ふしぎ が いっぱい 5 年生。 ふしぎがいっぱい

動物の体

ふしぎ が いっぱい 5 年生

オープニング オープニング scene 01 生まれる… アオムシが生まれる。 バッタも、ニワトリも、生まれる…。 scene 02 メダカってどんな魚だったっけ? メダカってどんな魚だったっけ?とふと思ったホナちゃん、とある公園の池にメダカがいるらしいと聞いてやってきました。 雑木林の中の池。 のぞいてみると何か泳いでいます。 小さな魚、メダカです。 小さくてかわいいメダカ。 でも池のほとりからだと、どんな魚なのかよくわかりません。 観察したいので持って帰りたいと思いましたが、池のメダカはとってはいけないというのです。 scene 03 もともとは身近な魚だった メダカはもともと、田んぼや池、流れのゆるやかな小川などにすむ、身近な魚でした。 しかし、水がよごれたり、自然の水辺が少なくなったりして、メダカのすめる場所はどんどん減っていきました。 今では、野生のメダカはほとんどいなくなってしまったのです。 でも、ペットショップへ行けば、観察用のメダカを売っていると、教えてもらいました。 scene 04 メダカの観察開始 ホナちゃん、さっそくメダカを買ってきました。 観察開始! ホナちゃんが買ってきた観察用のメダカは、うすいオレンジ色をしています。 池で見たのとは色がちがいますが、どちらもメダカです。 おすとめすを比べると、おすの背(せ)びれには切れめがあります。 そして、しりびれの大きさや形がちがいます。 scene 05 おなかに小さなつぶつぶが 次の日。 ホナちゃんが水槽(すいそう)の中を見ると、水草に何かついています。 小さなつぶつぶです。 ホナちゃん、また何か見つけました。 メダカのおなかにも、同じつぶつぶがついています! 実は、ホナちゃんが見ていないあいだ、水槽の中では…。 scene 06 つぶつぶ、たまご? いっしょに泳いでいるおすとめすの2ひき。 よく見ていると、おすが背(せ)びれでめすをかかえています。 そしてめすのおなかには、つぶつぶがついていました。 今度はおすに注目して見てみます。 おなかのあたりを見ていると、白いものが出てきました。 もう一度、めすのおなかに注目してみると、おなかからつぶつぶが出てきました。 めすのおなかから出てきたということは…「つぶつぶ、たまご?」。 scene 07 メダカの赤ちゃんが生まれた! ホナちゃん、つぶつぶを取り出してみることにしました。 たまごだとしたら、メダカの赤ちゃんが生まれるのでしょうか。 9日後、「あ、生まれてる!」。 シャーレにうつしたたまごから、メダカの赤ちゃんが生まれていました。 とても小さな赤ちゃんです。 あのつぶつぶは、やっぱりたまごでした。 メダカの赤ちゃん、たまごからどうやって生まれてきたか、見てみましょう。 scenescene 08 たまごからどうやって生まれるか 生まれて1日目のたまご。 一方がちょっとふくらんでいます。 4日目、そのふくらんだほうに、体の形ができてきました。 中で何か動いています。 5日目にできてきた黒いのは、目です。 動いているのは、心臓(しんぞう)でした。 そして10日目。 赤ちゃんがたまごから出てきました! 生まれたばかりの、メダカの赤ちゃん。 元気に育つといいね。

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魚のたんじょう

ふしぎ が いっぱい 5 年生

オープニング オープニング scene 01 西から東へ 雲が、西から東へ動く。 天気も、西から東へ。 scene 02 グルグルうずをまく雲 ホナちゃん、四国の高知に旅行に行こうとしていると、高知の友だちから電話です。 「え? 台風が近づいてるから旅行はやめたほうがいい!?」。 いそいで家に帰ったホナちゃん、テレビで気象情報をチェック。 すると、日本のはるか南の海上に、大きくうずをまく雲がありました。 このグルグルしたのが台風の雲です。 グルグルが来たら、いったいどうなるのでしょう。 scene 03 グルグルも西から東へ? 台風が近づくと、ものすごく強い風がふきます。 そして、はげしい雨がふり、洪水(こうずい)になることもあるのです。 でも、今、グルグルは日本の南のほうにあります。 このあとグルグルはどこへ行くのでしょう。 そういえば、雨をふらせる雲は、西から東へ動いていました。 ということは、グルグルも…? ホナちゃんの予想、「グルグルは、西から東へ動く」。 scene 04 ホナちゃんの予想は… 3日後。 「天気はどうかな」とテレビをつけるホナちゃん。 するとびっくり! 台風は高知に近づいていました。 台風、どうして高知に行ってしまったのでしょう。 グルグルがどう動いたのか、気象衛星ひまわりの画像で見てみましょう。 グルグルは、北へ動いて高知に行きました。 ホナちゃんの予想、ハズレです。 その後、グルグルは進路を変え、いったん東に動いたあと、さらに進路を変えて北に動いて行きました。 scene 05 グルグルはどこから? ふつうの雲は、おおむね西から東へ動いていました。 でも、グルグルはちがっていました。 いったいグルグルは、何者? さっそく調査開始です。 まずは、グルグルがどこから来たのか。 時間をさかのぼって見てみると…、南の海。 こんなところから来たのです。 あたたかい南の海は、雲がたくさんできるところ。 台風のグルグルは、1年間に20個~40個くらい生まれます。 scene 06 台風の雲の正体 でも、はじめからグルグルしているわけではありません。 はじめは、ムクムクとわきあがるような雲。 飛行機で上のほうから見てみると、ニョキッと上にのびています。 こんな雲がたくさん集まると、うずをまき始めます。 そして、まわりの雲を引き寄せながら大きくなっていきます。 これがグルグル。 台風の雲の正体です。 scene 07 また台風が! ホナちゃん、また高知に行こうとしています。 台風はいなくなったからです。 ところが、テレビの気象情報を見てみると、台風が南の海にあって日本に接近中! ホナちゃん、グルグルがこのあとどこに行くか、予想を始めました。 今、グルグルは九州の南のほう。 このあとは…、ホナちゃんの予想は、前のグルグルと同じ動き方。 さて、結果は? scene 08 西から東へではなく? このグルグル、どう動くのか、気象衛星の画像でその後の動きを見てみると、ホナちゃんの予想通り北へ…、でもそのまま北へ行ってしまいました。 ホナちゃんの予想、またハズレでした。 二つの台風の動き、西から東へ、ではなく、南から北へ? それとも…。

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魚のたんじょう

ふしぎ が いっぱい 5 年生

オープニング オープニング scene 01 動物のいろいろな動き 草原をかけるチーター。 ゆうゆうと泳ぐウミガメ。 体をくねらせて進むヘビ。 動物によって、動き方はいろいろ。 体のつくりにはどんなちがいがあるのでしょう。 scene 02 馬はどうしてはやく走れる? 乗馬クラブにやってきたひとみちゃん。 馬に乗せてもらって楽しそうです。 ひとみちゃん、なんと、馬と競走を始めました。 でも勝てるわけはありません。 馬はどうしてこんなにはやく走れるのでしょう。 馬のあしをよく見ると、うしろあしの付け根はとても太くなっています。 筋肉(きんにく)がたくさんついているのでしょうか。 scene 03 ヒトと反対に曲がるあし? ひとみちゃん、馬のあしの曲がり方が気になったようです。 うしろあしの中ほどをよく見ると、うしろ向きに曲がっています。 ヒトのひざが前のほうに曲がるのとは反対です。 馬とヒトでは、あしのつくりがちがうのでしょうか。 scene 04 馬の骨の見本を見ると ひとみちゃんがやってきたのは、大学の博物館(はくぶつかん)。 ここにはいろいろな動物の骨(ほね)の見本が展示(てんじ)されています。 村田浩一(むらた・こういち)先生の案内で、さっそく馬の骨を見せてもらいます。 頭、首、胴体(どうたい)、こし。 そして、ひとみちゃんが気になっていたうしろあし。 そのうしろ向きに曲がっている部分は、「ひざ」でしょうか。 ところが、「それだとちょっとおかしくありませんか」と村田先生。 ひざではないようです。 では、いったい何でしょう。 scene 05 ヒトのあしのつくり 村田先生がヒトの骨(ほね)の見本を持ってきてくれました。 ヒトも馬も、あしのつくりはほとんど同じなのだそうです。 くらべてみましょう。 まず、ヒトのあし。 次のつなぎ目が、足首。 足首のうしろに出っぱっている骨は、かかとです。 scene 06 馬のあしのつくり 今度は、馬のうしろあし。 ここが馬のひざです。 その下のつなぎ目、ひとみちゃんがひざだと思っていた部分は…、かかとでした。 馬のかかとはずいぶん高いところにあるんですね。 …ということは? 馬は1本の指で、しかもつめの先で立っているのです。 scene 07 長いあしと太い筋肉 馬のあしのつくりをくわしく見てみましょう。 馬のうしろあしは、かかとから下が長くて細く、それにくらべて太もものあたりはとても太くなっています。 太ももには骨(ほね)のまわりに筋肉(きんにく)がたくさんついています。 この筋肉が、ひざの下の骨を引っぱって動かします。 長いあしと、太い筋肉。 はやく走る馬のあしは、こんなつくりになっていました。 ほかの動物はどうでしょう。 骨や筋肉のつき方はちがうのでしょうか。

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