早起きして、張り切って作ったキャラ弁、お子さんは喜んで食べてくれたでしょうか? 幼稚園から帰ってきた子どもに「お弁当どうだった?」と尋ねたら、衝撃の答えが! 「 ぐちゃぐちゃだった・・・」 何のキャラクターかもわからない状態だったといいます。 戻ってきたお弁当箱をおそるおそる開けてみると・・・残ってる。 しかも、 すべてのおかずが混ざって、猫マンマ状態に。 ガーン!! お弁当は、お母さんの手から離れた後、想像以上に過酷な運命をたどります。 幼稚園バッグに入れられたが最後、お子さんの自由気ままな動きに身を任せるしかありません。 バッグを担いだり、下ろしたりする際に傾くのは当然。 ピョンピョン跳ねた拍子に、運が悪ければ逆さまにもなるでしょう。 せっかく作ったキャラ弁、どうしたら少しでも崩れないようにしておくことができるでしょうか。 「走るな、跳ぶな、弁当はまっすぐ持て!」とお説教する前に、 3つのコツをご紹介します。 キャラ弁が崩れない方法その2. パーツ同士をきちんと接合する 耳や目が1つ取れただけでも、何のキャラクターかわかりづらくなりますから、パーツ同士はきちんと接合しましょう。 ごはん(顔部分)とごはん(耳など)なら、 成形したあとにもう一度ラップに包んで優しくぎゅっぎゅっと握ります。 また、ごはん(顔部分)の上に、ウインナーなどの異素材で作ったディテール(鼻、りぼんなど)を置きっ放しにしていませんか? マヨネーズでの接着に加えて、 揚げパスタでしっかりくい打ちしておきましょう。 揚げパスタの作り方は簡単です。 フライパンの隅っこに少量油を垂らして、ポキポキ折った乾燥パスタをそこに置きます。 しばらく加熱し、色が変わって茶色になればOK。 くい打ちにも使えて、お子さんが問題なくかみ砕ける硬さです。 キャラ弁が崩れない方法その3. まわりにクッション材をおく 大事な荷物を宅配便で送る時のように、キャラの周りにクッション材をおきます。 キャラ弁に限らず、お弁当箱と食べ物の間に隙間があると、揺すられた時にぐちゃぐちゃになりやすいですからね。 具体的な方法は2つあります。 他のおかずで囲む キャラは、単純な丸や四角ではなく、不規則なアウトラインをしていますね。 これを、丸や四角に近づけるイメージで隙間を埋めましょう。 耳と耳の間には ブロッコリーやミニトマトがちょうどはまりますね。 お弁当カップそのものも緩衝材になってくれますので、「カップに入れなくてもいいかな」と思うものも入れておきましょう。 ラップやキッチンペーパーで 食べ物で隙間をきっちり埋めると、全体の食事量が増えてしまうかも。 幼児用お弁当箱1つ分が食べきれない少食さんにはちょっと厳しい! そんな時は、 キッチンペーパーやラップがおすすめ。 ちょうどいい大きさに畳んで、お弁当箱の底面や壁面に沿わせておきましょう。 衝撃を吸収してくれますし、キッチンペーパーの場合は、おかずから漏れ出た汁気も吸ってくれます。 意外と盲点なのが、 上蓋との隙間。 上下の振動にも対応できるようにしておきましょう。 綺麗なラップを一度くしゃくしゃとして、もう一度のばし、お弁当の上にシートのようにかぶせます。 これだけでだいぶ揺れにくくなりますよ。 また、多少でも汁気のあるおかずとは、キャラ弁は相性が悪いです。 キャラのもととなっている、ごはんや海苔は、湿気を帯びるとバラバラドロドロになりやすいですからね。 仕切りがあるお弁当箱なら、別室にしたほうが無難です。 いかがでしたか? まだ取り入れていない工夫が見つかったでしょうか。 せっかくの力作が台無しにならないよう、しっかり対策をしておきましょうね。 お弁当タイムまでキャラ弁が無事でありますように!.
次のイラストレーターとして活躍する夢ノ内先生による デフォルメキャラクターの描き方講座です。 この講座では、 キャラクターのデフォルメの描き方について解説していきます。 講座内では、パルミーのマスコットキャラクターである「パルミーちゃん」をモチーフに、 ミニキャラの描き方を解説していきます。 ミニキャラを描くためにキャラクターの要素をまとめる まず最初に、キャラクターの要素を整理して頭身を決めていきます。 この工程をパルミーちゃんで行ってみたいと思います。 ・配色:黄色と白色をベースにさし色が髪の毛の青 ・髪型:あご下の長さまでのボブヘアー ・顔 :ぱっちりした二重の目、太い眉毛 ・服装:7部袖の襟 えり がたったトップスとスカート、ニーハイブーツ ・持ち物や装飾のポイント:パルミーちゃんの頭の装飾 このように一つ一つ要素をまとめていきます。 特に顔の情報は、キャラクターらしさを出す上でとても重要になります。 目であればつり目、たれ目、糸目、パッチリ目などがあり、下まつげやぱっちりしたまつげなど、特徴的なまつげが有る場合は デフォルメキャラでもしっかり描写していきましょう。 以上を踏まえた上で、実際に落とし込む デフォルメの頭身を決めます。 このデフォルメ前のパルミーちゃんであれば、約5頭身であることがいえます。 2頭身を描くポイントとしては、頭:胴:脚の比率が1:0. 5:0. 5になるように、 3頭身であれば頭:胴:脚の比率が1:1:1となるよう意識すると良いでしょう。 デフォルメキャラクターの描き方 2頭身のキャラクターを描こう ここでは2頭身のキャラクターを描いていきます。 デフォルメに落とし込む際は特にキャラクターの特徴となる部分をおおげさに大きく描くことを大切にします。 パルミーちゃんでは、頭の装飾とスカートの柄を大きく描くよう意識していきます。 お腹まわり、関節まわりはくびれをあまりつけず、赤ちゃんような幼児体系をイメージしてください。 あごもシュッと角ばらないように注意していくと良いでしょう。 顔を書くときは、顔の中心に描くのではなくやや下に寄せて描いてみましょう。 デフォルメが苦手という方によくあるのが、人体構造にとらわれすぎてデフォルメしきれない、ということです。 デフォルメする時は、人体構造を有る程度無視していきましょう。 デフォルメの際は、思い切りぐぐっと肩幅をせばめて小柄感を出します。 手も小柄な印象を出すために小さく描写します。 また、このような服のラインなどは細く描きすぎず、目立つ太さになるよう注意します。 全体的に線を減らすことを意識し、服のしわ、髪の毛の線を減らしてみましょう。 2頭身のパルミーちゃんが完成です! 三頭身のキャラクターを描こう ここでは3頭身について解説をしてきます。 頭は2頭身に比べてやや縦長にします。 また、体は2頭身よりややくびれをつけていきます。 ただし、男性のデフォルメを描く場合はくびれをつけすぎないよう注意してください。 腕や足は2頭身に比べ細く・長く描くようにするとバランスがよくなります。 服も2頭身ではアウトラインがなだらかな曲線で描くことが多かったですが、3頭身では描画面積が広がるため、シワなども少しつけていくとよいでしょう。 これで3頭身パルミーちゃんが完成です! デフォルメの描き方とコツ 最後に、ここまで触れなかったデフォルメのポイントについて解説していきます。 下のイラストが完成したデフォルメのパルミーちゃんです。 まず服の柄について、清書する際には線画を描かず色のみで表現します。 こうすることで、線画が減りデォルメに落とした際により綺麗に見えるようになります。 色を塗る時には細かい影を描きすぎないように注意し、ざっくりとした影を入れるようにしましょう。 また、パルミーちゃんのトップスの白い部分のような、面積が大きい場所を塗る場合は、影が少ないと物足りなさを感じると思います。 その場合には、影に加えて少しだけグラデーションをつけることでより立体感を出すことがオススメです。 完成した2頭身のちびキャラがこちらです。 年齢でイラストを描きわける 最後に少しだけ年齢の描きわけについて触れておきます。 幼く描きたい場合は顔のパーツを下中央によせ、目を大きめに描くように、逆に大人を描きたい場合はパーツを縦長に配置し目を小さく描くようにしましょう。 キャラクターを年齢別にか描き分けるコツについてはこちらの記事でも紹介しています。 興味のある方はぜひ見てみてくださいね。
次のミニキャラ、SDキャラ、ちびキャラを描く ミニキャラは、SDキャラ、ちびキャラなどと言われることもありますが、通常の頭身のイラストをデフォルメにして、2~4頭身にしたイラストをさします。 キャラクターグッズや、ギャグテイストのとき、かわいいイメージにしたいときなどに活躍します。 今回は、このミニキャラの描き方について解説していきたいと思います。 ミニキャラは、描き方さえわかるようになれば普通の頭身のキャラクターよりもはるかに描きやすく、それでいてカンタンに「カワイイ」キャラクターが描けるようになります。 そのため、6頭身の女の子でも8頭身のおじさんでも、皆等しく2~3頭身という決められた枠に当てはめて描くことになります。 いいかえれば、ミニキャラを描くための要素とパターンを覚えておけば、誰でもどんなキャラクターでも描けるようになります。 それぞれのキャラクターの目立つ部分、個性的な部分(具体的には目、髪型、服装など)をより強調することで、キャラクターの個性を出す必要があります。 どの頭身が良いとかは決まっているわけではなく、自分の絵柄が2頭身に合ってる、3頭身くらいのほうが描きやすいなどで決めてかまいません。 自分が描きたいと思う頭身でミニキャラを描く練習をしましょう。 自分が描くときの、2頭身の場合、3頭身の場合の体バランスをおぼえておくと、すべてのキャラクターを描くときに共通になります。 バランスについては個人差がありますので、「3. 実際に描いてみよう…体を描いてみよう」の項を参照してください。 まずは顔からです。 ミニキャラを描くときにまず意識してほしいのが【丸み】と【顔は球体】ということです。 デフォルメというとどうしても平面的に考えて考えてしまいがちですが、アニメキャラクターのフィギュアなどの制作・販売をしている株式会社グッドスマイルカンパニーの主力商品「ねんどろいど」を見てもらえればその立体感がわかりやすいと思います。 とくに体のふくらみに比べて、顔がとにかく丸くて大きいのです。 普通に考えれば頭が重すぎて起き上がることもできないくらいに(笑) ただ、立体感があると、ミニキャラの可愛さは抜群に上がりますので、常に意識して描いてみてください。 先ほど述べたように、こちらは円を描けばOKです。 通常の頭身と違うところは、ミニキャラは頬からあごにかけての シャープさをほぼ描かないという点です。 【丸み】を意識すると言いましたが、ミニキャラに尖った部位はあまりなく、尖っているところは柔らかな曲線に置き換えていきます。 先ほども述べたように、【球体】を意識するために、とくにナナメの顔を描くときは直線のアタリではなく、曲線のアタリを描きます。 (地球儀の緯度線経度線がイメージとしてわかりやすいと思います)ミニキャラは顔の中で 目が占める割合がかなり大きいので、横のアタリはやや下のほうに入れておきます。 ミニキャラの感情表現は主に目なので、大きくわかりやすく描きます。 ギャグ顔っぽい線のような目もミニキャラならなんでもありです。 口は控えめに、鼻はなくてもかまいません。 あっても点で表現する程度です。 尖った部分は丸みに変更するので、鼻のような尖り部分はできるだけ排除していきます。 ミニキャラの髪はボリュームたっぷりに輪郭に乗せます。 通常の場合より、「房」の数を減らし、シンプル化します。 髪先も尖りをやや柔らかくします。 これで顔が描けました。 通常の顔を描くときに比べて、線はできるだけシンプルに、簡略化します。 情報をできるだけ減らしつつ、特徴をしっかり残すのがミニキャラを描くときのポイントです。 横顔の場合は、球体を意識させるためにしっかり後頭部を描きましょう。 とくに横顔を描くときに難しいのは首の位置だと思います。 耳の下に描き入れます。 そのキャラクターがツリ目なのかタレ目なのか。 丸い目か細長いのか。 どんな表情をするのか、目が違うだけで全然違うキャラクターにもなりますので、目が一番重要です。 ミニキャラならではのギャグっぽい表情なども全然ありですので、感情表現も豊かにしましょう。 ミニキャラは見た目が小さくなるのと同時に、性格や動きもやや子供っぽく表現するのがポイントです。 弾力性とはどういうことかというと、ぬいぐるみのような感覚のもちもち感、ぷにぷに感を意識します。 また、ミニキャラには骨格や関節という概念をあまり考えないほうがいいでしょう。 もちろん体の基本は知って描くのと知らないで描くのでは違いますが、厳格にしばられる必要はありません。 そもそも頭が大きすぎる時点で普通は体が頭を支えられないので(笑)重力などは無視して、自由に描けるのがミニキャラの良さだと思います。 ただし、ミニキャラの場合はこうしないといけない!という決まりはありません。 胴体を長くすると、人形のような、より可愛らしいミニキャラになります。 逆に足を長くすると、同じ頭身でもやや大人っぽい雰囲気になります。 自分の好みで変えていいでしょう。 ・首 首は2頭身の場合はなくなってしまうこともあります。 あっても短く細くちょっとだけ描きます。 ミニキャラの場合、省けるところはどんどん省いていくので、首はなくても構いません。 ただし、顔と胴体がちゃんと正しいバランスでくっついているところだけは注意してください。 ・肩 肩をしっかり描いてしまうと、いかつくなってしまい、ミニキャラの可愛らしさは出ません。 男女ともになで肩でOKです。 ・胴体 通常頭身であれば、女の子の場合は胸のふくらみがあり、お腹から腰にくびれがあり、お尻のふくらみがあり……となりますが、ミニキャラの場合はそれらの情報をばっさりとカットします。 (たとえば胸の大きい女の子キャラで、胸が特徴的なら描いても良いですね) 胴体 全体的にふくよかな感じの丸みを帯びた胴体を描きます。 ミニキャラは「可愛い」ことが一番のポイントです。 体の凹凸などは描けば描くほど実際の体に近づいてしまうため、幼児のような体型を描きましょう。 ・手足 あまり細すぎると幼児らしさが損なわれてしまうので、手足もやや太めで、関節や筋肉などの凹凸の情報は完全にカットします。 足先にかけて少し細くする……くらいの情報はあってもいいですが、足も完全に円柱のように太さが変わらない場合もありますので、自由に描いてください。 手や足先は、指まで描くかどうかは好みですが、2頭身の場合は手だけしっかり描いても違和感があるため、指は省略したり、親指とその他の4つの指をまとめて描く、くらいにするのがいいでしょう。 3頭身くらいになれば、手も指までしっかり描いても良いと思います。 特に胸、腰、お尻などの曲線を描くことで、2頭身のときよりは大人っぽく描くことができます。 ミニキャラはどのキャラも同じ体型になっているため、キャラの差別化がしにくく、ぱっと見わかりにくくなってしまいます。 ではどこでキャラの違いを描き分けるのか? それはずばり、 キャラの特徴を誇張して描くことです。 眼鏡キャラなら眼鏡を大きく、長髪キャラならよりロングに、服装についても、そのキャラクター特有のアイテムなどをより大きく描きます。 こうすることで、いろんなキャラクターを描いてもきちんと描き分けできるようになります。 とくにボリュームアップしやすいのは髪です。 髪の量を増やしたり、重力に逆らってみたり、キャラクターの髪型をより特徴的にすると、わかりやすく変化します。 アクリルグッズの作り方 同人誌を作るのは敷居が高いし、漫画を描くのは苦手。 でも同人活動をしてみたい……という人は、同人グッズ制作からまずは初めてみるのはいかがでしょうか。 今回は、同人グッズの中でも、比較的簡単に作れてしかもミニキャラだとよりカワイイ! アクリルキーホルダー・アクキーのデータの作り方についてご紹介します。 (アクリルスタンドなど、アクリル系グッズは基本的に同じ作り方でOKです) アクリルキーホルダー・アクキーを作るときに必要なデータは3つ。 この3つのデータをそれぞれレイヤー分けして、1つのデータにまとめて入稿します。 イラストデータ• 白押さえデータ• カッティング指示データ この3つのデータをそれぞれレイヤーごとに分けて、印刷所の指定するテンプレートに貼りつけて入稿します。 ・イラストデータ 自分の作りたいデータで大丈夫です。 中央上部にチェーンを通すための穴を指示しておきます。 その部分には基本的にはイラストがかからないようにしましょう。 ・白押さえデータ イラストの地になるデータです。 この白押さえがないと、透明なアクリル板の上にイラストが載ってしまうので、絵が見えにくく、色合いなども薄目に感じてしまいます。 自分のイラストをしっかり見せたいなら、白押さえデータを作ったほうがいいでしょう。 作り方は簡単で、イラストのレイヤーを複製し、それを黒に塗りつぶせば完成です。 基本的にはイラストの下に敷くものなので、イラストと同じ形に塗りつぶされたデータがあればOKです。 背景など一部分を透明に見せたいという場合は、そこの部分だけ塗らないようにしましょう。 ・カッティングデータ これはアクリル板をどういう形に切り取るかを指定するデータになります。 色は黒一色で構いません。 イラストを一回り大きく囲むように塗りつぶします。 あまり複雑なラインだとカットできないこともあるので、その点だけ注意です。 アクリルキーホルダーを作ることができたら、あとは他のアクリルグッズも同様に作成できます。 それぞれのサイズのみきちんと把握しておきましょう。 いかがだったでしょうか。 最初にも述べたとおり、ミニキャラは1人描けるようになれば、あとは同じ体型でいろいろなキャラを描くことができるため、顔の描き方、体のバランスなどをテンプレート化して描けるようになります。 あとは、同じベースから髪型、目、服装などで個性を加えていけば、差別化もしっかりできます。 また、ポーズについても、ミニキャラには重力などは関係ないので、気にせずいろんなポーズを描くことができます。 ちょっと無理のある姿勢でも、ミニキャラなら「可愛さ優先」で描いていくことが大事です。 (執筆・イラスト:ときお) (制作:株式会社ビーコム).
次の