料理用ワインと通常のワインの違いは? なぜ、料理用と記載されたワインがあるのか、 飲む用のワインと何が違うのか。 一言でいえば、 料理用ワインは料理の味を引き立たせるために、 成分を調整したワインなんです。 通常の飲む用のワインに比べて糖分が少なく造られているため、 品質を保ちやすく、開栓後も長持ちするという違いがあります。 飲む用のワインは、開栓後は酸化によってワインの香り、 風味ともに劣化が進んでいきますよね。 残念ながら、どんなに持っても3日から5日くらいが限度です。 それに比べ、料理用のワインはもともと飲むために造られているわけではないので、 アルコール度数が少し高めに造られており、保存も開栓後は冷蔵庫に保管して、 数週間はそれほど味が劣化することなく使えます。 (劣化の感覚は個人によるので、あくまで目安として) 料理用のワインは冷凍保存もOKです! 毎日料理にワインを使わないという方は、 買ってきたらすぐに製氷器に入れて小分けにして冷凍保存すのがおすすめ。 冷凍したら半年くらいは保存ができます。 料理用ワインにも「赤」と「白」がある 料理用ワインには、 「クエン酸」「リンゴ酸」「酒石酸」「乳酸」などの有機酸が たくさん含まれているので、料理にコク・うまみを与え、 肉や魚の風味をよく仕上げます。 特に、有機酸の中の「乳酸」はお肉を柔らかくする効果があります。 また、料理用のワインにも、飲む用のワイン同様、 「赤」と「白」の2種類があります。 料理用ワインの「赤」は、ブドウの果皮成分が多めに入っているため、 肉が柔らかくよりおいしく仕上がり、 料理用ワインの「白」は、飲む用ワインとくらべて糖分と酸味が かなり抑えられて造られているため、魚介類の生臭みをおさえ、 風味豊かに仕上がります。 料理用赤ワインの特徴とおすすめ料理 有機酸の一種である「乳酸」が飲む用のワインよりも多く含まれているため、 お肉をしっとりと柔らかく仕上げてくれます。 おすすめの料理は、 「牛肉の赤ワイン煮込み」。 煮込む前に、1~2時間牛肉を赤ワインに漬けておくとより柔らかくなります。 また、 「鶏レバー」などの臭みのある肉も下ゆでした後に、赤ワインで煮詰めると、 臭みもとれて美味しく仕上がります。 和食に使いたいという方には、 「ブリの照り焼き」におすすめです。 ブリの切り身に塩コショウ、小麦粉を軽くまぶしてフライパンで両面を焼き、 料理用赤ワインにお醤油やみりんを加えた合わせダレを絡めます。 ブリの臭みをとり、より照りもでて美味しく仕上がります。 最後にデザートとして、 「フルーツコンポート」もおすすめです。 プルーンやいちじくなどのドライフルーツと料理用赤ワインを鍋に入れて、 弱火で10~15分煮るだけ。 ドライフルーツ自体に甘味があるので、 赤ワインと煮るだけの簡単コンポートです。 シナモンやスターアニスなどのスパイスを入れたら、 ホットワインのようなテイストにも仕上がります。 料理用白ワインの特徴とおすすめ料理 料理用ワインの「白」は、飲む用ワインとくらべて 糖分と酸味が かなり抑えられて造られているため、魚介類の生臭みをおさえ、 風味豊かに仕上げてくれます。 おすすめ料理は、 「あさりの白ワイン蒸し」や 「アクアパッツァ」など 魚介を白ワインで蒸したり煮たりするのがおすすめです。 魚介の臭みがとれる上に、ワインによってコクとうまみがでてきます。 また、 「ブイヤベース」のように、魚介から出た出汁をスープとして 食べられる料理や、 「魚介のパスタ」などもいいでしょう。 ワインの銘醸地ロワールの郷土料理に、 「白ワインを使った豚肉料理」があります。 豚バラ肉に塩をしっかりとまぶして一晩おき、余分な水分を出します。 豚バラ肉を水洗いし、キッチンペーパーで水気をとったら、 コショウとローズマリーをまぶして、あとは白ワインで煮込むだけ。 お肉というと赤ワインのイメージがありますが、 白ワインでさっぱりと仕上げた肉料理もおすすめです。 いかがでしたでしょうか。 ワインは飲むのもおいしいですが、 お料理に入れることで、ワインがもつポリフェノールや有機酸などの効果で 料理にコクやうま味を出してくれて、料理をよりおいしく仕上げてくれます。 ワインは開けると飲み切ってしまって、なかなか料理にまで回らないという方には、 飲む用はと別に、料理用ワインの購入をおすすめします。
次の白ワインを料理に使う効果とは? 白ワインには酸味・糖分が入っています。 渋味もありますが、赤ワインほどではありません。 白ワインの 酸味には、 ・肉や魚介のくさみを消す ・うまみやコク ・香りつけ などの効果があります。 肉や魚介の下準備として白ワインを振りかけておくと、くさみが消えます。 また、白ワインの酸にはタンパク質を凝固する性質があります。 そのため、白ワインに肉や魚を漬け込んでおくと、身がしまります。 ただ、白ワインのアルコール(13%)や糖分には肉や魚を柔らかくする作用がありますし、白ワインの酸は赤ワインに比べると弱いので、 酸による凝固 <アルコールや糖分により柔らかくなる効果の方が強いですね。 白ワインと赤ワイン、使い分けは? 白ワインと赤ワインの使い分けの基本は、 ・白い食材には白ワイン ・赤い食材には赤ワイン 魚介は白ワインが基本ですが、マグロやブリなど脂身が強く味の濃い魚には赤ワインを使うこともあります。 ただ、白ワインを使った方が失敗はありません。 肉では、 鶏肉は白ワイン、豚肉はケースバイケース、牛肉は赤ワインが基本です。 鶏肉を茹でたり蒸したり、鶏ハムを作るときには白ワインを使います。 豚肉では焼いたり茹でたりは白ワイン、カレーやシチューなどには赤ワインを使うこともあります。 ポークカレーには赤ワインがよいですね。 ビーフカレーやビーフシチューには赤ワインを使います。 赤ワインは着色性が強く、料理に入れると鍋の中身は赤くなります。 なので、赤い色がついてもよい料理には赤ワイン、ポトフやスープなど透明な料理には白ワインを使ってください。 白ワインが手元にないときには、 料理酒(日本酒)で代用できます。 酸味をプラスしたいときにはお酢を入れてください。 赤ワインは他のお酒や調味料では代用できません。 特にビーフシチューなど赤ワインが味の決め手になっている料理では赤ワインは絶対に必要! ないときには、コンビニやスーパーに走るか、もしくは違う料理に変更してください。 肉の臭み消しだけが目的の場合は、料理酒や焼酎などで代用することができます。
次の白ワインを料理に使う効果とは? 白ワインには酸味・糖分が入っています。 渋味もありますが、赤ワインほどではありません。 白ワインの 酸味には、 ・肉や魚介のくさみを消す ・うまみやコク ・香りつけ などの効果があります。 肉や魚介の下準備として白ワインを振りかけておくと、くさみが消えます。 また、白ワインの酸にはタンパク質を凝固する性質があります。 そのため、白ワインに肉や魚を漬け込んでおくと、身がしまります。 ただ、白ワインのアルコール(13%)や糖分には肉や魚を柔らかくする作用がありますし、白ワインの酸は赤ワインに比べると弱いので、 酸による凝固 <アルコールや糖分により柔らかくなる効果の方が強いですね。 白ワインと赤ワイン、使い分けは? 白ワインと赤ワインの使い分けの基本は、 ・白い食材には白ワイン ・赤い食材には赤ワイン 魚介は白ワインが基本ですが、マグロやブリなど脂身が強く味の濃い魚には赤ワインを使うこともあります。 ただ、白ワインを使った方が失敗はありません。 肉では、 鶏肉は白ワイン、豚肉はケースバイケース、牛肉は赤ワインが基本です。 鶏肉を茹でたり蒸したり、鶏ハムを作るときには白ワインを使います。 豚肉では焼いたり茹でたりは白ワイン、カレーやシチューなどには赤ワインを使うこともあります。 ポークカレーには赤ワインがよいですね。 ビーフカレーやビーフシチューには赤ワインを使います。 赤ワインは着色性が強く、料理に入れると鍋の中身は赤くなります。 なので、赤い色がついてもよい料理には赤ワイン、ポトフやスープなど透明な料理には白ワインを使ってください。 白ワインが手元にないときには、 料理酒(日本酒)で代用できます。 酸味をプラスしたいときにはお酢を入れてください。 赤ワインは他のお酒や調味料では代用できません。 特にビーフシチューなど赤ワインが味の決め手になっている料理では赤ワインは絶対に必要! ないときには、コンビニやスーパーに走るか、もしくは違う料理に変更してください。 肉の臭み消しだけが目的の場合は、料理酒や焼酎などで代用することができます。
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