俺ガイル ss いろは 喧嘩。 【俺ガイル】平塚「比企谷に彼女ができたらしい」【雪ノ下雪乃SS】

#1 やはり俺が千葉最強の喧嘩士なのはまちがっている。

俺ガイル ss いろは 喧嘩

いろは「せんぱ~い!遅いです~!」 いろは「私待ちくたびれましたよ」 八幡「あの…何で居るの?」 いろは「先輩の部屋って何か面白みないですよねぇ」 八幡「」 どうして人の話聞かないのこの子 八幡「それで…何でお前が俺の部屋に居るんだ?」 いろは「…言わなきゃダメですか?」 八幡「流石に言わなきゃダメだろ」 いろは「わたし親とケンカしたんですけど」 いろは「結構派手に怒鳴りあったりしちゃったんで家に居るの気まずいじゃないですかぁ」 八幡「それで家出したのか?」 いろは「家出って言うほど大したことじゃないんですけどね」 八幡「じゃあそこの旅行鞄は何なの…修学旅行?」 いろは「これは……その……アレです」 八幡「アレじゃ納得いかんだろ」 いろは「女の子のカバンの中身知りたがるとか何ですか!?彼氏面ですか!?気持ち悪いんで無理です!せめて3日ほどお泊りしてからにしてください!」 八幡「はぁ……で、何で喧嘩したんだ?晩飯に文句でも言ったのか?」 いろは「確かに言いましたけど。 そんな低レベルな事でケンカなんかしませんよ…しかもケンカしたのお父さんですし」 八幡 言ったのかよ 八幡「父ちゃんと何で喧嘩になったんだ?」 いろは「……あんまり言いたくないです」 八幡「いや、聞かんワケにはいかんだろ。 そんでうちに居ることは親に報告してもらわないと警察沙汰になるんだが」 いろは「そうですよね…とりあえず友達の家に居るってお母さんに電話します…」 八幡「お、おう…俺は妹に報告してくるわ」 八幡 あの一色が俺の言うことに割と素直だったってことは親父とは結構な喧嘩したんだろう 八幡 さて、どうしたもんか…泊めてくれとか言われてもハッキリ言って困るんだが… 八幡「おい小町」 小町「あ、お兄ちゃん!あの人誰なの?」 八幡「誰かもわからんやつを家にあげたのかお前」 小町「そんなこと言ったってしょうがないじゃん!お兄ちゃんの友達だって言うし涙目で来たんだもん。 追い返せるワケないじゃん」 八幡「涙目…」 小町「ところであの人誰なの?初めて見るんだけど」 八幡「あぁ、後輩だよ。 生徒会会長のだ」 小町「お兄ちゃん友達居ないのにどうして女の子の知り合い多いの」 八幡「俺が聞きたい。 それに友達なら居るぞ戸塚とか」 小町「ふーん、それでどうして一色さんはウチに来たの?」 八幡「親父と喧嘩したんだとよ」 小町「そうなの?何で?」 八幡「さぁな、まだ聞いてないからわからん」 小町「親子喧嘩とかよくあるけどさ、もし家飛び出して来たとかなら捜索願いとか出されない?」 八幡「今母ちゃんに電話してるからそれは大丈夫だろ。 多分」 小町「ま、騒動にならないんならいいんだけどさ!それにしても…」 八幡「あ?」 小町「家出先がお兄ちゃんだなんて何だか一色さんとお兄ちゃんってただならぬ関係なんじゃないかなぁ~って小町は推理してみたり!」 八幡「邪推だ。 お父さんにはお母さんから言っといてくれるみたいなんで、ひとまず安心です」 八幡「そうか」 八幡「コーヒー淹れて来たけど、飲むか?」 いろは「あ、いただきます」 八幡「それで…何があったんだ?涙目で来たって小町が言ってたんだが」 いろは「だから、お父さんとケンカして…」 八幡「いや、それさっき聞いたから」 いろは「…………」 いろは「言わなきゃ泊めてもらえなさそうですね…わかりました。 言います」 八幡「さらっと泊めて貰う雰囲気だしてるけど話ても泊めるなんて言ってないんですけど」 いろは「前に先輩とデートしたじゃないですかぁ」 八幡「あぁ、あれか。 それがどうかしたのか?」 いろは「あの時一緒にツーショットの写真撮ったの覚えてますか?」 八幡「あぁ」 いろは「その写真をお父さんに見られちゃったんですよね」 八幡「お前の親父そういうのうるさい系の人なのか?」 いろは「はい、すごく」 いろは「それで『この男は誰だ』とか『付き合ってるのか?』とか質問責めにあっちゃって…」 八幡「普通に否定しろよ」 いろは「したに決まってるじゃないですか」 八幡 ちょっと傷付いちゃったんですけど 八幡「じゃあ問題無いだろ」 いろは「だから『こんな気持ち悪い人と付き合うワケないじゃん』って言ったんです」 八幡 どうしてこの子一々言葉を凶器に使うの? いろは「そしたら『付き合ってもないのに何でこんなに親しげなんだ』とか『節度を弁えろ』とか説教しだして」 八幡「お前ん家の親父めんどくせぇ…」 いろは「そこまでは私も黙って聞いてたんですよ」 八幡「まだ何か言われたのかよ…」 これだから娘溺愛親父ってのは いろは「やれ学校の成績が悪いとか門限を破るだとか言いたい放題言うんです」 八幡「それはお前が悪いんじゃね?」 いろは「門限過ぎるのは先輩が悪いんじゃないですか!」 八幡「え?何でだよ」 いろは「サッカー部のマネージャーに生徒会長の仕事もあるじゃないですか!」 八幡「あぁ、まぁそれはな…確かに」 いろは「とにかく!それで私もプッツン来ちゃって!荷物まとめて家飛び出して来たんです!」 八幡「なるほど…」 いろは「だから半分は先輩の責任なんです」 八幡「半分はやり過ぎだろ」 いろは「だから熱り冷めるまで泊めてください…」 八幡「いや…その問題の男の家に転がり込むとか火に油だろ」 八幡「だから女友達に相談すんのが1番… いろは「同性の友達なんか居るわけないじゃないですか」 八幡「こんな強気なぼっち宣言見たことないんだけど」 いろは「だからお願いします」 八幡「ダメだろ……まずこんな時こそ葉山を頼るべきだろ。 あと戸部とか」 いろは「でも、葉山先輩に迷惑かけられないですし…」 八幡「俺なら迷惑かけていいのかよ」 八幡「戸部は?」 いろは「戸部先輩は特にダメな理由もないんですけど……なんとなく無しです」 八幡「戸部んとこ行け」 いろは「男子って葉山先輩以外私のこと好きじゃないですかぁ」 八幡「じゃないですかぁとか言われても知らないんだけど」 いろは「だから私が男子の家に泊まるってライオンに生肉与えるくらい危険だと思うんですよ」 八幡「お前のその自信がライオンより怖いわ」 いろは「私もですけどそんな中で信用できる人って先輩くらいしか居ませんし…」 八幡「とかわざわざ言うなよ」 いろは「だから…その…今晩だけでいいのでお願いします…」 八幡「そう言われてもマズいだろ…」 いろは「…………」 八幡「えっと……」 やべぇ…どうすれば… いろは「……わかりました」 八幡「へ?」 いろは「いきなり無茶言ってすみませんでした…帰ります」 八幡「…………その…悪いな」 いろは「いえ、私も流石にわがままが通用する事じゃないのはわかってたんです」 いろは「失礼しました」 八幡「」 なんだかモヤモヤする… 八幡「」 でもどうしようもないだろ。 無理なもんは無理なんだから 小町「あの…一色さん?」 いろは「あ、先輩の妹さん…えっと…名前」 小町「小町です」 いろは「ごめんね小町ちゃん…迷惑かけちゃって私もう帰るから」 小町「えっと…泣いてるのってお兄ちゃんが何か…?」 いろは「ううん…違うの。 先輩は悪くないよ」 小町「あの、よかったら私にも話してもらえないかなぁ…なんて」 小町「力になれるかはわかんないかもですけど」 いろは「ありがとう…でも…どっから話せばいいのかな…」 八幡「一色」 小町「あ、お兄ちゃん」 いろは「先輩…」 小町 何泣かしてんの!バカ!ボケなす!はちまん! 八幡 痛い!蹴るな!こら!痛いって! 小町 ごみいちゃんのくせに女の人泣かすとか10000光年早いし! 八幡 10000光年は時間じゃなくて距離だろ!だから蹴るのやめろって! いろは「じゃあ…私そろそろ」 八幡「あのさ、なんつーか」 いろは「?」 八幡「小町の友達ってことなら…その…一晩くらい…いいんじゃね?」 八幡「どうだ?小町」 小町「なんだかわからないけどとりあえず小町はOKですよ」 いろは「本当にいいんですか?」 八幡「そのかわり親には連絡しろよ」 いろは「ありがとう…ございます」 小町「流れでOKって言ったけど、何をどうすればいいの?」 八幡「一色が今夜ウチに泊まるんだよ」 いろは「えっと…よろしくね」 小町「!!!!!!!!」 小町「お兄ちゃん……」 八幡「なんだよ」 小町「そんな関係だったなんて…大人の階段登り過ぎ」 いろは「………」 八幡「どんな勘違いしてんだよ。 一色お前も何とか言え」 いろは「厄介になる立場なので嫌でもあんまり強く言えません、ごめんなさい」 八幡「その謙虚さ普段からでも出してもらえません?」 小町「じゃあ小町は晩御飯作るからお兄ちゃんは小町の部屋に布団運んどいて」 八幡「はいよ」 いろは「私は小町ちゃんを手伝いますね」 八幡「荷物」 いろは「はい?」 八幡「小町の部屋に運んどいてやるよ。 しかもカフェで一緒に写真撮りましょって言ったら『ヤダよ、アイス溶けちゃうだろ』って嫌そうに…」 小町「なんだかんだ悪態をつきながら結局言うこと聞いてくれちゃうのが妹的にポイント高いんですよね…」 いろは「でもその写真が今回の事件の引き金なんだけどね…」 小町「一体何が?」 いろは「ウチのお父さんにその先輩とのツーショット写真見られちゃってさ…お父さんそういうのすごくうるさくて」 いろは「かなり説教されちゃったんだよね…嫌になっちゃうよ」 小町「小町その気持ちわかります~。 後友達も」 八幡「なんでちょっと嬉しそうなんだよ」 いろは「ただでさえお釣り来るほど気持ち悪いのにシスコンとかマとか無理です」 八幡「マはおかしいだろ」 小町「気持ち悪いのとシスコンは否定しないんだ」 八幡「事実だしな」 小町「これは流石に引くわぁ…」 いろは「開き直るとか気持ち悪いんでやめてください」 八幡「開き直ってるんじゃなくて自分を肯定してんだよ。 違うことは違うってちゃんと言ったろ」 いろは「はぁ…もういいです。 ごちそうさまでした」 小町「いろはさんお風呂沸いてますよ。 お先にどうぞ」 いろは「じゃあお言葉に甘えて」 八幡「………」 いろは「ん?なんですか?先輩」 八幡「いや、なんでも」 いろは「まさか何かヘンな想像してません!?すいません生理的に無理なんで自首してください」 八幡「そんなんでいちいち逮捕されてたら日本のシャバから男子中学生が居なくなっちゃうだろうが」 小町「お兄ちゃん、覗きとか最低だからやめてよね」 八幡「何もしてないのにこの言われよう。 酷くね」 いろは「ふぅ~良いお湯でした」 八幡「………」 いろは「先輩」 八幡「何だよ」 いろは「覗いたりしてないですか?」 八幡「逆上せてんじゃねえぞ。 男の嫉妬は醜いですよ」 いろは「たしかに葉山先輩じゃないのは残念ですけど」 八幡「でしょうね」 いろは「でも何か違うんですよね…」 八幡「違うって?何が」 いろは「葉山先輩はカッコいいし人気もあって優しいですけど…」 いろは「私が葉山先輩のこと好きな理由って何なのかって考えたら…付き合えたら他の女の子より優位に立ってる気がするとか…何かそんな感じなんですよね」 八幡「葉山にちょっかいだしてる女子なんてお前に限らず大体そんなもんだろ」 いろは「ですよね…」 いろは「でもそれって『本物』じゃないですよね」 八幡「!?」 いろは「少なくとも私が欲しい『本物』じゃないです」 八幡「それ言うのやめて…死んじゃう…俺死んじゃうよ」 八幡「ところで今日はどうすんだ?」 話題を変えねば いろは「どうするとは?」 八幡「親父さんと絶賛喧嘩中だろ」 八幡「今日も家出するつもりなのか?」 いろは「自転車止めてください」 八幡「ん?どうした?忘れもんか?」 いろは「降ります」 八幡「お、おう」 あれ?まさか俺怒らせた? いろは「ここからは歩きでゆっくり行きませんか?」 八幡「いいけど」 いろは「私、今日は家に帰ります」 八幡「そうか」 いろは「夕べ色々考えたんですけど」 八幡「?」 いろは「お父さんに写真見られてコイツと付き合ってるのかって聞かれた時に、きっと一緒に葉山先輩が写ってたら『そうだよ』って即答したんだろうなって。 友達にも自慢できますし」 八幡「まぁそうだろうな」 いろは「でも一緒に写ってたのは先輩で…その…恥ずかしいって思っちゃって慌てて否定しちゃったんです。 先輩と一緒に居たらバカにされそうっていうか…」 八幡「悪かったな」 いろは「それで考えたんです」 八幡「何をだよ」 いろは「周りを気にして嘘つくのはやめるって」 八幡「そんなの気にしなくても別にたいして悪いことじゃねーだろ」 いろは「だから私、今日お父さんにちゃんと言います」 八幡「……?」 いろは「一緒に写ってた人は私の尊敬してる大事な人で…」 いろは「私の大好きな先輩です…って」 八幡「は?」 いろは「先輩」 八幡「え…あの…」 いろは「好きです。 私と付き合ってください!」 八幡「……………」 いろは「………ダメ…ですか?」 八幡「あの…」 八幡「いいけど…コレ何てエ口ゲ?」 いろは「やり直し」 終 いろは「せんぱ~い!遅いです~!」.

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#1 やはり俺が千葉最強の喧嘩士なのはまちがっている。

俺ガイル ss いろは 喧嘩

プロローグ 実の両親から受け続けた暴力と育児放棄(ネグレクト)、それによって暗く沈みこんだ性格を捉えての同級生によるいじめ。 比企谷八幡は、わずか11歳にして人生に限界を感じていた。 「少年。 なんて目をしている。 おまえは、その年齢にして何を見てきたというんだ?」 ある日、毎度のごとく謂れのない暴力を振るわれ、家からも放り出された八幡が公園のベンチでぼんやり虚空を見つめていると、見るからに屈強な中年男性に声をかけられた。 もはや男性の問いかけに応える気力すらなかった八幡は、男性を一瞥するとふたたび視線を虚空に戻す。 すると男性は八幡の両肩を掴み、視線をあわせるように腰を落として言葉を続けた。 「おまえがそこまで追い詰められてしまったのは、おまえが弱いためだ。 強くなれば、攻撃する者すべてを排除できるようになる」 男性は立ち上がると、八幡にクルリと背を向け、力強く呼びかける。 「俺についてこい。 おまえを、誰よりも強くしてやろう」 そう言うと、後ろを振り返ることなく歩きはじめた。 八幡にとって男性の言葉は理不尽極まりないものだったが、これまでの人生でそれ以上の理不尽にさらされ続けたためか、その言葉が持つ意味はストンと胸に落ちた。 「強く、なりたい」 ゆっくりとベンチから立ち上がり、男性の後ろについていく八幡。 男性も八幡がついてくることを確信しているのか、そのまま一度も振り返ることなく前を向いて歩き続けた。

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TVアニメ「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完」公式ホームページ|TBSテレビ

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2: やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 94 ID:bhTECCpBO 雪乃「そう……私の聞き間違いかしら?」 八幡「当たり前だ、なんでいきなり一色が出てくるんだよ」 雪乃「そうね、……それでなんだったかしら?」 八幡「今日は用事があるから早く帰りたいんだよ、ダメか?」 雪乃「その用事というのは?」 4: やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 08 ID:bhTECCpBO 八幡「言わなきゃダメか?」 雪乃「私にはあなたがサボることのないように監視する義務があるのよ」 八幡「別にサボるわけじゃねぇよ。 いいだろ?依頼も来ねぇし、由比ヶ浜は三浦達とどっか行ったみたいだし」 雪乃「依頼はいつくるかわからないし、由比ヶ浜さんには大切な用事があって欠席してるのよ。 あなただけ理由もなく帰らせるわけにはいかないわ」 5: やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 86 ID:bhTECCpBO 八幡「……最近、おまえ由比ヶ浜に対して甘すぎじゃないか?」 雪乃「話を逸らさないでちょうだい。 それで、万年暇人の比企谷君にはどんな用事があるのかしら?」ニッコリ 八幡「良い笑顔で心を抉るようなことを言うのを辞めろ。 ……買い物だよ、買い物」 雪乃「……そう、小町さん今は大事な時期だからあなたが代わりにということかしら?」 八幡「ま、そんな所だ」 雪乃「そう、なら仕方ないわね。 早退することを許可します。 」 八幡「……悪ぃな」 雪乃「小町さんのためなら仕方な ガラッ いろは「先輩!早く買い出しにいかないとお店閉まっちゃいますよ!」 八幡「あぁ、すまん。 今行く」 雪乃「待ちなさい」 8: やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 たまたま俺が捕まっちまったんだよ」 いろは「先輩はわたしを何だと思ってるんですか!」 八幡「ゆるふわビッチ」 いろは「先輩、ひどい!そういうこと言うと明日のお弁当にトマト入れちゃいますよ?」 八幡「すいませんでした……」 雪乃「ちょっと待って」 13: やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 18 ID:bhTECCpBO 雪乃「何故、一色さんが比企谷君にお弁当を作ってあげてるのかしら?」 いろは「何かと先輩にお手伝いして貰ってるのでお礼も兼ねて作ってるんですよ~」 八幡「俺は食費が浮く、一色は俺をこき使える。 Win-Winの関係ってやつだ」 雪乃「そう……」 八幡「意外にこいつの料理美味いしな」 いろは「先輩は甘い玉子焼きが好きなんですよね~」 八幡「……まぁ、甘いのは大概好きだからな」 いろは「『わたしの作る玉子焼き』が好きなんですよね?」 八幡「別におまえが作ったからというわけじゃない、小町の作った玉子焼きだって好きだ」 いろは「でも、『わたしの作る玉子焼き』も好きですよね?」 八幡「……嫌いではないな」 いろは「ふふっ、そういうことにしておいてあげますよ」 雪乃 なぜかしら、部室なのにとても居づらいわ 16: やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 80 ID:bhTECCpBO いろは「それはそうと、もう行かないとお店閉まっちゃいます。 早く行きますよ、先輩」 八幡「あぁ、じゃあ雪ノ下、また明日、な。 」 雪乃「えぇ、また明日」 いろは「雪ノ下先輩、失礼します!」 八幡「じゃあ行くぞ、いろは」 雪乃「やっぱりちょっと待ちなさい!」 26: やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 41 ID:bhTECCpBO 八幡「またか、今日のおまえはおかしいぞ、雪ノ下」 雪乃「いえ、おかしいのはあなたの方よ。 今、あなた一色さんを下の名前で呼ばなかったかしら?」 八幡「はぁ?何言ってんだ。 ……雪ノ下、おまえ疲れてるんだよ」 いろは「先輩、どさくさにまぎれてわたしを下の名前で呼んだんですか?ごめんなさい、先輩はイイ人だとは思ってるんですが……」 八幡「ほら見ろ雪ノ下、また一色にフラれただろ。 今日はわたしに付き合ってください!」 雪乃「お願いだから待って、私の話を聞いて」 36: やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 53 ID:bhTECCpBO 八幡「ハァ さっきからどうしたんだ?、雪ノ下」 雪乃「なぜ一色さんとあなたが一緒に映画をよく見ている口振りなのかしら?」 八幡「よく一色が俺んちに来て、映画よく見てるからな」 雪乃「何故、一色さんがあなたの家に来て…… いろは「あーーっ!先輩!もうホントに時間がヤバいです!」 八幡「ということらしい、悪いな雪ノ下先に帰らせてもらうぞ」 雪乃「まだ話は終わってないわよ」 八幡「おまえも疲れてるみたいだし、今日はもう帰ったほうがいいんじゃないか?」 雪乃「待ちなさ 「雪ノ下!」 ビクッ 八幡「俺なんかに言われても迷惑だろうが疲れてまた身体壊したりしたら由比ヶ浜がまた悲しむぞ?だから、疲れてる時はゆっくり身体を休め」 雪乃「……ごめんなさい。 あなたの言うとおり今日はもう帰らせてもらうわ」 八幡「……その、なんだ。 おまえが身体壊したら俺も気になるというか、心配、だしな」 雪乃「比企谷君……」 いろは「むぅ、先輩!行きますよ!」 八幡「わかった、わかった。 31 ID:bhTECCpBO 結衣「あ~楽しかった。 ……ん?あのアホ毛はヒッキー?おーい!ヒッキー!」 八幡「おぅ、由比ヶ浜か」 いろは「あ、結衣先輩!」 結衣「やっはろー!あれ?いろはちゃんも一緒?」 いろは「はい、先輩に生徒会の買い出し手伝ってもらいました」 結衣「そ、そうなんだ。 86 ID:bhTECCpBO 八幡「いや、これはだな。 最初は俺が荷物持ちやってたんだが……」 いろは「結構な量ですし、先輩一人に任せるのはどうかと思ったので。 なら二人で持てば負担半分じゃないですか」 結衣「な、な~んだそういうことだったんだ……。 最初二人が手を繋いで買い物してるのかと思ったよ」 いろは「結衣先輩、何言ってるんですか。 ヘタレな先輩が女の子と手を繋ぐなんてできるはずないじゃないですか」 八幡「俺を舐めるなよ、女の子と手を繋ぐなんて小町で馴れてる。 25 ID:bhTECCpBO いろは「どうしました?」 結衣「なんでいろはちゃん、ヒッキーに抱きしめられてるの?その前になんでヒッキーと映画見てるの?」 いろは「あぁ、前に先輩の家で生徒会で使う資料作るの手伝って貰った時に『暇だから何か流しながら作業しよう』ってことになったんですけどね。 流した映画が思った以上に恐くて……」 八幡「で、元凶は俺だから罪悪感もあって対小町モードで一色に接しただけだ」 結衣「なにそれ、羨ま……じゃなかった。 47 ID:bhTECCpBO いろは「なんでこんな目が腐った人とわたしが付き合わないと行けないんですか。 先輩みたいな人と付き合ったら『俺以外の男のアドレスは全部消せ』っていうタイプですよ!ほら、わたし束縛されたりするの嫌じゃないですか~?だから、ごめんなさい無理です」 八幡「俺だってこんな男を労働力としか見ないゆるふわビッチなんて嫌だ。 こういう奴ともし付き合ったら半年ぐらいしたら『だって寂しくて……』とか言って浮気する。 賭けてもいい。 てか、アドレス全部消せなんか言う訳ねぇだろ」 いろは「わたしだって浮気なんかしません!見ての通りわたしは一途な乙女なんです!」 八幡「俺は見たまんまを言っただけだ」 いろは「ぐぬぬ……」 八幡「ぐぬぬ……」 結衣「まぁまぁ、二人とも落ち着いて」 結衣 なんであたしが二人の仲裁に入ってるんだろ…… 八幡「そうだ、由比ヶ浜。 小町に確認してみろよ。 俺達がどれだけ仲が悪いか知ってるから」 いろは「そうですね、小町ちゃんならわたし達がどれだけ仲が悪いか知ってますね。 50 ID:bhTECCpBO 小町『どうしたんですか?結衣さん?』 結衣「今、いろはちゃんのこと義姉ちゃんって呼ばなかったかな?」 小町『いろはさんも『義姉ちゃん候補』の一人ですからね、言い間違いですよ。 それでお兄ちゃんといろはさんのことでしたっけ?』 結衣「なんか釈然としないけど、まぁいいや。 二人が自分達は仲が悪いって言ってるんだけどそうは見えなくて」 小町『え? 小町から見てもただのバカップルにしか見えないけど あっ でもそんなこと言ったらいろはさん、結衣さん、雪乃さんで修羅場、お兄ちゃんが大変なことに。 あー……そうですね、お二人は喧嘩してばかりですね』 結衣「その『え?』と『あっ』は何?ま、いいや。 06 ID:bhTECCpBO 小町『結局、どっちも良いみたいな結論でしたけど。 毎回なんかで言い争ってますね』 結衣「しょうもない喧嘩してイチャイチャしてるようにしか思えないんだけど」 小町『それを毎回見せつけられる小町の身になってください』 結衣「うん、お疲れ様。 はぁ、やっぱり二人は……」 小町『……いや、まだ付き合ってはないと思います。 だけど、そう思われても仕方ないぐらいイチャイチャはしてますね』 結衣「うぅ……」 小町『結衣さん』 結衣「何、かな?」 小町『確かに二人は最近仲が良いです。 38 ID:bhTECCpBO 小町『お兄ちゃんのことを一番好きなのは結衣さんだと思います』 結衣「え、あ……」 小町『クリパの時だってあんなに意識しあって微笑ましく思いました。 小町も結衣さんのことを応援しています。 ……でも、選ぶのはお兄ちゃんなんです』 結衣「うん……」 小町『きっと彼女ができたらお兄ちゃんは浮気なんかしません。 そこでゲームセットです』 結衣「そう、だろうね……」 小町『でもお兄ちゃんは答えを出してない。 ならチャンスは今しかないんです!』 結衣「……!」 小町『だから、頑張ってください。 抑えて、お願いだから」 結衣「ごめん、つい小町ちゃんと長電話しちゃった。 27 ID:bhTECCpBO ガンバルンダカラネー! いろは「良かったんですか?結衣先輩置いてきて」 八幡「いいんだよ、女子同士の電話は長いからな」 いろは「クシュッ う~寒くなってきましたね」 八幡「ガサゴソ ほれっ、使え」 いろは「ぁ、カイロ。 ありがとうございます、でもそしたら先輩が寒くないですか?」 八幡「俺は大丈夫だ……クション!」 いろは「……」 八幡「……」 いろは「ぷっ、カッコつけるからですよ。 先輩」 八幡「……うるせぇ」 いろは「じゃあ、こうしましょ。 えいっ」 八幡「……手を繋ぎながら袋持つとか持ち辛いことこの上ねぇな」 いろは「ヘタレじゃない先輩なら別に問題ないですよね?」 八幡「まぁな」 いろは「……顔、真っ赤ですよ?先輩」 八幡「寒ぃからな。 87 ID:bhTECCpBO いろは「先輩、この手の繋ぎ方の名前知ってます?」 八幡「……恋人繋ぎか?」 いろは「それも正解です。 でも 貝殻繋ぎ とも言うんです」 八幡「へぇ……」 いろは「蛤 はまぐり の貝殻は一対は他の貝殻と合うことはないそうです。 だから、昔は結婚式にも使われたとか」 八幡「よく、そんな話知ってたな」 いろは「ぁ、これ漫画で知りました」 八幡「俺の感心を返せ」 いろは「でもそれを知ってわたしも手を繋ぐのは一人だけがいいなぁ、なんて思ったり」 八幡「……似合わねぇな」 いろは「言ったじゃないですか、わたしは一途なんです。 だから、だからですね、先輩……」 八幡「一色」 いろは「……今週一週間は二人きりの時は下の名前で呼ぶって約束したじゃないですか」 八幡「約束じゃなくて罰ゲームだろ。 てか、今日呼ぶなとか言ってなかったか?」 いろは「二人きりじゃないのに呼ぶからですよ」 八幡「わかったよ。 84 ID:bhTECCpBO いろは「『だから待っててくれないか? キリッ』カッコつけ過ぎですよ、先輩。 アハハ!! 」 八幡「……もうやだ、この後輩」 いろは「ほら、落ち込まないでください。 帰ってアナと雪の女王見ましょ?」 八幡「あぁ……」 いろは「先輩?」 八幡「……んだよ?」 いろは「……待たせすぎたら嫌ですよ?」 八幡「……あぁ、そう長くは待たせない」 いろは「それ、この前の仮面ライダーのセリフじゃないですか」 八幡「真面目に答えると馬鹿にされると学んだからな」 アシタ、オベントーニ、ナニイレテホシイデスカ? トマトイガイナラナンデモイイ ナンデモイイガイチバンコマルンデスヨ!

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