「あらしのよるに」あらすじ あるあらしのよる。 一ぴきのヤギがこわれかけたちいさなこやにたちよった。 くらやみのなか、じっとあらしがさるのをまっていると、なにものかがこやにはいってくる。 ゆかからきこえるひづめのおと。 なかまのヤギだとおもい、こえをかけるヤギ。 だけど、ひづめのおとはつえのかわりにぼうをもつ、ヤギのにくがだいこうぶつのオオカミ。 こやのなかはまっくら。 わかるのはおたがいのこえだけ。 オオカミがとつぜん、「はっくしょん! 」と、おおきなくしゃみ。 はなかぜをひいた、とわらいあうヤギとオオカミ。 そのとき、ヤギは「オオカミみたいなひくいこえ」、 オオカミは「ヤギみたいなかんだかいこえ」 とおもったけど、やさしいやぎとおおかみはくちにはださなかった。 オオカミがいっぱいすむ、バクバクだにからきたオオカミ。 ヤギがいっぱいすむ、サワサワやまからきたヤギ。 「ぐう~っ」とおなかがなる、はらペコなヤギとオオカミ。 おなかをすかしたヤギとオオカミはすきなたべもののはなしになり、 「おいしいですよね、あの…『くさ』というヤギ。 『にく』というオオカミ。 だけど、カミナリのおとがそのこえをさえぎった。 おかあさんからいつもいわれることがおなじ、よくにているヤギとオオカミ。 かおもにてるんじゃないかとオオカミがいったしゅんかん、『ぴかっ』とイナズマがひかる。 こやのなかがいっしゅんあかるくなる。 でも、めをつぶってしまったヤギとオオカミ。 かおはみえなかった。 このあともカミナリがなると、おたがいにみをよせあうヤギとオオカミ。 さいあくなあらしのよるに、さいこうのともだちにであえたヤギとオオカミは、あらしがとおりすぎるころには、すっかりなかよくなっていた。 そして、あすのひるにしょくじのやくそくをした。 さいごまでおたがいのかおをみることはなかったので、あうときのあいことばをきめる。 「あらしのよるに」 そういってヤギとオオカミはてをふりながら、おうちにかえっていった。 そして、読み進めていくと、まさかこんな友情が生まれる物語になるとは思っていなかったのですごくびっくりした。 同時にこんな出会い方をしていなかったら2人はどうなっていたのかなとも思いました。 この物語はあらしのよるに雨宿りで寄った小屋の中で話が進んでいく。 真っ暗なので、お互いに顔は見えない状態。 その中で声と雰囲気だけで仲良くなっていき、次の日に会う約束をし、それぞれのお家に帰っていくという話だ。 登場人物はやぎとおおかみの2人。 おおかみはやぎの肉を大好物にしていて、ここで出会っていなかったらやぎはこのおおかみにいずれ食べられていたかもしれない。 本当なら友達にはなれない関係のはずだけど、あらしのよるは特別だった。 雨宿りをしている中でお互い好きなものやどこに住んでいるかなどの話をし、食い違うところはあったものの、お互いに似ている部分も多く、2匹はどんどん仲良くなっていった。 途中カミナリが鳴り、小屋が明るくなった時にはひやっとした。 姿が見えていたら2人の関係はどうなってしまったのか。 もしやぎだけがおおかみをいう事に気づいていたら、きっと最後の友情は生まれなかっただろう。 もしおおかみだけがやぎと気づいていたらその場で食べようとしてしまったかもしれない。 結局は2人とも目をつぶっていたので気づくことはなかった。 あらしも弱まり、お互いに次の日に同じ場所で会う約束をした2人。 合言葉は「あらしのよるに」。 あらしが通り過ぎ、それぞれ別々に分かれたところで物語は終わった。 次の日の事はどうなったかはわからないけれど、お互いに顔を見た時にも友達でいられたらいいなと思った。 いや、きっと2人は友達のままでいてくれるはず。 顔の見えない状態で同じ時間を過ごし、お互いに似ていると意気投合した2人。 そんな出会いだからこそお互い相手を思いやることができたのだろう。 普段こういう顔の見えない状態で友達になることはなかなかないけれど、相手への思いやり、優しさ、自分との共通点があればどんな人とでも仲良くなれるのだなと感じた。 そして、友達は大切にしていこうと思いました。 「あらしのよるに」読み聞かせ動画 じっくり時間をかけて絵本の世界にひたりたいという場合は、読み聞かせ動画がおすすめです。 こちらの動画はとてもシンプルで聞きやすいですよ。 本来、仲良くなることのないヤギとオオカミが、嵐の夜という特別な状況下で友達になれたという素敵なストーリーでした。 感想文にもあったように、 相手への思いやり、優しさ、自分との共通点があればどんな人とでも仲良くなれる ということが、いやみなく自然に伝わってくる話ですよね。 ヤギとオオカミが相手の正体にお互い気づきそうで気づかないハラハラさはわかりやすくて楽しいし、どんな人とでも接し方しだいでは仲良くなれる(はず)という深いテーマもあり、子どもも大人も楽しめる作品なのではないかと感じました。 シリーズのすべてのストーリーがわかります。
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次のあらしのよるにとは、作・ら(裕一)、絵・あべ士絵の児童向け絵本である。 の・構成の一が書いた本と間違われることが時々あるが、本作品とは関係である。 概要 の、2匹のが暗いの中で出会う。 お互い意気投合をし、仲良くなった。 しかし、のせいで鼻が効かない二人は互いの正体を知らなかった。 片方が「喰われる側」ので、もう片方が「喰らう側」のであったことを。 元々は単発を予定していたが、思いのほか好評で、続編が作られるようになった。 出版文化賞絵本賞、児童出版文化賞を受賞したことから、や、にもなった。 ついには4年生のの教科書に収録される作品にも選ばれた。 向けにされているものの、を紐解けば十分ににも重要なを発している作品であることがわかる。 でも評価された本作はより「あらしのよるに ひみつのともだち」というでとして登場。 再びを中心に作品にこめられたを送り出す。 ちなみにてれび絵本は全てが担当。 が大好物だが、よりにもよってその大好物であると仲良くなってしまったことでとの挟みに悩むことになる。 彼の選択の先には何があるのか・・・。 ちょっと頑固で気配りが足りなかったが、ガブとの交流を通じて、自身も成長する。 なお、によって性別の解釈が異なる。 ・版では特にこれといった描写はだが、版ではオス、・版ではメスととれるような描写がある。 ある理由からに対して深いを抱くようになる。 小さい頃からガブをにしている。 TVアニメについて 「」第1部にてより放送開始。 1話15分のを毎週2話ずつ放送し、全話の予定。 は版とはほぼ異なる(バリー役ののみ版から続投)。 関連動画 関連商品 関連項目•
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