希望退職600人募集 (兵庫県神戸市)は11月27日、住設システム分野からの撤退と希望退職の募集を柱とする国内事業の構造改革を実施すると発表した。 主力の温水機器や厨房機器の販売に注力し収益力を維持する狙いで、同社が希望退職を募集するのは初めて。 今回の構造改革では、住設システム分野から撤退し、システムキッチン、システムバス、洗面化粧台の開発・生産・販売を2020年6月末で終了するほか、全従業員の2割弱にあたる約600人の希望退職を募集し、21年12月期に固定費45億円の削減を見込む。 同事業の撤退と希望退職募集の費用で、20年12月期に特別損失70億円を計上する。 同時に、経営責任の明確化を目的に役員報酬月額を減額することも発表。 國井総一郎社長が6カ月間50%減、専務執行役員が同20%減、常務執行役員と執行役員が同10%減とする。 19年12月期の役員賞与も支給を見送る。 なお、19年12月期の連結業績への影響は軽微としている。 住設システム分野は18年12月期の売上高が115億円だった。 前期の連結売上高は2098億円で、このうち5. 5%に相当。 システムキッチンや洗面化粧台の開発・生産を担う子会社のアールビーのキッチンライフ事業所(群馬県前橋市)は、取引先と譲渡交渉を進める一方、販売済み商品の保守はグループで継続する。 ノーリツの19年1~9月期の連結決算は、売上高が前年同期比0. 7%減の1468億円、最終損益は7億円の赤字(前年同期は5億円の黒字)に転落。 中国での市況が回復せず、海外事業は減収減益。 厨房機器や給湯器が苦戦した。
次のノーリツのユニットバスは業界随一のこだわりの良品ばかり ノーリツのユニットバスは業界の中でもノーリツしかない素晴らしい商品がたくさんありました。 ダイヤモンドで10Hになりますので、かなり硬いです。 きちんと掃除をしてれば15年後使った床でも新品みたいに見えます。 業界最大手のメーカーでも通常は40種類程度が限度です。 非常に種類豊富です。 以上、こだわりの5点を紹介しました。 ここまでこだわったユニットバスは他の業界トップのメーカーでも見られません。 ノーリツのキッチンもこだわりがあった リフォームに最適、間口ぴったりに収納を1㎝刻みでオーダーできます。 本来にこだわった商品を作っています。 お掃除浴槽は活気的ですが、世間的な認知がされなかった。 また、値段が高すぎてユーザーに選ばれなかったと言えます。 出窓拡張はリフォームメインの商品ですが、そもそものサイズバリエーションが少なく、1216からのサイズアップしか出来なくて使える現場がかなり限定的になります。 施工も難しく実際に販売するリフォーム店や、工務店から敬遠されがちでした。 壁柄も多すぎて逆にユーザーが迷う事になってしまっていました。 浴室の壁柄にそこまで拘る人は少数派です。 むしろ、お勧めはこれです!と勧めて貰いたい人の方が多いんです。 ショールームのコーディネーターも迷いながら接客していたのが目に移ります。 高級キッチンならこだわりを持って探すでしょうが、普通のキッチンで良い方が大多数です。 なので、商品が売れるには営業マンが代理店に対して商品を採用して貰えるように営業をする事が必須です。 しかし、ノーリツの営業マンは住設機器販売に慣れていない社員が多くどうやって売れば良いのかまったくさん分かっていません。 リフォーム現場ではユニットバスが入るかどうか?狭い現場も多いので部材搬入するのに開口部はどのくらい必要か? など打ち合わせが必要になってくるケースが多く発生しますが、ノーリツの営業マンがその辺りの現場知識を持っている方がほとんど居ません。 リフォーム店や工務店の方からすれば現場打ち合わせも出来ない様な商品は怖くて販売出来ない、となってしまうんです。 改善しようにもノーリツの社員にこの辺りの知識を持っている人がほとんど居ませんので研修を行う事が出来ません。 たまに勢いのある社員がゴリ押しで売ってきますが、現場トラブルに対応出来ずに結局信頼をなくして売れなくなっていきます。 とくにLIXIL 旧INAX がかなり安い値段で販売しているのでまったくかなわず、手も足も出ない状態です。 結果、人件費や設備の維持管理に費用が掛かり赤字になっています。 まとめ ノーリツが住設機器撤退に追い込まれたのは技術者が好きな商品を作り、販売手法をまったく考えていない点にありました。 『いつも給湯器を販売しているんだから、そのついでに売れるだろう』 という甘い考えが招いた結果です。 良い商品なのに勿体ないですか仕方ありません。 この様に商品を販売する時は販売方法をセットで考えていきましょう。 というわけで今回は以上です。
次のノーリツは27日、住設システム分野からの撤退と、希望退職の募集を柱にした国内事業の構造改革を実施することを決めたと発表した。 システムキッチンやシステムバス、洗面化粧台の製造販売を2020年6月末に終了する。 主力事業である温水空調分野に経営資源を集中させ、同社全体として採算を改善するのがねらい。 2020年12月期には構造改革の一時費用として約70億円の特別損失を計上する見込みだ。 住設システム分野は18年12月期の売上高はが115億円だった。 前期の連結売上高は2098億円で、この5. 5%を占める。 営業担当者らは住設システム分野の製品とあわせて他の製品も販売することなどもあって、厳密に同分野の損益は開示できないというが、「経営指標なども含めた、さまざまな角度から分析して同分野が収益に貢献していないのが明確になった」(広報担当者)ため撤退を決めた。 既に販売した同分野の製品のアフターサービスは、引き続きノーリツが担当する。 システムキッチンと洗面化粧台を開発・生産する子会社アールビーのうち、前橋市にある「キッチンライフ事業所」は、譲渡について取引先と交渉中だ。 希望退職の募集は、20年3月20日時点で45歳以上の正社員と契約社員が対象。 約600人を募集する。 20年1月17〜31日に募集し、同3月20日に退職する予定とした。 応募者には退職金に加え特別加算金を支給。 再就職支援も実施する。 今年9月末時点の従業員数は3168人で、この2割弱の減員を見込む。
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