まずはダンボールを箱状にします。 ダンボールを畳んで作業する場合もあるので、ガムテープで固定しないでください。 箱状に組み立てたダンボールの蓋に穴を開けて景品の落下口を作ります。 この時、景品が通るか確認しておいてくださいね。 景品の取り出し口の上部1か所だけに4のファイルをテープで固定してください。 この時、カットしたファイルが景品の取り出し口の「のれん」のようになります。 またファイルを付けたらダンボールを箱状にしてガムテープで固定しておきましょう。 最後に蓋を閉じてガムテープで固定したらクレーンゲームの土台は完成です。 クレーンゲームの土台に使ったダンボールと同じ大きさのダンボールを用意してください。 それから4つの面の内、1番大きい1面(A)と残りの3面(B)に切り分けます• Aの蓋部分を切っておきます。 尚、どちらも後で使うのキレイに切ってくださいね。 Bの小さい面の上部にペットボトルのキャップと同じ大きさの穴を開けましょう。 ペットボトルキャップの裏側に木工用ボンドなどでバネを取り付けてください。 2で切っておいた2枚のダンボールとBを固定しましょう。 5cmのダンボールのパーツ(別のダンボールを使用)を用意しましょう。 6のダンボールの中心にストローが通る穴を開けてください。 ちなみに2枚のダンボールとストローはセットにしておいてくださいね。 紙コップの口と同じ形のダンボールのパーツを2つ用意し、1つだけ紙コップの口に固定します。 またダンボールの面に全て同じ向きになるように強力磁石を4つ貼り付けておきましょう。 8で用意した残りのダンボールにも強力磁石を貼り付けます。 この時、8で張り付けた磁石とは逆向きにしておく必要があるので注意してくださいね。 ハギレを「3. ハギレの反対側に「本体の作り方7」のストローを貼り付けてください。 ちなみにボンドなどを乾かす間、装飾をしておけば時間短縮になりますよ。 「本体の作り方8」に「本体の作り方7」のダンボールのパーツを1つ付けて4のストローを通し、残りのダンボールパーツにもストローを通したら「本体の作り方8」に固定します。 次に景品を掴むところに強力磁石を付けておきましょう。 5cmの正方形のパーツを5枚切り出します。 5cm四方のダンボールを重ねて貼り付けたら台形のパーツに貼りつけましょう。 この時、上底から2cmくらいのところに貼ってくださいね。 8を裏側にして下底から3cmくらいのところに「本体の作り方4」で作っておいたペットボトルキャップを付けます。 ストローの片側にキリで穴を開けバネを通し、ボンドで固定したらアーム部分は完成です。
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次のヤフーオークションで、アーム部分だけ落札し、枠や制御回路は自作です。 当初、本物のクレーンゲームのように、上下左右にアームを動かそうと考えていました。 しかし作っていくうちに、ドンドン大きくなってしまい、一部屋必要ということが分かりました。 言われてみれば、ゲームセンターに置いてあるクレーンゲームって、大きいですね。 完成したクレーンゲーム。 概観写真 制御回路は、Arduinoを使いました。 Arduinoは、青緑色の基板の裏にあります。 青緑色の基板は、Arduinoのシールドです。 Arduino自身は、ハンダ付けできないので、シールドにハンダ付けしています。 ちなみにシールドは、です。 Arduinoが出力する5Vの端子を、フルに利用しているので、電流不足にならないように、Arduinoの電源は、ACアダプター(DC9V)を利用しています。 制御回路のArduino クレーンゲームの電源は、 Arduino用のACアダプター(DC9V) アーム上下用の交流モーター電源(AC100V) アームつかむ用のステッピングモーターバイポーラ式のACアダプター(DC6V) です。 アームを上下に動かしているモーターは、 電源AC100Vの交流モーターでした。 AC100Vなので、気を引き締めて設計しないと、感電しますね。 交流モーターの仕様は、次のように、ボディーに書いてありました。 「6W 100V 0.25A 50Hzの時1200rpm 60Hzの時1450rpm」 配線は3本でており、コンデンサがついているので、電源は「 単相電源(普通の家庭にあるAC100Vの電源のことです。 三相電源ではありません。 )」です。 ご丁寧に、配線図も書かれています。 緑色とピンク色のコードを、直接AC100Vにつなぐと、アームが伸びます。 緑色と青色のコードを、直接AC100Vにつなぐと、アームが縮みます。 アームを上下に動かしている、AC100Vの交流モーター 交流モーターの制御は、Arduinoを使いますが、AC100Vなので、直接制御できません。 そこで、家にあったリレー(オムロン G6C-1114P-US 5V)を使います。 リレーの100V側は、AC100Vなので、スイッチとヒューズを入れています(黒い箱の中にヒューズが入っています)。 AC100Vのパイロットランプは、回路を作るのに手間がかかるので、つけていません。 (危ないですね〜!) リレーの Arduino側は、トランジスタのスイッチ回路です。 電源はArduinoの端子から出ている5V電源を使い、トランジスタは定番の2SC1815を2個使っています。 トランジスタについている抵抗は、リレーのコイルの消費電力は、リレーの仕様を見ると、5V 200mWです。 交流モーターを動かす回路 アームをつかむモーターは、線が4本(黄、ピンク、茶白、黒白)出ている、ステッピンモーターのバイポーラ方式でした。 (勿論GNDの線もあり、白でした。 ) ステッピンモーターの仕様が分からないので、電源電圧を色々変えて(DC3V、DC6V、DC9V、DC12Vなど)、実験しました。 その結果、DC3Vではパワーがなく景品がつかめない、DC9Vでは回路が発熱するなどが分かり、電源はDC6Vにしました。 つかむ機構は、黒い楕円のカムが回転し、アームを外側に押し上げる構造です。 そのため、つかむ力は、アーム自身が下がる力だけなので、かなり弱いですね。 クレーンゲームのアーム力が弱いわけが、良く分かりました。 (良心的なゲームセンターは、バネを取り付けられる穴に、バネを取り付け、アームが閉じる力を強くしているようですね。 最近のクレーンゲームは、機構が違うようです。 ) ステッピングモーターは見えませんが、この中に入っています。 制御回路は、Arduinoでトランジスタ8個を制御します。 モータードライバーを使っても良かったのですが、バイポーラー方式のモータードライバーが手元になかったことと、当店から販売しているが手元にあり、直ぐに実験できたからです。 LEDは、2色LED(緑色LEDと赤色LEDのアノードコモン)でした。 3本の線(黒線:LEDのアノード、青線:赤色LEDのカソード、緑線:緑色LEDのカソード)からできていました。 2色制御すると、プログラムが複雑になるので、アノード1本をArduinoの端子に、カソード2本をGNDへつなぎ、ただ点灯させるだけにしました。 2色LEDですが、ただ点灯させるだけにしています センサーは、大きく分けると、「ステッピングモーターのセンサー」と「交流モーターのセンサー」の、2つです。 「ステッピングモーターのセンサー」は1つ、「交流モーターのセンサー」は4つでした。 「ステッピングモーターのセンサー」は、フォトリフレクターです。 フォトリフレクターは3本の線からなり、黒線:プラス(5V)、白線:GND、赤線:オープンコレクタ端子(Arduinoへつなぐ) です。 基板で配線されているので、とても分かり難いです。 フォトリフレクターなので、反射しなければいけませんが、カムにアルミテープが貼ってあり、反射を検出できるようになっていました。 2色LEDの配線と、フォトリフレクターの配線が混ざっているので、とても分かり難いです。 「交流モーターのセンサー」 は、マイクロスイッチ4個です。 機械的なんですね! マイクロスイッチに当たる部分は、アームの支柱やプーリーなど、機械的仕組みが、上手くできています。 黒いマイクロスイッチが2個見えます。 残りの2個は、銀色のカバーに隠れてみえません。 4個あるマイクロスイッチのうち、下から1番目と数えると、 1番目:アームが上にきた時を感知 2番目:重いものを持ったり、アームがひっかかった時に感知(緊急用) 3番目:アームが下についた時を感知 4番目:ワイヤーが切れた時に感知(緊急用) のようです。 それぞれのマイクロスイッチから2本の線が出ています。 1番目:紫白、白 2番目:青、紫 3番目:白、茶白 4番目:茶、ピンク 通常状態はそれぞれ次の状態でした。 1番目:ON 2番目:OFF 3番目:ON 4番目:OFF バラバラで使い難いのでプルダウン抵抗をつけ、別に回路を作り、アクティブハイにしました。 アクティブハイにしています。 それから、ゲームスタート用のゲームスイッチも一緒につけています。 ゲームスイッチ 電源は、Arduinoから取りますが、5V及びGNDは沢山使うので、電源用として用意しました。 Arduinoから5VとGNDを引き出し、ボードにしただけです。 景品が取れた時に、おめでとう!の声を出すために、単独の回路を作りました。 センサー、録音モジュール、アンプ、スピーカーで、出来ています。 録音モジュール、アンプです。 距離センサーとスピーカーは見えません。 電子回路には関係ないですが、ゲームを面白くするためには、景品を取るためのしかけが重要なことが分かりました。 今回は、橋渡しです。 この仕掛けを、木で作るのが、結構大変でした。 取るためのしかけが重要です。 それから、アームがかなり重いので、ひっくり返らないようにするために、土台の制作も結構大変でした。 鉄アレイや重い木を使い、ひっくりかえらない様にしています。 プログラムは、センサーがたくさんあるので、フラグをたくさん付け、並行処理しています。 制御プログラムの教材として、とても良いと思います。 勿論今回つかったアームは実機なので、制御が失敗すると、アームが再現なく伸びたり、ピアノ線が切れて飛んできたりし、アームを壊してしまいます。 ものすごく神経を使いながらプログラムするので、座学では味わえないスリルがあります。 また作りこむと、クレーンゲームのそばでプログラムを作ることになるので、まさに組み込みシステムのプログラマーをやっている気分を味わえます。 つかむ部分のステッピングモーターは、1相励磁だとパワーがないので、2相励磁でプログラムを組んでいます。 ここの所、結構大事です。 2相励磁です!2相励磁! 実際に動いている動画です。 ゲームスイッチを押すと、最初の1回目は、アームの上下と開き具合を調節するために、初期動作をしています。 再度ゲームスイッチを押すと、ゲームスタートです。 (動画はゲームスタートからです。 ) 何回かアームを動かし、取れると、おめでとうございます!の声が流れます。
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