実際に、アメリカでユーザーが速さの違いをYoutubeなどにアップロードしているものが多く、最近ではイギリスにおいても同様の動画が撮影されています。 実際の速度は約10倍程度の速さとなっている印象です。 今後これが10Gbpsの最大速度を叩き出せるようになることで、インターネットを利用したコンテンツの通信量は大きく変わり、まるでリアルの情報を交換できるようになる日も近いように思います。 超低遅延における遅れのない5G回線をつかった遠隔操作 超低遅延(Low Latency )とは遅延が起こりにくい、つまりタイムラグを感じないというものになります。 遅延速度における比較 4G 5G 10ミリ秒程度 1ミリ秒程度 遅延速度で比較しても、10倍もタイムラグを縮めることができていることがわかります。 つまり遠隔操作におけるタイムラグはわずかの1ミリ秒程度の誤差でしかないということです。 ちなみに1秒は1000ミリ秒ですので、よくコンマ〇〇秒という話がありますが秒で表記すると、0. 001秒程度の誤差しかないということです。 つまり1k㎡あたりに今までは10万台接続できていたものが100万台もの機器がインターネットに接続できるようになります。 今後増えてくることが予想されるIoTにとって、この5Gというインフラは非常に重要な意味がでてきます。 モノがネットに接続するためには接続できる容量が大きくなければ意味がありません。 電気機器が増えてもコンセント口が少なければ電気機器が使えなかったように、IoTもネット回線に接続ができなければ機能を十分に発揮することができません。 まさに、IoTにとって4Gから5Gになるということは、電気機器を使うためにコンセント口が10倍も増えたとイメージするとわかりやすいかもしれません。 5Gの弱点とは?建物などの回り込みにつよい4G 5Gはいいことづくめのように言われますが、弱点もあります。 それが建物などの障害物です。 5Gは周波数の特性上、障害物に対して回り込んで電波を届けるということが苦手です。 直進性が弱いという言い方もされます。 具体的には建物の廊下やトイレ、奥まったところでは電波が届きにくいことや、空気中の水分や人体も障害物となってしまうようです。 野球で例えるとストレートは得意で150キロでるのですが、カーブやスライダー、変化球が極端に苦手なのです。 さらにどんな打者に対しても結構簡単に打たれてしまうといことなのです。 両方の良さを組み合わせたNSA方式の通信網 5Gは早くて大容量を運べる超高速型トラックだが、道幅の狭い日本で行き来するには、途中で小回りの利く軽自動車に乗り換えることも大切です。 日本ではNSA方式といわれる4Gと5Gのアンテナを並行して使うということが言われています。 つまり、5Gの特性を活かし弱点をカバーするために4Gの回線を使い障害物などの多いところや電波の伝わりにくいところをカバーするものになります。 KDDIの高橋社長が言っていたまさにピカピカのLTE(4G)が今後も必要になってくるということです。 このような基地局の設置に対して自治体への申請フローが煩雑でした。 しかしこの「Tokyo Data Highway」の構想で、東京都での申請フローが簡略化され5Gのインフラが急速に整っていくことが予想されます。 まとめ 4Gと5Gの違いはいかがでしたでしょうか。 3つの領域の「通信速度・低遅延・多同時接続」においてそれぞれ10倍スペックが高い5Gではありますが、周波数の弱点では4Gの手助けが必要になってきます。 この4Gと5G両方の周波数の特性を生かすために、急ピッチで日本国内でのインフラが整備されていくことは間違いありません。 まずは2020年の東京オリンピック開催にむけての5Gインフラ整備が始まり、2020年の3月、春からサービス開始でオリンピックの7月までの間にどれくらいのインフラや契約数を増やすことができるかが注目されます。 そしてまたオリンピック期間中における5Gの体験が全国に広がることでさらなる4Gと5Gのインフラ整備にかんする意欲がたかまってくるのではないでしょうか。
次のつい先日、ソフトバンクの5Gサービスの発表がありましたが、ドコモについても2020年3月18日に5Gサービスの発表がありました。 ドコモが始める5G対応のプランは「5Gギガホ」「5Gギガライト」「5Gデータプラス」の3つで、サービス開始は2020年3月25日です。 今回は、 データを多く使う人向けの5G対応の完全定額型プラン「5Gギガホ」の料金や特徴、適用可能なキャンペーンやメリット・デメリット、 4G版のギガホとの違いなどについて徹底的に詳しく解説していきます。 5G対応の機種利用時のみプラン利用が可能 5Gギガホは5G専用の料金プランです。 そのため、プランを利用するためには5Gに対応した機種であることが前提となっています。 5G未対応の4Gスマホを利用している人が1ヶ月に利用できるデータ量の上限が100GB(もしくは無制限)欲しさに5Gギガホを申し込みたくなる人もいると思いますが、5G対応の機種が無い場合には申し込むことができません。 「5Gギガホ」「5Gギガライト」「5Gデータプラス」(以下、「料金プラン(5Gギガホなど)」)には、5G対応機種のご利用が必要です。 「料金プラン(5Gギガホなど)」の申込み時に 5G対応機種の購入を伴う場合、 5G対応機種をご利用中であることを当社が確認できた場合は、本料金プランをお申込みになれます。 ドコモ公式: より• 海外旅行保険の補償額が最大1億円• 国内旅行保険の補償額が最大5,000万円 など、ほかにも特典があります。 ドコモ光セット割なしの場合:7,480円• ドコモ光セット割ありの場合:6,480円 従来の 「ウルトラデータパック」は パケット繰り越しができますが、容量超過したときの 速度制限が128kbpsと非常に遅い速度になる違いがあります。 月額料金を比較すると新プランの方が月額利用料金は安くはなっていますが、 20GBタイプを利用してて、ファミリー割引の恩恵が無い1人での契約の場合には割安感はほとんどありません。 逆に 家族回線数が多く、データを多く使う人にとっては非常に価格メリットがあります。 ただし、 新プランの「5Gギガホ」についてはかなり重要な割引サービスが利用できないデメリットが存在します。 ウルトラデータパックなどがあった時代のプランでは、ライトユーザー向けの段階制料金プランの特徴として、データ多く使ってしまった場合の高額になってしまうステップに到達すると大容量の定額プランよりも高額になってしまう料金の逆転現象が発生したのですが、ドコモの「5Gギガホ」「5Gギガライト」については料金の逆転現象が発生しません。 そのため、 料金プランの選択は非常に簡単で、 7GB以上使うか使わないかで判断すればOKです。 毎月の利用データ量が 7GBを超えるなら「5Gギガホ」を選択すればOK!• (7GBが境界になる点は同じ) まとめ ドコモの「5Gギガホ」は、5Gに対応したデータを多く利用する人に向いたプランで、公式サイトにある月額「4,480円」というのはさまざまな条件をクリアした場合のみ可能な内容です。 サービス開始時点では5Gに対応している機種や対応エリアが少ないですが、5G機種を購入し、多くのデータを利用する人はしばらくの間はデータ無制限の「5Gギガホ」プランは魅力的なのではないでしょうか。 また、5Gギガホでは利用できない割引やキャンペーンもあり、ひと昔前のプランから5Gギガホにプラン変更&機種変更してしまうことで割引が打ち切られてしまい、料金が高額になってしまう可能性もあるため、該当する人はプラン変更をするタイミングについてはよく考えましょう。
次の3G回線は、PCと差がほとんどない通信が可能でPCのサイトでも容易にモバイル端末で閲覧すること可能になりました。 そして、現在主流で利用されている規格でもあります。 え?4Gが主流じゃなくて3Gなの?と思われた方は鋭い。 おそらく、ある程度新しいスマホを利用されている方は画面に4Gと表記されていると思います。 しかし、現在利用されている4Gと表記されている回線のほとんどは「LTE」と呼ばれる3. 9G回線です。 「LTE」とは「Long Term Evolution」の省略で3Gを長期で進化させたもののことをいい、4Gへの移行を目指すために作られた規格なのです。 電気通信に関する国際の標準を決定する「ITU」と呼ばれる組織が2010年に3Gを発展させた規格も4Gと呼んでもいいという声明を発表したため厳密には3Gに含まれる「LTE」やUQコミュニケーションズが提供している「WiMAX」も4Gと表記されています。 4G回線は、PCと差がほとんどないレベルの通信が可能な「LTE」の数倍の通信速度をほこります。 動画もサクサク見ることが可能で、ストレスを感じることなくサイトを閲覧することが可能でしょう。 しかし、4G回線は利用する周波数帯域の都合で、基地局をたくさん設置しなければいけないためなかなか整備が進まない問題点があります。 5G回線とは最近普及し始めている「IoT(Internet of Things 」と呼ばれる、身の回りのあらゆる物がインターネットにつながる時代に向けて2020年の実用化に向けて開発されている通信規格のことです。 インターネット回線を通じて、言葉で電気をつけたり、テレビを操作したりする「Google Home」や「Alexa」、スマート家電と呼ばれる物をたくさんの家庭で利用しようとするとデータ通信量が跳ね上がることになります。 その際に、「高速・大容量化」、「接続可能端末の数」、「超低遅延・超高信頼性」、「省電力・低コスト」という現段階では夢のようにも思えるような要件を可能とした規格の開発が求められることとなりました。 その要件を満たすことができたものが5G回線という新たな規格としてこれから先、少しずつ普及していくことでしょう。
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