<今回の相談内容> 女性が多い職場での人間関係に悩んでいます。 女性社員の中で、 何かとマウンティングしてくる人がいます。 夫の学歴や会社、子どものことなど「私はあなたより上」といいたいような内容ばかりで辟易しています。 悩んでいる人に「私はそうした悩みがなくてラッキーだけど、大変だね~」といった余計なひと言があるので、不愉快です。 「いじめ」というほどではないのですが、ジワジワと疲労感がたまります。 どう対処したらよいのでしょうか? (28歳 事務職) <回答> 最近常々思います。 特に女性は、セクハラやパワハラ、身ごもればマタハラなど、 見渡せばハラハラしっぱなし。 働く女性たちの相談に乗っていると、仕事に集中できる職場、和気あいあいと協力し合える職場って結構ないものだなぁと思います。 どこの会社にも、仲間の誰かにダメージを与えて平気もしくは楽しんでいる妖怪がおるものです。 ダイバーシティってまさか、多様な妖怪を受容する職場って意味じゃないですよね? そして、今回のご相談は「マウンティング女子」ですか。 そうですか。 セクハラやパワハラのように相談窓口が設置されたり、裁判沙汰になったりしない分、やっかいですよね。 特に、マウンティング女子の話術は、じつに巧妙。 世間話の振りや親身になっている振りをしながらターゲットの情報を盗み、致命傷にならない傷を微弱に与えてゆくのがデフォルト。 上司から見たら仕事の合間に楽しく談笑しているだけに見える事でしょう。 致命傷にならずとも傷は傷です。 被害を甘く見てはなりませぬ。 相談者さんのように疲労を蓄積させる者、鬱々として会社に行くのが嫌になってしまう者、あまりのストレスに転職を余儀なくされる者と、マウンティング女子の餌食になり、マウンティングシャワーを浴び続けると、程度の差こそあれ不利益は被ります。 しかし、前述した通り会社のルールとして取り締まるのはとても難しいので、 徹底的な自衛、もしくは威嚇が必要となります。 己の身は己で守るしかありません。 先ずは敵の生態を知る事からスタート致しましょう。 【マウンティング女子の生態】 現状の評価や達成感に満足のできない、デイリーに優越感を得ないと気が済まない、という「昔から多かったであろう女性特有の自己肯定感の低さ」が原因の病ではないかと。 マウンティング女子の大きな特徴は「プライドが高く、コンプレックスが強い」。 努力家で頑張り屋の人も多く、目標達成能力も高い。 だから一定数以上の評価は得ている人も多いはず。 強烈なコンプレックスとアンビバレントなプライドの高さが常に飢餓状態で、もっともっと自身を気持ちよくする為にターゲットを求めているのです。 「ターゲットにならない」~自衛 其の一 マウンティング女子の対処法で必ず上がるのが「無視をする」というアドバイスなのですが、職場の人間関係においてあからさまに無視をするのも厳しいところです。 せいぜいランチを断り、飲み会では隣に座らないといった事くらいでしょうか? 彼女たちにロックオンされないためには、 彼女たちがマウンティングしても面白くない相手になる必要があります。 以下、彼女たちが折角マウンティングしても溜飲の下がらない女性のタイプを羅列してみました。 ステージが違い過ぎてライバル心が沸かない人• とにかく仕事にプライベートに忙しそうな人• 自分の興味のない話はあまり聞いていない人• 孤高を貫いている人• プライベートな情報をあまり明かさない人• 自慢しても悔しそうにしない人• 返事やリアクションに魂がない人• もしくは、アルカイックスマイルで諭すように聞いている人 全部は無理でも、一つや二つは習得して自衛していただきたい所。 「テクニックで逃げる」~自衛 其の二 それでも捕まってしまったという女性には、マウンティング女子を遠ざける二つの忍法を伝授します。 【忍法パーティ・スルーの術】 これはパーティで良く見かける光景で、私も不本意な相手にロックオンされたときに度々使用しています。 幸い、職場には人が大勢いますので、小芝居をせずに済むことも多いでしょう。 何回か続けば、この人は世間話に付き合ってくれない人と認定されますので、それはそれでしめたものです。 【忍法すり替えの術】 相手のストレスレベルを下げる「傾聴スキル」。 あえて、その逆を張ってゆきましょう。 話の腰は積極的に折り、相槌にバリエーションを付けず、常にビッグクエスチョンで「あなたにとって彼氏って何?」とか、「あなたの結婚観は?」など、答えづらい質問を繰り出しましょう。 さらには、彼女が話している話の単語を勝手に奪い、自分の話にもっていけるなら上級者です。 これらを続けていると、「この人としゃべるとストレスがたまる」というマウンティング女子からありがたい称号を授与され、放置してもらえる事うけあいです。 今後もつきあっていきたい仲間なら… 今回の相談をうけて、改めて自分の周囲にマウンティング気質の人がいたらどうするだろう、と考えました。 対等なビジネスパートナーやママ友(あんまりいないけど)で、今後も付き合っていきたいと思える人の場合…。 マウンティングすること以外は良い所のいっぱいある人なのでしょう。 考えた結果、以下の方法をとるだろうと思いました。 まずは冗談っぽく打ち返して相手に気づいてもらう方法。 マウンティング女子は無意識で繰り出している人も多く、自分が「マウンティング女子である」という自覚が全くなかったりします。 それで、陰口を言われたり、人が去っていきやすい訳です。 マウントされたと思ったら間髪入れずに 「ちょっ… !マウンティング?これがはやりの?!」 と、つっこみます。 「うるさい親戚のおばちゃんみたいだよ」を伝えるために。 あとこれは、私の職業病ですが、カウンセリング力を駆使して彼女の話を掘り下げ、コンプレックスが生まれた背景や満たされない思いを傾聴し倒すと思います。 その人の心の深淵に一番興味があるからで、彼女への理解が深まったり、彼女のストレスレベルが下がったら、歩み寄れる気がするからです。 偉そうな事を書き綴りましたが、他人と比べて優越感を得ることは、私だって、マウンティング女子の被害者たちだって、口に出さないだけでひっそり、でも確実に繰り返しているはずです。 強烈な劣等感に襲われたり、体調や立場が急激に変わったりしたら、私たちだってマウンティング女子になる恐れは十分にあります。 特殊な性格の特殊な人がなる病じゃないところが、「マウンティング女子」という症例の一番こわいところだと感じ、今回襟を正した次第です。 そして、 イージーに他人を使って得る快楽は、やっぱりリスクが高くてタチが悪いのです。 誰もが保持しているであろうマウンティング女子の種を発芽させないために、他人と比べなくても幸せを感じる何かを、私たちはもっと意識的に増やしていく必要がありそうです。 回答者:川崎貴子 リントス(株)代表。 「働く女性に成功と幸せを」を理念に、女性のキャリアに特化したコンサルティング事業を展開。 1972年生まれ、埼玉県出身。 1997年、人材コンサルティング会社(株)ジョヤンテを設立。 女性に特化した人材紹介業、教育事業、女性活用コンサルティング事業を手掛け、2017年3月に同社代表を退任。 女性誌での執筆活動や講演多数。 (株)ninoya取締役を兼任し、2016年11月、働く女性の結婚サイト「キャリ婚」を立ち上げる。 婚活結社「魔女のサバト」主宰。 女性の裏と表を知り尽くし、フォローしてきた女性は1万人以上。 「女性マネージメントのプロ」「黒魔女」の異名を取る。 2人の娘を持つワーキングマザーでもある。
次の年に数回は仲間で集まるんです。 そのメンバーでひとり、男からは不人気な女子がいて。 久しぶりに会うと近況報告から始まったりするじゃないですか。 そいつ、いっつも男関連の話ばっかりなんですよね。 最近は何人にナンパされただとか、既婚者に言い寄られて困るとか。 挙げ句の果てには「私が不倫とかしたらどう思う?」って・・・知らねーよ! 第1位「男慣れしてない女」 恋愛ベタなくらいなら、男慣れしている女性のほうがマシ。 信じ難い、信じたくない男性たちの本音。 そこには男性の多くに共通する「面倒くさがり」な性格が影響しているようです。 本性を誰も知らない ・ 同僚に仲良しがいない ・ 仕事以外で話したことがない ・ 実はあんな人、と噂でしか聞かない 久しぶりの合コンで「ないわー」と思った女子がいて。 自己紹介のときから愛想がないな、とは思ってたんです。 話しかければ返事はするんですけど、向こうからは何もなし。 ただし、他の女の子たちとは楽しそうに話すんですよ。 なのにこっちが笑いを取ろうと盛り上げても、ニコリともしない。 あとから聞いたら「極度の緊張しい」だったらしいですけど。 だったら無理して来るなよ!と思いましたね。 男性はいつでも女性を格付けしている 今回の男性たちの格付け、女性側の恋愛経験の少なさや不器用さを「面倒だ」と感じている様子が見て取れました。 恋愛のプロセスを楽しめる男性が減っている。 なんだか少し寂しいですね・・・是非ともリードする喜びを知ってほしいものです。
次のなぜマウンティングするの? そもそも、どうして女性はマウンティングするのか、その心理について考えて見ましょう。 その心理が解れば、上手に回避できるかもしれません。 一概には言えませんが、女性の方がパワハラやマタハラ、モラハラなど隠れハラスメントの加害者が多い気がします。 マウンティングは自分と同等、または格下の相手に対してする行為で、自分よりも格上だと思う相手にはしません。 「私はあなたよりも幸せ」「私の方が仕事が出来る」と感じることで、本当の自分以上に大きく見せて満足しているのです。 自分の自己顕示欲と承認欲求の為に、マウンティングを取るのです。 マウンティングする人の特徴 具体的にマウンティングする人によく見られる特徴を深掘りしてみましょう。 自己顕示欲が強い 自己顕示欲とは、自分の存在を多くの人たちに強くアピールしたいと思う心理的欲求のことで、自分がすごい人間だと他人に評価してもらうことで、心理的な不安を解消しようとするためです。 またその自己顕示欲は満たされることがないため、承認欲求もさらに強くなっていきます。 承認欲求が強い 承認欲求というものは、誰もが持っている心理的な欲求ですが、度を越した承認欲求は対人コミュニケーションの障害となってしまいます。 マウンティングする人は、「認められたい」気持ちが根底にあり、他人からの承認がなければ自分の存在価値を見出すことができず、「上か下か」でしか見れなくなってしまうのです。 自分に自信がない 実はマウンティングをする側の人は、自分に自信がない人が多いんです。 自分に自信がないのは、いわゆる自己肯定感が低い状態です。 そのため、自己評価に自信が持てず、他人からの承認を強く求めてしまうのです。 たとえ周囲からの評価が得られたときでも、不安は少し解消されますが、あくまで一時的なものにすぎず、自分に自信がないままなので、またすぐ不安に襲われてしまいます。 常に認めてもらえていないことへの不安と恐怖におびえているのです。 プライドが高い マウンティングする人は、常に自分が一番でありたいと思っています。 プライドが高いが故に、他人より劣っている自分が許せないという感情があります。 その高いプライドを満たすため、自分の優れているところをアピールし、同時に相手をおとしめることで満足感を得ているのです。 本人は無自覚なことが多いでしょう。 計算高い 計算高い女は、自分にとって得か損かで人間関係を選びます。 人の微妙な感情の変化を敏感に察知したり、それに対して先回りして働きかけ、常に自分が優位に立てるように行動して行きます。 マウンティングされないために マウンティングする人の特徴を理解したうえで、今度はマウンティング被害に合わないようにするためにはどうしたら良いか考えていきましょう。 マウンティングされやすい人の特徴としては、反論しなさそうな人や何をしても許してくれそうな人、いわゆるいい人や八方美人が標的にされることが多いです。 いい人は「相手を傷つけたくない」、「反論などで相手の気分を害したくない」という気持ちが強いので、そこにつけ込んでマウンティングされることが多くなるかもしれません。 また、「嫌われたくなくてみんなにいい顔をしてしまう、八方美人」もいる。 だがそれは「人を差別しない、みんなに公平で親切」という素敵な長所です。 「 相手に嫌われること」よりも「 自分が相手を好きか、嫌いか」を意識しよう。 対処法 会社内で巻き込まれず、快適に過ごすためにいくつか対処法を紹介します。 諦めさせる 反発したくもなりますが、諦めさせる事が何より早いです。 方法は簡単、気付かないフリをするだけ。 「はいはい、マウンティングしたいのね、どうぞどうぞ」的に、何を言っても動じない、変わらない、凛とした女性でいると、相手もつまらなくなって諦めるようになります。 「この人には何を言っても通じない」とイメージを植え付けるまで気付かないフリを徹底しましょう。 自分のプライベートな話はしない マウンティングをする人にとって、すべてのことがマウンティング対象となっているので、自らネタを提供して、いちいちマウンティングをされてイライラするだけです。 仕事の話以外は、当たり障りのない会話をし、プライベートな話をしないことで、マウンティングの対象にならないことで、嫌な思いをするということを避けましょう。 嫌と言ってみる マウンティングがどうしても続くようであれば、思い切って嫌だということを伝えましょう。 する側は無自覚な場合も多いため、はっきりと嫌だという気持ちを伝えれば、止めてくれる可能性があります。 また、する側は周囲からの評価をとても気にしています。 自分の立場が悪くなるようなことはしなくなるでしょう。 はっきり言えない時は「それってマウンティングじゃない?嫌だわ~」みたいに冗談ぽく言ってみましょう。 マウンティングをし返す 普段、穏やかで、自己主張しない人が、いきなり少し強めに自己主張すると、マウンティング女子はびっくりして、「この子には、マウンティングしない方がいいかも」と(なんとなくでも)察するかもしれません。 相手をほめちぎってみる マウンティングする人は、劣等感を持っていることが多いので、「そうそう、あなたが、一番よ」とほめちぎってしまえば、相手も満足するみたいです。 ただし、理解者認定されてしまう可能性もあるので、あまりお勧めはしません。 最後に・・・ マウンティングで嫌な思いをするのは、長い時間を共にする職場だからこそ、できるだけ避けたいものです。 私たちからすると「なぜ?」と疑問ばかりのマウンティング女子達の行動ですが、あなたの周りにも似た特徴を持った人がいるかもしれません。 また、誰でも少しは序列を気にしますし、承認欲求もあります。 自分が気づかないうちにマウンティングをしてしまってないかも、気をつけましょう。 こちらの記事も参考にどうぞ.
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