……不思議な世界だ。 見渡す限り白く無機質な場所にスクリーンのような物が浮かんでいる。 だが、自らの手で進めることは出来る。 そんな無駄にダンディーな声で俺を起こしたのは 【言峰綺礼】。 この冬木教会で神父を務めている。 「学校に遅刻するぞ?いや、遅刻しているぞ?」 「だったらもっとはやく起こしてくれよ」 「何故態々私がそんな事をしなければならない。 自分で起きれば良い話だろうに それに遅刻したと知った時のお前の顔は中々傑作だったぞ?」 性格は本当に神父なのか疑うほどだが。 「そういえば今日は帰らないから夕飯は適当に済ませて置いてくれ。 」 「冬木市の方か?最近ずっとだな」 「まあな。 ……それにしても何かいい事でもあったのか?随分と愉しそうな表情してるじゃないか」 「……そんなに顔に出てたか?」 「長らく共に生活してるのだ。 それくらいの表情の変化位分かる。 」 「そうかい。 ……んじゃ、そろそろ学校行ってくる」 【学校︰放課後】 「……さて、帰るか」 『いや、旧校舎とやらに行ってみろ』 「は?なんで?」 『良いから行け。 面白い事になるぞ』 「うわぁ……絶対今悪い顔してるなお前」 【旧校舎】 「ちーす」 そう言って中に入ると 「火の鳥フェニックス?焼き鳥の間違いじゃないのか?」 「焼き鳥!?この下級悪魔ぁぁぁ!! リアス!君の下僕の教育はどうなっているんだ!!」 全くもってその通りだ そして何故旧校舎にホスト風のチャラ男とそのハーレムみたいなのがいるのか 「焼き鳥野郎!てめぇなんざ俺の 赤龍帝の篭手 ブーステッド・ギア でぶっ倒してやらぁ!」 『Boost!!』 何故そうなるのか 「はぁ……ミラやれ……」 金髪の男がそう命じると棍を構えると同時に間合いを詰め一誠の鳩尾に一撃 ……駄目だ……笑う場面じゃないんだろうけど……あんな啖呵切ってあれとは……流石に……ダサすぎる…… 「くっ…」 「誰だ!!」 えっ、俺もしかして今まで気付かれて無かった? 「竜牙……何故ここにいるのか聞いてもいいかしら?」 「リアス、この人間は君の知り合いかい?」 「…… 神喰竜の外套 グリード・バンギス の保持者よ」 「ほぉ……赤龍帝といい君はつぐつぐ伝説の竜に縁があるな。 だが何故眷属にしていない?君の眷属は確か女王一人、 騎士 ナイト 一人 僧侶 ビショップ が一人……いやそこの娘を合わせたら2人、 戦車 ルーク が一人、そしてそこの赤龍帝で 歩兵 ポーン で八名分……ルークかナイトが余っているだろう」 「……断られたのよ」 「なに……?わざわざ永遠に近い命も莫大な財宝も得られるチャンスを捨てたのか貴様?」 「今どきわざわざタイタニックに乗ろうと思う奴がいるか?」 「ククッ……なるほどわざわざ沈むと分かっている船に乗る馬鹿はいないという事か。 」 「ちょっと……!」 「所でイビルジョーや」 『なんだ』 「なんか焼き鳥食べたくないか?」 『!……あぁ確かになんか焼き鳥食べたくなってきたな』 「貴様等何を……?」 「なぁ、そこの魔界よりも歌舞伎町にいそうな兄さんや……お前は強いのか?」 「ッ!ミラやれ!!」 「はい!」 またしても棍を突いてくるミラという悪魔。 その突きを目の当たりにしての感想は 【この程度か】 曲がりなりにも赤龍帝という凄いらしいドラゴンを宿している兵藤を一撃で倒したのだからどのくらいかと思ったら……この程度だったら武術をある程度納めていたら人間でも対処できるレベルだ。 そんな事を考えながら棍に左手を添え、その左手を支点にてこの原理の要領で横に吹き飛ばした。 「……貴様名前は?」 「……ジョースター、ジョセフ・ジョースター。 ジョジョって呼んでくれ」 「「「(流れるように偽名使いやがったぞこいつ)」」」 「ジョジョか……決めた、貴様もレーティングゲームに出ろ。 そして負けた場合は俺の眷属(しもべ)となれ」 「「(そして信じちゃったよこの人)」」 「なっ……ッ!ふざけないで!そんな事私が許すと思っているの!?」 「はぁ……ふざけているのはどっちだリアス・グレモリー そもそもこのレーティングゲーム、俺には損しか無いじゃないか。 もう決まってる事をお嬢様の我儘で一苦労しなければならない。 ……いいか赤龍帝、君の一撃がリアスの一撃になるという事忘れるな」 「それじゃあ十日後に会おう!」.
次のウェイバーのプロフィール 第四次聖杯戦争におけるライダーのマスター。 ロンドンの時計塔の学生。 19歳。 両親がいたが、数年前に死別している。 術師としてはベルベット家三代目だが、本格的に魔術を学び始めたのはウェイバーが初めてのため、実質初代にあたる。 その為、魔術回路も刻印もお粗末なもので、魔術師の家系として浅い家柄にコンプレックスを持ち、その差を努力と才能で埋めようとしているが、軽んじられている。 その一方で、意図こそ違うものの衛宮切嗣やイスカンダル、ギルガメッシュといった、異端または規格外の人物からは高い評価を受けている。 聖杯戦争への参加動機 参加動機はみんなに自分の才能を認めさせる事。 作中ではまともな魔術師には魔術回路や魔術刻印を理由に酷評されていたが、 後述する柔軟な発想などに関しては規格外な面々には高く評価されている。 逆恨みで聖杯戦争に参加!? 自らを優秀と信じて憚らないナルシスト というより世間知らず であるが、実際には一般人への暗示すら完璧にはこなせないほど未熟で非才。 魔術師の能力は遺伝で決まる要素が多く、世代を多く重ねているものほど魔術回路の本数が多くなり、魔術刻印で継承される魔術の質も高くなる傾向にある。 嘲笑の的 そのため、当時の時計塔は勉強ができなくても家の歴史が長いほど偉いという腐敗した風潮が蔓延していた。 この状況を訴える為、遺伝よりも本人の才能を認めるべきだとウェイバーは主張するも、師のアーチボルトをはじめ周囲の学生からは嘲笑の的であった。 いくら魔術の知識があったところで、生まれ持った魔術回路がお粗末な彼は、レベルの高い魔術が使用できないのである。 逆恨みで・・・ 講師であるケイネスとは自分が書いた魔術の理論書を話にならないと破かれた事で妬みを持っている。 因みに内容自体はケイネスの言う通りのダメダメだった可能性が高い模様。 アニメでは分かり易く他の学生達も集まった講堂で晒し者にされたが、完全に逆恨みである。 その逆恨みを引きずったまま、ケイネス宛てに届けられるはずだった聖遺物を盗んで、ライダーを召喚して聖杯戦争に参加する。 魔術師としての能力 魔術師としての実力は平凡クラス。 直接関係はしないが、本来は魔術師が嫌う現代技術や機械操作にも手馴れており、型に囚われない柔軟な価値観を持つ。 作中で使用した魔術は、催眠による暗示、使い魔の使役、暗視、初歩の錬金術など。 作中に登場した他の魔術師と比較すればやや見劣りはするものの、その種類は多岐に亘る。 錬金術を用いた分析 錬金術は本来専門ではないが、時計塔にいた頃、ケイネスの門下生であったためにたまたま習得していたもの。 この錬金術を用いた地道な水質分析によって、キャスター陣営の潜伏先を突き止めている。 実際はウェイバーより先に、アサシンおよび、アサシンと共謀しているアーチャー陣営が突き止めている。 地頭の良さを発揮 この功績に、ライダーも彼を「実はとんでもなく優秀なのではないか?」と感心しているが、ウェイバーはこれを一流の魔術師ならやらないで済む手法をわざわざ褒められたと不服に感じていた。 しかし、着眼点と、前述の柔軟な価値観と思考を持ち合わせている点で、ある意味ではライダーの評価もあながち間違いでは無いと言える。 意表を突く結果を思わず出してしまうウェイバー ウェイバー本人は全く意図したものではなかったのだが、この方法によって「魔術師は自身の魔術工房 結界や武器を備えた要塞 を構えそこを本拠地とする」というある種の固定観念を抱いていた衛宮切嗣の意表を突く結果となった。 元々、ウェイバー自身は魔術工房を造るだけの技術や資金が無かった事も起因しているのだが。 豪運の持ち主のウェイバー さらに、ライダーの宝具『神威の車輪 ゴルディアス・ホイール 』による飛行移動によって追跡が困難な事も相俟って、切嗣は聖杯戦争終盤に至るまでウェイバーの所在を特定する事が出来なかった。 この為に彼は「ケイネスよりも賢明な判断」とウェイバーを高く評価し、拠点を突き止めた後も、罠の存在のを警戒して襲撃に踏み切れなかった。 偵察や張り込みは何度か行っていたが、その時に限ってウェイバーは出かけており、「やはり油断ならぬ敵」と認識されるという豪運ぶりであった。 成長するウェイバー 自らを優秀と信じて憚らないナルシストで、周囲が自分を認めないのは自分の才能に嫉妬しているからだと思っている。 だが実際には一般人への暗示すら完璧にはこなせない未熟で非才なへタレなひねくれ者。 しかし、ライダーの圧倒的な実力と器の大きさとカリスマに接することで、自らの未熟さ、器の小ささを自覚し、苦心するなかで人間として成長していく。 主人公よりも主人公している? 当初はライダーとそりが合わなかったが、次第に打ち解けていき何だかんだで良好な関係を築く。 勝ち進んでいくに連れ、ライダーのカリスマ性と度量に感銘を受け、成長していく。 アニメ23話から分かる通り、散々振り回されつつも終盤まで一度も令呪を使用していない。 また令呪に使った内容からも、ファンからは「主人公よりも主人公してる」と評される。 ギルガメッシュも認める 終盤には、ライダーを喪いながらも逃げることなくギルガメッシュと対峙し、序盤のヘタレ振りが嘘のように毅然とライダーへの誓いを口にし、 彼に「忠道、大義である」と見逃させるほどに成長した姿を見せた。 聖杯戦争後のウェイバー 聖杯戦争の中で、自身の魔術の才能のなさを思い知らされ、聖杯戦争で敗れたケイネスの研究を引継ぎ、彼の才能と世代の必要性について認めるに至っている。 魔術師としては至らない部分の多い彼ではあるが、他人をプロデュースすることに関しては超一流であり、後に教育者として大成していく。 多くの生徒を名のある魔術師として世に送り出し、「ロード・エルメロイII世」と称された。 相変わらずの嫉妬心 もっとも、教師として大成した現状に誇りを持っているかというとそうでもないらしく、自分を差し置いて有名になっていく生徒に嫉妬を覚えるなど、まだ自分自身の魔術師としての才能を評価されたいという願望はある模様。 第五次聖杯戦争の十年後に遠坂家の当主と共に大聖杯を解体した事から、聖杯戦争を解体した男と呼ばれる事になる。 聖杯戦争から無傷で生還した事実も時計塔では評価されているらしい描写がある。 周りからの評価 魔術師だが考えはどちらかと言うと一般人寄りであり、魔術師一般に疎いとされている現代科学技術にもある程度精通している。 加えて、魔術師としての知識は老練の魔術師が舌を巻くほど深いものである。 それらを活かし、古いやり方にもとらわれず新しいやり方を取り入れることから、時計塔の幹部の中では革新派と見られている。 ただし実際は古いやり方であろうと新しいやり方であろうと有効であるならば取り入れるため、中庸というのが正しい。 ロードとして持ち上げられた当初はエルメロイの傀儡と思われていたが、すぐにその周囲の評価を覆したらしい。 教え子達からの評価 どんな教え子であっても投げ出さずに指導するためか、講師としての腕だけでなく人格も慕われているようで、 教え子に「時計塔で抱かれたい男No. 1」などの称号も(勝手に)付けられたらしい。 彼が教え子達を集めれば時計塔の勢力図が変わるとまで言われている まとめ 各陣営の仲に様々な確執があり、それを埋めることが出来ないまま物語は進んでいくのですが、ライダー陣営だけは違います。 最弱の魔術師のウェイバーは、自分の未熟さに卑屈な態度をとったりライダーに当たり散らしたりします。 ですが、豪放磊落なライダーとともに過ごすことによりウェイバーは人間的に大きく成長をします。 彼が見せる勇姿とライダーとの絆に最期は涙を禁じえません。
次の互いの宝具をぶつけ合い、 まさに死闘を繰り広げた 英雄王ギルガメッシュと 征服王イスカンダル。 この二人の王による戦いは ギルガメッシュの勝利で幕を下ろします。 そしてこの戦いに一緒に参加していた イスカンダルのマスターであるウェイバーは、 ギルガメッシュに見逃され生き残りました。 なぜギルガメッシュはウェイバーを 殺さなかったのでしょうか? それには王様の気まぐれなんて くだらないオチではなく、 はっきりとした理由があります。 そこにはウェイバーの人間的な成長と 最後の戦いまでの間に築かれた イスカンダルとの絆があってこそ なのです! なので今回は、 ウェイバーがギルガメッシュから なぜ生き残れた理由について 書いていこうと思います。 blogimg. jpg 冬木で行われた第四次聖杯戦争に ライダーのマスターとして 参加したのがウェイバーです。 彼のフルネームは、 「 ウェイバー・ベルベット」。 魔術師の総本山である時計塔の学生で、 ランサーのマスターだった ケイネス・エルメロイ・アーチボルトの 生徒でした。 ベルベット家の三代目にあたり、 魔術師としては歴史が浅い家柄です。 なので家柄の良い名門と呼ばれる 魔術師に対してコンプレックスを 抱えています。 そのために自身の論文や考え方を 馬鹿にしたケイネスとは確執が 存在しています。 魔術師としては平凡であるウェイバーは、 聖遺物である征服王のマントを手に入れたことで 周りの連中を見返すために聖杯戦争に参加します。 召喚したイスカンダルとはそりが合わない感じでしたが、 次第にイスカンダルの征服王としての振る舞いに惹かれて 最後はマスターではなく征服王の臣下として イスカンダルの最後を見届けることになります。 魔術師としても人間としても未熟であるウェイバーが 無傷で聖杯戦争から生還できたのは、 サーヴァントであるイスカンダルの力と 彼自身がかなりの強運を持っていたからです。 gstatic. ギルガメッシュ叙事詩は人類史において、 最古の文学作品であることから 「 人類最古の英雄王」とされています。 ギルガメッシュの宝具である 乖離剣エアから放たれる究極の一撃 「 天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)」は、 イスカンダルの固有結界である 「王の軍勢(アイオニオン・ヘタイロイ)」を 崩壊させる破壊力を持っています。 もう1つの宝具である 「 王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)」には、 後世に伝わる宝具の元になっている武具が 「宝具の原典」として全て収められているのです。 その内包されている武具をゲートから 射出させて戦います。 ギルガメッシュがアーチャークラスのサーヴァントなのは、 この武具を射出する戦い方が理由みたいです。 他にの酒や杯といった武具以外のものも 宝物庫の中には収められています。 聖杯戦争の最後では、 セイバーによって破壊された聖杯の 真下にいたことで、溢れ出した泥を まともに浴びました。 普通なら聖杯の中身に飲み込まれて 自我を失ってしまうところですが、 ギルガメッシュは強靭な魂を持つ英霊で 呪詛ごと飲み干して受肉しました。 sakura. jpg 第23話「最果ての海」にて 征服王イスカンダルの最後の戦いが 描かれています。 相手はもちろん英雄王ギルガメッシュ! ウェイバーは持っていた令呪の3画を すべて使いイスカンダルを見送るつもりでした。 しかしイスカンダルは、 マスターではなくなったウェイバーを 戦場に連れていきます。 次に相まみえたときは互いに全力で 戦う事を約束した王同士は、 始めから全開で戦います。 イスカンダルの固有結界 「王の軍勢(アイオニオン・ヘタイロイ)」に対し、 ギルガメッシュは乖離剣エアを出し 「天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)」で 固有結界を破壊しました。 固有結界を破壊され愛馬を失っても イスカンダルは前進を続け、 ギルガメッシュの目の前までたどり着くも 一歩及ばず敗れ去ります。 その場に残ったウェイバーは ギルガメッシュと対峙することとなります。 ギルガメッシュの問いに対し ウェイバーは涙をこらえて マスターではなく臣下だと答えるのです。 そしてイスカンダルに生きろと命じられたから ギルガメッシュに敵討ちしないと言い放つと 「 忠道大義である」と言い ギルガメッシュはその場から去りました。 このやり取りには ギルガメッシュの王としての在り方と ウェイバーの人間的成長が見れます。 第23話「最果ての海」は、 何度見てもいい話ですよね。 これまでのイスカンダルと ウェイバーのやり取りを見ていると 余計に感情移入してしまいます。 112,700件のビュー 2019年1月11日 に投稿された• 42,119件のビュー 2019年1月15日 に投稿された• 38,230件のビュー 2019年10月7日 に投稿された• 30,702件のビュー 2019年7月15日 に投稿された• 20,087件のビュー 2019年1月16日 に投稿された• 19,163件のビュー 2019年1月8日 に投稿された• 13,822件のビュー 2019年7月13日 に投稿された• 13,510件のビュー 2019年9月17日 に投稿された• 13,004件のビュー 2019年7月22日 に投稿された• 12,849件のビュー 2019年1月31日 に投稿された.
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