何で読んだのか忘れてしまいましたが、 ヒメウズラなどの類には、「進化の過程で抱卵の本能が欠けてしまっている」と言う記事を読んだことがあります。 それが正しいかは解りませんが、ニワトリも然り、人が食用に卵を取れるように進化した類、ウズラもやはり産み落とした卵が孵化するまで抱続ける子は珍しいと聞いていたので、たまに抱卵を始めてもどうせ直ぐやめるだろうと思っていました。 上から見ると、羽をまあるく囲って、まるで円盤のようにお腹をペタンコにしています。 飼育に使っている「広葉樹のマット」を上手にかき集めては、まあるく巣を作ってそのうえでじっとしています。 そうそう、卵は全部で7つ抱いていましたけど、卵を産む前の放鳥の時に一度だけ交尾をしているのを見かけたので、この中には1つだけ有精卵があるだろうと、飼い主もそれを密かに期待していました。 そしてなんと、抱卵すること約2週間くらいだったかな?。 小さなヒナが生まれたんです! そのうえ、ヒナは一羽だけではありませんでした。 孵った卵の殻は全部で四個。 意外と殻も厚くて、小さな恐竜でも産まれたのではないかと思うような雰囲気です。 はい、産まれた子達は全部で四羽。 一回しか交尾は見ていなかったけど一回の交尾で有精卵がいくつか出来るのかぁ? 小さなヒナたちは、カゴの中に手を差し伸べると、お母さんのお腹と間違えて手の下に潜ってきます。 黄色い子が2羽、上の子は少し茶色身掛かっているのでシナモンかなぁ? 手前の子は今のところクセの無い黄色、白姫のヒナがこんな感じだけど、シナモンとノーマルを掛けた子なので、親に白姫の遺伝子があったら真っ白になるかもしれませんね…。 こちらは父親似のうり坊ちゃん。 大人になったらクチバシが黒くなって羽色も全然違う模様になるのだけど、小さいうちはクチバシがピンク色で本当にかわいいです。 みんなでお豆腐の時間。 ヒメウズラはさし餌が要らないので、産まれて直ぐから自分でご飯を食べ始めます。 遊び人の父ちゃんなのです…。 現在生後3日、まさか産まれるとは思っても見なかったので、幸せそうな家族の1コマに飼い主もとっても癒されております。 冒頭にも書いたとおり、ヒメウズラは人工孵化で孵すものと思っていましたけど、孵卵機がなくても親鳥が自分で孵す事も出来るんだなぁとオドロキました。
次のヒメウズラとは 出典: ヒメウズラは東南アジア(インドネシアやフィリピン諸島など)やオーストラリアに生息するキジ科の最小種です。 ヒメウズラの体長は約8㎝~10㎝と、体長20㎝あるウズラの半分ほどの大きさです。 黒のまだら模様がある小さな頭部と、ふっくらまん丸とした体に短い尾羽が特徴的で、とても愛らしい姿をしています。 カラーバリエーション 出典: ヒメウズラはカラーバリエーションが豊富で、ブルーやグレー、ホワイト、オレンジ、シルバー、シナモン、パイドなど、その色合いは実に様々です。 豊富なカラーバリエーションからコレクション性も高く、複数飼いをしている飼い主も少なくありません。 ヒメウズラの飼育方法と必要なアイテム 出典: ヒメウズラは地上を歩き回り生活する鳥です。 また、活発な性格でよく動き回るため、飼育には面積の広いプラケースや水槽を使用しましょう。 ヒメウズラがしっかりと動き回ることができストレスにならないよう、40㎝四方以上を目安にします。 ヒメウズラは驚いたり興奮すると垂直に高く飛び上がります。 そのため、怪我防止のためにも、ケースの蓋にはスポンジやタオル、エアクッションなどの緩衝材を設置し対策を行いましょう。 床材には新聞紙やおが屑を使用します。 新聞紙は清掃の際に手間が減るためお勧めです。 ヒメウズラは排泄量が多いため、床材交換はできれば毎日、最低でも3日に1度は行いましょう。 また、ヒメウズラは活発に動きまわるため、ケージのあちこちに排泄物や食べ物の残りかすが付着してしまいます。 これらを放置しておくと、菌が繁殖し病気の原因となりますので、月に1度はケージ全体の清掃を行いましょう。 お湯で濡らしたタオルなどでケース内を拭き、熱湯で洗い流し殺菌してあげると効果的です。 ヒメウズラは羽についた汚れや害虫を落とすため、またストレス解消のために砂遊びを好んで行います。 砂遊び用の砂は口に入れても害のない、ペットショップで販売されている「焼き砂」や「チンチラサンド」などのペット用のものを必ず使用しましょう。 清潔な環境を保つためにも2週間に一度は砂を交換してあげます。 砂を入れる容器は、深めのプラスチック容器やタッパーなどがお勧めです。 その他にはエサ入れ、水入れ、冬場は保温のためにペット用ヒーターや保温球を用意しましょう。 温度について ヒメウズラは寒さにあまり強くなく、低温になると体調を崩してしまいます。 そのため、冬場はペット用ヒーターや保温球を使用し、温度調節に気を配りましょう。 ヒメウズラの餌 ヒメウズラには主食としてウズラ用のフードを与えましょう。 代謝量が激しく多くのエネルギーを必要とするため、高カロリーの餌を与えてあげます。 また、ヒメウズラはミルワームなどの幼虫類を好物としますが、そればかりを与えてしまうと栄養が偏ってしまうため、おやつとして少量与えるくらいで十分です。 メスのヒメウズラは生涯にわたって卵を産み続けます。 交配相手がいなくても無精卵を産むためカルシウムの摂取をより多く必要とします。 そのため、メスを飼育する場合は市販のカキの殻のパウダーやサプリメントなどを餌に混ぜ、カルシウム補給を十分に行ってあげましょう。 ヒメウズラは懐く? 成鳥からだとまずなつくことはないようですが、ヒナから育てれば刷り込みによって懐くこともあるようです。 数か月で大人扱いなので、生まれたてから育ててやる必要があります。 それでもインコなどのよくなつく鳥として知られるものと比べると懐く度は低めです。 ヒメウズラの寿命 ヒメウズラの平均寿命は4~5年ほどで、オスの方が比較的短命な傾向にあるようです。
次のカリメロ 皆さんはヒメウズラの底床材に何を使っていますか。 調べてみると新聞紙に始まり高価な土までいろいろ使用されているようです。 私は雛の時はキッチンペーパーでしたが、成長後数種類試してきました。 順番に感想を書いてみます。 経緯 新聞紙:取扱が簡単で良いのですが、 すぐ破かれる・足に糞が固まる・別途砂浴び用に砂が必要等のデメリットがあり、早々に変更しました。 ウッドチップ:新聞紙のように破かれることはありませんが、足に糞が固まる・別途砂浴びように砂が必要・管理を怠るとカビが発生する等のデメリットがあり、変更しました。 腐葉土:適度な湿度を保てる・砂浴びも出来るとのことで試してみました。 この時バクテリアを添加すると消臭効果があり、排泄物も分解するとのことで、「えひめAI」を作って試しました。 確かに消臭効果はありましたが、やはりカビが発生したので変更しました。 砂:排泄物の水分を吸収させて足に付かなくすれば良いのではないかとの考えで、川で砂を取ってきて(栃木県には海が有りません。 )洗浄・滅菌した物を使用してみました。 但しそのままで使ってみると砂浴びした時に埃がすごいため、水槽の底床材と同じ方法で、茶こしをフルイにして振るったところ、結構良くなりました。 臭いもそれほどでなくなるので、現在はこれを使用しています。 現在の状況 掃除用 振るい 現在は「フルッた川砂」を使用しています。 毎日のメンテは目が1mm程度のフルイで糞を取り除き、取り除いた排泄物は蓋付きケースに「えひめAI」と混ぜています。 一か月ぐらいたつと砂も汚れてきますので、砂と排泄物は庭の肥料にしています。 「えひめAI」ですが、「ヨモギ」の葉を入れておくとさらに消臭効果が出てくる気がします。 排泄物を入れてあるケースを開けたときの臭いが緩和されますので、臭いの気になる方は試してみてください。 また 小鳥などを飼っていると爪・嘴の管理が大変ですので、レンガを入れてあります。 レンガの上に薄く砂をかけておくと、糞でレンガが汚れにくくなります。 餌・水入れをレンガの上に置いておくと、砂だけでは安定しませんが爪とぎにもなるし、今のところ何とかなっています。 今後の課題 使用している川砂では底床材からの過失がありませんので、毛並み(羽並み?)が悪く、ヒメウズラの体調管理にもよくはないと思います。 ただ「カビ」の発生もあり課題は湿度をどう与えるかですが、秋以降にペットボトル加湿器を試してみるつもりです。 この冬は「シートヒーター(DC5V)」と「フリースボンボン」で過ごしましたが、この次は「ペットヒーター」を追加してみようと思います。
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