梁山泊(りょうざんぱく) [ ] 弟子 [ ] 白浜 兼一(しらはま けんいち) - 属性: 静 異名: 史上最強の弟子 本作の。 生まれ。 身長165cm。 梁山泊の一番弟子で、「 史上最強の弟子」になる予定の少年。 武術家としては異例の、、、など多種多様の武術を学んでいる。 一人称は「ボク」。 左頬の絆創膏がトレードマークの高校生。 度が過ぎるほどのお人好しで善意に満ち溢れたような男。 何よりも悪徳・悪行を憎み、己が信じた正義に徹することを信念としている。 時にその行いは偽善・愚行と非難されることもあるが、彼の人間愛に触れ、救われてきた者は数多い。 隼人からは昔の自分そっくりだと評されており、ジュナザードも兼一と隼人を「周囲の者に影響を与える男」として同一視している。 自他共に認める相手のに触れる天才(ただし悪意はない)。 彼の特徴に「大切な人を守るときこそ真の勇気を発揮する」と秋雨が評しており、特に美羽が傷つけられた場合には途端に敵に対して容赦のない姿を見せる。 武術の才能はまるでないと言われるが、生命を失いかねない常識を超えた修行と努力で補っている。 梁山泊での修行で得た耐久力から打たれ強く、最初から重点的に足腰を鍛えている上、岬越寺流によってその細腕からは想像できないような筋力に加え、柔軟かつ鋼鉄のように強靭な身体、馬式の鍛錬法内での内功(臓機能)の強化による高いまで施されている。 常日頃から修行という形でマスタークラスの動きを身に刻んでいるためか、物語の途中からは「戦いを視る力」が美羽を上回った。 しかし視えているのは動作だけのため「なぜ、そういう動きをしたのか」という動作の根拠までは美羽等に説明して貰わないと理解できない。 また視えていても身体が反応できるかは別問題である。 女性には手をあげない主義であり、たとえ相手が殺人拳の使い手であっても柔術や捕縛術で取り押さえる。 元々はられっ子で、「ふぬけた兼一」の意味で「フヌケン」と呼ばれていた。 いじめ対策のために空手部に入部するが、そこで同級生の大門寺と退部を賭けて試合をする破目になり、友人となった美羽に教えを受ける。 美羽との特訓の後、大門寺に勝利するが、敗れた大門寺に同情してしまい、空手に存在しない投げ技を使っての勝利だったと自らを反則負けとし、退部した。 この一件で空手部の副主将・筑波、さらには学校の不良に目を付けられ、その対策のために美羽の紹介で梁山泊に入門した。 当初は「誰もが見て見ぬ振りをするような悪党どもをやっつけるヒーローになる」ことを目的に修行をしており、現在は自身の正義を貫くため、そしていつかは叶翔との約束である「美羽を守る」ために自らの意思で修行を受けている。 最終的に達人並みの気当たりを発動できるまでになった。 生まれ。 身長158cm。 風林寺隼人の孫娘。 祖父・風林寺隼人の、風林寺流武術 の使い手。 ジュナザードによりプンチャック・シラットも習得している。 武術の腕前は弟子級の中でもトップクラス。 容姿端麗、成績優秀、スポーツ万能。 性格は品行方正で、誰に対しても優しいが、おっちょこちょいで寂しがり屋な面があり、背後に立たれると人を投げ飛ばしてしまう悪癖を持っている。 また、深さも併せ持っている。 長老の教育の賜物でやや文法がおかしなお嬢様言葉で話し、語尾に主として「〜ですわ」、「〜ですの」と付けている。 一人称も「私(わたくし)」。 梁山泊の家事全般、家計のやりくりを一手に引き受け、経済観念が皆無な男揃いの梁山泊は彼女がいないともはや経営が立ち行かない。 元は名門校で有名である松竹林高校に通っていたが、目立ちすぎて友達がほとんど出来無かったため、荒涼高校に転校してきた。 そのことから学校内で目立つことを嫌い、を掛けていた。 学校では部に所属している。 スタイル抜群でかなりの巨乳なため、ほのかとキサラに僻まれ、敵意を持たれている。 防弾仕様のボディスーツを愛用している。 幼少時代から隼人に武術の指導を受け、彼の世直しの旅に同行していた。 軽やかな跳躍と体捌き、蹴り技を主体に戦う。 初めて自分を守るといってくれた兼一に対しては、かなり早期からはっきりとした好意を抱いているが、指摘されると必死で誤魔化そうとする。 ラグナレク壊滅以降は兼一の成長ぶりにしみじみと感動している場面が多いが、自分の保護下を離れることに一抹の寂しさも感じている。 逆鬼と本郷の決闘後、ジュナザードに誘拐され、記憶を奪われた上でプンチャック・シラットを教え込まれ新弟子・美しき羽(インダー・ブルー)となり、一時的にジュナザードの門派に加わっていた。 本来ならばジュナザードの洗脳により、その心は憎しみと狂気のみとなっているはずだったが、ジュナザードが美羽を気に入っていた為、無意識の内に美羽に手心を加えてしまった為に免れた。 筋力は修行を開始したばかりの兼一にも及ばないなど、腕力自体は一般的なレベルだったが、ジュナザードの修行を経て動の気の解放が始まってからは、剣星から硬功夫を授けられ肉体の強化を図っている。 その後、兼一の助言により、ジュナザードの呪縛を受け入れた事で動の気を完全に使いこなすことに成功する。 動の気を使いこなした事で実力は劇的に上昇、戦闘スタイルもジュナザードに近いものへと変化した。 美羽の祖父。 風林寺流武術(我流)の達人。 年齢不詳。 誕生日不明。 身長2m余り。 体重100kg超。 一人称は「わし」。 戦国時代より闘い抜いてきた老人。 「強さが必ずしも勝利とは限らない」が口癖。 豪放磊落な人物で熟達された人格に加え、老境に達した者が持つ独特のユニークさを併せ持つ。 まさに人生経験の塊のような人物であり幾多の方面で円熟の極みにある。 超人の域に達している達人中の達人。 武術の世界では二天閻羅王・世戯煌臥之助と共に伝説と称される。 かつて拳魔邪神・ジュナザードと激しい戦いの末に引き分け、実力を認め合った。 超人108秘技の使い手。 108秘技の中には暗鶚衆やジュナザードから教わったものも含まれている。 決して弟子をとらないことで有名だが、兼一に対しては彼の心意気に触れたのか秘伝の技をいくつか伝授している。 修行に関しては秘密主義であり開始当初は修行者本人もこれがどのような修行なのか理解仕切れていない事が多い。 かつては一人で生きている時期も長く、孤高の道の果てを見てきたらしい。 過去に息子である砕牙の側にいてやれなかった後悔から、幼い美羽を連れて武者修行(世直し)の旅をしていた時があり、今も気が向くと一人でどこかに放浪の旅に出てしまう。 世直しの噂を聞きつけた民衆からはその強さと無法者を成敗する義侠から鬼を喰らう武神として敬仰されていた。 の臨写が好きで、梁山泊の逼迫した経営状態にもかかわらず美羽に内緒で高い金を払って集めている。 それを知った兼一の記憶を亡心波衝撃(他人の記憶を操作する技)によって消去したりと、隠蔽工作に余念がない。 唯一の家族である孫娘の美羽に深い愛情を持っており、盗撮しようとする剣星のカメラを破壊したり、美羽と兼一が2人でどこかに行くと顔色を変え「美羽の夫になるにはわしを倒すこと」が最低条件と述べる。 一方で兼一と美羽の仲を認めており、兼一と自身の若い頃はよく似ているらしく、梁山泊の弟子としても相応しいと評価している。 作者の次作『』にも登場。 十数年前に「天啓の勇傑」の仲間としてスカウトされ、世界の危機に立ち向かっていたことが明かされた。 今作でも、純粋な身体能力だけで物理現象を超越する源術(ソーサリー)を跳ね除け、倒せなかったとはいえ神の肉体を縛り上げて無力化するという規格外ぶりを発揮している。 戦後は世直しのために、かつての仲間と共に敵の残党を討伐して回っている。 逆鬼 至緒(さかき しお) 声 - 属性: 動 異名: ケンカ100段 無天拳独流の達人。 生まれ。 身長192cm。 体重110kg。 一人称は「俺」。 あまりの強さと暴威ゆえに、10代で空手界を追放された過去を持つ。 強面で頬から鼻にかけて横断する一文字の傷があり、素肌の上に革のジャケットという、いかにも兼一が苦手そうな外見をしているが、性格は侠気溢れる面倒見がよい兄貴肌の人物。 しかしそれを悟られるのが恥ずかしいらしくわざとそっけない態度を取ることが多い。 また、小さい子供におじさんと言われた時には「お兄さん」と訂正させるなど愛嬌のある面も。 酒とが大好き。 定期収入はないが警察からたまに表沙汰にできない要人のボディガードなどの依頼が入り、それが梁山泊の収入源となる。 凄まじい気当たりの持ち主で、強大な力による猛攻で相手を捻じ伏せる空手を得意とするが、攻撃に心が走り過ぎる面をカバーするため、意識的に防御に重点を置いている。 本郷晶とは互いに認め合う好敵手であり、顔の傷は最後の一敗に時に刻まれたものである。 無天拳独流という"闇"の流れを汲む闇真流空手の使い手を師に持ち、将来は闇人となるべきはずだったが活人拳を選んだ。 相当な自信家であり、長老を除く梁山泊全員が戦った場合、最後に立っているのは自分だと真っ先に豪語している。 兼一に対しては最初は「弟子は取らない主義」と言って突き放した態度を取っていたが、秋雨や剣星が兼一に教える姿に触発されたのか、やがて自分から積極的に指導するようになった。 その後は兼一の不在を寂しがったり、兼一を傷つけた相手に激昂したりといった描写がたびたび見られ、その師弟愛は気味。 兼一も不器用な逆鬼の愛情を理解しており、面倒見のいい兄貴分といった感じの関係を築いている。 兼一を顧みるあまり、しぐれに「過保護」と冷やかされた際にはあきらかに狼狽していた。 彼もまた兼一を弟子にとることにより成長した師の1人である。 世界ケンカ旅行をしていた経歴があり、それゆえ英語が堪能。 かつてイギリス人のマイクロフトとフランス人のクリストファーとでチームを組んで麻薬組織の壊滅やボディーガードなどの依頼請負屋をしていたが、価値観の違いから2人に命を狙われた所を逆に返り討ちにし、砂漠に生き埋めにしてチームを解消した。 文書化されているかは不明だが、喧嘩の際の心得をによって管理・体系化した「逆鬼式ケンカ大原則」がある。 付きの大型を所有しているが、「逆鬼よりも年上」という年代物であるためエンジンを始動させるのにはかなりの時間を要する。 姉にはまったく頭が上がらない。 生まれ。 身長180cm。 体重80kg。 一人称は「私」。 柔術着にストレートの口髭が特徴的な紳士。 彼の柔術はあらゆる物を取り込んで昇華し、「 岬越寺流」と呼ばれる独自の流派と化している。 細身の見た目には不気味なほどに発達した筋肉をしているが、これは20年以上に及ぶ独自のトレーニング理論により、全身の筋肉を極限まで絞り込んでピンク筋(瞬発力のと持久力のの両方を併せ持つ性質の筋肉)へと変えた結果であり、逆鬼さえ一目置くほどの恐るべき筋力を誇る。 冷静沈着・才気煥発で、独自の悟りを開いている。 隼人が居ない時は彼が梁山泊のまとめ役。 兼一の各種修行における、全体の監督的立場でもある。 普段は人当たりがよく、穏やかで理知的な性格に見えるがキレると一番恐ろしい。 弟子の生命さえ脅かしかねない危険な修行のアイデアも彼の考案によるものが多く、兼一に対しての師弟愛はかなり気味である。 嘘をつくとき髭をいじるという癖がある。 本人曰く学生時代は苛められていたらしく、「自分が正しいと思ったことをするには力が必要」という兼一の言葉と同様の主張を、かつて自分の師に訴えたことがある。 ・・・・・と何でもこなし、「 書・画・陶芸・彫刻のすべてを極めたと謳われる天才芸術家」と崇敬され芸術家としても著名な上、医としても有能で、梁山泊の裏で接骨院を経営し梁山泊の家計を助けている。 の資格も所持しており外科手術も可能で、その腕は日本屈指と評され即席の道具から瀕死のアパチャイを救命するなど超一流だが、血を見ると性格が変わるらしく病院では働けなかった。 ただし名誉や金銭には淡白であり、梁山泊が経営破綻した際に逆鬼から「作品を売ればいい」と言われても「芸術は売り物じゃないから」と頑なに取り合わず、某国の元首にたまたま作っていた彫刻を買い取りたいと言われた際には莫大な報酬を積まれ、さらに窃盗、暗殺のプロを送り込まれてなお「え〜やだ〜」と一蹴し続けた。 愛読書は。 、、までもプロ級であり、更に多種多様の外国語までこなす多芸多才な人物。 兼一の修行のために機械やからくりを作るうち、その技術も達人の域に達してきている。 特に兼一を主動力にした、生活や移動に便利な機械を作るのが得意。 その万能ぶりからよく「」 第2版第11巻からはドラ〇もん表記。 オヤツとして「ドラ焼き」をよく食べている)と兼一に呼ばれ、助けを求められていた。 ただし、寒さとが嫌いで、よくのピーマンだけをアパチャイに食べさせている。 馬 剣星(ば けんせい) 声 - 属性: 静 異名: あらゆる中国拳法の達人 の達人。 生まれ。 身長158cm。 体重53kg。 一人称は「おいちゃん」。 語尾に 少なくとも中国語以外では 「〜ね」と付ける。 兼一よりも背が低い小柄な中年の中国人。 長い口髭と眉毛を蓄え、カンフー服と帽子を着用している。 馬家・馬式と称する流派の使い手で、攻撃・防御に優れた・を誇る。 中でも敵の攻撃を受け流して無力化するを得意とする。 元は武術団体・鳳凰武侠連盟の最高責任者で中国本土では実に10万人の弟子を擁するという一門の長であり、中国武術界でもその名を知らぬ者はいない。 しかし「飽きた」という理由で妻と息子に全権を委ね、ほとんど逃走に近い形で日本にやって来た。 常日頃からその名を討ち取ろうと殺し屋達に狙われている。 前述通り妻帯者で、兄に馬槍月、娘に馬連華と二人の息子がいる。 妻のことはかなり恐れている恐妻家。 院を経営し、梁山泊の家計を助ける。 中華料理もプロ級で、物語途中から梁山泊の昼食は彼が当番。 それを利用してピーマンが食べられない秋雨に対し優位に立つことも。 総責任者という地位を持ちながら厳格という文字が似つかわしくないユーモアの溢れる性格。 だが生半可な修行をしたことは一度もなくそれがどんな修行内容であろうと何らかの形で実戦に表れている。 好きなものはで趣味は(そのためにと携帯電話も最新式モデルを所有)という極度のエロ親父で、美羽やしぐれに対してしばしばセクハラにおよぶ。 色香に弱く、一影九拳であるディエゴとの戦闘中すら色香に惑わされ隙を見せた。 しかし、実の娘である蓮華の裸には「娘の裸を見て喜ぶ父親がどこにいる」と全く興味を示さなかった。 今でこそ禿げた髭親父ではあるが昔は少女と見まごう程の美形で、星の数ほど恋愛経験をしたことがあるという自称「中国の」。 兼一の恋愛を助言するキャラクターでもある。 兼一も師匠として彼を尊敬しているが、エロ友達としての側面も強く、兼一に美羽やしぐれの写真を度々有料 その7〜8割は鳥や羽や羽毛布団の偽物 で提供していて「日本一すばらしい中国人」として慕われている。 だが、そんな兼一や美羽のことは実の子供のように大切に思っており、時折考え深い助言、心配りを行うことも。 調合師としての腕も高く、死人さえも目覚めると形容される秘伝級のなどを製薬し、兼一の内功作りや疲労回復に使い、内部を漢方薬で着々と改造し傷の治りを早くしたりと大いに役立っている。 身長201cm。 体重120kg。 一人称は「アパチャイ」。 語尾に「〜よ」「〜だよ」と付ける。 身長2mを越える褐色肌の男で、抜きん出た嗅覚と視力を誇る。 その外観と存在感から梁山泊の中でも際立って目立ち、よくアパチャイを見て悲鳴をあげる者も少なくはない。 いいかげんな日本語を覚えており、普段はカタコトなのに、間違った日本語は流暢に喋る(まともな日本語をしゃべる時はたいてい誰かから聞いた言葉をそのままか、テレビの内容を聞いた通りに喋るだけ)。 逆鬼とは歳が近いためか、日中は行動を共にしていることが多く、酒鬼のつまみだけをつまみ食いしたり競馬場に付き合わされたりしている。 性格は純真で子供のように無邪気、食べることと子供や動物と遊ぶことが大好き。 「気は優しくて力持ち」という表現を地で行く好漢。 その純真さゆえ子供や動物にはとても好かれ、動物と意志の疎通をするという不思議な力を持つ。 一方で、後述の幼い頃から命懸けの戦いを続けてきた経験から全力攻撃がもはや条件反射になってしまっており、手加減が下手で、度々組み手やミット打ちで兼一を半殺し(一度は心停止)にさせている。 後に「子供達と遊ぶつもりで教えればよい」という隼人の助言のもと、死なない程度には手加減出来るようになった。 タイの貧しい村で孤児として生まれ親類もいなかったが、金に意地汚い隻眼の男に拾われた。 その男から稼ぐ道具としてムエタイを仕込まれ、格闘の神童としての才能を開花させ、幼い時から命がけの裏の戦いを生き抜いてきた。 しかし刺激を受けると見境なく暴れだし、屈強な男数名を瞬殺するほどの傍若無人ぶりを発揮するため強すぎてカードが見つかりにくい上に引き取り相手でもうっかり叩きのめしてしまうため、長らく引き取り手が見つからなかったが、ソムバットには逆に気に入られてロムタイフンジムに引き取られ、アーガードの弟弟子となる。 兄弟子であるアーガードを慕い、無二の親友となるが、アーガードが殺人拳に手を染めたことによって袂を分かつことになった。 その後は行き場を求めてジムを旅立ち、後に空腹のために港でうずくまっていたときにグスコーから結果的に食料を恵んで貰い、その恩義と飯に釣られて海賊集団であるグスコー一味の用心棒を務めたが、世直しの旅中だった隼人の手によって人さらいだったグスコー一味を共に壊滅させ、仔細あってそのまま強引に日本まで付いて来てしまった。 自身のムエタイ技が一撃必殺の殺人技になることを恐れ修行を遅らせていたが、兼一と出会い指導している内に手加減を極め、殺人ムエタイを活人ムエタイへと昇華させたことで全力を出せるようになり、ムエタイの頂に到達した。 沖縄の"闇"の拠点にてアーガードと再び対峙することになり、ムエタイの頂に立った者同士の死闘を繰り広げ、最後の一撃でアーガードに48時間完全に動けない程のダメージを与えるが、自身もアーガードの最後の一撃によって腹部を拳で撃ち抜かれて死亡する。 決着後はその場に現われた蛮刀使いに兼一が殺される寸前に宣言通りに兼一を守るために死から蘇り、圧倒的な力で彼を撃破するが、それによってアーガードから弟子を守るために立ち上がったことを賞賛されて、同時に勝利を認められた。 その後、本人はこのまま摂理に身を委ねた上でこの世から去ろうとしていたが、それを良しとせずに神をも謀る秋雨たちの治療によって一命を取り留める。 その人柄の良さと驚異的身体能力で、兼一たちの通う荒涼高校部の助っ人として逆転勝利に貢献したり、火事で取り残された赤ん坊を救うなど、各方面の人々から「謎の巨人」として生きた伝説となっている。 で乗降することを過剰なまでに拒む。 ロムタイフンジムにいた頃にメーオ タイの言語で猫の意味、理由はみんながトラと間違うから と名付けた虎を飼っていたことがあり、本人は猫だと思っていた。 香坂 しぐれ(こうさか しぐれ) 声 - 異名: 剣と兵器の申し子 香坂流武器術の達人。 一人称は「」。 年齢不詳(推定十代後半から二十代前半)の美女。 身長159cm。 東洋において最強とされる武器使いであり、刀、槍、鎖鎌、手裏剣などあらゆる武器を使いこなす。 その剣捌きは飛来する銃弾を斬り捨て、鋼鉄をも容易に切断する。 十数年前、の父親が秋雨との決闘により死亡した後、秋雨の友人であった香坂八郎兵衛の養女となり武術を教わる。 幼少時より自然に生き卓越した身体能力を誇っており秋雨を驚かせている。 武器を使いながらも相手に傷一つ負わせずに活人に徹することができる程の腕前を誇る。 八郎兵衛が死去した後に秋雨を頼って梁山泊に住み込み、時折、遠出してはかつて父が作っていた「人斬り包丁」を回収している。 回収した人斬り包丁は二度と人の手に渡らないように破壊している(陽炎の愛刀である刹那丸に限っては兼一の「父の形見」という言葉で何か感じたのか自室に保管してあり、更生次第ではいつか陽炎に返すつもりでいる)。 その特殊な育ちのために、下手をするとアパチャイ以上に一般常識に欠ける節があり、天井の桟を足指で挟んで逆さまにぶら下がって歩いたり、着替えや裸を他人に見られても特に気にした様子を見せないなど、奇行が目立つ。 女性としての意識は低いが化粧のたしなみはある。 訥弁で言葉のテンポが独特。 相棒に鼠の闘忠丸 とうちゅうまる がいる。 彼女の手にあるものはすべて強力な武器となり、鉄製のスプーンはおろか木製のしゃもじにすら刀剣並みの切れ味を持たせることができる。 バイクや戦車などの近代兵器の操縦にさえ手馴れている。 和服を身に付け、下着もさらしとふんどしを愛用。 プールや海でも水着をつけずにふんどしで泳ぐが、本人は水着の方が恥ずかしいと考えている。 上半身は素肌の上にを着込んでいる。 常に携帯している日本刀「刃金の真実」は彼女の父が彼女のために鍛え上げた最後の一振りであり、刃金の秘密がこめられた「最後の刃」としてこの刀を狙う者も少なからず存在する。 梁山泊に来た当初は梁山泊の他の師匠連とも目を合わせず、隙を見せることを嫌って食事も屋根裏で取っていたが、兼一が内弟子となってからは徐々に他人に心を開くようになり、食事も皆と共にするようになるなど変化している。 自身の秘密を「兼一になら話していい」と言って周囲を驚かせたこともある。 武器を使用しない兼一に対して、を教えたりするものの、他の師匠と比べ指導をする機会が少ないことを寂しがっており、自身の刀狩に兼一が裏社会見学として同行すると聞いたときは秘かに喜んでいた。 また、梁山泊の中では、兼一曰く「5人の師の中でもっとも恐怖に精通した人」であり、恐怖までもセンサーと例えて、武術の技法として取り込ませた。 基本的に無表情で表情を変えることはほとんどないが、兼一に対して数回はっきりと笑ったことがある。 名付け親は秋雨であり、当時名前の無かった彼女を秋雨がとりあえずなんと呼ぶかを決めるときにが降り出したため「しぐれ」という名前になった。 闘忠丸(とうちゅうまる) 声 - 能登麻美子 しぐれの相棒というべき。 身長11cm(+しっぽ11cm)。 体重200g。 ネズミとは思えないほど賢く多才で、音楽面では天才であるジークが苦悩した譜面を完璧に直したこともある。 ねずみ拳(? )の使い手でネズミながらに戦闘能力も中々のもので、猫よりも強く、しぐれからもを任されるなど信頼されている。 梁山泊の面々とも仲が良い。 お風呂が大好きで、シャモジより清潔との説もある。 新聞の経済欄の切り抜きと携帯を使ってデイトレードもしていやらしいほど儲けており、梁山泊で最も金持ちになっている。 鳥獣戯画の兎に恋をしているらしい。 「闘忠丸」の名前は、作者が運営する「」の上で募集した中から、作者が選んだもの。 梁山泊の親族 [ ] 白浜家 [ ] の家族。 以下の「父」などの記述は、白浜兼一との血縁関係。 白浜 ほのか(しらはま ほのか) 声 - 気味の妹。 生まれ。 身長140cm。 体重32kg。 3サイズB67-W58-H68。 いつの間にか兄と仲良くなっている美羽を「ムチプリ」と呼んでライバル心を燃やす。 しかし、美羽の側からは好意的に接されている。 兄の様子をのぞきにいこうと梁山泊を訪れて助けられて以来、アパチャイやしぐれとは大の仲良しで、アパチャイはほとんどほのかの乗り物と化している。 純真無垢な性格で感受性が強く、結構押しも強い。 自然体の交流で谷本を「なっつん」と呼ぶ仲になる。 が異常に強く、実力は秋雨に匹敵し、アパチャイを超えるほどである。 兄と違って武術の才能はある。 白浜 元次(しらはま もとつぐ) 声 - 父。 生まれ。 身長174cm。 体重68kg。 商社の部長職を務める。 洒落た身なりだが、容貌や子供の前で見せる厳格な雰囲気とは反比例する度の過ぎた心配性であり、家族のためならば社内での立場 本人曰く家族のためにやむを得ず忠誠を誓っている はおろか、「法も道徳もクソ食らえ」と断言し、自己の生命さえも顧みない家族愛の権化のような人物。 しかし、家族関係に支障はきたしていない。 息子が修業の厳しさに家に逃げ戻った際には会社の商談をすっぽかし帰ってきたり、猟銃を持って梁山泊を強襲したりするなど、愛情の深さのあまりしばしば常軌を逸した行動に及ぶ。 趣味はと狩猟で、数々の大会に入賞する程の腕前。 梁山泊を襲撃した際には片手で猟銃の弾丸を装填したうえ背面狙撃を披露、しぐれをして「でき…る…」と、称賛せしめた。 にセバスチャン、マクシミリアンなどの名前をつけてさながら愛犬のように大切にしており。 さらにこの2丁の他に妻に内緒で新しい猟銃・ルードビッヒを所持している。 非常時には「」の替え歌が無意識に口をついて出る。 虚弱な子供だった息子が強く成長しつつあることを受け入れ、師匠達と共にDオブD開催地に赴く兼一を激励して送り出した。 白浜 さおり(しらはま さおり) 声 - 母。 生まれ。 身長168cm。 体重54kg。 3サイズB93-W64-H92。 陰で心配を露呈する夫を支えており一見おとなしそうだが暴走した夫を金属盆やフライパンで沈める白浜家の最高権力者。 実年齢よりもはるかに若々しくスタイルも美羽や蓮華にも全く劣らない抜群のプロポーションを誇る。 馬家 [ ] 馬 連華(ば れんか) 声 - 属性: 動 馬剣星の実娘。 生まれ。 身長164cm。 3サイズB89-W58-H88。 の使い手。 腕前は弟子級の中でもトップクラス。 チャイナドレスに大きな鈴の髪飾りを付けた美少女。 鳳凰武侠連盟最高責任者という地位を捨て日本へ渡った父を中国に連れ戻すために、自身も日本へと渡り、横浜の親戚、馬良の元に身を寄せている。 武術は実戦主義で行動派な面もあり、一人で突っ走ることが多い。 中華街では自警のようなことを務めており市民を中国マフィアから守っている。 猫のように動く物を追う習性があり、耳のようになっている髪は本物の猫の耳のようにその時の感情によってぴこぴこ動き、そこを掴まれると力が抜ける。 そのために美羽から猫扱いされることがある。 父同様自分の欲望に忠実で、高飛車で強気な性格に加え、かなり破天荒でわがままなため、当初は兼一のことも優柔不断や軟弱男と小馬鹿にしていたが、次第に彼の優しさや強さに惹かれていき、再登場したときはべた惚れになっており、気を引いたり好意を得るために可愛らしい態度を取るようになっていたが出会い頭に一撃入れたりするので警戒されている。 初期は普通のチャイナドレスや中華服を着用していたが、DオブD終了辺りから徐々に露出度が上がっていった。 後に黒虎白龍門会を抜けて追われていた郭・帳・楊の3人を剣星の命令により助け、馬良の店へと匿う。 兼一とYOMIとの戦いのことを最近まで知らず、兼一の身を案じて自身もYOMIとの戦いに加わりたいと思い、荒涼高校に転入してきたが、その結果、中華街を狙っている黒虎白龍門会関係の刺客までが荒涼高校を狙うようになり、兼一にさらなる苦難を負わすはめになってしまった。 ディエゴとレイチェルとの師弟タッグマッチが申し込まれた際には兼一の手助けをするために剣星と共に豪華客船に乗り込み、レイチェルを相手にほぼ互角だったが邪魔が入ったために勝負はつかなかった。 馬 槍月(ば そうげつ) 剣星の兄。 拳豪鬼神として知られる"闇"の一影九拳の1人。 詳細は「」を参照 風林寺 静羽(ふうりんじ しずは) 美羽の母で、暗鶚一族で最も優れた系統の娘。 黒髪の美女といった容姿に着物を着用しており、戦闘時には美羽と同様にボディスーツを着る。 また、当時は一族の象徴的な存在として知られていた。 複数のライフル狙撃に反応し、弾丸を手甲で防ぎ、かつその狙撃主達の位置を特定して壊滅させるなどのその地位に相応しい実力を有していた。 力と豪快な技を扱う砕牙に対してスピードで幻惑する戦闘スタイルだったとされ、砕牙と真っ当に戦えばお互いに無事では済まなかっただろうとされている。 部外者である砕牙と結ばれたことで暗鶚衆が抗争に発展するというきっかけを作ってしまい、自身も赤子だった頃の美羽を守るために雪山にて敵と戦うが、最期は風林寺砕牙に扮した暗鶚衆の長である穿彗によって殺害される。 風林寺 雫子(ふうりんじ しずこ) 隼人の妻。 ロシア系の人種で、砕牙や美羽の髪の色は遺伝である。 数年前に死去する。 隼人とは年齢が大きく離れていた。 他 [ ] しぐれの父 姓名不明。 "闇"の最後の刀匠と称される名匠。 美術品としての要素を一切廃し、人を斬ることに特化した日本刀「人斬り包丁」を造っていた。 "闇"で得た様々な刀匠の技術を複合させて独自の製法を編み出し、歴史上最も「刃金の真実」に近付いた刀匠となった。 刀鍛冶を目指す前は達人級の腕前の剣術家であり、刀鍛冶となった後もその実力は健在で、しぐれの武術の基本は彼によって叩き込まれたもの。 武器は竹鞘の人斬り包丁を扱う。 かつて師の技術を盗んだ代償に右腕を切り落とされ、鋼鉄製の義手をつけている。 何年間も山に篭って人斬り包丁を作り続け、しぐれは名前すら付けてもらえずに幼少期を過ごした。 不器用ながらも父親としての愛情は強く持っていたが、人殺しの道具を作り続けた自分が良い父親になれるはずがないとし、病に侵されて己の死期を悟った後にせめてしぐれのとなることを願い、「自分のような人間がどんな末路を辿るか」をしぐれに見せるために、八郎兵衛の依頼で尋ねてきた秋雨に自分を殺すことを依頼する。 その後、しぐれに鋼の秘密がこめられた最後の刃「刃金の真実」を授け、秋雨との決闘の末に崖へ自ら身を落とし死亡する。 香坂 八郎兵衛(こうさか はちろべえ) 数年前に死去した香坂流武器術の先代。 しぐれの養父で師でもある武器術の達人。 隻眼で頭部に傷があるお茶目な老人。 秋雨と交流があり、彼に対武器戦術を指南した。 生前は骨董屋を営んでおり、そこに偶然しぐれの実父が打った人斬り包丁が回ってきたことが、秋雨としぐれが出会う切っ掛けとなった。 しぐれの父に人斬り包丁の製作の意図を問い質すよう秋雨に依頼し、その一件の後、しぐれを養女として引き取り香坂流武器術を伝授し後継者とした。 しぐれをとても可愛がっており、彼女が行方不明になった(秋雨のためにやしの実をとりにいっていた)時には、誘拐されたと思い込み、闇側の組織を3つ壊滅させたことがある。 逆鬼の姉 バイクに乗った後姿のみの登場だが、逆鬼とは似ても似つかない小柄でかなりのナイスバディの持主。 一方で銃を持った多数のマフィアに囲まれた逆鬼達に平然と弁当を差し入れて帰るなど肝が据わった一面を持つ。 逆鬼の台詞から察するに彼女もまた武術家である様子。 現在はOLをしているらしい。 新白連合(しんぱくれんごう) [ ] 総督 [ ] 新島 春男(にいじま はるお) 声 - 新白連合総督。 周囲からは「宇宙人」、「地球外野郎」等の蔑称で呼ばれる。 生まれ。 身長172cm。 体重62kg。 長い耳や割れた舌が特徴的なまるでかのような風貌をしており、強い者には媚び諂い弱い者は踏み潰すという心身共に悪魔のような男であるが、時には筋も通し、情に厚い側面ものぞかせる。 バーサーカーによって連合員が傷つけられた際には怒りを露にした。 常人とはかけ離れた嗜好・習癖を持ち、周囲の目も憚らず個性的な本質を包み隠そうとはしない三枚目的な一面を持つが、本来の性格は冷静かつ現実主義者で、、、、などに長けている。 自作で各国の諜報機関でさえ難しい"闇"についての情報を収集したり、計画立案などの才能にも優れた天才であり作中屈指のIQを誇る(しかし、学校の成績は「中の下」と称した兼一以下)。 達人級とも言える危機回避能力を持っており、武術の経験は全くないもののかなりの高精度で標的の強さを計測できる上に超人的な聴覚・走力を備える。 服の下には催涙スプレーやロープなどの非常用の用意を常に携帯している。 中盤以降は時折、妙な性まで発揮して大局を動かした。 勝利のためならば非情に徹する覚悟を持ち(勝利のためには味方をも切り捨てるが、必要とあらば自分も犠牲に組み込む所が筋が通っている)、その戦術・戦略は敵味方を問わず賞賛せしめることがしばしばあり 、軍師としての天賦の才能は各方面から高く評価されている。 その知能は敵の情報をすばやく把握し、巧みな話術で洗脳して敵のチームワークを分断、ときに味方に引き込み戦いを有利に展開させる。 ある意味では兼一に匹敵する成長を遂げた男。 初登場時に自分自身で語っていた「強いものに媚び諂う能力」は、特に新白連合結成以降の彼には全く見受けられない。 YOMIとの戦いを一通り終えたら"闇"とうまく折り合いをつけて、新白連合を格闘技の団体として財団法人にしようと目論んでいる。 やに入ると気分が悪くなる体質で、自力で歩くことさえもできなくなる。 著書に「ケンカ理論」がある。 また、隠れた特技として、があり、ジーク曰く水泳では「」の異名を取り、ピアニカの腕は彼を深く感動させるほど。 父は悪魔で、母は宇宙人。 家は貧乏で、病弱な弟がいる。 隊長 [ ] 新白連合の隊長。 実態は兼一以外、ラグナレクを脱退、またはラグナレク壊滅後に加わったメンバー。 宇喜田は副長であるが、作中ではもっぱら隊長扱いのため本項に記入する。 また、武田は当初副長だったが武器組との戦いで隊長に格上げされた。 白浜 兼一(しらはま けんいち) 新白連合斬り込み隊長。 生まれ。 身長176cm。 体重61kg。 新白連合隊長。 元ラグナレク・キサラ隊の精鋭「技の3人衆」の1人でリーダー格。 ジェームズ志場の弟子で、ライト級の元。 恩人である秋雨を大先生と呼ぶのに対し、ジェームズ志場を超先生と呼んでいる。 ボクシング界でも期待の新人だったが、友人とともに不良と戦った際に利き腕である左腕が不随となり、以後落ちぶれる。 ラグナレク時代は右腕一本で戦っており、両腕が使えたら拳豪級と評されていた。 左のストレートは幻の左と呼ばれておりスローカメラで撮ってもどこを殴ったのか分からないという逸話もあるのだが中盤に入ってからはただの左ストレートと呼んでいる。 一人称に「ボカァー(僕は)」、語尾に「〜じゃない」と付け、常に葉っぱを口でくわえておりいかにも軽そうな性格をしているが本質は熱い闘志と情愛を持った男で作中では兼一の新島、美羽に次ぐ親友になっている。 兼一との勝負に敗れ、秋雨の治療により左腕が復活、再びボクシングの道を志す。 ボクサー生命を救ってもらったことから、兼一と友好関係を結ぶも、そのつながりから新白連合に無理矢理加入させられる。 ラグナレク脱会後ボクシングジムに戻ったが、連合加入以後は新島の揃えた器具が充実している連合本部に入り浸り、部には顔を出さなくなる。 最初は嫌がっていたが兼一との友情と、新島による洗脳を受けた結果、今や立派な連合の副隊長に。 美羽に対して密かに好意を寄せているが兼一のために身を引いている。 ラグナレクでは夏、ロキと同様、五本の指に入る美形で、脱退してからも女子生徒にモテる描写もある。 兼一が梁山泊での修行により強くなっていくにつれ、彼との実力の開きにコンプレックスを感じていたが、ジェームズ志場と出会い彼に弟子入りする。 手加減を知らぬ師に弟子入りしたことを少しばかり後悔しているが、地下格闘場での修行等を経て実力は急上昇している。 志場は確実に勝てるカードしか組ませていないためか、強い武術家と闘えないことを不満に思っていたとき、武田の力量を知った連華の助言により兼一との勝負を望む。 もし自分が勝ったら美羽に告白するという条件で兼一を本気にさせて戦い、兼一の予想を上回る強さを発揮、「流水制空圏」の第一段階をも発動するが敗北。 試合後は互いの実力を認め合い握手を交わした。 しかし美羽のことはまだ諦めていないようで「今は兼一君に任せてある」だけと発言している。 英語は苦手で新学期を迎えても卒業できず宇喜田と共に留年した。 弟子入りしてから、武器を持った闇の武人相手でもギプスをつけて戦うために相手から正気を疑われることが多いが、この器具自体も彼の実力を飛躍的に上昇させるのに一役買っている。 生まれ。 身長180cm。 体重80kg。 新白連合副長。 元ラグナレク・キサラ隊の精鋭「技の3人衆」の一人で、家。 副長だがなぜか常に隊長と呼ばれる。 かつて名門の柔道場に在籍していたが勝つためにどんな手でも使う品性の無さから破門され不良に身を落とした。 武田が兼一と戦ってラグナレクを抜けてからもう一度家に戻ることを決意し、柔道を続けている。 荒涼高校の柔道部は弱小だが、宇喜田が立て直しにかかっている。 武田とは馬が合うようでよくつるんで学校の屋上で雑談をしているが、不良生活が板につきすぎた所為で武田と仲良く留年。 南條キサラに惚れているおりキサラも気になっているようで留年したことを「自分と同じ学年」というように励ましたりもしている。 ラグナレクを抜けるタイミングを武田の脱会リンチにあわせるなど友達を想う心はかなり強い。 ラグナレクと新白連合の抗争時には武田と二人でバーサーカーと対峙。 あえなく病院送りにされてしまうが、兼一と朝宮龍斗との戦いでは病院を抜け出して他のメンツとともに戦いに参加している。 兼一とは実力こそ非なるものの互いの境遇やスタイルなどを共感し合っており、葛藤する兼一に助言を与えるなど年上らしい計らいも見せた。 新白連合に対しては当初こそ頑なに脚光を浴びようとする新島に反発していたが、幾多の困難を乗り越えるうちに団結心が芽生え、ただ一人で新白連合を統御しようとしていた新島に「お前一人の新白連合ではない」と明確な仲間意識を代表して告げた。 DオブDでは臆病な面や自らの力の無さを卑下する一面が目立ち、達人の世界を知らず、修行のレベルも勘違いしていたために実力的には戦力外だったが、カポエイラチームとの試合で捨て身となってシルビオを場外へ投げ落としたり、根性でリーダーの指を外してキサラが決勝打を決める遠因となったりと勝利に貢献した。 フレイヤと白鳥からは男性として少なからず意識されている描写があるのだが、本人は全く気付いていない。 白鳥が男だと思い込んでおり、武田から女性だと説明されても全く信用せず、遊園地で水着姿の白鳥を見てもよく似た他人と誤解していた。 生まれ。 身長177cm。 体重69kg。 新白連合遊撃隊長。 元・第五拳豪。 変則の使い手。 西洋風の顔立ちで羽飾り帽子を被った長髪の男。 攻撃のタイミングを察知し、受けた打撃の威力を「軸」をずらすことにより殺し、円運動で相手に返すという変則カウンターを使いこなす。 組技、関節技はカウンターできない。 他人の纏っている感情を旋律で読み取るという能力を持ち、それゆえに谷本夏や櫛灘千影の心情には気付いていた。 台詞の端々に音楽用語を挿入する。 兼一の必殺技「無拍子」の名付け親。 変人とはいえ普段は特に差し障りのない好人物だが、作曲を妨害されると相手に殺意を抱くなど音楽に関しては偏執的な一面を持つ。 最高のメロディーは戦いの中から生まれると信じ、より刺激的な戦いの場を求めてラグナレクに参加。 強敵と戦うという体験それ自体に音楽的な価値を見出す芸術家肌の人物であるため、ラグナレクの勢力拡大など政治的な方面には興味が無かった。 ラグナレクでも浮いた存在だったが、千秋祐馬とだけは馬が合い、新白連合参加前からの親友同士であった。 家は資産家で、音楽学校の超特待生。 連合の中では説得役になることや、また汚い手で引き抜きを行う新島を諭すこともある。 兼一に敗北したのち自分の作曲法に限界を感じて悲嘆に暮れていたが、新島の魂のピアニカに感極まり新白連合に加入。 以後新島を「我が魔王」と呼び絶対の忠誠を誓う。 ただし、新島が王道に外れるような行動に出た場合はその命に逆らい諫言することもある。 「自分の師となる人物がチベットに現れる気がする」という予感がしたという理由で、実際にチベットへと旅立ち、と巡り会い、チベットの寺院でマニ車の如く40日間歌いながら回転し続けるという修行を強行、いつの間にか近隣の人たちの信仰の対象となる。 DオブDにおいては新白連合の第二試合開始直前に乱入、助っ人として駆けつける。 「菩提樹の葉ほどの弱点もなくなった 」と豪語するように、マニ車を真似た修行の成果により実力が劇的に上昇。 カウンターできない組み技にも練り上げられた内功と強靭な横隔膜などで対応できるようになり、梁山泊の師匠達からも「受けに関してはほぼ完璧にマスターしている」「将来は達人の域に達するかもしれない」などと高く評価されている。 また、武器による攻撃をも無傷で受けてカウンターを取ったり、関節技で首を折られたにもかかわらず生きており自分で首を元に戻すなどといった描写もあった。 ただし、達人級などの本人の実力を大幅に越えた打撃はカウンターできず、首を折られた際も即座に戦線復帰は出来ないなど、本人が豪語したほど完全に無敵というわけではない。 後にYOMI入りした谷本と一戦交えた際にも、接戦の末に敗北している。 DオブD後は音楽学校の二年生に進級。 DオブDにおける戦いの中で浮かんだメロディーはレコード会社からのオファーによりCD化が決定、印税の一部が連合の資金となる予定である。 生まれ。 身長195cm。 体重200kg。 元・第七拳豪。 相撲を異種格闘技用に自ら改良した実戦の使い手。 を思わせる口調で喋る。 友情や約束のためならば命をも懸ける男気溢れる義に篤い男。 才気煥発というタイプではないが、激昂しても状況を見失わない冷静さを持ち、頭も鋭く切れる。 また、体は相当に鍛えこまれており、誰の弟子にもつかずに独学で新必殺技を編み出してしまうなど、類まれな努力家でもある。 二つ名の所以は巨体で豪胆かつ武勇を重んじる大食漢より。 自ら開発した実戦相撲を最強の武術にし、世界中に普及させることを生涯の目標としており、ラグナレクに加わったのも、ルールの無い闘いを数多く経験し実戦相撲に磨きをかけるためであった。 その目的意識は確固たるものであり、兼一との勝負に際し彼が提示した条件も「自分が勝った場合は弟子となり、共に実戦相撲を極める事」というものであった。 兼一との勝負で力士としての矜持を捨てられず自ら敗北を認め、ラグナレクを脱退。 喧嘩からも足を洗うこととなる。 新白連合には親友の九弦院響のたっての願いにより、連合の危機に馳せ参じる形で参加。 兼一との勝負や山奥での一人修行の時など、事あるごとに「太めの男性」の地位向上をアピールしている。 「デブ」という単語に激憤し、脂肪ではなく筋肉の鎧ということを見せ付ける。 実際にその自負心は伊達ではなく日夜、ワルキューレの武器による殴打を浴びており、尋常でない耐久力を誇る。 DオブDにおいては山篭りの修行の成果でブラックフォースチームの3人を一撃で戦闘不能にするほどの実力を披露。 DオブD後は己の実戦相撲に限界を感じていたところを久賀舘要に相談し、彼女の師である久賀舘弾祁に教えを請い、体運びから力を出すコツ、対武器術など多くのことを修得した。 この修行により彼の顔面や両腕には多数の傷跡が見られる。 久賀舘弾祁奪還の際には多くの修羅場を潜り抜けた兼一に続き、先陣を切り、張り手で闇人を吹っ飛ばす活躍を見せた。 谷本 夏(たにもと なつ) 新白連合に所属しながらも、魯慈正のYOMIとして在籍していた趙円臣に勝利し、YOMIの一員となった。 集団戦法を得意とする。 猫を庇いながら満足に戦えないキサラ相手に「脱会リンチ」を強行し集団で襲い掛かるといった卑怯な行動を取るが、全員しぐれに杓文字で服を切られ撃退される。 しぐれの言葉を教訓に特訓して実力を高めて再登場するものの、キサラに雑魚呼ばわりされ、まったく本気を出していない美羽1人にダメージ一つ与えられず全て倒された。 その後はセクシーな衣装で資金調達などを行うお色気部隊として機能している。 なお、ワルキューレとバルキリーはドイツ語読みか英語読みかの違いだけで本来は同じ。 生まれ。 身長159cm。 元・第八拳豪。 の使い手で、帽子と片方の足が破れたジーンズがトレードマークの小柄な少女。 努力家で、何事にも真摯な思いで臨む性格。 この作品には珍しく。 女性ながら並外れた脚力の持ち主で、その才能・器量は度々称賛せしめる。 二つ名の所以は戦死した勇士たちを選び取って天上の宮殿へと迎え入れる(倒した相手を味方に加える)というエピソードより。 テコンドーに関しても「男に負けたくない」という思いで練習を続けていたが、試合の対戦者の男性が自分が女であるとの理由で手を抜いていたことを知り、それ以来ルール無用のストリートファイトに明け暮れる。 そんな中、久賀舘要の力量に敬服し、彼女直属の部隊ワルキューレの一員としてラグナレク入りを果たした。 しかし男と対等に戦うためには武器を持つことが重要だと考える要に対し、素手で男と対等に渡り合うことを信念とするキサラは、その後ワルキューレの一員であることを辞め、「キサラ隊」の長として独自の路線を辿ることになる。 しかし要に対する敬慕の念は一貫して変わっていない。 猫好きが共通する美羽のペースに巻き込まれたり、兼一に感化されたりしている内にその変化を反逆と見なされラグナレクからの脱退を余儀なくされる。 脱退の余波から自分の部下を守るために、連合と手を組む形で現在に至る。 良質の動属性の武術家であり、特に実戦においては驚異的な成長を見せ、強敵を相手にするときは実力の数段上の強さを発揮することがしばしばある。 DオブDにおいては、猫の動作をテコンドーに応用したオリジナルの武術、「ネコンドー(新島が名付け親)」を創出した。 デスパー島において偶然、宇喜田の自分に対する想いと決意を要と一緒に聞いてしまい、以来口では否定しつつも宇喜田を異性として意識し始める。 しかし素直に感情にださず恋愛が苦手といった典型的なツンデレキャラであるため、それ以降、要が彼の隣に座っているのを見て嫉妬したり、彼に見つめられ顔を赤らめたり、対カポエイラ戦では戦いの最中にも彼の身を案じたりする場面が見られた。 家は資産家であり、キサラ隊の基地(後に新白連合の基地)となっている廃ビルは彼女の提供によるものである。 なお、自身の細身の体型にはいささかの劣等感があるらしく、グラマーな女性に対しては第一印象で反感を抱いてしまいがちである。 巨乳である美羽を「牛乳(うしぢち)」と呼び妬んでいたが、猫好きなところからそれなりに仲は良くなっている。 現在はワルキューレに再配属され、新白連合のビジュアル部隊として活動している。 生まれ。 身長170cm。 体重56kg。 3サイズB87-W61-H88。 元・第三拳豪。 久賀舘流の正統後継者。 クールで褐色肌の顔に傷がある。 かつては拳聖・緒方一神斎の教えを受けるためにラグナレクに加入した。 「神武不殺」(真の強さは人を殺めない)を信念とし、キサラとの戦いで自慢の杖を折られた際には「杖術使いが杖を折られたら負け」と潔く敗北を認めた。 馬剣星にセクハラまがいの要求をされたときに素直に応じたこともあり、実力を認める相手に対しては一定の敬意を払う、礼をわきまえた女性である。 配下に女性だけで構成された武器集団「ワルキューレ」がいる。 二つ名の所以はワルキューレの統率、戦いの女神というエピソードより。 ラグナレク壊滅後は更なる高みへと登るべく武術に専念するつもりであったが、YOMIがただの不良集団ではなく武術集団であると聞き、ワルキューレとともにYOMIとの対決を控えた新白連合に加入。 キサラやワルキューレたちとともに修行を積み、DオブDにも参加を決めた。 第1回戦で、ブラックフォースチームのリーダーに対し勝利を収めている。 DオブDでの戦いの凄まじさに恐怖しながらも、キサラへの思いゆえに参加を決めた宇喜田に対しては「嫌いじゃない」と思わせぶりな発言をしており、キサラを動揺させる。 鼠嫌いであり闘忠丸の姿を見ただけで動揺し、普通の少女らしい一面を見せることもある。 就寝時は。 が得意。 DオブD後は高校を無事に卒業。 大学に進学して道場でも師範代として後進の指導に当たっている。 大学入学後は祖父である久賀舘弾祁が長い放浪から帰り、ワルキューレや千秋祐馬と共に修行を行なっていた矢先、コーキンに祖父共々連れ去られるが、新白連合の活躍により無事救助される。 その後、兼一の見舞いに訪れた際に宇喜田に好意を持っていることが発覚した。 現在は部下だったワルキューレに所属。 新白連合のビジュアル部隊として活動している。 綾崎 智里(あやざき ちさと) 声 - 武術スタイル: 使い リーダー。 生まれの18歳。 3サイズB88-W60-H81。 裏切り者であるキサラを許したつもりではないが、過去のことは水に流しており、共に修行する仲になっている。 血の気が多く、シャモジで隊員全員の武器を木っ端微塵にしたしぐれの圧倒的実力にも省みず、素手で攻めかかろうとする向こう見ずな一面がある。 シャワーを武器と一緒に浴びることをさして疑問に思っていない。 フレイヤを崇拝しており、将来はフレイヤと事業するのが夢。 豊長 しずる(とよなが しずる) 武術スタイル: 使い お嬢様風の女性で木製の薙刀を扱う。 生まれの18歳。 3サイズB97-W61-H93。 サブリーダー的な位置づけらしく、リーダー以外では最も発言力が高く台詞も多い。 美羽に匹敵あるいは上回るほどの巨乳。 原作でしぐれに杓文字で仲間達共々服を切られた際は「まっ!」と叫び悲鳴を上げたが、しずるのみ笑顔だった。 五十嵐 陽子(いがらし ようこ) 武術スタイル: (サイ)使い 2本のサイを扱う。 生まれの18歳。 3サイズB85-W60-H82。 頭に白いバンダナのような物を巻いている。 実家は家具屋。 藤宮 亜美(ふじみや あみ) 武術スタイル: 使い 2本の鉄扇を扱う。 生まれの18歳。 3サイズB98-W60-H91。 色黒(実は日焼けで地黒ではない)で、もじゃもじゃしたツインテールが特徴。 ワルキューレで一番の巨乳。 宇佐美 憐音(うさみ れお) 武術スタイル: 使い 長い棒『棍』を操る。 生まれの18歳。 3サイズB75-W59-H84。 外側に跳ねたショートヘアの女の子。 メンバーの中で一番貧乳。 趣味はスキーと水泳。 結城 ひびき(ゆうき ひびき) 武術スタイル: 投げ分銅使い 分銅が紐の先についた武器を扱う。 生まれの18歳。 3サイズB82-W58-H85。 パーマがかかっているショートヘアの女性。 龍元 夢子(たつもと ゆめこ) 武術スタイル: 使い 生まれの18歳。 3サイズB92-W61-H86。 愛馬 由里子(あいば ゆりこ) 武術スタイル: 使い 生まれの18歳。 3サイズB84-W62-H82。 メンバーでは唯一武器のスペアを所有していることが確認されている。 団員 [ ] 水沼(みずぬま) 声 - 16歳。 空手家。 兼一に不良から助けられたことから、兼一を目標として陣営に参加。 アラン須菱の弟子になってから必殺技(バックマシンガンアタック)を習得。 アランに出会い鬼幽会に入門した当初は力こそ全てと思っていたが、兼一と逆鬼により「真の強さ」を教えられ目を覚ます。 その後、"闇"の流派狩りにより鬼幽会は潰され、師であるアランはその際にティーラウィット・コーキンから彼を庇って意識不明。 その復讐のためにDオブDに参戦する。 初戦の対ブラックフォース戦にて先鋒として出場、健闘するも重傷を負い戦線離脱。 しかしその戦い振りはDオブDの雰囲気に飲まれかけていた新白チームの闘志に火をつけた。 松井(まつい) 声 - 初期からいるメンバーの1人で旗持ち。 っぽく「〜じゃい」などと特徴的なしゃべりをする。 に「人の話を聞いていない」とよく書かれる。 彼の主義は「旗は魂だから絶対に地面につけない」で敵陣に隠密潜入するときですら堂々と掲げたまま、旗がないと自信をなくす。 上岡(かみおか) 初期からいるメンバーの1人。 ハーミットに殴りかかったり、ガンを飛ばしたりと不良っぽい性格。 結果論だが新島に命を救ってもらったことがあり忠誠心は高い。 木元(きもと) 連合の初期メンバーで表立った活躍はしていないものも水沼同等に頻繁に登場する。 下っ端の中では大柄で長ランに細目が特徴。 倉本 五郎(くらもと ごろう) 連合の初期メンバーの1人。 表立った活躍はしていない。 常に帽子を被っている。 デスパー島には行っていない。 白鳥 かおる(しらとり かおる) 声 - 元ラグナレク・キサラ隊所属。 キサラの腹心。 登場当初は美形男性だと思われていたが、実は女性。 テコンドーの使い手で、攻撃の威力のみならキサラを上回る。 ラグナレクとの最終決戦に武田たちと共に負傷した状態で駆けつけ下級兵の掃討に参加した。 新白連合に合流して以降は、総督としての新島を認めている態度を取っており、兼一のことも白浜隊長と呼ぶ。 キサラを巡って宇喜田と対決し圧倒する。 しかしそれでも侠気を見せた宇喜田に対して思いを寄せるが、宇喜田からは男性だと思い込まれている。 諜報員 [ ] 谷本の部下、及び元・第四拳豪ロキが諜報活動を行っている。 鷹目 京一(たかめ きょういち) 声 - 属性: 静 元・第四拳豪。 生まれ。 身長177cm。 体重71kg。 「戦う参謀」を自称する新島同様の策略家。 相応の実力の持ち主ではあるが自ら表立って動くことは少なく、強力なリーダーの直下で組織を実効支配することを好むタイプ。 時に拳聖の名を騙り、他の拳豪すら己の陰謀のために利用する。 ラグナレクで五本の指に入る美形であるが、自分の素顔を見られるのを嫌うため常に網眼鏡をつけている。 ラグナレクの実権を掌握すべく暗躍を続け、新白連合との最終決戦において朝宮龍斗に叛旗を翻し秘密裏に育成していた新・八拳豪を擁する「神聖ラグナレク」を結成、自身は組織のNo. 2になり、バーサーカーをリーダーに奉り上げてに及ぶがバーサーカーは応じずあえなく失敗に終わった。 その後は20号と108号と共にロキ探偵事務所を開業するが依頼者が1人も現れず廃業寸前になっていたところに、新島の仲介により谷本コンツェルンの探偵部に高額の報酬で雇われる。 一影九拳とYOMIの情報収集を担当しており、銃撃の中を走り回ったり、魯慈正の部下を仲間と共に袋叩きにしたりとかなり危険な任務をこなしている。 天田 橙子(あまだ とうこ) 声 - タイプ: 動 通称20号。 生まれ。 身長150cm。 3サイズB85-W60-H84。 第四拳豪ロキの腹心の少女。 常にを着用している。 素顔は星のような瞳が特徴的な少女。 女性ながら機械類の改造を得意とし、自作の「勝手に改造ガスガン」及び「」(を内蔵した三段式特殊警棒)を駆使する。 ロキのスクーターや眼鏡を勝手に改造する悪癖があるが、その効果は絶大である。 ラグナレク壊滅後はロキと共に消息不明であったが、新島の元で諜報員として働いている。 ラグナレク [ ] 拳聖 [ ] ラグナレクがカリスマとして崇める達人。 "闇"の一影九拳の1人。 ラグナレクの他にも、有能な人材を弟子として取り立て、指導している。 詳細は「」を参照 古賀 太一(こが たいち) 声 - 属性: 動 異名: 蹴りの古賀 技の三人衆の1人。 生まれ。 身長160㎝。 体重54㎏。 初対戦時は兼一が苦戦した筑波をバカにしていた上、兼一の山突きを片足で捌くという技の三人衆の凄さを見せつけたが、話が進むにつれかなり小者臭いキャラとなっていく。 脱会の際に立てなくなった宇喜田たちをいたぶったり、元はキサラ隊で新白連合のメンバーだったが後にロキに寝返ったり など、三人衆の中では唯一チンピラじみた筋の通った物を持たない男で、いまいち恵まれないポジションだった。 ラグナレク編後半では、他のキサラの部下と共に兼一に一撃で敗れるなど完全に雑魚キャラ、噛ませ犬として扱われ、最後は下剤入りジュースを飲まされ退場。 ラグナレク壊滅後は巨乳の彼女と付き合っているらしい。 当初はキサラに対等な口調で話していた。 その他の関係者 [ ] 白鳥 かおる(しらとり かおる) 声 - キサラの腹心。 詳細は「」を参照 古川 たかし(ふるかわ たかし) 声 - 属性: 動 ラグナレクキサラ隊所属。 17歳。 生まれ。 身長173㎝。 体重61㎏。 本人曰く「むっちゃフツーの名前」。 自称・魔剣(ただの)の使い手。 彼の最大の功績は兼一に武器に対抗するためのしぐれの教えを受けさせるきっかけとなったことである。 ラグナレク内部でのし上がるという野望を持っていたが、実際には上司のキサラすら彼の存在を知らなかった。 しぐれの武器訓練を受けた兼一にリベンジするも構えやナイフの使い方を散々笑われた挙げ句に半ば八つ当たりで倒される。 YOMI編で騎馬戦中に再登場した。 しかし古川太一と名乗っており上記の古賀太一と名前が混同されてしまっている。 辻 新之助(つじ しんのすけ) 声 - 属性: 動 元ラグナレク中堅幹部・辻隊隊長。 生まれ。 身長175㎝。 体重69㎏。 単純で馬鹿だが鉄の信念を持った熱い男。 通称・モジャモジャ。 物語初期で兼一を叩きのめし、しばらく兼一のケンカ嫌いのトラウマとなっていたが、再戦をして敗れる。 その後旅に出てしまい長期に渡って出番がなかったが、山篭りをしている間に出会った熊の皮を被った謎の老人(詳細は不明)からを教わり飛躍的に実力を上昇させ、ラグナレク壊滅後に再登場。 兼一のライバルを自称し執拗に対決を迫り、実力的には及ばぬものの油断をついて兼一に完勝。 リベンジを果たし、そのまま勝ち逃げするつもりでいる。 「強さとは男としての誇りを貫くこと」という自分なりの答えを持っており、その生き様は新白連合を刺激し武田一基に更なる高次レベルへの一歩を踏み出す決意をさせた。 20号 声 - 第四拳豪ロキの腹心の少女。 詳細は「」を参照 闇 [ ] 無手組 [ ] 一影九拳(いちえいきゅうけん) [ ] 風林寺 砕牙(ふうりんじ さいが) 異名: 一影(初代) 風林寺流武術の達人。 一影九拳の長であり、無手組を統括する"闇"の最高幹部。 かつては梁山泊の豪傑の1人で、秋雨とは親友だった。 38歳。 生まれ。 身長190cm、体重98kg。 影のエンブレムを持ち、それは「正体がわからないもの」を意味する。 武術を能動的な平和に利用する為に、一影九拳に所属している。 多数の為に少数の尊き犠牲があるという考えを持ち、その言葉が穿彗に大きな影響を与えた。 作中において一影は二人存在するが、砕牙は元々この異名を冠していた人物である。 美羽の実の父親で、隼人の実の息子。 鍛冶摩里巳の師。 秋雨の影響から医療の心得がある。 暗鶚衆のものを改良した変装術の名人。 兼一が使っている手甲はかつて砕牙が使っていたもの。 普段は闇の指導者には見えないほど温厚で誠実な人物。 弟子の里巳に対して最後に勝敗を決めるのは「心」であると説いている。 母親からの遺伝で、人にものを教えるのが上手い。 髪色もロシア系の母親譲り。 暗鶚衆の技術を応用した卓越した変装技術を持つ。 闇の幹部としてあらゆるジャンルの最新アイテムを入手しており、変装に必要な道具もその一つ。 元々は鳥や動物を愛し、不殺を貫く活人拳の武術家であり、不必要な殺人はしないが、必要であると判断すれば容赦のない攻撃を加える。 我の強い九拳も彼の命令には素直に従うが、隼人以外を格下と断じるジュナザードだけは彼の制御下になく、砕牙の方も、ジュナザードに対しては強く警戒し、慎重な姿勢を貫いている。 ジュナザードから美羽を守り抜いた兼一には一目置いており、「信頼に値する」と評して美羽を託した。 久遠の落日においては政府の役人である岡本として行動し、"闇"の拠点に向かう間に兼一達新白連合の武術の指南を行う。 拠点に到達後は、"闇"の暗躍を妨害しつつも美羽の危機に際して"闇"の基地へと戻り、自身に扮した宿敵である穿彗と自身の正体を明かし、妻の敵を討つために壮絶な激戦を繰り広げる。 なお、親友の秋雨が久遠の落日を仕組んだのが穿彗である真実を知っていた点からも、彼とは密かに連絡を取り合っていた事が伺える。 戦いの末に死を覚悟した穿彗によってミサイルを発射されてしまったものの、直後に隼人がミサイルを破壊したことで結果的に計画の阻止に成功する。 ミサイルを破壊してなお生き延びていた父の姿に自身の未熟を感じ取ると共に、"闇"の進撃を食い止めた兼一たちに活人拳の勝利を認めた。 穿彗(せんずい) 異名: 一影(二代目) 暗鶚流忍術の達人。 暗鶚衆の長にして、砕牙と共に"闇"を統べる、もう一人の一影。 元々一影だったわけではなく、暗鶚の乱の後に一影として"闇"に加わった。 実質、本作の梁山泊と闇の戦いの真の黒幕でもある。 鍛冶摩里巳の師で、20歳までしか活きられないとされていた程の病弱であった彼の運命を覆させている。 砕牙と同等の実力を持ち、暗鶚の変装術によって砕牙に扮した際には砕牙の拳撃をそっくり真似るなど、変装は戦闘スタイルにまで及んでおり、この能力を持ってして美羽の母であり、幼馴染みでもあった静羽を殺害した張本人であった。 かつて、暗鶚の乱において改革派のリーダーとして活動しており、暗鶚の運命を変えるという想いから、婚約関係にあった静羽の事は砕牙に託していたが、実のちちおやを殺してしまったのを機に、その理想は次第に歪んでしまう事になり、最終的には継続派との和平交渉を成立させるために砕牙の姿で改革派の手練れ9人と静羽を殺害した。 戦闘スタイルの模倣のみならず自身も他人から影響を受けやすい性格をしており、自分の父や砕牙、美雲などあらゆる人物からの影響を受けていった結果、最終的には戦いを捨てる事の出来ない宿命を負った暗鶚の解放の為、「久遠の落日」を望むようになり、八煌断罪刃と合流。 "闇"による久遠の落日を主導して日本を含む数ヵ国を滅ぼすことで世界大戦を起こそうとするが、久遠の落日に反対的であった上に自身が静羽や暗鶚の同志達を裏切って殺害した事実を知った砕牙には離反されてしまう事になり、失われた彼の組織への影響力を補う為に、作戦決行の際には砕牙の姿に扮していた。 しかし、梁山泊と親白連合の活躍、一影九拳の離反などにより作戦は妨害され、更に素顔を偽る形で"闇"の基地へと戻ってきた砕牙と壮絶な激戦を繰り広げる。 戦いの末に、死合いでは砕牙に敗れるものの、出し抜く形でミサイルを発射することに成功。 ミサイル発射の噴射炎に焼かれて死亡した。 実は静羽を殺した際、彼女が雪の中に隠していた美羽の存在に気付いていおり、雪をかき分けて殺そうとしていたが、想い人の静羽と親友の砕牙二人の面影を宿していた彼女をどうしても殺す事が出来なかった。 結局美羽の事は殺さなかった穿彗が去った後、隼人が見つけ出した時には美羽は再び雪に覆われてその上に羽根がかざされており、美羽の存在が分かるよう羽をかざしたのが穿彗であった事が推測される。 死の間際にこの事を思い返していた事から、穿彗自身も心のどこかで自らの行いを悔いていたようである。 緒方 一神斎(おがた いっしんさい) 声 - 属性: 動 異名: 拳聖 緒方流の達人。 28歳。 生まれ。 身長182cm、体重78kg。 流のエンブレムを持ち、それは「流派の継続」を意味する。 目標は武の究極、その深淵に立つこと。 一神斎は斎号であり本名は不明。 長い白髪で額に白毫があり、常にフードを被っている。 武術家として"動"のタイプを極めた結果修羅道に堕ちた男。 巨大なを秒殺する実力を持つ。 隼人から手ほどきを受け超人秘技の1つ「数え抜き手」を修得しており兼一の前に梁山泊の弟子になるはずであったが、緒方の目の危険な光を見抜いた隼人の反対により断念。 直後の試合中に対戦者を殺害し、闇に堕ちる。 武術という存在を純粋に、狂的に愛しており、武術の為ならば自らに「兇気」の称号を冠することも厭わない武の求道者。 武術平等論を提唱しており、いかなる人物も武においては平等であるという思想を持つ。 一影九拳のメンバーの中でも弟子育成能力に優れており、大勢の達人級の部下にも指導を施している。 武の追求の為には人の命も意に介する事もなく、弟子を実験台にするなどの非情な行為を行っているものの、彼自身は龍斗曰く「最も隙を作る可能性が高い時は弟子の成長を喜びねぎらっている時」で弟子一人一人に付きっきりで修行を施したり、龍斗を愛弟子と発言しているなど師弟愛も確かに持ち合わせている。 力をつけた弟子が自らを殺めることを望んでおり、その力を得た時にはいつでも自分を殺すようにとYOMIに教えている。 ただし、武に関わらないところでは基本的に善人であるようで、温厚な性格と素顔を覗かせることも多い。 幼い頃に殺されかけた夏や闇ヶ谷で飢え死にしかけた兼一を助けたり傷ついた動物を手当てする など、善悪では測れない複雑な人物となっている。 戦う意思や能力を持った相手との戦いにおいては女子供であろうと容赦なく殺すが、それ以外の相手を殺す事はタブーとしている。 かつて田中勤の師・御堂戒を武術への好奇心から惨殺するが、その場を目撃した田中の妻である真結も殺害した際に、彼女が体内に宿した子まで死に至らしめてしまい、それにより田中から深い恨みを買っている。 意図的ではなかったものの、武術家ではない子供を殺してしまったことを悔やみ、自ら供養の為に山に篭り、仏像を彫り続けていた。 ラグナレク壊滅後は一影の命により、闇の達人やYOMIを梁山泊や新白連合にぶつけるなどの暗躍を繰り返し、その後も日本に残ったYOMIを指揮した。 久遠の落日では「静動轟一」を使用して離反したセロとアーガードを圧倒する力を披露し、最後まで美雲と共に戦い続けたが、ミサイルが破壊された事で落日は失敗し、八煌断罪刃と共に戦場から去った。 本郷 晶(ほんごう あきら) 声 - 属性: 静 異名: 人越拳神、 人越拳 真地念源流古流空手の達人。 風見伊織の弟子。 30歳。 生まれ。 身長182cm、体重75kg。 空のエンブレムを持ち、それは「空手」を意味する。 黒目が小さい事を気にしており常にサングラスで隠している。 九拳でも折り紙付きで恐れられる人物。 武人以外を手にかけない信念を持つが、逆に相手が武人として向かって来れば、それが女子供であっても慈悲をかけずに手にかける。 かつて逆鬼とは親友にしてライバル関係にあったが、"闇"加入時に決別。 現在は空手最強を二分する存在。 叶翔、勢多昇哉、芳養美樹馬の師。 弟子育成能力に優れているが、自身の修行以外は放任的な面がある。 九拳であるが、自らを最強と驕っていない。 寡黙な性格で、かつ相当な頑固者であり一度決めたことは梃子でも譲らない。 主に腕ごと相手を貫く「ねじり貫手」を得意とする。 武に対して底知れない信念と執着を抱いており、その武への執念によって実力で自分をはるかに上回るジュナザードさえも、激戦の末に破ることができた。 翔からはまるで肉親であるかのように懐かれており、師弟関係は良好なもので弟子を大切にしている。 弟子を実験体とする緒方には不信感を持っており、ジュナザードのことは自分が殺すべき相手と心得ている。 逆鬼との決闘の際にジュナザードの殺気に操られ、戦闘意志のない弟子級である兼一を攻撃させられてしまい、更には美羽を誘拐されてしまうが、この一件を自身の不始末として責任を感じてジュナザードの行方を追う。 その後、ティダードにおいてジュナザードと殺人拳同士の決闘となり、次元の違う実力を持つジュナザードに始終圧倒され続けるが、必殺の一撃を執念で耐え抜き、ジュナザードの隙を付くことだけに専念することで勝利を掴んだ。 久遠の落日ではミハイと組んで行動するが、鍛冶摩と決闘中の兼一を手にかけようとした為にミハイを突き落とした。 その後、新島を手にかけようとした一影(穿彗)に反旗を翻し、ジュナザードに行ったように二択勝負を挑むが、正解を引き当てた穿彗によって一方的に戦闘不能に追い込まれた。 穿彗がミサイルを発射した際には駆け付けた隼人にミサイルの破壊を促した。 アレクサンドル・ガイダル 声 - 属性: 動 異名: 殲滅の拳士 エンブレム: 氷 の達人。 ロシア人。 弟子の呼び名はウチェニーク。 28歳。 生まれ。 身長180cm、体重73kg。 氷のエンブレムを持ち、それは「氷の塊」を意味する。 ボリス・イワノフの師。 団結心とは無縁の九拳の中で一影九拳を同志と呼んでいる。 ロシア最強のコマンドサンボ使いで、秋雨と同じく武人にして芸術家。 移動には内部がアトリエになっているを使用する。 元はの大佐であり、癇癪から一個中隊を皆殺しにしたことで軍を追われた経歴を持つ。 軍人には似つかわしくないウェーブした金髪を靡かせた凄艶な風貌の美丈夫。 白目の部分が黒い。 普段は紳士的で物静かな口調の優男だが、些細なことで激昂し人格が豹変する。 特に銃器に関しては、軍人でありながら「汚え鉄の塊」と呼んで忌み嫌っており、向けられるだけで即激昂する。 ただし弟子であるボリスの前では決してキレない。 彼が芸術を好むのは芸術的感性によって狂気を沈めることができるからであり、同時に芸術への造詣の深さも随一である。 極度の潔癖症で、常に白い手袋を着用している。 しかし弟子を取ってからは大分落ち着いたらしい。 夢はロシアに栄光を取り戻す事。 争いの連鎖を断ち切ることができるのは速やかかつ完璧な殲滅のみ、という信条を持ち、殺人を何とも思わない冷酷な性格だが、武人の誇りと師弟愛は強い。 緒方一神斎に対しては嫌悪感を募らせており、彼が勝手にボリスを梁山泊に接触させた際は、激昂して攻撃している。 ロシアにおいて"闇"排斥派の軍人達の集会を襲撃し、見せしめのために素手で瞬時に49人も殺害する恐るべき腕前を発揮。 その後、ロシアの"闇"排斥派の女性議員の命を奪うために来日し、それを阻止するために来た秋雨と工事現場において激突。 互いに芸術と武術を同時に極めた者同士の勝負となり、「柳葉揺らし」で翻弄され、秋雨と引き分ける形で撤退した。 その後、ロシアに帰還して、大佐の地位に復帰し、兼一達が臨海学校へ出発した際に好機と見越して、ボリスに兼一ら関係者全員の抹殺を命じるが、基地内でボリスの生還を待ち望んでいる間にロシア政府の依頼によって自身を捕らえに軍基地へ潜入してきた秋雨と再び激突し、基地を崩壊させるほどの激闘となる。 秋雨の「柳葉揺らし」を一度見ただけでわずかな期間で体得し、前回以上の実力を見せ、最後は活人拳と殺人拳の誇りを賭けて互いに最大の力を出した激突となり、秋雨を相当に追い込むも空中で締め落とされて2秒間意識を失ったことにより、武人として負けを認める。 ボリスへの最後の命令として、YOMIの任と師弟関係を解き、自分を捜すことを禁じた。 敗北後、勝者に従って大人しく捕縛され、軍を無断で動かした罪や数々の犯罪容疑で、ビッグロックに収監された。 ビッグロックから抜け出せる実力を持つものの、武人の誇りとしてあえて幽閉され続け、音楽を嗜む等、芸術に耽っていた。 また、その中でディエゴとは交友関係を深め、牢から抜け出しては2人で散歩に行っていた。 久遠の落日にはディエゴと共に自分の潜水艦で死合いの邪魔をさせないという理由から梁山泊への援護を行う。 シルクァッド・ジュナザード 声 - 属性: 静 異名: 拳魔邪神 の達人。 一人称は「我」。 語尾に「〜わいのう」とつける独特な老人口調で話す。 享年90歳以上。 生まれ。 身長165cm、体重60kg。 所持するエンブレムは「王」。 美雲と並ぶ一影九拳の古参。 かつて風林寺隼人と引き分けた人物であり、隼人が苦戦すると言われる数少ない武人の1人。 嵐のような殺気を放つが、普段は神話の生物と見紛う者もいる程に神聖な気の持ち主でもある。 奇怪な仮面を身に付けた怪人物。 夢は人間の限界を捨て去り、と戦う事。 風林寺隼人以外の武人を格下と見なしており、一影にも制御しきれない状態となっている。 その為、"闇"の統制を乱す者として美雲に危険視されている。 ラデン・ジェイハン及び風林寺美羽の師。 弟子を気分次第で容易く葬るが、弟子の方からは慕われている。 極限の強さを得るには大切な物の破壊が必要不可欠という持論を持つ。 本郷曰く、活人拳はおろか殺人拳ですらない真性の外道。 弟子には武器格闘術も指南しており、武器組の弟子が存在するなど、武器組とも交流を持っている。 血みどろの戦歴を積み重ねた強大な達人。 その戦闘力は凄まじく、一瞬の隙で一影九拳クラスの達人を数回殺すと評される最高位の達人級。 いわゆる平民出身であり、武人としての血筋も平凡だが、ジュナザードには才能があった。 仮面の下は美しい少年の顔をしているが、これは独自の延年益寿法により顔だけが少年のままで固定された結果である。 果物が大好物で、「結実した完璧な物を取り込む」ために、種も残さず食す。 数十年前、西洋列強の連合軍による侵略をシラットゲリラ部隊を率いて打ち負かし、ティダード王国を滅亡の危機から救った事で、歴史書に「救国の英雄」としてその名を刻む。 数々の偉業により、ティダード国民から神と崇められたジュナザードは後に邪神に変貌し、ティダードを裏から支配した。 ジェイハンの後釜として美羽に目をつけ、記憶を奪って誘拐しティダードの居城へ帰還。 インダー・ブルーと名付け、素顔を利用し山岳民族の少年ユディスを装い、シラットを習得させる。 その後、美羽を救出するために城を急襲した本郷を迎え撃つ。 別次元の強さを見せつけ、本郷を終始赤子扱いして圧倒するが、自らの強さ故の慢心と本郷の持つ「武への執念」により、最後の最後で無傷を通してきた身体を貫通されて生涯で唯一の敗北を喫する。 決着後、怒りと憎しみのみを植えつけたにも関わらず彼自身の身を案じて助けようとする美羽の姿に、かつて自分が忘れ去ったものを思い出すが、既に手遅れだと笑いながら直立したまま息絶えた。 その後、回収された遺体は影響力を利用されないようにジェイハンだけが知る場所に埋葬された。 洗脳を除けば美羽には優れた修行を行っており、美羽はジュナザードの修練により動の気の開放を修めた。 ディエゴ・カーロ 属性: 動 異名: 笑う鋼拳、 怒る鋼拳 メキシカンプロレスの達人。 39歳。 生まれ。 身長192cm、体重120kg。 鋼のエンブレムを持ち、それは「プロレス(ぶつかり合い)」を意味する。 レイチェル・スタンレイの師。 レイチェルの他にもミートマンなどの弟子が多数いる。 常に笑顔に見えるマスクを被っている覆面レスラー。 そのマスクの下には怒り顔に見える二枚目のマスクを被っており、怒りが頂点に達した時のみ一枚目のマスクを脱いで上記の「怒る鋼拳」となる。 異名、エンブレムに恥じぬ鋼の肉体を持ち、その頑強さとタフネスは一影九拳随一である。 "闇"を悪だと承知しており自身をと名乗る。 愛弟子と称するレイチェルとは趣味・嗜好・感性において極めて相性が良く、自身の行動理念の判断を委ねることさえあり師弟愛は深い。 タイトルを差し替えたり、読者に向かって話しかけたりするなど、かなりコメディタッチなキャラクター。 「ルチャリブレこそ史上最強」を掲げつつも、「強さ」以上にプロレスの根底にある「凄さ」を重視している。 ボディプレスなどの隙は大きいが派手な大技で周囲を沸かせる「魅せる」戦闘を好んで行うが、大技を確実に決めるために正確無比な小技を駆使したり、レスラーに有利な空中戦に持ち込み主導権を確保したりと、その実は基本を活かした理に適った戦いとなっている。 「何時如何なるときでもエンターテイナーであれ」という鉄則を貫き通す。 その理念は敗北の間際にさえ発揮される。 モットーは「戦いの美のためならなんでもすること」。 また、これらを言い表して「ディエゴクオリティー」と称する生粋のエンターテイナーである。 殺しの依頼を遂行する殺し屋稼業も行っているが、これも観客の前でド派手な殺戮ショーにするなど常にエンターテインメントは欠かさない。 また、高名な演技指導者でもあり、世界の名だたる演者が彼の元に足を運んでいるという。 DオブDではフォルトナのスポンサーとしての資金援助の礼として、エグゼクティブプロデューサーとして闇を代表して参加した。 本郷晶には一目置いており、本郷の弟子だからという理由で叶翔の身勝手な行いも大目に見ているが、本心では翔を嫌っていた。 覆面レスラーとしてとしてマスクを付けている事に誇りを持っており、入浴中や就寝中も決してマスクを外さないのが当然だと思っている。 また、レイチェルが学校に潜入する際あっさりマスクを取ったことに愕然とし、「私ならマスクを付けたまま学園に溶け込めるのは言うまでもない」と自称している。 他の九拳を出し抜き、独断でレイチェルと二人で梁山泊に勝負を仕掛け、師弟タッグマッチという演目で豪華客船に招待した剣星と勝負する。 その鋼の肉体を以って剣星に張り合い、中盤には笑いマスクを脱ぎ捨てることで怒る鋼拳に変貌してリミッターを解除するが、根が演者のために周囲の目を意識しすぎた闘い方をしたがために技を外され、最後は内部と外部を同時に破壊する「浸透水鏡双掌」に耐え切れずに敗北する。 敗北後は「ヒールは敗れたら潔く散る」として敗れた自分を殺すことを剣星に懇願するも聞き入られず、ルチャドールの礼儀としてマスクを差出して倒れる。 自身の行動を不審に思ってその場にやってきた櫛灘美雲に処刑されかけるも隼人によって助けられ、ビッグロックに収監された。 ビッグロックから抜け出せる実力を持つものの、武人の誇りとしてあえて幽閉され続けている。 その間にアレクサンドルとは交友関係を深めたらしく、たまに牢を抜け出しては共に気分転換の散歩に出たりもしていたらしい。 『』の愛読者であった事実も判明し、アンケートの記入も律儀に行っている。 久遠の落日にはアレクサンドルと共に駆けつける ディエゴ自身は梁山泊に味方したほうが目立つという考え。 弟子の1人であるミートマンをカメラマンに仕立て、久遠の落日の全てを全世界にネットを含む全ての媒体で公開した。 櫛灘 美雲(くしなだ みくも) 属性: 静 異名: 妖拳の女宿 櫛灘流の達人。 一影九拳の紅一点。 一人称は「わし」。 90歳以上。 生まれ。 身長179cm。 3サイズB108-W62-H99。 水のエンブレムを持ち、それは「明鏡止水」を意味する。 ジュナザードと並ぶ一影九拳の古参。 櫛灘千影の師。 力を使わずで投げるという櫛灘流の達人。 女性的な美意識が高く、露出度の高いと袴を着用し、首から大きな数珠を下げている。 合気による相手の力を利用した投げを得意とする。 気当たりの扱いにも長けており、気の爆発と実際の動きをずらす事により、分身して戦う事ができる。 柔術流派は櫛灘流1つで十分と考えている。 一見妖艶な容姿の美女であり、超弩級のの持ち主でもあるなど、その肉体は20代並みの艶を保っている。 外見が変化しない理由は櫛灘流の秘伝の1つ、により老化が防がれているためである。 その見た目と裏腹にスーパーカーを愛車にしているといった面も持つ。 かつては"闇"の暗躍を阻止するため隼人とともに第二次世界大戦の中で戦っていたが、「人を真に突き動かすは恐怖」だと説き、最終的に隼人と袂を分かった。 当時は、隼人と好い仲でもあった。 己の弟子である千影の実力には自信があるようで、彼女を一なる継承者にするべきと一同の前で発言している。 千影に対しては甘い物を禁止する以外は寛容に見ており、兼一との決闘をすっぽかし、さらに禁じてある甘味物まで食べていた千影を特に叱責するでもなかったが、「心が弱い」と言い放つ事で、千影を自らの信念である「恐怖」によって御している。 千影を惑わす存在になり得る梁山泊の弟子である兼一のことは、内心でそれなりに脅威を感じている模様で、千影にイーサンと兼一の戦いの立ち会いをさせて、兼一がイーサンに殺される光景を見せることでより闇の世界に傾倒させようと画策したが、兼一の勝利という形で失敗に終わった。 会議結果を無視して梁山泊に手を出したディエゴを殺そうとするなど、同じ九拳であっても"闇"の足並みを乱す者は排除しようとする。 また、ジュナザードの暴走を危険視し、美羽の情報を渡し誘拐させる事で、風林寺隼人が美羽を助けるべく、ジュナザードと再戦するよう目論んだ事もある。 その一方で、美雲自身も緒方と同様に腹に一物抱えている節があり、かねてよりの計画である「久遠の落日」の目的に関しても、他の一影九拳達とは考えの異なるビジョンを持っているようで、それが後の一影九拳の内部崩壊につながる事になる。 無手組と反目し合っている武器組にも顔が利く。 久遠の落日に際しては、他の無手組の達人達とは異なって一対一にはこだわらず、ミルドレッドによる矢を雨のように降らせた援護射撃で撹乱しながら、他の達人達と交戦している達人に横槍を入れる形で攻撃する等、合理性を重視とした複数戦に持ち込む戦法で梁山泊を圧倒したが、陽炎を仕留め損ね、彼によって有利な地形を破壊されてしまう。 弟子達同士の戦いでも、特に千影を始めとする兼一と深く関わった無手組の弟子達から、多勢に無勢での戦いを「流派を汚す戦い」と見なされたことで無手組の弟子達が武器組の弟子達と衝突し、無手組の師匠達に影響を与える予想を超えた事態に発展する。 業を煮やし、しぐれを人質として利用した脅迫によって戦いを制しようとする武人に反する手段にまで出たが、それなりに気の合っていたセロの怒りまでも遂に買ってしまった結果、彼にまで反旗を翻されてしまい、梁山泊や反旗を翻した無手組に、隼人の面影を見たことで遂に逆上。 作戦の第二段階としてミサイルの発射を穿彗に求めた。 その後、穿彗が砕牙との戦いの末に自ら発射したミサイルによって死亡したために基地の状況を悟って逃亡を図るが、剣星により衣服を奪取され、海へ落ちて行った。 セロ・ラフマン 属性: 静 異名: 拳を秘めたブラフマン の達人。 弟子の呼び名はシシャ。 59歳。 生まれ。 身長193cm、体重115kg。 無のエンブレムを持ち、それは「無から生まれた武術」を意味する。 イーサン・スタンレイの師。 瞳孔、虹彩がない。 一影九拳ではあるが、師弟共に"闇"の目的である「最強の弟子の打倒」には興味が無い。 額にティラカの装飾を施している。 カラリパヤットを極めた肉体に加えて、を唱えて脳を揺さぶり精神錯乱に陥らせるなど医術に基づいた技も修得している。 ある経穴を突くことで相手を爆散させることもできる。 思慮深い仙人然とした穏やかな様相をしているが、「リング上の敵は瞬殺しろ」「非情の拳こそ"闇"の資質」などの発言や、時間稼ぎのために警察の特殊部隊の隊員の心臓を停止させ足止めに利用するなど、冷酷な一面が垣間見られる。 その一方でブラフマンの化身と崇められているヒンドゥー教の指導者でもある。 うっかり者であるが確かな観察眼の持ち主。 また、殺人拳の使い手ではあるが武人としての信念や誇りも持っている為、ただの悪人とはいえない人物でもある。 美雲に恐怖で諌められた千影が自身を罰しようとしていた際は、それを諌めて優しく諭しており、これを機に千影からは良い人と認識され、千影が見た幻覚の中に「カルマンさん」という名前で現れた。 ジュナザードとは親しい間柄で、美雲から一目置かれているが、セロは恐怖によってコントロールしようとする美雲の千影への扱いには兼ねてより疑問を抱いていた。 ジュナザードと共に"闇"の施設から撤退中、レイチェルを救出するためにヘリコプター内に侵入した逆鬼と交戦する。 しかし、喧嘩のような逆鬼の空手に少なからず翻弄され、痺れを切らしたジュナザードが逆鬼を強襲。 元々ジュナザードの意識がレイチェルから逸れることを狙っていた逆鬼に、これ以上の勝負は無用と判断され、逆鬼がヘリコプターから飛び降りたため勝負は中断された。 その後、ジュナザードが弟子育成よりも逆鬼との戦いに興味を移したことから、レイチェルを自分の保護下に入れる事に成功し、兼一との勝負に敗退した弟子のイーサンを鍛え直すためにインドへと渡った。 久遠の落日では、武器組の弟子達と対立したイーサンから今回の作戦への違和感についてを聞き入れ、その直後に人質を持ち出して戦いを有利に進めようとする武人としての誇りさえも捨て去った美雲の行動に対して不満を爆発させ、千影への教育方針や武への誇りを説いて梁山泊側に付く決意をする。 馬 槍月(ば そうげつ) 声 - 属性: 動 異名: 拳豪鬼神 の達人。 馬剣星の兄。 友の魯慈正に九拳の座を預け放浪していた。 45歳。 生まれ。 身長180cm、体重95kg。 月のエンブレムを持ち、それは「謎めいた」を意味する。 谷本夏の師。 化剄を得意とする剣星とは対照的な剛拳の使い手で、かつて中国では「剛の槍月」「柔の剣星」として剣星と共に最強の拳士として並び称された。 大の酒好きで最高級の酒34ダースと2本を報酬に谷本夏にとを指導した師父でもある。 谷本夏を「類稀なる武芸の才と、地獄の修行に耐える強い意志を持っている」と讃え、弟子としても認めている。 ・紅獄会の用心棒として雇われていたころに噂を聞きつけた剣星と対峙。 剛拳と呼ばれる圧倒的攻撃力で剣星に攻める間を与えず、ビルが崩れた際に生じた隙を突いた肘打ちで勝利したかのように思えたが、友との修行により格段に腕を上げていた剣星にあと一歩及ばず敗れる。 敗戦後は燃え盛るビルと共に焼死することを望んでいたが、これを良しとしない兼一に引き止められ「剣星も可笑しな弟子を育てたものだ」と苦笑ながら兼一をその場から退かせ、行方不明になった。 弟である剣星とは、彼の人望に対する劣等感や武術への考え方の違いもあり、20年前に決別している。 その後、槍月は裏社会に身を投じ、劇中で剣星と再会した時には兄弟で命のやり取りをするほど険悪な関係となっていた。 しかし弟子の夏からは「酔うと長々と弟の自慢話をするのが悪い癖」と皮肉られており、剣星に対する感情は愛憎入り混じった複雑なものになっている。 馬家の血筋だけあって気まぐれで自分の好きなことにだけ忠実。 剣星との戦いの後はしばらく行方をくらませていたが、フォルトナに金で雇われてデスパー島に渡り、そこで弟子の夏との再会を果たし、技を伝授している。 フォルトナが雇った達人集団の中では最も高額のギャラを受け取っていたが彼に仕える気は毛頭無く、あっさり裏切って他の雇われた達人集団を一人で全滅させると、夏と共に再び姿を消した。 その後、旧友の慈正に任せていた一影九拳の座に復帰する。 現在は弟子を本人よりやや強いものと闘わせることで早く上達させる育成方針をとっている。 久遠の落日には元々乗り気ではなく、弟子の谷本や剣星の説得を受けて梁山泊に味方する アーガード・ジャム・サイ 属性: 動 異名: 拳帝肘皇/ 裏ムエタイ界の魔帝 、(ムエボーラン)の達人。 タイ人。 36歳。 生まれ。 身長198cm、体重118kg。 炎のエンブレムを持ち、それは「熱い」を意味する。 ティーラウィット・コーキンの師。 ソムバットの弟子。 褐色肌に刺青を施し、モンコンを巻いた巨漢で米印のような瞳孔を持つ。 考古学に精通しており、趣味は遺跡巡り。 達観した思想と超然たる威圧感を有しており、全くの赤の他人である闇人でさえも初対面で完全に帰順させ、憧れすら抱かさせるほどのカリスマ性を持つ英傑。 礼節を重んじる性格。 民衆から広く敬慕されていたり、敵側の弟子である兼一の人格を見定めて褒め称えるなど高いを持つ。 その一方で、自らの強さ故に凡庸とは相容れないと割り切っており、自分と対等な力を持つアパチャイに対し「初めて気を許せる友を得た」と喜び勇んでいたが、同時に頂点を目指すためにはアパチャイをいずれは殺さなければならないという相克に悲嘆しつつも決意を固める。 "闇"の武人としての素質と強者を屠ることを至上の喜びとする野獣の如き精神を持ち合わせるが、弟子級の者や女子供を手にかけるといった外道の所業は非難している。 自分の武術故の戦場意識のためか武術家をと呼ぶ。 弟子のコーキンに対しては冷血な師弟関係でのみ接してきたつもりであったが、コーキンからしてみればそれは絶対の恩義以外の何物でもなく、彼が倒されたことによって常に冷静なコーキンが憤りを露にした。 少年時代はロムタイフンジムに所属するムエタイのジュニアチャンプであり、アパチャイとは裏ムエタイの競技施設で知り合った。 優れた素質ゆえに不遇な扱いを受けていたアパチャイを引き取り、兄弟子にして無二の友としてムエタイを教え、親しまれていた。 その後、時代の移り変わりに呑まれていく裏ムエタイ界に人質としてアパチャイを利用され、チャンピオン戦にて八百長による敗北を余儀なくされる。 しかし試合中に密かに与えたダメージで、新チャンピオンを御立ち台で計画的に死亡させるという離れ業で劇的に殺害。 試合後、己の本当の居場所を求めてジムを去り、"闇"との邂逅を果たす。 後にアパチャイと雌雄を決するために帰還するも、アパチャイが未だムエタイを極めていないことを知り勝負を預ける。 その際、自分の実力を確かめるべく各地のジムや裏ムエタイの本部を襲撃し、裏ムエタイ界の頂点に位置する3人の真の実力者達と本部のムエタイ使い達を纏めて殺害し、失踪する。 久遠の落日へ向けて武器組と友好関係を築くために久賀舘弾祁を拉致し、闇人へと墜とすために暗躍するも計画は武器組の失態により失敗する。 その後、沖縄の"闇"の拠点にてアパチャイと対決し、共にムエタイの頂点に君臨した者同士の死闘となり、最後の一撃でアパチャイを殺害するが、同時にアパチャイからの攻撃を受けたことで動けない程のダメージを負って倒れた。 コーキンが敗北した際にはその見事な闘い振りから兼一を称賛した。 戦闘後はその場に乱入してきた蛮刀使いから兼一の命を守るために様々な支援を試みるも効果は乏しく、最終的には死の淵から蘇ったアパチャイが兼一を救ったことに嘆声を漏らして彼を勝者とする。 決戦場が"闇"の基地であったことから、ビッグロックへの連行を免れた。 久遠の落日ではアパチャイと拳で語り合った末にアパチャイと共に戦う道を選ぶ。 構成員 [ ] クリストファー・エクレール 声 - 属性: 動 殺人を極めた殺し屋。 髪を三つ編みに束ねたロングヘアーのフランス人。 30歳。 生まれ。 身長178cm、体重70kg。 車をキックの連打で大破させ、ボーガンの矢を歯で受け止めるなどの離れ業ができる世界有数の殺し屋でその実力は逆鬼も認めている。 殺し屋をしている理由が殺すのが大好きだからという者であり、その凶悪な性格から逆鬼に「地獄に帰れ」とまで言われている。 闇人の1人ではあるが一影九拳との直接的な関わり合いは無く、活人拳と殺人拳のパワーバランスにも興味を持たない。 容貌は美しい女性に見えるがれっきとした男性で、配下に自身と同じをつけさせた多数の美女を従える。 かつてパートナーであった逆鬼を闇討ちしようとして返り討ちにあい、逆に砂漠に生き埋めにされた経緯を持つ。 金の亡者で、金の為なら平然と"闇"を裏切り、活人拳勢力に手を貸し好まない正義の味方も行うなど、ある意味プロとしての格は高い。 ウィン・ゴーシュを狙ってボディガードの逆鬼と戦い、兼一を人質に取るなどして優位に戦いを進めるも、動の気のリミッターを解除した逆鬼の圧倒的な力の前に完敗。 その後、警察に逮捕されるが重傷の身体で逃亡する。 その後はかつての仲間、マイクロフトとコンビを組み、日本政府の依頼で八煌断罪刃を妨害し兼一たちを救う。 兼一のことは面白い弟子として認めているようで、美羽共々弟子兼殺し屋のパートナーにスカウトするが逆鬼に蹴り飛ばされた。 マイクロフト 逆鬼、クリストファーとチームを組んでいたイギリス人。 常にパイプをくわえており、逆鬼を上回るほどの体格を持つ。 秋雨のように目に瞳がない。 クリストファーと同じく非道な仕事を好み、それを許さない逆鬼を始末しようとするが返り討ちにされ、砂漠に生き埋めにされた。 発勁の達人。 その技術は英国が香港統治していた時代に中国拳法から奪い、マイクロフトの一族が独自に継承してきたもの。 体に触れさえすればいかなる角度、体勢からでも寸勁を流し込み相手の体を破壊することができる。 その勁力は兼一から剣星にも匹敵すると推測され、美羽からはニトログリセリンと評されている。 一時的にクリストファーとコンビを組み、日本政府の依頼で八煌断罪刃を妨害した。 八煌断罪刃・マーマデュークの斧を素手で受け止めるなど力量は高い。 月刊版では逆鬼と戦った。 逆十字のシンボルマークを持ち、忠実な女性の部下がいる。 一人称は「私」だが月刊版では「オレ」となっている。 李 天門(り てんもん) 声 - の1つである地躺拳の達人。 「地は力なり」を指針とし、近年のアスファルト舗装化により地躺拳が演舞用の拳法に成り下がった現状を憂いている。 長年裏社会で暗躍していたが、"闇"に属し表社会に姿を現す。 小手調べとして自身の娘であり弟子である李雷薙を兼一と戦わせるが、雷薙が敗れたことで自ら兼一を緒方への手土産として"闇"へと連れ帰ろうとする。 兼一、美羽、連華、新白連合を全く寄せ付けず叩き潰すも、様子を見に来た剣星によって阻まれる。 娘に対する仕打ちを非難される場面が多いがそれは達人として情を入れない為で、本性は娘思いの父親であり、雷薙と同年代の美羽と連華が娘と被って非情に徹しきれず誰も殺さずにおり、その優しさを剣星に指摘され勝負を預け、雷薙を連れて去る。 フォルトナ 異名: 裏世界の支配者 かつて数々の組織間抗争を生き抜き、その頂点に立った裏世界の支配者。 DオブDの開催者兼開催地デスパー島の主にして、"闇"のスポンサーでもある大富豪。 武術への追求から強者を収集することを趣味としその過程で本人も達人級の強者になってしまったという超凡な経歴を持つ。 ディエゴが賞賛したパンクラチオンチームの戦術はフォルトナ自身が考案したものであり、戦略性にも優れている。 デスパー島での闘技観戦の際には自身を模した精巧なアンドロイドを囮にするなど警戒心が高い。 正体は筋骨隆々の体躯に髪にメッシュを施した大男で、常人の域を超える戦闘能力を誇る。 サンバイザー型の端末を用いて中枢に指令を下す。 達人級にして裏社会で多くの富を築きあげたその本質はまさに天才であり、一時はディエゴとも分かち合っていた。 武術的好奇心がとても強く、武装解除時の武器の達人の強さを測るために、スクールバスを人質にとってジェニファー・グレーの父であり銃の達人ランスロット・グレーから武器を取り上げてから殺害した。 「この世で最も優れた兵器は人間である」を持論とし、武術の才能がある子供達を養子にして、過酷な戦闘を強要している。 劇中の表現によれば達人の中では「超幕下」「達人のザコ」。 とはいえ達人級であるので弟子級程度では到底相手にならない。 新白連合のメンバーを高く評価し新しい養子にすべく強襲、手加減しながらも圧倒的な強さを見せつけるが、達人級故の過剰すぎる油断の隙を突かれ、谷本夏の必殺技「兇叉」を受けて大ダメージを負い、その隙に新白連合の猛攻を受けて敗北を喫した。 その後は国連軍に逮捕された。 魯 慈正(ろ じせい) 声 - 元一影九拳。 物語開始当初は馬槍月の代理として一時的に一影九拳を務めていた。 の達人。。 趙円臣の師。 顔に両目を縦断する傷があり、丸いサングラスをかけ、髪を辮髪に編んだ屈強な男。 馬槍月が武の世界に嫌気が差し、ひねてしまう前の数少ない彼の旧友。 過去に何者かとの闘いで両目の視力を失ったが、聴覚が驚異的発達をはたしており、打撃の音や微かな空気の流れで繰り出した技や戦いの形勢などが読み取れる。 OVAでは拳聖の移動要塞に登場。 拳聖に李天門と李雷薙を梁山泊にぶつけるように命じたのは彼であった。 ミートマン ディエゴの弟子で師範代の。 名通りの肥満体質の巨漢。 一人称は「ぼくちん」、語尾に「〜よん」、敗北セリフは「きゅ」など独特な喋り方をする。 耐久力はディエゴの弟子の中でも最強を誇っているらしく兼一、美羽、雷薙の猛攻撃を受けても平然としているほど。 他にも攻撃力、敏捷性、判断力、などが高い性能を持っており怪物といわしめた。 人には持って生まれた「分」があると考え、自分はいくら強くなろうとも達人になることは出来ないと諦観した見解を持ち、いずれは鋼の称号を受け継ぐであろうレイチェルを慕っている。 兼一に自分と似た匂い(とても残念な者の匂い)がすると発言している。 要約すれば才能がないということであり、そのため能力こそすごいが戦い方もどこか鈍臭い。 ディエゴの船上タッグマッチのシナリオを護衛する形で船の警備を務めており、爆弾を解除しようとした兼一、美羽を排除しようとする。 さらに雷薙も加わり三人との真向勝負でも有利に進めるが、乱入してきた隼人の前では自慢の耐久性も役に立たずあっというまに敗北。 ジェノサイダー松本 ディエゴの部下。 DオブDの司会を務めた。 マスクを被っている。 国際連合の包囲作戦から逃げ切ったようで、ディエゴと梁山泊のタッグマッチのときにも司会を務めていた。 メナング ジュナザードの腹心。 達人級のシラット使い。 隠密に特化した修行を受けているため、実力は戦闘に特化した達人に劣るが、ジュナザードも認める高い敏捷性と隠密能力を持つ。 ジュナザードからは医術も教わっている。 良識ある性格で、ジュナザードを慕いつつも残虐さには苦悩している。 ジュナザードもメナングには多少は心を開いている。 ハルティニの父。 美羽を洗脳する為にユディスの父を演じていた。 苦境に立たされても諦めない兼一に心を動かされ、ジュナザードの実験体を守るという名目の下、兼一と美羽の逃走に手を貸すが、戦闘用の達人の攻撃により腕を負傷。 その後、城に現れた砕牙に腕の傷を強引に治療され、その後は逆鬼たちと合流し、部下たちと共にジュナザードの戦いを見守る。 ハルティニ ジュナザードの部下で、メナングの娘。 まだ幼い少女。 ジュナザードの身の回りの世話をしており、美羽を洗脳する際にはユディスの妹を演じた。 シラットの使い手。 達人にさえ憶さずに立ち向かう闘志を持った武人。 本郷とジュナザードの技撃軌道戦を感じ取ったり、本郷の使った三戦の身体用法を理解するなど、高い素質の持ち主。 YOMI(ヨミ) [ ] 幹部 [ ] 鍛冶摩 里巳(かじま さとみ) 異名: 一目連 属性: 静 兼一にとっての最後の敵で、風林寺砕牙と穿彗の弟子。 19歳。 生まれ。 身長180cm、体重78kg。
次の「おかもと」さんは2016年12月13日に5214戦で 12代目天鳳位となられました。 現在天鳳では 2014,2015,2016年と連続して出ていた四麻天鳳位が2017年には一人も出ず。 麻雀最強戦の対局時には「さわやかイケメン」であるというツイートが多く見られました。 私も気になってネット検索をしてみたのですが、結果イケメンです! この前ご紹介させて頂いた「」さんにしてもそうですが、天鳳位はイケメンが多い。 麻雀が強くてイケメンとか世の中不公平じゃないか。。。 みなさんTwitterで 変なパンダとか 変なヒツジのアイコンなんて使わずに顔ドアップのアイコンにすれば良いと思いますよ。 本当に。 そこで調べてみたところ「アカギ@川村軍団」 最高九段 というIDが「おかもと」さんのサブIDとのことです。 2名の天鳳位を生み出した軍団。 天鳳位への近道は川村軍団に所属することですね。 おかもとさんの天鳳での成績は? イケメンであることはわかりました。 天鳳位ですので天鳳も強いのはわかっているのですが、念の為成績を確認してみましょう。 以下の画像をご覧下さい。 鳳凰卓東南両方5000戦以上の安定段位ランキング 「鳳凰卓東南両方5000戦以上の安定段位ランキング」をご覧頂きました。 「おかもと」さんまじ半端ないです。 5000戦以上ともなれば、本当の強者しか残れないランキングになりますがそこで 堂々の3位に食い込んでいます。 憧れるぜ! 「おかもと」さんの天鳳での成績 牌譜解析データ ここでは、麻雀の牌譜解析を行っている みーにん 様からご提供頂いた、 「おかもと」さんの 【天鳳・鳳凰卓のクイタン赤アリの東風戦・東南戦 2009年2月~2017年12月迄 】での 牌譜解析データ 簡略版 をご紹介しています。 天鳳の最高位である、 天鳳位の麻雀を数値化したデータは天鳳を攻略する上で非常に参考になるかと思います。 天鳳四麻全天鳳位合計 おかもと 試合数 49,763 5,284 1位率 26. 877 25. 075 2位率 26. 155 27. 857 3位率 24. 606 25. 34 4位率 22. 359 21. 725 平均順位 2. 424 2. 437 安定段位 8. 721 8. 771 「おかもと」さんは天鳳位の平均値よりも段位効率的には、 少し優秀な成績を残しています。 中でもラス率はかなり抑えられています。 続いては和了率や放銃率、立直率などの一覧です。 天鳳四麻全天鳳位合計 おかもと 局数 514,125 57,029 和了率 21. 567 20. 68 和了時満貫以上の割合 23. 42 23. 978 放銃率 11. 808 10. 983 放銃時満貫以上の割合 17. 699 17. 496 立直率 15. 928 16. 237 副露率 35. 585 35. 494 局収支 81. 431 40. 712 配牌シャンテン数 3. 579 3. 582 配牌ドラ枚数 0. 672 0. 67 「おかもと」さんは他天鳳位に比べ、 放銃率がとても低いです。 データで見ても、相当守備的な打ち手であることがわかります。 おかもとプロフィール等• 天鳳アカウント一覧:「おかもと」 12代目天鳳位 「 右折するひつじ」 15代目天鳳位 「アカギ@川村軍団」 最高九段• タイトル:「12代目天鳳位」「15代目天鳳位」• 出身地:岡山 岡山雀士 おかもとさんのTwitter 12代目天鳳位になれました。 麻雀初心者のころから始めて7年くらいかかりました。 とにかく強くなりたくて、10年間、万単位で対局を行いひたすら牌譜を見直し勉強する日々でした。 まだまだ強くなりたいので、これからも精進していきます。 初代天鳳位「」さんに続いて、二人目の2周目天鳳位達成者となります。 おかもとまとめ• 「おかもと」さんは岡山が産んだイケメン鉄強天鳳位。 Twitterは麻雀ツイートオンリー。 2020年1月27日に「右折するひつじ」というIDで二回目の天鳳位を達成した。
次の「悪玉コレステロール」とも呼ばれ、肝臓から各細胞へコレステロールを運びます。 カカオポリフェノールにはこの「LDLコレステロールの酸化」を防ぐ「抗酸化作用」があるため、動脈硬化を予防できるのです。 反対に、肝臓からコレステロールを回収するのが「善玉コレステロール」とも呼ばれる「HDLコレステロール」。 実際にカカオポリフェノールの摂取により、LDLコレステロールの数値はほとんど変化せず、HDLコレステロールの数値が上がったという研究結果も出ています。 カカオポリフェノールの摂取によって、動脈硬化を引き起こすリスクを下げる効果が期待できますね。 抗酸化作用がシミ・シワを防ぐ!チョコレートで老化防止 カカオポリフェノールの「抗酸化作用」は、動脈硬化を予防する効果が期待できることを紹介しました。 この「抗酸化作用」には、老化を防ぐ働きもあるんですよ。 年齢とともにシミ・シワなどが増える「老化」の原因は、人の体内にある「活性酸素」。 カカオポリフェノールの「抗酸化作用」が活性酸素の働きを抑え、お肌のトラブルを防いでくれるのです。 チョコレートを食べてシミ・シワが改善されるなら、特に女性は嬉しい限りですね。 ただし、チョコレートの食べすぎは肥満などの病気の原因に繋がりますので、注意してください。 チョコレートの殺菌作用で虫歯予防!でも歯磨きは忘れずに チョコレートに含まれている成分カカオポリフェノールには「殺菌作用」があります。 カカオポリフェノールは虫歯菌の働きを軽減してくれるんですよ。 歯垢をできにくくする働きもあり、虫歯予防と同時に虫歯の進行を抑えてくれます。 ただしチョコレートには糖質が含まれているため、食後はきちんと歯磨きをすることが重要。 チョコレートが口内に残ったままにならないように気をつけましょう。 カカオポリフェノール以外でも、チョコレートに含まれている成分を摂ることで、さまざまな効果を得ることができます。 食物繊維は「便秘改善」の効果が、テオプロミンは「リラックス効果」があるんですよ。 チョコレートは1日200kcal!板チョコなら7分目まで チョコレートに含まれる「カカオポリフェノール」の効果について説明しました。 さまざまな効果が期待できるチョコレートですが「チョコレートって1日にどれくらい食べたらいいの?」と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。 生活習慣病の改善や健康効果を得るためには、1日に5~10g程度のチョコレートを食べるのが良いと考えられています。 ただし注意したいのが、チョコレートの1日最大摂取量。 1日に食べるチョコレートの量は、35g(板チョコなら1枚の7分目あたりまで)にとどめておきましょう。 厚生労働省・農林水産省が勧めている「菓子・嗜好飲料」の1日の摂取エネルギー量は「200kcal」です。 これはチョコレートだけでなく、ほかのお菓子やアルコールなども含めた1日の摂取量になります。 市販の板チョコ1枚の場合は、およそ280kcalと高カロリー。 つまり板チョコを35g 7分目まで 食べると、すでに1日の最大摂取量を満たしてしまうんです。 カカオポリフェノールが含まれているのは、主にブラックチョコレートやミルクチョコレート。 ホワイトチョコレートには、ほとんど含まれていません。 カカオポリフェノールによる効果を得たい場合は、ブラックやミルクのチョコレートを選ぶようにしましょう。 チョコレートは何回かに分けて少しずつ食べるのがオススメ! カカオポリフェノールの1日の摂取量目安は、200mg~500mgであることを紹介しました。 次に「チョコレートはいつ食べるべき?」「どのタイミングで食べるのがいいの?」について解説します。 チョコレートの効果を持続させる食べ方は「時間を分けて少しずつ」 チョコレートは一度にたくさん食べずに、少しずつ食べることが大切です。 チョコレートの含まれる「カカオポリフェノール」は水溶性の成分。 体内に入ってから約30分で効果を発揮しますが、その効果は2~3時間ほどしか続きません。 チョコレートの種類により、含まれる成分の量は異なります。 ここでは「カカオ70%含有チョコレート」を例に、食べるタイミングを見ていきましょう。 チョコレートを食べるタイミングと量(一例) タイミング 効果 摂取量 7:00(朝食時) 血行促進作用で体温上昇 1個 9:00(始業前) 糖質が脳のエネルギーに変化し、脳の働きを活性化 1個 12:00(昼食時) 砂糖の摂取で満腹感を誘う 1個 18:00(終業後) 鎮静作用でストレス緩和 1個 20:00(夕食後) テオプロミン摂取でリラックス 1個 1日に5回、それぞれ1枚ずつチョコレートを食べると、摂取カロリーは合計150kcal。 菓子・嗜好飲料の1日の摂取カロリーは200kcalなので、ほかのお菓子やアルコールなどは控えたほうが良さそうです。 カカオポリフェノールの1日の摂取量は500mgになるので、「カカオ70%含有チョコレート」の場合、1日5枚までが適量ですね。 ほかにもお菓子やアルコール飲料などを摂りたい人は、カカオの割合が80~90%のチョコレートがオススメ。 少ないカロリー量で、カカオポリフェノールをしっかり摂ることができますよ。 自分の食生活に合わせたチョコレートを選ぶようにしてくださいね。 チョコレート摂取の注意点• チョコレートを食べても血圧が下がらない場合もある チョコレートに含まれる「カカオポリフェノール」の効果の1つに、血圧低下がありました。 高血圧の人は血圧低下の効果が得られやすいですが、「高血圧気味だ」という程度の人は期待する効果が得られない場合も。 血圧が下がらないからと言って、チョコレートを過剰に摂取してしまうことがないように注意しましょう。 食べすぎは肥満に繋がる!子どもや妊娠中の人はカフェインに注意 先ほど説明したとおり、チョコレートは高カロリー食材のため、食べすぎは肥満に繋がります。 チョコレートの1日最大摂取量は、35g(板チョコなら7分目あたり)まで。 それ以上食べると「菓子・嗜好飲料」の1日の摂取エネルギー量である200kcalを超えてしまうので、注意してください。 また、チョコレートには少量のカフェインが含まれているため、特に子どもや妊娠中の人は摂取量に注意が必要です。 子どもは大人と比べてカフェインの影響が出やすいため、少しの摂取でも眠れなくなってしまう場合もあるんですよ。 子どもの睡眠不足は成長にも関わってくるため、夕方や夜にチョコレートを与えるのは控え、多量摂取しないよう十分管理しましょう。 さらに妊娠中のカフェイン摂取は、胎児の発育を阻害する可能性があるという研究結果も。 妊娠中の人は一度、かかりつけの医師に相談してみると安心ですね。 チョコレートを食べた後は必ず歯磨きをしましょう チョコレートには、虫歯を予防する効果が期待できると説明しました。 しかしチョコレートには糖質が含まれており、歯に付着したまま放置すると虫歯の原因になります。 食べた後は必ず歯磨きをするのを忘れないようにしましょう。 ホワイトチョコレートはカカオポリフェノールの含有量が少ない カカオポリフェノールが含まれるのは、主にブラックチョコレートとミルクチョコレート。 ホワイトチョコレートには、カカオポリフェノールがほとんど含まれないため、血圧低下や老化防止などの効果は期待できません。 チョコレートに含まれている成分や、その効能・効果を紹介しました。 チョコレートの成分のうち特に注目なのが、血圧低下やアンチエイジング効果のある「カカオポリフェノール」。 アンチエイジングにもなる老化防止の作用や、虫歯予防の効果などさまざまな効果が期待できます。 ただし摂りすぎには要注意。 チョコレートは高カロリー食品なので、板チョコ1枚でも1日の菓子・嗜好品摂取量を超えてしまうんですよ。 チョコレートは毎日、何回かに分けて少しずつ食べるのがオススメ。 チョコレートの効果が持続する時間は短く、一度にたくさん食べたからと言って1日中その効果が続くわけではありません。 適量のチョコレートを正しく摂って、より健康的な生活を目指しましょう。
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