実家の母が高額なツボを買わされたみたいだ。 舌先三寸で丸め込まれたらしいよ。 この場合は、 「販売員の巧みな話術によって、ツボを買ってしまった」ということですね。 「舌先三寸」はこのように、 良くない意味として使う四字熟語だと考えてください。 具体的には、 ズル賢い人にだまされたり 話が上手い人に言いくるめられたりといったことですね。 イメージ的には 「 舌先三寸な人」=「 詐欺師」「 ペテン師」 などと考えると分かりやすいでしょう。 補足すると、「舌先三寸」は略して 「 舌三寸」と言うこともあります。 できればこのことも覚えておくとよいですね。 舌先三寸の語源・由来 次に、この言葉の語源を確認していきます。 まず「 舌先」というのは、文字通り 「 舌の先っぽのこと」です。 そして、「 三寸」とは 「 約9センチの長さ」を意味します。 日本古来からある「尺貫法」という測り方だと、 「 一寸(いっすん)」=「 約3センチ」という定義があります。 なので、 「 三寸」とは「 約9センチほどの長さ」を意味するわけです。 つまり、「舌先三寸」を直訳すると 「約9センチの小さな舌」ということになります。 ちなみに、 人間の舌の長さは 約7センチが平均です。 したがって、厳密に言うならば、 9センチの舌は小さいサイズには該当しません。 ではなぜこの四字熟語が広まったかというと、 「 寸」は昔から小さなものの例えとして使われていたから だと言われています。 例えば、 「一寸先は闇」「一寸の虫にも五分の魂」など 「寸」が入った言葉は他にもありますよね? これと同様に、 「舌先三寸」も「三寸」という言葉が一人歩きし、 いつのまにか小さな舌を例えるようになったわけです。 スポンサーリンク 口先三寸・胸三寸との違い ところで、「口先三寸」と似た言葉で 「口先三寸」と「胸三寸」があります。 まず「口先三寸」ですが、結論から言いますと 「 口先三寸」という言葉は存在しません。 文化庁が発表したデータによると、 正しい方の「舌先三寸」を選択した人が 23. 3% 間違った方の「口先三寸」を選択した人が 56. 7%だそうです。 単純計算だと、日本人の2人に1人以上も 間違えていることになりますね。 「口先」という言葉自体は、 「舌先」よりも比較的よく使われています。 そのため、多くの人が混同しているのでしょう。 仮に「口先三寸」だと、 「口の先が約9センチ」という よく分からない意味になってしまいます。 なので、いずれにせよ 完全に間違った言葉だと思ってください。 また、「 胸三寸(むねさんずん)」ですが、 こちらは 正式に存在することわざ(慣用句)です。 「胸三寸」とは、 「 胸の中・心の中の考え」という意味です。 使い方としては、 「胸三寸に納める」のように言いますね。 主に自分の考えを心の中に秘めるような時に使います。 ちなみに、 「胸先三寸」という言葉も存在しません。 これは、 「舌先三寸」と「胸三寸」が混ざって使われた誤用ですね。 間違って使わないようにしましょう。 舌先三寸の類語・対義語 続いて、「舌先三寸」の類語を紹介します。 うそをつくこと。 いずれの言葉も 「 口がうまい・口先が達者」 などの意味が共通していますね。 3つ目の「 口八丁」については簡単に補足をしておきましょう。 「八丁」とは、「八つの道具を巧みに使いこなすこと」を意味します。 このことから、「口八丁」=「口が達者」という意味になったと言われています。 現在では、「 舌先三寸口八丁」などのように 両者を合わせて使うことも多いです。 では逆に「対義語」は何があるかと言うと、 「 訥弁(とつべん)」です。 「訥弁」とは、 「なめらかでないしゃべり方」という意味です。 こちらは主に、 口下手な人に対して使う言葉だと思ってください。 舌先三寸の英語訳 続いて、「英語訳」です。 「口先三寸」は「英語」だと次のように言います。 「 glib tongue」 「glib」は「うわべだけの」 「tongue」は「舌」という意味です。 両者を合わせることで、 「glib tongue」=「口達者・口が軽い」 という意味になるわけです。 例文だと、以下のような言い方です。 She has a glib tongue. (彼女は口先三寸である) That entertainer has got a glib tongue. (あの芸人は口先三寸である。 ) スポンサーリンク 舌先三寸の使い方・例文 では、最後に「舌先三寸」の使い方を 例文で確認しておきましょう。 彼は 舌先三寸で詐欺師のような男だ。 舌先三寸の巧みな話術にだまされてしまった。 営業マンの 舌先三寸の言葉に丸め込まれたね。 舌先三寸でごまかせるほど、相手はバカではないよ。 舌先三寸の言葉に惑わされず、自分で判断しよう。 彼女の発言は 舌先三寸で有名なので、信用できない。 用例としては、 ビジネスから日常生活まで幅広く使われていますね。 世の中には、 「話が上手い人・弁が巧みな人」が必ずいます。 誰しも一度は 「話のうまさにだまされた!」という経験はあるかと思います。 「舌先三寸」とは、そのような 相手にだまされたりする時に使う言葉だと考えて下さい。 関連: まとめ 以上、内容を簡単にまとめると、 「 口先三寸」= 口先だけが上手いこと。 うわべだけの上手い言葉のこと。 「 語源」=「三寸ほどの小さな舌」は、中身や内容が伴わないため。 「 類語」=「 冗舌・巧言・口達者・口巧者・二枚舌」など。 「 誤用」=「 口先三寸・胸先三寸」 ということでした。 なかなか面白い語源だったかと思います。 間違いやすい似た言葉もあるので、 しっかりと頭の中で整理しておきたいですね。
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次の(和訳:私は10万円近く自腹を切って、トレーニングコースに参加した。 (和訳:給料がそんなに高くないのに、どうして自腹まで切らないといけないのか。 (和訳:社長は損失を補填するために、これ以上持ち出しをしたがらない。 (和訳:いくらかかろうと、あなたが全部自腹を切らないといけない。 (和訳:彼女は調子の良い男性が最も嫌いです。 (和訳:あまり調子の良いことばかり言わないように。 (和訳:あまり話さないほうが良い。 あまり格好つけたことばかり言うと印象が悪いです。 (和訳:彼女の彼氏は軽いやつだよ。 ) 今日はここまで!.
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