世界最高のフィギュアスケーターとして、技術力だけでなく、演技への情熱が羽生結弦という男性の人気・魅力なのかもしれません。 羽生選手のすごいところは、無数の中国ネットユーザーを虜にしてしまったこと。 男女問わず、羽生選手を愛するファンが溢れています。 なんと中国での羽生選手のニックネームは「二郎」!?という噂があります。 中国では、「yuzu」や「yuzuru」、または「二郎」のニックネームで呼ばれ、清潔感と王子様的色気が共存するルックスがファンを虜にしているといいます。 ショートプログラムで、惜しくも4回転ジャンプ着地時に手を付いてしまったのですが、その他の演技が完璧。 それを見た中国の人たちは、・涙がでるほど美しい! おおよそ想像がつきませんか?そんな中、次に登場したのがカナダの選手。 いざ演技が始まると、転べ、転べという連続で大量の書き込み。 容赦なんてものは一切ありません。 ある意味予想通りだったのですが、カナダの選手のことを考えると、かわいそうにも感じます。 羽生結弦選手が海外で大人気!!ロシア スケート大国ロシアでも、早くから羽生選手のファンクラブやファンサイトが存在します。 ロシアでは、演技に魅了される人と、ルックスも含めたエモーショナルな部分に魅了される人がいるようです。 特に、ロシア人女性の感性は日本人に近いようで、 後者の部分に惹かれるファンが多いとのこと。 ソチオリンピックで羽生選手が優勝したことで、さらに人気が高まっているようです。 例えば、2016-2017シーズンにロシアで行われたフィギアスケートの試合での出来事。 惜しくも、優勝を逃し2位となったのですが、 その熱狂ぶりからか一部熱愛報道まで出る始末です。 そして、羽生結弦選手のスケートに関しては、氷の上で生きているかのようで、こんな人見たことないと、まるで異次元の世界の存在かのように表現しています。 引退こそしてしまいましたが、 元世界女王のリプニツカヤ選手の反応も。 気難しい面があるとされ、笑顔を見せることが少なかったリプニツカヤ選手。 羽生結弦選手と話をしている時は別なのか、満面の笑みを浮かべていたことも多く、時にはそれが話題を呼んでいたこともありました。 またタチアナ・タラソワ氏とは様々な世界王者を誕生させてきた実績のある名コーチです。 過去には浅田真央さんにも付いたこともあります。 そして、そのコーチ歴はなんと50年であり、今では世界的なコーチとしてその名を馳せるほどです。 そんな中、タチアナ・タラソワ氏は羽生結弦選手のことを、稀有の逸材で、天才中の天才。 とです絶賛! 要は、コンサート会場と同じ感じです。 しかし、羽生結弦選手の魅力にすっかり取りつかれてしまった中国の熱狂的なファンたち。 そんなのお構いなしに、大声で黄色い声援をあげ応援する始末。 もちろん、その気持ちもわからないわけではありません。 羽生結弦選手は熱狂的なファンにとってアイドルそのものなのだから。 ですが、それが時には気に障り、集中力を削ぐ原因にもなってしまいます。 羽生結弦選手のライバル選手には力いっぱいブーイング!羽生結弦選手が負けそうだと思った時の中国の熱狂的なファンたち。 そして、そのライバル選手がミスをしてしまった時も酷い。 まるでガッツポーズしているかのような喜びの歓声が上がります。 確かに、フィギアスケートもスポーツ一つ。 ブーイングも応援している選手に勝って欲しい為だというのは間違いありません。 ただし、フィギアスケートの場合、スポーツということに加え芸術という一面もあり、このあたりがややこしいですよね。 そして、芸術という一面があるからこそ、より美しく感じられるという部分も。 したがって、その分ファンのマナーも問われているのではないでしょうか?中国の羽生結弦ファンはホテルの前で出待ちすることも!中国の熱狂的なファンの中には、羽生結弦選手の宿泊先を調べて出待ちするファンが続出。 時には深夜までひたすら待つファンもいる有り様です。 羽生選手の美しい姿に魅了されすぎたサポーターたち!まとめ でも、いくら羽生結弦選手のことが好きだからとはいえ、これには、さすがの本人も困惑してしまいますよね。 ここまで来るとただの非常識とも言えます。 そして、このようなマナー違反ばかりでは、色々と問題視されてしまうのも仕方ありません。
次の国際スケート連盟 ISU)は11日、フィギュアで新設した表彰式「ISUスケーティング・アワード」をオンラインで開催した。 「最優秀選手賞」(MVS=Most Valuable Skater)と「最優秀衣装賞」にノミネートされた男子で14年ソチ、18年平昌五輪連覇の羽生結弦(25=ANA)は、初代の最優秀選手賞を受賞。 数々の偉業を成し遂げてきた王者の足跡に、また一つ新たな勲章が加わった。 最も価値のあるスケーターは誰か。 新設の年間表彰で、栄えある初代MVSに輝いたのは羽生だった。 黒いスーツ姿でリモート出演。 トロフィーを持つ司会に向かい、手を伸ばすしぐさを見せた。 一夜明けた12日、日本スケート連盟の公式ツイッターに動画メッセージ。 「大変、光栄に思っているのと同時に、まさか賞を頂けると思わなかったので、とてもビックリしています」と実感を込め「さまざまな場面で応援をしてくださった皆さまのおかげだと、改めて思うことができました」と語った。 最優秀選手賞は年間の成績はもちろん、影響力や注目度などフィギュアスケートの発展に貢献した選手に贈られる。 インターネット投票を基に最終候補3人が公表され、審査員による最終選考が行われた。 羽生はトレンドがめまぐるしく変わる中でも揺るぎない実力、そして、絶大な人気を兼ね備える。 昨年12月のグランプリ(GP)ファイナルでは世界最高得点を出したネーサン・チェン(米国)に敗れたが、3月の世界選手権が中止となり、欧州選手権とともに最高格付けだった四大陸選手権を制し、大本命として受賞した。 会場に足を運べば、羽生結弦というスケーターの偉大さが分かる。 誰もが一挙手一投足に息をのみ、圧巻の演技後にはプーさんのぬいぐるみが舞う。 練習後、誰もいない会場に向けたお辞儀も忘れない。 支えられる意味を知るからこそ、スピーチで言った。 「プレッシャーがあることで強くなれる。 期待があるからこそ、それを超えたい。 120%で応えようとしている」 今年3月の世界選手権はコロナ禍で中止。 前例のない困難に立ち向かう中でも、再び勝負の銀盤に立つ日が来ることを信じている。 「これからも一生懸命、自分の理想のスケートを追い求めて頑張っていきます。 より強く、よりうまくなりたい」。 フィギュアスケートに愛される王者の旅は続く。 15年に史上初の合計300点超え。 18年平昌大会は右足関節外側じん帯損傷で約4カ月ぶりの実戦ながら男子66年ぶりの連覇を達成。 冬季五輪の個人種目での連覇は日本人初。 冬季五輪の金メダリストは史上初。 23歳での受賞は個人最年少だった。 14、18年に紫綬褒章を受章。 ジュニアGPファイナル、世界ジュニア選手権を含め主要国際大会を完全制覇する偉業を男子で初めて達成した。
次の平昌五輪男子フィギュアスケートで、五輪男子66年ぶりの2連覇を達成した羽生結弦(23=ANA)。 ケガを乗り越えた奇跡の復活劇で、羽生の輝きはどう増したのか。 4つの角度から探った。 【(1)漫画】「少女漫画の男性キャラのよう」と言われる羽生。 少女漫画に詳しい明大国際日本学部の藤本由香里教授(漫画文化論)は「それは羽生選手の持つ永遠の少年性にあるかもしれない」と話す。 漫画史上最高傑作の一つ「ポーの一族」の主人公エドガーとアランのように「現実を超えたもう一つの世界に私たちを連れて行ってくれる」と分析。 「少女漫画でバレエは古典的なテーマだが、彼の演技は伝説的なバレエダンサーの印象と重なる」とした。 羽生が達した境地を「この世とこの世ならぬ次元の境にいるというか、演技を見ていると魂が浄化される感じがする」と述べた。 【(2)萌え】「萌えの科学」をテーマに研究する金沢工業大の山田真司教授(芸術工学)は「きゃしゃな体で少年のような顔立ちだが、容易に近づけない。 萌えの2つの要素を兼ね備えている」とみている。 「萌え」の正体について「対象に近づきたい気持ちと自分のものにしてはいけないと制約する心の葛藤を楽しむこと」と説明。 今回は「ギャップ萌え」が顕著だといい、「ツンデレのツンは緊張、デレは緩和。 ケガがどこまで回復しているかハラハラさせ、強気の発言で自分のハードルを上げてきた。 緊張が大きかっただけに試合後の緩和との落差が強かった」と分析した。 【(3)出版】平昌五輪の期間中ということもあり、全国の書店やコンビニには羽生を特集した雑誌や書籍が並ぶ。 「家庭画報」(世界文化社)3月号も羽生を大特集。 完売店が相次ぎ、前年同号比1・5倍の売れ行き(7日時点)という。 羽生はSNSをやっていないため、ファンが写真やメッセージに触れる機会は限られる。 同誌編集部は「特に昨年11月にケガして以降、五輪直前までメディアに姿を見せることはなかったので渇望感は非常に大きかったと思う」とコメント。 羽生が発する言葉の力について「揺るぎない意志が宿っている」とした。 【(4)教育】】「尾木ママ」こと教育評論家の尾木直樹氏(71)は「他人と競うのではなく自分と競うことで無限に進化できることを子供たちにも証明してくれた」と、ケガを乗り越えて獲得した金メダルの価値を称賛した。 自身も熱烈なファン。 この日は香川県高松市で講演があり生中継は見られなかったが、終了後に試合の映像を確認。 「妖精が滑っているようで美しかった」と感無量。 14年ソチ五輪以降、道徳や英語の教科書に羽生の話が掲載されたことはあるが「自分との闘いに勝った物語として教科書に載せる価値はある」と語った。
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