特徴 [ ] 頭部に冠状の突起「(頭部)耳状突起」を有する。 これはミヤマクワガタの最大の特徴である。 これは小型個体では目立たないが、大型個体では発達する。 耳状突起は大アゴを閉じる筋肉の付着面を限られた頭部の中で広げるのに役立っている。 繁殖飼育方法の知見を初めて発表した小島啓史 1996 によると、頭部のサイズと耳状突起は、幼虫期の頭部の幅の影響を受け、前蛹の時に寒冷な気候で過ごしたオスほど大きくなる傾向が見られるという。 オスでは体表には細かい毛が生えており、金色から褐色に見えるが、微毛は身体が霧や降雨で湿ると黒くなり、木の幹に擬態した保護色の効果と、熱線吸収率を調整するのに役立っていると思われる。 古い個体はしばしばこれらの微毛が脱落し失われている。 頭の突起はオスだけにある。 オスもメスも脚で踏ん張る力も強く、樹皮や人の身体にしがみついた時には、脚の爪部分から少しずつ離していかないと引き剥がせない程。 メスは背側から見るとツヤのある黒色で他のクワガタムシのメスと似ているが、腹側にはオスと同じく微毛を備え、学名の元になった長楕円の黄色紋を腿節に部分持つため、他種のメスと簡単に見分けることができる。 また、メスの大顎は他のクワガタムシのメスに比べ、アゴが太くて厳つく、ニッパーのような形となっており、挟まれると大変痛く、これで樹皮に傷を付けて、樹液の出を良くしたり、身を守ったりする。 オスの大アゴには、後述される様にエゾ型・ヤマ型(基本型)・サト型(フジ型)と言う3つの型がある。 それぞれの型は大アゴの第一内歯と第三内歯の長さと、大型個体では先端の二叉の大きさで見分ける事ができるが中間型も見られる。 エゾ型:第一内歯は痕跡的で第三内歯が長い 先端の二叉はもっとも大きい• ヤマ型:第一内歯と第三内歯はほぼ同じ長さで、先端の二叉ははっきりしている• サト型:第一内歯がもっとも長く、先端の二叉ははっきりしない 上記の型の呼称は、保育社の図鑑が初めて使った呼称を踏襲しているが、黒沢は、この内サト型を、付近に多いためフジ型とし、ヤマ型を日本全国に見られる事から基本型と呼ぶように提唱した。 しかしミヤマクワガタの繁殖飼育に世界で初めて成功した、林長閑によると、どの型も日本全国に見られ、地域性は薄いと言われる。 小島啓史は著書の中で、エゾ型の新成虫から得た子を東京で飼育したところ、全てサト型になった事を報告している。 3つの型は、野生ではおおむね標高と緯度によって棲み分けており、標高1000m前後の山地や北海道ではエゾ型が多く、伊豆半島からはサト型のみが知られるが、筑波山や塩山の様に、3つの型が同所的に見られる場所もある。 普段見られるオスは60mm程度だが、70mmを越える大型個体が得られることがある。 地中で蛹化する生態の為、類などに比べてオスが大顎で鋏む力は強くないと思われがちだが、実際にはかなり強く、特に大顎先端の二叉に分かれた部分は闘争の際に威力を発揮し、同種間や、他種との闘争だけではなく、大型の個体がと戦った時、この二叉部分でカブトムシの胸部の後ろを締め付けてカブトムシの身体に穴を開けて深傷や致命傷を負わせる事もある。 人間でも二叉部分に指を挟まれ、猛烈に締め付けられると出血だけではなく、爪部分を鋏まれた場合、そこを貫通されてしまう事すらある。 酷暑と乾燥に弱いため、地球全体の温暖化や都市周辺のヒートアイランド現象などによって、激減、もしくは絶滅する可能性が相対的に高いクワガタムシであり、生息地域の環境調査などから指標昆虫となった。 小島啓史は水没するダム湖上流のヤナギ林などでミヤマクワガタが多数生息している状況を応用動物昆虫学会等で報告している。 他の多くのクワガタムシと同じく、振動を足の毛で察知し、付いている木に衝撃を与えると落下してくるが、やのようなクワガタムシが落下すると脚を縮めて硬直し、擬死状態になって動かなくなる事があるのに対し、本種はそういった擬死体型は採らず、脚を伸ばしたまま硬直するか、そのまま動き出して逃走する他種と異なる特徴もある。 生態 [ ] メイトガードするオス 「深山」とは山奥の意味である。 この言葉が示すように、ミヤマクワガタは標高の高い山間部によく見られる。 これは冷涼湿潤な環境を好むためであり、成虫の飼育の際には温度や湿度の管理に注意を要する。 温暖湿潤な環境を好むために低地で生息密度の高いと対照的である。 この両者は他にも様々な点で生態の違いがあり、(生態学的地位)そのものが微妙に異なっていてそもそも生活資源の競合関係はないと考えられるため、単純にこの生息環境の違いを「住み分け」と見なすのは困難である。 しかし、やや、人為的な里山の環境を好むノコギリクワガタに比べ、ミヤマクワガタの方が人間の手つかずの自然が残る環境を好む傾向があるといわれる。 両種が山間部や冷涼地域の平地など同所に混棲するケースもあるが、ミヤマクワガタが多い地域には、ノコギリクワガタが少ないなど生息数に偏りが見られる。 また、ノコギリクワガタに比べ、全般的に体が大きめの為に、両者の体格と力の差から、闘争ではミヤマクワガタが圧倒するケースもままある。 クワガタムシの大型種は夜行性であるものが多いが、ミヤマクワガタの場合は生息地や環境によって昼間にも活動することが知られている。 灯火やトラップにも飛来し、採集は容易であり、大型のクワガタムシの中では飛翔性が高い種である。 通常他のクワガタムシと同様に、、、などの各種広葉樹の樹液に集まるが、樹液を出す樹木自体が少ない高標高地域などでは、メスが強力な大顎で樹皮を齧り、傷つけて樹液を出すこともある。 オスはそうした樹液とメスに引き寄せられたり、樹液とメスを守ったりする。 その際オス同士の闘争も起こるが、勝ったオスがメスを独占したり、体格が小柄なオスが、大型オス同士が闘争中の隙を突いてメスを獲得したりといろいろな光景が展開される。 とは違い、幼虫は腐植質の多い地中や、朽木の中でも腐朽が進んで腐植化の進んだところに生息し、腐植土状になった部分を食物としている。 秋に羽化した成虫は土中の蛹室内でし翌年夏に活動を開始するが、活動開始後の寿命は短く、再越冬はしない。 この点はノコギリクワガタ等と同様である。 野生下と異なり、飼育下においては大型個体を羽化させることが難しく、幼虫期間も長めで希少性もないため採算性がないと判断され、累代飼育はあまりなされなかったものの、その飼育方法も徐々に解明されつつある。 なお、70mmを超す大型個体については天然、飼育限らず、繁殖が進み値がこなれたをも上回る場合が多々ある。 型 [ ] フジ型 ミヤマクワガタではのような遺伝的に固定された地域個体群ではないと考えられているが、型と呼ばれる多形が存在する。 基本型 f. maculifemoratus - のタイプ標本がこの型となっている。 第三内歯と第一内歯がほぼ同じ長さで先端の二叉はやや発達する。 フジ型 f. nakanei - 第一内歯が第三内歯より長い。 先端の内歯と外歯が作る二叉の角度も小さい。 に多いとされるが、林長閑によると日本全国で見られると言う。 エゾ型 f. hopei - 上型と反対の性質を持つ。 に多く見られ、他地域でも標高1000m前後より上の高標高地に生息する。 尚、北海道では高地だけではなく、低地にも見られる。 また2型両方の特徴を兼ね備えたと思われる個体も散見される。 この多形の発現要因として、幼虫時の温度環境などが仮説として挙げられているが、だと考える者もいる。 前者の論拠として、小島啓史 1996 が蛹室から掘り出したエゾ型を東京で繁殖した子が全てフジ型だったこと、従来ヤマ型しかいなかった埼玉県・・間瀬湖・円了湖で現在見られるのがフジ型だけになっている事、同所的に3つの型が確認できる場所ある事などが上げられる。 後者の論拠として、武浩がおこなった栃木県川俣湖産の個体群の繁殖では、他の地域の個体群がフジ型〜基本型になる同じ飼育場所で全てエゾ型になったと言う記録がある。 また、藤澤樹 2004 も後者の様な遺伝的多型と考えているという意見を述べた上で実態を調査中であるとしている。 この型の発現理由を調べる研究は、現在つくばの国立環境研究所で五箇浩一と小島啓史によって継続中である。 幼虫期の温度環境による発現型であり、その定量的な条件が確認されれば、ミヤマクワガタの型の変化を調べるだけで、その地域の周年温度の変化=地球温暖化の状況が把握できるようになるかもしれない。 亜種 [ ] 撮影地:北海道(基本型) 日本には2亜種、日本国外には4亜種が存在する。 日本 [ ] ミヤマクワガタ(原名亜種) L. maculifemoratus ・・・、(南部)、の・・・・・・の・(今のところのみ)、の(以前は生息しないとされていた。 形態に違いが見られ、亜種として記名する動きがある。 )に生息する。 イズミヤマクワガタ L. adachii の・・・、に生息する。 の樹液を好む。 雄の頭部の発達が悪く、大腮が短く、耳状突起もあまり発達しない。 雌雄ともに腹部末端が丸みを帯びる。 それぞれの島で若干の変異が見られ、伊豆大島、利島の個体は黒味が強く、他の島では赤味がかる。 雌は樹液にあまり集まらず採集しにくい。 灯火にも飛来する。 に追加された。 南部の一部地域で本亜種に類似した特徴を持つ個体が見つかっているが、雌雄の腹部末端、雄の耳状突起の形態が異なる。 日本国外 [ ] タカサゴミヤマクワガタの雄と雌 チョウセンミヤマクワガタ L. dybowskyi ・・中国北部に生息する。 日本のミヤマクワガタと比べると体型がやや丸く、がっしりした印象を受ける。 チュウゴクミヤマクワガタ(シナミヤマクワガタ) L. boileaui ・・・・に生息する。 独立種で記載された。 チョウセンミヤマクワガタに似ているが大顎の先端部分の形状が異なることなどで区別できる。 タカサゴミヤマクワガタ L. taiwanus に生息する。 以前は独立種とされていた。 顎の形状がエゾ型に似ているが、先端以外の内歯の発達が日本産のそれよりも遙かに悪くなる。 体長85mm L. jilinensis に生息する。 他の亜種よりも流通量が極端に少ない。 脚注 [ ] [].
次のみなさんこんにちは! 今回のブログではクワガタムシについて書いていきます! 60年代のバンドとして有名になったビートルズのおかげで、カブトムシを英語でなんと呼ぶのか知っている人も多いですよね。 僕が子供のころは飼育ブームで、カブトムシやクワガタムシを飼う愛好家や飼育家、または子供(小・中学生)がたくさんいました。 僕自身も虫カゴや昆虫ゼリーなどの飼育用品を買って毎日面倒をみていて、時には雌と雄のカブトムシを交配させて飼育繁殖させたりと子供ながらにカブトムシを育てながら色々と学んでいました。 「beetle」はご存知の通りカブトムシという意味です。 「stag」はツノの生えた牡鹿のことを指します。 クワガタムシのハサミがオスの鹿のツノに見えることからこのような表現になっているのです。 この記事ではクワガタムシとカブトムシの違いなどを中心に紹介します。 クワガタムシとカブトムシの違い カブトムシ=「beetle」 クワガタムシ=「stag beetle」 先ほどこのように伝えましたが、カブトムシを「beetle」というのは、厳密にいうとちょっと違うのです。 もちろん「beetle」で伝わることは間違いないのですが、「beetle」の本当の意味は「甲虫」という意味なのです。 甲虫とは硬い甲羅で覆われている虫のことを指します。 なのでカブトムシ=「beetle」というのは正確にいうと違うのです。 クワガタムシが牡鹿のツノのイメージから「stag」という文字が入りました。 カブトムシはサイのツノという意味の「Rhinoceros」という文字が入ります。 カブトムシ=「Rhinoceros beetle」 のように表現してカブトムシとなります。 しかしこの表現は一般的にはあまり用いられることはなく、「beetle」で通じることがほとんどです。 クワガタムシに関する英語例文 ここではクワガタムシに関係する英語の例文を紹介していきます。 ・クワガタムシを食べる国もある。 「Some countries eat stag beetles. 」 様々なクワガタムシの種類を英語で紹介 日本のクワガタムシ クワガタムシは世界で1500種類いることがわかっていますが、その内6割が東南アジアに生息しています。 (もちろんヨーロッパなどにも生息はしていますよ! ) また、50種類のクワガタムシが日本列島で確認されています。 (東京都内の公園などにも生息しているらしいです!) その中でも特に有名な4つのクワガタムシに関して紹介します。 オオクワガタ =「Dorcus hopei binodulosus」 日本に生息している大型種です。 知名度も高く、日本最大のクワガタムシとして有名です。 ) オオクワガタはクヌギやコナラ・ミズナラの木で採れます。 日本の他にも朝鮮半島や中国にも生息していますが、見つけたくてもなかなか見つけられるものではありません。 そのためとても高価です。 オオクワガタは「giant stag beetle」と表現してしまいそうですが、それでは大きなクワガタという意味になってしまうので適していません。 「Dorcus hopei binodulosus」とは学名です。 ノコギリクワガタ =「Prosopocoilus inclinatus」 ノコギリという用語が入っていることからお分かりのとおり、ギザギザした大顎が特徴的で、凛々しくかっこいいクワガタムシになります。 日本全土に生息しているだけでなく、韓国にも生息していますよ。 ミヤマクワガタ =「Lucanus maculifemoratus」 ミヤマクワガタのミヤマとは漢字で「深山」と書きます。 この字のごとく、 山の奥深く標高の高いところで採集することができます。 日本だけでなく台湾や朝鮮半島にも生息しています。 コクワガタ =「Dorcus rectus」 コクワガタは手に入れやすく、飼育するにも容易なクワガタムシの1つです。 体が小さく顎の力が弱いことも特徴的です。 日本だけでなく台湾や中国、朝鮮半島にも生息しています。 海外のクワガタムシ 日本以外には多くのクワガタムシが生息しています。 代表的でかつ人気のあるクワガタムシリストを英語の名前とともに見ていきましょう。 ニジイロクワガタ =「Phalacrognathus muelleri」 世界一きれいなクワガタムシと呼ばれていて、その名の通り体が虹色に輝きます。 オーストラリアやニューギニアに生息していて、現在は国外への持ち出しが禁止されているので、日本で出回っているものは人工的な環境で増やしたものです。 虹色といっても個体によってベースとなる色の状態が異なり、緑っぽかったり赤っぽかったりします。 ギラファノコギリクワガタ =「Prosopocoilus giraffa」 世界最大のクワガタムシと言われていて、東南アジアからインドにかけて生息しています。 面白いのは生息する地域により大顎の形状が違うことです。 顎が細長かったり太めだったりと面白いですよ。 メタリフェルホソアカクワガタ =「Cyclommatus metallifer」 体長が10cmにもなる巨大なクワガタムシです。 細くて長い大顎とメタリックに輝くボディが特徴的です。 東南アジアに主に生息していますが、地域によって輝きに差が出ることも面白いポイントです。 グランディスオオクワガタ =「Dorcus grandis」 オオクワガタムシ界で最大級のクワガタムシになります。 その体長は9cmにもなると言います。 インド東部やラオス、ベトナムに生息しています。 タランドゥスオオツヤクワガタ =「Mesotopus tarandus」 体長が9cmにもなり、顎が短いため胴体がかなり大きいです。 その重厚感と漆を塗ったような光沢感がクワガタファンには人気となっています。 アフリカ西部に生息しています。 高値で取引されるクワガタムシ クワガタムシは高価に取引されているものがあります。 国内で有名なのはオオクワガタですが、現在は昔と比べても価格はだいぶ下がっています。 ここでは高値で取引されるクワガタムシについて見ていきましょう。 オオクワガタムシ 日本のクワガタムシの中ではもっとも人気が高く手に入りにくかったオオクワガタも、現在では値段も高くないようです。 一時期はオオクワガタの成虫に最高額として1000万円以上の値がついたものもあったようですが、現在では2000円くらいから購入することも可能だとか。 現在では高くても3万円くらいで販売しているようです。 ウエストウッドオオシカクワガタ =「Westwood giant deer stag」 高価に取引されているとして有名なのがウエストウッドオオシカクワガタです。 インドやネパールなどに生息していて、日本ではなかなか手に入れづらいクワガタムシです。 その値段もかなり高く10万円以上が当たり前だとも言われていますし、高いものでは30万円を超えるものもあると言います。 見た目も大顎が鋭くかっこいいのが特徴で、体長も10cmにもなる巨大なクワガタムシでもあります。 ユダイクスミヤマクワガタ =「Lucanus cervus judaicus」 値段が高いことでも有名なユダイクスミヤマクワガタは、ミヤマクワガタ界では最大級のクワガタムシになります。 その体長は10cmを超えるものもいるとか。 生息地はシリアやアラブです。 ユダイクスミヤマクワガタは高いもので10万円を超えることもあり、ミヤマクワガタの中でも高価なクワガタムシとなっています。 世界では昆虫食が流行っている? 現在の日本は少子高齢化により人口が減っています。 しかし、世界的に見たら人口は爆発的に増え続けています。 そして問題視されているのが 食料の問題です。 近い将来食料に困った人類が食べるもの、それが昆虫です。 昆虫食と呼ばれ、日本では一部マニアが好んで食しています。 日本でもハチやイナゴを食べますが、日本以外ではハチやイナゴに限らず様々な虫が食されています。 その代表格がクワガタやカブトムシなどが属する 「甲虫」です。 現在食用として食べられている昆虫は1900種類にも及びますが、その内 約600種類が「甲虫」なのです。 昆虫食が盛んな国は、「タイ」「ベトナム」「ラオス」「ミャンマー」「中国」、そして意外にも「韓国」をあげることができます。 アジア圏ではバッタ類などをはじめとした虫がよく食されているのです。 「中国」や「オーストラリア」では蛾の幼虫がよく食べられています。 特に中国の「竹虫」は高級食材として扱われているようです。 美味として有名なのが「東南アジア」や「中国」、「アメリカ」でも食べられている セミです。 フライにして食べると美味しいと言います。 日本でも食べられているイナゴの近い存在でもあるバッタは、タイなどでも屋台に普通に並んでいます。 サクサクの食感が美味しく栄養価も高いです。 クワガタムシを食べる? クワガタムシにだけ焦点を当てると、 ニューギニア島では、クワガタをおやつ代わりに食べていると言います。 ニューギニア島ではパプアキンイロクワガタというクワガタが大量に発生することがあり手に入れやすいため、脚と羽を取り除いてから胸やお腹の部分を食べるのです。 クワガタムシやカブトムシなどの甲虫の食べ方は周りの殻を外し、中の肉質の良い部分を食すらしく、とにかく肉厚で美味しいと言いますが、僕は食べたくないです。 東南アジアを中心として多くのクワガタムシが存在し、コレクションとして収集しているものがある中、クワガタムシを食用として食べているということにも面白さを感じますね。 ただ、もしいつか食料が足りなくなり、クワガタムシなどを食べなければならない時が来ることを考えると僕個人としては少しゾッとします。 まとめ いかがでしたか? 今回はクワガタをテーマに、世界の有名なクワガタやクワガタにまつわる簡単な英語表現や日本や世界のクワガタムシに関する情報をシェアしました。 クワガタが大好き!というお子様には、ぜひ日本語の名前だけでなく、英語の名前も教えてあげてください。 そして、子どもに限らずクワガタの魅力について語りたい大人の方も、ぜひ今回学んだことを活かしてクワガタについて語ってみてくださいね! もちろん、知識だけではクワガタの魅力を伝えることはできません。 クワガタの魅力を伝えるためには、英語力がないと言葉で外国人には伝えることができないからです。 「まずは英語力を伸ばしたい!」 そんな人には、オンライン英会話のネイティブキャンプがオススメです。 初心者にも優しいオリジナルのレッスン教材が揃っているので、初めて英語を習うという人にも安心です。 そして、フリートーク教材もあるので、講師とクワガタについて話したいというときには是非フリートーク教材で講師とお話ししてみてくださいね!.
次の目的地の森や林や川原を見つけても、かぶとむしやくわがたむしが集まる木を知らなくては探すのがとても大変です。 私の始めた頃の苦い経験より「なんとなくゴツゴツした木にいたなぁ〜?どんぐりの木だったっけ?」というような感じで森や林に入ると探さなくてもよい木まで見なくてはなりません。 左の写真は、クスノキの樹皮ですが、こんな感じで似ている樹木はハリギリなど他にもたくさんあります。 効率よく探すには、ある程度木の種類は覚えておいたほうがよいでしょう。 住んでいる地域などによって知っておくと良い木は多少違いはありますが、ここでは東京近郊での樹木を例に載せてみました。 雑木林の王様、樹皮は厚くゴツゴツしており縦長に割れているような感じに見えます。 葉は細長く裏側には毛がない。 アベマキによく似ていますが東京近辺はほとんどがクヌギです。 大抵の図書にはカミキリなどの虫が産卵のため傷つけたりするため樹液がしみでると書かれていますがクヌギの場合は、人為的または自然災害などの傷やボクトウガの幼虫によるのではないかと見解が変わりつつあります。 近年、人の手が入らなくなりほとんどのクヌギは、電柱のようにすらっと伸びており樹液はあまり期待出来なくなっています。 なかには山おやじと言われるような人の手が入ったのや捲れや抉れたりしているのがあります。 こういったクヌギは枯れない限り毎年のように樹液をだすので一本見つけたら大量に甲虫類を確保できます。 毎年安定採集できるのが魅力です。 何らかの理由で捲れた樹皮(こういうのを探しましょう) 山梨の台場クヌギ(長年人の手が入り変形) クヌギと並び雑木林の代表的な樹木。 樹皮はクヌギよりも薄く縦長の割れ目がおおざっぱでやや薄い。 萌芽再生能力が高いためかクヌギよりも数が多く、たいていの森や林に生育しています。 樹皮が薄いせいか樹液が噴き出しやすく、5月には、甲虫たちの最初の樹液酒場となっている事が多いです。 クヌギの捲れと違いコナラは、同じ木が毎年同じように樹液をだすという事があまりなく、毎年どの木が樹液をだすのか見当がつきにくい樹木でもあります。 ある意味では採集者泣かせで樹液はカミキリ・スズメバチのような虫任せによる樹木といえます。 樹皮は、剥がされるとクヌギよりも弱くすぐ立ち枯れ状態になります。 ヤナギは、河川敷、高山採集のメインになると思いますがコゴメ、カワ、タチ、オノエと種類も多くなかなか判別は難しいですがクワガタ・カブトムシはよく集まります。 吹き出るような樹液ではなくじわぁ〜としたような感じで、コウモリガの木屑の塊痕や自然災害、自ら囓った傷などからもしみ出ます。 コクワ・ヒラタなどは穿孔痕に隠れている事が多いです。 残念ながら私はシダレヤナギでは確認がとれてません。 高山においても、河川や林道沿いのヤナギで見かけます。 長く細い葉が目印になりますが奥多摩では厳しいです。 写真は、山梨の林道沿いのヤナギ。 昼の採集の王様といえるでしょう。 四天王の最後、シラカシの木 樫の木というとアカガシ、シラカシ、アラカシのように何種類かありますが私が見回っている所では、ほとんどがシラカシです。 (どうやらシラカシは関東で多く、西でアラカシが多いようです。 ) 特に神社に多く、樹齢がいっているものは樹皮もゴツゴツしており、根もむきでています。 樹液は吹き出るというよりは、しみ出るというタイプの分類に入ります。 屋敷林としてもよく使用されているので昔ながらの家そばでも見かけます。 ひっそりとした神社裏の木をそっと覗くとカブクワが群がっているなんて光景もよくあります。 別名カワラフジノキ、昔は屋敷林として使用されたり城の守りにも使用されたりしていたそうですが、東京近郊ではあまり見かけなくなりました。 樹皮のトゲや大きい豆果が特徴。 樹液はよく出て、コナラのように吹き出ることもありますがどちらかというとヤナギのようなでかたをします。 樹液がでているとカブトムシが沢山集まってきます。 この風景を見たらカブトムシが別名サイカチムシと呼ばれる理由はわかるでしょう。 イタヤカエデは、ヤナギの木と同じようにいろいろ種類があります。 なかなか区別がつきませんが、山地でモミジのような葉を見かけたらとりあえずルッキングしてみましょう。 枝先の細い部分にしがみつき樹皮を囓っているミヤマクワガタを見つけられるかもしれません。 イタヤカエデの吹き出ている樹液を一度なめてもらうとわかるのですがとにかく甘いです。 実際、イタヤカエデの樹液は売られてもいます。 半透明のような白い液に甲虫が集まる理由がなめてもらえばわかります。 山地ではヤナギがなければイタヤを探せ!がキーワードかもしれないですね。 河川敷や沢沿いでよく見かけます。 クヌギなどがそばに無ければ要チェック クルミの樹皮の穴から顎をだすヒラタクワガタ 山沿いの林道などでは、ミヤマがつきます。 雑木林や丘陵などでポピュラー。 カミキリや動物などに狙われやすいのか樹皮が傷ついてるのが多くみられます。 この木もあまりあてにならないので、クヌギ、コナラなどが見あたらないときに探すとよいでしょう。 東京では、公園や街路樹で見かけます。 たぶん大抵は植栽だと思われますのでなかなか昆虫採集というイメージは思い浮かばないかも知れません。 ただ武蔵野周辺や多摩川にはアキニレが数多く残ってますのでこの近辺にお住いのかたにはあたりまえの事なのかも知れません。 樹皮の赤いポッチのようなのが目印になります。 ユリノキ 街路樹で見かけるこの木も樹液を出しクワガタが集まるそうですが、外来種のため丘陵・雑木林では 滅多にお目にかかれません。 奥多摩方面でのヤナギ採集は厳しいですが、林道、登山道でのメインの採集は、ハンノキ属の若木がメインなります。 樹液が出るというよりも囓って出して吸うという感じになりますので細い部分をルッキングするといいでしょう。 樹皮に傷跡を見つけたら可能性は大です。 とはいうものの初めての時はどれがハンノキ?かわかりにくいと思います。 実を目印に覚えるといいでしょう。 細い枝に噛み傷が見つかったら周囲を探しましょう。 東京近郊ではあまり見かけない。 公園の植栽などでたまに 見かけることがあります。 おもに暖かい地方の海岸沿いなどに 多いといわれてます。 東京近辺は、古木が多く、あまり樹液じたい期待できません。 写真は、伊豆で見かけたタブノキ 樹液がでるとクワガタが集まります。 東京近郊では、公園に植えられているのを見かけるが雑木林ではあまり見かけません。 ほとんどが植栽かと思われますが時たま丘陵、林にポツンとあることがあります。 東京の雑木林ではあまり見かけません。 多摩地区でまとまって見られる所は、私が知る限りでは2ヶ所だけです。 愛知はアベマキが多く見られます。 樹皮はクヌギよりやや荒く弾力性があり指で削るとコルクのような感じです。 クヌギと同じ感覚で探したほうがいいでしょう。 シミチョロの樹液がでている所にコクワがついていました。 意外かも知れませんが伐採後の発酵した竹の樹液にも集まります。 甘酸っぱいような香が数日間漂います。 クリスマスツリーにクワガタ?なんて思いますが 関東ではあまりなじみのないネブトクワガタがつきます。 白いロウのような樹液ではなく、木部内部から出てくるわりと サラサラした樹液に集まります。 強烈な発酵臭のような臭いはまったくなく、近くで嗅いでみて 何となく臭うかな?という程度です。 イヌシデ・・・白い筋が目印 アカシデ・・・紅葉がきれい Copyright 2006〜 P All Rights Reserved.
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