4月7日、ついに発令された緊急事態宣言。 記者会見の席で安倍首相は「かつての日常は失われた」と発言した。 その言葉通り、新型コロナウイルス感染拡大のため、日常生活ががらりと変わってしまった人は多いに違いないだろうが、実際のところ、どのような変化が生じたのだろうか? そこで今回、 niftyニュース「何でも調査団」により、「新型コロナウイルス」に関するアンケート調査が行われたので、その結果を紹介していきたい。 4人に3人が「不安を感じている」と回答 はじめに、新型コロナウイルス感染症について、不安を感じているかどうか尋ねる調査が行われたところ、「とても不安を感じている」が25. 5%、「やや不安を感じている」が50. 3%で、計76%、4人に3人が何らかの不安を感じている結果とった。 Q:新型コロナウイルス感染症について、不安を感じていますか? 続いて、「新型コロナウイルスの蔓延で、普段の生活より多く買ったものは何ですか?(複数選択可)」と尋ねる調査が行われたところ、約67%が「多く買ったものは特にない」と回答した。 普段より多く買ったものとして多かったのは、「マスク」「アルコール消毒液・シート(除菌・抗菌商品)」「トイレットペーパー」 の順。 この回答から大多数の人が冷静に判断し普段通りの生活を送っていたことがわかり、買いだめや買い占めなどの状態は一部の方による行動で起こっていたものと推察される。 Q:新型コロナウイルスの蔓延で、普段の生活より多く買ったものは何ですか?(複数選択可) 「終息することはないと思う」と悲観的意見も1割以上…… 次に、新型コロナウイルス感染症がきっかけで、控えたことについて調査が行われた。 トップは「外出自体」で44. 8%、2位は「飲み会・宴会」で32. 3%、3位は「外食(飲食店、フードコートなど)」で29. 7%、という結果となった。 「その他」の回答としては、「ボランティア活動」「スーパー銭湯やサウナなどの温泉施設」などの回答も複数見られた。 Q:新型コロナウイルス感染症がきっかけで、控えたことは何ですか?(複数選択可) 最後に、日本国内の終息時期の予測を尋ねる調査が行われたところ、一番多かったのは「2021年以降」だった。 半数が2020年8月までに終息すると予測している反面、「終息することはないと思う」と回答した人も1割以上いた。 なお、世界的な流行の終息時期については半数以上が今年中は終息しないと予測しており、日本より4カ月~半年程度遅い結果となっていた。 nifty.
次のなぜ、2020年冬に新型コロナウイルスが再流行すると予想しているのか、具体的に根拠を示していきたいと思います。 夏頃でも自粛が続いている可能性も十分ありますが、仮に、2020年夏頃に、日本では新型コロナウイルスが終息へ向かったとしても、世界中でウイルスが広がってしまったため、従来のコロナウイルスと同じように、 完全になくなることはないと考えています。 以前に流行したSARSは、しっかりクラスターを追えましたが、新型コロナウイルスでは追うことができなくなりつつあります。 高温多湿な環境に弱い? 議論の余地がありますが、新型コロナウイルスは気温が高くでじめじめした夏に感染しにくく、気温が低くで乾燥した冬に感染しやすい特徴があるとすると、北半球が冬を迎え気温が低くなる2020年12月頃から、 冬を終えた南半球の国々から人を介して新型コロナウイルスが持ち込まれます。 そして、再度、日本、アメリカ、中国、欧州などの北半球の国々に 新型コロナウイルスが再流行し始めると予想しています。 従来のコロナウイルスは冬に流行する 従来のコロナウイルスは、多くの風邪ウイルスと同じように、気温が低く乾燥しやすい冬に流行しますが、同じコロナウイルスである新型コロナウイルスも同じ冬に流行する 可能性が非常に高いです。 少なくとも流行しないという根拠はありません。 季節性のインフルエンザ感染者数のグラフは、を参照ください。 2020年3月に、イタリア、イランなどの気温が低い北半球で流行し、南半球があまり流行していないのも、気温や湿度、冬になると室内での生活が多くなることなどが関係していると考えられています。 今までに流行した伝染病を参考に ウイルスは異なりますが、今までに流行した、近い性質を持つ伝染病はどれくらいの期間で終息したのかは参考になります。 日本では1919年に流行し、1922年頃に終息しましたが、 38万人以上が亡くなりました。 新型インフルエンザの終息は、 1年4ヶ月かかった タミフルなどの治療薬のあった新型インフルエンザでさえも、終息宣言まで1年4ヶ月かかっています。 一旦終息に向かっても、 多くの人は免疫を持たない 2020年夏に一旦終息に向かっても、多くの人は免疫を持たないため、流行が始まれば、2020年2月、3月と同じように外出自粛などの対策をしなければ感染は広がります。 そのため、再度、外出自粛などの対策が必要になります。 もし、2020年12月から再度流行すれば、12月、1月の2ヶ月間、より長期間にわたり、気温が低く乾燥しやすい気候が続くことになり、より多くの人が感染しやすい環境になります。 そういった再流行を防ぐために、ノーガードのままとは考えにくく、より自粛が長引きます。 最悪の場合、 数年間自粛が続く可能性もあります。 次の章では、数年間自粛が続く可能性がある根拠を伝えしたいと思います。 この記事を共有•
次のsponsorlink 新型コロナウイルス終息の条件 新型コロナウイルスの「終息」とは、感染患者が1人もいない状態のことである。 過去にもコロナウイルスが猛威を振るったが、「終息宣言」が出ている。 過去のコロナウイルス感染症の「終息宣言」 SARS(重症急性呼吸器症候群) SARSは2002年11月に、中国広東省仏山 フォーシャン 市で流行が始まる。 2003年7月5日にWHOより「終息宣言」が出された。 MERS MERSの韓国での感染拡大では、2015年5月中旬から感染した患者が出た。 韓国政府は2015年12月24日をもって終息宣言を発表。 新型インフルエンザ 2009年の新型インフルエンザの感染拡大では、4月にアメリカやメキシコで、ブタ由来のウイルスが、人から人に感染する例が複数確認された。 8月10日、WHOは世界的な大流行は終結したとして、パンデミックを解除した。 この潜伏期間を前提として、SARSやMERSと同じ基準によれば、 28日間、新たなウイルス患者が出ないことが終息宣言の条件になると考えられる。 但し、これは北半球の話。 『 北半球の気候が温暖になりウイルスの広がりがいったん収束しても、これから冬を迎える南半球で感染拡大が続けば、北半球に再度ウイルスが移り、「感染のサイクル」が作られる恐れがある。 新型コロナウイルスの場合、人口の7~8割が感染する必要があり、現実的ではない(=封じ込めと真逆)。 となるとワクチンの接種となるが、ワクチンの開発は始まったばかり。 東京医大の浜田篤郎教授(渡航医学)は「最終的にはワクチンができるまで流行を繰り返すのではないか」とした上で、 終息まで「二年程度はかかる」と予想する。 新型コロナウイルス終息時期は予測できない SARSウイルスと新型コロナウイルスの遺伝子は、90%近く同じであるという。 であれば、夏ごろに終息する可能性がある。 しかし、事はそう単純ではない。 それは夏(季節性)だから終息したのか、封じ込めが効果を発揮したのが夏だったからなのかに明確な答えが出ていない為だ。 また、新型コロナウイルスの封じ込めがどこまでうまくいくかによっても変わって来る。 新型コロナウイルス終息時期がいつになるかは、新型コロナウイルスが季節的かそうでないかによって異なる。 新型コロナウイルスが季節的なものである場合 新型コロナウイルスの封じ込めが上手くいき、新型コロナウイルスが季節的なものであれば、夏ごろに終息する可能性がある。 但し、それは北半球の話。 今度は南半球で感染が拡大し、その感染が北半球に及ぶ可能性があるので、安心はできない。 新型コロナウイルスが季節的なものでない場合 新型コロナウイルスが季節的なものでなければ、終息はワクチンの開発を待つしかない。 これには2年程度かかる見込み。 この場合、新型コロナウイルスの終息宣言は来年以降になる。 新型コロナウイルスはどうすれば終息するのか? 新型コロナウイルスを終息させるには以下の方法が考えられる。 封じ込めには限界がある。 集団免疫 集団免疫には人工の7~8割程度が新型コロナウイルスに感染する必要があり、現実的でない。 季節(高温多湿) 「インフルエンザウイルスなど一部のウイルスは、気温が低く空気が乾燥していると感染が拡大しやすい」とされているが、新型コロナウイルスもそうなのかについては分かっていない。 免疫力を高める 新型コロナウイルスに感染した人が全て重症化する訳ではない。 その差は「免疫力」にある。 いかに「免疫力」を高めるかが今後の課題となる。 ワクチン 新型コロナウイルスに最も有効なのがワクチン接種だ。 しかし、ワクチンの開発は始まったばかり。 ワクチンが出来るまで1年~2年程度かかる。 我々が今取るべき新型コロナウイルス対策は? 個人レベルで出来ることは限られる。 感染を拡大しない まず、感染を拡大しないことだ。 マスク着用、アルコール消毒の徹底、密閉した空間、人と至近距離での接触は避ける。 しかし、このことについて触れた記事やニュースは見当たらない。 免疫力を高めるのは何かをしてすぐ効果を発揮するものではないが、健康と免疫力は切っても切れない関係なので、これを機に免疫力を高める生活習慣を意識することが大事だ。
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