コロナウイルスは人や動物の間で広く感染を引き起こすウイルスで、感染すると主に発熱や咳などの呼吸器症状が見られます。 2020年5月13日現在、全世界に感染が広がっているのはいずれの種類でもない新種のコロナウイルスです。 新型コロナウイルス感染症の症状 現在、中国から全世界に感染が広がり、パンデミック(世界的に流行が拡大すること)となっている(COVID-19)の症状は、軽症の場合と重症化した場合に分けることができます。 初期症状では軽症で、発熱や咳など風邪のような症状が見られるほか、嗅覚・が生じることがあります。 人によっては下痢・嘔吐などの消化器症状や意識障害などの神経症状が現れることもあります。 また、重症化するとを発症します。 ただし、感染した人全員に症状が見られるとは限らず、無症状で経過する例もあります。 通常のウイルス感染症では、他者へウイルスを感染させる可能性がもっとも高いのは、症状が強く現れる時期といわれています。 しかし、新型コロナウイルスの場合は無症状の場合、軽症の段階、重症化した段階それぞれで感染する可能性があると考えられており、症状のない人からうつる可能性も想定し、日頃から感染症対策を行う必要があります。 具体的には、感染者の体内のウイルス量は、症状が出る数日前から増加し、症状が出る0. 7日前に最大となるとされます。 日本でも東京など都市部で感染経路が追えない感染者が多数発生している現状から、体調管理に気を配り、体調の変化を感じる場合には積極的なマスク着用を行い、感染拡大を防ぐようにすることが重要です。 以下では、新型コロナウイルスの症状を初期症状、重症化したときの症状に分けてお伝えします。 新型コロナウイルス感染症の初期症状 新型コロナウイルス感染症の初期症状では、鼻水や咳、発熱、軽い喉の痛み、や体のだるさ(倦怠感)など、風邪のような症状が生じます。 特に、37. そのほか、人によっては鼻づまりや鼻水、、痰や 血痰 けったん 、下痢などが生じることもあります。 新型コロナウイルス感染症の初期症状はおよそ5~7日間程度続き、重症化しなければ次第に治っていきます。 新型コロナウイルス感染症が重症化すると 新型コロナウイルス感染症の初期症状が5〜7日間で軽快せず重症化すると、肺炎を発症し、呼吸が苦しくなる、いわゆる呼吸困難の状態に陥ることがあります。 また肺炎だけでなく、上気道炎やなど、そのほかの呼吸器系器官にも炎症が生じるケースもあります。 新型コロナウイルス感染症が重症化し肺炎が生じても、半数以上の場合は症状に対する治療を行うことで徐々に回復します。 しかし、肺炎が悪化し重篤化すると急性呼吸器症候群()や、などが起こり、場合によっては死に至るケースもあります。 以下の症状に該当する場合は、新型コロナウイルス感染症が重症化している可能性が懸念されます。 厚生労働省の提示する緊急性の高い症状• 顔色が悪い• 唇が紫色に変色している• 第三者から見て、様子がいつもと異なる• 呼吸数が増え、息が荒くなった• 急に息苦しさが生じた• 少しでも動くと息苦しく感じる• 胸に痛みがある• 座っていないと呼吸ができず、横になれない• 呼吸の際に肩が大きく動く(肩で息をしている)• 呼吸に抵抗が生じ、ゼーゼーと音がする• 意識がぼんやりとしている• 第三者が声をかけても応答がない• 重症化する人の特徴 は、コロナウイルスによる一般的な風邪よりも重症化しやすいといわれていますが、必ずしも重症化するわけではありません。 現在、どのような人が重症化しやすいかは十分に分かっていませんが、高齢者である、にかかっている、心臓・肺などの持病がある、または免疫抑制剤や抗がん剤治療を受けているなどの理由で免疫機能が低下している人はリスクが高いと考えられています。 当初、小児は重症化のリスクは高くないと考えられていました。 しかし高齢者ほどではありませんが、小児の中でも年齢の低い乳幼児で重症化する傾向があることが指摘されてきています。 同様に、高齢者だけではなく乳幼児やさらに妊婦も重症化には注意が必要と考えたほうがよいでしょう。 インフルエンザとは何が違うのか はインフルエンザウイルスによるもので、一方のコロナウイルスは一般的な風邪のおよそ10~15%(流行期は35%)を占める原因ウイルスでもあります。 風邪の原因ウイルスには、ほかにもライノウイルスやアデノウイルスなどがあります。 風邪の多くは喉の痛み、鼻水、くしゃみ、咳などの症状が中心で全身症状はあまり見られません。 インフルエンザにおいては高熱や、関節痛・、体のだるさなどの全身症状が比較的急速に現れるのが特徴です。 は発熱や咳など風邪のような症状が中心であるものの、インフルエンザのように全身症状(特に強い倦怠感)が見られる場合もあります。 感染が疑われる場合の対処方法 発熱やだるさ、息苦しさなど新型コロナウイルスへの感染が疑われるような症状があった場合、まずは会社や学校を休み、外出を控えて自宅で安静にしましょう。 発熱のある間は外出を控えたうえで毎日体温を測定し、どのくらいの熱が何日程度続いたかを記録しておくとよいでしょう。 帰国者・接触者相談センターへの問い合わせが必要な場合• 強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)、高熱などの強い症状のいずれかがある場合• 症状には個人差があるため、強い症状だと感じる場合はすぐに相談をしてください。 病院の受診時にはマスクを着用するなどして感染の拡大防止に努めるようにしましょう。 また、においや味が分からなくなる嗅覚・を感じた場合、発熱やだるさ、息苦しさがなければ、ひとまず外出を控え、様子をみるようにしましょう。 この時点では、病院の受診も控えましょう。 また、発熱、だるさ、息苦しさなどの症状がないまま嗅覚・味覚障害が2週間以上続いた場合には、以外の病気が隠れている可能性があるため、耳鼻咽喉科の受診を検討しましょう。 一人ひとりの対策がもっとも重要 は、現時点で都市部を中心とした感染の拡大が起こっています。 3月中旬までの感染者の多くは接触歴の確認できる、いわゆる感染経路が分かる感染者でしたが、今はそうではない人の増加が著しく感染対策もそれに合わせて変えていく必要があります。 緊急事態宣言が発令されましたが、今後も長期にわたってこのような状況が続くことも予測されます。 これにより、短期的に新型コロナウイルスと戦うという姿勢から、新型コロナウイルスと共に新生活様式を作り上げるという姿勢が重要になってきています。 専門家会議からも以下のような新しい生活様式が提案されています。 新型コロナウイルスへの感染を予防する上で、もっとも大切なことは個人個人の行動変容です。 一人ひとりが感染予防対策に努め、風邪やと同様に手洗いやうがい、マスクの着用による咳エチケットなどを行いましょう。 また、3密の回避や人との接触を避けることで感染拡大のスピードを遅くし、重症患者が増え医療機関が対応できなくならないようにすることが重要です。
次の下痢の原因・新型コロナウイルスの下痢 下痢の原因は細菌やウイルスによる場合も多くあります。 特に今、世界中で心配されている新型コロナウイルスも風邪に似た症状から始まり下痢も発生するようです。 新型コロナウイルスは今、現在治療法が見つかっていません。 新型コロナウイルスで下痢になったらどうすれば良いでしょうか。 目次 下痢にもなりうる新型コロナウイルスとは 新型コロナウイルスはどんな症状が出るのでしょうか。 日本環境感染学会がまとめた資料によると、長く続く発熱や強い疲労感が目立つという。 診療を経験した医師の一人は「インフルエンザでは3日程度で下がる熱が1週間ほど続いた」と話しています。 ほかに多いのが、せき、筋肉痛、呼吸困難、頭痛やたん、下痢を伴う場合もあるようです。 肺炎を起こし、重症になると死に至ります。 新型コロナウイルスは、一般的な風邪ウイルスなどと同様に、基本的には自然治癒力に頼るしかありません。 現在、治療可能なウイルス感染症には以下のものがあります。 ・インフルエンザ ・B型肝炎、C型肝炎 ・HIV ・水痘 ・帯状疱疹ウイルス ・ヘルペスウイルス ・サイトメガロウイルス など 新型コロナウイルスは今や世界中で感染防止策が必死に行なわれていますが、治療薬の開発には困難を極めています。 ウイルスは細菌に比べて、サイズがとても小さくシンプルなつくりのため薬が攻撃できる対象が少ないこと、更にウイルスは人間の細胞の器官をのっとって増殖するため、ウイルスだけをやっつけるのはとても難しいそうです。 ですから、実際、ウイルス感染症に効く薬は少ないのです。 ウイルスとは? 生物と似たような構造を持つのですが、下記のような性質を持つので「物質」と言えます。 ・細胞がない ・栄養を摂取したり、エネルギーを生産したりしない ・自力で動くことはできない ・ウイルス単体は自力で増殖できない ・細胞より更に小さく、単純な構造をしている ウイルスはなぜ増殖する? ウイルスは自力で増殖することができません。 しかしウイルスは動植物の細胞のなかに入りこむことができます。 どの生物のどの種類の細胞に入り込めるかは、ウイルスの種類によって異なっています。 動植物の細胞に入り込んだウイルスは、その細胞の機能を使って自身のコピーを増やしていきます。 しかし、ウイルス感染症も自分自身の免疫機能が働きますので、この免疫機能をちゃんと働かせておけば、極端に恐れることはないのです。 しかし、現代人の免疫力は多くのストレスなどで低下し続けています。 又、現在疾病のある方などは免疫力が弱っていますので、怖いのです。 新型コロナウイルスの主な感染経路はせき・くしゃみなどによる飛沫(ひまつ)感染とみられているが、早期に症例を調査した研究者らは、 呼吸器症状のある患者に重点を置き、消化管に異常のある患者を見落としていた可能性がある。 中国人研究者らが米国医師会雑誌(JAMA)に発表した論文によると、中国湖北(Hubei)省武漢(Wuhan)にある病院の患者138人のうち14人(10%)が、発熱や呼吸困難といった症状を示す1日または2日前に下痢や吐き気を訴えていたという。 英サウサンプトン大学のウィリアム・キービル教授(環境衛生)は英サイエンスメディアセンターに対し、「2019-nCoV(新型コロナウイルス)は、尿にも排出される重症急性呼吸器症候群(SARS)のウイルスと同様、非定型の腹部症状のある患者の排せつ物で発見されており、このことは感染力の高いふん口感染(排せつ物を介した経口感染)を示唆している」と述べた。 新型ウイルスがSARSと同じコロナウイルスであることを考えれば、ふん口感染の可能性は科学者にとって全く驚くべきことではない。 2003年に香港の集合住宅アモイガーデンで数百人がSARSに感染した際は、ふん口感染が原因で、バスルームから汚染源を含んだ暖かい空気が上昇し、複数の住戸に汚染が広がったとされた。 しかし、米カリフォルニア大学リバーサイド校の生物工学者リャオ・ジアユー氏は、新型コロナウイルスが体外でどれだけ長く生存するのか、また影響を受ける温度範囲も分かっていないと指摘する。 カナダ・トロント大学のデービッド・フィスマン教授(疫学)は、排せつ物を介した感染拡大はウイルスを封じ込める上で新たな課題となる恐れがあるものの、流行を「増幅」させがちな医療機関内の問題になる可能性があると述べた。 8のglobaleye17ブログから 中国人研究者らが米国医師会雑誌に発表した論文では、武漢にある病院の患者138人のうち14人(10%)が、 発熱や呼吸困難といった症状を示す1日または2日前に下痢や吐き気を訴えていたとなっており、これが真実であれば、今横浜港に停泊しています客船で、とんでもない事態が起こっている可能性が出てきます。 汚水です。 船内で汚水を処理した後、【新型コロナウイルス】が混じった空気がトイレや空気ダストを伝わって船内に入り込んでいる可能性が出てくるからです。 また、汚水を処理した後の水は港で処理をしているのでしょうが、完全に【新型コロナウイルス】を殺菌出来ていない場合もあり得、そうしますと、横浜で今後感染が広がる可能性も出てきます。 今まで見落とされていた感染ルートが明らかになったことで、今後とんでもない感染が広がるリスクが出てきたと言えます。 また、客船から世界中に【新型コロナウイルス】が拡散することもあり得ますし、飛行機も同様です。 機内で下痢をした者の後にトイレを使えば当然空気感染することもあり得るからです。 トイレから感染が拡大するとなれば、事態は一層深刻化することになります。 新型コロナウイルスの予防 新型コロナウイルスの感染に不安を感じている人も多いと思います。 コロナウイルスとは、風邪、MERS(中東呼吸器症候群)、SARS(重症急性呼吸器症候群)、その他の呼吸器疾患を引き起こす致死的なウイルスで、新型のコロナウイルスも検出されています。 コロナウイルスは致命的なウイルスですが、公共の場や家庭内で、または病人の看病をする際など、しっかりと対策をとれば、感染を防ぐことができます。 コロナウイルスに感染した疑いがある場合は、直ちに医師の診察を受けましょう。 石鹸を泡立て、20~30秒間手をこすり、ぬるま湯で洗い流します。 世界保健機関(WHO)によると、手のひら同士をこすり合わせるだけでなく、指と指とをからみ合わせたり、とにかく様々な方法で手の表面をもれなく洗うことを推奨しています。 手を拭いたペーパータオルを使って蛇口を閉めましょう。 飲食の前、公共の場にいる時や、風邪をひいている可能性がある人の近くにいた時は、こまめに手洗いを行うことが大切です。 手を洗えない場合は、アルコール60~95%の手指消毒剤を使いましょう。 アルコール95%以上のものでは逆に効果が劣ります。 ウイルスが付着した汚い手で顔を触れば感染してしまう恐れがあります。 皮膚にウイルスが付着している可能性がある場合は、目や鼻、口には触らないようにしましょう。 顔を触る必要がある場合は、まず手を洗い、感染を防ぎましょう。 咳やくしゃみをすると空気中にウイルスが排出されるため、感染のリスクが高まります。 咳やくしゃみをしている人のそばには寄らないようにしましょう。 その時の状況により、適切であれば相手に離れてもらうよう頼みましょう。 「咳が出ているようだね。 早く良くなるといいね。 私に風邪がうつらないように、離れていてもらえるかな」などと言うとよいでしょう。 罹患した人の周りにいた人がいれば、その人には近づかないようにするのがよいでしょう。 自分を守るために、念のため人との物理的接触を制限しましょう。 新型コロナウイルス感染の懸念がなくなるまで、握手は丁重に辞退しましょう。 「はじめまして!普通だったら握手するところですけど、今はアメリカ疾病予防管理センターも人との接触を控えるように推奨していることですし、新型コロナを広げないように気を付けているんですよ」などと説明しましょう。 消毒スプレーや消毒ウェットティッシュなどを使い、日常的に消毒しましょう。 10分以上消毒剤で濡れたままにしておくと効果的に殺菌できます。 ウイルスの生存時間を短くし、感染のリスクを抑えましょう。 家庭内では、玄関のドアノブやキッチンカウンター、洗面台、蛇口などを消毒しましょう。 職場では、ドアノブや階段の手すり、テーブル、カウンターの表面など、頻繁に人の手に触れる箇所を消毒しましょう。 約4Lのお湯に漂白剤を240mL入れて混ぜ合わせると、消毒剤を作ることができます。 厚生労働省、アメリカ疾病予防管理センター、世界保健機関などの信頼できる情報源を利用しましょう。 さらに、入手した情報に基づいて行動する場合、事実確認をするのが有効です。 新型コロナウイルスが中国で発生したからと言って、中国の人が皆そうだというわけではありません。 中国人だからと言って接し方を変えたり、距離を取ったりしてはいけません。 人には親切に接し、感染の可能性は誰にでもあるということを忘れないようにしましょう。 世界保健機関(WHO)によれば、中国から届いた郵便物から新型コロナウイルスに感染することはありません。 また、世界保健機関(WHO)は新型コロナウイルスの予防効果がある食品はないとしています。 便からウイルス遺伝子が検出されたとの研究報告もあります。 便に含まれるウイルスに感染力がるのかどうか、はっきりはしていませんが、念のために排泄物からの感染にも注意して、トイレの周りを安全に保ちましょう。 トイレや洗面所は家族が急有する場所なので、家庭用洗剤などでこまめに清掃し、水ですすぎ、その後消毒をしましょう。 消毒剤は次亜塩素酸ナトリウムが推奨されています。 家庭用の代表的な塩素系漂白剤に約5%の濃度で含まれているので、これを0. 1%に薄めて使います。 目安は、500ml入りのペットボトルのキャップ2杯分の漂白剤をボトル1本の水で薄めます。 トイレの掃除箇所 ・ペーパーホルダー ・スイッチ類 ・便座のふた ・便座 ・レバーなど念入りに清潔・消毒しましょう。 金属部分は仕上げに水拭きしてください。 日本環境感染学会によると、タオルや衣類は健康な人と分けて洗濯する必要はないそうです。 ただし、衣類やタオルの繊維の中にウイルスが残存する可能性はあるようです。 また、おう吐や下痢などで汚れてしまった場合は、ウイルスが付着している可能性が高いので、熱湯で消毒した後に洗濯しましょう。 目安は「ウイルスの殺傷効果があるセ氏80度以上の熱湯に10分以上浸してください。 どんなに気を付けていても、どこかで感染してしまいますので、自己免疫力をしっかりと高めていくのが最上の方法です。 ウイルス感染症は自己免疫力で治っていくものだからです。 簡単に言えばパトロールする警察官の数や捕まえる技量、警察無線などに例えることが出来ます。 免疫細胞の中で主に働く白血球ですが、これらにも役割分担があり、死んだ細胞を排除する係、侵入者の存在を通報する係、攻撃を指示する係、細菌を直接攻撃する係、ウイルスの抗体を作る係、ガン細胞を排除する係など、複雑でわかりにくく不思議な働きを日々休み無く営んでいるのです。 そのお陰で、私たちは病原体を意識することなく、感染症にも負けない元気な身体を維持する事が可能なのです。 しかし、腸内細菌は体ばかりでなく、こころにも強く影響を与えています。 こころのバランスは免疫力にも非常に影響を及ぼします。 ですから腸内善玉菌を常に優位にしなければなりません。 そのためには腸内善玉菌を毎日摂り入れる必要があります。 発酵食品など出来る限り毎日積極的に摂り入れましょう。 更に、免疫の細胞も常に新陳代謝を繰り返して新しく入れ替わっていますので、新たな免疫細胞を作り続ける材料(栄養素)の供給が必要です。 細胞の材料と代謝の反応速度を上げるためにはビタミンとミネラルが必要です。 代謝力が上がれば上がるほど、必要量は上がるので補給量を増やさなければなりません。 最大70%とは恐ろしい数字ですが、教授は、新型肺炎が、通常のインフルエンザのようにありふれた疾病になることを予測し、この数字を出しています。 これから先、新型コロナウイルスが世界中で拡散しても、元気でいるためには自分自身の免疫力を、今、緊急に強化しておく必要があります。 罹ってからでは遅いのです。 そのためにはバランスの良い食事、睡眠、休息など良い生活習慣をしっかり整えましょう。 「下痢の原因」の記事一覧•
次のコロナウイルスは人や動物の間で広く感染を引き起こすウイルスで、感染すると主に発熱や咳などの呼吸器症状が見られます。 2020年5月13日現在、全世界に感染が広がっているのはいずれの種類でもない新種のコロナウイルスです。 新型コロナウイルス感染症の症状 現在、中国から全世界に感染が広がり、パンデミック(世界的に流行が拡大すること)となっている(COVID-19)の症状は、軽症の場合と重症化した場合に分けることができます。 初期症状では軽症で、発熱や咳など風邪のような症状が見られるほか、嗅覚・が生じることがあります。 人によっては下痢・嘔吐などの消化器症状や意識障害などの神経症状が現れることもあります。 また、重症化するとを発症します。 ただし、感染した人全員に症状が見られるとは限らず、無症状で経過する例もあります。 通常のウイルス感染症では、他者へウイルスを感染させる可能性がもっとも高いのは、症状が強く現れる時期といわれています。 しかし、新型コロナウイルスの場合は無症状の場合、軽症の段階、重症化した段階それぞれで感染する可能性があると考えられており、症状のない人からうつる可能性も想定し、日頃から感染症対策を行う必要があります。 具体的には、感染者の体内のウイルス量は、症状が出る数日前から増加し、症状が出る0. 7日前に最大となるとされます。 日本でも東京など都市部で感染経路が追えない感染者が多数発生している現状から、体調管理に気を配り、体調の変化を感じる場合には積極的なマスク着用を行い、感染拡大を防ぐようにすることが重要です。 以下では、新型コロナウイルスの症状を初期症状、重症化したときの症状に分けてお伝えします。 新型コロナウイルス感染症の初期症状 新型コロナウイルス感染症の初期症状では、鼻水や咳、発熱、軽い喉の痛み、や体のだるさ(倦怠感)など、風邪のような症状が生じます。 特に、37. そのほか、人によっては鼻づまりや鼻水、、痰や 血痰 けったん 、下痢などが生じることもあります。 新型コロナウイルス感染症の初期症状はおよそ5~7日間程度続き、重症化しなければ次第に治っていきます。 新型コロナウイルス感染症が重症化すると 新型コロナウイルス感染症の初期症状が5〜7日間で軽快せず重症化すると、肺炎を発症し、呼吸が苦しくなる、いわゆる呼吸困難の状態に陥ることがあります。 また肺炎だけでなく、上気道炎やなど、そのほかの呼吸器系器官にも炎症が生じるケースもあります。 新型コロナウイルス感染症が重症化し肺炎が生じても、半数以上の場合は症状に対する治療を行うことで徐々に回復します。 しかし、肺炎が悪化し重篤化すると急性呼吸器症候群()や、などが起こり、場合によっては死に至るケースもあります。 以下の症状に該当する場合は、新型コロナウイルス感染症が重症化している可能性が懸念されます。 厚生労働省の提示する緊急性の高い症状• 顔色が悪い• 唇が紫色に変色している• 第三者から見て、様子がいつもと異なる• 呼吸数が増え、息が荒くなった• 急に息苦しさが生じた• 少しでも動くと息苦しく感じる• 胸に痛みがある• 座っていないと呼吸ができず、横になれない• 呼吸の際に肩が大きく動く(肩で息をしている)• 呼吸に抵抗が生じ、ゼーゼーと音がする• 意識がぼんやりとしている• 第三者が声をかけても応答がない• 重症化する人の特徴 は、コロナウイルスによる一般的な風邪よりも重症化しやすいといわれていますが、必ずしも重症化するわけではありません。 現在、どのような人が重症化しやすいかは十分に分かっていませんが、高齢者である、にかかっている、心臓・肺などの持病がある、または免疫抑制剤や抗がん剤治療を受けているなどの理由で免疫機能が低下している人はリスクが高いと考えられています。 当初、小児は重症化のリスクは高くないと考えられていました。 しかし高齢者ほどではありませんが、小児の中でも年齢の低い乳幼児で重症化する傾向があることが指摘されてきています。 同様に、高齢者だけではなく乳幼児やさらに妊婦も重症化には注意が必要と考えたほうがよいでしょう。 インフルエンザとは何が違うのか はインフルエンザウイルスによるもので、一方のコロナウイルスは一般的な風邪のおよそ10~15%(流行期は35%)を占める原因ウイルスでもあります。 風邪の原因ウイルスには、ほかにもライノウイルスやアデノウイルスなどがあります。 風邪の多くは喉の痛み、鼻水、くしゃみ、咳などの症状が中心で全身症状はあまり見られません。 インフルエンザにおいては高熱や、関節痛・、体のだるさなどの全身症状が比較的急速に現れるのが特徴です。 は発熱や咳など風邪のような症状が中心であるものの、インフルエンザのように全身症状(特に強い倦怠感)が見られる場合もあります。 感染が疑われる場合の対処方法 発熱やだるさ、息苦しさなど新型コロナウイルスへの感染が疑われるような症状があった場合、まずは会社や学校を休み、外出を控えて自宅で安静にしましょう。 発熱のある間は外出を控えたうえで毎日体温を測定し、どのくらいの熱が何日程度続いたかを記録しておくとよいでしょう。 帰国者・接触者相談センターへの問い合わせが必要な場合• 強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)、高熱などの強い症状のいずれかがある場合• 症状には個人差があるため、強い症状だと感じる場合はすぐに相談をしてください。 病院の受診時にはマスクを着用するなどして感染の拡大防止に努めるようにしましょう。 また、においや味が分からなくなる嗅覚・を感じた場合、発熱やだるさ、息苦しさがなければ、ひとまず外出を控え、様子をみるようにしましょう。 この時点では、病院の受診も控えましょう。 また、発熱、だるさ、息苦しさなどの症状がないまま嗅覚・味覚障害が2週間以上続いた場合には、以外の病気が隠れている可能性があるため、耳鼻咽喉科の受診を検討しましょう。 一人ひとりの対策がもっとも重要 は、現時点で都市部を中心とした感染の拡大が起こっています。 3月中旬までの感染者の多くは接触歴の確認できる、いわゆる感染経路が分かる感染者でしたが、今はそうではない人の増加が著しく感染対策もそれに合わせて変えていく必要があります。 緊急事態宣言が発令されましたが、今後も長期にわたってこのような状況が続くことも予測されます。 これにより、短期的に新型コロナウイルスと戦うという姿勢から、新型コロナウイルスと共に新生活様式を作り上げるという姿勢が重要になってきています。 専門家会議からも以下のような新しい生活様式が提案されています。 新型コロナウイルスへの感染を予防する上で、もっとも大切なことは個人個人の行動変容です。 一人ひとりが感染予防対策に努め、風邪やと同様に手洗いやうがい、マスクの着用による咳エチケットなどを行いましょう。 また、3密の回避や人との接触を避けることで感染拡大のスピードを遅くし、重症患者が増え医療機関が対応できなくならないようにすることが重要です。
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