教科書の見本のような素材から見分けるのとは違い、意外... 〈問題1〉 ・ヒレが目立つように撮影したため、体色は飛んでしまいました。 色に惑わされないことも大切です! ショートボディー体型ですね。 〈問題2〉 ・基本的な体型のメダカです。 比較的に分かりやすいはず! 〈問題3〉 ・ヒカリメダカは普通のメダカとはヒレの形が変形しています。 ちょっと難易度アップですね。 ) 回答編は下に続きます。 ゆっくりスクロールして、答え合わせしてみて下さい! この問題が解ければ、かなりの選別力があります! 現実的に泳いでるメダカは難易度が上がりますが、見分けるポイント(背ひれ・尻ひれ)にフォーカスして観察をすればできるでしょう。 あなたは メダカ雌雄判別士です。 (そんな資格はありませんが。 ) 分かると楽しいものです。 「いつも仲良しはオス同士じゃん・・・」 「ここのボスは、めっちゃ強いメスだったのか・・・」 「えっ!奇跡の全て同性パターン・・・そりゃ生まれないわ。 」 謎が解けるかもしれませんね。
次のメダカのオスメスはヒレで区別できる メダカのオスとメスを見分けるするためにどこを見ればいいかというと、 ヒレに注目しましょう! 特に注目するのが、 背ビレ、腹ビレ、尻ビレ。 遠めだとわかりづらいですが、近くで見れば違いはちゃんとわかります。 今回の記事はクロメダカを例に説明していますが、他の白メダカや青メダカなど同じ方法でオスかメスかは区別できます。 メダカのオスとメスのヒレの違い 次に挙げる以外の点でも見分けることはできますが、かなり分かりづらいので分かりやすいものだけ挙げてあります。 この3つの違いが分かれば、メダカのオスとメスの区別は可能です。 背ビレの切れこみがあるかないか メダカのオスとメスの見分け方がわかったら、卵を産んで繁殖にチャレンジ! 卵の管理をしっかりしましょう。 少し難しい 本屋でネットで調べる限り、他にもメダカのオスとメスを区別するポイントはあるようです。 尾ビレの形とか口の向きとか・・・。 ただしこのあたりはかなり見づらくて、メダカを4年以上飼っている僕でもわからないです。 区別するときは上で挙げた 背ビレ・尻ビレ・腹ビレの3つに注目するのが良いです。 メダカが動き回っていると、確認するのが難しいかもしれませんがこのあたりは根気強くやりましょう。 お店にも同じようなオスとメスを区別するポイントは、書いてあることが多いので参考にしましょう。 求愛行動からオスメスを判別することもできる 繁殖の時期になると、メスのメダカの周りをオスのメダカが泳いでいる場合もあります。 これは、オスがメスにたいしてアピールしているということなので、ここからもオスとメスの区別をすることは一応できます。 繁殖の時期に、メダカの腹ビレが黒くなるかならないがポイントです。 ヒカリ体型、ダルマメダカなどの特殊なメダカの区別 ここまでは、メダカの中でも一般的な『クロメダカ』についてのオスとメスの区別の仕方でした。 メダカの中には少し太ったような体型が特徴的な『 』、背ビレと尻ビレが同じ形をしている『 』 ヒカリ体型 という特殊な体系をしたメダカもいます。 ダルマメダカ。 普通のメダカより体が短く少し太った感じですよね。 ダルマメダカについてはここまで紹介したクロメダカと同じく、背ビレ、腹ビレ、尻ビレの3か所でオスメスの区別ができます。 ヒカリメダカについては、ヒレの形がクロメダカとは異なってくるため、 オスメスの区別の仕方も異なってきます。 ヒカリメダカのオスとメスの区別の仕方は、コチラのサイトが参考になります お店はメダカのオスメス指定は不可なことも 今はいろんなところでメダカは売っています。 ペットショップ、ホームセンターはもちろん、最近はネット上での購入も可能です。 Amazonや楽天はもちろん、メダカの専門業者が販売していることもあります。 購入するときの注意点が、ほとんどの店は メダカの オスメスの指定ができないということ。 店員が網などでメダカをすくうことがほとんど 仮にオスメスの指定ができても、メダカがけっこう動きまわるので狙った個体を捕まえるのは困難。 なので場合によっては、オスだけメスだけなんていうこともありえます。 そのためメダカを購入するときは、 ある程度まとまった数を購入するのをオススメします。 僕だと、最低5匹以上は一度に買います。 これくらい買えばほとんどの場合オスとメスの両方が入っています。 ちなみに特にネットで購入する場合は、ほとんどの場合10匹や20匹などまとまった数で売っているので、オスメスの偏りは心配する必要はないです。 またメダカの種類によってはオスとメスをペアで売ってる場合もあるので、オススメです。
次のミジンコ教の信徒、里山です。 先日、知り合いのおっさんからメールが届きました。 「参考までに」と添付されていたのは、とある新聞記事でした。 目を通すと、そこにはこう書かれていました。 ですが、これが一定の条件化に置かれると、オスがY遺伝子を持ちながらメスに、Y遺伝子を持たないメスがオスにと変化するらしいのです。 「ほう!面白い!!」 おっさんにお礼のメールをして、早速記事作成に取り掛かりました。 メダカの性決定 今回の研究は名古屋大学と国立遺伝学研究所の共同研究になります。 精子や卵子、それの元になる細胞などが該当します。 生殖細胞以外の細胞は体細胞と呼ばれます。 性染色体とは 性決定に関わる遺伝子のことです。 XやY遺伝子のことですね。 性染色体で雌雄が決まる メダカの性決定は性染色体により決まります。 冒頭でも述べましたが、XYの性染色体を持つとオス、XXでメスになります。 メダカの性決定は遺伝的なもので、通常は性転換が起こることはありません。 生殖細胞に働きかける 通常は性染色体によって決まる性。 しかし、生殖細胞に働きかけると、この性が変わってしまうというのです。 新聞記事によると、オス(XY)になる予定の卵の生殖細胞を増加させたところ、XYを維持しながらも体型はメスに、卵を作り出すことも出来たと書かれていました。 遺伝子的にはオス(XY)を維持しつつ、体の機能はメスになっているのです。 性のコアメカニズム 新聞の内容ではざっくりし過ぎているので、今回の研究を行っている名大のHPを見てみることにしました。 一方の性に維持される性 オスかメス、どちらかに決定されたように見える性。 これは固定されたものではなく、シーソーのようにどちらに傾くかで働きが維持されるようです。 生殖細胞と体細胞 生殖細胞はメス化能力を持ち、体細胞はオス化する能力を持っています。 メス化(卵巣形成)には、生殖細胞が適正数存在することが必要条件です。 その数が少ないと、体細胞の能力が勝り、Y染色体がなくてもオス化してしまいます。 また生殖細胞が過剰に存在すると、Y染色体があってもメス化してしまいます。 通常はXY遺伝子を持つと、体細胞側のオス化能力が強まり、生殖細胞のもつメス化能力を抑制するように働きます。 生殖細胞のバランス 性のコアメカニズムを踏まえて、新聞に書かれていた実験内容を振り返ってみます。 実験ではオスの生殖細胞を増加させました。 それにより起こったのは、オスのメス化です。 これはオスとしての状態を破綻させた結果、メスになったと言えます。 逆にメスの生殖細胞の数を適正数より減らすと、XXを維持したままオスになるそうです。 研究の結果は 性の決定のメカニズムがわかれば、養殖技術への活用が期待出来るのでは?とのことです。
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