肌 かゆみ 原因。 体がかゆい原因!ぶつぶつがある時とないときで違いがあるの?

敏感肌がかゆみを引き起こすのはなぜ?ケアと対策方法をご紹介

肌 かゆみ 原因

関連記事• 乾燥が原因でお肌のバリア機能が低下 「」で解説した通り、乾燥肌とは角質層のバリア機能が弱まり、水分や皮脂が失われて乾いてしまった状態のお肌です。 角質層が正常でないとバリア機能はうまくはたらきません。 正常な角質層は、たっぷり水を含んだ角質細胞と適量の細胞間脂質が隙間なく重なり合って、まるでレンガ壁のように見えます。 外部からの刺激に強く、細菌の侵入や水分の蒸発を防いでくれます。 逆に角質層の状態が悪くなるとバリア機能も衰えます。 刺激に過敏に反応するようになったり、炎症を起こしやすくなったりします。 これこそが、乾燥肌に多いかゆみの原因です。 感覚神経が刺激を受けやすくなる 皮膚の下には多くの感覚神経が通っています。 かゆみを感じる神経もその1つで、おもに表皮の下部~真皮の上部に分布しています。 角質層のバリア機能が低下すると、刺激がよりダイレクトに神経に届きます。 乾燥肌が過敏に反応を示すのはこのためです。 お肌が健康なら反応しない弱い刺激でもかゆみが生じます。 そして角質層がボロボロになっているため、少し掻くだけでも肌荒れが酷く悪化します。 さらに乾燥肌が慢性化すると、かゆみを感じる神経が表皮のより浅い部分に伸びてくることも明らかになっています。 悪循環に陥らないためにも乾燥が原因のかゆみは早めに改善したいですね。 かゆみはお肌からのSOSです。 正常なバリア機能を取り戻し、かゆみを解消するための対処法をご紹介します。 よって、お肌に潤いを与える保湿ケアはかゆみ解消に高い効果を発揮します。 お肌の潤いを保つためには、十分な水分だけでなく適度な皮脂(油分)が必要です。 水分は空気に触れると気化します。 細胞の周囲を皮脂で覆うことで、水分を逃がさずに閉じこめることができます。 つまりお肌の保湿ケアにおいて、水分補給のあとに適度な油分を与えることはとても重要なのです。 洗顔後や入浴後のスキンケアは化粧水をつけておしまいという方は少なくないと思いますが、これでは不十分です。 洗顔後や入浴後のお肌は汚れだけでなく必要な皮脂も落ちてしまっているからです。 化粧水のあとに乳液やクリームを塗って水分が逃げないよう蓋をしましょう。 関連記事• 東京の賃貸物件では灯油ストーブの使用が禁止されている場合が多いので、とくにその傾向が強いです。 自宅と職場の両方で、エアコンの温風に長時間晒されているという方も少なくないでしょう。 かくいう筆者もそのうちの1人です。 「」で解説した通り、空気が含める水分の最大量(飽和水蒸気量)は温度が上がると急増し、その分湿度は大幅に低下します。 温かくて乾燥した空気に触れると、まるで強奪されるかのようにお肌から水分が失われます。 エアコンで部屋を暖めるときは湿度にも気を配りましょう。 加湿器を持っていなくても、洗濯物を干したり水の入ったコップを置いたりするだけでも加湿効果は得られます。 関連記事• かゆみや違和感が生じやすく、ちょっとした刺激が原因でお肌がボロボロになったり炎症を起こしたりもします。 秋冬シーズンのファッションはお肌をほとんど露出しないスタイルが主流です。 寒いので仕方ないのですが、薄着の季節に比べるとお肌と衣服が触れる機会が圧倒的に増えます。 衣服が擦れるときの刺激や重ね着によって発生する静電気がお肌の状態を悪化させます。 低刺激素材の衣服を選ぶことで、お肌への負担をかなり減らすことができます。 チクチクするウール素材や化学繊維はなるべく避けましょう。 とくにお肌と直接触れる下着やインナーはコットン(綿)をはじめとする柔らかい天然素材がおすすめです。 関連記事• 乾燥肌に限らず寝不足が原因でニキビができたり化粧ノリが悪くなったりといったことは誰でも一度は経験しているでしょう。 お肌はターンオーバーによって常に新しく生まれ変わっています。 健康的な美肌は正常なターンオーバーによって維持されています。 そのターンオーバーを促進し、肌荒れを改善してくれるのが「成長ホルモン」です。 成長ホルモンは睡眠中に分泌されるホルモンで、分泌量が最も多くなる時間帯は22時~2時ごろです。 もちろん2時以降に寝ても成長ホルモンは分泌されますが、効率がいいとはいえません。 22時は無理でも、日付が変わるまえには就寝するよう心掛けてください。 保湿ケアはもちろんするとして、耐え難いかゆみに襲われたときはどうすればいいのでしょうか? てっとり早くかゆみを抑えるには、患部を冷やすことが効果的です。 寒い日に指先の感覚がなくなるのと同じ原理で、患部を冷やすことで過敏になっている感覚神経を鎮めることができます。 ただし冷やしすぎには注意が必要です。 冷えは血行不良を招き、お肌の状態を悪化させます。 また冷やすことで発生する蕁麻疹(寒冷蕁麻疹)もあります。 冷やしてもかゆみが治まらない場合やかえって悪化する場合はただちに冷やすのをやめてください。 症状が続くなら病院を受診しましょう。 123rf. com 掻くのを我慢できないほどかゆみが強い場合や、就寝中に無意識に掻いてしまう場合、そしてお肌が炎症を起こしている場合など、乾燥肌が進行すると保湿ケアだけでは対処しきれなくなることもあります。 乾燥肌のかゆみで日常生活に支障をきたすようなら、迷わず皮膚科を受診してください。 塗り薬 塗り薬(軟膏)には炎症やかゆみを抑える成分が配合されています。 薬局で買える市販薬にも優秀なものはたくさんありますが、合わない場合は皮膚科にかかるべきです。 皮膚科で処方される塗り薬(軟膏)は個人の症状や体質に合わせて調合するので、最大公約数的な市販薬よりも効果が高く感じます。 乾燥肌と寒冷蕁麻疹を併発している場合など複雑な症状にも対処してもらえます。 飲み薬 幹部に直接アプローチする塗り薬とは別に、飲み薬によって体内からかゆみを抑える方法もあります。 花粉症などのアレルギー症状を抑えるためにも使われる「抗ヒスタミン剤」は、乾燥肌のかゆみにも力を発揮します。 また幹部がジュクジュクするほど掻いてしまった場合には抗炎症薬が処方されますし、肌質改善を助けるビタミン剤が処方されることもあります。 美容目的のヒルドイド処方は禁止! 皮膚科では「ヒルドイド」という保湿剤(チューブタイプ、ローションタイプ)がよく処方されます。 本来はアトピー性皮膚炎などの疾患をかかえた人のための薬なのですが、ここ数年は美容目的の処方が問題視されています。 ヒルドイドはとても安い薬です。 それでいて保湿力は超高級美容クリームより高いといわれています。 筆者もアレルギー性皮膚炎が酷かったときにローションを処方されたことがあるのですが、使い切るころにはお肌の状態が絶好調になりました。 ですから美容目的でヒルドイドを使いたい人の気持ちもよくわかります。 しかしヒルドイドが安いのは保険が適用され、自己負担額が3割になるからです。 実際、ヒルドイドの処方量と国の医療費負担額が激増したため、現在では美容目的の処方は事実上禁じられています。 当たり前のことですが治療に必要ないと医師が判断したらヒルドイドは処方されません。 患者側から「ヒルドイドをください」というのは絶対にNGです。 しかし乾燥した空気に晒され続けると肌細胞から水分が失われ、バリア機能が低下し、ちょっとした刺激にも過敏に反応するようになります。 乾燥肌に強いかゆみが生じるのはそのためです。 かゆいからといって掻きむしると、バリア機能はさらに低下し、かゆみや炎症もますます悪化していきます。 悪循環を断ち切るためには保湿ケアを徹底し、バリア機能の回復をはかることが重要です。 化粧水やクリームで外側から、食事や睡眠の改善などで内側から、保湿ケアはダブルで行いましょう。 また粉ふき肌やあかぎれなど、かゆみ以上の症状が出ている場合はすみやかに皮膚科を受診してください。 20代後半~30代ごろからお肌の保湿力は一気に失われはじめます。 乾燥肌のかゆみ対策のスキンケアは5年後、10年後のお肌への投資にもなります。 かゆみの有無に関わらず肌質改善に取り組んで、潤いとハリのある健康的な美肌作りを目指しましょう!.

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乾燥肌によるかゆみの原因と、かゆみ知らずになる9つの対策

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かぶれ/接触性皮膚炎 何らかの物質が皮膚に直接触れたことによって、かゆみや赤みを伴う炎症が起きることを指します。 かぶれの原因になる可能性のあるものとしては、化粧水やヘアケア製品に含まれる成分や界面活性剤、アクセサリーなどの金属製品、うるしなどの植物や動物などが挙げられ、原因は多岐にわたります。 接触性皮膚炎皮膚炎には、原因物質による刺激が原因の一次刺激性接触性皮膚炎と、原因物質によるアレルギー反応によるアレルギー性接触性皮膚炎があります。 蕁麻疹(じんましん) 皮膚の一部に、強いかゆみを伴う紅斑(こうはん)や盛り上がった膨疹(ぼうしん)が現れ、しばらくすると跡形もなく消えてしまうことが特徴です。 数時間以内に治まることが多いですが、中には半日から2~3日くらい続くものもあります。 強いかゆみに耐えきれず掻いてしまうと、症状が悪化したり掻いた跡が残ったりすることがあるので注意しましょう。 症状が1か月で治まるものを急性じんましん、それ以上のものは慢性じんましんと言われます。 あせも/汗疹 エクリン汗腺からの汗の分泌量が急激に増えることと、汗口周囲の表皮が肥厚して汗の出口がふさがることで、汗腺や汗管内に汗がたまり、水泡状のあせもができて、かゆみや炎症反応(赤い発疹など)が起きます。 虫刺され 蚊・ブヨ・ノミ・ダニ・ハチなどの虫に刺されたり咬まれたりした時に、虫が持っている物質によりアレルギー反応が起きることで、かゆみや炎症(赤み・腫れ)が起きます。 皮膚掻痒症(ひふそうようしょう) 皮膚に赤みや湿疹などの目立った異常がみられないにも関わらず、かゆみが出るものを皮膚掻痒症と呼びます。 皮膚の乾燥を伴うことが多く、全身性疾患や内臓疾患が原因となる場合もありますが、高齢者では特別な疾患がなくてもかゆみが起こることがあります。 薬物性肝障害 服用した薬の副作用などにより肝臓の機能が障害されると、皮膚にかゆみを生じることがあります。 かゆみの他にも赤み、発疹などの皮膚症状や倦怠感や発熱、黄疸などの全身症状、食欲不振や吐き気、腹痛などの消化器症状が現れる場合があり、これらの症状が急に出現したり、持続したりします。 乾癬(かんせん) 皮膚の赤みの上に層状に鱗のようなものが重なり、掻くとポロポロとはがれ落ちます。 慢性になりやすい皮膚疾患で、かゆみの程度は乾癬の症状によりさまざまです。 疥癬(かいせん) ダニの一種であるヒゼンダニが皮膚に寄生することで起こります。 小さな水疱や丘疹ができ、多くの場合は強いかゆみを伴います。 手湿疹 手にできた湿疹の症状の総称で、接触性皮膚炎のことを指します。 手や指の皮膚に、赤みや小さなぶつぶつ、水ぶくれ、ボロボロと皮膚が剥がれ落ちるなどの症状が現れます。 皮膚を保護する皮脂膜が、頻回の手洗いや洗剤の使用などにより失われ、バリア機能が低下した状態の皮膚に刺激が加わることで起きます。 主婦など水仕事を頻繁に行う人によく見られるため、主婦湿疹と呼ばれることもあります。 よう手を使う調理師や美容師などにも多い症状です。 乾皮症/皮脂欠乏症 老化などの理由で皮膚のバリア機能や皮脂分泌が低下し、皮膚の水分が減少することによって皮膚の乾燥を生じます。 高齢者の手足、背部、ひざ下などに見られ、フケ状の皮膚がはがれ落ちたり、ひび割れたりします。 かゆみを伴うため、掻くことで悪化して湿疹になる場合もあります。 また、秋から冬にかけての空気が乾燥する季節に悪化しやすくなります。 水虫/白癬(はくせん) カビの一種である白癬菌が皮膚に感染し、かゆみや水ぶくれなどが現れます。 身体のさまざまな部位に感染する可能性がありますが、代表的なものは足に現れる白癬で、一般的に水虫とも呼ばれています。 白癬菌は高温多湿な環境を好むため、通気性の悪い靴を長時間履くなどして、足がむれた状態が続くと感染しやすくなります。 あかぎれ 冬の寒い時期などに皮膚が乾燥し、皮膚の表面に小さな亀裂を生じるとひびや、炎症や出欠を伴うあかぎれを引き起こすことがあります。 あかぎれは、かゆみや痛みを伴うこともあります。 しもやけ 寒さなどによる血行不良が原因で起こり、かゆみや痛みを伴った赤い発疹や腫れが生じます。 冬の時期に見られ、手や足などの血液が末梢に届きにくい部位に多く発生します。 性器カンジダ症 ほとんどの場合は女性に見られ、腟内の常在菌のひとつであるカンジダが異常増殖することによって、外陰部の強いかゆみ、白色のチーズ状・酒かす状のおりもの増加が現れます。 ストレスや疲労などで免疫力が落ちている時に起こりやすく、そのほかホルモンバランスの変化や、抗生物質による常在菌のバランスの変化、蒸れによる高温多湿なども原因になります。 トリコモナス腟炎 腟トリコモナス原虫の寄生によって起こる腟炎で、10日前後の潜伏期間で症状が現れますが、およそ50%の人には症状が現れないといわれています。 症状としては、悪臭の強い飛沫状のおりもの、外陰部の強いかゆみ、ピリピリとした刺激感などが挙げられます。 主な感染経路は性行為によるもので、そのほか衣類やタオル、浴槽などを介しての感染する場合もあります。 尖圭コンジローマ 皮膚や粘膜にある小さな傷にHPV(ヒトパピローマウイルス)ウイルスが接触することによって感染し、性器や肛門のまわりにイボができます。 自覚症状がほとんどないと言われていますが、人によっては痛みやかゆみを感じることもあります。 肛門掻痒症 肛門とその周辺部にかゆみが生じている状態を、肛門掻痒症と呼びます。 入浴や就寝後などに体が温まると、かゆみが強くなる傾向があります。 原因にはさまざまなものがあり、痔や肛門ポリープ、直腸脱、便秘や下痢、ストレスなどの精神的な要因によって起きる場合もあります。 また、肛門やその周辺部に付着した便や汗が原因となる場合もある一方、ウォシュレット洗浄などを使って過度に洗浄することも、皮膚のバリア機能を低下させ、かゆみの原因となる場合があります。 乳児脂漏性湿疹 新生児期から乳幼児期初期に見られる乳児湿疹で、過剰な皮脂分泌が原因となり、顔や頭皮にかゆみを伴う湿疹が現れます。 症状が進行すると、かさぶたができます。 あせも 乳幼児や小児に多いとされていますが、成人にも発症します。 乳幼児では、紅色汗疹と呼ばれる赤い発疹が見られることが多く、かゆみや痛みなどが生じます。 水晶様汗疹は、小さな白い水疱が体幹、四肢を中心に見られることが多く、かゆみは少ないのが特徴です。 おむつかぶれ おむつの蒸れや肌との摩擦によって炎症が起き、おむつで覆われている部位が赤くなったり、湿疹が現れたりします。 かゆみや痛みを伴い、症状が悪化するとただれたり血がにじんだりすることもあります。

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乾燥肌のときは肌がピリピリかゆいと感じることがあります 肌が乾燥しているとかゆみを引き起こすことがあります。 念入りに保湿ケアをしたり、かゆみ止め塗ったりしていても、ついつい触ったり掻いたりしてしまうため、今度はチリチリと軽い痛みが続く… いったん、かゆみが気になりだすと、集中できずに作業が中断してしまったり、掻きむしってしまいひどく肌荒れを起こしたりとさまざまなトラブルの原因になります。 肌トラブルの原因はたくさんありますが、その中でも「乾燥」は、多くの肌トラブルに関係しているといってもよいでしょう。 肌が乾燥すると顔の小じわが目立ったり、カサカサと粉のようになったりして、メイクの載りや映えも悪くなり困ってしまいます。 この肌荒れやかゆみ、なんとか防ぎたいものですね。 季節の変わり目でもないのに、突然肌に違和感がでることがありますが、それは加齢による乾燥も原因の一つです。 実は年齢を重ねていくと、皮膚にある保湿成分「セラミド」が少なくなり、肌が乾燥しやすくなるのです。 肌が乾燥すると肌のバリア機能が低下して、外部からの刺激を受けやすくなります。 徐々に肌のバリア機能が低下していくと、花粉やアレルギー物質などに敏感に反応し、かゆみや肌荒れが起こります。 また肌荒れを起こすことにより、バリア機能がさらに悪くなり症状が悪化する、という悪循環が起こります。 合わせて読みたい!おすすめ記事 乾燥肌のとき「かゆい」と感じるのはなぜ? 「かゆみ」という皮膚感覚はなかなか我慢できないものです。 掻くことで傷や炎症などがおき、それをきっかけにさまざまな肌トラブルが起きてしまいます。 とくに顔のかゆみは深刻な問題です。 顔の皮膚は、体のほかの部分と比べ敏感で、外界にさらされているため常に刺激を受けるのでかゆみを感じやすくなっています。 掻いてしまうとメイクが崩れる、掻いた直後に赤くなったり傷ができたりするなど、周囲の人の目に触れるのも気になってしまいます。 体にかゆみが起きるメカニズムは、なんらかの刺激によって皮膚の知覚神経の末端にヒスタミンなどの「かゆみ物質」が作用することで起きると言われています。 そして掻くことで「かゆみ物質」がさらに分泌され、かゆみがどんどん広がっていくという悪循環におちいります。 肌を何回も掻くことで小さな傷ができ、外部からの異物やウイルス・細菌などが侵入しやすくなります。 炎症・化膿・アレルギー反応・慢性の皮膚疾患を起こしてしまうこともあるので、気をつけなければなりません。 これからかゆみの原因と対策を知り、かゆみの出ない肌作りをしましょう。 乾燥肌によるかゆみをなくすためのポイント 肌の乾燥を防ぎ、バリア機能を高めることで、かゆみが起きにくい肌環境を作るようにしましょう。 皮膚にはバリア機能があり、表皮のもっとも表面にある角層がウイルスや細菌などの外部からの侵入と体内からの水分の蒸発を防いでいます。 現代の人は空調のきいた室内で過ごすことが多いのでエアコンの風などで角層の水分量が減少すると、知らず知らずのうちに「ドライスキン」になってしまうのです。 ドライスキンは皮膚の表面から水分や油分が失われるので、外からの刺激に無防備になり、少しの刺激にも過剰に反応してしまい、かゆみが生じやすくなってしまいます。 合わせて読みたい!おすすめ記事 目や口の周りが荒れやすいときは? 顔のかゆみが出やすい場所は目や口の周りなど皮膚が薄く、皮脂の分泌が少ない、粘膜に近い部分です。 こういった部分はもともと乾燥しやすい部分のため、バリア機能も弱い部分なのです。 たとえば花粉やアレルギー物質は通常肌表面でブロックされるので、奥までは入ってきません。 しかしバリア肌荒れを起こした部分や粘膜には、それらの物質が肌の奥まで入ってきてしまいます。 また付近の粘膜にも張りつきやすくなります。 そうなると異物に反応し、かゆみや赤みなどの症状が出てきます。 一旦症状が出ると肌はどんどん敏感になり、今まで問題なく使用できていた化粧品がしみたり、湿疹の原因になったりします。 化粧品や柔軟剤の香料、アルコール成分なども刺激になることがあります。 また同じ化粧品を長く使い続けることでアレルギー反応が起きることもあります。 花粉症の発症と同じで、なんらかの物質が許容範囲を超えたことでアレルギーになるケースです。 長い間愛用していた化粧品が急に肌にあわなくなったと感じたときは、アレルギー反応かもしれません。 自己判断は避け、違和感があるときは医師の診察を受けるようにしましょう。 汗をかいた時 汗をかいた後、そのまま放っておくと、汗に含まれる塩分で皮膚がかぶれることがあります。 汗をかいたら、洗い流すことが1番ですが、もしできない場合はハンカチやタオルでやさしく汗を押さえます。 汗をかくと、肌は乾燥していますので、その後、忘れずにしっかりと保湿をしてください。 肌への刺激をできるだけ避け、しっかりと潤いを保つようにすれば、乾燥肌が改善されかゆみも出なくなります。 がまんして放っておくのはNGです かゆみを感じると無意識に掻いていませんか。 しかし掻きすぎると傷になるので、ほどほどにしておきましょう。 強く掻くことで肌表面が削り取られ、皮膚のバリア機能が低下します。 そして体の中から水分が外に逃げるので、皮膚から水分が失われて乾燥肌になるのです。 いったん掻き始めると、そのまわりの皮膚もかゆくなります。 そうすると広い範囲を掻くことになって、多くの部分の皮膚がダメージを受けます。 そのままではどんどん悪化してしまうので、「かゆみの悪循環」が起こります。 乾燥肌を掻くことで傷になり、治りかけた傷をまた掻く、これを繰り返すことで傷跡が「色素沈着」や「黒ずみ」などに変化してしまうこともあるので注意が必要です。 市販のかゆみ止めの薬剤を塗る、医師の診察を受けるなどの対策を取りましょう。 根本的に別の疾患がある場合もあります。 かゆみのストレスから逃れ、掻かずに済むようにしていきましょう。 まとめ.

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