声 - 遠月学園の部門主任を務める講師。 「A評価をつける気にはなれない料理は全てEにする」と豪語するなど、学園の講師の中でも特に評価が厳しく 「 笑わない料理人」と呼ばれ 、プロの業界で活躍中の卒業生たちからも恐れられている。 10年ほど前に遠月に赴任し、当時在籍していた四宮たちとは彼らが卒業してからも親しい間柄。 調理演習では創真の実力を認めて笑顔を見せ、A評価を与えた。 新入生の宿泊研修には引率として同行し、秋の選抜では解説役もしている。 「SHINO'S TOKYO」のプレオープン最終日には乾らと共に来店した。 大御堂 ふみ緒(だいみどう ふみお) 声 - 、(若い頃) 極星寮の管理責任者。 寮母を長年務めている老婆。 「極星の鬼婆」と呼ばれる一方、本人は「極星の聖母(マリア)」を自称する。 入寮希望者には料理の試験を受けさせ、合格した者のみ入寮を許可する。 城一郎や堂島が在籍していた当時も寮母を務めており、二人とは現在でも親交がある。 汐見 潤(しおみ じゅん) 声 - 遠月学園教師。 遠月学園第73期卒業生。 極星寮OG。 年齢は第45話時点で34歳。 一見中学生と見間違えるほどの小柄な女性。 髪型はポニーテールで眼鏡をかけている。 主に高等部2年の授業を担当しており、授業の傍ら全般を研究するゼミで教授を務めている。 容姿は中学生の頃からほぼ変わっておらず、本人は「昔から美容効果があるを口にし続けたため」と語っている。 スパイスに関する知識が非常に豊富で、史上最年少で学園の教授に抜擢されたほどの天才であり、教授就任後はスパイスの新たな栽培方法の確立や長期保存法の発見など、多くの実績を残している。 しかし、日常の生活力はほとんどないに等しく、水やりを忘れてスパイスの苗を枯らしかけたり、来客の応対をすっぽかすなど、助手の葉山からは「スパイスをいじる以外何もできない」と評されている。 葉山からは「潤」と名前で呼ばれてタメ口を使われているが、仕事での失敗をよくフォローされているため、頭が上がらない。 極星寮の黄金世代の一員で、堂島と城一郎が高等部2年の時に入寮した。 在学当時は事あるごとに城一郎の新作ゲテモノ料理の実験台にされ続けた ために彼のことを毛嫌いするようになり、その息子である創真に対しても初対面の際に嫌悪感を示していた。 また、その当時はばかり作っていたという。 入寮の際にはふみ緒の試験を一発でクリアしており、堂島からも有望視され、十傑にも名を連ねていた(席次は不明)。 宮里 隆夫(みやざと たかお) 声 - 美食に関する古典文献を研究・分析する「宮里ゼミ」の教授を務める男性教師。 1年にして宮里ゼミのエースである丸井の知識と実力を高く評価している。 景浦 久尚(かげうら ひさなお) 声 - 食戟管理局の局長を務める男性教師。 34歳。 、、、が大量にプリントされた特徴的なスーツを着ている。 食戟を神聖不可侵の真剣勝負と捉えており、薊や叡山による食戟を汚す行為には強い憤りを感じている。 西園 和音(にしぞの かずね) 声 - 遠月学園教務部に所属する女性。 眼鏡をかけ、スーツ姿をしている。 スタジエールで研修先に派遣された生徒たちを影から観察し、合否を判定している。 薙切インターナショナル 薙切 レオノーラ(なきり レオノーラ) 声 - アリスの母親で「薙切インターナショナル」の統括者。 白い肌が特徴の人美女。 日本語があまり分からず片言で話すが 、美味しい料理を食べた時は、日本人顔負けの発音と早口で流暢な日本語で感想を述べる「おはだけ」を披露する。 聡明であるがさばけた性格で、娘同様に子供っぽい一面もあるが、審査の際には堂島や総帥に匹敵するを放つ。 秋の選抜決勝戦では審査員を務めた。 薙切 宗衛(なきり そうえ) 声 - アリスの父親で仙左衛門の実の息子。 43歳。 「薙切インターナショナル」の創設者で、現在は運営を妻のレオノーラに任せ外部との契約・折衝を担当している。 眼鏡をかけたオールバックで細身の男性だが、着痩せするタイプで、父同様に筋肉質な肉体をしている。 父と同様、料理審査には私情を持ち込まない堅物だが、妻のレオノーラと娘のアリスをこの上もなく溺愛しており、創真からは「親バカ&夫バカ」と評されるほどで、2人の写真を常に携帯している。 優れた料理を試食した際には父同様上半身が露になる「おはだけ」を披露し、さらにおはだけするに相応しい真のハーモニーに満ちた皿を味わった時、薙切家以外の者にも一時的におはだけを波及させ伝え授けるおはだけの上位の技「 おさずけ」という現象が起こる。 ベルタとシーラからは「ナッサン」と呼ばれている。 進級試験の三次試験における創真と葉山の勝負の審査員を務める。 両者の品の出来自体は互角とし、料理に対する情熱の差で創真に軍配を上げた。 共に15歳ながら、優れた大脳生理学の知識と味覚センスを買われレオノーラ直々にスカウトされた逸材。 かつて薙切インターナショナルにいたアリスとは仲が良い。 宗衛と共に創真と葉山の勝負の審査員を務めた。 中枢美食機関 薙切 薊(なきり あざみ) 声 - えりなの父親。 旧姓は 中村。 遠月学園第71期卒業生。 極星寮OB。 色白の肌に白のメッシュと黒のスーツにコート、他人を畏怖させるほどの威圧感が特徴の人物。 一見紳士的な人物に見え政治的なパフォーマンスにも優れているが、その発言は慇懃無礼で、自分の意にそぐわない者を容赦なく見下し、反論等は意にも反さない。 美食を追及した料理を「芸術」と例えているが、それに値しないものは「餌」と断言し、「 真の意味での美食は、限られた者だけの間で価値を共有すべきもの」としている等、に近い思考をしている。 薙切家に婿入りしたことで、薙切家の者が美味なる料理を食すと周囲の者を強制的に「おはだけ」にする「おさずけ」を受け継いでいる。 かつては遠月学園に在籍し、堂島と城一郎の2年後輩にあたる。 当時高等部1年生ながら2人に次ぐ十傑第三席の地位におり、翌年には第一席へと昇格し、卒業から数年後に薙切家の令嬢と結婚、婿入りした。 極星寮時代の頃を輝かしい思い出のように語っており、『当時の』極星寮には強い思い入れがある。 中でも先輩にあたる城一郎を強く尊敬しているが、『現在』の極星寮についてはあまり評価しておらず、叡山の八百長による極星寮潰しも黙認しているなど、昔過ごした寮が潰れようとどうでもいいと考えている模様。 また、現在のような改革を行う理由を「 才波先輩を駄目にした腐った料理界への救済」と称している。 また、創真が城一郎の息子だと創真から聞かされた時には、思わず真顔になっていたが、城一郎の息子に改革を見せられることに喜びを感じてもいた。 遠月学園関係者 遠月リゾート 佐久間 時彦(さくま ときひこ) 声 - 遠月リゾート()。 眼鏡をかけたオールバックの中年男性。 リゾートのサービス部門を率いている。 瀬名 博巳(せな ひろみ) 声 - 遠月リゾート副料理長。 堂島の右腕と呼ばれている 若い男性で、宿泊研修のビュッフェ課題の審査員を務めた。 窮地を挽回した創真の腕前を高く評価し、リクルートしようとしたが断られた。 徳蔵(とくぞう)、耕助(こうすけ)、久作(きゅうさく) 声 - 、、 遠月リゾートが提携している食材生産者。 通称「の徳蔵」「の耕助」「ナチュラルの久作」。 遠月リゾートに関わっているだけあって審査員としても厳正な判断を下すことができ、その迫力は学生たちをたじろがせているが、3人とも恵の作る「うずらの卵を使ったおでん」にほれ込み、彼女に高評価を与えた。 また、創真は審査を受けた後、スフレオムレツの失敗で多くの卵を無駄にしたことを詫びたが、徳蔵は創真が将来自分の店を持った時に徳蔵印の卵を贔屓にしてくれることを条件に快く許した。 秋の選抜審査委員 千俵 なつめ(せんだわら なつめ) 声 - カレーメーカー「ハウビー食品」。 「秋の選抜」Aブロック審査委員長。 高飛車な雰囲気をした色気のある女性で、年間2千億円と言われる日本のカレービジネス市場の頂点に君臨する通称「 カレーの女王様」。 右目の下の泣き黒子が特徴。 双子の妹であるおりえと共にハウビー食品の創業者の孫として生まれ、同社の商品「カレーのプリンセス」のパッケージに出演したことでカレー業界へ足を踏み入れ、同社のトップまで登り詰めた。 あらゆるカレーを知り尽くしており、国民食として完全に成熟した日本のカレー産業の現状に退屈を感じている。 叡山の誘いでカレー料理がお題となった秋の選抜審査員に招かれる。 生徒によっては容赦なく0点評価を下すなど、他の審査員以上に厳しい評価を下していたが、創真を始めとする一部の実力者のカレー料理には圧倒されていた。 千俵 おりえ(せんだわら おりえ) 声 - 日笠陽子 「ハウビー食品」。 なつめの双子の妹。 「秋の選抜」Bブロック審査委員長。 なつめとは対照的に悶々とした性格。 左目の下の泣き黒子が特徴。 気に入った人材を引き抜こうとしており、一色にも目をかけている。 喜多 修冶(きた おさじ) 声 - 「秋の選抜」Bブロック審査委員。 超一流の文化人や財界関係者しか入会できないという「喜多ガストロノミー倶楽部」の主催者。 関西弁を話す豪放な雰囲気の太った男性。 安東 伸吾(あんどう しんご) 声 - 「秋の選抜」Bブロック審査委員。 食文化全般を扱う作家・エッセイスト。 痩せた体格で神経質な雰囲気の眼鏡の男性。 彼の紡ぐ文節一つで店の衰勢が決まると言われている。 月饗祭最終日に突然えりなや緋沙子たちの前に姿を現した薊に、招待客の中で一番最初に気づいた。 港坂 巻人(みなとざか まきと) 声 - 「秋の選抜」Aブロック審査委員。 人気TV番組「チューボーですか? 審査員としての料理を評価する能力は確かであるが、自分の価値観に対し悦に入っている節がある。 自身や千俵以外を除く香田を始めとする3人の審査員達が葉山よりも創真の料理を評価した際は、逆上して暴言を吐きながら香田に掴み掛かるなど、礼節に欠けている醜態を見せ、香田からは審査員としての価値を否定された。 香田 茂之進(こうだ しげのしん) 声 - 「秋の選抜」Aブロック審査委員。 口ひげを生やした細目の男性。 審査員としてはきわめて公平に評価を下す人物で、予選のカレー審査では、スパイスのみを重点に評価している千俵や港坂と異なり、「一皿の満足感」を重点に置いた結果、葉山よりも創真の方を高く評価していた。 その結果、千俵や港坂に反発され、特に港坂からは暴言だけでなく乱暴に掴み掛かられてまでいるため、「もう審査員を辞めたらどうかね!? 」と反論している。 大泉 柿之進(おおいずみ かきのしん) 声 - 和食興産会会長。 「秋の選抜」本戦第1回戦での審査員。 小柄で白ヒゲを生やした老人。 コピー料理を出す美作に激怒していたが、彼が出したデザートを食べた際にはその実力を認めて美作に票をいれた。 薊政権には否定的で中枢美食機関の残党狩りが開始された際には中立の審査員となり、公正な審査を下そうとするも、あまりの実力差に中枢美食機関側に票を入れた。 早乙女 星周(さおとめ せいしゅう) 声 - 日本美食協会理事。 「秋の選抜」本戦第1回戦での審査員。 痩せ身で眼鏡をかけた男性。 大泉と同じく「秋の選抜」本戦第1回戦と残党狩りD会場の審査員を務めた。 スタジエール関係者 アベル・ブロンダン 声 - 「SHINO'S TOKYO」料理長。 四宮の右腕でもある男性シェフ。 四宮がプルスポール勲章を受章する前から「SHINO'S」に勤めており、彼のことを尊敬している。 そのため、後輩というだけで四宮と親しげにする創真を快く思っておらず、きつく当たっていたが、徐々に彼の姿勢を認めるようになる。 「SHINO'S」本店では副料理長を務めており、一時期スランプに陥っていた四宮に意見を出した際は全く聞き入れてもらえなかったが、その後に実力を評価されて「SHINO'S TOKYO」の料理長に任命された。 名前が判明したのは単行本第14巻だが、単行本第4巻第26話の四宮の回想シーンと小説版第1巻の四宮のエピソードにも登場している。 高 唯(カオ ウェイ) 声 - 「SHINO'S」本店サービス責任者を務める女性。 開店して落ち着くまでの間、本店から「SHINO'S TOKYO」の手伝いに来ていた。 半年前までは本店の肉料理担当だったが、新作コンペで作った品が2年間で一度しか採用されなかったため、「客と接することで見えてくるものがあるかもしれない」との考えから、サービス担当へ移った。 しかし、料理人としての努力を怠ったことは1日もない。 リュシ・ユゴー 声 - 「SHINO'S」本店肉料理担当シェフ。 そばかすが特徴の女性。 日本語には慣れておらず時々語尾がカタカナになる。 アベル、高と同様本店のスタッフであり、開店して落ち着くまでの間、「SHINO'S TOKYO」の手伝いに来ていた。 明るい性格だが、厨房では厳しい面を見せる。 本店で高の後任となった肉料理担当は彼女のおこぼれで就いたわけではなく、自身の血の滲むような努力によるものである。 三田村 衛(みたむら まもる) 声 - 川田紳司 洋食店「洋食の三田村」3代目オーナーシェフ。 料理人としての腕は良く地元客からの評判は良好であるが、半年前に最寄り駅へ新幹線が止まるようになってからは乗客前の客が殺到するようになり、注文品の調理や厨房とホールの連絡や追いつかない状況が続いていた。 スタジエールで研修に来た創真と緋沙子の協力で一度は店が機能するようになったが、彼らがいなくなると元の状態に戻ってしまうことについて創真から「どんな店にしたいのか」と問われて彼の提案を受け入れ、古くからの客を優先的に受け入れる完全予約制とし、店を立て直すことに成功した。 傘山(かさやま) 声 - 本格フレンチレストラン「エクセラン」料理長。 近々1つ星を取る店の料理長ということもあってかなり独善的で傲慢な性格をしており、厨房を「俺の城」と称している。 当初は研修に来たえりなと恵を邪険にしていたが、えりながあっという間に厨房を掌握したうえ、恵からも料理の改善点を指摘されたことで完全に立場を失った。 藤井 智也(ふじい としなり) 料亭「藤雨」12代目店主。 毎年スタジエールを断っていたが、仙左衛門からの紹介状で生徒を受け入れる。 研修に来たタクミに対し見込みがないなら1週間庭の掃き掃除をさせるつもりだったが、彼の強い熱意を感じ取り調理場に入れ仕事を与えた。 WGO執行官 薙切 真凪(なきり まな) WGOの全執行官を統括する特等執行官(ブックマスター)にしてえりなの実母。 アン 声 - WGO一等執行官。 長髪の若い女性。 教本に載っていない店に対しては哀れむような視線を送るが、載っていなければこれから載れるように励めばいいと考えている。 審査に星の有無は関係なくあくまで皿の上とし、創真を罵倒した生徒達を一喝している。 デコラとクラージュから指導を受ける以前垢抜けて今とはまるで別人だった。 審査のためにWGOの教本を大量に持ってきたが、内容は全て頭の中に入っているという。 また日本の慣用句辞典など料理に関係ない本も多く混ざっている。 酒に弱く一口含んだ程度で呂律が回らなくなるが、味覚と神経がより鋭敏になり、深く味を見極め厳正な審査を行えるという特殊な性質を持つ。 中枢美食機関側と反逆者の連帯食戟の審査員として招かれ、デコラたちの途中参加に驚きつつも中立の立場で審査を行った。 真夜中の料理人 才波 朝陽(さいば あさひ) 声 - 「裏の料理人」の中でも頭角をあらわしている青年。 かつて城一郎がアメリカ滞在中に面倒を見ていた弟子で、実の親同然に彼のことを慕っていたが、15歳のときに城一郎が妻を亡くし創真の面倒を見るため日本に戻ってしまったことから、城一郎の実子である創真に強い嫉妬心を抱いている。 「神の舌」を我が物にするため、「鈴木」の偽名で遠月に講師として潜り込んでえりなと接触し、食戟で創真を負かして以降は執拗に結婚を迫っている。 異なる種類の調理器具を組み合わせ、元の使い手の調理技術をトレースする「クロスナイブズ」の使い手で、食戟で負かした料理人から調理器具を巻き上げては自らの料理に取り入れている。 モナールカ 大柄な白人の青年。 日本の温泉街に旅行者を装って訪れ、「客は王様」という持論から、気に入らない料理を出す老舗旅館の板前に食戟を仕掛けて調理器具を巻き上げ休業に追い込んでいた。 えりなからの要請で事態に介入した恵と食戟を行い、自身が得意とする「高級食材」を用いた料理をぶつけるが、恵が作った故郷の味であるに感動し完敗。 改心し恵を「ママ」と呼び慕うようになった。 その後、朝陽に敗北し包丁を奪われており、朝陽の意向で恵を負かすために使われることになった。 幼少期より料理に携わって「ゆきひら」を手伝っていた創真を意識していたが、容姿に自信が無いことから、その想いを打ち明けることはできずじまいだった。 ただし、創真からは「責任感の強い人物」として明確に記憶されている。 遠月学園での合宿を終えて連休で帰郷してきた創真と再会し、寂れた商店街を盛り返そうとする彼に協力することになった際には、チラシの製作など自身にできるやり方で創真のサポートを行った。 盛り返しに成功した後、創真の頼みで「とみたや」でアルバイトをすることになる。 小金井 アキ(こがねい あき) 声 - 創真の中学生時代の同級生で、真由美とは親友の間柄。 創作料理で何度も真由美を気絶に追い込んでいる創真に呆れながらも、彼に想いを寄せる真由美を応援している。 創真が帰郷して商店街を盛り返そうとした際には、相変わらず内気であった真由美の後押しをしている。 富田 友哉(とみた ゆうや) 声 - 川田紳司 弁当のとみたや2代目店主兼すみれ通り商店街現商店会長。 眼鏡をかけた若い男性。 立場とは裏腹に気弱で頼りない。 リニューアルオープンした施設に客足を奪われたことで店の売上が激減し、意気消沈していたが、創真が考案した「すみれ印のロール」により店の立て直しに成功する。 その後、遠月へ戻るために普段は手伝うことができない創真から唐揚げのレシピを託された。 月饗祭では創真からの依頼で彼の屋台にイベント用のベンチを提供した。 幸平 珠子(ゆきひら たまこ) 城一郎の妻で創真の母。 元スケバンという経歴を持つ勝気な女性で、高校を出てからは父・計量が店主を務める「ゆきひら」を手伝っていたが、料理の腕はお世辞にも良いとは言えず、たまたま来店し彼女の料理を食べた城一郎を悶絶させるほどだった。 しかし、「自分がやりたいようにやる」、「客の楽しそうな顔が見られればいい」という彼女のポリシーが城一郎の料理に対する情熱を蘇らせ、やがて彼と恋仲になり結婚し創真を授かる。 創真が料理をするようになったきっかけであり、彼の料理人としてのルーツだったが 、本人も知らないうちに先天的な心疾患を患っており、創真がまだ小学生のときに発症、病気の発見からわずか1ヶ月後に他界した。 用語 遠月学園関連 遠月茶寮料理學園(とおつきさりょうりょうりがくえん)は、東京都内にある日本屈指の名門という設定の。 通常は単に「 遠月学園」と呼ばれる。 中等部と高等部の各3年制。 制服は男女共に。 非常に厳しい少数精鋭教育で、高等部の1000人近い新1年生のうち2年生に進級できる者は全体の1割にも満たず、卒業者は、遠月十傑を除いてわずか数人から十数人しかいない徹底した実力主義の教育方針を採る。 学園に在籍しているだけで料理関係者からは一目置かれ 、たとえ中退しても学園に在籍していたというだけで料理人としての箔が付き、卒業まで至れば一生料理界のスターダムを歩めるという。 在校生の多くは一流料理店や食産業の子息・令嬢など家庭的に裕福な者で、自分の地位や実力に鼻をかけた自己中心的でエリート意識の強い生徒が多く、大衆料理など庶民文化を格下と見ていることに加え、創真やアルディーニ兄弟のような現場経験者や極星寮の面々のような特技を持つ生徒は少ない。 そのため多くの生徒は虚栄心が非常に強く、同級生同士であっても敵視して足の引っ張り合いまでする生徒が多数いる。 さらに料理人としての成長速度に関係なく現在の能力のみを評価対象としており、条件さえ整えば成績上位者側の私情で気に入らない相手を能力の有無に関わらず追い込む事が可能など 、料理の腕を重視するあまり、道徳的な教育が疎かになっているなど、教育機関としては杜撰な体制も多くみられる。 この点はクーデターを起こした薊からも言及され、成績下位の生徒たちが彼の思想に賛同する原因となっていた。 この風潮は城一郎や堂島が現役の頃からあり、城一郎も名家出身者達に因縁を付けられていた。 広大な敷地面積を有し、学内にはさまざまな施設がある。 学習内容は料理の基礎技術や食材の知識だけでなく、・・・など多岐にわたる。 料理学校としての歴史は長く、創真ら現高等部1年生は第92期生である。 授業は一般の高校と違い、大学のように各生徒が授業ごとに教室を移動する「教科センター方式」を採用している。 授業形式は食材やジャンルのテーマごとに料理を創作する授業と決められた料理を制限時間内に完成させる授業の2種類だが、「中枢美食機関」発足後は創作する授業が廃止される。 総帥を頂点とし、教育部門の「遠月学園」、食材の管理・流通を担う生産部門、観光部門の「遠月リゾート」、研究部門の「薙切インターナショナル」、他に海外部門・広報部門・総務部門といった組織で構成されている。 食に関するあらゆる業界に強い影響力を持ち、食に携わる者で遠月の名を知らない者はいないといわれる。 食戟(しょくげき) 遠月学園伝統の料理対決による。 学園の生徒間で生じた争いの決着を付けるために行われる。 食戟に挑む者は自身の立場に見合った「対価」を差し出さねばならず、勝負に負けた者はその「対価」を取られて学園内の地位や権限を失う。 食戟を実施するには、「正式な勝負であることを証明する認定員」「奇数名の判定者」「対戦者両名の勝負条件に関する合意」が必要とされる。 また、「素材の調達も料理人としての技量のうち」という理由から、使用する食材や調理器具などは全て対戦者本人が用意しなければならない。 対決テーマは双方の得意ジャンルの中間地点に折り合いをつけて決めることが多いが、合意があればどちらかの得意ジャンルにすることができる。 決着がつかない場合、後日に再試合を行う。 なお、食戟の勝敗や日時、互いが賭けた条件は全て公式に記録され、食戟管理局に保存される。 遠月学園の事項の中でも重要視あるいは「聖域」のような扱いとなっており、薊政権下で改革が進んでも、学生達が「私達にはまだ食戟がある」と言われるほど希望を抱かれている。 連隊食戟(レジマン・ド・キュイジーヌ) 一騎打ちではなく集団対集団による変則的な食戟。 両陣営の任意の者同士が勝ち抜き戦方式で勝負し、最後まで残った側が勝利となる。 陣営の人数は同じである必要はない。 また普通の食戟と違い仲間の調理を手伝うことが認められ、チームワークが勝敗を左右しうる。 遠月十傑評議会(とおつきじゅっけつひょうぎかい) 遠月学園の最高意思決定機関。 学内評価上位10名の生徒たちにより構成される委員会。 通称「十傑」。 総帥の直下の組織で、彼らの決定には講師陣も逆らえないという。 物語開始当初のメンバー構成は3年生5人、2年生4人、1年生1人。 その会議はで行われる。 十傑に選ばれる評価基準は、授業成績、合宿などの行事で上げた実績、学園への貢献度など多岐に亘るが、特に「食戟の戦績」が最重視される。 十傑の順位変動は席次を賭けた食戟により変動するが、逆に言えば席次を賭けなければ十傑でない者が食戟で十傑に勝っても即十傑になれるわけではない。 アリスによるとメンバーは主に「秋の選抜」の本戦出場経験者から選ばれている。 十傑の中でも第一席の獲得は特に難しく、女子生徒で第一席経験者は、学園の長い歴史でも数えるほどしかいないという。 第一席獲得者は、月天の間に肖像画が飾られる。 十傑メンバーは学園が持つあらゆる権限・財力の一部を手中にできるとされ、料理のために遠月の莫大な予算を行使でき、高級食材や最新の調理器具・設備、数世紀前の希少なレシピやオークションで数百万の値がつく古典料理書にもアクセスが可能とされる。 また、それらの権限は席次が第一席に近づくほど行使できる権限は増大していくが、中には権力を行使して気に入らない相手を私情で学園から追い出そうとする者もいる。 中枢美食機関発足後、新総帥となった薊の方針に反対した女木島・一色・久我の3人が除名され、サバイバルを勝ち抜いた葉山・白津・鏑木の3名が新たに十傑に加わる。 進級試験中に葉山が薊との契約違反による退学と同時に除名され、えりなが十傑を返上する。 連隊食戟で反逆者側が勝利したことで、十傑の座が総入れ替えとなり、退陣となった薊に代わり、えりなが新総帥に就任する。 進級後は退学撤回となった反逆者側の生徒、学園残留が認められた中枢美食機関側の生徒も加わった新体制の十傑となっている。 作中当初 中枢美食機関編成時 えりな体制下 総帥 薙切 仙左衛門 薙切 薊 薙切 えりな 一席 司 瑛士 幸平 創真 二席 小林 竜胆 一色 慧 三席 女木島 冬輔 茜ヶ久保 もも 久我 照紀 四席 茜ヶ久保 もも 斎藤 綜明 葉山 アキラ 五席 斎藤 綜明 鏑木 祥子 黒木場 リョウ 六席 紀ノ国 寧々 薙切 アリス 七席 一色 慧 叡山 枝津也 タクミ・アルディーニ 八席 久我 照紀 白津 樹利夫 叡山 枝津也 九席 叡山 枝津也 葉山 アキラ 紀ノ国 寧々 十席 薙切 えりな 田所 恵 極星寮(きょくせいりょう) 遠月学園の学生寮。 大御堂ふみ緒が管理している。 かつては多くの十傑を輩出し、十傑全員が寮生だった黄金時代が存在した。 現在では生徒の多くがマンションを借りて生活するために入寮者は少なくなり、「変わり者の巣窟」と呼ばれるが 、寮生の実力は確かである。 現在の寮生のうち、一色慧のみが高等部2年生、その他は全て同1年生。 幸平の歓迎会が行われた際には一色の誘いを断って欠席した寮生がいるとの会話があったが 、その後も彼らが登場することは無く、アニメ版ではそのシーンがカットされる。 ふみ緒によると、20年以上前(堂島と城一郎が在学していた頃)が全盛期で、この2人が中心に食戟で土地を奪っては敷地面積を増やし、暖房設備の投資などもまかなっていた。 そのうち、極星寮だけで独立採算制 を取り、城一郎によればもはや「独立国家」のようであったという。 当時、快進撃を続けていた黄金時代の極星寮は多くの生徒から逆恨みされ、襲撃を受けることがたびたびあったという。 その名残で現在もバリケードやなどの防衛設備が残る。 研究会 遠月学園に多数存在する、テーマごとに料理を研究する部活動のような団体。 ちゃんこ鍋研究会 、郷土料理研究会 、丼物研究会 、立ち食いそば研究会 、串打ち研究会、中華料理研究会、ショコラ研究会、スペイン料理研究会、最先端研究会などがある。 一定の成果を出していない会は取り潰される。 宿泊研修 遠月学園高等部の1年生全員が参加する強化合宿。 遠月リゾートホテルの1つ「遠月離宮」で行われる。 毎日過酷な料理の課題が出され、低評価を受けた生徒は即刻退学を言い渡される地獄の合宿。 合宿の講師陣には、料理界の第一線で活躍している学園の卒業生たちも含まれる。 学園卒業生以外にも、遠月リゾートのスタッフ、リゾートが提携する食材の生産者とその家族が審査員を務めることもある。 卒業後のリクルートも兼ねており、オーナーシェフの卒業生には在校生の品定めができるメリットがある。 創真の学年では、新入生980人中352人がこの研修で脱落し、628人が生き残ったとされている。 遠月リゾート 遠月学園の観光部門で、とを望む地において、十数軒の高級ホテルや旅館を経営する。 トップは遠月OBの堂島銀。 薙切インターナショナル 美食学と分子料理を牽引した総合研究機関。 薙切アリスの父親である薙切宗衛がを本拠地として設立した。 に基づいた最新の調理技術など、味覚・嗅覚のメカニズムを探求する大脳生理学をも包括しているという。 アリスは遠月学園への編入前、14歳までこの研究機関で学んでいた。 現在のトップはアリスの母・薙切レオノーラ。 秋の選抜 毎年2学期の初めに開催される、高等部1年生の選抜メンバーが腕を振るい競い合う、遠月学園伝統の美食の祭典。 創真の学年で第43回目の開催。 宿泊研修までの成績と将来性から候補者が抽出され、十傑による絞り込みで最終的に60名が選出される。 審査員は学園理事や出資者など食の重鎮たちが務める。 歴代十傑は、主にこの選抜の本戦出場者たちから選ばれる。 えりな十傑であるため、選手としては不参加。 予選は事前に告知されたお題に沿って2つのブロックに分かれて競技を行う。 審査員は各ブロック5名で、1人当たり持ち点20点、計100点満点で審査する。 各ブロックの上位4名、計8名が「月天の間」で行われる本戦に出場できる。 創真の学年で告知された予選のお題は、「カレー料理」。 しかし、名の知れた食通である選抜の審査員を唸らせる生徒はごく僅かで、10点未満の生徒もいる。 良くても70点か80点台止まりで、90点台はほとんどない。 作中の予選では恵を除く本選出場者の7人が90点台をたたき出す。 本選の対戦は抽選で、各カードごとに別々のお題がランダムで決められる。 トーナメント方式ではなく、1回戦終了後に組み合わせは再抽選される。 一般的な食材と調理器具・設備は会場に完備され、自前の道具持ち込みは自由。 また、双方の合意があれば、食戟を行うこともできる。 決勝戦は毎年「秋が旬の食材」がテーマで、審査は総帥を含む遠月学園各部門のトップ3名が持ち回りで務める。 月天の間(がってんのま) 十傑同士の食戟でのみ使用が許される大会場。 天井が開閉式で、開いた空に写る月が「月天の間」の名の由来。 敬意を込めて歴代第一席獲得者のが飾られている。 「秋の選抜」本戦の会場でもある。 決勝戦は月が写る日没後に行われる。 遠月スポーツ 学園黎明期から続く伝統ある校内新聞。 通称「 遠スポ」。 ほぼ毎日発行される。 学内とその周辺のあらゆる情報を網羅し、公式行事の特集、一流シェフへのインタビュー記事、トリビアな情報などを掲載する。 実地研修(スタジエール) 高等部1年の生徒たちが、外部のさまざまな料理の現場へ派遣されるカリキュラム。 実施期間は1か月で、生徒たちは各自4か所の派遣先にて1か所につき1週間の研修を受ける。 行き先は高級料理店から食品メーカー、公的機関などの多岐にわたり、実践の空気を学ぶ正式な授業の一環となっている。 そこで気に入られてそのまま就職する生徒も多いが、研修は遠月学園への信頼があって研修を受け入れているため、遠月の名を汚すような問題を起こせば退学になることもある。 各派遣先には遠月学園の教員が生徒の働きを観察し、合否を判定する。 合格基準は1週間の研修で「目に見える実績」を残すことが条件で、「現場に与えられる自分」を持っていることが最低ラインとされる。 また、現場に変化を与えるだけでなく「現場から何かを奪って帰ること」がスタジエールの意図とされている。 創真たち92期生は研修開始時点の504名のうち210名が脱落し、294名の生徒が生き残っている。 スタジエールとはフランス語で「研修生」を意味し、下準備や雑務を担当する料理人のことを指す。 「スタジエ」とも呼ばれる。 紅葉狩り会(もみじがりかい) 遠月学園伝統行事の一つでスタジエール終了後に行われる、高等部1年生と上級生たちの顔合わせのための会。 参加するのは、秋の選抜で本戦に進出した8名と遠月十傑評議会の現役メンバー10名の計18名。 月饗祭(げっきょうさい) 遠月学園の。 5日間の開催で約50万人が訪れる大規模なフードイベント。 毎日各地からツアー客が押し寄せ、学内には無料の巡回バスが回り、国内外から多数訪れる。 VIPは学園内の宿泊施設や遠月リゾートがフル稼働で歓待している。 それゆえ学園側は宿泊費だけで大黒字になると言われている。 学生は許可を得れば個人・団体で模擬店を出店できる。 出店場所は学園祭会場の3つのエリアで、より良い出店場所を巡り生徒間で食戟が頻発する。 なお、模擬店で赤字を出せば退学となる。 ただし中等部の生徒は学園の講師の監督・指導の下でクラスごとに出店し、純利益をだせる計画を立てるように指導される。 そこで生徒達は毎年月饗祭で経験やノウハウを得て、個人・研究会での出店に挑戦していくため、よほど無茶な商売をしない限り赤字が出ることはない。 フードチケット購入制(松1万円、竹1000円、梅500円)で、その日の夕方にエリア毎の売上ランキングが発表される。 目抜き通りエリア 正面から道なりに続く大通り。 仮設テントが数多く並び、学園祭全期を通じて最も人通りが多く賑わう。 模擬店の出店場所としては1番人気のエリアとされる。 中央エリア 授業で使われる調理棟が集中している。 仮設テントでは提供しにくい専門性の高い料理や特殊な設備が必要なジャンルの模擬店が多く集まる。 店舗の大きさも自由に設定可能で、大所帯の研究会などもこのエリアを使用することが多い。 山の手エリア 平均客単価が最も高い高級志向エリア。 隠れ家的な建物が点在し、それらをレストランとして使用する。 逆に言えば料理人の知名度が無ければ集客は極めて困難とされる。 十傑メンバーは主にこのエリアに出店する。 他のエリアが閉店しても営業しており、山の手エリアの客はそのまま敷地内か遠月リゾートに宿泊するため、提供する料理はコースディナーが多い。 中枢美食機関(セントラル) 薙切薊の教育メソッドの根幹を為す機関。 薊が総帥に就任し創設される。 総帥と十傑評議会を頂点とする。 メンバーは薊が選定した生徒達での花の紋章を身につける。 人数は十傑6人を含め30人未満程度。 中枢美食機関メンバーは今まで通り料理の創造を許されるが、それ以外の学生は料理の自由な創造を許されない。 薊は「誰もが十傑レベルの料理をすることが出来、退学者も出さない」と美食の「 理想郷()」と謳い、成績下位の生徒や料理人としての成長が遅い者達にとっては「従ってさえいれば誰でも十傑レベルのアイデア・技術・レシピが得られる」ため賛同者もいる。 しかし成績上位の生徒や自身の料理スタイルを確立している者にとっては受け入れ難く、シャペルは「創造を許される者」と「模倣を強いられる者」とに分かれる「 暗黒郷()」と称する。 「中枢美食機関」の目的は、日本の美食を前に進めるために不出来な品を出す店の殲滅で、学園内で行っている粛正や授業もその前段階だという。 連隊食戟で敗れ薊が退陣したことで機関も解散される。 残党狩り 薊政権の方針に異を唱える各ゼミ・研究会と「中枢美食機関」との食戟の通称。 会場はABCDの4会場で数日に渡り行われる。 食戟にあたり不正が行われないよう、一色が十傑として以下の 薊政権に対する研究会・ゼミ等の解体撤回を賭けた食戟に関するルール(通称「 一色ルール」 )を薊に認めさせる。 一色は特に第四項を重要視する。 第一項(食戟の開戦) - 解体撤回を望む研究会・ゼミ等は中枢美食機関に対し食戟を挑むことができる。 中枢美食機関側は食戟を必ず受けなければならない。 第二項(対決テーマ等) - 事前に研究会・ゼミ側と中枢美食機関側で協議。 第三項(勝敗条件等) - 研究会・ゼミ側が勝利すればその団体は存続。 逆に中枢美食機関側が勝利すれば団体は解体。 薊政権に従うものとするが、この命令に従わない場合は退学となる。 第四項(審査員の選定) - 審査員は研究会・ゼミ側・中枢美食機関側のどちらからも中立公正な遠月外部者とする。 国内の調理協会やフード関連理事会等の会員からランダムに奇数名を選定。 選定されてから食戟当日まで、審査員と研究会・ゼミ・中枢美食機関は接触してはならない。 仮に接触があった場合、勝負は無効・再勝負となる。 進級試験 高等部1年2学期の最後に控える大イベント。 開催地は北海道で南端からスタートし、北へと移動をし続けながら各地で試験をクリアしてゆく。 北へ移動することから「 ツールドノール」とも呼ばれる。 ルートは任意またはランダムで分岐する。 試験は6つで最後の試験はで行われる。 進級試験での生徒の移動は遠月学園が所有する豪華「 つきかげ」が使われる。 毎年厳しい試験が課され、91期生は190名のうち76名が退学した。 92期生は薊政権により、薊メソッドの授業で習ったやり方を実践すればクリア可能となる。 ただし、薊政権に従わない者は容赦なく排除される。 学期末試験 高等部2年1学期の期末試験。 海・山・川の3つのコースに振り分けられ、10人1組で3日間の期限で課題をこなす。 92期生の海コースは海の家を経営し、3日間で300万円を売り上げることがノルマ。 十傑メンバーは1組にまとめられるが、他の生徒よりも厳しい条件が与えられる。 その他の用語 必殺料理(スペシャリテ) 仙左衛門が掲げた料理人が目指す料理の域。 真に独創性あふれる品は、食べただけで作り手の顔が心に浮かぶといわれるもので、得意料理の極致といえる存在。 食した者はそれを作り手への敬意を込めて呼び、審査する際には高評価の大きな要因となる。 すみれ通り商店街 創真の実家である「 食事処 ゆきひら」がある。 商店街としての規模はごく普通で、「ゆきひら」以外にも弁当屋の「とみたや」、金物屋、板金屋、八百屋、精肉店、印刷屋などがある。 「ゆきひら」休業後の1か月後、駅の商業施設のリニューアルオープンによって寂れてしまうが、遠月学園の休み中に一時帰宅した創真の策により活気を取り戻す。 カレーのプリンセス ハウビー食品から1990年に発売されて以来、累計700億食を売り上げたと言われる界最大のヒット商品。 パッケージには、ハウビー食品創業者の孫である幼少期の千俵なつめ・おりえ姉妹の写真が印刷される。
次の反逆者側が勝つという王道ストーリーには不満はないです。 予定調和と言う人もいますが、食戟のソーマは、水戸黄門のような展開が読めてしまっても面白い漫画だと思います。 ただ、セントラル編の最後を飾るこの30巻は、ひいては十傑とのバトルは色々ともったいないと思ったのが私の感想です。 一番は小林竜胆です。 あれだけ強キャラ感を出していたのに、作者が使うタイミングを逸したのでしょう。 「竜胆先輩すげー!」ってなるところが全編通してありませんでした。 好きなキャラだけに非常にもったいなく思います。 伏線も回収されませんでしたし…。 えりなもあまり料理を作らない強キャラでしたが、それでも最後は素晴らしい料理を作ってくれました。 しかし、竜胆先輩は随分と出し惜しみしていた割には微妙です。 出した料理がまずそうとは思わないけど、結局最後まですごさは演出されませんでした。 非常に残念です。 二番目にもったいなかったのが、司の料理です。 司だけでなく、セントラルの料理全てに言えるのですが、作れば作るほど、前の料理よりもインパクトが薄いです。 個人的な感想ですが、司の料理は、創真と最初に勝負した時の鹿料理が一番美味しそうでした。 見た目のインパクトだと久我先輩とのバトルで緑茶の料理が一番でした。 最後の鹿料理のスペシャリテが個人的には一番インパクトが薄かったです。 ちなみに、竜胆先輩やももちゃんにもこれは当てはまります。 斎藤先輩だけは二回目の海鮮丼の方がインパクトがありましたが…。 いい感じに風呂敷を拡げていただけに、最後が足早になってしまった感があるのが残念です。 今更ですが、三席の女木島先輩が反逆者側に入らずセントラル側で、アリスと黒木場を入れて、9VS9とかでも面白かったかなー、と思います。
次の反逆者側が勝つという王道ストーリーには不満はないです。 予定調和と言う人もいますが、食戟のソーマは、水戸黄門のような展開が読めてしまっても面白い漫画だと思います。 ただ、セントラル編の最後を飾るこの30巻は、ひいては十傑とのバトルは色々ともったいないと思ったのが私の感想です。 一番は小林竜胆です。 あれだけ強キャラ感を出していたのに、作者が使うタイミングを逸したのでしょう。 「竜胆先輩すげー!」ってなるところが全編通してありませんでした。 好きなキャラだけに非常にもったいなく思います。 伏線も回収されませんでしたし…。 えりなもあまり料理を作らない強キャラでしたが、それでも最後は素晴らしい料理を作ってくれました。 しかし、竜胆先輩は随分と出し惜しみしていた割には微妙です。 出した料理がまずそうとは思わないけど、結局最後まですごさは演出されませんでした。 非常に残念です。 二番目にもったいなかったのが、司の料理です。 司だけでなく、セントラルの料理全てに言えるのですが、作れば作るほど、前の料理よりもインパクトが薄いです。 個人的な感想ですが、司の料理は、創真と最初に勝負した時の鹿料理が一番美味しそうでした。 見た目のインパクトだと久我先輩とのバトルで緑茶の料理が一番でした。 最後の鹿料理のスペシャリテが個人的には一番インパクトが薄かったです。 ちなみに、竜胆先輩やももちゃんにもこれは当てはまります。 斎藤先輩だけは二回目の海鮮丼の方がインパクトがありましたが…。 いい感じに風呂敷を拡げていただけに、最後が足早になってしまった感があるのが残念です。 今更ですが、三席の女木島先輩が反逆者側に入らずセントラル側で、アリスと黒木場を入れて、9VS9とかでも面白かったかなー、と思います。
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