終止コドンとは? mRNA上でタンパク質の合成停止を指定するコドンのこと。 UAA・UAG・UGAの3つで翻訳を終了させる。 これらはどのアミノ酸とも反応しない。 問題演習(ゴロを使ってみよう) 次のうち、終止コドンはどれか?1つ選べ。 AUG 2. UAA 3. AGG 4. GAU 5. UUU 開始コドンと終止コドンは 「8月から始めるのはめちゃんこ遅くて「うぁぁ」「うぁぐ」「うがぁ」で終わる」で覚えましょう。 解答は 2です。 あわせて覚えよう! プリン塩基とピリミジン塩基のゴロの記事 腐敗アミン(アルギニン・リジン)のゴロの記事 このゴロを気に入った薬学生へ Instagramでは毎日最新のイラスト付きゴロを発信しています。 ちょっと楽に暗記してみませんか? yakugakun.
次のA ベストアンサー 結構たくさんあるのですが。 まず、転写。 原核生物も真核生物もはRNAポリメラーゼがDNAを転写しますが、原核生物はイントロンを含まないmRNAができます。 真核生物はエキソン(タンパク質コードする領域)とイントロン(コードしない領域)を含むmRNA前駆体なるものを作ります。 この前駆体はスプライシングという操作を受けて、イントロンが切り離されます。 さらに、5'末端にキャップ構造を、3'末端にアデニンがたくさん連なったpolyAを付加されます。 これで真核生物のmRNAが完成します。 原核生物は核を持たないので細胞質で直接転写が行われ、その場でリボソームにより翻訳されます。 しかし、真核生物は核で転写が行われるため、リボソームが翻訳をするためには核の外にmRNAが出ないといけないのです。 キャップ構造は、核の外に出ていいよというシグナルの役割を果たすといわれています。 また、原核生物ではひとつのmRNAが複数の関連のあるタンパク質を同時にコードしているポリシストロン性が見られますが、真核生物では通常ひとつのmRNAからは一種類のタンパク質しかできません(モノシストロン性)。 原核生物はこうして複数のタンパク質を同時に発現することですばやく環境に適応できます。 非常に簡単な説明でしたが、詳しいことはご自分でお調べになってくださいな。 がんばってください! 結構たくさんあるのですが。 まず、転写。 原核生物も真核生物もはRNAポリメラーゼがDNAを転写しますが、原核生物はイントロンを含まないmRNAができます。 真核生物はエキソン(タンパク質コードする領域)とイントロン(コードしない領域)を含むmRNA前駆体なるものを作ります。 この前駆体はスプライシングという操作を受けて、イントロンが切り離されます。 さらに、5'末端にキャップ構造を、3'末端にアデニンがたくさん連なったpolyAを付加されます。 これで真核生物のmRNAが完成します。 原核生物は核を持た... A ベストアンサー プロセッシングが完了し完成したmRNAの3'末端には、50~200塩基ほどのアデニン(A ヌクレオチドが付加されています。 これがpoly-A tailです。 poly-A tailはmRNAに安定性をあたえ、翻訳を促進する働きがあると考えられています。 mRNAは、まず遺伝子のプロモーターからエクソン、イントロンを含め連続的に転写され、転写の終結部は最後のエクソンよりかなり下流に及びます(真核生物では転写終了位置を示すシグナル配列のようなものは見つかっていません)。 この一時転写産物はイントロンを削除しエクソンを連結するスプライシング、5'末端に一個の7-メチルグアノシン(7-m G を付加(cap構造といいます)するcapping、3'末端にpoly-A tailを付加するpolyadenylationを経て成熟mRNAになります。 poly adenylationは、最終エクソン内のAAUAAAという配列(polyadenylation signal ポリアデニル化シグナル, poly-A additional signal ポリA付加シグナル)を認識するpoly-A polymerase ポリAポリメラーゼによって行われます。 この酵素はポリアデニル化シグナルの10~30塩基下流で一時転写産物を切断するとともに、鋳型に依存せずにアデニンを付加します。 なお、ポリアデニル化シグナルには例外も知られています。 okstate. html プロセッシングが完了し完成したmRNAの3'末端には、50~200塩基ほどのアデニン(A ヌクレオチドが付加されています。 これがpoly-A tailです。 poly-A tailはmRNAに安定性をあたえ、翻訳を促進する働きがあると考えられています。 mRNAは、まず遺伝子のプロモーターからエクソン、イントロンを含め連続的に転写され、転写の終結部は最後のエクソンよりかなり下流に及びます(真核生物では転写終了位置を示すシグナル配列のようなものは見つかっていません)。 この一時転写産物はイントロンを削除しエクソンを連... Q ある遺伝子のコード領域内の部分DNA塩基配列を示す。 この配列から推定されるアミノ酸配列をすべて答えよ、という問題です。 与えられた配列は以下の通りです。 また、この塩基配列にはなかったのですが 開始コドン(AUG)や終止コドン(UAA,UAG,UGA が配列にあったなら答えはどうなるんでしょうか? たとえばAUAUGCAUUGACACAUとします。 この配列から推定されるアミノ酸配列をすべて答えよ、という問題です。 与えられた配列は以下の通りです。 A ベストアンサー 【原核生物】 核膜が無い(構造的に区別出来る核を持たない)細胞(これを原核細胞という)から成る生物で、細菌類や藍藻類がこれに属する。 【真核生物】 核膜で囲まれた明確な核を持つ細胞(これを真核細胞という)から成り、細胞分裂の時に染色体構造を生じる生物。 細菌類・藍藻類以外の全ての生物。 【ウイルス】 濾過性病原体の総称。 独自のDNA又はRNAを持っているが、普通ウイルスは細胞内だけで増殖可能であり、ウイルス単独では増殖出来ない。 要は、核膜が有れば真核生物、無ければ原核生物という事になります。 ウイルスはそもそも細胞でなく、従って生物でもありませんので、原核生物・真核生物の何れにも属しません(一部の学者は生物だと主張しているそうですが、細胞説の定義に反する存在なので、まだまだ議論の余地は有る様です)。 こんなんで良かったでしょうか? A ベストアンサー nyanzowさんに賛成ですね。 少なくとも生命系が専門なら成書を買うべきです。 「The cell」はいかがですか。 それでは少し可哀想なので,今回は特別にすごく丁寧にアドバイスします。 1 真核生物のmRNA前駆体には,intronと呼ばれる不要な配列と,exonと呼ばれるアミノ酸の配列を指定する部分があります。 このintronを切り出す作業(splicing)を経て,mRNAができます。 原核生物のmRNAにはintronはありません。 2 原核生物では,一本のmRNAに複数の遺伝子があります。 真核生物では,基本的には1つの遺伝子しかありません。 3 原核生物では転写と翻訳が同時に起こります。 真核生物は核の中で転写とsplicingが行われた後,mRNAが核の外へ輸送され,細胞質で翻訳が行われます。 4 原核生物のリボソームに比べて,真核生物のリボソームは2つのサブユニットともに大きい。 以上のことを図入れでわかりやすく以下のURLでは解説してあります。 fukuoka-u. htm こんなに丁寧で,nyanzowさんに叱られるかな。 今回限りです。 fukuoka-u. htm nyanzowさんに賛成ですね。 少なくとも生命系が専門なら成書を買うべきです。 「The cell」はいかがですか。 それでは少し可哀想なので,今回は特別にすごく丁寧にアドバイスします。 1 真核生物のmRNA前駆体には,intronと呼ばれる不要な配列と,exonと呼ばれるアミノ酸の配列を指定する部分があります。 このintronを切り出す作業(splicing)を経て,mRNAができます。 原核生物のmRNAにはintronはありません。 2 原核生物では,一本のmRNAに複数の遺伝子があります。 真核生物では,基本的には1つ... A ベストアンサー 菌を適当なバッファーに再懸濁します(グルコースが入っているのが一般的ですが、浸透圧をあわせるだけで、あまり重要ではありません)。 アルカリとSDSでタンパク質や膜成分を可溶化し溶菌します。 同時に大腸菌のゲノムDNAはアルカリ変性して一本鎖状態になります。 スーパーコイル状のプラスミドは変性しにくいのでそのまま残ります(プラスミドまで変性しないように冷やしたり、短時間にします)。 そこに酢酸カリウムなどの塩を加えると急激に中和されるのと同時に塩析作用で、タンパク質-SDS複合体と変性DNAを不溶化します(冷やすこと、時間を置くことで沈殿の形成を促します)。 これを遠心分離すると上澄みにプラスミドが残ります。 塩を含んだ上澄みにアルコールを加えると溶けていたプラスミドがアルコール沈殿を起こすので、これを遠心分離して沈殿として回収します。 70%程度のエタノールで沈殿から塩を洗い流します。 A ベストアンサー pinokoBBさん、こんにちは。 バイオ・生化学関係に用いられる水は水道水をプレフィルターを通し、イオン交換・蒸留・逆浸透法、限外濾過などを複数回組み合わせて生成します。 プレフィルターは鉄さびや大き目のゴミを取り除くに用います。 イオン交換法は酸性・強アルカリ性の樹脂を通し、イオン化合物を除く方法でこれを行った水がイオン交換水(脱イオン水)です。 この段階で除けるのはイオン化合物だけで有機物・微生物は除けません。 蒸留法は水を蒸留することで不純物を除く方法です。 イオン交換法と組み合わせて2回蒸留することが一般的です。 動物培養細胞にも使用可能です。 エンドトキシンも完全にフリーとまではいかないけれどもある程度の除去はできています。 蒸留法は多くの不純物を除去可能ですが100度付近の沸点を持つ物質は除けません。 逆浸透法は半透膜に圧力をかけて精製する方法です。 限外濾過法は限外濾過膜を通す方法です。 孔径は半透膜が数十nmに対し、限外濾過膜は数nmです。 それゆえ、数kDa以上の分子であれば、限外濾過法で除けますので、エンドトキシンやRNaseなども除去できます。 本当にエンドトキシンフリーな水が必要でしたら限外濾過法を行った水が必須です。 ただ、普通のCOSとかHEKとかの動物細胞培養でしたら2次蒸留水でも十分です。 蛍光検出用のマイクロアレイなんかは限外濾過水が必須なようです。 MilliQに関してはイオン交換樹脂を通し、逆浸透法、限外濾過法を用いて精製しているようです。 >また、実験内容によってはエンドトキシンを気にする実験もありますが、エンドトキシンフリーの水を使う場合はどれを選べばよいのでしょうか? これに関しては上で書いたように限外濾過膜で精製した水です。 MilliQが当てはまるでしょう。 (超純水も一般的には限外濾過をしているのでこれも当てはまりますかね。 ) >動物細胞培養用に使う場合はどの水を選べばよいのでしょうか? これは、2次蒸留水以上の純度があれば十分です。 2次蒸留水、MilliQ水、超純水が使用できます。 ただ、水関係の装置は日頃のメンテナンスが重要でイオン交換樹脂とか水を貯めるタンク、蛇口に汚染がないかは確認する必要があります。 実験書には必ずはじめのほうに書いてあることですので、pinokoBBさん自身でなにか実験書をご参照ください。 pinokoBBさん、こんにちは。 バイオ・生化学関係に用いられる水は水道水をプレフィルターを通し、イオン交換・蒸留・逆浸透法、限外濾過などを複数回組み合わせて生成します。 プレフィルターは鉄さびや大き目のゴミを取り除くに用います。 イオン交換法は酸性・強アルカリ性の樹脂を通し、イオン化合物を除く方法でこれを行った水がイオン交換水(脱イオン水)です。 この段階で除けるのはイオン化合物だけで有機物・微生物は...
次のポリペプチド鎖の伸長は原核生物と真核生物とでよく保存されたメカニズムで行われている。 しかし、翻訳開始のメカニズムは、原核生物と真核生物で大きく異なる点がある。 そこで、翻訳開始のメカニズムを紹介しよう。 ついでに、翻訳の終結についても、最後に簡単に解説したい。 2つのメチオニンtRNA タンパク質合成(翻訳)は、メチオニンをコードするAUGコドンで開始する。 そこで、生物は開始用のメチオニンを運ぶtRNA( 開始tRNA: initiator tRNA)と伸長用のtRNA( 伸長tRNA: elongator tRNA)の2種類をもっている。 開始tRNAは、リボソーム小サブユニットのP部位に直接結合し、翻訳開始に使うメチオニンだけを運ぶ。 一方、伸長tRNAはポリペプチド鎖の伸長中に取り込まれるメチオニンを運び、リボソームのA部位に結合したのちにP部位へと移動する。 その違いは、それぞれのtRNAが開始因子と伸長因子のどちらと結合するかによる。 また、細菌やミトコンドリアや葉緑体の開始tRNAに結合したメチオニンは、その後ホルミル化されてN-ホルミルメチオニンとなる。 つまり、細菌の開始tRNAはN-ホルミルメチオニンを運ぶ。 しかしほとんどの場合、ホルミル基とメチオニン残基は翻訳後に除去される。 細菌の開始tRNAには、伸長tRNAにはない以下の特徴がある。 受容ステムにある1Cと72Aの塩基間に水素結合がない。 ここを認識してホルミル化酵素(methionyl tRNA transformylase)がメチオニンをホルミル化する。 伸長tRNAには1G:72Cの塩基対がある。 アンチコドンループのステム部分に3連続のG:C塩基対がある。 Dループのステム部分にプリン11とピリミジン24の塩基対がある。 伸長tRNAではピリミジン11とプリン24• 50:64と51:63塩基対も伸長tRNAとして機能させないために重要。 真核生物の開始tRNAには、伸長tRNAにはない以下の特徴がある。 受容ステムにA1:U72塩基対がある。 開始tRNAのA1:U72塩基対は古細菌から真核生物まで不変で、唯一の例外は分裂酵母 S. 伸長tRNAでは、この位置はすべての生物でG1:C72。 アンチコドンループのステム部分に3連続のG:C塩基対がある。 伸長tRNAにおけるこの54番目のTは、伸長因子eEF1Aによる認識に重要• A50:U64とU51:A63塩基対は、伸長因子eEF1Aの結合から守ることで、伸長tRNAとして機能させない。 原核生物の翻訳開始 原核生物のさまざまなmRNAの塩基配列を開始コドンの位置を揃えて並べると、開始コドンの約10ヌクレオチド上流にグアニン G やアデニン A に富む配列があることがわかる。 これを見出した研究者の名をとって、この配列は シャイン・ダルガーノ配列(Shine-Dalgarno配列)(AGGAGGU)とよばれる。 原核生物の翻訳開始では、N-ホルミルメチオニンを運ぶ開始tRNAがリボソーム小サブユニットのP部位に結合して予め複合体を形成している。 この複合体中の16S rRNAがシャイン・ダルガーノ配列と塩基対を作って結合すると、リボソームがちょうど開始コドンの部分に配置され、開始コドンから適切に翻訳が始まる。 このように、シャイン・ダルガーノ配列があればそこにリボソームが結合して翻訳を始められるため、 原核生物は1つのmRNA中に複数のポリペプチドをコードすることができるのである。 真核生物の翻訳開始 真核生物には、原核生物のシャイン・ダルガーノ配列のような明確なリボソーム結合配列はない。 mRNAの90%では、最初に現れるAUG配列を開始コドンとして翻訳が始まる。 また、AUG周辺の塩基配列が翻訳開始を促進するのに重要である。 一部のmRNAには、開始コドン周辺に コザック配列(Kozak配列)(GCCRCC AUGG)とよばれるコンセンサス配列が存在し、これがあると翻訳の効率が上昇する。 逆に、コンセンサス配列と大きく違うと、リボソームが通過して次に現れるAUG配列を開始コドンとするらしい。 翻訳の終結 リボソーム上でポリペプチド鎖を伸長していく過程で、A部位に終止コドン(UAA, UAG, UGA)のいずれかが現れると、翻訳は終結する。 ここで登場するのが、 終結因子(release factor)である。 終結因子は全体の立体構造がtRNAと類似しており、A部位に終始コドンが来ると、アミノアシルtRNAに代わってA部位に結合する。 原核生物には、RF1とRF2という2つのクラスI終結因子があり、RF1はUAGとUAA、RF2はUGAとUAAを識別する。 クラスI終結因子には、終止コドンを識別する3アミノ酸の配列があり、ペプチドアンチコドンとよばれる。 一方真核生物のクラスI終結因子にはeRF1しかなく、この一種類ですべての終止コドンに対応する。 終結因子がA部位に結合すると、 ポリペプチド鎖のC末端にはアミノ酸の代わりに水分子を付加され、ポリペプチド鎖のC末端にカルボキシル基(COOH基)が形成されてtRNAから解離する。 最後に、クラスII終結因子(原核生物のRF3、真核生物のeRF3)が、リボソームからクラスI終結因子が解離するのを促進する。
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