アマレットってどんなお酒? さまざまなカクテルや、お菓子作りに使われているアマレットは、どのような特徴のあるお酒なのでしょうか?歴史や材料・作り方について解説します。 イタリアで生まれたリキュール アマレットは『すこし苦いもの』という意味のイタリア語です。 甘くほろ苦い味わいにぴったりの名前といえます。 恋のお酒としても知られているリキュールです。 語源からも分かるようにイタリア発祥のリキュールで、見た目も美しい赤味を帯びた琥珀色をしています。 ティラミスの材料としても欠かせません。 お酒として楽しむだけでなく、スイーツにも使われているのです。 ティラミス以外にも、ミルクプリンや杏仁豆腐といった冷たいスイーツにはもちろん、焼き菓子の香りづけにもよく合います。 バニラエッセンスのようにアクセントとして加えるのにぴったりです。 どんな歴史があるの? アマレットの歴史は1525年から始まった年といわれています。 レオナルド・ダ・ヴィンチの弟子で画家のベルナディノ・ルイーニに、恋人が手作りのリキュールを贈ったのです。 このリキュールが、アマレットの始まりでした。 このときのレシピが伝わり、19世紀になってから商品化されたのが、現在のアマレットです。 食料品店の店主カルロ・ドミニコ・レイが、レシピを買い取り売り出しました。 リキュールの香りがミラノ地方の名物アーモンドケーキ『アマロット』に似ていたため、アマレットと名付けられたといわれています。 その後、アマレット世界中で人気のある定番のリキュールとなりました。 おしゃれなカクテルはもちろん、気軽なアレンジまでさまざまな飲み方があり、お店でも自宅でも楽しまれています。 原料はなにを使ってる? アーモンドに似た香りのするアマレットですが、原料にはあんずの種の核『杏仁』が使われています。 これは杏仁豆腐に使う『杏仁霜(あんにんそう)』の原料と同じです。 アマレットの香りが「杏仁豆腐のような」と例えられることがあるのは、原料が同じであることが一因でしょう。 アマレット作りは、杏仁の蒸留液作りから始まります。 そこに10種類以上のハーブや果物を抽出するのです。 アルコールを配合してバランスを整えた後、熟成させると完成します。 バランスのとれた奥行きのある味わいのために、たくさんの手間と時間がかかっているお酒です。 アマレットの味や価格は? お酒が苦手な人でも飲みやすいアマレットは、どのような味わいなのでしょうか? 気になるカロリーや価格について解説します。 気になる味とカロリーは? 杏仁豆腐やアーモンドに例えられる香りが特徴的なアマレットは、甘い中にほろ苦い味わいが感じられるリキュールです。 甘味が強いもののべったりしておらず、飲みやすいのが特徴といえます。 甘いリキュールは、カロリーが気になるものです。 リキュールのおおよそのカロリーを求めるには、『エキス分』を考慮します。 エキス分というのは、100mlのお酒に含まれる揮発しない成分のグラム数です。 例えば、エキス分26%のディサローノ・アマレットであれば、100ml中に26gの揮発しない成分が含まれています。 これらの成分はほとんどがブドウ糖といった糖類です。 仮にこの糖類1gのカロリーが炭水化物と同じ4kcalとすると、100mlのディサローノ・アマレットのカロリーは104kcalと計算できます。 ボトルの価格はどれくらい? アマレットを自宅で楽しむ場合には、価格も気になるところです。 定価なら、ボトル1本で『3500円前後』に設定されていることが多いようです。 定価よりもお得にボトルを購入したいなら、ディスカウントストアや通販サイトを活用しましょう。 『1500円前後』で購入できるショップもあります。 人気の銘柄であれば、スーパーでも取り扱っている所があるでしょう。 アマレットを楽しめる所は? リキュールの中でも人気が高く多くのカクテルに使われているアマレットは、取り扱っているお店が多くあります。 そのため、お酒を飲めるお店でアマレットの用意があるか事前に聞いてみるとよいでしょう。 自宅で手軽に楽しめるカクテルレシピがあるのもアマレットの魅力です。 ボトルを購入すれば、簡単に自分で手作りカクテルを楽しめます。 『自分好みに自由にアレンジできる』という点も魅力の一つです。 リキュールの種類は? アマレットといっても、その種類はさまざまです。 使われるハーブや果物の種類によって、多種多様な味わいがあります。 多くの種類の中から、代表的なものを紹介します。 カクテルに欠かせないボルス・アマレット アマレットを使ったカクテルはたくさんありますが、中でもよく使われているのが『ボルス・アマレット』です。 アマレットサワーやアラバマ・スラマーなど、多くのカクテルのベースになっています。 木の実を思わせる甘く香ばしいフレーバーが、琥珀色の見た目とよく合います。 厳選した素材で作られた極上の味わいが楽しめるリキュールです。 商品名:ボルス・アマレット• 価格:1717円(税込)• Amazon: お菓子にも活躍ラッツァローニ・アマレット ラッツァローニ社は、もともとイタリア銘菓の『アマレッティ』というアーモンドの入ったビスケットを作っていました。 このアマレッティを使って作るのが、『ラッツァローニ・アマレット』です。 細かく砕いたビスケットをスピリッツに漬けて3カ月置き、ハーブの抽出液を加えて熟成させます。 この間に、ビスケットからアーモンドの香りがお酒に溶け込み、特徴的なフレーバーに仕上がります。 こうして作られたリキュールは、イタリアの伝統的なお菓子にも欠かせません。 ティラミスに使えば、奥行きのある香りが楽しめる大人も大満足のスイーツが完成します。 商品名:ラッツァローニ・アマレット• 価格:4170円(税込)• Amazon: 伝統ある銘柄ディサローノ・アマレット 『ディサローノ・アマレット』が誕生したのは、1525年のことでした。 古くから親しまれている伝統あるリキュールは、アーモンドや杏仁豆腐に例えられる香りです。 杏仁を原料にハーブや果物を加えることで生まれる、ふくよかな香りと甘味とほんのり感じる苦味が特徴といえます。 炭酸水やジンジャエールで割ってすっきりと飲むこともできるほか、たっぷりの氷を入れたグラスに注いでロックで楽しむのもよいでしょう。 繊細な味と香りがいっぱいに広がります。 商品名:ディサローノ・アマレット• 価格:2138円(税込)• Amazon: 天然素材だけ使用のアマレット・エクストラ イタリアの代表的な酒造会社であるルクサルド社は、数々のリキュールを作りあげています。 『アマレット・エクストラ』は、そんなルクサルド社の技術や思いが詰まったお酒です。 最大の特徴は、天然素材に徹底的にこだわっている点です。 着色料はもちろん、さまざまな添加物を使用していません。 杏仁の香りがしっかり感じられるリキュールを作っています。 アルコール度数を限界まで低く抑えていることも特徴です。 そのため、杏仁の香りが引き立つリキュールに仕上がっています。 伝統と同時に信頼も大切にする同社ならではの品質です。 商品名:アマレット・エクストラ• 価格:4830円(税込)• Amazon: ジンジャエールで割ると飲みやすい 甘いリキュールをすっきりと飲みたいなら、ジンジャエールで割るのがよいでしょう。 炭酸の発泡感とジンジャーの辛味が、アマレットの甘味をほどよく引き締めてくれます。 お酒が弱い人でも飲めるアマレットジンジャーの作り方やアレンジの仕方を解説します。 アマレットジンジャーの作り方 グラスに注いで混ぜるだけで簡単にできるカクテルは、自宅で誰でも簡単に作れます。 揃える材料も少ないため、手軽に楽しめるのも魅力です。 アマレットジンジャーの材料を紹介します。 アマレット30ml• シンジャーエール70~170ml• 氷 グラスに氷を入れたら、そこにアマレットとジンジャエールを加えます。 ジンジャエールの分量は好みで調節しましょう。 お酒に弱い場合は、ジンジャエールを多めにします。 最後に軽く混ぜれば完成です。 混ぜすぎると炭酸が抜けるので注意しましょう。 アレンジして作ることはできる? カクテルはアレンジすることで自分好みに味わいを調整できます。 例えば、アマレットジンジャーにレモンを加えると、よりきりっと爽やかに仕上がるのです。 レモンスライスを浮かべたり、レモンジュースを加えたりしましょう。 ラズベリーやブルーベリーなど、ベリー系のフルーツをグラスに入れておくのも相性のよいアレンジです。 甘いベリーよりは酸味のあるものの方が、味にアクセントが加わるでしょう。 カシスとかき氷シロップをプラスして作る『ファンタズミックの夜』は、華やかさのあるカクテルなので、おもてなしにもぴったりです。 お酒を加えるアレンジ方法もあります。 赤ワインをプラスすれば『ローザ・ロッサ』というカクテルになります。 ウイスキーを使ったカクテルは? アマレットはウイスキーと合わせると、きりっとした飲み口の爽やかなカクテルになります。 『甘さ』と『強い度数』という一見正反対のように感じられる特徴が一緒に味わえるのも魅力です。 ウイスキーを使ったカクテルの種類と、自分で作って楽しむ方法を紹介します。 ゴットファーザーってどんなお酒? 映画『ゴットファーザー』にちなんで作られたカクテルは、シネマカクテルの代表といわれています。 映画のテーマや主人公のイメージから着想を得て作られるシネマカクテルは、飲むだけで映画の世界に入り込める1杯です。 甘く飲みやすい味わいと強い度数という、相反する特徴のあるカクテルは、主人公マイケル・コルレオーネの二面性を見事に表現しています。 ゴットファーザーの作り方 ゴットファーザーに使うのは、下記の2種類のお酒と氷のみです。 とてもシンプルなカクテルなので、簡単に作れます。 また、シンプルであるからこそ、選ぶ銘柄で味が大きく変わるカクテルです。 ウイスキー45ml• アマレット15ml• 氷 ロックグラスに氷を入れたら、ウイスキーとアマレットを入れて軽く5回ほどかき混ぜましょう。 これで完成です。 ウイスキーは『スコッチ』と『バーボン』どちらでも構いませんが、味の違いが顕著に表れるため、好みのものを見つけて使うと美味しく作れます。 気になるアルコール度数とカロリーは? アマレットは甘いお酒ですが、アルコール度数は28%と高い数値です。 また、ウイスキーも度数が高く40%前後もあります。 ゴッドファーザーの度数も『35%』前後と、とても高い数値になっています。 そのため、ゴッドファーザーは大きめの氷を入れてロックスタイルで楽しむとよいでしょう。 時間の経過とともに氷が溶けだし、徐々に味わいが変わっていきます。 ゆっくり時間をかけて楽しむお酒です。 カロリーは、1杯あたりおよそ『152kcal』といわれています。 決して低カロリーというわけではありませんが、他のお酒と比べて高カロリーというわけでもありません。 加えて、ウイスキーは糖質0なので、ゴッドファーザーの糖質も低いといえるでしょう。 飲みすぎには注意するべきですが、ダイエット中でも楽しみやすいお酒といえます。 他にどんなカクテルがある? アマレットを使ったカクテルには、さまざまな種類があります。 他にどのようなものがあるのでしょうか?代表的なカクテルの種類と作り方を紹介します。 コーヒーと割っても美味しい コーヒーとナッツの香りは相性が良く、コーヒー店でもアーモンドの香りのシロップが使われています。 そのため、アーモンドのような香りがするアマレットは、コーヒーとの相性も抜群です。 自宅で作るなら、インスタントコーヒーでも十分美味しく作れます。 コーヒーをグラスに入れ、そこに少量のアマレットを加えて混ぜれば完成です。 アマレットの分量は好みに合わせて調整します。 冬場にはホットコーヒーで『アマレット・カフェ』を楽しみましょう。 冷えた体を芯からぽかぽかと温めてくれます。 ミルクで割って口当たりよく 甘いものが好きな人には『アマレットミルク』がおすすめです。 アマレットと牛乳を1:2の割合で混ぜるだけで完成します。 口当たりがよくまろやかで、とても飲みやすいカクテルです。 アマレットの甘味とフレーバーがふんわり感じられ、デザート感覚で飲むことができます。 お酒に弱い場合は、牛乳の量を多くすると飲みやすくなりよいでしょう。 オレンジジュースを使って飲みやすく アマレットはオレンジジュースとも好相性で、とても飲みやすい味わいになります。 ウォッカとオレンジジュースで作るスクリュードライバーを、アマレットをベースに作るのもおすすめです。 また、イタリアのブラッドオレンジジュースとジン・カンパリ・アマレットを合わせた『ドマーニ』というカクテルもあります。 色鮮やかで見た目にも美しい1杯です。 温かい『ホットアマレットオレンジ』もフルーティな味わいが際立ちます。 アマレット30mlにオレンジジュース120mlを加え、ソースパンで温めましょう。 温めることで香り立ちがよくなるのです。 気軽にアマレットを楽しむなら 凝ったカクテルを作らなくても、アマレットは十分楽しめます。 材料を揃えなくても美味しく飲めるので、気軽に毎日楽しめます。 シンプルに楽しむ飲み方を紹介します。 シンプルに炭酸水で割る 『アマレットソーダ』は、炭酸水で割るだけで作れる簡単レシピです。 すっきりとした味わいで、甘さ控えめにアマレットを楽しめます。 カロリー0の炭酸水と合わせるため、ヘルシーに楽しめるのもポイントです。 作り方は、グラスに入れたアマレット45mlに、炭酸水を入れるだけで完成します。 甘味や香りを楽しみたい日は炭酸水を少なく、すっきりと楽しみたい日は多く、と簡単に調整可能です。 香りや風味を楽しみたい場合はロックで アマレットそのものの香りや風味を存分に楽しめる『ロック』も、簡単で気軽に楽しめる方法です。 カクテルのベースになったり、他のドリンクと合わせたりすることが多いアマレットですが、そのままでも十分美味しく楽しめます。 氷を溶かしながら時間をかけて楽しむ飲み方であるからこそ、リキュールの味をじっくり楽しめるのです。 ただし、28%と度数の高いお酒なので、飲みすぎには注意しましょう。 甘いからとぐいぐい飲まず、ゆっくり楽しみます。 水やお茶などを、適宜 とりながら飲むのもよいでしょう。 お菓子作りにも使えるリキュール アーモンドのような香りが特徴的なアマレットは、さまざまなカクテルのベースになっています。 甘い味わいと奥行きのある香りがいろいろな材料と混ざり合い、複雑な味を作り出す魅力的なリキュールです。 単にお酒として飲むだけでなく、お菓子作りにも欠かせません。 ティラミスの風味づけに使うのはもちろん、杏仁豆腐作りにも使えます。 お酒だけでなくスイーツ好きという人にもぴったりのリキュールなので、ぜひ味わってみてはいかがでしょうか。
次のアマレットってどんなお酒? さまざまなカクテルや、お菓子作りに使われているアマレットは、どのような特徴のあるお酒なのでしょうか?歴史や材料・作り方について解説します。 イタリアで生まれたリキュール アマレットは『すこし苦いもの』という意味のイタリア語です。 甘くほろ苦い味わいにぴったりの名前といえます。 恋のお酒としても知られているリキュールです。 語源からも分かるようにイタリア発祥のリキュールで、見た目も美しい赤味を帯びた琥珀色をしています。 ティラミスの材料としても欠かせません。 お酒として楽しむだけでなく、スイーツにも使われているのです。 ティラミス以外にも、ミルクプリンや杏仁豆腐といった冷たいスイーツにはもちろん、焼き菓子の香りづけにもよく合います。 バニラエッセンスのようにアクセントとして加えるのにぴったりです。 どんな歴史があるの? アマレットの歴史は1525年から始まった年といわれています。 レオナルド・ダ・ヴィンチの弟子で画家のベルナディノ・ルイーニに、恋人が手作りのリキュールを贈ったのです。 このリキュールが、アマレットの始まりでした。 このときのレシピが伝わり、19世紀になってから商品化されたのが、現在のアマレットです。 食料品店の店主カルロ・ドミニコ・レイが、レシピを買い取り売り出しました。 リキュールの香りがミラノ地方の名物アーモンドケーキ『アマロット』に似ていたため、アマレットと名付けられたといわれています。 その後、アマレット世界中で人気のある定番のリキュールとなりました。 おしゃれなカクテルはもちろん、気軽なアレンジまでさまざまな飲み方があり、お店でも自宅でも楽しまれています。 原料はなにを使ってる? アーモンドに似た香りのするアマレットですが、原料にはあんずの種の核『杏仁』が使われています。 これは杏仁豆腐に使う『杏仁霜(あんにんそう)』の原料と同じです。 アマレットの香りが「杏仁豆腐のような」と例えられることがあるのは、原料が同じであることが一因でしょう。 アマレット作りは、杏仁の蒸留液作りから始まります。 そこに10種類以上のハーブや果物を抽出するのです。 アルコールを配合してバランスを整えた後、熟成させると完成します。 バランスのとれた奥行きのある味わいのために、たくさんの手間と時間がかかっているお酒です。 アマレットの味や価格は? お酒が苦手な人でも飲みやすいアマレットは、どのような味わいなのでしょうか? 気になるカロリーや価格について解説します。 気になる味とカロリーは? 杏仁豆腐やアーモンドに例えられる香りが特徴的なアマレットは、甘い中にほろ苦い味わいが感じられるリキュールです。 甘味が強いもののべったりしておらず、飲みやすいのが特徴といえます。 甘いリキュールは、カロリーが気になるものです。 リキュールのおおよそのカロリーを求めるには、『エキス分』を考慮します。 エキス分というのは、100mlのお酒に含まれる揮発しない成分のグラム数です。 例えば、エキス分26%のディサローノ・アマレットであれば、100ml中に26gの揮発しない成分が含まれています。 これらの成分はほとんどがブドウ糖といった糖類です。 仮にこの糖類1gのカロリーが炭水化物と同じ4kcalとすると、100mlのディサローノ・アマレットのカロリーは104kcalと計算できます。 ボトルの価格はどれくらい? アマレットを自宅で楽しむ場合には、価格も気になるところです。 定価なら、ボトル1本で『3500円前後』に設定されていることが多いようです。 定価よりもお得にボトルを購入したいなら、ディスカウントストアや通販サイトを活用しましょう。 『1500円前後』で購入できるショップもあります。 人気の銘柄であれば、スーパーでも取り扱っている所があるでしょう。 アマレットを楽しめる所は? リキュールの中でも人気が高く多くのカクテルに使われているアマレットは、取り扱っているお店が多くあります。 そのため、お酒を飲めるお店でアマレットの用意があるか事前に聞いてみるとよいでしょう。 自宅で手軽に楽しめるカクテルレシピがあるのもアマレットの魅力です。 ボトルを購入すれば、簡単に自分で手作りカクテルを楽しめます。 『自分好みに自由にアレンジできる』という点も魅力の一つです。 リキュールの種類は? アマレットといっても、その種類はさまざまです。 使われるハーブや果物の種類によって、多種多様な味わいがあります。 多くの種類の中から、代表的なものを紹介します。 カクテルに欠かせないボルス・アマレット アマレットを使ったカクテルはたくさんありますが、中でもよく使われているのが『ボルス・アマレット』です。 アマレットサワーやアラバマ・スラマーなど、多くのカクテルのベースになっています。 木の実を思わせる甘く香ばしいフレーバーが、琥珀色の見た目とよく合います。 厳選した素材で作られた極上の味わいが楽しめるリキュールです。 商品名:ボルス・アマレット• 価格:1717円(税込)• Amazon: お菓子にも活躍ラッツァローニ・アマレット ラッツァローニ社は、もともとイタリア銘菓の『アマレッティ』というアーモンドの入ったビスケットを作っていました。 このアマレッティを使って作るのが、『ラッツァローニ・アマレット』です。 細かく砕いたビスケットをスピリッツに漬けて3カ月置き、ハーブの抽出液を加えて熟成させます。 この間に、ビスケットからアーモンドの香りがお酒に溶け込み、特徴的なフレーバーに仕上がります。 こうして作られたリキュールは、イタリアの伝統的なお菓子にも欠かせません。 ティラミスに使えば、奥行きのある香りが楽しめる大人も大満足のスイーツが完成します。 商品名:ラッツァローニ・アマレット• 価格:4170円(税込)• Amazon: 伝統ある銘柄ディサローノ・アマレット 『ディサローノ・アマレット』が誕生したのは、1525年のことでした。 古くから親しまれている伝統あるリキュールは、アーモンドや杏仁豆腐に例えられる香りです。 杏仁を原料にハーブや果物を加えることで生まれる、ふくよかな香りと甘味とほんのり感じる苦味が特徴といえます。 炭酸水やジンジャエールで割ってすっきりと飲むこともできるほか、たっぷりの氷を入れたグラスに注いでロックで楽しむのもよいでしょう。 繊細な味と香りがいっぱいに広がります。 商品名:ディサローノ・アマレット• 価格:2138円(税込)• Amazon: 天然素材だけ使用のアマレット・エクストラ イタリアの代表的な酒造会社であるルクサルド社は、数々のリキュールを作りあげています。 『アマレット・エクストラ』は、そんなルクサルド社の技術や思いが詰まったお酒です。 最大の特徴は、天然素材に徹底的にこだわっている点です。 着色料はもちろん、さまざまな添加物を使用していません。 杏仁の香りがしっかり感じられるリキュールを作っています。 アルコール度数を限界まで低く抑えていることも特徴です。 そのため、杏仁の香りが引き立つリキュールに仕上がっています。 伝統と同時に信頼も大切にする同社ならではの品質です。 商品名:アマレット・エクストラ• 価格:4830円(税込)• Amazon: ジンジャエールで割ると飲みやすい 甘いリキュールをすっきりと飲みたいなら、ジンジャエールで割るのがよいでしょう。 炭酸の発泡感とジンジャーの辛味が、アマレットの甘味をほどよく引き締めてくれます。 お酒が弱い人でも飲めるアマレットジンジャーの作り方やアレンジの仕方を解説します。 アマレットジンジャーの作り方 グラスに注いで混ぜるだけで簡単にできるカクテルは、自宅で誰でも簡単に作れます。 揃える材料も少ないため、手軽に楽しめるのも魅力です。 アマレットジンジャーの材料を紹介します。 アマレット30ml• シンジャーエール70~170ml• 氷 グラスに氷を入れたら、そこにアマレットとジンジャエールを加えます。 ジンジャエールの分量は好みで調節しましょう。 お酒に弱い場合は、ジンジャエールを多めにします。 最後に軽く混ぜれば完成です。 混ぜすぎると炭酸が抜けるので注意しましょう。 アレンジして作ることはできる? カクテルはアレンジすることで自分好みに味わいを調整できます。 例えば、アマレットジンジャーにレモンを加えると、よりきりっと爽やかに仕上がるのです。 レモンスライスを浮かべたり、レモンジュースを加えたりしましょう。 ラズベリーやブルーベリーなど、ベリー系のフルーツをグラスに入れておくのも相性のよいアレンジです。 甘いベリーよりは酸味のあるものの方が、味にアクセントが加わるでしょう。 カシスとかき氷シロップをプラスして作る『ファンタズミックの夜』は、華やかさのあるカクテルなので、おもてなしにもぴったりです。 お酒を加えるアレンジ方法もあります。 赤ワインをプラスすれば『ローザ・ロッサ』というカクテルになります。 ウイスキーを使ったカクテルは? アマレットはウイスキーと合わせると、きりっとした飲み口の爽やかなカクテルになります。 『甘さ』と『強い度数』という一見正反対のように感じられる特徴が一緒に味わえるのも魅力です。 ウイスキーを使ったカクテルの種類と、自分で作って楽しむ方法を紹介します。 ゴットファーザーってどんなお酒? 映画『ゴットファーザー』にちなんで作られたカクテルは、シネマカクテルの代表といわれています。 映画のテーマや主人公のイメージから着想を得て作られるシネマカクテルは、飲むだけで映画の世界に入り込める1杯です。 甘く飲みやすい味わいと強い度数という、相反する特徴のあるカクテルは、主人公マイケル・コルレオーネの二面性を見事に表現しています。 ゴットファーザーの作り方 ゴットファーザーに使うのは、下記の2種類のお酒と氷のみです。 とてもシンプルなカクテルなので、簡単に作れます。 また、シンプルであるからこそ、選ぶ銘柄で味が大きく変わるカクテルです。 ウイスキー45ml• アマレット15ml• 氷 ロックグラスに氷を入れたら、ウイスキーとアマレットを入れて軽く5回ほどかき混ぜましょう。 これで完成です。 ウイスキーは『スコッチ』と『バーボン』どちらでも構いませんが、味の違いが顕著に表れるため、好みのものを見つけて使うと美味しく作れます。 気になるアルコール度数とカロリーは? アマレットは甘いお酒ですが、アルコール度数は28%と高い数値です。 また、ウイスキーも度数が高く40%前後もあります。 ゴッドファーザーの度数も『35%』前後と、とても高い数値になっています。 そのため、ゴッドファーザーは大きめの氷を入れてロックスタイルで楽しむとよいでしょう。 時間の経過とともに氷が溶けだし、徐々に味わいが変わっていきます。 ゆっくり時間をかけて楽しむお酒です。 カロリーは、1杯あたりおよそ『152kcal』といわれています。 決して低カロリーというわけではありませんが、他のお酒と比べて高カロリーというわけでもありません。 加えて、ウイスキーは糖質0なので、ゴッドファーザーの糖質も低いといえるでしょう。 飲みすぎには注意するべきですが、ダイエット中でも楽しみやすいお酒といえます。 他にどんなカクテルがある? アマレットを使ったカクテルには、さまざまな種類があります。 他にどのようなものがあるのでしょうか?代表的なカクテルの種類と作り方を紹介します。 コーヒーと割っても美味しい コーヒーとナッツの香りは相性が良く、コーヒー店でもアーモンドの香りのシロップが使われています。 そのため、アーモンドのような香りがするアマレットは、コーヒーとの相性も抜群です。 自宅で作るなら、インスタントコーヒーでも十分美味しく作れます。 コーヒーをグラスに入れ、そこに少量のアマレットを加えて混ぜれば完成です。 アマレットの分量は好みに合わせて調整します。 冬場にはホットコーヒーで『アマレット・カフェ』を楽しみましょう。 冷えた体を芯からぽかぽかと温めてくれます。 ミルクで割って口当たりよく 甘いものが好きな人には『アマレットミルク』がおすすめです。 アマレットと牛乳を1:2の割合で混ぜるだけで完成します。 口当たりがよくまろやかで、とても飲みやすいカクテルです。 アマレットの甘味とフレーバーがふんわり感じられ、デザート感覚で飲むことができます。 お酒に弱い場合は、牛乳の量を多くすると飲みやすくなりよいでしょう。 オレンジジュースを使って飲みやすく アマレットはオレンジジュースとも好相性で、とても飲みやすい味わいになります。 ウォッカとオレンジジュースで作るスクリュードライバーを、アマレットをベースに作るのもおすすめです。 また、イタリアのブラッドオレンジジュースとジン・カンパリ・アマレットを合わせた『ドマーニ』というカクテルもあります。 色鮮やかで見た目にも美しい1杯です。 温かい『ホットアマレットオレンジ』もフルーティな味わいが際立ちます。 アマレット30mlにオレンジジュース120mlを加え、ソースパンで温めましょう。 温めることで香り立ちがよくなるのです。 気軽にアマレットを楽しむなら 凝ったカクテルを作らなくても、アマレットは十分楽しめます。 材料を揃えなくても美味しく飲めるので、気軽に毎日楽しめます。 シンプルに楽しむ飲み方を紹介します。 シンプルに炭酸水で割る 『アマレットソーダ』は、炭酸水で割るだけで作れる簡単レシピです。 すっきりとした味わいで、甘さ控えめにアマレットを楽しめます。 カロリー0の炭酸水と合わせるため、ヘルシーに楽しめるのもポイントです。 作り方は、グラスに入れたアマレット45mlに、炭酸水を入れるだけで完成します。 甘味や香りを楽しみたい日は炭酸水を少なく、すっきりと楽しみたい日は多く、と簡単に調整可能です。 香りや風味を楽しみたい場合はロックで アマレットそのものの香りや風味を存分に楽しめる『ロック』も、簡単で気軽に楽しめる方法です。 カクテルのベースになったり、他のドリンクと合わせたりすることが多いアマレットですが、そのままでも十分美味しく楽しめます。 氷を溶かしながら時間をかけて楽しむ飲み方であるからこそ、リキュールの味をじっくり楽しめるのです。 ただし、28%と度数の高いお酒なので、飲みすぎには注意しましょう。 甘いからとぐいぐい飲まず、ゆっくり楽しみます。 水やお茶などを、適宜 とりながら飲むのもよいでしょう。 お菓子作りにも使えるリキュール アーモンドのような香りが特徴的なアマレットは、さまざまなカクテルのベースになっています。 甘い味わいと奥行きのある香りがいろいろな材料と混ざり合い、複雑な味を作り出す魅力的なリキュールです。 単にお酒として飲むだけでなく、お菓子作りにも欠かせません。 ティラミスの風味づけに使うのはもちろん、杏仁豆腐作りにも使えます。 お酒だけでなくスイーツ好きという人にもぴったりのリキュールなので、ぜひ味わってみてはいかがでしょうか。
次のこんにちは。 甘いお酒が好きな人におすすめしたいお酒があります。 それが「アマレット」というお酒です。 アマレットは、その匂いを嗅げばすぐわかると思いますが、「杏仁豆腐」の香りがします! 匂いを嗅ぐだけで、その甘さが伝わってきます!笑 アマレットの飲み方として有名なのが、アマレットをジンジャエールで割った「アマレットジンジャー」です。 それも美味しいには美味しいのですが、アマレットを牛乳で割った「アマレットミルク」がびっくりするほど美味しいです! 私はカルーアミルクが大好きなんですが、カルーアミルクのような甘いお酒が好きな人であれば、「アマレットミルク」も好きになると思います。 アマレットミルクの作り方ですが、非常に簡単です。 まずアマレットを少々グラスに注ぎます。 後ろに牛乳が写っていたり、色々汚かったりはすみません。 ちなみにこの写真は職場で撮っています。 笑 アマレットを注ぎ終わったら、あとは牛乳を注ぐだけです。 割合としては好みですが、私はお酒にそんなに強くないので、アマレットと牛乳は1対4ぐらいにしています。 アマレット自体のアルコール度数は低くないので、お酒が弱い人は私のように牛乳多めにした方がいいと思います! かなり飲みやすいので、どんどん飲めてしまいますが、女性の方は特に注意が必要です。 アマレット自体の度数は20度以上あり、たとえ牛乳で割ったとしても、何杯も飲めば一気に酔いがまわってきます。 甘くて美味しいのでついつい飲めてしまいますが、飲み過ぎには本当に気をつけた方がいいです。 これはもしかしたらカルーアミルクと同じかもしれませんね。 笑 アマレットというお酒でもっとも有名なのが「ディサローノアマレット」という銘柄です。 基本的に、お店などでアマレットといえば「ディサローノアマレット」のことを指します。 私がアマレットミルクを作る際に使ったアマレットももちろん「ディサローノアマレット」です。 ただ、私自身他のアマレットを飲んだことがないので、他のアマレットの味との比較はできません。 すみません。 ですが、アマレットミルクを飲みたいのであれば、「ディサローノアマレット」を使って飲めば間違いはないです。 甘いお酒が好きな人はぜひ「アマレットミルク」を試してみてください!.
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