また、は挿し木で増やすことができます。 は種から発芽しにくいので挿し木で増やす方が簡単とも言えます。 挿し木の時期は花の時期の5月~6月や9月~10月の気候がいい時期がおすすめです。 耐暑性、耐寒性は種類によってさまざまですが、あまり強いほうとは言えませんので気候のいい時期に挿し木をするようにしましょう。 できれば春に行った方が株の育ち方としてはその後生長の時期を迎えますのでベストとなります。 虫や病気がないことを確認して丈夫な芽を10cmほどに短く切って挿し穂をしましょう。 挿し穂をする場合には、土に埋めますので下の方の葉っぱは全部とっておくようにします。 また、挿し穂する土ですが、通気性、保水性、保肥性にすぐれたまたは水はけと通気性がいい日向土に挿します。 菌がなく清潔な土なのがどちらもいい土です。 パーミキュライトや川砂もおすすめです。 分が含まれていないため菌がいないような清潔な土を使うのがコツです。 意外と挿し木でも失敗する人も多くいます。 失敗しないポイントについてもご紹介しておきます。 ポイントとしては、まず挿し木の時期をしっかり守ること、そして先端の柔らかな緑の枝の穂の部分を切ることが大切です。 木質化した枝は切って挿し木にしても枯れてしまうことが多くなります。 また、ポイントとしては、挿し穂する前に水に2~3時間つけて水を吸わせます。 切る際も切り口を斜めに切ってできるだけ水を吸うように面積を広くしておくのがおすすめです。 この時に葉っぱは水につけますのでその部分は取っておきます。 さらに、挿し穂をする部分に発芽促進剤を切り口に付けてあげるのもおすすめです。 「ルートン」や「メネデール」などの発根促進剤を付けるとあまり失敗せずに挿し木をすることができます。 また、挿し穂専用の「セルトレイ(プラグトレイ)」を使ってその中に挿すのもいい方法です。 種まきや挿し木専用に小さなスペースに仕切られたトレイですので、過湿になりすぎずに挿し木を行うことができます。 結構発芽までの水の管理が難しくなりますので慣れないうちはこのようなものを使うのもいい方法かもしれませんね。 挿し木をして1か月くらいは根が出ませんのでその間過湿になりすぎないように、また乾燥しないようにすることが大切です。 などで葉水などもするようにして大事に育てていくことが失敗しないコツです。 剪定も兼ねて挿し木で増やしてみませんか いかがでしょうか。 は香りも良くドライフラワーにして楽しむこともできますのでたくさん増やしてみたいですよね。 種以外でも挿し木で増やすことができおすすめです。 ただし、挿し木をする時期や挿し木のポイントをしっかり守って行うことが大切ですので気を付けて行いましょう。 枝がいっぱいになった場合に剪定も高温多湿からを守るためにとても大切なこととなっています。 の株が大きくなったら剪定も兼ねて挿し木で増やしていくというのもとてもおすすめの方法です。 元の株も剪定をすることで新しい芽を出し、丈夫に育っていきますので、剪定と挿し木をセットにして挿し木で新しいもどんどん増やしていくというのもいいのではないでしょうか。 北海道の畑とまではいきませんが、小さな畑ができたら最高ですよね。 にはいろいろな種類があり、それぞれに育てやすさや注意点も異なりますが、がいっぱいの庭を造ってみませんか。 もちろんガーデンで鉢を増やしていくのもおすすめです。 はあまり大きな鉢に植える必要がないですので小さめの鉢をたくさん置いて楽しむこともできるのもいい香りで嬉しいものでしょう。
次のラベンダーの2つの増やし方 実はラベンダー、育てるのも増やすのも初心者には難しいといわれています。 ですがそれは、間違った知識や自己流で挑戦するからなんです。 手順を守り、コツさえ押さえれば初めてさんでも大丈夫! ラベンダーを増やす方法は2つあり、それぞれ向いている株や特徴がありますので あなたに合った方法を試してみてくださいね。 挿し木で増やす方法 茎の一部を切り取り、土に挿して増やす方法のことです。 これは植物が生き残るために、自分で傷を修復しようと細胞分裂し、 今まで根ではなかった部分が根として成長する仕組みを利用しています。 どの植物にも行えるわけではありませんが、 ラベンダーはこの挿し木が広く使われています。 種まきで増やす方法 「花を増やす」と聞いたら、まず一番に想像する方法ではないでしょうか。 多くの花が子孫を残すため、花の後にはたくさんの種が実ります。 その種をまくことで、花を増やす方法です。 どうして?ラベンダーが株分けNGの理由 植物やハーブに詳しい方や、ガーデニングを楽しんでいる方なら 「あれ?株分けは?」と思ったかもしれませんね。 実は ラベンダー、株分けには向いていません。 なぜならラベンダーは草花ではなく、木に近いということをご存知でしたか? 冬越ししたラベンダーはその根元が木質化し、そこから新芽が出ます。 こうして株が年々大きくなっていくのですが、地上部(花や葉)と地下部(根)は 1本の茎(木質)でつながっているので株分けをしようとすると、 その木を割くことになり株を痛めてしまいます。 このようにして増やした株も元の株も、割いたときにできる傷から 土壌の菌に感染したり、腐ってしまったりとラベンダーを痛めることにるので あまりおすすめできません。 実際プロのラベンダー農家さんも、株分けはしないということなので やめたほうが良いでしょう。 ラベンダーを増やす挿し木の方法 挿し木はラベンダーを増やそうとするとき、広く使われている方法です。 =お気に入りの色、形態のラベンダーをそのまま増やせる。 =庭一面、花壇一面ラベンダーにすることも夢じゃない! という特徴があるからです。 コツをつかめばほかの植物でも挑戦できるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。 時期 挿し木は一年中できるわけではありません。 ラベンダーの場合は 春(4月から6月)と秋(9月から10月)の二期です。 中でも5月から6月は挿し木の好適期になります。 これは気温が安定し、土にも程よく湿度が保たれていることから 生長を促進し、根の働きが活発になるためです。 用意するもの ・園芸用のはさみ(なければ普通のはさみでも可。 ただし切れ味がいいもの) ・水を入れたコップなど(切った枝をつけます) ・新しい植木鉢(あまり大きくないもの) ・挿し木用の土(バーミキュライトなどの無菌の土。 挿し木専用の土を使うのもおすすめです) ・鉢底に敷くネットや鉢底石(鉢の穴より一回りくらい大きければOK) ・発根促進剤(なくてもいいですが、あれば発根率がグン、と上がります) 方法 1、コップなどを用意しておきます。 2、親株から挿し木する枝(挿し穂)を切ります。 【重要】必ず先端から 7~10㎝、細くて不安定なら 5~6㎝のところを切ってください。 株元の固い部分から若い根は生えにくく、失敗の原因になります。 先端の生長が活発なところを使ってくださいね。 3、切った枝の下のほうについている葉を少し(下から2~3㎝の位置)落とします。 4、切り口を斜めにカットします。 広い面でたくさんの水を吸い上げてもらうために必要な作業です。 はさみやカッターナイフなどを使うと簡単ですよ。 5、発根促進剤を規定量通りに薄めた水をコップに入れ、そこに切った枝をつけます。 水につける位置は3~4㎝程度がいいでしょう。 時間としては3~4時間、吸水が悪ければ一晩つけるのがポイントです。 発根促進剤として有名なものに 『メネデール』や 『ルートン』があります。 ・メネデール…100倍に薄めて使います。 ・ルートン…水に浸した部分に、薄い膜ができる程度に粉のまままぶします。 メネデールは、その後の水やりやほかの植物が弱っている時などにも使えるので 1本用意しておけば安心かもしれませんね。 6、新しい鉢に鉢底ネット、鉢底石、用意した土を入れる。 土は挿し穂、挿し木専用の用土が、無菌のバーミキュライトを使いましょう。 この時、培養土など肥料成分が入っていると、 そこに含まれる微生物や雑菌が切り口から入り、挿し木が弱ったり病気になることがあるので 必ず無菌のものにしてくださいね。 7、割りばしや指などで土に穴をあけ、そこに挿し木をさします。 さしたあと水やりをし、土と挿し木が密着するよう上から手で押さえてください。 8、発根まで水を欠かさないようにします。 発根までは 約1か月程度かかります。 この間、根がないので当然吸水は葉と茎からになります。 土が完全に乾かない程度の水やりと、葉がしおれないように霧吹きなどで 葉にも直接水分を与えることを忘れないでくださいね。 ただし常にべちゃべちゃな土だと、逆に枯れてしまいます。 毎日観察して、その挿し木に一番最適な水やりを見つけてくださいね。 9、新しい鉢は直射日光を避け、風通しの良い半日陰(午前中のみ日が当たる)場所で管理しましょう。 明るめの窓辺や軒下などがおすすめです。 注意 いざ挿し木を行ったあと、よくある2つの失敗のパターンがあります。 「根が生えない」「根が生えたあと、植え替えたら枯れてしまった」 どちらも理由は水のやりすぎ、または水が足りないのどちらかが原因です。 根が生えるまでは水を欠かさないように、根が生えてからは一度土が完全に乾いてから たっぷりと水やりをする、と覚えておいてくださいね。 「親株が枯れた」「親株の花が咲かなくなった」 親株に異常が出ることもあります。 この場合は茎を切りすぎたことが原因です。 茎を切ったあと、親株の茎に葉が少なくとも4~5枚は残るようにしましょう。 より詳細なラベンダーの挿し木については、 下記記事で解説しています。 種から採るなら 直射日光の当たらない風通しの良い場所に、花を下にして10日ほど乾燥させます。 完全に乾いたら白い紙の上などで、花をもみほぐしてみてください。 黒く、小さな丸い粒が出てくると思いますが、それが種です。 とても小さいのでなくさないように注意が必要です。 時期 種まきに最適な時期は4~5月です。 その2週間ほど前から冷蔵庫に種を入れておきましょう。 ラベンダーは寒さを経験しないと発芽しないという特徴があるので 発芽率を上げたい場合は、必ず行ってくださいね。 用意するもの ・種まき用のまき床(鉢、プランター、プラスチック容器など、水が抜けるもの) ・種まき用の土(ピートモスや種まき専用の土) ・発芽促進剤(なくてもいいですが、発芽率を上げたいときは使用してください) 方法 1、2週間ほど冷蔵庫で冷やしておいた種を 3日間水に浸す。 発芽促進剤を使用する場合は、この時規定量に希釈します。 水に浮いたままの種は発芽しませんので、捨ててください。 2、まき床に土を入れ、先に水を含ませておきます。 種がとても小さいため、まいたあとに水をたくさん上げようとすると 種が流れてしまうので、しっかり湿らせておきましょう。 3、まき床の上に種をまき、種が隠れる程度に新しい土を乗せて霧吹きなどで そっと水を含ませます。 発芽までは2週間程度かかります。 土が乾かないように水やりをしますが、種が流れないように注意してください。 4、芽が出てきたら、茎のしっかりした、色の濃い葉のもの以外を間引きましょう。 葉っぱが4,5枚になったら鉢などに移し替えて、大きく育ててください。 注意 発芽するまでは直射日光を避け、明るい日陰に置き乾燥しないように注意しましょう。 種まき専用の土や、ピートモスは乾燥しやすい土です。 見た目だけでなく、実際土を触って確認してくださいね。 ラベンダーは過湿に弱いといわれていますが、それは大きく育ってから。 本葉が出るまではしっかりお水をあげましょう。 また、より詳細な種まきの方法については、 下記の記事で解説しています。 日本の高温多湿の夏はラベンダーには苦痛そのもの。 それを解消してあげる意味でも切り戻しは必要な作業です。 快適にしてあげることによって株が大きく、元気にもなりますので ぜひ覚えておきましょう。 切り戻しの時期と切る位置 剪定は花が咲いたあとに行います。 花の剪定と枝の剪定、2種類ありますので、順番に見ていきましょう。 花の下、一番最初の葉の位置できると覚えておくとよいでしょう。 正確には花茎の下、葉のわきから新芽が出ていると思いますので その少し上で切ってください。 花だけを切ると茎が立ち枯れますし、見た目もよくありません。 雨や水やりで泥はねをする場所があるなら、そこも切ることをおすすめします。 また、枝が込み合っている場所の剪定も積極的に行ってください。 古い枝を、根元から切るようにします。 葉の間から新芽が出ていれば、そこまで切り戻しても大丈夫です。 涼しく見える位置まで、思い切って剪定してみてください。 注意点 剪定のポイントは、とにかく涼しくしてあげることです。 新芽を切り落とさない限り、枯れてしまうことはないので新芽の位置を確認して 積極的にお手入れしてあげてくださいね。 もし枯れてしまった場合は、こちらを参考にどうぞ。 風に揺れ、香り立つ様子はまさにハーブの女王。 剪定をし、大事に手入れをしたラベンダーは目に見えて元気に、 そしてたくさんの花が咲くようになります。 ラベンダーは木、ということをお伝えしましたが 大事に手入れをしたラベンダーは何年にもわたって花を咲かせてくれるので 花期を楽しみに、剪定、挿し木、種まきしてみてくださいね。
次のラベンダー生産の概要 ラベンダーは、主に種撒きで増やす方法と挿し木で生産(増やす)する方法がありますが、営利栽培の場合には、主に挿し木で生産する方が多いのかなぁと思います。 当圃場でも挿し木で増やしている訳ですが、親木からの刈り取りやプラグトレーに挿すのも淡々と地味な作業が続くので結構大変になります。 圃場での生産品目としては鉢花が主力なので、ラベンダーは脇役的な品種となりますが、それでも株数で10000株前後を生産しますので、それなりの人工(にんく)が必要になります。 ラベンダーの挿し木の作業工程 ラベンダーは親木から挿し木のもととなる挿し穂を採取します。 親木はこのように寄せ植えしてあります。 挿し穂は、葉先の部分を切り取ります。 わかりにくいかもしれませんが、採取後の葉先の様子です。 そこから採取した穂先がこのような感じでになります。 プラグトレーに挿した後です。 (この画像は発根後の様子です。 ) 発根後は、数回程度の鉢上げを繰り返して肥培管理を継続します。 こちらでは、2度の鉢上げ作業(大きいサイズの鉢などに植え替えること)を行います。 1度目は、プラグトレーから2寸サイズのポットに鉢上げを行います。 そして、2度目の鉢上げについては、卸先別の用途に対応した植え替えを行いますが、3寸サイズと3.5寸サイズのポットに数株の寄せ植えをするパターンと1株だけ植えるパターンに植え分けます。 その後、数か月の肥培管理を経て製花として販売しています。 ラベンダーを挿し木する場合のポイント この作業は、圃場の他の生産品の関係もあり、11月頃から行っていますが発根を期待する時期が真冬になりますので、時期が時期だけに 発根には 加温が必要 です。 逆に言うと、 加温しないと発根しませんし加温と水管理をしっかりと行うことで時期を問わず発根させることができます。 なので、このような発根促進剤などの薬剤を必要としません。 一般の方が 趣味で挿し木を行い増やすことを楽しむ場合には、 春の温かくなる時期(3月~4月)に行うのが良いと思います。 秋の残暑の時期でも良いと思いますが、屋外であると冬越しが厳しくなる感じがします。 土もラベンダー専用の用土が販売されていますので、それらを使い始めからポットに挿してもいいかと思います。 趣味といっても本格的に栽培したいのであれば、プラグトレーでスタートして鉢上げしたり、直接花壇に植えたりと段階を踏んでいくのももちろんいいかと思います。 ちなみにプラグトレーは、ホームセンターで1つ100円以下で買えますし、プラグトレー1つ分の挿し木ができれば植えきれないほど花壇一面のラベンダーが栽培できると思います。 販売先と記事まとめ 圃場では、主に夏場ラベンダーのテーマパークとして運営している会場へ納品されています。 その他にも市場への出荷なども行いますが後者の比率は低いです。 ラベンダー自体は用途が多いので、その他の販売方法や利用方法にも可能性はあると思われますが、圃場全体の生産品のバランスや作業工程とのかけ合いもありますので、今後要検討といったところです。 根強い人気のラベンダーは、趣味から営利まで幅広く扱われているだけに個人的にもマスターしたい産品のひとつになっていますので個人的には日々勉強しなければなぁと思っているところです。 以上「【農業】ラベンダーの挿し木と増やし方(作業記録)」でした。 作業記録にもならないレベルの薄い記事になってしまいましたので、後々加筆したいと思います。 Advertisement 関連する記事• 2020. 24 昨年(2019年)からドウダンツツジを種から育てる実験に取り組んでいます。 一冬超えて今回が6回目の記事になります。 初めての方は是非第1話から読んで[…]• 2018. 15 出荷前の花を撮影 2018. 05 してみました。 目次 1. シクラメンと施設園芸とブログ2. シクラメンの栽培スケジュールと肥培管理3. シク[…]• 2019. 10 ドウダンツツジは挿し木で増やすことが一般的で、種で増やすことに取り組んでいる人が少ないという理由から種から育ててみようと思ったのをきっかけにスタートし[…]• 2019. 16 目次 1. 記事を書いたきっかけとシクラメン管理のポイント2. シクラメンを復活させてみた!(水やりと経過観察) 記事を書いたきっかけとシクラメン管理[…]• 2019. 26 目次 1. 施設園芸とは2. 積雪寒冷地での施設園芸3. 暖房に要する費用4. 暖房機(設備)も古い 施設園芸とは (施設園芸とは・・なんて書かなくて[…].
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