『ちあきなおみ全曲集』に次いで購入したのがこの『微吟』。 こちらも全曲集だが、あちらとの違いは、あちらがデビューから昭和50年代前半までの曲を年代順に並べたのに対し、こちらはデビュー曲『雨に濡れた慕情』から最後のレコーディング と思われる 『紅い花』までを網羅したオールタイムベストとなっている点。 曲の構成も年代順ではなく、ストーリー性があって全然飽きません。 ただ演歌は『矢切の渡し』のみなので、演歌が好きな人にはあまり満足度は高くないかもしれない。 『すりきれたレコード』、『朝日のあたる家』というシャンソンやブルースからとった曲や、一人芝居を彷彿とさせる『ねえ、あんた』、ほかにアイドル路線?の『四つのお願い』などもあって、非常にバラエティ豊か。 お約束の『喝采』、『黄昏のビギン』もちゃんと入ってます。 個人的には『冬隣』と『紅い花』がおすすめ。 というか、わたし自身、改めてちあきなおみを聴き始めたきっかけというのがこの二曲だったわけですが。 ちあきなおみのファンというとだいたい六十代以上だと思いますが、現役時代の彼女を知らない世代=四十代くらいの人たち、言い換えれば人生経験を積んだ大人を虜にする曲がたくさんあります。 ちあきなおみの思い出に浸るのではなく、ちあきなおみを再発見したような気持ちになったアルバムでした。
次の1969年、 「雨に濡れた慕情」のデビューから50年がたった今も、 未だに色褪せることない彼女の歌がリスナーの胸を打ち続けています。 そして、 今作「微吟」もまた印象的なタイトルとなり、 前作と同様、 ちあきなおみのデビュー当時から関わってきた東元晃氏がプロデューサーを務めました。 微吟…。 小声で歌うその心根は、 耐えかねる思いがもらす吐息に似て、 ため息の世界。 デビュー曲「雨に濡れた慕情」、 レコード大賞受賞曲「喝采」、 CMソングで人気を博した「黄昏のビギン」「星影の小径」、 ライブ音源である「朝日のあたる家(朝日楼)/House of the Rising Sun」から、 ちあきなおみしか歌えないと言われる歌芝居「ねえあんた」、 そして「夜へ急ぐ人」の3曲は、 さながらちあきなおみのコンサート会場にいるかのような雰囲気を味わえます。 星影の小径 作詞:矢野 亮 作曲:利根一郎 編曲:倉田信雄 *ビクター音源 2. イマージュ 作詞・作曲:飛鳥 涼 編曲:瀬尾一三 3. 冬隣 作詞:吉田 旺 作曲:杉本眞人 編曲:倉田信雄 4. 雨に濡れた慕情 作詞:吉田 央 作曲:鈴木 淳 編曲:森岡賢一郎 *コロムビア音源 5. 四つのお願い 作詞:白鳥朝詠 作曲:鈴木 淳 編曲:小谷 充 *コロムビア音源 6. 紅とんぼ 作詞:吉田 旺 作曲:船村 徹 編曲:南郷達也 7. 矢切の渡し 作詞:石本美由起 作曲:船村 徹 編曲:蔦 将包 8. すり切れたレコード/LE DISQUE USE 作詞・作曲:M.Emer 訳詞:来生えつこ 編曲:安川ひろし *ビクター音源 9. 朝日のあたる家(朝日楼)/House of the Rising Sun *ライブ音源 作詞・作曲:アメリカ民謡 訳詞:浅川マキ 編曲:篠崎秀樹 10. ねえあんた 作詞:松原史明 作曲:森田公一 編曲:服部隆之 11. 夜へ急ぐ人 作詞・作曲:友川かずき 編曲:内堀まさる 12. 祭りの花を買いに行く 作詞・作曲:友川かずき 編曲:倉田信雄 13. かもめの街 作詞:ちあき哲也 作曲:杉本眞人 編曲:倉田信雄 14. 嘘は罪 作詞:水谷啓二 作曲:杉本眞人 編曲:服部隆之 15. 黄昏のビギン 作詞:永 六輔 作曲:中村八代 編曲:服部隆之 16. 喝采 作詞:吉田 旺 作曲:中村泰士 編曲:高田 弘 *コロムビア音源 17. 紅い花 作詞:松原史明 作曲:杉本眞人 編曲:倉田信雄 18.
次の「」 リリース: (再発売) 『 港が見える丘』(みなとがみえるおか)は、のアルバム。 (60年)に・から発売された。 解説 [ ] ビクター在籍時代、ちあきは計4枚のアルバムを発表したが、本作はその最後の作品である。 の、、ポルトガル民謡・と外国の曲をカバーしてきたそれまでのアルバムとは趣を変え、本作は戦前・戦後の日本の流行歌をカバーしている。 前作「待夢(たいむ)』からちあきの作品を担当していたピアニストのと・のメンバーであるがアレンジを担当し、その斬新なアレンジが当時話題となった。 これに関して、本作品のプロデューサーを担当したは『シャンソン〜ジャズ〜ファドと続けてきた流れを壊さず、かつての日本の名曲を、リズム、ハーモニー等新しく衣替えしたサウンドを従えて、彼女(ちあき)の情感あふれる歌唱が舞い踊る』という企画意図があったという事を歌詞カードのコメントに綴っている。 のちに収録曲「」が、アルバム発売と同年の「マキシム・レギュラーコーヒー」のCMソングに採用された。 その後、ちあきが芸能活動を休止した後も(4年)の、(平成18年)のキリンビバレッジ「実感」とそれぞれのCMソングに採用され、それらに併せてシングルも発売された(それぞれカップリング曲は、アルバム表題曲の「」)。 のちに1993年と2006年にそれぞれ再発売された際に、タイトルを『星影の小径』と改題して発売された。 収録曲 [ ]• (作詞: 、作曲: 、編曲: ) 発表ののカバー。 雨に咲く花 (作詞: 、作曲: 、編曲: 倉田信雄) 発表ののカバー。 のリバイバル・ヒットでも有名。 (作詞・作曲: 、編曲: ) 発表ののカバー。 (作詞: 、作曲: 、編曲: 倉田信雄) 発表ののカバー。 青春のパラダイス (作詞: 、作曲: 福島正二、編曲: 倉田信雄) 発表ののカバー。 ハワイの夜 (作詞: 、作曲: 司潤吉、編曲: 武川雅寛) 発表ののカバー。 (作詞: 、作曲: 、編曲: 武川雅寛) 発表ののカバー。 雨のブルース (作詞: 野川香文、作曲: 、編曲: 武川雅寛) 発表ののカバー。 (作詞: 、作曲: 、編曲: 倉田信雄) 発表ののカバー。 脚注 [ ] [].
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