翌日、アンゲリカは無事に面接を終え今度は実技の運びとなった。 「いい?あなたは皆には魔獣使い『テイマー』っていうことで登録してあるから シフを上手く使いこなせてるって証明して見せてね」 ラキュースが 「えー、私は杖使いなんだけど・・・弓兵いないしアーチャーとかどう?」 そう言って『シモンの弓剣』を取り出して装備する。 仕込み杖、落葉、シモンの弓剣 いずれもブラッドボーン世界においては技量寄りの軽戦士の武器でありいずれも接近して殴る近接武器なので正確にはアーチャー兼セイバーといったところか。 弓で獣に挑むなどと余人は笑えど、水銀の矢は確かに有効である。 理屈はともかく アンゲリカとしては蒼の薔薇がスカウト2・タンク1・ヒーラー1・キャスター一の構成で ここに自分が入るのならアーチャー枠か、それとも無難に前衛のセイバーだと思っていた。 「弓兵・・・うーん確かにそれもありっちゃありだけど・・ でも、剣や弓だと実技どうするのって事になるのよ」 ラキュースが心配するのはアンゲリカがあまりにも実力を公衆の面前で発揮しすぎる事だった。 過ぎた力は良い結果を生まないと、アンゲリカは前日にイビルアイとも相談した。 プレイヤーがオリジナルの0. 美味しい目を見たのは企業の幹部連中で、その他の人々にしてみれば奴隷制度の復活だが そんな事すら歴史からは消され、大衆には知らされない。 企業が支配する以前の歴史が消されれば、それ以外の政体を考えることもできない。 「ああ、私はもう利用されるのも危険視されるのも御免だからな。 今あいつらと旅をしているのは約束もあるが・・・それ以上に楽しいからだ。 アンジェにも楽しい思い出を作って欲しいからな・・」 と、イビルアイは遠い目をしてあの英雄の一人を思い出す。 「アンジェにも会って欲しいよ、リグリットと言ってな。 私の古い顔なじみで、十三英雄の一人。 宿屋を出てシフと共に組合へ出立するとき、勢いよく立ち上がったシフがうっかり厩舎の天井を突き抜けてしまい倒壊させてしまったのを見て、シュンと反省していた。 ゲームの中では10m近いシフでも犬小屋に入るし、オブジェクトを損壊させても反応はない。 だが現実と化した今では、何をするにも責任を持たなければならない。 物を壊してしまったのなら弁償で済ませられる。 人を傷つけたり殺したりすれば、当たり前だがそれは立派に犯罪だ。 ゲームみたいに衛兵にちょっと罰金を払って済ませられる問題ではない。 というわけで壊した厩舎は金貨を払って弁償した。 「というわけでアンジェはテイマー!いい?魔獣使いよ! これならシフがくるっと回ってワン!と吠えれば合格だと思う! 絶対に街中で血塗れ内臓ぶちまけアクションを披露しなくて済むわ!」 ラキュースが心配していたのはアンゲリカの実力を証明するために誰かの・あるいは何かをバラバラ血祭りにあげるのではという事らしい。 確かにパリィ狙いの戦士では地味だから、誰かと対戦する羽目になりかねないが、宿の庭でガガーランと手合わせをした時にそれはやめとけと言われた。 「アタシも相当な力自慢だけどよ、アンジェのそれは桁違いだぜ。 見ろよ、木刀をはたき落とされただけだってのにまだ手が痺れやがる」 「ごめん、手加減はしたんだけど」 「はは・・自信無くすなぁ・・・でもよ、私だからこれで済んだけどミスリルのやつじゃ試合になったら勢い余って腕を折っちまうんじゃねぇか?」 アンジェはガガーランに言われたことを思い出し、自分が剣士として登録するとなったら腕前を証明するためにミスリル級の剣士と木刀とはいえ試合をしなければならないだろう。 そうなれば、嫌でも圧倒的な速さと力を備えた自分の力は注目の的となる。 冒険者の噂の広がりは早く、彼女を引き抜こうという者は国の内外を問わず現れるだろう。 「・・・・ん、わかったじゃぁ魔獣使いとして登録する。 シフ、みんなの前で一回りしてお座りでもしてあげて」 「わふ!」 どうにかアンゲリカを魔獣使いとして認めさせた、これなら彼女自身から目を外らせるだろう。 ・・・・冒険者組合前の広場にはアンゲリカの噂を聞きつけて大勢の野次馬や冒険者が詰めかけていた。 そもそも娯楽の少ない世界であって、新入りのそれもとびきりの美人で更に強大な魔獣を使役する彼女の噂は町中にあっという間に広まり、その野次馬目当ての露天商も店を開いていた。 「ええ、こんな大群衆の中でするの?」 「す!すみません!なにぶんお連れの魔獣が大きすぎて中庭に入らないもので・・・」 受付嬢は平謝りに謝っている、それまでは貴族のお嬢様が酔狂で冒険者をやるのだろうと思っていたが、実際に巨獣を連れてくるとその恐ろしさに竦み上がってしまった。 実際にアンゲリカにしても血の匂いが微かに漂う狩人の衣装ではまずいだろうと、カインハーストの騎士の装束に着替えていたのもある。 確かにあの格好でこの美貌では冒険者というよりは馬で遠出する貴族にしか見えないだろう。 シフは大きすぎて中庭に入らなかったので冒険者組合前の大広場で彼女が扱えることを証明してくれという要望だった。 「仕方ないなぁ・・・」 アンゲリカはシフに跨り、街中の裏通りの狭い袋小路から広場に姿を現す。 群衆のあちこちから『おお!』『なんという・・・』と感嘆の声が聞こえ 『なんて美しいお方なのかしら』『あのご令嬢が魔獣使い?まるでお姫様じゃないかね』 『なんでも遠方の国から来なさった王族のお方だそうだ』『それで蒼の薔薇が・・・』 と勝手な噂で盛り上がっている。 男装の麗人ということで物見高いこの街の民衆が詰めかけているのだ。 のっしのっしとシフが歩いて行き、組合前で待っている組合長や都市長の前にやって来た。 あまりの重量感と威圧感の前に誰もが蒼白になっているが、気を失わないのは大した物だと アンゲリカは感心した。 その前でシフはお座りをすると、さっと降り立って判定員の前に立つ。 「さて?これで私がミスリル級に相応しいとお認めいただけたであろうか? これ以上となりますと模擬戦以外に思いつかないのですが?」 全員がそんなとんでもない!ミスリル級でも貴方様には不足ですと口々に言う。 こんな魔獣と模擬戦なんて命が幾つあっても足りないと誰もが逃げ出すだろう。 かくしてアンゲリカのミスリル級冒険者への登録はすったもんだの末に認められ、大急ぎでプレートに名前が彫られた。 シフには冒険者組合の看板を外して作られた銅のプレートが送られた。 小さいのは嫌だったらしい。
次のDLC武器の1つ、シモンの弓剣です! 名前の通り弓に変形します。 武器の説明文によると、「弓で獣に挑むなど・・・」と他の狩人からは馬鹿にされていた様子。 しかし遠距離からの攻撃力はバツグン!血質に振っていれば灰を使ったエヴェリンに迫るダメージをたたき出せます! 入手方法 灯り「灯台脇の小屋」近くにいるNPCと2回話すと入手できます。 DLCマップのほぼラストなので、入手するのに時間がかかります・・・。 ビルド考察 シモンの弓剣は剣状態と弓状態で補正が入るステータスが変わります。 必要最低能力は筋力8、技術15、血質9。 最大強化すると技術と血質がS、神秘がCになりますが、剣状態では技術のみ補正が入り、弓状態の射撃は血質の補正が入ります。 剣メインなら技術に、弓メインなら血質に、どちらも使うなら技術と血質に振りましょう。 一見技血キャラ専用な補正ですが、血質に振っていない技術キャラでも、血晶石を載せれば弓の射撃火力が実用可能レベルまで上がります。 反対に技術に振っていない血質キャラでも剣状態を問題なく扱えます。 しかし最大限この武器の強みを活かしたいなら技血キャラを作ったほうが良いですね。 血晶石 三デブ産の物理乗算で問題ないです。 むしろそれが一番使いやすく癖もありません。 弓での射撃は武器耐久マイナスの血晶石を載せても、耐久度が一切減りません。 弓メインでこの武器を扱う場合、耐久マイナスの血晶石なら実質ノーリスクで火力を底上げできます。 自分の使用例 Lv170代の技血キャラのサブウェポンとして弓メインで使っています。 血晶石は全て三デブ産物理乗算の耐久マイナスです。 剣状態も使う事はあるのですが、同じ技術武器の獣狩りの曲刀の方が使い勝手がよくて接近戦はそっちを使っています。 灰を温存したい時によく使います。 特に聖杯のヘム婆を発狂者に見つからない場所から射撃しています。 マジでシモンの弓剣はあの憎たらしい聖杯ヘム婆を安全に倒せる武器です。 他にも敵に見つからない場所から一方的に攻撃できるので、攻略ではとても便利です。 モーション 変形前 剣で攻撃します。 変形前ルド聖剣とあまり変わらない速度で振り回します。 リーチもそこそこあります。 r1攻撃 シンプルに目の前を四連撃。 横へのリーチもあるので囲まれても強気で繰り出せます。 r2攻撃 溜めなし 目の前を斬り払う。 ちょっと前に踏み込むので離れた敵にも有効。 敵に近付きたくない時なんかにどうぞ。 r2攻撃 溜めあり 変形後斧のように二回振り回します。 ただし斧ほどリーチはないし、リゲインも大きくない。 こちらも前に踏み込むので前方への敵に強く出せます。 ステップ攻撃 前を一突き。 出は遅いが前へのリーチはあります。 回避攻撃 スキが少ない技でトドメに使えます。 対人でも使えなくもない。 ダッシュ攻撃 こちらもスキは少なめ。 トドメに使えます。 飛び込み攻撃 横にもリーチがあります。 ただし使い所が少ない…。 変形後 弓になります。 ロックオンできるギリギリの距離だと矢が当たらないので注意! r1攻撃 溜めずに矢を放ちます。 水銀弾1消費。 敵に追われている状況など、素早く撃ちたい時に使います。 またトドメにもおすすめです。 r2攻撃 シモンの弓剣の真骨頂! 水銀弾を1消費して強めの矢を放ちます。 こちらに気付かれていない敵に使えるほか、ボス戦での頭部破壊や安全圏からの射撃などもできます。 特に鎖型死体の巨人は遠距離攻撃が無い上に足も遅いので、弓でパスパスと一方的に攻撃できます。
次のDLC武器の1つ、シモンの弓剣です! 名前の通り弓に変形します。 武器の説明文によると、「弓で獣に挑むなど・・・」と他の狩人からは馬鹿にされていた様子。 しかし遠距離からの攻撃力はバツグン!血質に振っていれば灰を使ったエヴェリンに迫るダメージをたたき出せます! 入手方法 灯り「灯台脇の小屋」近くにいるNPCと2回話すと入手できます。 DLCマップのほぼラストなので、入手するのに時間がかかります・・・。 ビルド考察 シモンの弓剣は剣状態と弓状態で補正が入るステータスが変わります。 必要最低能力は筋力8、技術15、血質9。 最大強化すると技術と血質がS、神秘がCになりますが、剣状態では技術のみ補正が入り、弓状態の射撃は血質の補正が入ります。 剣メインなら技術に、弓メインなら血質に、どちらも使うなら技術と血質に振りましょう。 一見技血キャラ専用な補正ですが、血質に振っていない技術キャラでも、血晶石を載せれば弓の射撃火力が実用可能レベルまで上がります。 反対に技術に振っていない血質キャラでも剣状態を問題なく扱えます。 しかし最大限この武器の強みを活かしたいなら技血キャラを作ったほうが良いですね。 血晶石 三デブ産の物理乗算で問題ないです。 むしろそれが一番使いやすく癖もありません。 弓での射撃は武器耐久マイナスの血晶石を載せても、耐久度が一切減りません。 弓メインでこの武器を扱う場合、耐久マイナスの血晶石なら実質ノーリスクで火力を底上げできます。 自分の使用例 Lv170代の技血キャラのサブウェポンとして弓メインで使っています。 血晶石は全て三デブ産物理乗算の耐久マイナスです。 剣状態も使う事はあるのですが、同じ技術武器の獣狩りの曲刀の方が使い勝手がよくて接近戦はそっちを使っています。 灰を温存したい時によく使います。 特に聖杯のヘム婆を発狂者に見つからない場所から射撃しています。 マジでシモンの弓剣はあの憎たらしい聖杯ヘム婆を安全に倒せる武器です。 他にも敵に見つからない場所から一方的に攻撃できるので、攻略ではとても便利です。 モーション 変形前 剣で攻撃します。 変形前ルド聖剣とあまり変わらない速度で振り回します。 リーチもそこそこあります。 r1攻撃 シンプルに目の前を四連撃。 横へのリーチもあるので囲まれても強気で繰り出せます。 r2攻撃 溜めなし 目の前を斬り払う。 ちょっと前に踏み込むので離れた敵にも有効。 敵に近付きたくない時なんかにどうぞ。 r2攻撃 溜めあり 変形後斧のように二回振り回します。 ただし斧ほどリーチはないし、リゲインも大きくない。 こちらも前に踏み込むので前方への敵に強く出せます。 ステップ攻撃 前を一突き。 出は遅いが前へのリーチはあります。 回避攻撃 スキが少ない技でトドメに使えます。 対人でも使えなくもない。 ダッシュ攻撃 こちらもスキは少なめ。 トドメに使えます。 飛び込み攻撃 横にもリーチがあります。 ただし使い所が少ない…。 変形後 弓になります。 ロックオンできるギリギリの距離だと矢が当たらないので注意! r1攻撃 溜めずに矢を放ちます。 水銀弾1消費。 敵に追われている状況など、素早く撃ちたい時に使います。 またトドメにもおすすめです。 r2攻撃 シモンの弓剣の真骨頂! 水銀弾を1消費して強めの矢を放ちます。 こちらに気付かれていない敵に使えるほか、ボス戦での頭部破壊や安全圏からの射撃などもできます。 特に鎖型死体の巨人は遠距離攻撃が無い上に足も遅いので、弓でパスパスと一方的に攻撃できます。
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