1:ハリケーン、 2:台風、3:サイクロン 北西太平洋の「からまでの」に中心が存在するものをいう。 海域としては西部(北西太平洋)およびその付属海である、、、などにあたり、陸域としては、、のそれぞれ一部が含まれる。 ただし、台風・サイクロン・ハリケーンともに現象としては同一である。 これらの熱帯低気圧が地理的な境界線を越えた場合は呼び方が変わる。 例えば、に北東太平洋で発生したハリケーン・イオケは、西進して経度180度を越えたためになった。 このように、区域を跨って台風に変わったものを と呼ぶ。 逆にの台風1号は、マレー半島付近で東経100度線を越えたことによりサイクロンに変わった。 「」も参照 なおでは地理的な領域に関係なく、熱帯低気圧を最大風速によりトロピカル・デプレッション、トロピカル・ストーム、シビア・トロピカル・ストーム、 タイフーンの4段階に分類している。 この場合における「タイフーン」と本項で述べている「台風」は英語では共に"typhoon"と呼ぶが、概念としては異なる。 台風の位置や中心気圧、最大風速、大きさの数値は過去の観測データの蓄積により確立されたに基づいて衛星画像から推定し、地上や船舶で風速が観測できた場合にその都度修正していく方法を採っている ため、「中心付近の最大風速」は必ずしも実測値ではない。 例えば洋上にある台風中心の風速を実測するには航空機が必要となり、実際に(62年)まではがを実施していた時期もある が、観測員や設備・運用等の負担が大きく、現在日本では航空機による観測は恒常的な手段としては行われていない(学術研究目的での観測例はある)。 ちなみに WMO の WWW により、北西太平洋海域の台風監視活動を行う中枢として、日本のが「熱帯低気圧プログラムに参画する」 RSMC for TCP に指定され、気象庁の判断が国際的には公式のものとされるが、この海域では、、、、などの気象機関がそれぞれ台風の監視を行い独自に推定を行っているため、機関によって風速等に多少の誤差が出ることもある。 台風の構造と階級 [ ] 台風の中心位置、最大風速、中心気圧、暴風域半径、強風域半径などを総称して台風諸元という。 台風の構造 [ ] 台風の目(中央に見える丸い空洞のような部分が目である) 台風の中心付近は、風向きが乱れているために防風が互いに打ち消し合う。 台風の中心付近の下降気流となっている風や雲がほとんどない区域を と呼び、勢力が大きい台風ほど明瞭に表れるが、勢力が衰えると判然としなくなることがある。 発達した台風では背の高い積乱雲が中心部を取り巻いており アイウォールと呼ばれている [ ]。 構造としては、台風の目の周囲付近は中心に向かって周囲から吹き込んだ風が強い上昇気流をつくっており積乱雲が壁のように取り囲んでいる( 内側降雨帯)。 壁の高さは地上1000mから上空1万mに達する。 そして、その外周には 外側降雨帯が取り囲んでいる。 また、台風本体から数百キロ程度離れた場所に 先駆降雨帯が形成されることがあり、さらに、この位置に前線が停滞していると前線の活動が活発になり大雨となる。 なお、台風は一般的にその中心よりも進行方向に対して 右側(南東側)のほうが風雨が強くなる。 これは、台風をめがけて吹き込む風と台風本体を押し流す気流の向きが同じであるために、より強く風が吹き荒れるためである。 気象学上ではこの台風の進行方向右側半分を 危険半円と呼ぶ。 また、台風の左側半分は吹き込む風と気流の向きが逆になるために相対的に風は弱く 可航半円と呼ぶ。 しかし、可航半円という概念はかつて帆船が台風の中心から遠ざかる針路をとるとき台風の進行方向左側に入っていれば右舷船尾に追い風を受けながら避航できたこと(逆に、帆船が台風の進行方向右側に入っていると右舷前側に向かい風を受けながら中心に引き込まれないよう保針しなければならなくなる)の名残であり、あくまでも右側半分と比較して風雨が弱いだけであり、可航半円の範囲といえども風雨は強いため警戒を要する。 台風の階級 [ ] 台風の勢力を分かりやすく表現する目的などから、台風は「強さ」と「大きさ」によって階級が定められ分類されている。 強さによる分類は、国際的にはWMOが規定する分類法が使用されているが、それに準じた多少差異のある分類法も ()のようにいくつか使用されていて、同じ台風でも気象機関によって異なるレベルに分類される場合がある。 具体的には、米軍の JTWC では1分間平均の最大風速、日本のでは10分間平均の最大風速によって分類する。 例えば同じ台風の同時刻の観測において、米軍の合同台風警報センターがtyphoonの強度に達したと判断しても、日本では強い台風の強度に達せず並の強さと判断する場合も生じる(1分間平均風速は10分間平均風速よりも1. 2〜1. 3倍ほど大きく出る傾向にある)。 また、最大風速で強さを分類しているが過去には中心気圧が用いられており、その名残りから、日本で発表される台風情報には中心気圧も網羅される。 7〜51. 8〜41. 5〜32. 5〜24. なお、以前は1,000(現在使用されている単位系ではに相当)等圧線の半径で判断していた。 しかし、組み合わせによっては「ごく小さく弱い台風」となる場合もある。 (平成11年)のを契機に、このような表現では、危険性を過小評価した人が被害に遭うおそれがあるという防災の観点から、気象庁は(平成12年)から、「弱い」や「並の」といった表現をやめ、上記表の(新)の欄のように表現を改めた。 したがって、「小型で『中型で・ごく小さく』弱い『並の強さの』台風」と呼ばれていたものは、単に「台風」、「大型で並の強さの台風」は「大型の台風」と表現されるようになった。 台風の発生〜消滅 [ ] 1980年から2005年までの北西太平洋上での熱帯低気圧の経路。 ほとんどの台風はにおけるからにかけて発生する。 最盛期のコースを例にとると、発生当初は貿易風の影響で西寄りに北上しつつ、の縁に沿って移動し、した後はの影響で東寄りに北上し、の強い地域に入ると速度を速めて東進し、海水温や気温の低下に起因する中心部上昇気流勢力の低下、海上に比べ起伏が激しくまた昼夜の温度差が大きい陸への上陸によって勢力を弱めていく。 ただこのような教科書的なコースを辿るものはそれほど多くなく、太平洋高気圧の影響により西進し続けたり、停滞したりと、複雑な経路をとるものもしばしば現れる。 日本列島や諸島、、・沿海部、などに大きな被害を与える。 コースによってはや、、などを通ることもある。 稀ではあるが冬季にも、海水温の高い低緯度で発生する。 コースの北限はジェット気流であり、その流路変化に伴って暖かくなるにつれコースは北に移り、夏を過ぎると南に下がってくる。 「」も参照 台風の一生 [ ] 台風の発生 [ ] 台風やハリケーン・サイクロンなどの熱帯低気圧を発生する機構については様々な説が唱えられてきた。 の強い日射により海面に生じた上昇気流によるという説、(赤道前線)上に発生するという説などが出されたが、どれも不完全であった。 現在では、「偏東風説」が多くの支持を集めている。 南北両半球の北緯(南緯)30度付近には、で上昇して北上(南下)した塊(を含む空気)がにより上空に滞留してのち下降し、「」が形成される。 もその例であるが、これらの高気圧から赤道方向に向けて吹き出した風はを受けて恒常的な東風になる。 これがで、この風の流れの中にうねり(波動)ができると反時計周りの渦度が生じ、水蒸気が凝結する際に発生する潜熱がエネルギー源となり熱帯低気圧となるという考えである。 なぜ波動が出来るのかはまだはっきりしないが、実際の状況には最もよく合致した説である。 [ — ] ただし、そうして発生した波動の多くは発達せずにつぶれてしまう。 1万メートル以上の上層に高気圧を伴う場合には高気圧の循環による上昇気流の強化により台風に発達すると思われる。 また台風の発生のうえでは必要であり、コリオリの力が小さい赤道付近(緯度5度くらいまで)では顕著な熱帯低気圧が発生しない。 台風の発達 [ ] 台風の内部構造を示した図 Eye:目、Eyewall:目の壁、Rain Bands:降雨帯 台風の発達過程はかなり詳しくわかっている。 台風の原動力はに伴って発生する熱である。 温暖な空気と寒冷な空気の接触等によるが変換されたが発達のエネルギー源になっているとの大きな違いはここにある。 上昇気流に伴って空気中の水蒸気は凝結し、熱()を放出する。 軽くなった空気は上昇する。 すると地上付近では周囲から湿った空気が中心に向かい上昇し、さらに熱を放出しエネルギーを与える。 このような条件を満たすときに台風は発達する。 このようなの発達の仕方をシスク(CISK、)という。 なお、台風が北半球で反時計周りの渦を巻くのは、風が中心に向かって進む際にを受けるためである。 2個の台風が1,000km以内にある場合、互いに干渉し合って複雑な経路をたどることがある。 これを提唱者である第五代中央気象台長の氏の名前をとってと呼ぶ。 その動きは、相寄り型、指向型、追従型、時間待ち型、同行型、離反型の6つに分類されている。 一般に、台風は日本の南海上で発達し日本列島に接近・上陸すると衰える傾向がある。 初夏および晩夏〜秋に日本列島へ近づく台風の多くは高緯度から寒気を巻き込んで、徐々に温帯低気圧の構造へと変化し、が形成されるようになる。 さらに高緯度へ進み、前線が中心部にまで達すると温帯低気圧化が完了となる。 もしくは、台風内の暖気核が消滅することで温帯低気圧化することもあるが、この場合は必ずしも低気圧の中心まで前線が描かれない場合がある。 1954年の(昭和29年台風第15号)や1991年の(りんご台風)、2004年のなどがその例である。 台風の消滅 [ ] 台風が海面水温の低い海域に達して水蒸気の供給が減少したり、移動する際の地表との摩擦によって台風本来のエネルギーを失うと熱帯低気圧や温帯低気圧に変化する。 特に台風が北上して北方の冷たい空気を巻き込み始めると温帯低気圧に構造が変化する。 ただし、台風から温帯低気圧への変化は低気圧の構造の変化であり、必ずしも雨量や風速が弱くなるわけではない。 各国への影響 [ ] 日本 [ ] 台風が日本本土を襲う経路は様々であり、類型化は難しいが、典型的な台風として、北緯15度付近のマリアナ諸島近海で発生して西寄りに時速20キロメートル程度で進み、次第に北寄りに進路を変えて北緯25度付近、沖縄諸島の東方で転向し、北東に向けて加速しながら日本本土に達するというパターンが考えられる。 台風の経路として書籍にもしばしば掲載される型であるが、実際にはこのような典型的な経路を取るものは少なく、まれには南シナ海で発生してそのまま北東進するもの、日本の南東海上から北西進するもの、あるいは(昭和33年台風第22号)のように明確な転向点がなく北上するものなどもある。 さらに、盛夏期で台風を流す上層の気流が弱く方向も定まらないような時期には、も見られる。 日本の気象庁の定義によれば、台風の 上陸とは、台風の中心が、、、の海岸に達することをいう。 したがって、台風の中心が上記4島以外の島の海岸に至っても上陸とは言わないため、に台風が上陸することはない。 台風の中心が、小さい島や半島を横切って、短時間で再び海上に出ることは、台風の 通過と呼ばれる。 また、ある場所への台風の 接近とは、台風の中心がその場所から半径300km以内に達することである。 日本には、平均して、毎年11個前後の台風が接近し、そのうち3個くらいが日本本土に上陸する。 には10個の台風が上陸し、上陸数の記録を更新した(参照)。 その一方で、、、のように台風が全く上陸しなかった年もある。 台風中の台北台北市のスカイライン。 台風が日本本土に上陸するのは多くが7月から9月であり、年間平均上陸数は8月が最も多く、9月がこれに次ぐ。 8月は、太平洋高気圧が日本付近を覆い、台風が接近しにくい状況ではあるが、台風発生数も最も多く、また高気圧の勢力には強弱の周期があるため、弱まって退いた時に台風が日本に接近・上陸することが多い。 無論、西に進んでフィリピン・台湾・中国に上陸したり朝鮮半島方面に進んだりするものも少なくない。 6月や10月にも数年に1度程度上陸することがある。 最も早い例ではにが鹿児島県に上陸したことがあり 、最も遅いものとしては、1990年11月30日にが紀伊半島に上陸した例がある。 台風が過ぎ去ったあと、空が晴れ渡りよい天気になることがあり、これを「 台風一過(たいふういっか)」と呼ぶ。 フィリピン [ ] フィリピンでは毎年6月から12月にかけてに台風が襲来するリスクが高くなる。 フィリピンでは年平均で約20個の台風が領域内で発生するか領海内に進んできており、うち6~9個の台風が上陸している。 フィリピンでは2004年から2014年にかけての11年間に88の台風の影響を受け、合計死者数18,015人、合計負傷者43,840人、合計経済損害額13,700百万USドルの被害が発生した。 台風の観測と進路予測 [ ] 台風の観測 [ ] NOAAの観測機から撮影されたの中心部 アメリカでは、にを襲った ()の際に敢行された直接観測をきっかけとして、アメリカ軍が航空機により台風を直接観測するため、と呼ばれる専門部隊を編成した。 当初は空軍と海軍が個別に観測していたが、1993年からは NOAA の ()に移管され、NOAAが運用する観測機で直接観測を継続している。 日本の気象庁は緯度では赤道から北緯60度、経度では東経100度から180度までの範囲にある台風の位置決定と予報を担当する。 現在、台風の観測では気象衛星が重要な役割を果たしており、雲画像の連続的な解析により台風の中心や風速などの観測がなされる。 日本付近に接近あるいは上陸した台風については気象レーダーやアメダスも利用される。 2017年からはやなどの研究グループが航空機からを投下、観測などで直接観測を実施している。 同研究グループは2017年10月21日、日本人研究者として初めて台風の中心付近を飛行機で直接観測することに成功した。 得られたデータを衛星やレーダーからのデータと合わせることで予報精度の向上を目指している。 12、24、48、72、96および120時間後の到達予想範囲は点線の予報円で記す。 また、台風の中心が予報円の中を通った場合、暴風域に入る恐れがある範囲を赤い線で囲む。 これを暴風警戒域という。 台風の影響 [ ] 台風による被害 [ ] 2013年の台風30号通過後の市街 台風が上陸、あるいは接近すると、暴風(強風)、、高波による看板や標識、樹木などの倒壊や、、建物の損壊(屋根が飛んだりするなど)のほか、大雨による、浸水や道路、橋などの流出、土砂崩れ、などの被害が発生する。 雨 [ ]• 渦性降雨 - 台風の中心付近では激しい雨となる。 地形性降雨 - 台風により山地に向かって気流を生じるような地形では大雨となりやすい。 前線の発達 - 台風の接近により時期によってはや前線を刺激して大雨をもたらし、これによる被害が発生することも多い(例:)。 なお、台風の中心付近は暖かい空気でおおわれた構造であり、台風そのものがを伴うことはない。 しかし、冷たい空気の影響で台風の中心に前線が達した場合、台風は温帯低気圧に変化する。 風 [ ]• 台風により暴風・強風を生じる。 を生じることがあり、送電線の碍子(がいし)で放電現象を伴うこともある。 波 [ ]• 台風により高波やうねりを生じる。 波の高さが10mを超えることもある。 強風による吹き寄せと気圧低下によってを生じることがある。 珊瑚礁のある海岸等海岸地形によっては波群津波が発生することもある。 雷 [ ]• 雲が発達する割には台風本体接近時にはを伴うことは少ない。 しかし台風による間接的なが発生することがある。 台風本体においては、進行方向の左側で比較的発生しやすい。 その他 [ ]• 竜巻 - 関連性は解明されていないが、台風の接近によるも発生することがある。 雪 - 熱帯低気圧であるため台風である時期にはは降らないが、温帯低気圧に変化した後に高緯度地区で降雪となることや、冬型気圧配置となることによる降雪となることがある。 稀に晩秋に上陸した七五三台風(俗称)や1990年の晩秋に上陸した台風28号のように、台風接近時に山間部の集落で大雪が降ったケースもある。 台風が日本海側を通った時接近時の日本海側や、台風が太平洋側を通った時の離れていく時の太平洋側で、台風によるが発生しやすく(特に前者)乾燥した熱風による火災や急激な気温上昇によるなども起こりやすい。 日本における台風の被害は、記録が明確な20世紀中盤以降、確実に減少してきている。 これには、学術面では台風研究の発展、行政では予報の充実や経験等をもとにした防災体制の構築、民間では災害記録の伝承や自主防災活動による効果と考えられる。 上陸時勢力が日本史上稀に見る強さであった以降、制定をはじめ、伊勢湾台風クラスあるいは「」クラスの台風に耐えられるような防災体制が目標とされてきた。 しかし、現在においても大きな被害が出て、さらなる防災の強化が行われている地域もある。 また、日本の周辺諸国、特にでは防災体制やインフラ等がまだ成熟していないため、地すべりや洪水等により多数の死者を伴う甚大な被害が発生することがある。 雨台風・風台風 [ ] 風台風であった洞爺丸台風は、記録的暴風や高波によりを沈没させた。 風による被害は比較的小さい一方で、雨による被害が大きい台風を 雨台風と呼ぶ。 一般的に、梅雨期に襲来する台風やの活動が活発な秋季の台風は、風よりも雨による被害が大きい。 過去の代表的な雨台風の例としては、1947年のや1958年の、2019年のなどが挙げられる。 反対に、雨による被害は比較的小さい一方で、風による被害が大きい台風を 風台風と呼び 、過去の代表的な風台風の例としては、1954年のや1991年の、2004年のなどが挙げられる。 しかし、これらはいずれも気象庁が定めた俗称であり 、あくまで便宜的な区別であるため厳密な定義はない。 なお、勢力が強い台風の場合は、雨と風の両方で甚大な被害が出ることも少なくない。 台風による社会的な影響 [ ]• 機関の乱れ• 特にやの場合、暴風を伴うと大変危険なこと、また機体や使用船舶の遣り繰りがつかない(目的地や避難先が台風の進路上で運航できない)事等から台風が通過した後も運休するケースが多い。 国内航空に関しては一日の機体の遣り繰りが複雑で一つの機体が5、6便運航することが多く、台風の関係ない地方でもどこかの路線で台風による欠航が発生することにより後続の機材繰りによって、使用する航空機が出発までに用意できずに欠航や遅延することもある。 また・・(・など)も一定の風速または雨量をオーバーすると運休や通行止め、あるいは速度徐行がなされる場合もある。 近年鉄道においては影響が予想される場合はあらかじめ長距離列車の運休や間引き運転・全列車の各駅停車運転などが行われ、事前事後のダイヤの混乱防止と輸送手段の確保の両立を図るケースが多い。 公衆施設(自治体の公共施設・サービス受付、レジャー施設、・など)の営業休止・または早期打ち切り• スポーツ・コンサートイベントの中止・延期• 屋内施設(や、コンサートホールなど)で開かれるイベントであっても、交通機関のマヒによる関係者の現地入り不能や、観客の安全などを考慮してイベントを中止する事例がある(プロ野球でのドーム球場の中止事例は参照)。 による風水害からの避難を要する場合もある。 台風と水資源 [ ] 被害という視点で語られることの多い台風も、日本では以後の夏期における、各地のや山間部の川の水資源確保の観点から見れば、定期的な台風の襲来は重要である。 つまりこなければいいと一概にはいえない。 台風と生物学的自然 [ ] 台風は災害ではあるが、定期的に襲来するものであり、それなりに地域の自然の中で位置づけを持つものでもある。 たとえば沖縄では台風の降水は地域住民にとっては水確保の上で重要な意味を持つ。 同様に、沖縄におけるのを考える場合、量に関しては、台風時のそれを無視することが出来ない。 また、台風に乗って移動する動物もある。 定着している分布域ではないところに見つかるをというが、日本では熱帯域の種が本土で見つかる例があり、往々にして台風の後である。 たとえばやなどが、このようにして出現し、冬までに世代を重ねる例が知られる。 それらは冬を越せないの例でもある。 などもこの例である。 同様に、沖縄以南で繁殖し、本州付近ではまれにしか観察されないがとして台風の後に観察されることがある。 また、台風が太平洋上の生物を日本沿岸に吹き寄せる例もある。 台風通過後に砂浜にそれらが打ち上げられる場合があり、やなどのクラゲ類、や、あるいはやなどのなどが見られることがあり、貝類採集家などがこれをねらう。 過去の記録的な台風 [ ] 日本 [ ] 1930年代以前 室戸台風通過後のの様子• 永祚の風:989年9月(元年8月)近畿地方。 「夜、天下に大風。 皇居の門・高楼・寝殿・回廊及び諸々の役所、建物、塀、庶民の住宅、神社仏閣まで皆倒れて一軒も立つもの無く、木は抜け山は禿ぐ。 又洪水高潮有り、畿内の海岸・河岸・人・畑・家畜・田この為皆没し、死亡損害、天下の大災、古今にならぶる無し、云々」(『』、原文は漢文)• 弘安の役台風:1281年8月(4年閏7月)西日本。 で日本に来襲した・連合軍14万人のうち約10万人溺死。 (これが後にとして言い継がれることとなる。 安政3年の大風災:1856年9月23日(3年8月25日)から24日にかけての夜間に関東地方を襲ったもの。 伊豆半島付近から江戸のすぐ北を通過したと考えられる。 猛烈な暴風と高潮で江戸をはじめ関東の広い範囲に大被害が起き、「近世史略」は死者10万人余りとしている。 1890年9月16日の台風:の軍艦が、の沖で遭難()• 1906年10月24日の台風:九州近海でサンゴ採り漁船が多数遭難、死者行方不明630名余り。 (1917年10月1日):フィリピン東方から北東に進んで10月1日未明に東京北方を通過した台風で、東京湾に高潮発生、死傷者およそ3,000人 、全半壊流失家屋6万戸。 東京で記録した952. 4ヘクトパスカルの最低気圧記録は2019年10月現在も破られていない。 1921年9月26日の台風:本州南方をゆっくり東進していた台風が急に北上し、不意打ちの形で紀伊半島から日本を縦断。 そのため警報発表が遅れ、富山県下で漁船の遭難多数。 当時の伏木測候所長が世間の糾弾のため自殺した事件で知られる台風。 ただし、測候所長の自殺の裏には気象観測施設に関する県と国のいさかいがあったようである。 (にいたかたいふう、1922年8月26日):8月24日関東地方を通過した台風が北上して26日にはカムチャツカ半島付近に達し、その近海にいた日本帝国海軍のが沈没した。 高緯度であったので、事故発生時には台風は温帯低気圧に変わっていた可能性もある。 初めて固有名(ただし非公式)が付いた台風。 () 1940年代• (昭和17年台風第16号)• (昭和20年台風第16号・Ida)• (昭和20年台風第20号・Louise)• (昭和22年台風第9号・Kathleen)• (昭和23年台風第21号・Ione)• (昭和24年台風第2号・Della)• (昭和24年台風第9号・Judith)• (昭和24年台風第10号・Kitty) 1950年代 伊勢湾台風の被災地を取材するのテレビニュース班• (昭和25年台風第28号・Jane)• (昭和27年台風第2号・Dinah)• (昭和26年台風第15号・Ruth)• (Dinah)• (Tess)• (June)• (昭和29年台風第15号・Marie)• (昭和33年台風第22号・Ida)• (Georgia)• (昭和34年台風第14号・Sarah)• (昭和34年台風第15号・Vera) 1960年代• (昭和36年台風第18号・Nancy)• (昭和41年台風第18号・Cora)• (昭和43年台風第16号・Della) 1970年代• Fran• (昭和52年台風第9号・Babe)• Tip 1980年代• Bess• Dinah• 1990年代• Flo• Mireille• Yancy• Bart 2000年代• Maemi• Songda• Tokage• Nabi 2010年代 令和元年東日本台風により破堤が起きた• Talas• Wipha• Lionrock• Jebi• 令和元年台風第15号・Faxai• (令和元年台風第19号・Hagibis フィリピン [ ] 台風名はフィリピン名(かっこ内は日本の台風番号)• Nitang()• Pepeng()• Pedring()• Pablo()• Yolanda()• Glenda() 「台風」の語源 [ ] で「台風」という呼称・表記が定まったのは(31年)のことである。 日本では、古くは野のを吹いて分けるところから、 野分(のわき、のわけ)といい、初頭の『』『』などにもその表現を見ることが出来る。 ただし、野分とは暴風そのものを指す言葉であり、気象学上の台風とは概念が異なる。 江戸時代には熱帯低気圧を中国にならって 颶風(ぐふう)と訳した文献(によってオランダ語から翻訳された日本初の気象学書「颶風新話」)があるが、明治の初めには タイフーンまたは 大風(おおかぜ)などと表していた。 明治末頃、によって 颱風という言葉が生まれたとされており 、のの制定にともなって 台風と書かれるようになった が、その由来には諸説がある。 主な説としては、以下のものが挙げられる。 で、嵐を意味する「 tufan 」が東洋に伝わり、「颱風」となった。 また、英語では「typhoon」(タイフーン)となった。 中国で、南または東の激しい風のことを外国からの風のとして 大風(daai6fung1、ターイフォン)といい、その後、西洋に伝わり、ギリシア神話のの影響でギリシャ式の"typhoon"というつづりで書かれるようになり、東洋に逆輸入され「颱風」となった。 (当時は琉球)でつくられた言葉とする説:の気象学者の造語であるといわれる。 の「typhoon」は、古くは「touffon」と綴り、中国語の「大風」が由来とする説は不自然とされており、起源、起源の二つの説が有力である。 ちなみにのでは「カジフチ(風吹き)」または「テーフー(台風)」と称される。 台風の命名 [ ] 英語名(アメリカ式) [ ] ではハリケーン(北大西洋、カリブ海、メキシコ湾、北東太平洋地域)の名称として英語圏の男女の人名リストを用いるが(詳しくはを参照)、北西太平洋領域に発生する台風にも1999年まではアメリカ軍のによる英語名が国際的名称として付けられていた。 前述の通り、日本でも終戦直後から1953年の台風2号()までこの英語名を採用していたが、当時のアメリカでは女性名のみを使っていたので、日本での台風の命名もすべて女性名であった(、など)。 ハリケーンを女性名で呼ぶことは ()の1941年の小説『Storm』を由来として1940年代から海軍の気象学者などによって行われており 、米軍は1945年に西太平洋で発生するタイフーンについて女性名のリストを採用したが、アメリカ気象局(現・)の採用は1953年にまでずれこんでいる。 後にこの命名法は男女同権に反しておりにつながるなどとして、 WMO から改善の要求があり、1979年からは男性名・女性名を交互につける方法に改められている。 アジア名 [ ] アジア名の導入 [ ] 2000年1月1日からは台風の国際的な呼称として、それまでの英語名に代わって「アジア名」を用いることとなった。 このリストは大西洋海洋気象研究所のサイト などで見ることができる。 アジア名は、米国とアジア各国で構成されたによって定められたもので、国際的には広く使用されている が、日本国内では台風番号による呼び方が一般的であり、でも台風番号で呼称している例が大多数である。 ただし日本以外のアジア地域で被害が出た場合などで、台風番号とアジア名を併用して報道する場合もある。 ちなみに東経180度以東で発生したハリケーン等のが東経180度以西に進んで台風となったものにはアジア名は命名されず、発生地点で命名された名称がそのまま使用される。 アジア名の変更 [ ] 詳細は「」を参照 アジア名は繰り返しの使用を原則とするが、大きな災害をもたらした台風などについては以後は同じ名前を使用しないよう変更することがある。 大西洋北部などの他海域、また1999年までのアメリカ式の命名において、顕著な影響を与えたものの国際名を名前リストから削除して、次回以降から別の国際名が使用される「引退」という慣例があり、この慣例がに導入された「アジア名」にも受け継がれているためである。 この慣例の目的は、大きな影響を与えたために将来にわたって言及されるであろう台風が同じ国際名となってしまうと混同の恐れがあるためである。 逆に顕著な影響を与えなかった名前については繰り返し使われる。 例えば Arlene というハリケーン名は過去9回も使用されている。 アジア名の変更は台風委員会加盟国からの変更要請を受けて、台風委員会が行う。 例えば、にに大きな被害を与えた台風15号の国際名 Rusa は、次回は Nuri に変更となることが決まっている。 また、に朝鮮半島に大きな被害を与えたの国際名 Maemi も、次回は Mujigae (その後、Surigae)に変更となることが決まっている。 ただし、顕著な影響を与えても変更の手続がなければ変更されない。 アジア名導入以前の例であるが、の(昭和34年台風第15号)の国際名 Vera は、「引退」扱いとならず、以降も何度か使用されている。 1周目からは、以下の10個が変更されている (使用されるのは2周目)• 2周目からは、以下の名前が変更されている。 (使用されるのは3周目)• 3周目からは、以下の名前が変更されている。 (使用されるのは4週目)• (使用されるのは5週目)• 22 〈マレーシア命名:〉• 26 〈タイ命名:〉 また次回の第53回の台風委員会では以下の台風が引退となった。 42 〈ベトナム命名:〉• 48 〈ラオス命名:女性の名前〉• 52 〈フィリピン命名:すばやい〉• 61 〈日本命名:〉• 62 〈ラオス命名:〉 また、甚大な被害以外の理由で変更されたものもある。 発音が誤解を生む可能性があるため• 宗教上の問題で反対する国があったため• その後さらにに変更)• 再提出• 綴りの変更(いずれも韓国が提出した名前で、英字の綴りを表記へ変更)• その他の地域の熱帯低気圧の命名と重複• この台風委員会の会議が終わってから24-36時間後には、台風委員会のアジア名リストに更新が入る。 例えば台風委員会が、2019年2月25日に終わった場合は、2019年2月26日ないし2019年2月27日の朝までには新しいアジア名が公開されている。 次に、日本気象庁の変更が行われるのだが、 英語版が先に変更される。 この英語版の変更日は、基本的に3月下旬となっている。 (概ね3月20日から3月30日の間に行われることが多いとされている。 ) 最後に、日本気象庁の 日本語版の変更が行われる。 しかし、日本語版の変更は概ね4年に1度しか行われないため、次回の更新は2022年又は、2023年となっている。 台風の名前の変更の際は、3つの名前から選ばれる。 たとえば、日本の名前のコップ(Koppu)の名前の変更の際には、コグマ(Koguma)ハクチョウ(Hakucho)コイヌ(Koinu)の3つが候補に挙がっていた。 なお、3つの名前候補の情報は、台風委員会が行われる1週間前に公開される。 (ただし、第52回台風委員会は発表が見送りになっていた。 ) アジア名の一覧 [ ]• (次回の更新は、2020年4月頃)• (次回の更新日は2021年の2月ないし3月)• (次回の更新は、2021年4月頃)• アジア名は全部で140個あり、140番目の「サオラー」まで使用されると最初の「ダムレイ」に戻るループ。 名称の順番は、2017年台風第23号より4周目に入っている。 ただし cempaka hutan〈森のチャンパカ〉というとの を指す場合がある。 、 spp. 、 spp. 、 syn. / 日本(台風番号等) [ ] 台風番号 [ ] 後の占領下では、アメリカ式の女性名(詳しくは後述)を用いていたが(など)、発効後の1953年の台風2号()以降、日本国内では番号が導入された。 日本では、気象庁が毎年1月1日を区切りとして、台風が発生した順に 台風番号を付けており、日本国内では通常はこの台風番号で呼ばれる。 尚、台風は事後解析により2つ以上のものの発生日時が逆転することがある。 当年12月31日までに発生した台風は発生した順番で台風番号を付けるが、翌年1月1日以降に発生した台風については、前年の12月31日までに発生した台風がまだ残っている場合でも1号からの付番にリセットして付けることになっている。 気象庁では、情報文等においては年と組み合わせて「」のように表記し、天気図等においては年の下2桁と組み合わせて「台風8510」、「T8510」のように表記している(いずれも1985年(昭和60年)に発生した10番目の台風の例)。 民間では「第」を省略するとともに、特定する必要がない場合には年号も省略して「台風10号」のように呼ぶことが多い。 「」も参照 気象庁命名台風 [ ] 特に災害の大きかったものについては上陸地点などの名前を付けて呼ぶこともある(など)。 戦後、気象庁によって命名された台風は以下の10個である。 「」も参照。 気象庁命名台風 気象庁命名 名称 国際名 年 昭和29年台風第15号 Marie 昭和33年台風第22号 Ida 昭和34年台風第14号 Sarah 昭和34年台風第15号 Vera 昭和36年台風第18号 Nancy 昭和41年台風第18号 Cora 昭和43年台風第16号 Della 昭和52年台風第9号 Babe 令和元年台風第15号 Faxai 令和元年台風第19号 Hagibis 台風の俗称 [ ] あくまで俗称であるが、著名なものとして「五輪台風」がある。 これは、1960年の8月23日15時から翌日3時 にかけて台風14 Bess ・15 Carmen ・16 Della ・17 Elaine ・18 Faye 号が天気図上に、まさにのように並び(ただし、実際の五輪マークとは上下逆である)、この年がの開催年だった事などからマスコミなどからこう名づけられた。 このうち、台風17号について台風7号であるとする文献もあるが 、台風7号が発生していたのは7月25日-30日 JST であり、誤りである。 フィリピン(フィリピン名) [ ] フィリピンでは、アジア名より(PAGASA)が命名するフィリピン独自の名称(フィリピン名)の方が一般的に使用されている。 これは各年ごとに使用される4つのリスト(AからZまでの頭文字を持つ26の名前)と数が足りなくなった場合に使用する補助リスト(AUXILLIARY LIST)からなり。 PAGASAの監視エリアで熱帯低気圧が発生した場合と、そのエリアに熱帯低気圧が進入した場合に命名されるが、必ずしもその熱帯低気圧が「台風」の勢力に達しているとは限らない。 なお、アジア名と同様に被害規模が大きかった熱帯低気圧(台風)は置き換えられる。 例として2017年のとは 、同じリストが次に使用される2021年には Uwanと Verbenaに変更された。 例えば、フィリピンに大きな被害をもたらしたについては、地元ではアジア名の「フンシェン Fengshen 」よりフィリピン名「フランク Frank 」の方が広く使用された。 台風の統計 [ ]• 統計の基準について• 日時 - すべて JST。 ( UTC で観測されたものを日本標準時 JST に直している。 接近 - 台風の中心が日本のから300km以内に入った場合を「日本に接近した台風」としている。 ただし、現在はからの距離で算出してある。 上陸 - 台風の中心が北海道、本州、四国、九州の海岸線に達した場合を「日本に上陸した台風」としている。 ただし、沖縄本島などの離島や小さい半島を横切り短時間で再び海に出る場合は「通過」としている。 台風の平年値 [ ]• - のデータを基にした平均値(参考:括弧内は - の平均値)。 年間発生数:25. 6 26. 7 個• 年間日本接近数:11. 4 10. 8 個• 年間日本上陸数:2. 7 2. 6 個 台風の記録 [ ] 以下の記録のほとんどは、一部の例外を除いて、統計資料があるからの統計に基づく。 数に関する記録 [ ] 台風の年間発生数 発生数が多い年 発生数が少ない年 順位 年 発生数 順位 年 発生数 1 39 1 14 2 36 2 16 4 35 3 19 5 34 4 21 台風の年間日本接近数(上陸数を含む) 接近数が多い年 接近数が少ない年 順位 年 接近数 順位 年 接近数 1 19 1 4 4 17 2 5 5 16 3 6 7 15 4 7 台風の年間日本上陸数 上陸数が多い年 上陸数が少ない年 順位 年 上陸数 順位 年 上陸数 1 10 1 0 2 6 5 1 5 5 時期などに関する記録 [ ] 海水温が最も低くなる2月が台風に関する年変わりの時期ともいえ、下記に示す1月1日基準は社会的な区分であることには注意が必要である。 3 (52年) () 2 (昭和34年台風第14号) Sarah 908. 1 (昭和34年) () 3 - 911. 6 (昭和9年) () 4 Maemi 912. 0 (15年) 宮古島(沖縄) 5 (昭和20年台風第16号) Ida 916. 3 (昭和20年) (鹿児島) 6 (昭和36年台風第18号) Nancy 918. 0 (昭和36年)9月15日 (鹿児島) 7 昭和5年台風 (名称なし) - 922. 0 (昭和5年) (沖縄) 8 Gloria 923. 5 (昭和38年) (沖縄) 9 Shanshan 923. 8 (平成18年) (沖縄) 10 Songda 924. 4 (平成16年) (沖縄) 上陸時(直前)の中心気圧が低い台風 順位 名称 国際名 中心気圧() 上陸日時 上陸地点 1 (昭和36年台風第18号) Nancy 925 (36年) 9時 西方 2 (昭和34年台風第15号) Vera 929 (昭和34年) 18時 西方 3 Yancy 930 (5年) 16時 南部 4 (昭和26年台風第15号) Ruth 935 (昭和26年) 19時 付近 5 Mireille 940 (平成3年) 16時 南 Trix (昭和46年) 23時 Shirley (昭和40年) 8時 付近 Jean (昭和40年) 4時 付近 Wilda (昭和39年) 17時 佐多岬 (昭和30年台風第22号) Louise (昭和30年) 22時 Grace (昭和29年) 2時 西部 (参考) 911. 6 (昭和9年) 室戸岬西方 (昭和20年台風第16号) Ida 916. 8 西南西 (・気象官署) 2 (昭和26年台風第15号) Ruth 69. 3 南 細島 (・燈台) 3 67. 1 南東 (・燈台) 4 (昭和36年台風第18号) Nancy 66. 7 西南西 室戸岬 (高知・気象官署) 5 Kathy 65. 0 南南西 (宮崎・燈台) 6 (昭和29年台風第15号) Marie 63. 3 南南西 1954年 (・燈台) 7 (昭和41年台風第18号) Cora 60. 8 北東 (・気象官署) 8 洞爺丸台風 (昭和29年台風第15号) Marie 58. 8 西南西 1954年 (・燈台) 9 Anita 57. 5 北西 土佐沖ノ島 (高知・燈台) 10 昭和5年台風 (名称なし) - 57. 3 北東 (41年) (・気象官署) 2 (昭和36年台風第18号) Nancy 84. 5 西南西 (昭和36年) (・気象官署) 3 Dujuan 81. 1 南東 (平成27年) (・気象官署) 4 (昭和43年台風第16号) Della 79. 8 北東 (昭和43年) 宮古島 (沖縄・気象官署) 5 Wilda 78. 9 東南東 (昭和45年) (・気象官署) 6 Shirley 77. 1 西南西 (昭和40年) 室戸岬 (高知・気象官署) 7 (昭和20年台風第16号) Ida 75. 5 南南東 (昭和20年) 細島 (・燈台) 8 Maemi 74. 1 北 (15年) 宮古島 (沖縄・気象官署) 9 Emma 73. 3 西 (昭和39年) (・気象官署) 強風域が大きい台風(直径順) 順位 名称 国際名 年 強風域直径 km 強風域半径 km 1 Winnie 2350 南東 1550、北西 800 2 Freda 2250 北東 1500、南西 750 2 Yancy 2250 南東 1300、北西 950 4 Keith 1997年 2200 1100 5 Oscar 2150 南 1200、北 950 6 Sarah 2050 北東 1300、南西 750 6 Kyle 1990年 2050 北 1300、南 750 8 Herb 2000 1000 9 Gay 1950 北東 1100、南西 850 9 Utor 1950 南 1100、北 850 暴風域が大きい台風 直径順 順位 台風 国際名 年 暴風域直径 km 1 Forrest 930 1 Vanessa 930 3 Winnie 830 3 Lynn 830 3 Abby 830 3 Gay 830 7 Vernon 790 8 Zeb 780 8 Mireille 780 10 Dale 740 10 Colleen 1989年 740 10 Brenda 740 10 Hal 1985年 740 10 Holly 740 10 Owen 740 10 Bess 1982年 740 10 Andy 1982年 740 10 Tip 740 連続での猛烈な勢力の期間が長い台風 順位 台風 国際名 年 猛烈な勢力であった期間 1 Rita 96時間 2 Mangkhut 90時間 3 Chaba 78時間 4 (令和元年台風第19号) Hagibis 72時間 4 Vanessa 72時間 4 Elsie 72時間 4 Tip 72時間 8 Joan 66時間 9 Jelawat 60時間 9 Yuri 60時間 9 Ruth 60時間 被害に関する記録 [ ] 死者・行方不明者が多い台風(日本) 順位 名称 国際名 年 死者・行方不明者数 1 (昭和34年台風第15号) Vera 5,098 2 (昭和29年台風第15号) Marie 1,761 3 (昭和33年台風第22号) Ida 1,269 4 (昭和26年台風第15号) Ruth 943 5 Tess 478 6 Helen 318 6 Ida 318 8 Georgia 235 9 Carmen 209 10 (昭和36年台風第18号) Nancy 202 (参考) (昭和20年台風第16号) Ida 3,756 (参考) 3,036 負傷者が多い台風(日本) 順位 名称 国際名 年 負傷者数 1 (昭和34年台風第15号) Vera 38,921 2 (昭和29年台風第15号) Nancy 4,972 3 (昭和26年台風第15号) Ruth 2,644 4 Tess 2,559 5 (昭和29年台風第15号) Marie 1,601 6 Georgia 1,528 7 Mireille 1,499 8 Songda 1,364 9 (昭和33年台風第22号) Ida 1,138 10 Bart 1,077 (参考) (昭和20年台風第16号) Ida 2,452 (参考) 14,994 住家被害が大きい台風(日本) 順位 名称 国際名 年 住家被害 1 (昭和34年台風第15号) Vera 833,965 2 (昭和36年台風第18号) Nancy 499,444 3 (昭和26年台風第15号) Ruth 221,118 4 (昭和29年台風第15号) Marie 207,542 5 Mireille 170,447 6 Jebi 97,910 7 Tess 86,398 8 (昭和30年台風第22号) Louise 85,554 9 (令和元年台風第15号) Faxai 76,874 10 Georgia 76,199 (参考) (昭和20年台風第16号) Ida 89,839 (参考) 92,740 浸水被害が大きい台風 順位 名称 国際名 年 浸水被害 1 (昭和33年台風第22号) Ida 521,715 2 Tess 495,875 3 Fran 442,317 4 (昭和36年台風第18号) Nancy 384,120 5 Vera 363,611 6 Trix 251,820 7 June 181,380 8 Gilda 148,934 9 Georgia 148,607 10 Helen 146,547 (参考) (昭和20年台風第16号) Ida 273,888 (参考) 401,157 被害額が多い台風(日本) 順位 名称 国際名 年 被害額 1 Bess 5,916億円 2 Mireille 5,735億円 3 Thad 2,272億円 4 Fran 2,080億円 5 Yancy 1,755億円 6 Bart 1,631億円 7 Flo 1,322億円 8 Irma 1,303億円 9 Songda 1,262億円 10 Judy 1,258億円 その他の記録 [ ] 移動距離が長い台風 順位 名称 国際名 移動距離 km 1 Faye 8,753 2 昭和36年台風第18号 Nancy 8,113 3 Parma 7,606 4 Hester 7,554 5 Mireille 7,307 6 Wynne 7,275 7 Rita 7,179 8 Karen 7,113 9 Tip 6,872 10 Noru 6,846 南下した台風(南下幅順) 順位 名称 国際名 南下幅(緯度) 1 Parma 8. 9 1 Noru 8. 2 3 Manny 7. 5 3 Muifa 7. 5 5 Wayne 6. 9 6 Bopha 6. 7 7 Nat 6. 6 8 Ernie 6. 4 9 Jongdari 6. 3 10 Kathy 6. 2 10 Dinath 6. 2 10 Bill 6. 2 各番号の台風 [ ] 各番号の台風についてはそれぞれ各項目を参照。 2019年10月13日閲覧。 2016年9月2日閲覧。 2016年9月2日閲覧。 231. , p. 277. ウェザーニュース 2019年1月5日. 2019年1月5日閲覧。 2016年8月24日閲覧。 2015年10月6日閲覧。 秋田地方気象台. 2016年9月2日閲覧。 中心付近はが強く、中心へ収束しようとする暴風と打ち消し合う。 『天気』坪木和久「」、2018年10月25日閲覧。 デジタル台風、2009年10月12日閲覧。 www. jma. 2020年4月15日閲覧。 例えばユーラシア大陸からの冷たい寒気が対馬暖流の上を移動する事で、下層と上層の温度差が極地方の海上並みに非常に大きくなる等して発生し得る。 , p. 232. , p. 279. 2009年10月7日閲覧。 坪木和久. 気象学研究室. 2009年10月8日閲覧。 気象庁. 2016年7月25日閲覧。 気象庁. 2016年7月25日閲覧。 木曽川下流河川事務所; 2009年6月3日. 中部地方整備局. 2009年10月12日閲覧。 デジタル台風、2009年10月12日閲覧。 コトバンク. 2020年5月17日閲覧。 www. jma. 2020年5月17日閲覧。 agora. nii. 2020年5月17日閲覧。 朝日新聞デジタル. 2020年5月23日閲覧。 コトバンク. 2020年5月17日閲覧。 国土交通省. 2020年5月23日閲覧。 www. ibousai. 2020年4月15日閲覧。 トクする日本語. 日本放送協会 2014年9月22日. 2014年9月22日閲覧。 また、は、古代語「わき」におそろしい強風という意味が含まれていなかったかと指摘している。 (『基本季語五〇〇選』講談社学術文庫、1989年、600-601頁)• , pp. 155-156. 『世界大百科事典』平凡社 1998• 155. ・ハリケーン研究部 2014年5月1日. 2015年6月7日閲覧。 気象庁. 2013年9月23日閲覧。 livedoor NEWS 2016年8月24日閲覧。 1977年7月にを襲ったが一例である。 Hong Kong Overvatory、2015年11月24日• (気象庁)• あの日の空もよう 天気で振り返る戦後50年 平沼洋司・花木亮・槇野修著 1995年8月7日発行• 理不尽な気象 著 2007年10月20日発行 プラスアルファ新書371-1C• フィリピン大気地球物理天文局. 2019年10月20日閲覧。 - (2018年7月27日アーカイブ分) 参考文献 [ ]• 高橋浩一郎『気象を見る眼』〈科学ブックス21〉、1976年。 『一般気象学』東京大学出版会、2016年、第2版補訂版。 田中博『地球大気の科学』共立出版、2017年。 関連項目 [ ]• (の台風とも呼ばれる)• - -• 外部リンク [ ] ウィキメディア・コモンズには、 に関連するカテゴリがあります。 ウィキニュースには に関連するニュースのカテゴリがあります。 に関連の辞書項目があります。
次の台風19号通過後の様子は? 随契、指名競争入札を活用ー台風19号-国交省、復旧工事の早期執行へ取り組み加速 契約済みの工事・業務を一時中止しても災害復旧対策を優先する(写真は土石流で被災した群馬県嬬恋村田代の住宅地。 国交省提供) — 日刊建設工業新聞【公式】 nikkenko おはようございます。 おかげさまで無事に過ぎ去っていただきました😃隣の嬬恋村が被害が大きくあちらこちら通行止めになっております。 16:00ごろの嬬恋村、田代の現状 一番被害が大きかった川に近い場所は、道路が崩れ動画の様子でしたが、土砂が撤去され車が入れるようになっていました。 一本隣の道路は特に異常はありません 住民が住んでいる所は陸の孤島ではなくなりました。 安心しました。 けが人等人的被害がないのが奇跡的。 元の流れはこうだった。 吾妻川にかかる国道144号の鳴岩橋。 嬬恋村大笹。 — 早川由紀夫 HayakawaYukio 【 】大規模な土砂崩れにより国道や橋が崩落。 「男性がみつめるその先には道路がありません。 横倒しになっている建物、さらには家の基礎部分、土台がごっそりなくなっているところがあります。 」報告:(午前10時すぎ) — TBS NEWS 防災 TBSNEWS6 群馬から長野に向けて移動。 途中被災した嬬恋村を通りましたがやはり状況は悲惨でした。 早く復旧する事をお祈りいたします。 嬬恋村の被害も知って欲しい。 報道されてないけどひどい惨状なの。 知って欲しい。 おいらのふるさとなの。 断水もしてるし停電もしています。 現場に近い所に住んで居るので救援物資等直ぐに届ける事が出来ると思います。 ume123987 ほぼ毎年行く嬬恋村が???? 当初…長野・群馬方面はそんなに影響受けないかと思っていたのに、本州の体半分もぎ取られた気分だわ?????? ラグビー勝って勇気もらえただなんて、被災した人誰もそんな余裕ないよきっと…?? 昼過ぎ、ちょっと見て来た ヤクルト二軍の練習場… これはなかなかな被害?? アトリエばるかろーれ? barcarolle6 鹿沢温泉口信号からけんちゃん食堂横は、橋が2つ共にダメです。 特に田村の被害が大きいようです。 嬬恋村田代の現状 —?????? 大量の土砂が道路に流れ出てる。 群馬県道・長野県道112号大前須坂線(おおまえすざかせん) 路線延長:38. 7km 起点:群馬県吾妻郡嬬恋村大前(国道144号交点) 終点:長野県須坂市大字須坂(春木町交差点) 吾妻郡嬬恋村と須坂市を結ぶ一般県道。 嬬恋村干俣-毛無峠付近は不通区間。 本日17日9:00現在の、草津温泉周辺の道路状況です。 【通行止め】 ・国道144号 嬬恋村内の複数個所 ・上信越自動車道 松井田妙義IC~碓氷軽井沢IC間 長野県側からの草津温泉へのアクセスは、信州中野方面から国道292号 志賀草津高原ルート および軽井沢方面 一部迂回路あり からとなります。 本日16日9:00現在の、草津温泉周辺の道路状況です。 【通行止め】 ・国道144号 嬬恋村内の複数個所 ・上信越自動車道 松井田妙義IC~佐久IC間 長野県側からの草津温泉へのアクセスは、信州中野方面から国道292号 志賀草津高原ルート および軽井沢方面からとなります。 湯ノ丸から嬬恋村方面は通行止めです。 上田に行く道は、途中陥没してました。 受付・問い合わせは、嬬恋村社会福祉協議会に常設されているまで。 嬬恋村でボランティアセンターが開設されました。 若人よ集まれ。 — のんちゃん 10. 私の故郷です。 今回の台風で大きな被害を受けました。 関東ですが、標高が高く、今でさえ最低気温は一桁です。 冬になる前に復興が必要です!お気持ちだけでもお願いします。 — さあちゃん saaaaa34 でも、寄付のお願いが掲載されています。 最後まで読んでいただきありがとうございました。
次の1:ハリケーン、 2:台風、3:サイクロン 北西太平洋の「からまでの」に中心が存在するものをいう。 海域としては西部(北西太平洋)およびその付属海である、、、などにあたり、陸域としては、、のそれぞれ一部が含まれる。 ただし、台風・サイクロン・ハリケーンともに現象としては同一である。 これらの熱帯低気圧が地理的な境界線を越えた場合は呼び方が変わる。 例えば、に北東太平洋で発生したハリケーン・イオケは、西進して経度180度を越えたためになった。 このように、区域を跨って台風に変わったものを と呼ぶ。 逆にの台風1号は、マレー半島付近で東経100度線を越えたことによりサイクロンに変わった。 「」も参照 なおでは地理的な領域に関係なく、熱帯低気圧を最大風速によりトロピカル・デプレッション、トロピカル・ストーム、シビア・トロピカル・ストーム、 タイフーンの4段階に分類している。 この場合における「タイフーン」と本項で述べている「台風」は英語では共に"typhoon"と呼ぶが、概念としては異なる。 台風の位置や中心気圧、最大風速、大きさの数値は過去の観測データの蓄積により確立されたに基づいて衛星画像から推定し、地上や船舶で風速が観測できた場合にその都度修正していく方法を採っている ため、「中心付近の最大風速」は必ずしも実測値ではない。 例えば洋上にある台風中心の風速を実測するには航空機が必要となり、実際に(62年)まではがを実施していた時期もある が、観測員や設備・運用等の負担が大きく、現在日本では航空機による観測は恒常的な手段としては行われていない(学術研究目的での観測例はある)。 ちなみに WMO の WWW により、北西太平洋海域の台風監視活動を行う中枢として、日本のが「熱帯低気圧プログラムに参画する」 RSMC for TCP に指定され、気象庁の判断が国際的には公式のものとされるが、この海域では、、、、などの気象機関がそれぞれ台風の監視を行い独自に推定を行っているため、機関によって風速等に多少の誤差が出ることもある。 台風の構造と階級 [ ] 台風の中心位置、最大風速、中心気圧、暴風域半径、強風域半径などを総称して台風諸元という。 台風の構造 [ ] 台風の目(中央に見える丸い空洞のような部分が目である) 台風の中心付近は、風向きが乱れているために防風が互いに打ち消し合う。 台風の中心付近の下降気流となっている風や雲がほとんどない区域を と呼び、勢力が大きい台風ほど明瞭に表れるが、勢力が衰えると判然としなくなることがある。 発達した台風では背の高い積乱雲が中心部を取り巻いており アイウォールと呼ばれている [ ]。 構造としては、台風の目の周囲付近は中心に向かって周囲から吹き込んだ風が強い上昇気流をつくっており積乱雲が壁のように取り囲んでいる( 内側降雨帯)。 壁の高さは地上1000mから上空1万mに達する。 そして、その外周には 外側降雨帯が取り囲んでいる。 また、台風本体から数百キロ程度離れた場所に 先駆降雨帯が形成されることがあり、さらに、この位置に前線が停滞していると前線の活動が活発になり大雨となる。 なお、台風は一般的にその中心よりも進行方向に対して 右側(南東側)のほうが風雨が強くなる。 これは、台風をめがけて吹き込む風と台風本体を押し流す気流の向きが同じであるために、より強く風が吹き荒れるためである。 気象学上ではこの台風の進行方向右側半分を 危険半円と呼ぶ。 また、台風の左側半分は吹き込む風と気流の向きが逆になるために相対的に風は弱く 可航半円と呼ぶ。 しかし、可航半円という概念はかつて帆船が台風の中心から遠ざかる針路をとるとき台風の進行方向左側に入っていれば右舷船尾に追い風を受けながら避航できたこと(逆に、帆船が台風の進行方向右側に入っていると右舷前側に向かい風を受けながら中心に引き込まれないよう保針しなければならなくなる)の名残であり、あくまでも右側半分と比較して風雨が弱いだけであり、可航半円の範囲といえども風雨は強いため警戒を要する。 台風の階級 [ ] 台風の勢力を分かりやすく表現する目的などから、台風は「強さ」と「大きさ」によって階級が定められ分類されている。 強さによる分類は、国際的にはWMOが規定する分類法が使用されているが、それに準じた多少差異のある分類法も ()のようにいくつか使用されていて、同じ台風でも気象機関によって異なるレベルに分類される場合がある。 具体的には、米軍の JTWC では1分間平均の最大風速、日本のでは10分間平均の最大風速によって分類する。 例えば同じ台風の同時刻の観測において、米軍の合同台風警報センターがtyphoonの強度に達したと判断しても、日本では強い台風の強度に達せず並の強さと判断する場合も生じる(1分間平均風速は10分間平均風速よりも1. 2〜1. 3倍ほど大きく出る傾向にある)。 また、最大風速で強さを分類しているが過去には中心気圧が用いられており、その名残りから、日本で発表される台風情報には中心気圧も網羅される。 7〜51. 8〜41. 5〜32. 5〜24. なお、以前は1,000(現在使用されている単位系ではに相当)等圧線の半径で判断していた。 しかし、組み合わせによっては「ごく小さく弱い台風」となる場合もある。 (平成11年)のを契機に、このような表現では、危険性を過小評価した人が被害に遭うおそれがあるという防災の観点から、気象庁は(平成12年)から、「弱い」や「並の」といった表現をやめ、上記表の(新)の欄のように表現を改めた。 したがって、「小型で『中型で・ごく小さく』弱い『並の強さの』台風」と呼ばれていたものは、単に「台風」、「大型で並の強さの台風」は「大型の台風」と表現されるようになった。 台風の発生〜消滅 [ ] 1980年から2005年までの北西太平洋上での熱帯低気圧の経路。 ほとんどの台風はにおけるからにかけて発生する。 最盛期のコースを例にとると、発生当初は貿易風の影響で西寄りに北上しつつ、の縁に沿って移動し、した後はの影響で東寄りに北上し、の強い地域に入ると速度を速めて東進し、海水温や気温の低下に起因する中心部上昇気流勢力の低下、海上に比べ起伏が激しくまた昼夜の温度差が大きい陸への上陸によって勢力を弱めていく。 ただこのような教科書的なコースを辿るものはそれほど多くなく、太平洋高気圧の影響により西進し続けたり、停滞したりと、複雑な経路をとるものもしばしば現れる。 日本列島や諸島、、・沿海部、などに大きな被害を与える。 コースによってはや、、などを通ることもある。 稀ではあるが冬季にも、海水温の高い低緯度で発生する。 コースの北限はジェット気流であり、その流路変化に伴って暖かくなるにつれコースは北に移り、夏を過ぎると南に下がってくる。 「」も参照 台風の一生 [ ] 台風の発生 [ ] 台風やハリケーン・サイクロンなどの熱帯低気圧を発生する機構については様々な説が唱えられてきた。 の強い日射により海面に生じた上昇気流によるという説、(赤道前線)上に発生するという説などが出されたが、どれも不完全であった。 現在では、「偏東風説」が多くの支持を集めている。 南北両半球の北緯(南緯)30度付近には、で上昇して北上(南下)した塊(を含む空気)がにより上空に滞留してのち下降し、「」が形成される。 もその例であるが、これらの高気圧から赤道方向に向けて吹き出した風はを受けて恒常的な東風になる。 これがで、この風の流れの中にうねり(波動)ができると反時計周りの渦度が生じ、水蒸気が凝結する際に発生する潜熱がエネルギー源となり熱帯低気圧となるという考えである。 なぜ波動が出来るのかはまだはっきりしないが、実際の状況には最もよく合致した説である。 [ — ] ただし、そうして発生した波動の多くは発達せずにつぶれてしまう。 1万メートル以上の上層に高気圧を伴う場合には高気圧の循環による上昇気流の強化により台風に発達すると思われる。 また台風の発生のうえでは必要であり、コリオリの力が小さい赤道付近(緯度5度くらいまで)では顕著な熱帯低気圧が発生しない。 台風の発達 [ ] 台風の内部構造を示した図 Eye:目、Eyewall:目の壁、Rain Bands:降雨帯 台風の発達過程はかなり詳しくわかっている。 台風の原動力はに伴って発生する熱である。 温暖な空気と寒冷な空気の接触等によるが変換されたが発達のエネルギー源になっているとの大きな違いはここにある。 上昇気流に伴って空気中の水蒸気は凝結し、熱()を放出する。 軽くなった空気は上昇する。 すると地上付近では周囲から湿った空気が中心に向かい上昇し、さらに熱を放出しエネルギーを与える。 このような条件を満たすときに台風は発達する。 このようなの発達の仕方をシスク(CISK、)という。 なお、台風が北半球で反時計周りの渦を巻くのは、風が中心に向かって進む際にを受けるためである。 2個の台風が1,000km以内にある場合、互いに干渉し合って複雑な経路をたどることがある。 これを提唱者である第五代中央気象台長の氏の名前をとってと呼ぶ。 その動きは、相寄り型、指向型、追従型、時間待ち型、同行型、離反型の6つに分類されている。 一般に、台風は日本の南海上で発達し日本列島に接近・上陸すると衰える傾向がある。 初夏および晩夏〜秋に日本列島へ近づく台風の多くは高緯度から寒気を巻き込んで、徐々に温帯低気圧の構造へと変化し、が形成されるようになる。 さらに高緯度へ進み、前線が中心部にまで達すると温帯低気圧化が完了となる。 もしくは、台風内の暖気核が消滅することで温帯低気圧化することもあるが、この場合は必ずしも低気圧の中心まで前線が描かれない場合がある。 1954年の(昭和29年台風第15号)や1991年の(りんご台風)、2004年のなどがその例である。 台風の消滅 [ ] 台風が海面水温の低い海域に達して水蒸気の供給が減少したり、移動する際の地表との摩擦によって台風本来のエネルギーを失うと熱帯低気圧や温帯低気圧に変化する。 特に台風が北上して北方の冷たい空気を巻き込み始めると温帯低気圧に構造が変化する。 ただし、台風から温帯低気圧への変化は低気圧の構造の変化であり、必ずしも雨量や風速が弱くなるわけではない。 各国への影響 [ ] 日本 [ ] 台風が日本本土を襲う経路は様々であり、類型化は難しいが、典型的な台風として、北緯15度付近のマリアナ諸島近海で発生して西寄りに時速20キロメートル程度で進み、次第に北寄りに進路を変えて北緯25度付近、沖縄諸島の東方で転向し、北東に向けて加速しながら日本本土に達するというパターンが考えられる。 台風の経路として書籍にもしばしば掲載される型であるが、実際にはこのような典型的な経路を取るものは少なく、まれには南シナ海で発生してそのまま北東進するもの、日本の南東海上から北西進するもの、あるいは(昭和33年台風第22号)のように明確な転向点がなく北上するものなどもある。 さらに、盛夏期で台風を流す上層の気流が弱く方向も定まらないような時期には、も見られる。 日本の気象庁の定義によれば、台風の 上陸とは、台風の中心が、、、の海岸に達することをいう。 したがって、台風の中心が上記4島以外の島の海岸に至っても上陸とは言わないため、に台風が上陸することはない。 台風の中心が、小さい島や半島を横切って、短時間で再び海上に出ることは、台風の 通過と呼ばれる。 また、ある場所への台風の 接近とは、台風の中心がその場所から半径300km以内に達することである。 日本には、平均して、毎年11個前後の台風が接近し、そのうち3個くらいが日本本土に上陸する。 には10個の台風が上陸し、上陸数の記録を更新した(参照)。 その一方で、、、のように台風が全く上陸しなかった年もある。 台風中の台北台北市のスカイライン。 台風が日本本土に上陸するのは多くが7月から9月であり、年間平均上陸数は8月が最も多く、9月がこれに次ぐ。 8月は、太平洋高気圧が日本付近を覆い、台風が接近しにくい状況ではあるが、台風発生数も最も多く、また高気圧の勢力には強弱の周期があるため、弱まって退いた時に台風が日本に接近・上陸することが多い。 無論、西に進んでフィリピン・台湾・中国に上陸したり朝鮮半島方面に進んだりするものも少なくない。 6月や10月にも数年に1度程度上陸することがある。 最も早い例ではにが鹿児島県に上陸したことがあり 、最も遅いものとしては、1990年11月30日にが紀伊半島に上陸した例がある。 台風が過ぎ去ったあと、空が晴れ渡りよい天気になることがあり、これを「 台風一過(たいふういっか)」と呼ぶ。 フィリピン [ ] フィリピンでは毎年6月から12月にかけてに台風が襲来するリスクが高くなる。 フィリピンでは年平均で約20個の台風が領域内で発生するか領海内に進んできており、うち6~9個の台風が上陸している。 フィリピンでは2004年から2014年にかけての11年間に88の台風の影響を受け、合計死者数18,015人、合計負傷者43,840人、合計経済損害額13,700百万USドルの被害が発生した。 台風の観測と進路予測 [ ] 台風の観測 [ ] NOAAの観測機から撮影されたの中心部 アメリカでは、にを襲った ()の際に敢行された直接観測をきっかけとして、アメリカ軍が航空機により台風を直接観測するため、と呼ばれる専門部隊を編成した。 当初は空軍と海軍が個別に観測していたが、1993年からは NOAA の ()に移管され、NOAAが運用する観測機で直接観測を継続している。 日本の気象庁は緯度では赤道から北緯60度、経度では東経100度から180度までの範囲にある台風の位置決定と予報を担当する。 現在、台風の観測では気象衛星が重要な役割を果たしており、雲画像の連続的な解析により台風の中心や風速などの観測がなされる。 日本付近に接近あるいは上陸した台風については気象レーダーやアメダスも利用される。 2017年からはやなどの研究グループが航空機からを投下、観測などで直接観測を実施している。 同研究グループは2017年10月21日、日本人研究者として初めて台風の中心付近を飛行機で直接観測することに成功した。 得られたデータを衛星やレーダーからのデータと合わせることで予報精度の向上を目指している。 12、24、48、72、96および120時間後の到達予想範囲は点線の予報円で記す。 また、台風の中心が予報円の中を通った場合、暴風域に入る恐れがある範囲を赤い線で囲む。 これを暴風警戒域という。 台風の影響 [ ] 台風による被害 [ ] 2013年の台風30号通過後の市街 台風が上陸、あるいは接近すると、暴風(強風)、、高波による看板や標識、樹木などの倒壊や、、建物の損壊(屋根が飛んだりするなど)のほか、大雨による、浸水や道路、橋などの流出、土砂崩れ、などの被害が発生する。 雨 [ ]• 渦性降雨 - 台風の中心付近では激しい雨となる。 地形性降雨 - 台風により山地に向かって気流を生じるような地形では大雨となりやすい。 前線の発達 - 台風の接近により時期によってはや前線を刺激して大雨をもたらし、これによる被害が発生することも多い(例:)。 なお、台風の中心付近は暖かい空気でおおわれた構造であり、台風そのものがを伴うことはない。 しかし、冷たい空気の影響で台風の中心に前線が達した場合、台風は温帯低気圧に変化する。 風 [ ]• 台風により暴風・強風を生じる。 を生じることがあり、送電線の碍子(がいし)で放電現象を伴うこともある。 波 [ ]• 台風により高波やうねりを生じる。 波の高さが10mを超えることもある。 強風による吹き寄せと気圧低下によってを生じることがある。 珊瑚礁のある海岸等海岸地形によっては波群津波が発生することもある。 雷 [ ]• 雲が発達する割には台風本体接近時にはを伴うことは少ない。 しかし台風による間接的なが発生することがある。 台風本体においては、進行方向の左側で比較的発生しやすい。 その他 [ ]• 竜巻 - 関連性は解明されていないが、台風の接近によるも発生することがある。 雪 - 熱帯低気圧であるため台風である時期にはは降らないが、温帯低気圧に変化した後に高緯度地区で降雪となることや、冬型気圧配置となることによる降雪となることがある。 稀に晩秋に上陸した七五三台風(俗称)や1990年の晩秋に上陸した台風28号のように、台風接近時に山間部の集落で大雪が降ったケースもある。 台風が日本海側を通った時接近時の日本海側や、台風が太平洋側を通った時の離れていく時の太平洋側で、台風によるが発生しやすく(特に前者)乾燥した熱風による火災や急激な気温上昇によるなども起こりやすい。 日本における台風の被害は、記録が明確な20世紀中盤以降、確実に減少してきている。 これには、学術面では台風研究の発展、行政では予報の充実や経験等をもとにした防災体制の構築、民間では災害記録の伝承や自主防災活動による効果と考えられる。 上陸時勢力が日本史上稀に見る強さであった以降、制定をはじめ、伊勢湾台風クラスあるいは「」クラスの台風に耐えられるような防災体制が目標とされてきた。 しかし、現在においても大きな被害が出て、さらなる防災の強化が行われている地域もある。 また、日本の周辺諸国、特にでは防災体制やインフラ等がまだ成熟していないため、地すべりや洪水等により多数の死者を伴う甚大な被害が発生することがある。 雨台風・風台風 [ ] 風台風であった洞爺丸台風は、記録的暴風や高波によりを沈没させた。 風による被害は比較的小さい一方で、雨による被害が大きい台風を 雨台風と呼ぶ。 一般的に、梅雨期に襲来する台風やの活動が活発な秋季の台風は、風よりも雨による被害が大きい。 過去の代表的な雨台風の例としては、1947年のや1958年の、2019年のなどが挙げられる。 反対に、雨による被害は比較的小さい一方で、風による被害が大きい台風を 風台風と呼び 、過去の代表的な風台風の例としては、1954年のや1991年の、2004年のなどが挙げられる。 しかし、これらはいずれも気象庁が定めた俗称であり 、あくまで便宜的な区別であるため厳密な定義はない。 なお、勢力が強い台風の場合は、雨と風の両方で甚大な被害が出ることも少なくない。 台風による社会的な影響 [ ]• 機関の乱れ• 特にやの場合、暴風を伴うと大変危険なこと、また機体や使用船舶の遣り繰りがつかない(目的地や避難先が台風の進路上で運航できない)事等から台風が通過した後も運休するケースが多い。 国内航空に関しては一日の機体の遣り繰りが複雑で一つの機体が5、6便運航することが多く、台風の関係ない地方でもどこかの路線で台風による欠航が発生することにより後続の機材繰りによって、使用する航空機が出発までに用意できずに欠航や遅延することもある。 また・・(・など)も一定の風速または雨量をオーバーすると運休や通行止め、あるいは速度徐行がなされる場合もある。 近年鉄道においては影響が予想される場合はあらかじめ長距離列車の運休や間引き運転・全列車の各駅停車運転などが行われ、事前事後のダイヤの混乱防止と輸送手段の確保の両立を図るケースが多い。 公衆施設(自治体の公共施設・サービス受付、レジャー施設、・など)の営業休止・または早期打ち切り• スポーツ・コンサートイベントの中止・延期• 屋内施設(や、コンサートホールなど)で開かれるイベントであっても、交通機関のマヒによる関係者の現地入り不能や、観客の安全などを考慮してイベントを中止する事例がある(プロ野球でのドーム球場の中止事例は参照)。 による風水害からの避難を要する場合もある。 台風と水資源 [ ] 被害という視点で語られることの多い台風も、日本では以後の夏期における、各地のや山間部の川の水資源確保の観点から見れば、定期的な台風の襲来は重要である。 つまりこなければいいと一概にはいえない。 台風と生物学的自然 [ ] 台風は災害ではあるが、定期的に襲来するものであり、それなりに地域の自然の中で位置づけを持つものでもある。 たとえば沖縄では台風の降水は地域住民にとっては水確保の上で重要な意味を持つ。 同様に、沖縄におけるのを考える場合、量に関しては、台風時のそれを無視することが出来ない。 また、台風に乗って移動する動物もある。 定着している分布域ではないところに見つかるをというが、日本では熱帯域の種が本土で見つかる例があり、往々にして台風の後である。 たとえばやなどが、このようにして出現し、冬までに世代を重ねる例が知られる。 それらは冬を越せないの例でもある。 などもこの例である。 同様に、沖縄以南で繁殖し、本州付近ではまれにしか観察されないがとして台風の後に観察されることがある。 また、台風が太平洋上の生物を日本沿岸に吹き寄せる例もある。 台風通過後に砂浜にそれらが打ち上げられる場合があり、やなどのクラゲ類、や、あるいはやなどのなどが見られることがあり、貝類採集家などがこれをねらう。 過去の記録的な台風 [ ] 日本 [ ] 1930年代以前 室戸台風通過後のの様子• 永祚の風:989年9月(元年8月)近畿地方。 「夜、天下に大風。 皇居の門・高楼・寝殿・回廊及び諸々の役所、建物、塀、庶民の住宅、神社仏閣まで皆倒れて一軒も立つもの無く、木は抜け山は禿ぐ。 又洪水高潮有り、畿内の海岸・河岸・人・畑・家畜・田この為皆没し、死亡損害、天下の大災、古今にならぶる無し、云々」(『』、原文は漢文)• 弘安の役台風:1281年8月(4年閏7月)西日本。 で日本に来襲した・連合軍14万人のうち約10万人溺死。 (これが後にとして言い継がれることとなる。 安政3年の大風災:1856年9月23日(3年8月25日)から24日にかけての夜間に関東地方を襲ったもの。 伊豆半島付近から江戸のすぐ北を通過したと考えられる。 猛烈な暴風と高潮で江戸をはじめ関東の広い範囲に大被害が起き、「近世史略」は死者10万人余りとしている。 1890年9月16日の台風:の軍艦が、の沖で遭難()• 1906年10月24日の台風:九州近海でサンゴ採り漁船が多数遭難、死者行方不明630名余り。 (1917年10月1日):フィリピン東方から北東に進んで10月1日未明に東京北方を通過した台風で、東京湾に高潮発生、死傷者およそ3,000人 、全半壊流失家屋6万戸。 東京で記録した952. 4ヘクトパスカルの最低気圧記録は2019年10月現在も破られていない。 1921年9月26日の台風:本州南方をゆっくり東進していた台風が急に北上し、不意打ちの形で紀伊半島から日本を縦断。 そのため警報発表が遅れ、富山県下で漁船の遭難多数。 当時の伏木測候所長が世間の糾弾のため自殺した事件で知られる台風。 ただし、測候所長の自殺の裏には気象観測施設に関する県と国のいさかいがあったようである。 (にいたかたいふう、1922年8月26日):8月24日関東地方を通過した台風が北上して26日にはカムチャツカ半島付近に達し、その近海にいた日本帝国海軍のが沈没した。 高緯度であったので、事故発生時には台風は温帯低気圧に変わっていた可能性もある。 初めて固有名(ただし非公式)が付いた台風。 () 1940年代• (昭和17年台風第16号)• (昭和20年台風第16号・Ida)• (昭和20年台風第20号・Louise)• (昭和22年台風第9号・Kathleen)• (昭和23年台風第21号・Ione)• (昭和24年台風第2号・Della)• (昭和24年台風第9号・Judith)• (昭和24年台風第10号・Kitty) 1950年代 伊勢湾台風の被災地を取材するのテレビニュース班• (昭和25年台風第28号・Jane)• (昭和27年台風第2号・Dinah)• (昭和26年台風第15号・Ruth)• (Dinah)• (Tess)• (June)• (昭和29年台風第15号・Marie)• (昭和33年台風第22号・Ida)• (Georgia)• (昭和34年台風第14号・Sarah)• (昭和34年台風第15号・Vera) 1960年代• (昭和36年台風第18号・Nancy)• (昭和41年台風第18号・Cora)• (昭和43年台風第16号・Della) 1970年代• Fran• (昭和52年台風第9号・Babe)• Tip 1980年代• Bess• Dinah• 1990年代• Flo• Mireille• Yancy• Bart 2000年代• Maemi• Songda• Tokage• Nabi 2010年代 令和元年東日本台風により破堤が起きた• Talas• Wipha• Lionrock• Jebi• 令和元年台風第15号・Faxai• (令和元年台風第19号・Hagibis フィリピン [ ] 台風名はフィリピン名(かっこ内は日本の台風番号)• Nitang()• Pepeng()• Pedring()• Pablo()• Yolanda()• Glenda() 「台風」の語源 [ ] で「台風」という呼称・表記が定まったのは(31年)のことである。 日本では、古くは野のを吹いて分けるところから、 野分(のわき、のわけ)といい、初頭の『』『』などにもその表現を見ることが出来る。 ただし、野分とは暴風そのものを指す言葉であり、気象学上の台風とは概念が異なる。 江戸時代には熱帯低気圧を中国にならって 颶風(ぐふう)と訳した文献(によってオランダ語から翻訳された日本初の気象学書「颶風新話」)があるが、明治の初めには タイフーンまたは 大風(おおかぜ)などと表していた。 明治末頃、によって 颱風という言葉が生まれたとされており 、のの制定にともなって 台風と書かれるようになった が、その由来には諸説がある。 主な説としては、以下のものが挙げられる。 で、嵐を意味する「 tufan 」が東洋に伝わり、「颱風」となった。 また、英語では「typhoon」(タイフーン)となった。 中国で、南または東の激しい風のことを外国からの風のとして 大風(daai6fung1、ターイフォン)といい、その後、西洋に伝わり、ギリシア神話のの影響でギリシャ式の"typhoon"というつづりで書かれるようになり、東洋に逆輸入され「颱風」となった。 (当時は琉球)でつくられた言葉とする説:の気象学者の造語であるといわれる。 の「typhoon」は、古くは「touffon」と綴り、中国語の「大風」が由来とする説は不自然とされており、起源、起源の二つの説が有力である。 ちなみにのでは「カジフチ(風吹き)」または「テーフー(台風)」と称される。 台風の命名 [ ] 英語名(アメリカ式) [ ] ではハリケーン(北大西洋、カリブ海、メキシコ湾、北東太平洋地域)の名称として英語圏の男女の人名リストを用いるが(詳しくはを参照)、北西太平洋領域に発生する台風にも1999年まではアメリカ軍のによる英語名が国際的名称として付けられていた。 前述の通り、日本でも終戦直後から1953年の台風2号()までこの英語名を採用していたが、当時のアメリカでは女性名のみを使っていたので、日本での台風の命名もすべて女性名であった(、など)。 ハリケーンを女性名で呼ぶことは ()の1941年の小説『Storm』を由来として1940年代から海軍の気象学者などによって行われており 、米軍は1945年に西太平洋で発生するタイフーンについて女性名のリストを採用したが、アメリカ気象局(現・)の採用は1953年にまでずれこんでいる。 後にこの命名法は男女同権に反しておりにつながるなどとして、 WMO から改善の要求があり、1979年からは男性名・女性名を交互につける方法に改められている。 アジア名 [ ] アジア名の導入 [ ] 2000年1月1日からは台風の国際的な呼称として、それまでの英語名に代わって「アジア名」を用いることとなった。 このリストは大西洋海洋気象研究所のサイト などで見ることができる。 アジア名は、米国とアジア各国で構成されたによって定められたもので、国際的には広く使用されている が、日本国内では台風番号による呼び方が一般的であり、でも台風番号で呼称している例が大多数である。 ただし日本以外のアジア地域で被害が出た場合などで、台風番号とアジア名を併用して報道する場合もある。 ちなみに東経180度以東で発生したハリケーン等のが東経180度以西に進んで台風となったものにはアジア名は命名されず、発生地点で命名された名称がそのまま使用される。 アジア名の変更 [ ] 詳細は「」を参照 アジア名は繰り返しの使用を原則とするが、大きな災害をもたらした台風などについては以後は同じ名前を使用しないよう変更することがある。 大西洋北部などの他海域、また1999年までのアメリカ式の命名において、顕著な影響を与えたものの国際名を名前リストから削除して、次回以降から別の国際名が使用される「引退」という慣例があり、この慣例がに導入された「アジア名」にも受け継がれているためである。 この慣例の目的は、大きな影響を与えたために将来にわたって言及されるであろう台風が同じ国際名となってしまうと混同の恐れがあるためである。 逆に顕著な影響を与えなかった名前については繰り返し使われる。 例えば Arlene というハリケーン名は過去9回も使用されている。 アジア名の変更は台風委員会加盟国からの変更要請を受けて、台風委員会が行う。 例えば、にに大きな被害を与えた台風15号の国際名 Rusa は、次回は Nuri に変更となることが決まっている。 また、に朝鮮半島に大きな被害を与えたの国際名 Maemi も、次回は Mujigae (その後、Surigae)に変更となることが決まっている。 ただし、顕著な影響を与えても変更の手続がなければ変更されない。 アジア名導入以前の例であるが、の(昭和34年台風第15号)の国際名 Vera は、「引退」扱いとならず、以降も何度か使用されている。 1周目からは、以下の10個が変更されている (使用されるのは2周目)• 2周目からは、以下の名前が変更されている。 (使用されるのは3周目)• 3周目からは、以下の名前が変更されている。 (使用されるのは4週目)• (使用されるのは5週目)• 22 〈マレーシア命名:〉• 26 〈タイ命名:〉 また次回の第53回の台風委員会では以下の台風が引退となった。 42 〈ベトナム命名:〉• 48 〈ラオス命名:女性の名前〉• 52 〈フィリピン命名:すばやい〉• 61 〈日本命名:〉• 62 〈ラオス命名:〉 また、甚大な被害以外の理由で変更されたものもある。 発音が誤解を生む可能性があるため• 宗教上の問題で反対する国があったため• その後さらにに変更)• 再提出• 綴りの変更(いずれも韓国が提出した名前で、英字の綴りを表記へ変更)• その他の地域の熱帯低気圧の命名と重複• この台風委員会の会議が終わってから24-36時間後には、台風委員会のアジア名リストに更新が入る。 例えば台風委員会が、2019年2月25日に終わった場合は、2019年2月26日ないし2019年2月27日の朝までには新しいアジア名が公開されている。 次に、日本気象庁の変更が行われるのだが、 英語版が先に変更される。 この英語版の変更日は、基本的に3月下旬となっている。 (概ね3月20日から3月30日の間に行われることが多いとされている。 ) 最後に、日本気象庁の 日本語版の変更が行われる。 しかし、日本語版の変更は概ね4年に1度しか行われないため、次回の更新は2022年又は、2023年となっている。 台風の名前の変更の際は、3つの名前から選ばれる。 たとえば、日本の名前のコップ(Koppu)の名前の変更の際には、コグマ(Koguma)ハクチョウ(Hakucho)コイヌ(Koinu)の3つが候補に挙がっていた。 なお、3つの名前候補の情報は、台風委員会が行われる1週間前に公開される。 (ただし、第52回台風委員会は発表が見送りになっていた。 ) アジア名の一覧 [ ]• (次回の更新は、2020年4月頃)• (次回の更新日は2021年の2月ないし3月)• (次回の更新は、2021年4月頃)• アジア名は全部で140個あり、140番目の「サオラー」まで使用されると最初の「ダムレイ」に戻るループ。 名称の順番は、2017年台風第23号より4周目に入っている。 ただし cempaka hutan〈森のチャンパカ〉というとの を指す場合がある。 、 spp. 、 spp. 、 syn. / 日本(台風番号等) [ ] 台風番号 [ ] 後の占領下では、アメリカ式の女性名(詳しくは後述)を用いていたが(など)、発効後の1953年の台風2号()以降、日本国内では番号が導入された。 日本では、気象庁が毎年1月1日を区切りとして、台風が発生した順に 台風番号を付けており、日本国内では通常はこの台風番号で呼ばれる。 尚、台風は事後解析により2つ以上のものの発生日時が逆転することがある。 当年12月31日までに発生した台風は発生した順番で台風番号を付けるが、翌年1月1日以降に発生した台風については、前年の12月31日までに発生した台風がまだ残っている場合でも1号からの付番にリセットして付けることになっている。 気象庁では、情報文等においては年と組み合わせて「」のように表記し、天気図等においては年の下2桁と組み合わせて「台風8510」、「T8510」のように表記している(いずれも1985年(昭和60年)に発生した10番目の台風の例)。 民間では「第」を省略するとともに、特定する必要がない場合には年号も省略して「台風10号」のように呼ぶことが多い。 「」も参照 気象庁命名台風 [ ] 特に災害の大きかったものについては上陸地点などの名前を付けて呼ぶこともある(など)。 戦後、気象庁によって命名された台風は以下の10個である。 「」も参照。 気象庁命名台風 気象庁命名 名称 国際名 年 昭和29年台風第15号 Marie 昭和33年台風第22号 Ida 昭和34年台風第14号 Sarah 昭和34年台風第15号 Vera 昭和36年台風第18号 Nancy 昭和41年台風第18号 Cora 昭和43年台風第16号 Della 昭和52年台風第9号 Babe 令和元年台風第15号 Faxai 令和元年台風第19号 Hagibis 台風の俗称 [ ] あくまで俗称であるが、著名なものとして「五輪台風」がある。 これは、1960年の8月23日15時から翌日3時 にかけて台風14 Bess ・15 Carmen ・16 Della ・17 Elaine ・18 Faye 号が天気図上に、まさにのように並び(ただし、実際の五輪マークとは上下逆である)、この年がの開催年だった事などからマスコミなどからこう名づけられた。 このうち、台風17号について台風7号であるとする文献もあるが 、台風7号が発生していたのは7月25日-30日 JST であり、誤りである。 フィリピン(フィリピン名) [ ] フィリピンでは、アジア名より(PAGASA)が命名するフィリピン独自の名称(フィリピン名)の方が一般的に使用されている。 これは各年ごとに使用される4つのリスト(AからZまでの頭文字を持つ26の名前)と数が足りなくなった場合に使用する補助リスト(AUXILLIARY LIST)からなり。 PAGASAの監視エリアで熱帯低気圧が発生した場合と、そのエリアに熱帯低気圧が進入した場合に命名されるが、必ずしもその熱帯低気圧が「台風」の勢力に達しているとは限らない。 なお、アジア名と同様に被害規模が大きかった熱帯低気圧(台風)は置き換えられる。 例として2017年のとは 、同じリストが次に使用される2021年には Uwanと Verbenaに変更された。 例えば、フィリピンに大きな被害をもたらしたについては、地元ではアジア名の「フンシェン Fengshen 」よりフィリピン名「フランク Frank 」の方が広く使用された。 台風の統計 [ ]• 統計の基準について• 日時 - すべて JST。 ( UTC で観測されたものを日本標準時 JST に直している。 接近 - 台風の中心が日本のから300km以内に入った場合を「日本に接近した台風」としている。 ただし、現在はからの距離で算出してある。 上陸 - 台風の中心が北海道、本州、四国、九州の海岸線に達した場合を「日本に上陸した台風」としている。 ただし、沖縄本島などの離島や小さい半島を横切り短時間で再び海に出る場合は「通過」としている。 台風の平年値 [ ]• - のデータを基にした平均値(参考:括弧内は - の平均値)。 年間発生数:25. 6 26. 7 個• 年間日本接近数:11. 4 10. 8 個• 年間日本上陸数:2. 7 2. 6 個 台風の記録 [ ] 以下の記録のほとんどは、一部の例外を除いて、統計資料があるからの統計に基づく。 数に関する記録 [ ] 台風の年間発生数 発生数が多い年 発生数が少ない年 順位 年 発生数 順位 年 発生数 1 39 1 14 2 36 2 16 4 35 3 19 5 34 4 21 台風の年間日本接近数(上陸数を含む) 接近数が多い年 接近数が少ない年 順位 年 接近数 順位 年 接近数 1 19 1 4 4 17 2 5 5 16 3 6 7 15 4 7 台風の年間日本上陸数 上陸数が多い年 上陸数が少ない年 順位 年 上陸数 順位 年 上陸数 1 10 1 0 2 6 5 1 5 5 時期などに関する記録 [ ] 海水温が最も低くなる2月が台風に関する年変わりの時期ともいえ、下記に示す1月1日基準は社会的な区分であることには注意が必要である。 3 (52年) () 2 (昭和34年台風第14号) Sarah 908. 1 (昭和34年) () 3 - 911. 6 (昭和9年) () 4 Maemi 912. 0 (15年) 宮古島(沖縄) 5 (昭和20年台風第16号) Ida 916. 3 (昭和20年) (鹿児島) 6 (昭和36年台風第18号) Nancy 918. 0 (昭和36年)9月15日 (鹿児島) 7 昭和5年台風 (名称なし) - 922. 0 (昭和5年) (沖縄) 8 Gloria 923. 5 (昭和38年) (沖縄) 9 Shanshan 923. 8 (平成18年) (沖縄) 10 Songda 924. 4 (平成16年) (沖縄) 上陸時(直前)の中心気圧が低い台風 順位 名称 国際名 中心気圧() 上陸日時 上陸地点 1 (昭和36年台風第18号) Nancy 925 (36年) 9時 西方 2 (昭和34年台風第15号) Vera 929 (昭和34年) 18時 西方 3 Yancy 930 (5年) 16時 南部 4 (昭和26年台風第15号) Ruth 935 (昭和26年) 19時 付近 5 Mireille 940 (平成3年) 16時 南 Trix (昭和46年) 23時 Shirley (昭和40年) 8時 付近 Jean (昭和40年) 4時 付近 Wilda (昭和39年) 17時 佐多岬 (昭和30年台風第22号) Louise (昭和30年) 22時 Grace (昭和29年) 2時 西部 (参考) 911. 6 (昭和9年) 室戸岬西方 (昭和20年台風第16号) Ida 916. 8 西南西 (・気象官署) 2 (昭和26年台風第15号) Ruth 69. 3 南 細島 (・燈台) 3 67. 1 南東 (・燈台) 4 (昭和36年台風第18号) Nancy 66. 7 西南西 室戸岬 (高知・気象官署) 5 Kathy 65. 0 南南西 (宮崎・燈台) 6 (昭和29年台風第15号) Marie 63. 3 南南西 1954年 (・燈台) 7 (昭和41年台風第18号) Cora 60. 8 北東 (・気象官署) 8 洞爺丸台風 (昭和29年台風第15号) Marie 58. 8 西南西 1954年 (・燈台) 9 Anita 57. 5 北西 土佐沖ノ島 (高知・燈台) 10 昭和5年台風 (名称なし) - 57. 3 北東 (41年) (・気象官署) 2 (昭和36年台風第18号) Nancy 84. 5 西南西 (昭和36年) (・気象官署) 3 Dujuan 81. 1 南東 (平成27年) (・気象官署) 4 (昭和43年台風第16号) Della 79. 8 北東 (昭和43年) 宮古島 (沖縄・気象官署) 5 Wilda 78. 9 東南東 (昭和45年) (・気象官署) 6 Shirley 77. 1 西南西 (昭和40年) 室戸岬 (高知・気象官署) 7 (昭和20年台風第16号) Ida 75. 5 南南東 (昭和20年) 細島 (・燈台) 8 Maemi 74. 1 北 (15年) 宮古島 (沖縄・気象官署) 9 Emma 73. 3 西 (昭和39年) (・気象官署) 強風域が大きい台風(直径順) 順位 名称 国際名 年 強風域直径 km 強風域半径 km 1 Winnie 2350 南東 1550、北西 800 2 Freda 2250 北東 1500、南西 750 2 Yancy 2250 南東 1300、北西 950 4 Keith 1997年 2200 1100 5 Oscar 2150 南 1200、北 950 6 Sarah 2050 北東 1300、南西 750 6 Kyle 1990年 2050 北 1300、南 750 8 Herb 2000 1000 9 Gay 1950 北東 1100、南西 850 9 Utor 1950 南 1100、北 850 暴風域が大きい台風 直径順 順位 台風 国際名 年 暴風域直径 km 1 Forrest 930 1 Vanessa 930 3 Winnie 830 3 Lynn 830 3 Abby 830 3 Gay 830 7 Vernon 790 8 Zeb 780 8 Mireille 780 10 Dale 740 10 Colleen 1989年 740 10 Brenda 740 10 Hal 1985年 740 10 Holly 740 10 Owen 740 10 Bess 1982年 740 10 Andy 1982年 740 10 Tip 740 連続での猛烈な勢力の期間が長い台風 順位 台風 国際名 年 猛烈な勢力であった期間 1 Rita 96時間 2 Mangkhut 90時間 3 Chaba 78時間 4 (令和元年台風第19号) Hagibis 72時間 4 Vanessa 72時間 4 Elsie 72時間 4 Tip 72時間 8 Joan 66時間 9 Jelawat 60時間 9 Yuri 60時間 9 Ruth 60時間 被害に関する記録 [ ] 死者・行方不明者が多い台風(日本) 順位 名称 国際名 年 死者・行方不明者数 1 (昭和34年台風第15号) Vera 5,098 2 (昭和29年台風第15号) Marie 1,761 3 (昭和33年台風第22号) Ida 1,269 4 (昭和26年台風第15号) Ruth 943 5 Tess 478 6 Helen 318 6 Ida 318 8 Georgia 235 9 Carmen 209 10 (昭和36年台風第18号) Nancy 202 (参考) (昭和20年台風第16号) Ida 3,756 (参考) 3,036 負傷者が多い台風(日本) 順位 名称 国際名 年 負傷者数 1 (昭和34年台風第15号) Vera 38,921 2 (昭和29年台風第15号) Nancy 4,972 3 (昭和26年台風第15号) Ruth 2,644 4 Tess 2,559 5 (昭和29年台風第15号) Marie 1,601 6 Georgia 1,528 7 Mireille 1,499 8 Songda 1,364 9 (昭和33年台風第22号) Ida 1,138 10 Bart 1,077 (参考) (昭和20年台風第16号) Ida 2,452 (参考) 14,994 住家被害が大きい台風(日本) 順位 名称 国際名 年 住家被害 1 (昭和34年台風第15号) Vera 833,965 2 (昭和36年台風第18号) Nancy 499,444 3 (昭和26年台風第15号) Ruth 221,118 4 (昭和29年台風第15号) Marie 207,542 5 Mireille 170,447 6 Jebi 97,910 7 Tess 86,398 8 (昭和30年台風第22号) Louise 85,554 9 (令和元年台風第15号) Faxai 76,874 10 Georgia 76,199 (参考) (昭和20年台風第16号) Ida 89,839 (参考) 92,740 浸水被害が大きい台風 順位 名称 国際名 年 浸水被害 1 (昭和33年台風第22号) Ida 521,715 2 Tess 495,875 3 Fran 442,317 4 (昭和36年台風第18号) Nancy 384,120 5 Vera 363,611 6 Trix 251,820 7 June 181,380 8 Gilda 148,934 9 Georgia 148,607 10 Helen 146,547 (参考) (昭和20年台風第16号) Ida 273,888 (参考) 401,157 被害額が多い台風(日本) 順位 名称 国際名 年 被害額 1 Bess 5,916億円 2 Mireille 5,735億円 3 Thad 2,272億円 4 Fran 2,080億円 5 Yancy 1,755億円 6 Bart 1,631億円 7 Flo 1,322億円 8 Irma 1,303億円 9 Songda 1,262億円 10 Judy 1,258億円 その他の記録 [ ] 移動距離が長い台風 順位 名称 国際名 移動距離 km 1 Faye 8,753 2 昭和36年台風第18号 Nancy 8,113 3 Parma 7,606 4 Hester 7,554 5 Mireille 7,307 6 Wynne 7,275 7 Rita 7,179 8 Karen 7,113 9 Tip 6,872 10 Noru 6,846 南下した台風(南下幅順) 順位 名称 国際名 南下幅(緯度) 1 Parma 8. 9 1 Noru 8. 2 3 Manny 7. 5 3 Muifa 7. 5 5 Wayne 6. 9 6 Bopha 6. 7 7 Nat 6. 6 8 Ernie 6. 4 9 Jongdari 6. 3 10 Kathy 6. 2 10 Dinath 6. 2 10 Bill 6. 2 各番号の台風 [ ] 各番号の台風についてはそれぞれ各項目を参照。 2019年10月13日閲覧。 2016年9月2日閲覧。 2016年9月2日閲覧。 231. , p. 277. ウェザーニュース 2019年1月5日. 2019年1月5日閲覧。 2016年8月24日閲覧。 2015年10月6日閲覧。 秋田地方気象台. 2016年9月2日閲覧。 中心付近はが強く、中心へ収束しようとする暴風と打ち消し合う。 『天気』坪木和久「」、2018年10月25日閲覧。 デジタル台風、2009年10月12日閲覧。 www. jma. 2020年4月15日閲覧。 例えばユーラシア大陸からの冷たい寒気が対馬暖流の上を移動する事で、下層と上層の温度差が極地方の海上並みに非常に大きくなる等して発生し得る。 , p. 232. , p. 279. 2009年10月7日閲覧。 坪木和久. 気象学研究室. 2009年10月8日閲覧。 気象庁. 2016年7月25日閲覧。 気象庁. 2016年7月25日閲覧。 木曽川下流河川事務所; 2009年6月3日. 中部地方整備局. 2009年10月12日閲覧。 デジタル台風、2009年10月12日閲覧。 コトバンク. 2020年5月17日閲覧。 www. jma. 2020年5月17日閲覧。 agora. nii. 2020年5月17日閲覧。 朝日新聞デジタル. 2020年5月23日閲覧。 コトバンク. 2020年5月17日閲覧。 国土交通省. 2020年5月23日閲覧。 www. ibousai. 2020年4月15日閲覧。 トクする日本語. 日本放送協会 2014年9月22日. 2014年9月22日閲覧。 また、は、古代語「わき」におそろしい強風という意味が含まれていなかったかと指摘している。 (『基本季語五〇〇選』講談社学術文庫、1989年、600-601頁)• , pp. 155-156. 『世界大百科事典』平凡社 1998• 155. ・ハリケーン研究部 2014年5月1日. 2015年6月7日閲覧。 気象庁. 2013年9月23日閲覧。 livedoor NEWS 2016年8月24日閲覧。 1977年7月にを襲ったが一例である。 Hong Kong Overvatory、2015年11月24日• (気象庁)• あの日の空もよう 天気で振り返る戦後50年 平沼洋司・花木亮・槇野修著 1995年8月7日発行• 理不尽な気象 著 2007年10月20日発行 プラスアルファ新書371-1C• フィリピン大気地球物理天文局. 2019年10月20日閲覧。 - (2018年7月27日アーカイブ分) 参考文献 [ ]• 高橋浩一郎『気象を見る眼』〈科学ブックス21〉、1976年。 『一般気象学』東京大学出版会、2016年、第2版補訂版。 田中博『地球大気の科学』共立出版、2017年。 関連項目 [ ]• (の台風とも呼ばれる)• - -• 外部リンク [ ] ウィキメディア・コモンズには、 に関連するカテゴリがあります。 ウィキニュースには に関連するニュースのカテゴリがあります。 に関連の辞書項目があります。
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