本巻の見所は、九郎の秘密についてです。 11歳の時に人魚の肉を喰らい不死となった九郎は、自分の身体を囮に戦います。 格闘経験のない彼は鉄骨を振り回す相手にやられてしまいますが、不死の力を使って即座に復活。 そして彼のなかに宿るもうひとつの怪異・くだんの力を使うのです。 これも、肉を喰らったことによって身についたものでした。 くだんの力は未来を予言する能力です。 ただ予言といっても、決められた未来が見えるのではありません。 起こりうる可能性のある近い未来が見え、その選択肢の中から選ぶことができるという能力なのです。 ユニークな能力であり、今後のポイントともなるものなので、注目していきたい設定です。 人魚の不死と、くだんの未来視。 2つの能力を駆使して戦う九郎。 このバトルの行方はどうなるのでしょうか。 本巻の見所は、七瀬かりん事件の真相と次の犠牲者が出てしまう展開です。 鋼人七瀬の元の人間である七瀬かりんの死亡の原因ですが、岩永は警察でも見つけられなかった真相を、岩永だからできるある方法で解明します。 それは死亡現場を見ていた、第三者の幽霊からの証言。 工事現場で事故死した自縛霊は、鉄骨が不運にも鉄骨がかりんに倒れこんできた瞬間を目撃していました。 その証言から事故であるという真相に結びつき、鋼人七瀬を倒すための虚構の推理を作り上げることになるのです。 また、これまで人に危害を加えつつも殺人を犯していなかった鋼人七瀬ですが、本巻のラストではついに人を殺してしまいます。 それによってさらに力をつけてしまう彼女をどうやって倒すのか。 いよいよ、戦いが本格化していきます。 『虚構推理』4巻の見所をネタバレ紹介! 本巻の見所は、解決法の提示です。 六花はくだんの能力を使い、鋼人七瀬の噂が盛り上がる未来を選択し続けました。 その結果、ただの事故死だったかりんについての根も葉もない噂が怪物として具現化したのでした。 まさに、人々の妄想・噂が作り出してしまった怪物というわけなのです。 こうしたなかで、事態はタイミングを逃すと大量虐殺さえ起きてしまうという段階にまできていました。 岩永たちはそれを防ぐため、大人数が納得する、偽の噂の真相や嘘の犯人をでっち上げることを思いつきます。 事件に関する解答をいくつも用意し、鋼人七瀬の噂は嘘だと人々に納得させることが重要だと考えた岩永は、4つの解決策を用意して、鋼人七瀬の退治に向かうのです。 彼らはどんな方法で、この事態を乗り切るのでしょうか。 ますます加速する展開から目が離せません。 『虚構推理』5巻の見所をネタバレ紹介! そこで一行は、かりんの悲運を語った物語を仕立て上げました。 彼女は自殺したかのように見えるものの、それは父親が彼女をはめた罠であったというもの。 彼女は死後の世界でその真相を知り、怒りに駆られ、事件の真相を知ってもらいたいがために亡霊となって現れた、という案です。 オカルトなとんでもない暴論ですが、嘘の塊である鋼人七瀬を倒すための嘘として、また一般大衆が興味を持つ話題として有効と思われる解決策の1つでした。 これは六花により跳ね除けられますが、さらなる案を提示する事で、彼女を追い詰めていきます。 その案とは一体どのようなものなのでしょうか? ミステリーの謎解きを聞いているような、はたまた怪談を聞いているような、不思議な内容となっています。 読みごたえのある、第5巻です。 『虚構推理』6巻の見所をネタバレ紹介! 鋼人七瀬編も、ついに解決編に突入。 この巻では前巻の内容に続く3案、4案を用いることで、鋼人七瀬を退治することに成功します。 かりんの姉・初実は、マスコミに妹の悪評を流していました。 そこから程なくして、妹は不審死を遂げます。 その事実を利用したのが、第3者がかりんの亡霊を装っているという案。 しかし、この案は六花によって棄却されてしまうのです。 そして、第4案。 ここで、かなり思い切った案を提案します。 それは、鋼人七瀬はかりん本人である、というものでした。 現場で見つかった死体は別人のもので、彼女は未だ死んでおらず、鋼人七瀬まとめサイトを作って亡霊を作り出した、という内容です。 ここで重要なのは、鋼人七瀬は嘘の存在であり、なおかつ、かりんが寺田刑事を殺した犯人である、という事。 これにより、一般大衆に鋼人七瀬という怪物は存在しないという話を広め、倒す事に成功したのでした。 1巻から続いた鋼人七瀬事件は終わり、7巻以降は短編集となります。 「喫茶店のカレー」「大蛇の夜も眠れぬ悩み事」「うなぎ屋の会話の真実」、の3本のうち、「大蛇の夜も眠れぬ悩み事」のエピソードを簡単にご紹介します。 水神様でもある大蛇は、最近夜も眠れぬほどの悩みを抱えており、それを岩永に解決してほしいと依頼してきました。 その悩み事は、大蛇の棲む沼に捨てられた他殺死体について。 事件としては死亡した男性についても、殺害した女性の名前も、動機もわかっており、ほぼ解決している状況。 しかし大蛇は、女性の「うまく見つけてくれるといいのだけれど」という意味深な独り言を聞いていました。 山奥に死体を遺棄しにきたにも関わらず、見つけてほしいと願う女性の不安定な行動の意図を知りたいというのでした。 岩永の高校時代が描かれる「岩永琴子は高校生だった」はもちろん面白いのですが、9巻の見所は、何と言っても、「ギロチン三四郎」というエピソードではないでしょうか。 世間では「ギロチン殺人事件」が話題になっていました。 それは骨董品や芸術品を収集している宮井川という男が義理の弟を口論のはずみで殺してしまい、そのあとに「本当に人間の首を切り落とせるのか試してみたかった」という理由で首を切断したと自供しているものでした。 しかしそこには真の犯人がいたのです。 そしてその物語を解き明かすと、似た価値観や感性を持つ友人たちの関係性が見えてきます。 恐ろしい事件であるにも関わらず、心が動かされる不思議なエピソード。 解決策も岩永らしく、心がすっとなる結末です。
次の虚構推理、ネタバレ・感想【第32話編】 【雪女たちと対面し推理する琴子】 今更ながら 見てる 琴子の三面相 — 川上少年 feat. TK Ktxxxholic 相談にのってくれることになった琴子に大喜びでお礼をいう雪女。 室井は予想外の若さなどに困惑しつつ、義足で義眼の琴子がその雪女のいう神だと納得します。 九郎はアルバイトで来てはおらず、弁当も持たせて貰えずコンビニで買ったものを食べることになったとむくれる琴子。 しかしそれでも自分の役割だからと、室井に人となりを知るついでに状況を話して欲しいと頼みます。 たしかに妖怪が関わっているからこそ容疑が強まっていると納得する琴子に、雪女は自分のせいで潔白なのに大変な立場だ力を貸して欲しいと頼み込みます。 しかし、それに対して琴子は状況があまりに上手く出来すぎていて、窮地に追い込まれた芝居にも見えると室井を疑う発言を言い出したのです。 【室井による雪女を利用した完全犯罪?】 虚構推理3話視聴しました。 前回から今回のAパートまででこの作品が他のミステリー物とは違う形のミステリー物だということが分かり面白いな~と思いました。 Bパートは驚いたけどここから話が広がっていくと思うと楽しみです。 続きはまたにしようと思います。 それに対して「10月の初め」としか答えられない雪女。 自分で日付を覚えておらず事件があった日は何日前だ、そう言われたら信じるであろう雪女はアリバイ証人になり得ないのです。 さらに他の潔白の証拠も、室井がやろうと思えば偽装できると話す琴子。 それに対して室井はそんな警察相手に示せない証拠を作ったところで、メリットはないと反論します。 が、それにより雪女の絶対的な信頼を得れるのがメリットだと琴子は言います。 雪女が室井を信じ、自分のせいで警察に捕まったと思えば彼を助ける為に何でもするはずです。 裏切った会社の人間たちが自分をハメたのだ、復讐してくれと頼めば、自分で殺すより警察に疑われることなく復讐が遂げられるのです。 その言葉に怯える雪女、その不憫な様子に室井は琴子に怒りを感じます。 そもそも結局美春殺害の罪で裁かれれば意味がないと言う室井。 ですが、琴子にはそれだって復讐を遂げた後にいい作戦を思い付いたと話し、雪女に防犯カメラに映って貰えばいいし、証拠だって盗み出して貰えると言い返しました。 【決死の思いで室井の為に反論する雪女】 妖怪を身勝手に操る室井の行為は人の理も妖怪の理も壊す行為で放ってはおけないと、室井を追い詰める琴子。 雪女はそんな琴子に「たしかに私は無実を信じていて助ける為に人を殺すだろう」「でも、室井は心根は優しく人を憎むことの出来ない男だ」と必死で話します。 どうか考え直してくれと、ひれ伏して訴える雪女の様子に室井は衝撃を受けました。 【こんなデタラメを語った琴子の意図は?】 指を付き怯えなから反論してきた雪女に、琴子は最初から室井が犯人ではないことを知っていると笑いかけました。 今のは丸っきりでたらめだと話す琴子に唖然とする2人。 仮説の細々とした問題は横に置くとして、とりあえずその作戦を立てたのなら雪女と肉体関係を持つはずだと琴子は語ります。 その方が信頼関係が強固になるのに、雪女から誘われて断っているのが現状です。 そんな度胸もない人間が、今話したような計画を立てることも実行することも出来るわけないときりすてる琴子。 そんな琴子に室井は冗談にしては悪趣味すぎると怒りを露にします。 自分はまだしも雪女はあんなにショックを受け、怯えたのにと思う室井。 そんな彼に琴子はそれこそが目的だったと教えます。 雪女は神と崇める琴子相手に室井を庇う為、怯えて震えながら反論しました。 人間に裏切られ誰も信じれなくなっていた室井ですが、真心を持って尽くしてくれる相手がいるのだからもうそろそろ立ち直ってはどうかと諭します。 雪女の頼みは「室井を助けてほしい」でした。 その言葉通り事件の容疑者になったことだけではなく、本当の意味で室井を助けたのです。 お礼を言いつつ、しかし本当の犯人が見つからないと困るのは変わらないと話す室井に琴子はすでに真犯人はわかっていると話始めました。 虚構推理、ネタバレ・感想【第32話】 いかがだったでしょうか? 今回は、虚構推理の第32話編のネタバレと感想をお伝えしました! かなりスパルタでしたが、室井を立ち直らせることに成功しましたね! そして雪女がめちゃくちゃ可愛い回でした。 殺人事件の真相も琴子にはもうわかっているようですが、果たしてどうなるのか…。
次の原作 城平京, 漫画 片瀬茶柴, 虚構推理 漫画 12, 2020 久しぶりの更新は漫画版虚構推理の12巻。 買ってすぐ読むあたり、なんだかんだ自分は本作をけっこう楽しみにしているらしい。 表紙は可愛い可愛い岩永琴子。 表紙だけはいつも可愛い。 いや作中も可愛いけど。 けどね。 ってかちょっと胸ある?盛ってるのかな。 盛りそう。 でも多分九郎先輩はスレンダー好きじゃないのかな。 しらんけど。 アニメ化も果たして大人気に、と言いたいところだけれどどうなんだろね。 厄介な性格しているだけに。 しかしちょっといくらなんでも 今回出番少なすぎないかしら。 以下12巻感想。 スポンサーリンク 楽しみだったらしい 久々にブログ更新させてくれたのは虚構推理の最新刊でした。 買ってすぐ読んでしまった。 なんだかんだで楽しみにしてたんだなぁ俺。 アニメ化も果たしたし、大人気……なの?どうなんだろうね。 アニメ見ていないし、そういう話をしているところにもいかない(っていうかどこでしてるんだろう?)から実際どうなのかよくわからない。 ただGoogle先生がわかっていない感じで俺に一度どこぞのまとめサイトをレコメンドしたところによると、どうも評判芳しい、というわけではなさそうだ? まぁ実際、この作品は初見から受ける印象とは大きく異なるというか、いかにも琴子ちゃん可愛いアニメと思わせて「この女こっわ」「っていうか出番少なくね」「っていうか元カノのほうが……」「九郎くんマジ苦労くん」っていうそういう作品だしね。 時代背景も一昔前な感じで、ナウでヤングなアニメファンたちには果たしてどう見えたのやら。 闇を呼ぶ少女 というわけなので、薄い本が厚くなるということはなさそうだなぁと思ったのだが、どうもあれだ、 欠損フェチというオタク界隈の中でもひときわ闇深きっていうか もう漆黒みたいな人たちを一部呼び寄せているらしい。 あー、たしかに言われてみれば岩永琴子は欠損少女。 俺の貧困な想像力では九郎くんが逆レされる巨根推理にしかならんだろうと思っていたが、そうかなるほど欠損か、あー絶対目にナニいれる作品あるわナニがナニとは言わないけれど。 そういえば、なにげに表紙も毎回岩永琴子の義足の付け根部分曝け出しているんだよねぇ。 まったく隠そうとしないのは岩永琴子の彼女らしさを表していると思うし、そこにまったく触れない、気にもしないあたりも九郎くんっぽい。 そんな二人だから、言われるまで意識しなかったよ。 なるほどね。 でも作中でも目玉を入れるシーンはあった気がする。 アレもなにげに闇の住人を呼び寄せていそうだなぁ。 なるほど。 ああ…抜け感があるな とまぁ変な感心をしてしまったが、俺は基本的に良きカプものとしてこの漫画を楽しんでいる。 ミステリーかと言われるとどうなんだ?俺はその手のジャンルにはちと疎いけれど、ちょっと邪道な気もするね。 まぁでも、ラブコメ好きにはすすめられるよ。 ただちょっと、今回は出番が少ないね。 高校時代の岩永琴子が、周囲からどう思われていたのか知られたのは面白かったけれど。 いかにも可憐なご令嬢なのに、彼氏にいくら払ったのかと周囲に聞かれる作中評価が完全に俺と一致。 「支払いは発生しませんよ」好き。 六花さんタイプの大人っぽい美人さんが好みの九郎くん的に、ちんちくりんの岩永琴子はまったく好みじゃないだろうに、それでも一緒にいるのはよほど大事に想っているからだろう。 そのことは、六花さんもわかっているらしい。 「それはそれは大事にしている」と。 大事にしているけれど、一緒にいると死んだ目の九郎くん。 心底楽しそうな岩永琴子と死んだ目の九郎くん好き。 原作 城平京, 漫画 片瀬茶柴, 虚構推理 漫画 12, 2020 ああ…抜け感があるな このコマ好きすぎてつらい。 つらくない。 まぁおまけ漫画だけれどね。 おまけ漫画のノリで一冊描いてくれないかな。 原作者さんも許してくれるさ。 そしたらきっとアニメも大人気になり薄い本も厚くなり九郎くんは逆レされる。 もすこし出番を まぁそれはちょっと言い過ぎにしても、せめて本編でもう少し出番があってもいいんじゃないか。 可愛い姿をとまではいわないが。 今回はちょっと出番なさすぎたよ。 雪女の話、個人的にはすごい好きだけれどさ。 でも続きが不穏な感じしかしない。 彼氏絶対やってるか、もしかしたら殺してるよりひどいことしているんじゃないのか。 メタ的にだけれど。 そもそも雪女の話って時点でハッピーになると思えない。 幸せになる雪女とか地獄先生ぬ~べ~くらいだし(たとえに出る世代感)。 あれも当初は悲恋にするつもりだったんだろうし。 だからこの先を読みたいかと言われるとね。 もう 次回予告がすでにつらい。 だから怖いんだよ岩永琴子。 まぁ読むけどね。 なんだかんだで楽しみだし、怖可愛いのさ、岩永琴子。 なんだかんだで九郎くんも楽しいんじゃないかね。 あーでも、雪女の二人は、ストレートにとまでは言わずとも、救いのある話であってほしいなぁ。
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