はじめに 玉ねぎを料理するときに廃棄されるのは皮のほう。 これをただ捨てるなんてもったいないです。 味噌汁のダシをとる時にはかつお、昆布、煮干し、あるいは市販ダシを使うのが一般的だと思われています。 しかし、野菜の廃材も実はダシになりうるんです。 そこで以下の章では、玉ねぎの皮を使って味噌汁のダシをとる方法を画像付きで説明します。 今回は皮を利用するので、新玉ねぎではなく普通の玉ねぎを使います。 「野菜の廃棄は栄養があるのにもったいない」と思われる方は是非、この玉ねぎの皮を味噌汁のダシに使った裏ワザをお試しください。 準備するもの• 玉ねぎ1個分の皮• 水500cc• 味噌大さじ2杯半• お好きな野菜 適量• 鍋 玉ねぎの皮をダシにして味噌汁 2~3人分 を作る方法 水にひたしたタマネギの皮 タマネギの皮をむいて洗い、一晩水にひたしておきます。 暑い時は冷蔵庫に入れて保管しましょう。 タマネギの皮で色が変わった水 一晩置いたので水の中から皮を取り出しました。 ダシの完成です。 これから野菜を入れます。 煮込み中 野菜を煮込んで柔らかくなったら味噌を入れます。 味噌の量は味をみながらお好みで調整してください。 完成 味噌を入れた後は、沸騰しないうちに火を止めます。 結果 玉ねぎの皮でダシを取った味噌汁の完成です。 味は甘みがあってさっぱりしています。 まとめ 自宅で料理をする方は、玉ねぎを使う機会は多いですよね。 玉ねぎは、高血圧予防や疲労回復やアレルギー等に効能があると言われ、カレーやスープや炒め物に使われる食材として、日本人の間で積極的に食されている野菜の一つです。 玉ねぎのカロリーに関しては高い低いと議論が分かれているようですが、ダイエットに効果がある食材であることは概ね意見が一致しているようです。 玉ねぎの皮もまた、ケルセチン等の成分を含み、動脈硬化や高血圧予防等の様々な効能があることから健康に良いとされています。 使い方としては皮を煮立てて作る「玉ねぎの皮茶」が有名ですね。
次のどんな効果・効能があるの? (1)甘味・旨み 玉ねぎの入ったお味噌汁は甘味が加わります。 我が家は子どもたちも主人もちょっと甘味のあるお味噌汁が好きなので、玉ねぎは必需品なんです。 もしも玉ねぎがない場合は、お味噌汁の仕上げにみりんを少し足すくらいです。 玉ねぎは火を通すことで甘味が出てくるので、お味噌汁にぴったりですよ! (2)血液がサラサラに 玉ねぎ自体が血液をサラサラにしてくれる効果がありますが、味噌汁自体が味噌の発酵効果で新陳代謝をアップさせてくれます。 だから玉ねぎを味噌汁の具材として加えることで、血の巡りがよりよくなりますよ! 冷え性の人にもおすすめです! 玉ねぎの切り方は? 玉ねぎの切り方は好みによりますが、 (1)くし切り 玉ねぎを具材としてしっかり味わいたいのであれば、くし切りにすることで具材としての玉ねぎを味わうことが出来ます。 (2)薄切り 我が家は玉ねぎを縦に薄切りにして加えます。 と言うのも、子どもたちが玉ねぎが大きいと食べてくれないということに加えて、薄切りにしてクタッとした感じと、甘味をしっかり引き出した方が子どもたちも喜んで味噌汁を飲んでくれるためです。 具材の一つと言うよりも、スープに溶けかけた感じなので、スープの一部として味わうことができますよ。 どのタイミングで入れればいいの? 我が家ではだし汁に切った玉ねぎを放り込んでから、鍋に火をつけます。 玉ねぎにしっかり火を通さないと子どもたちが食べてくれないというのもありますが、玉ねぎの甘味を出すために水から入れて火を入れていますよ。 シャキッとした玉ねぎの食感を楽しみたいのであれば、だし汁が沸騰してから玉ねぎを加えて火が通るまで煮るといいですね。 さらに美味しくする具材の組み合わせは? (1)キャベツ キャベツの甘さと玉ねぎの甘さの相乗効果でお味噌汁に旨みと優しい甘みがいっぱいのお汁になります。 もともとキャベツと味噌の相性はいいですし、炒め物やスープを作る時にもキャベツと玉ねぎがセットで入ることは多いです。 だから相性がいいですよ! (2)じゃがいも ちょっと煮崩れかかったジャガイモは、お味噌汁の中で甘さとトロミを加えてくれます。 じゃがいもも玉ねぎの甘さと重なって旨みがアップします。 カレーやシチューにしても、玉ねぎとじゃがいもはよく一緒に使われますし相性がいいことが伺えますよね。 (3)わかめ わかめと玉ねぎの相性もとってもいいです。 磯の香りのわかめと、甘みのある玉ねぎは最高です! わかめ自体がお味噌汁の人気の具材なので、そこに玉ねぎ加わると更に美味しさアップ間違いなしですよ。 (4)油揚げ お味噌汁に入れたい具材として、油揚げが欠かせません。 油揚げを加えることで、油揚げの油分がお味噌汁に溶け込んでコクが出ます。 油揚げが入っていないお味噌汁だとちょっと物足りなさを覚えちゃうくらい、私は油揚げのお味噌汁は好きですね。 油抜きをしてから加えると、しつこくなくて美味しいお味噌汁になりますよ。 玉ねぎの甘さにもすごく合うので、玉ねぎと油揚げの組み合わせのお味噌汁はとっても美味しいです。 味噌汁のお出汁にも一工夫! インスタントのお出しでも美味しく味噌汁を簡単に作れちゃいますが、時間がある時には鰹節で出汁を取るのもお勧めです。 一見面倒臭そうに思えますが、実はとっても簡単です。 (1)鰹出汁 沸騰したお湯1リットルの火をとめて、30gの鰹節を入れて3分置くだけです。 後はざるで濾したら出来上がりですよ。 平日は忙しくても、休日のちょっと美味しいお味噌汁づくりでぜひ鰹節からお出しをとってみてくださいね。 出汁を取った後の鰹節は、二番出汁として煮物にも使えますが、私は面倒なのでしません。 代わりにおかかふりかけにしちゃいます。 出汁を取った後の鰹節を刻んで、みりんや醤油、酒、砂糖と一緒に炒めて煮詰めます。 お好みで白ごまを振って出来上がりです。 おにぎりの具材にしたり、子どもたちが日中学校や幼稚園でお昼ご飯が私だけの時にはサッとご飯に手作りのおかかふりかけをかけて食べちゃいます。 大根やカブの葉っぱがある時は、手作りおかかふりかけを作る過程で、一緒に葉っぱを入れて炒めてボリュームアップさせちゃってますよ。 (2)煮干し出汁 私の実家は煮干し出汁でした。 いつも寝る前に母が鍋に水を入れて煮干しを入れておき、朝煮干しを取り出してからお味噌汁を作っていましたね。 はらわたや頭を取った方が苦みがなくていいという人もいるかと思いますが、私は頭もそのままつけたまま水につけておきます。 別に気になりません。 寝る前に水に入れておくだけなので、すごく簡単に出汁を取れますよ。 ちなみに煮干しを出汁に使った後は、フライパンで煎って、みりんや醤油、酒、砂糖で煮詰めて甘辛煮にしてしまうと、余すところなく食べられますし、カルシウムも摂取出来ます。 美味しいお出汁に、玉ねぎの甘さと旨みがたっぷり詰まったお味噌汁、ぜひ作ってみてくださいね!.
次のあなたのお家には、どんな野菜が常備されていますか?きっと、「タマネギ!」と答えた方も多いはず。 カレーや肉じゃがに八宝菜、サラダやドレッシングなんかにも、和洋中を問わず料理に大活躍のタマネギですが、健康効果が高い食材であることは、すでにご存じですよね。 有名なのは血液サラサラ効果ですが、日々の研究により、それ以外にも実に様々な健康効果が、タマネギに秘められていることが明らかにされています。 読めばきっと、今まで以上に料理に使いたくなるに違いない、そんなタマネギの優れた効果効能をどうぞご覧ください! 健康パワーは紀元前から!知ってた?タマネギの基本情報 私たちの食生活に欠かせないタマネギですが、どんな歴史や栄養があるかご存じですか? これらの基本的な情報を知っておくと、料理にもっと効果的に使えるようになりますよ。 ぜひ、ご覧下さい。 玉ねぎの歴史 タマネギの起源は諸説ありますが、現在のイラン周辺というのが一般的な説です。 その起源は相当古く、その後の栽培されたタマネギの記録でも紀元前にまでさかのぼります。 しかも、ピラミッドを作る肉体労働者に配られていたとは、当時からすでにタマネギの健康パワーが利用されていたことの証とも言えますね! その後かなりの時を隔てて、日本でタマネギが食用として広まったのは、明治以降と言われています。 当初は馴染みのない食材ということで、なかなか一般家庭に普及しなかったタマネギですが、『玉ねぎがコレラに効く』という噂が広まり、爆発的に売れるようになりました。 魔除けに使われたり、コレラに効くと盲信されたりと、タマネギには人に効果を期待させる何かが、今も昔もあるようです。 しかも、その期待される効果にはきちんと裏付けがあることが、日々の研究で分かってきています。 タマネギの種類 タマネギには、下記のようにいくつかの種類があります。 種類 特徴 黄タマネギ もっとも一般的なタマネギ 水分が少なく長期保存がきく 赤タマネギ(紫タマネギ) 表面や中身の皮が紫 辛みが少なく生食に向く 白タマネギ 皮も中身も白 甘みがあって生食に向く 新タマネギ 春先の黄タマネギを早めに収穫したもの 辛みが少なく生食に向く 黄タマネギ以外は長期保存が難しいので、買ったら早めにサラダやオニオンスライスなどにして食べることをおすすめします。 それぞれに美味しさや合う料理があるので、基本的にはお好みで選んでいただけますが、• 黄タマネギは血液サラサラ効果がある含硫有機化合物が豊富• 赤タマネギはアンチエイジング効果のあるアントシアニンが豊富 というちょっとした違いもありますので、これらの効果が欲しい方はこちらを積極的に選ぶと良いですね。 タマネギに含まれる栄養 タマネギが栄養豊富であることは、広く知られていますよね。 でも、基本的な栄養素としてどんなものが含まれているのか、もう一度ここでおさらいしておきましょう。 炭水化物• 食物繊維• ビタミンB類• ビタミンC• カルシウム• カリウム ビタミンやミネラルがきちんと含まれていること、特にビタミンBの一種で、お腹の赤ちゃんの病気を防ぐ効果のある葉酸が豊富なことは、女性にとってはうれしいポイントです。 玉ねぎには、色や季節によっていろんな種類がありますが、健康効果が高いのはピリッとした辛みが強い、黄タマネギです。 新タマネギは水分が多いですが、旬ならではの高い栄養価が効果的なので、春先にはぜひ食べたいですね。 一年中、毎日いろんな料理に使えるのも、玉ねぎの優秀なところです。 生でも煮ても焼いても美味しいので、毎日口に入れましょう! 毎日食べたい!生活習慣病を予防したいなら、ぜひタマネギを! 生活習慣病とは、その名の通り、日々の生活習慣が原因で発症してしまう病気の総称です。 ということは、生活習慣を見直せば、予防や改善がじゅうぶん可能ということでもありますよね。 タマネギには、そんな生活習慣病を予防・改善する効果があるのです! 元にあるのは血液サラサラ効果 前の章で、タマネギの血液サラサラ効果のメカニズムを見てきましたが、なぜ血液はサラサラの方が良いのでしょう? その理由とは、まず命の危険にもつながるような、• 動脈硬化• 脳卒中• 心筋梗塞 というような怖い病気が防げるからです。 生活習慣病が酷くなると、このような怖い病気になってしまうことが多々あります。 ということは、タマネギで糖尿病や高脂血症などの生活習慣病を防ぐことで、動脈硬化や脳卒中をも予防できるということ。 つまり、タマネギの生活習慣病予防効果は、動脈硬化などを防ぐ血液サラサラ効果と同じメカニズムと言えますね。 高脂血症を予防・改善! 高脂血症とは、血管の中の悪玉コレステロールや中性脂肪が多く、血液がドロドロになっている状態。 放っておくと、血管が詰まってより深刻な事態を引き起こしかねません。 タマネギは、そんな高脂血症だけでなく、高血圧に対してもすぐれた予防・改善効果があると明らかにした研究です。 糖尿病患者の血糖値も改善! 実に80%もの糖尿病患者において、血糖値やヘモグロビンA1c(この値が基準値を超えると糖尿病の危険性があります)の低下という効果が見られました。 糖尿病は悪化すると腎症や神経・視力障害など様々な合併症を引き起こす、恐ろしい病気です。 これらの合併症も、タマネギで改善するケースがたくさんあるとのことで、やはりタマネギの生活習慣病への効能は、間違いないもののようですね。 食生活の変化とともに、生活習慣病がどんどん増えています。 そんな状況だからこそ、玉ねぎの血糖値やコレステロール値を下げる効果は、とてもありがたいものです。 予防的に玉ねぎを食べることももちろん大切ですが、すでに数値が悪くなってしまった方もあきらめずに、有効成分ケルセチンを摂るべく玉ねぎ料理を食べましょう! タマネギの効果はまだある!ダイエット向きの食べ方もご紹介! 血液サラサラ効果やがん予防など、ありがたいタマネギの効果をお伝えしてきましたが、なんとまだまだあるんです。 タマネギの様々な効果 比較的知られていないタマネギの効果を、一挙にご紹介します。 気管支ぜんそくの発作抑制• 骨粗鬆症• 肝機能の強化• 視力強化• 老化防止• 抗炎症作用• 抗酸化作用• 殺菌作用 先にご紹介している血液サラサラ効果や生活習慣病・がん予防効果などと合わせて考えると、ほとんどすべての体調不良に対応してくれているといっても過言ではないほどですよね。 これらの効果は、すでにご紹介済みのケルセチンのほか、硫化アリルやグルタチオンやという成分などがもたらすものと考えられています。 タマネギにはいろんな有効成分が含まれているんですね。 しかも、血液をサラサラにするケルセチンは他の食材にも含まれているとはいえ、タマネギのケルセチンが一番吸収が良いのです。 タマネギでダイエット! ご紹介してきた様々な健康効果に加え、たまねぎにはダイエット効果も期待できます。 タマネギにはピリッとした辛みや、切ったときに涙が出てくる作用がありますが、これは硫化アリルという成分のため。 この硫化アリルには、脂肪の吸収を抑える効果や悪玉コレステロール値を下げてくれる効果があるのです。 オススメの食べ方は、酢玉ねぎ。 お酢の疲労回復を始めとするいろんな効果と玉ねぎの健康効果が一気に得られる、ありがたいものなのです。 作り方は、以下の通りです。 1 玉ねぎをスライスする 2 好きなお酢に漬けて一晩冷蔵庫に入れたら完成 お好みで、ハチミツを入れても良いですね。 お酢は何でも構いませんが、酸っぱさが苦手な方は、りんご酢などがオススメです。 ポイントは、切った玉ねぎを水にさらさないこと。 水にさらすと、硫化アリルなどの有効成分が水に溶けだしてしまうため、健康効果が減ってしまうんです。 完成した酢玉ねぎは、そのまま食べたり、液体の部分を「玉ねぎ酢」として飲むのもいいですが、サラダや冷やし中華のトッピングにするととてもおいしいですよ。 玉ねぎ氷もおすすめ! この酢たまねぎは、冷蔵庫で一週間から10日くらいは保存できます。 食べきれないときは、細かく刻んで冷凍庫へ。 そうすれば簡単に「酢玉ねぎ氷」に変身します。 また、普通の「玉ねぎ氷」も、さらに使い勝手の良いものとしてオススメです。 玉ねぎ氷の作り方は、以下の通りです。
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