昨今なろうアニメというものが蔓延し始め、日頃アニメを見る人はなろうとはどういうものかご存じかと思いますが その先駆けとなったのがこの作品です ・平穏に暮らしたいはずなのに超強いことをアピールしてしまって目立つ ・仲間は全員主人公の忠実な太鼓持ちで常人なら馬鹿にされてると感じるほどの賞賛をしてくれる ・合間合間に小学生が考えたような「ぼくがかんがえたさいこうのせってい」が飛び出してくる ・女は大体主人公に惚れてくる(けどよく分からない理由で身を引いて別の男で妥協する気持ち悪い展開付き) ・主人公をdisる奴は全員馬鹿か悪と認定し、異常なほどの敵対心を見せる と、当時の視聴者を大変困惑させた作品です 後発のなろう作品との違いは異世界モノか否かという些細な点ほどくらいでしょうか (とはいえ人を平気で差別し、あるいは殺すようなサイコパスだらけの世界は十分異世界と言えるとは思いますが…) ご視聴は用法用量を正しく理解し、気分が悪くなった場合には速やかに視聴を止めることをオススメ致します どうやらここでの評価が低いようなので上げレビューを書かせいただきます。 内容については他の方がおっしゃっている通り、俺TUEE系でも有名な今作です。 原作も既読の身からしても、これはそこを楽しめるかどうかが重要なポイントだと思います。 俺TUEE系苦手な方は合わない作品かもしれません。 ですが、ネットの謎の風潮に合わせてそういった作品をスルーするのもまたもったいないとは思います。 この魔法科高校の劣等生は、なにより魔法をシステム化して理解させてくる部分が特徴的であり、アニメではそのあたりがかなり端折られているので、「これはこういうもん」「こうだったのか!」みたいな説明ばかりでご都合だなと思われるかもしれません(話の展開自体は当然ご都合になる部分はあります)。 そこについてはかなりもったいないと思います。 ある程度原作を読み進めると、事柄が起きたことに説明の字の文が入る前に、自分も他の登場人物と一緒に驚いたりすることができるようになります。 現代でいう物理学のようなものなので、理解できていた喜びみたいなものを感じますね。 ただここはアニメ自体についてのレビューですので、原作を読んでいてどうというのはまた別の話です。 アニメの出来としては良いほうだと思います。 「それはそういうもん」と創作物を受け入れることができて、かつ兄妹ものが好きな人や、ド派手なアクション(OPが一番派手説)が好きな人におすすめです。 小難しい話も好きな人は原作買ってみましょう。 後悔しませんよ。 ファンタジー。 バトル。 原作未読。 声優も作画も音楽もまずまず。 だけどこのアニメの良さはキャラクターに尽きる。 ご存知お兄さまである。 さすがですおにいさま。 略してさすおに。 さすがですお兄さまとみんなから言われ尊敬される人物こそがこの物語の主人公である。 題名どおりの劣等生と判断することなかれ。 なぜ劣等生かの説明は何度かあるが、それがどうしたそれ以上のチート能力を持っていてどこが劣等生だとツッコまざるをえない。 物語の流れとして、いろいろな敵が出てきて、使えない大人の代わりに魔法科の高校生が対処する。 一科生のエリートたちを中心に、すごい魔法を使いこなす人たちの活躍はあるのだが、結局最後はお兄さまが解決することが多い。 あるときは表立って先頭に立ち、あるときは影で殲滅する。 もうお兄さま以外はいらないんじゃないか、かえって足手まといにしかならないんじゃないかと思うほどの無双っぷり。 そんな場面をずっと見ていると、いつしか一周まわって逆に面白くなり、ツッコミを入れながら楽しんでいた。 これこそがこのアニメの楽しみ方であり、まじめにツッコミを入れて冷めた目で見ていたら、たいして面白いアニメではないだろう。 魔法の説明が足りず、ときには何が起こっているのかさえわからないくらい不親切なのだから。 ひとつの事実だけ取り上げてすべてを決めつけてかかってしまうような人はどこにでもいます。 なろうだから駄目、主人公が無双するから駄目、というような批判はとても表面的なものなので、あまり参考にする必要はないと思います。 というのも、なろうだからなぜ駄目なのか、主人公が無双するからなぜ駄目なのか、という点を具体的に説明できている人が非常に少ないからです。 例えば、主人公が強すぎるのが無理だと言う人で、主人公が強すぎるという属性を持ったその他すべての作品が無理だと言うのであれば、その批判は間違いではありません。 しかし、主人公が強すぎるという属性があるにも関わらず楽しめている作品が他にあるのだとすれば、それは厳密に言えば、主人公が強すぎること自体が問題というわけではありませんよね。 強すぎる主人公にプラスアルファで何か苦手になる要素があるはずです。 それを自分で理解できていないで、俺TUEEだから無理だと言っているような方がまぁまぁいます。 というより、「なろう」「俺TUEE」のみではなく、映画やアニメなどの作品を批評する際に、自分がなぜそれを好き・嫌いなのかを理解しないまま批評されている方は大勢います。 まあ映像作品のみならず、芸術やお笑いなどの分野でもそんなことはよくある話だと思いますが、とりわけアニメ界隈ではなろう作品がそうした意見の矢面に立つケースがここ最近では目立つので、このようなレビューをしている次第であります。 その他の点においては、単に好き嫌いがわかれる設定や展開というだけであって、良し悪しで判断するような内容ではないと考えています。 主人公が強いのにはきちんと理由があり、その理由も決して安直な設定ではなくオリジナリティのあるもので、かつ「そういう能力が実際にあったとしたらどうなるのか」という点を丁寧に表現していてとても好感が持てます。 魔法に関する仕組みがかなり細かいぶん、展開がわりとベタ(テロリスト、風紀委員、九高戦など)でわかりやすくて、そのあたりのバランスも良いと思います。 設定が細かいのに展開やキャラクターまでトリッキーにしてしまうと、今度はとっつきづらくなりすぎてしまうかなと。 あとは、妹の兄に対する敬愛が常人離れしているとか、そのあたりは言い出したら他のアニメも五十歩百歩というか、むしろやりすぎてキャラが逆に立っている感もあるので、別にそれも批判するようなことではないのかなと思います。 とにかく、何かひとつでも鼻についたら、その作品内における他の要素すべてにケチをつけたくなるような気持ちもわからないではないですが、レビューというのは単なる文句やクレームではなくあくまで批判であって欲しいなと個人的には思います。 能ある鷹は爪隠すイケメンのチートでみんなに人気者の主人公受け悪いですよねw でも、無能でオタクでコミュ障ウジウジ主人公の周りで奇人変人変態が繰り広げる どんちゃん騒ぎを延々と見せられるより個人的にははるかにマシ。 舐められて下に見られて実力で見返すという流れは爽快感があるけれど、この作品で 効果的に発揮されているかというとかなり微妙ですね。 年の差兄妹で妹がまだ幼いとかならともかく、思春期年子で実際こんなの居たら回りはドン引きだと思う。 妹の方はCVにも違和感。 このキャラにくぐもったようなこの声、合ってないよね? で、学園モノが後半唐突に戦争モノになり、最後はアイアンマンになります。 ある意味凄いなこれ。
次の司波達也が、第一高校の技術スタッフとして九校戦に参加する傍らで、魔法兵器『パラサイドール』運用試験計画を阻止すべく『裏』で行動を起こしていた頃。 『表』側では、今年も九校戦優勝の栄冠を目指す魔法科高校生たちの、魔法を駆使した熱戦が繰り広げられていた。 モノリス・コードの選手・吉田幹比古が、名家に生まれたプレッシャーとトラウマを撥ねのけるエピソード『竜神の虜(とりこ)』。 新競技ロアー・アンド・ガンナーの選手・エイミィが、不慣れなコンビプレイに挑むエピソード『ショットガン!』。 女子生徒の大一番、アイス・ピラーズ・ブレイクの選手・雫と花音による、美しくも超攻撃的なエピソード『一人でできるのに』。 達也との関係を悟られないよう、九校戦を『無難』にクリアせよ。 黒羽姉弟に与えられた課題を描くエピソード『目立とうミッション』。 そして、選手では無いレオとエリカ、二人の隠された過去が解き明かされるエピソード『薔薇の誘惑』。 新入生の季節。 この 『魔法科高校』 にも、一組の血の繋がった兄妹が入学した。 兄は、ある欠陥を抱える劣等生(ウィード)。 妹は、全てが完全無欠な優等生(ブルーム)。 どこか達観したような面持ちを見せる劣等生の兄と、彼に肉親以上の想いを抱える優等生の妹。 二人がこのエリート校の門をくぐったときから、平穏だった学びの園で、波乱の日々が幕開いた。 魔法科高校の劣等生 2 入学編〈下〉 魔法科高校の劣等生 2 入学編〈下〉 どこか達観したような面持ちを見せる劣等生の兄と、彼に肉親以上の想いを抱える優等生の妹。 一組の血の繋がった兄妹が、魔法科高校へ入学した。 成績優秀、才色兼備な妹・深雪が、主席入学生の慣例として魔法科高校の生徒会にスカウトされた。 そして兄・達也も、とあるトラブルを払いのけた事件をきっかけに、違反行為を取り締まる風紀委員にスカウトされる。 劣等生《ウィード》にもかかわらず、風紀委… 魔法科高校の劣等生 3 九校戦編〈上〉 魔法科高校の劣等生 3 九校戦編〈上〉 七月中旬。 『九校戦』 の季節。 正式名称、『全国魔法科高校親善魔法競技大会』。 そこでは毎年、全国から魔法科高校生たちが集い、熾烈な魔法勝負を繰り広げていた。 ここ第一高校でも、『九校戦』 の話題で持ちきり、校内は大いに沸き立っていた。 そして 『九校戦』 会場への出発当日。 類い希なる実力を持つ、将来の魔法師候補たちによる選手団が組織されていた。 遠征メンバーには、『新人戦』 に参加… 魔法科高校の劣等生 4 九校戦編〈下〉 魔法科高校の劣等生 4 九校戦編〈下〉 九校戦中盤の目玉、『新人戦』。 一年生のみで繰り広げられるこの競技は、第一高校の主席生徒・司波深雪の可憐かつ優雅な勝利を披露するステージでもあった。 兄である達也も、参加選手たちが使用するCAD(術式補助演算機)の技師としてチームに参加、妹の活躍する姿に頬を緩ませていた。 豪華なリゾート地で過ごす夜、達也を呼び出して……。 『全国高校生魔法学論文コンペティション』 の季節がやってきた。 日頃の研究成果を魔法装置を使った 『実演』 でプレゼンテーションするこの催し物は、九校戦で成績が振るわなかった学校の雪辱戦とも言える。 魔法学、魔法技能、先端魔法技術を披露する最高の舞台だった。 達也は、第一高校の代表・鈴音のサポートメンバーとして参加、その魔法技能を如何なく発揮していた。 時を同じくして、暗躍する… 魔法科高校の劣等生 7 横浜騒乱編〈下〉 魔法科高校の劣等生 7 横浜騒乱編〈下〉 横浜で催される 『全国高校生魔法学論文コンペティション』。 この魔法科高校生徒達の晴れ舞台に、突如謎の武装集団が侵入した。 彼らの正体は、『大陸』 からやってきた大亜連合軍の魔法師とその機動兵器群。 目的のためには市民殺害も厭わない武装軍によって大混乱に陥る中、司波達也は生徒会メンバーと共に次の行動を模索する。 同時刻。 コンペ会場に、最新鋭魔法技術武装集団、国防陸軍第一〇一旅団独立… 魔法科高校の劣等生 8 追憶編 魔法科高校の劣等生 8 追憶編 今から三年前。 司波深雪にとって、忘れられない 『出来事』 があった。 それから、深雪は変わった。 兄との関係も。 中学一年生の司波深雪は、自分の兄が苦手だった。 一体何を考えているのか分からないから。 家族でありながら使用人同然の扱いを受けているにもかかわらず……全く意に介さない。 兄と目が合えば、深雪の口からは、不機嫌な声が出てしまう。 そんな妹に、『ガーディ… 魔法科高校の劣等生 9 来訪者編〈上〉 魔法科高校の劣等生 9 来訪者編〈上〉 司波兄妹にとって波乱続きだった西暦二〇九五年もあと一月。 深雪のクラスメイトである北山雫が、USNA(北アメリカ大陸合衆国)に留学することになった。 この時代、ハイレベルの魔法師は、遺伝子の流出=軍事資源の流出を避ける為に、政府によって海外渡航を制限(禁止)されている。 にもかかわらず許可された理由、それは 『交… 魔法科高校の劣等生 10 来訪者編〈中〉 魔法科高校の劣等生 10 来訪者編〈中〉 西暦二〇九五年十二月。 雫との『交換留学生』として、USNA(北アメリカ大陸合衆国)からリーナが魔法科高校にやってきた。 達也は、彼女が大規模破壊兵器に匹敵する戦略級魔法師「十三使徒」の一人であることを瞬時に見抜く。 『吸血鬼』事件の全容は次第に明らかになりつつあった。 達也の… 魔法科高校の劣等生 11 来訪者編〈下〉 USNAの最強魔法師部隊『スターズ』総隊長、アンジー・シリウス少佐こと、魔法科高校交換留学生・リーナ。 彼女の訪日と同時期に発生した『吸血鬼(パラサイト)』事件は、彼らによる魔法科高校の襲撃、達也によるその撃退という結末で幕を閉じた。 しかし『パラサイト』本体は『宿主』から抜け出しこの世界を漂い続け、そして次の宿主を見つけ出した。 ヒューマノイド型ホームペルパーロボット。 付… 魔法科高校の劣等生 12 ダブルセブン編 魔法科高校の劣等生 12 ダブルセブン編 西暦二〇九六年四月。 司波達也と深雪は二年生に進級した。 今までの目覚ましい活躍と実績が考慮され、今年度から新設された魔法工学科コースの生徒となった達也は、深雪の意向で彼女と同じく生徒会副会長にも抜擢される。 今年こそ、深雪と共に平穏な学校生活を……と考えていた達也だったが、『新入生』たちはそれを許さなかった。 七宝琢磨。 入試成績トップとして、今年度の新入生総代を務めた『エリート… 魔法科高校の劣等生 13 スティープルチェース編 魔法科高校の劣等生 13 スティープルチェース編 西暦二〇九六年、七月。 今年も、魔法科高校生にとって夏最大のイベントである全国魔法科高校親善魔法競技大会、通称『九校戦』が開催される。 しかし今年の『九校戦』はひと味違っていた。 競技種目及びルール改定。 本番まで残すところ一ヶ月の段階でもたらされた何の前触れもない大幅変更に、魔法科高校各校は慌ただしい対応を迫られる。 『全国高校生魔法学論文コンペティション』の季節がやってきた。 新京都国際会議場で開催される日本魔法協会主催『論文コンペ』の一高代表に選ばれた達也の許へ、四葉真夜の書状を携えた黒羽姉弟が訪れる。 手… 魔法科高校の劣等生 15 古都内乱編〈下〉 魔法科高校の劣等生 15 古都内乱編〈下〉 全国高校生魔法学論文コンペティションを間近に控えた九月下旬。 四葉家当主・四葉真夜による「横浜から逃亡した周公瑾の捕縛に関する協力依頼」を受け、京都に来た司波兄妹は、九島家を訪れる。 そこで達也たちは深雪と同質の美貌を持つ少年魔法師、九島光宣に出会う。 その光宣と共に周の捜索を行うも、手がかりは未だ掴めてはいなかった。 そんな折、七草家のボディガード・名倉の訃報が達也たちのもと… 魔法科高校の劣等生 16 四葉継承編 魔法科高校の劣等生 16 四葉継承編 司波深雪の許へ、四葉本家から、一族の有力者が顔を揃える新年の集い「慶春会」の招待状が届く。 例年と違い、そこには「元旦に必ず出席すること」という指示が添えられていた。 それを見て深雪は、「遂にこの時が来た」という予感を覚える。 四葉家次期当主の指名。 … 魔法科高校の劣等生 17 師族会議編〈上〉 魔法科高校の劣等生 17 師族会議編〈上〉 司波深雪が次期四葉家当主となることが「慶春会」にて決定され、同時に達也と深雪の婚約が公表された。 すぐさま、その婚約について一条家より異議が申し立てられる。 深雪へ、将輝との婚約を申し込んだのだ。 一方、魔法科高校。 達也と深雪に血の繋がりは無いという「建前」が公表され、ほのかは大きなショックを受ける。 幹比古と美月は達也たちとぎくしゃくしてしまうなど、衝撃が走っていた。 それは… 魔法科高校の劣等生 18 師族会議編〈中〉 魔法科高校の劣等生 18 師族会議編〈中〉 世界中の魔法師が注目する師族会議は、何者かによる自爆テロによって幕を下ろした。 この残酷な計画は、死体を操る魔法によって引き起こされていた。 この魔法を手がかりに、企てた黒幕を追う達也。 世論では、この事件によって、魔法師を糾弾する『人間主義』の勢力が日々拡大しつつあった。 そして、「四葉家の司波達也殿がお前と同様、十文字殿の下で捜索に加わる。 将輝、意地を見せろよ」 そう一条剛毅… 魔法科高校の劣等生 19 師族会議編〈下〉 魔法科高校の劣等生 19 師族会議編〈下〉 死体を操る魔法で自爆テロを敢行させるという残酷な計画を企てた魔法師・顧傑(グ・ジー)は、気配を消して日本に潜伏していた。 この自爆テロ事件によって、世論が魔法師を糾弾しはじめ、人間主義の勢力が勢いづく中、十師族は黒幕の捜査を決める。 克人、真由美、将輝と協力して達也は顧傑の行方を探す。 米軍最強の魔法師部隊スターズのナンバー・ツー、ベンジャミン・カノープス少佐も参戦するこの『顧傑… 魔法科高校の劣等生 20 南海騒擾編 二〇九七年三月。 あずさ、五十里、花音、服部、桐原、紗耶香という魔法科高校卒業生組メンバーが卒業旅行を企画していた。 場所は、沖縄。 そして、達也と深雪も、彼らと旅先を共にする『ミッション』を課されていた。 大亜連合軍を脱走した秘密工作魔法師のテロ活動の阻止。 達… 魔法科高校の劣等生 21 動乱の序章編〈上〉 魔法科高校の劣等生 21 動乱の序章編〈上〉 二〇九七年三月。 南米大陸で戦略級魔法『シンクロライナー・フュージョン』が使用された。 それを契機に、世界に吹き荒れる動乱の嵐が、日本にも押し寄せようとしていた。 国立魔法大学付属第一高校三年生に進級した達也と深雪の元に、十文字家当主・十文字克人からの招待状が届く。 十師族、師補十八家の若手を集めて、自分たちを敵視する風潮に魔法師としてどう対処すべきかを話し合う為の会議に二人… 魔法科高校の劣等生 22 動乱の序章編〈下〉 魔法科高校の劣等生 22 動乱の序章編〈下〉 二〇九七年四月。 横浜で行われた、十師族及び師補十八家の後継者たちを集めた会議での達也の振る舞いは、他家との軋轢を生む。 時を同じくして、十師族『三矢家』の少女、三矢詩奈が行方不明に!? 彼女を捜索する矢車侍郎と第一高校のメンバーたち。 その裏には国… 魔法科高校の劣等生 23 孤立編 魔法科高校の劣等生 23 孤立編 二〇九七年四月末。 戦略級魔法の使用はブラジル軍だけにとどまらず、ギニア湾岸にて大亜連合により戦略級魔法『霹靂塔』が使用される。 魔法が戦火を拡大し、世界を包んでいく。 魔法を使った者への非難。 魔法を作った者への非難。 魔法師への逆風が強まる中、魔法の平和的利用として、USNAの研究者であるエドワード・クラークから『ディオーネー計画』という壮大な宇宙開発プロジェクトが提案される。 そ… 魔法科高校の劣等生 24 エスケープ編〈上〉 魔法科高校の劣等生 24 エスケープ編〈上〉 「トーラス・シルバーは、国立魔法大学付属第一高校三年生、司波達也氏である」 七賢人の一人レイモンド・クラークによるビデオメッセージは日本だけでなく、世界中に大きな波紋を投げかけた。 そして、実質の魔法師追放計画ともいえる『ディオーネー計画』。 達也はこれに対抗すべく兼ねてより研究をしていた恒星炉を用いたプロジェクト『ESCAPES計画』を発表する。 それは深雪のため、魔法師の未来… 魔法科高校の劣等生 25 エスケープ編〈下〉 魔法科高校の劣等生 25 エスケープ編〈下〉 十三使徒の戦略級魔法に襲われた達也と深雪は辛くも生還を果たす。 そして、守るべきものと、自らの望みのためパラサイトという禁断の力を求める光宣。 達也と光宣、規格外な二人の魔法師がついに対峙する。 そして、同じ頃、スターズではリーナ暗殺を目的… 魔法科高校の劣等生 26 インベージョン編 魔法科高校の劣等生 26 インベージョン編 リーナが達也の許にたどり着く七十一時間前。 ニューメキシコ州スターズ本部基地で起きた叛乱により、同隊ナンバーツーのカノープスは窮地に追い込まれる。 一方、リーナは達也と深雪の手引きにより、四葉家が実質的に支配する三宅島の東約五十キロの海上に浮かぶ『巳焼島』へと潜伏先を移す。 そして、再度、水波を連れ出すために病院襲撃を開始する光宣。 それに対峙する七草三姉妹は彼を阻止できるの… 魔法科高校の劣等生 27 急転編 魔法科高校の劣等生 27 急転編 西暦二〇九七年七月。 激化するパラサイトと光宣との戦いに備え、達也は新魔法『封玉』の完成を目指し鍛錬を続ける。 同じ頃、世界規模の魔法師の衝突もある転機を迎えつつあった。 南下を開始する新ソ連艦隊が日本に迫る。 そして、これを迎え撃つため、一条将輝と吉祥寺真紅郎が行動を開始。 達也は、助けを求める深雪の声に応え巳焼島を飛び立つ。 光宣に魔法を放つことができなかったことを悔いる深雪。 最も忠義を尽くす深雪を前にして、光宣を背中に庇ってしまったことを責める水波。 すれ違ってしまった二人は自責の念を抱え、思い悩んでいた。 そして、それぞれの思惑を抱いた、達也、十師族、さらに九島 烈の仇を討たんとする通称「抜刀… 魔法科高校の劣等生 29 追跡編〈下〉 魔法科高校の劣等生 29 追跡編〈下〉 二〇九七年七月。 達也は富士樹海に潜伏する光宣を追い、張り巡らされた結界『蹟兵八陣』を破る方法を思案していた。 一方、USNA軍非合法魔法師暗殺者小隊『イリーガルMAP』が達也の暗殺に動き出す。 さらに達也の前に立ち塞がる刺客・藤林長正。 希代の忍術使いであり亡霊を操る強敵を前にして、ついに精神体をも消滅させる達也の新魔法『アストラル… 魔法科高校の劣等生 30 奪還編 水波を連れ、日本を脱した九島光宜。 パラサイト化したレイモンドと共に、USNA軍基地のある北西ハワイ諸島を目指す。 一方、九重八雲という意外な伏兵によって追跡を阻止された達也だが、彼は水波のことを諦めてはいなかった。 必ず連れ戻す、と深雪と約束したからだ。 光宜とレイモンドが逃れた先。 そこは奇しくも、リーナが救出を願うカノープス少佐が幽閉されたミッドウェー監獄に近い、パールアンドハーミーズ米軍基地。 パラサイトを滅す新魔法『アストラル・ディスパージョン』を習得した達也が、水波と、そしてカノープス奪還のため、USNA軍基地を隠密裏に強襲する……!! 魔法科高校の劣等生 31 未来編 魔法科高校の劣等生 31 未来編 水波を奪還し、今までの日常に戻りつつある達也と深雪。 しかしそれはつかの間のものでしかなかった。 USNAのエドワード・クラークは焦りを覚えていた。 達也を無害化するための謀略に対する達也の警告。 このままではUSNA内での立場が危うくなり、それを回避するには達也を斃すしかないと。 そして、新ソ連のベゾブラゾフも復讐の機会をうかがっていた。 二度にわたる達也への攻撃が失敗に終わり、自身の戦略級魔法のためのCADまで破壊され、この雪辱に執念を燃やしていた。 TXT版 代替スキャン :.
次の七月中旬。 『九校戦』の季節。 正式名称、『全国魔法科高校親善魔法競技大会』。 そこでは毎年、全国から魔法科高校生たちが集い、熾烈な魔法勝負を繰り広げていた。 ここ第一高校でも、『九校戦』の話題で持ちきり、校内は大いに沸き立っていた。 そして『九校戦』会場への出発当日。 類い希なる実力を持つ、将来の魔法師候補たちによる選手団が組織されていた。 遠征メンバーには、『新人戦』に参加する、一年生の主席生徒・司波深雪と、その兄・達也の姿もあった。 競技に向け心を新たに意気込む深雪だが、一方で達也の表情は晴れず……。 『九校戦』で勝敗を分かつには、選手の運動能力の他に、もう一つ重要なファクターがある。 それは、選手たちが持つCAD 術式補助演算機 の調整 チューニング。 達也によって調整されたCADを手に、第一高校生徒による華麗なる圧勝劇、その幕が開く。 4巻(九校戦編〈下〉)のあらすじ 九校戦中盤の目玉、『新人戦』。 一年生のみで繰り広げられるこの競技は、第一高校の主席生徒・司波深雪の可憐かつ優雅な勝利を披露するステージでもあった。 兄である達也も、参加選手たちが使用するCAD 術式補助演算機 の技師としてチームに参加、妹の活躍する姿に頬を緩ませていた。 劣等生であるはずの達也が調整したCADによって、第一高校生徒の華麗なる圧勝劇が演じられる中、とあるアクシデントによって彼自身も九校戦の選手として参加する羽目になる。 魔法による直接戦闘競技『モノリス・コード』に出場することになった達也。 対戦相手は、『クリムゾン・プリンス』と呼ばれる第三高校一年生のエース・一条将輝だった。 『全国高校生魔法学論文コンペティション』 の季節がやってきた。 日頃の研究成果を魔法装置を使った 『実演』 でプレゼンテーションするこの催し物は、九校戦で成績が振るわなかった学校の雪辱戦とも言える。 魔法学、魔法技能、先端魔法技術を披露する最高の舞台だった。 達也は、第一高校の代表・鈴音のサポートメンバーとして参加、その魔法技能を如何なく発揮していた。 時を同じくして、暗躍する組織の影があった。 諜報員、同じ魔法科高校の生徒、『大陸』 から来た暗殺者……。 華麗なる司波兄妹の活躍に、刮目せよ。 7巻(横浜騒乱〈下〉)のあらすじ 横浜で催される『全国高校生魔法学論文コンペティション』。 この魔法科高校生徒達の晴れ舞台に、突如謎の武装集団が侵入した。 彼らの正体は、『大陸』からやってきた大亜連合軍の魔法師とその機動兵器群。 目的のためには市民殺害も厭わない武装軍によって大混乱に陥る中、司波達也は生徒会メンバーと共に次の行動を模索する。 同時刻。 コンペ会場に、最新鋭魔法技術武装集団、国防陸軍第一〇一旅団独立魔装大隊が現れる。 驚く真由美や克人を尻目に、劣等生・達也は大隊より、戦場の最前線へと向かうよう『上官からの命令』を受ける。 訝しむ魔法科生徒達の中、「お兄様。 8巻(追憶編)のあらすじ 今から三年前。 司波深雪にとって、忘れられない『出来事』があった。 それから、深雪は変わった。 兄との関係も。 中学一年生の司波深雪は、自分の兄が苦手だった。 一体何を考えているのか分からないから。 家族でありながら使用人同然の扱いを受けているにもかかわらず……全く意に介さない。 兄と目が合えば、深雪の口からは、不機嫌な声が出てしまう。 そんな妹に、『ガーディアン』として完璧に付き従う兄。 そこには一切の油断もミスも無い。 そして、一切の『感情』も。 理不尽だとは分かっていても、深雪は兄に苛立ちをぶつけることしか出来なかった。 自分の、ただの我が侭だと分かっていても。 三年前、沖縄で起きた『出来事』によって、二人の心と、その運命が、大きく変わっていく。 9巻(来訪者編〈上〉)のあらすじ 一学年目最終エピソード『来訪者編』! 金髪碧眼の魔法師・リーナが魔法科高校にやってくる! 司波兄妹にとって波乱続きだった西暦二〇九五年もあと一月。 深雪のクラスメイトである北山雫が、USNA 北アメリカ大陸合衆国 に留学することになった。 にもかかわらず許可された理由、それは『交換留学』だからだ。 雫がアメリカに渡り、入れ替わりで魔法科高校に入学したのは、金髪碧眼の留学生。 「司波深雪に劣らぬ美貌」と称される美少女、通称リーナだった。 彼女を見た達也は、瞬時にその『正体』に気づく。 10巻(来訪者編〈中〉)のあらすじ 西暦二〇九五年十二月。 雫との『交換留学生』として、USNA 北アメリカ大陸合衆国 からリーナが魔法科高校にやってきた。 達也は、彼女が大規模破壊兵器に匹敵する戦略級魔法師「十三使徒」の一人であることを瞬時に見抜く。 『吸血鬼』事件の全容は次第に明らかになりつつあった。 達也のヒントと幹比古の古式魔法によって、『吸血鬼』の正体が『パラサイト』と呼ばれる『魔性』であることを突き止める。 しかし、別次元から意図せず招かれたその『来訪者』は、ついに魔法科高校に襲来した。
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