準オープンにリステッドがあれば、間違いなく選ばれているはずだ。 今年も、アントリューズやスイープセレリタスのように、今後そうなっていきそうな馬もおり、本来は将来が見込める4歳馬を本命にすべきなのだろうが、人気妙味は皆無となりそうだ。 しかもメンバーを見渡すと、テンの脚が似たような先行型がとにかく多い。 ある程度流れそうで、道中インから後方をついて回り、直線で進路を探して差し込んでくるタイプに利がありそう。 そういうレースをする上で最も良い枠を引けた穴馬がだろう。 馬券圏外が多いが、大半が4,5着で、展開が合わずに自らの脚だけで掲示板まで上がってくるレースが大半。 むざむざ負けるケースはわずかだ。 今回は平均的に息が入らない展開になりそうで、それなら久々に3着以上に飛び込んでもいいはずだ。 ディープインパクト産駒にして突き抜けが少ないのは、母が短距離のオープン馬だったからということもあり、常々もっと速い流れになってほしいのだろうが、それが現実になるかもしれない。 豪快な追い込みで、長く続いた鬱憤を晴らす福を呼ぶ一発を期待したい。 本命兼お宝馬の期待をかける。 プロフィール.
次のこれまでにも、タニノギムレットのような名馬を勝ち馬から出した年は時たまあったが、基本的には今後へつながるケースは少ないレースだった。 しかし近年はジェンティルドンナ、ミッキーアイル、アーモンドアイと、コンスタントに勝ち馬が大物に育つようになってきた。 また2017年は負け組からアルアインやペルシアンナイト、16年はジュエラーにレインボーライン、ファインニードルとキャラクター豊富、2014年には5着にモーリス、そして2011年は2着にオルフェーヴルの名も見える。 とにかく、出走馬のレベルが相当高くなってきたのは確かだ。 桜花賞、NHKマイルC、牡馬クラシックと、それぞれ目指すところが異なる馬たちが、早々に賞金を稼いで今後のローテを楽にしたいという思惑が強まってきたのだろう。 それだけに、いろいろな才能が集う場になってきている。 そして今年も、その例に漏れない年となりそう。 アルテミスS2着のサンクテュエール、当日の3勝クラスに匹敵する時計で新馬戦を勝った、フィエールマンの半妹ルーツドールの強力牝馬2頭、さらに朝日杯であわやのシーンを演じたタガノビューティーが顔を合わせる。 牝馬の シンザン記念優勝となると、先に挙げたジェンティルドンナやアーモンドアイのみならず、かなり昔の話になるがシーキングザパールやフサイチエアデールなどが出ていて、牝馬が勝てばそれだけでG1勝ちを保証されると言ってもいいだろう。 時計が少し掛かり、かつ底力の問われる差し脚が必要な冬場の京都外回り。 軽さだけでなく、馬力の裏打ちをされているかどうかがポイントとなる。 スケールに加えて、血統から母方のパワーをチェックして序列をつけることとしたい。 だがかなり距離ロスがありながら、直線はジリでも伸びていた。 スタート後スムーズに捌けていたら、悪くても3着はあったはず。 $お宝馬 ナリノモンターニュ 8番人気12着 スタート後に大きくヨレてオーソリティにぶつかっていったのがこの馬。 本命馬がお宝馬に妨害されるとは、何とも締まらない結果になってしまった。 直線も大外へ出してそれなりに伸びてはきたが、とても馬券圏に入れる位置ではなかった。 出遅れは仕方ないにしても、かなりスローだったのに後方のままジッとして直線に賭けたのでは、物理的に無理。 もったいない競馬になってしまった。 $お宝馬 ウインイクシード 6番人気2着 こちらは持ち前の器用さと、小回り適性を活かして、勝ち馬を追い詰めた。 舞台は限定されるが、諸条件が整えばG3でもやれる。 これまでとは全く違う走りで、直線もほとんど伸びず。 にわかには理解できない内容だった。 コンディション面の問題か。 $お宝馬 ミッキーバード 7番人気5着 2番手を進み、直線は勝ちに行って一瞬先頭。 タガノディアマンテに突き放された後も、ラスト50m付近までは2番手を粘っていた。 終始スローのままだったので、粘れなかったのは物足りないと言えば物足りないのだが、51キロとはいえ格上挑戦だったことを思えば、個人的には健闘だと思う。 【次回の狙い馬】 日曜 中山7R 9着• スタートから立ち遅れたこともあるが、久々2度目の右回りだったことが大きな敗因。 右回りは上手くないことが今回ハッキリした。 そもそも今回は休み明けでもあり、もしかしたら当初から安定している左回り勝負であり、今回は叩きだった可能性もある。 次走東京出走なら。 月曜 中山5R 5着• 1800mで2戦続けて2着の後に、今回中山2000mへ出走してきた。 終始好位を進んでいたが、直線は明らかに距離と思われる失速の仕方。 2000mは長かった。 次走、1800mに戻すか、むしろマイル短縮でもいいくらい。 場は不問だ。 プロフィール.
次の香港遠征回避、急遽出走の有馬記念で完敗、ドバイ遠征へ仕上げるも中止。 もちろん、そのあたりを踏まえて陣営はしっかり仕上げてくるわけだが、順調な青写真から大きく外れてしまったことも事実。 果たして、去年晩秋以降の鬱憤を晴らすことができるだろうか。 メンバーはかなり楽になるのは間違いないが、ただ、今の馬場でのマイルが、アーモンドアイにとってどう出るかも微妙だ。 いろいろ疑える要素は確かにある。 降参せずに、アーモンドアイの隙を突ける馬を見つけてみたい。 確かにハイペースで、早めに動いて勝ちに行ったことには負荷が大きかったとみるが、直線坂でピタッととまったあたり、もしかしたら距離だったのかもしれない。 また前走のハイレベルの走りの反動、キャリアなど、もろもろ小さな敗因も考えらえる。 $お宝馬 シルヴェリオ 6番人気13着 押っ付けてハナを主張にはビックリ。 馬が驚いたように飛ばしてしまい、ハイペースを演出。 これではもたない。 馬がかわいそうだった。 ひと休みし、いろいろ替えて立て直せば、まだ上がめざせる馬だ。 レシステンシアを見事に折り合わせてゆったりと逃がしたルメールの腕、さらにこれを後押しした直線向かい風の強風がこのレースを分けた。 最初から後方に控えた鞍上もスローは予測していなかったのではないか。 この流れでしかも伸びない大外へ出さざるを得ず、届くわけはなかった。 $お宝馬 ボンオムトゥック 12番人気9着 好位を立ち回り、直線は一瞬3着あるかの勢い。 そこで止まったが、見せ場はあった。 まだまだ積み増さないと厳しいが、年末あたりには重賞で勝ち負けが望めるくらいに育つ器だ。 【次回の狙い馬】 日曜 東京9R 14着• ローカルの2600mで勝ち負けするような馬は、得てして東京2400のような軽さと高速上がり能力を求められる舞台は合わないもの。 クラス的に東京以外では、なかなか2400以上の鞍がないが、この馬の血統なら2000mでも大丈夫。 次走中京、もしくは福島、あるいは北海道シリーズで。 土曜 東京11R 7着• 今回はマイナス20キロだが、細い感じはなく、本来の姿はこれより数キロプラスくらいなのだろう。 やや出負けして挽回、中団を伸びもせずバテもせずで回ってきただけになったが、長い直線はそもそも合わない。 東京1600mで勝っているが、パフォーマンスはローカルの方が良かった。 次走夏のローカルで、新潟外回り以外ならどこでも狙いたい。 プロフィール.
次の