監督は数多くのテレビドラマを手掛けてきたキム・ジョンハクさん。 脚本家のソン・ジナさんはキム・ジョンハクさんと共に上記の作品を手掛けてきた他、『ヒーラー最高の恋人』や『王は愛する』などの脚本も手掛けています。 主演は日本における韓流ブームの火付け役の一人であるペ・ヨンジュンさん。 代表作と言えば『冬のソナタ』や本作の名前が挙がりますが、1997年の主演作『初恋』が韓国ドラマ歴代最高視聴率65. 本作は『冬のソナタ』以来5年ぶりのドラマ作品であり、この作品以降は俳優としての活動よりも芸能プロダクションの運営へとシフトチェンジしています。 ヒロイン役のムン・ソリさんはドラマ出演は非常に少ないですが、映画女優としてはデビュー作の『ペパーミント・キャンディ』をはじめ、『オアシス』『大統領の理髪師』などの名作に出演しています。 もう一人のヒロイン役は、本作でデビューを飾ったイ・ジアさんです。 彼女らオーディションの末ヒロイン役に抜擢され、その後は『ベートーベン・ウィルス』『アテナ:戦争の女神』などに出演しています。 その他の共演者は、『帝王の娘スベクヒャン』や『夜警日誌』のユン・テヨンさん、ドラマ『砂時計』や映画『ユリョン』などで知られるチェ・ミンスさん、数多くの映画やドラマに出演し脇役からメインキャストまでこなすパク・ソンウンさん、ドラマ『シークレット・ガーデン』や『シンイ-信義-』のイ・フィリップさんなど。 他にもベテラン俳優から韓国ドラマ好きにはお馴染みの個性派俳優など、豪華なキャスティングも本作の魅力となります。 そして、注目なのは『悲しき恋歌』で注目されたイ・ダヒさん。 彼女は本作の為に2年前からアクションの練習に励み、その結果トップ女優の仲間入りを果たすことに。 その後は『秘密』『君の声が聞こえる』『ビッグマン』などでメインキャストを演じるようになります。 本作は子役キャストが豪華なことでも知られており、ユ・スンホさん、パク・ウンビンさん、シム・ウンギョンさん、イ・ヒョヌさんと、今やそれぞれに主演するまでに成長した俳優さんがメインキャストたちの子供時代を演じています。 OSTに久石譲? 本作の音楽はジブリ音楽や北野武作品で知られた巨匠・久石譲さんが手掛けています! そういうこともあり、韓国時代劇ドラマの音楽でありながら耳馴染みが良いのも特徴です。 スポンサーリンク 太王四神記 あらすじ 紀元前15世紀ごろ。 地上は火の力を持つカジン(ムンソリ)率いる虎族が支配していました。 横暴な彼等に心を痛めた神の子ファヌン(ペヨンジュン)が地上に降り立ち、人々が平和に暮らすチュシン国を創ります。 しかし、国を奪われたと感じたカジンがチュシンの人々を襲ったことで争いがはじまります。 その戦いの中で、朱雀・青龍・白虎・玄武の四神が生まれ、戦いの後は再びチュシンに王が誕生する際に備えて封印されます。 それから2000年あまりが過ぎた高句麗。 高句麗の人々は神の国「チュシン」の末裔であると信じて、来るべき神の再来を待ちわびていました。 そしてある日ついに、「チュシン」の王の誕生を告げられたのです。 同じ日にソスリム王の弟の家にタムドク(ペヨンジュン)が、妹の家にホゲ(ユンテヨン)が生まれます。 そしてチュシンの王を守るために四神たちも目覚めます。 一方、闇の勢力である虎族の末裔である火天会の大長老は、四神の力を手に入れるべく画策していました。 敵対することになるタムドクとホゲ。 タムドクは数々の困難を乗り越えながら、神の国の真の王として成長していきます! スポンサーリンク 太王四神記 みどころ 韓国時代劇というと、大抵が李氏朝鮮時代 朝鮮王朝 を舞台に描いたものが多いですが、本作はそれよりも以前の高句麗の時代の話となっています。 ただ、始まりは紀元前15世紀頃になるため、史実に沿って描いた作品といった要素よりもファンタジー色が強いのが本作最大の特徴となります! 神の子、神の国、四神、神器、転生など、通常の時代劇では聞きなれないファンタジー要素が多分に盛り込まれている一方で、王族間での骨肉の争いや、三角関係といった韓国ドラマ定番の要素も盛り込まれています。 基本の流れとしては、主人公タムドクが後に高句麗中興の祖と言われるようになる広開土王として成長していく姿が描かれています。 本作が普通の時代劇と違うのは、登場人物が誰かの転生した姿であったり、末裔であったり、真の王となるために重要となる神器の守り主だったりするところです。 この辺りの要素があることで、人間関係も複雑となりファンタジー色も増しています。 そして、巨額の予算を投入しただけあって戦闘シーンも迫力満点で、王宮内での人間ドラマを描く他の時代劇では見られないスケールとなっています。 そこに恋愛模様も加わっているので、幅広い客層から受け入れられた作品となりました。 スポンサーリンク 太王四神記 感想と評価・評判 本作は今から10年以上も前の作品となりましたが、作品のスケールは今の作品と比べても遜色がないどころか優れていると呼べるほど。 ただ、CGに関しては好き嫌いがかなり分かれるところかもしれませんね。 普段は韓国の時代劇は進んで見る方ではないのですが、ファンタジー時代劇となると幾分見易くなります。 歴史に詳しい人から見ると無茶なところもあるのでしょうが、その辺を気にしなければファンタジーとして楽しめると思います。 キャストも豪華ですし、ストーリーも複雑で、戦闘シーンも見応えがあり、ライバル役はもちろん脇役に至るまでキャラ立ちしているのもポイントです。 王の周りに忠臣たちが揃っているのも見ていて嬉しくなりますね。 そして音楽が素晴らしいですしね! ただ、ラブラインに関してはちょっと中途半端に感じましたし、そもそもヒロインたちに個人的にはあまり魅力を感じなかったというのは痛いところ。 そして味方のキャラクターがいいのに比べ、敵役がファンタジー過ぎるというか安っぽく見えるんですよね。 やはり、敵にもかっこよさや魅力があってこそ名作になると思いますね。 まとめ:作品のスケールや設定などは本作独自の魅力がありましたが、恋愛ドラマがイマイチだったりファンタジー過ぎる要素なども多く、バランスがいいとは言えませんでした。 ただ、通常の韓国時代劇よりはこちらの方が好みです! 最後に この作品はオンエア当時に観ていたら感想が違ってきたんでしょうが、今見ると粗捜しをしたりマイナス要素にばかり目がいってしまい、作品の世界観に入り込むことが出来ませんでした。
次の最終話は、実際に放送された内容もとても素敵なのですが、作家が書いた脚本はかなり違っている部分があり、大変話題になりました。 放送では分かりづらかった「え?結局どうなったの?」という部分がもう少し分かりやすく書かれているのが特徴。 ここではそのオリジナルシナリオから、終盤の部分を選んで訳し、ご紹介しています。 私の記事には日本語訳だけを載せます。 さて、手に握り締めた朱雀の心臓を胸にあてるスジニ。 そう、2000年前、ファヌンから習ったように…。 すると、まぶしい光が四方に広がり、彼らを包みます。 そして…? 〇白い光 白い光の空白。 少しの間、まばゆく光った後、ナレーションが流れ始める。 ヒョンゴの声: 高句麗の始祖、朱蒙王が国をお建てになり、 父は天の子、母は河の神の娘でいらっしゃった…。 (ヒョンゴのナレーションは、1話で、ファヌンの神話をスジニに語って聞かせるときと同じ口調で) 〇アブルラン寺 入り口 チョロとチュムチ。 戦っていた火天たち全てが眩しさに目を覆いながら天を見上げる。 明るい日差しが降り注いでいる。 〇戦場 痛みに苦しんでいたヒョンゴが顔を上げた。 まばゆい光。 そこへ再び流れるヒョンゴのナレーション。 〇国内城 全景 〇国内城内の通り 人々が活き活きと行き来する姿。 その中を、チョロが槍を胸元に抱いて歩いて来る。 ある所を通り過ぎるとき、何かを感じ、にっこりと微笑む。 そして、さっと横に避け、場所を開ける。 その瞬間、その空いた場所に攻撃しながら飛び込んできたのは…チュムチ。 もう一度攻撃するが、機敏に地形を利用して避けるチョロ。 全く戦う気もないようだ。 チュムチに大きなカゴを投げつける。 チュムチがカゴをどけてもう一度視線を戻したとき、もうチョロは姿が見えなくなっていた。 ヒョンゴの声: 高句麗の第17代太王。 名を広開土境平安好太王という。 これが何を意味するかというと、 領土を広げ、国をとても平和にし、 愛すべき太王陛下だ…という意味だ。 〇兵舎の一角 弓手たちがわいわいと集まり、歓声を上げている。 その中にある何かを見ながら興奮し、応援しているところだ。 人をかき分けて中を覗いてみると、その中では盛んに酒の飲み合いが繰り広げられていた。 弓手の鎧を着たスジニが、いかつい兵士と酒の早飲みをしている最中だ。 大きな甕(かめ)をそれぞれが一つずつ持ち、飲み干そうとしている。 横にはすでに空になった甕が転がっている。 スジニが先に飲み干した甕を頭に乗せ、空になったことを周りに見せると、ドーンと下へ置いた。 (このときようやくスジニの顔がはっきり映る) 相手はまだ飲んでいる。 飲んでいるうちにそのままの体勢で倒れてしまう。 スジニの勝ちだ。 応援していた者たちは、うわ~と歓声を上げた。 スジニは自分の胸をこぶしでトントンと叩き、 意気揚々としている。 ヒョンゴの声: 太王は戦争よりも政治に長けたお方だった。 碑文にはこう書かれている。 「太王の恩恵は天にまで届き、 太王の偉力は世界じゅうに広がった。 民は安心して自分の仕事に精を出し、 国は富み、平和で、五穀は豊かに実った…。 」 〇練武場 幼い(?)が全力で剣を奮い、相手を攻撃している。 (髪は乱れず、タムドクのように後ろに束ねてある) ヒョンゴの声: 太王が望んだのはただ一つ。 百年続く平和だった。 その百年後は、またその後の人たちの物だ…そうおっしゃった。 そのとき、稽古の相手が見える。 タムドクだ。 楽しそうに武術の稽古をつけてやっているところである。 その側で微笑みながら見守っているのは、年老いたコ将軍。 タムドクは最後に攻撃してきた(?)の手首を掴み、捕まえると、反対の腕を引き寄せて抱きしめてやる。 とても可愛くて仕方がないようすで…。 ヒョンゴの声: しかし太王は39歳で若くしてこの世を去ってしまった…。 その息子、長寿太王は父の土地を更に広げたんだ。 そう…、百年、百年間平和が続いた。 〇コムル村 コムルの弟子たちがあわただしく記録書の山を運んでいる。 字幕:西暦668年、新羅、唐連合軍により、高句麗滅亡 ヒョンゴの声:その平和は200年を少し超えて続いただろうか…。 〇コムル村 内部 荷車に積まれる記録書の山。 弟子たちは荷車を押して走っていたが、その前方から現れた唐の兵士たち…。 弟子たちは抵抗するが、一人、また一人と死んでいく…。 唐の兵士たちは荷車の上の記録書を一箇所に投げて積み上げた。 その上に火がつけられる…。 少しずつ強く、火柱が上がり始める。 字幕・唐軍により、高句麗の全歴史記録 消失 その火柱は激しく燃え上がり、画面を覆い尽くす。 カメラを引くと、無数に通り過ぎる自動車のタイヤ。 行き来する人々の足。 信号が青に変わる。 あわただしく走ってくる二人の人。 それぞれリュックサックを背負った二人は、現代人のヒョンゴと幼いスジニだ。 ヒョンゴは旅行かばんを引きずって走っていた。 スジニ: けれど…その話は碑石だけに記された…そうでしょ! ヒョンゴ:西暦668年、唐のやつらが攻め込んできたとき、高句麗の歴史全てが… 灰になってしまった…そういうことだ。 高句麗の歴史100編、(?)集5編、 残ったものはひとつもない。 あ~~~、もったいない! スジニ:あそこだ!あそこですよ! 彼らが急ぐ側で、団体観光客たちがガイドの説明を聞いている。 ガイド: 3日目はホテルで朝食をとり、 「チバンシ」へ向かいます。 そこは高句麗の3番目の首都があったところで、 まさにそこに広開土太王碑がある、その場所なんです。 まず、その太王碑を見学されることになりますね。 スジニ: (ヒョンゴをぽんと突付いて小声で)太王碑だって。 それって、その 広開土…好太王…碑文、でしょ! ヒョンゴ:シーッ! ガイド: あらかじめ申し上げますが、この太王碑は手を触れることができません。 防弾ガラスの中に入っていますので…。 写真撮影も禁じられています。 スジニ:そんなのってあり~?私たちの物なのにさ! ヒョンゴ:あ!シーッ!! その側を無心に通り過ぎていく人々。 少し離れたところに、旅行かばんを引き、急ぎ足で歩いていくある男の後姿。 髪が長く…ひょっとしてチョロ? また、少し離れたところでは、タクシーをとめようとしている別の男の後姿。 その上品なスーツ姿は…ホゲでは? 行き来する無数の人々。 まるでその中のどこかを四神が通り過ぎ、 そして、もしかするとその中に新しい太王がいるかのように… カメラでは彼らが誰なのか確かめることが出来ない…。 ですから、このシナリオは「本当はこうなるはずだった」ということではありません。 太王四神記最終回が曖昧な形で終了し、解釈に悩んでいる人も多い中、 一つの読み物として楽しんでいただけたら…と思い、翻訳しました。 <追記>追加で翻訳しました。 - , >Momo Misakiさん >MIXIにもお越し下さってありがとうございました。 私はたまたま初めて見た韓国ドラマで「言葉を理解したい!」と思ったのですが、Momo Misakiさんはそう思われるきっかけが太王四神記だったんですね。 自分の勉強も進めつつ、これから勉強をされる方にもお役に立てるようなブログにしていきたいと思います。 これからもどうぞよろしくお願いしますね。
次の監督は数多くのテレビドラマを手掛けてきたキム・ジョンハクさん。 脚本家のソン・ジナさんはキム・ジョンハクさんと共に上記の作品を手掛けてきた他、『ヒーラー最高の恋人』や『王は愛する』などの脚本も手掛けています。 主演は日本における韓流ブームの火付け役の一人であるペ・ヨンジュンさん。 代表作と言えば『冬のソナタ』や本作の名前が挙がりますが、1997年の主演作『初恋』が韓国ドラマ歴代最高視聴率65. 本作は『冬のソナタ』以来5年ぶりのドラマ作品であり、この作品以降は俳優としての活動よりも芸能プロダクションの運営へとシフトチェンジしています。 ヒロイン役のムン・ソリさんはドラマ出演は非常に少ないですが、映画女優としてはデビュー作の『ペパーミント・キャンディ』をはじめ、『オアシス』『大統領の理髪師』などの名作に出演しています。 もう一人のヒロイン役は、本作でデビューを飾ったイ・ジアさんです。 彼女らオーディションの末ヒロイン役に抜擢され、その後は『ベートーベン・ウィルス』『アテナ:戦争の女神』などに出演しています。 その他の共演者は、『帝王の娘スベクヒャン』や『夜警日誌』のユン・テヨンさん、ドラマ『砂時計』や映画『ユリョン』などで知られるチェ・ミンスさん、数多くの映画やドラマに出演し脇役からメインキャストまでこなすパク・ソンウンさん、ドラマ『シークレット・ガーデン』や『シンイ-信義-』のイ・フィリップさんなど。 他にもベテラン俳優から韓国ドラマ好きにはお馴染みの個性派俳優など、豪華なキャスティングも本作の魅力となります。 そして、注目なのは『悲しき恋歌』で注目されたイ・ダヒさん。 彼女は本作の為に2年前からアクションの練習に励み、その結果トップ女優の仲間入りを果たすことに。 その後は『秘密』『君の声が聞こえる』『ビッグマン』などでメインキャストを演じるようになります。 本作は子役キャストが豪華なことでも知られており、ユ・スンホさん、パク・ウンビンさん、シム・ウンギョンさん、イ・ヒョヌさんと、今やそれぞれに主演するまでに成長した俳優さんがメインキャストたちの子供時代を演じています。 OSTに久石譲? 本作の音楽はジブリ音楽や北野武作品で知られた巨匠・久石譲さんが手掛けています! そういうこともあり、韓国時代劇ドラマの音楽でありながら耳馴染みが良いのも特徴です。 スポンサーリンク 太王四神記 あらすじ 紀元前15世紀ごろ。 地上は火の力を持つカジン(ムンソリ)率いる虎族が支配していました。 横暴な彼等に心を痛めた神の子ファヌン(ペヨンジュン)が地上に降り立ち、人々が平和に暮らすチュシン国を創ります。 しかし、国を奪われたと感じたカジンがチュシンの人々を襲ったことで争いがはじまります。 その戦いの中で、朱雀・青龍・白虎・玄武の四神が生まれ、戦いの後は再びチュシンに王が誕生する際に備えて封印されます。 それから2000年あまりが過ぎた高句麗。 高句麗の人々は神の国「チュシン」の末裔であると信じて、来るべき神の再来を待ちわびていました。 そしてある日ついに、「チュシン」の王の誕生を告げられたのです。 同じ日にソスリム王の弟の家にタムドク(ペヨンジュン)が、妹の家にホゲ(ユンテヨン)が生まれます。 そしてチュシンの王を守るために四神たちも目覚めます。 一方、闇の勢力である虎族の末裔である火天会の大長老は、四神の力を手に入れるべく画策していました。 敵対することになるタムドクとホゲ。 タムドクは数々の困難を乗り越えながら、神の国の真の王として成長していきます! スポンサーリンク 太王四神記 みどころ 韓国時代劇というと、大抵が李氏朝鮮時代 朝鮮王朝 を舞台に描いたものが多いですが、本作はそれよりも以前の高句麗の時代の話となっています。 ただ、始まりは紀元前15世紀頃になるため、史実に沿って描いた作品といった要素よりもファンタジー色が強いのが本作最大の特徴となります! 神の子、神の国、四神、神器、転生など、通常の時代劇では聞きなれないファンタジー要素が多分に盛り込まれている一方で、王族間での骨肉の争いや、三角関係といった韓国ドラマ定番の要素も盛り込まれています。 基本の流れとしては、主人公タムドクが後に高句麗中興の祖と言われるようになる広開土王として成長していく姿が描かれています。 本作が普通の時代劇と違うのは、登場人物が誰かの転生した姿であったり、末裔であったり、真の王となるために重要となる神器の守り主だったりするところです。 この辺りの要素があることで、人間関係も複雑となりファンタジー色も増しています。 そして、巨額の予算を投入しただけあって戦闘シーンも迫力満点で、王宮内での人間ドラマを描く他の時代劇では見られないスケールとなっています。 そこに恋愛模様も加わっているので、幅広い客層から受け入れられた作品となりました。 スポンサーリンク 太王四神記 感想と評価・評判 本作は今から10年以上も前の作品となりましたが、作品のスケールは今の作品と比べても遜色がないどころか優れていると呼べるほど。 ただ、CGに関しては好き嫌いがかなり分かれるところかもしれませんね。 普段は韓国の時代劇は進んで見る方ではないのですが、ファンタジー時代劇となると幾分見易くなります。 歴史に詳しい人から見ると無茶なところもあるのでしょうが、その辺を気にしなければファンタジーとして楽しめると思います。 キャストも豪華ですし、ストーリーも複雑で、戦闘シーンも見応えがあり、ライバル役はもちろん脇役に至るまでキャラ立ちしているのもポイントです。 王の周りに忠臣たちが揃っているのも見ていて嬉しくなりますね。 そして音楽が素晴らしいですしね! ただ、ラブラインに関してはちょっと中途半端に感じましたし、そもそもヒロインたちに個人的にはあまり魅力を感じなかったというのは痛いところ。 そして味方のキャラクターがいいのに比べ、敵役がファンタジー過ぎるというか安っぽく見えるんですよね。 やはり、敵にもかっこよさや魅力があってこそ名作になると思いますね。 まとめ:作品のスケールや設定などは本作独自の魅力がありましたが、恋愛ドラマがイマイチだったりファンタジー過ぎる要素なども多く、バランスがいいとは言えませんでした。 ただ、通常の韓国時代劇よりはこちらの方が好みです! 最後に この作品はオンエア当時に観ていたら感想が違ってきたんでしょうが、今見ると粗捜しをしたりマイナス要素にばかり目がいってしまい、作品の世界観に入り込むことが出来ませんでした。
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