<目次>• 文例1. 私事ですが、異動のご挨拶のためメールいたしました。 4月1日付で北海道支社へ転勤することになり、ご一報申しあげます。 また休日には、一人暮らしの私を案じて おいしい手料理をごちそうになったことも忘れられません。 本人もやる気になっておりますので、可愛がってくだされば幸いです。 本来であれば伺うべきところ、メールにてご挨拶申しあげます。 今後とも末永くおつきあいくださいますよう、よろしくお願いいたします。 なお、社外のお客様や取引先へ送る異動挨拶メールのマナーや書き方についての詳細は、『』をご覧ください。 文例2. 私事ですが、異動のご挨拶のためメールいたしました。 4月1日付で葛飾支店へ異動することになり、ご連絡申しあげます。 ただ、異動と申しましても、弊社の組織変更によるもので これまでの亀有支社は3月末日をもって閉鎖し、4月より葛飾支店に統合します。 貴社につきましては、引き続き私が責任をもって担当いたします。 より一層お役に立てるよう努めたく、 ご要望やお困りのことなどありましたら、なんなりとお聞かせください。 今後とも変わらぬご愛顧のほど、切にお願い申しあげます。 文例3. 社内向け・今いる部署のメンバーに送付する ****************** 件名: 異動のため引き継ぎをお願いします。 これまで本当にありがとうございました。 引き継ぎについては、個別に連絡しますのでよろしくお願いします。 法人営業第3部 鈴木真理子<内線XXXX 外線03-XXXX-XXXX> ****************** ポイント:社内でお世話になった人には、口頭でお礼を言ったほうが好かれます。 文例4. 社内向け・異動先の新しい上司に送る 新しい門出は挨拶から ****************** 件名:4月からよろしくお願いいたします。 横浜支社 長谷川課長 CC)川崎支社 石野課長 はじめてご連絡します、川崎支社の鈴木です。 人事発令を受け、4月から横浜支社の一員となります。 至らない点も多々ありますが、横浜支社の戦力になれるよう努めますのでご指導よろしくお願いいたします。 3年間通った川崎支社を離れるのは正直寂しく、不安もありますが、 石野課長より「がんばってこい!」と励まされました。 メールで失礼ながら、まずはご挨拶申しあげます。 川崎支社 鈴木真理子 <外線044-XXX-XXXX> ****************** ポイント:対面か電話で挨拶するのが基本!やむをえなければメールを送りましょう。 異動後にお世話になる社外の人に送るメールについては『』をご覧ください。 【関連記事】•
次の<目次>• 時候:まずは時候の挨拶で、季節の話題から入ります。 安否:続いて安否の挨拶。 安否とは無事かどうかを尋ねることです。 感謝:最後は感謝の挨拶で、「いつもありがとう」を伝えましょう。 平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申しあげます。 では、それぞれを詳しく見ていきます。 季節ごとの「時候の挨拶文」一覧 まずは時候の挨拶です。 こちらの表をご覧ください。 種類は大きく分けて2つあり、1~12月の各月に使うものと、通年使える 『時下』があります。 2つの使い分けですが、請求書に添える送り状など毎月発送する事務的な書類なら、『時下』を使うとよいでしょう。 毎回書き直す手間が省け、効率的だからです。 一方、礼状や詫び状など気持ちを届ける書面なら、キチンと季節に合った挨拶にしましょう。 正式な文書では、効率性より丁寧さを優先するのがマナーなのです。 ビジネスのメール・手紙に使う「時候の挨拶文」の選び方 同じ月であっても時候の挨拶には複数あるので、「どれを使おうかな」と迷う人がいるかもしれません。 そんなときに備えてアドバイスをしますね。 ちょっと堅いイメージですが、文書の格を高めてくれます。 一方、 個人に出す手紙なら、表の右側にある「春色のなごやかな季節」などのやわらかい表現が向いています。 また、表から選ぶときは、 ポジティブなものを選ぶようおすすめします。 たとえば冬なら寒いのは当たり前のこと。 それより春が近いことを感じさせるものを選んではいかがでしょうか。 そういえば温暖化の影響でしょうか。 近年では実際の気候と合わない場合もあります。 桜は3月に満開の姿で見られることもあり、つつじが4月に咲く年もあります。 となると、あじさいは5月に咲くかもしれませんね。 4月といえども桜が散っているなら「桜花の候」は不似合です。 実際の気候と違和感のないものを選ぶようにしましょう。 会社に出すなら、元気=経営が順調ということ。 ですから 「ご繁栄」「ご隆盛」「ご発展」などがマッチします。 もし「経営が傾いているのかな」と心配な会社があっても、おきまりのフレーズを使うようにしてください。 ・貴店いよいよご発展のこととお喜び申しあげます。 個人に出すなら、元気=健康ですから 「ご清祥」「ご健勝」「ご清栄」「ご活躍」などを使います。 「いつもありがとう」の気持ちを丁寧な文章にしたためましょう。 ・日頃は何かとご愛顧をいただき、誠にありがとうございます。 ・いつもひとかたならぬご厚情にあずかり、感謝申しあげます。 ビジネスにおける挨拶文は一様なものでも問題はない 安否の挨拶や感謝の挨拶は、お気に入りのものを決めておけば安心です。 それに実務ではいちど作成した文書を保存して、使い回すのが一般的です。 そのとき毎回同じフレーズであっても、まったく問題はありません。 挨拶文があれば、読み手は用件を気持ちよく読むことができるからです。 【関連記事】•
次のこの頃から本格的に暑くなるとされる。 大暑(たいしょ)…二十四節気のひとつ。 この頃が一年のうちで最も暑い時期とされる。 ・旧暦では 新暦2020年の7月1日は…旧暦では5月11日頃となる。 新暦2020年の8月19日が、旧暦では7月1日 新暦2021年の7月1日は…旧暦では5月22日頃となる。 新暦2021年の8月8日が、旧暦では7月1日 新暦2022年の7月1日は…旧暦では5月11日頃となる。 それでは7月1日から7月7日(小暑)までの間を表す季節の言葉は? (なお、手紙などでは先方に届くまでの日程をふまえ、「小暑」を数日前倒しで使っても構わないとされます。 手紙などでは 「小暑を控え、これから最も暑い時期となります」 「もうすぐ小暑 一年で最も暑い時期へと突入します」などのように間もなく訪れる小暑に触れるほか、 「もうすぐ七夕 子どもたちが飾りを作り始めました」などと7月7日の七夕の行事に触れたり、 「富士山も山開きの頃となりました」のように代表的な山である富士山を取り上げるのも良いでしょう。 富士山の山開きは7月1日(もしくは10日)です。 [7月上旬、中旬、下旬] [個人あての例文] ・拝啓 盛夏の候 お変わりなくお過ごしでしょうか。 [ビジネス文書では] ・拝啓 盛夏の候 貴社におかれましては益々ご清栄のことと心よりお慶び申し上げます。 【手紙に使う場合の結び・結語について】頭語と結語はセットになっています。 「拝啓」を用いた場合の結語は「敬具」となります。 親しい間柄の相手に対する手紙で書き出しに[「拝啓」などの頭語を用いない場合には結び・結語も決まった語を用いません。 親しい相手への結びの例としては 「取り急ぎ近況報告まで。 」 「取り急ぎお知らせまで。 」 「取り急ぎお見舞い申し上げます。 」 「またお会いしましょう。 お元気で。 」など ・猛暑 ・酷暑 解説 挨拶文書き方文例・例文 ・梅雨が明けてから用いられることが多い言葉です。 連日猛暑日が続く夏などに使うのが相応しいでしょう。 [7月上旬、中旬、下旬] [個人あての例文] ・拝啓 猛暑の候 いかがお過ごしでしょうか。 [ビジネス文書では] ・拝啓猛暑の候 平素は格別なご高配を賜り厚く御礼申し上げます。 ・七夕 ・天の川 ・星祭り 解説 挨拶文書き方文例・例文 ・7月7日頃に用います [7月上旬] [個人あての例文] ・天の川が美しい季節となりました。 いかがお過ごしでしょうか。 ・七夕飾りが雨に濡れてさびしそうです。 お元気でいらっしゃいますでしょうか。 ・七夕の飾りが風に揺れて嬉しそうです。 お変わりなくお過ごしでしょうか。 [ビジネス文書では] ・星祭の候 貴社におかれましては益々ご清栄のことと心よりお慶び申し上げます。 7月に使う時候の挨拶(つづき) 7月を表わす言葉 解説 挨拶文書き方文例・例文 ・小暑 解説 挨拶文書き方文例・例文 ・7月7日頃をさします。 小暑は、二十四節気のひとつ。 この日から暑さが本格的になることを意味します。 [7月初旬の文例] [個人あて文例] ・拝啓 小暑を過ぎ、いよいよ夏本番といったところです。 お変わりなくお過ごしでしょうか。 [ビジネス文書では] ・拝啓 小暑の候 平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。 【手紙に使う場合の結び・結語について】頭語と結語はセットになっています。 「拝啓」を用いた場合の結語は「敬具」となります。 親しい間柄の相手に対する手紙で書き出しに[「拝啓」などの頭語を用いない場合には結び・結語も決まった語を用いません。 親しい相手への結びの例としては 「取り急ぎ近況報告まで。 」 「取り急ぎお知らせまで。 」 「取り急ぎお見舞い申し上げます。 」 「またお会いしましょう。 お元気で。 」など ・大暑 解説 挨拶文書き方文例・例文 ・7月23日頃をさします。 大暑は、二十四節気のひとつ。 この頃が一年で最も暑い時期とされます。 [7月下旬の文例] [個人あて文例] ・拝啓 大暑の候 いかがお過ごしでしょうか。 [ビジネス文書では] ・大暑の候 平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。 7月に使う時候の挨拶(つづき) 七月を表わす言葉 解説 挨拶文書き方文例・例文 ・朝顔市 解説 挨拶文書き方文例・例文 ・入谷の朝顔市は毎年7月6日から3日間です。 [7月上旬の文例] [個人あて文例] ・懐かしい朝顔市の季節となりました。 お元気でお過ごしでしょうか。 【手紙に使う場合の結び・結語について】頭語と結語はセットになっています。 「拝啓」を用いた場合の結語は「敬具」となります。 親しい間柄の相手に対する手紙で書き出しに[「拝啓」などの頭語を用いない場合には結び・結語も決まった語を用いません。 親しい相手への結びの例としては 「取り急ぎ近況報告まで。 」 「取り急ぎお知らせまで。 」 「取り急ぎお見舞い申し上げます。 」 「またお会いしましょう。 お元気で。 」など ・ほおずき市 解説 挨拶文書き方文例・例文 ・浅草のほおずき市は毎年7月10日頃です。 [7月中旬の文例] [個人あて文例] ・懐かしいほおずき市の季節となりました。 お元気でお過ごしでしょうか。 手紙などでは 「大暑過ぎの猛暑が続いています」 「大暑を過ぎ、子供たちも連日真っ黒になって泳いでいます」などのように過ぎたばかりの大暑に触れるほか、 「文月も残りわずか。 子どもたちも夏休みに突入です」文月は旧暦の7月を表しますです。 「7月も残りわずか。 各地でひまわりが開花しはじめました。 」のように夏を代表する花であるひまわりを取り上げるのも良いでしょう。 (ひまわりの開花時期は地域によって異なります。 ちなみに七夕は時候の挨拶としては新暦の7月の手紙に使うことができますが、季語として使う場合の七夕は「秋」の季語です(旧暦の七夕は新暦の8月にあたるため)。 ・季語とは、俳句の中で、その季節を表わすことばとして用いられるものをさします。 俳句を作る際には、必ずもり込むこととされています。 季題と呼ばれることもあります。 ・季語は1つの俳句に1つだけしか用いません。 季語を2つ以上用いることを、季語を重ねる、季重ね、季語重ねなどと言います。 ・季語をもりこまない俳句のことを、無季俳句と呼びます。 また、川柳のように、世相を風刺的に表わしたり批評したりするものには、季語は不要とされています。 連歌や俳諧でも季の詞(きのことば)、四季の詞という形で用いられることばがあります。 季語の一部を下記に紹介します。 (新暦と旧暦とがありますので、夏と秋の季語の一部を掲載します) なお季語については、別ページでもっと詳しく紹介しています 分類 夏の季語の例 (夏の季語ですが、7月以外の季語も含まれているため注意して使って下さい) 時候 立夏、小暑、晩夏、夏の夕、秋近し、土用、卯月、入梅、梅雨寒、梅雨明け、半夏生、夏の宵、麦の秋、など 天文 五月雲、風薫る、土用東風、夏の雲、梅雨空、朝凪、炎天、日陰、南風、逃げ水、遠雷、白南風(しらはえ)、虹、梅雨、など 地理 山滴る、夏野、赤富士、植田、土用波、清水、五月山、夏の海、青田、卯月野、など 人事 行水、鯉のぼり、衣替え、花火、日傘、風鈴、吹き流し、虫干し、菖蒲湯、暑中見舞い、林間学校、浴衣、水玉 、蜜柑水、麦刈り、金魚鉢、夏帽子、団扇、サンダル、帰省、など 行事 母の日、葵祭、夏場所、子どもの日、武者人形、山開き、川開き、富士詣、など 忌日 桜桃忌、晶子忌、朔太郎忌、扶美子忌、鴎外忌、など 動物 初鰹、ほととぎす、金魚、かぶと虫、鮎、うなぎ、蝉(せみ)、雨蛙、ががんぼ、蛍、蝸牛(かたつむり)、蟻、など 植物 青葉、若葉、若竹、夏草、朝顔、向日葵、葉桜、菖蒲、若葉、早苗、あやめ、百合、牡丹、筍、など 食物 夏大根、ビール、氷水、ラムネ、鮎、鰹、さくらんぼ、土用鰻、トマト、など 分類 秋の季語の例 (秋の季語ですが、7月以外の季語も含まれているため注意して使って下さい) 時候 初秋、仲秋、秋深し、秋の夜、白露、長月、行く秋、文月、稲刈時、残暑、秋惜しむ、晩秋、秋の暮、秋の夜、など 天文 菊日和、秋時雨、星月夜、流星、稲妻、十六夜、鰯雲(いわしぐも)、秋雨、秋時雨、天高し、天の川、名月、秋風、など 地理 山粧う、秋の野、野山の錦、不知火、枯野の色、秋の田、刈田、秋の川、盆波、秋出水、落し水、秋の浜、など 人事 秋の服、灯火親しむ、秋の宿、秋団扇、菊枕、菊人形、夜なべ、月見、紅葉狩、芋煮会、牽牛、織女、稲刈、など 行事 風の盆、おくんち、赤い羽、時代祭、万聖節、敬老の日、運動会、盆踊り、墓参り、七夕、十五夜、、迎え火、秋彼岸、など 忌日 乃木祭、道元忌、太閤忌、広重忌、芭蕉忌、紅葉忌、など 動物 雁、蛇穴に入る、蜻蛉(とんぼ)、白鳥渡る、百舌、鹿、猪、落鮎、秋刀魚、太刀魚、初鮭、秋鯖、など 植物 紅葉、落葉、彼岸花、桔梗、コスモス、鶏頭、菊、栗、萩、芋、彼岸花、など 食物 山葡萄、里芋、秋茄子、柚子味噌、松茸飯、林檎、薩摩芋、西瓜、とうもろこし、柿、など.
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